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ヤドリギ(宿木)の果実
2020/01/16(Thu)
   きょうは、今朝又うっすら雪があり、日中は晴れました(0.4~8.0℃/西北西風)。
   道沿いのオニイタヤに、ヤドリギ(ビャクダン科)が生えていました。とても大きなもので、良く見ると赤い実が一杯付いていて、この実が好きな連雀はいないかと暫し待ちましたが、気配もなくて又の機会にしました。朝鮮・中国等に分布し、日本では北海道~九州の主に山地の落葉高木に寄生する高さ80㎝程の常緑小低木です。宿主はエノキ・ブナ・ミズナラ・クリ・アカシデ・ヤナギ類・クワ・サクラ等。叉状に分枝した枝を持ち、黄緑色の葉は対を成し、革状の質感で長さ2–8㎝、幅0.8–2.5cm程。2-3月、径2–3cm程の黄緑色の花を付けます。秋に熟す液果は黄色く、数個の種子がとても粘着質な膠状繊維に包まれ、冬に鳥に食べられ、糞となり樹皮上に張り付くと、そこで発芽して根を下ろし、寄生が始ります。青葉山では、様々な落葉高木に見られます・・・
ヤドリギ 斑雪

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
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ベニマシコ(紅猿子)雌
2020/01/15(Wed)
  きょうは、夜中から雪になり、朝には一時1-2cm積りましたが、後雨に変わり上がって、晴間もありました(0.9~4.4℃)。 
  森の外れの民家跡に、ベニマシコ(アトリ科)がいました。地味な雌でしたが、珍しく常葉山査子に止まって、僅かに残る実を食べていました。シベリア南部、中国東北等に分布し、日本では下北半島以北で繁殖し、冬は全国の落葉樹林のやや水辺の芦原等で過します。全長約15cmで翼長6-7cm、体重14-16g。嘴は短く尾は長く、翼に2本の白帯があり、雄は胸と腹が紅く喉は銀色で、雌は胸と腹が黄褐色。雌雄共夏羽は濃く、冬羽は薄くなります。雑食性で、昆虫、果実、種子、木芽等を採食します。青葉山周辺では、秋~春に普通に見られます・・・
ベニマシコ 雪の青葉山
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クスサン(楠蚕)の繭
2020/01/14(Tue)
  きょうは、雨後曇りました(1.3~8.2℃/北風)。
  道沿いの木に、クスサン(ヤママユガ科)の繭が付いていました。大きく立派なもので、糸飴細工の籠の様でもあり、何か美味しそうにも見えました。日本全国の他、中国等の山野に生息する、開張10-13㎝の大きな蛾です。翅色は灰黄~濃赤色まで変化に富み、夜行性で灯火に飛来します。卵で越冬し、幼虫は春-夏に見られ、青白色で体長80mm、白い長毛があるためシラガタロウ等と呼ばれ、クリ、コナラ、クヌギ、サクラ、ヌルデ、エノキ等様々な樹木の葉を食べます。7月頃に、その形状からスカシダワラ(透かし俵)と呼ばれる、固い網目状で楕円形の繭を作って蛹化し、年1回9-10月頃に羽化・発生します。青葉山では、繭は各種樹木の枝等に普通に見られます・・・
クスサン 坂から
☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
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ヤマトゴミグモ(大和塵埃蜘蛛)の卵嚢
2020/01/13(Mon)
  きょうは、雨後曇りました(1.9~7.5℃/北北西風)
  昨日の観察会でも出会いましたが、あちこちに、ヤマトゴミグモ(コガネグモ科ゴミグモ属)のものと思われる卵嚢がありました。ツツジ類等潅木の細枝に、小さいけれど暖かそう7.5な丸玉が、小正月の団子木を思わせてくれました。本州~沖縄の山地等に生息する、体長 ♂4~5㎜、♀5~6㎜のゴミグモの仲間です。6~10月に出現し、円網を垂直に張って、様々な小虫を捕食します。腹部に独特の縞模様があり、近縁種のシマゴミグモやミナミノシマゴミグモに似ていて同定は困難ですが、本種の模様は太く短く、白色部分が多い事や腹部の形状で区別できます。又、当種が主に山地に広く分布するのに対し、近似2種は非常に限られた海岸付近に生息します。名は、網にゴミを付けて偽装する事に由来。青葉山では、成体、卵嚢共に普通に見られます・・・
ヤマトゴミグモの卵嚢 寂しい光


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一月観(視)察会
2020/01/12(Sun)
  きょうは、新年初の観(視)察会。一月とは思えぬ記録的暖冬の下、と言っても曇天のそれなりの寒気もある中、穏やかで楽しい「初歩き」になりました(1.6~8..6℃/西北西風.)。大学構内は栃の芽が大きく膨らみ、サザンカが今が盛りと咲いていて、ツバキとの比較等したりたりしつつ森に入ります。森の入口にはイイギリは赤い実を無数に垂らし、ヒヨドリ等の群れが賑やかに採食していました。森に中は森閑とするも、時折エナガの群れやシジュウカラやヤマガラの混群が頭上を過ぎて行きます。冬枯れの木立には、繁みに隠れていた細やかなものが沢山現れて、とても新鮮な気持ちになります。美しいトウゴクミツバツツジ等の冬芽を見たり、興味深いクモ類の卵嚢、不可思議な芸術品ウスタビガ、ヤママユ等の繭、美味しそうなミヤマガマズミやヘクソカズラ、サルトリイバラ、ヤブムラサキ等の果実、中が気になる虫瘤達、膏薬病の黒く様々な模様にも惹き付けけられました。雪は、4日前の小塊がちょこちょこ残る程度で、動物の足跡等は見られませんでしたが、リスとノネズミの食痕の違いを比べたり、カモシカ食痕、テンの糞やクマの爪痕等も観察しました。枯れた赤松の惨状に驚き、心痛めましたが、そんな中でも、沢山落ちていたリスの新鮮な食痕(松毬)に感動。メジロ等の野鳥の精巧な巣にも感銘しました。青々としたハイゴケやスナゴケ等苔類、ジュウモンジシダ、ホソバトウゲシバ等羊歯類にも、心癒されました。一旦解散後は、管理センターにてささやかに新年会を行い、夫々の青葉山への思い等を述べ合ったり、恒例の籤引き等もあり、楽しく穏やかな一時を過ごしました・・・
イイギリ トウゴクミツバツツジ 垣間見えた街並 食卓の海老ふらい
  花では、構内のヤエヤマブキやヒイラギナンテン、アワコガネギク等の他、シュンランの花芽が膨らみ、ツノハシバミやアサダ等カバノキ科の雄花が伸びていました。果実では他に、ブナ、ツクバネ、ヤブコウジ、ウメモドキ、ムラサキシキブ、ジャノヒゲ、オオバジャノヒゲ、イヌツゲ、オトコヨウゾメ、リョウブ、ネジキ、イボタノキ、オオウラジロノキ、ケカマツカに、ウリハダカエデやハウチワカエデ等のカエデ類翼果、ホクリクムヨウラン等が目立っていました。キノコでは、何箇所かにウチワタケやカワラタケや粘菌等の他、倒木にタヌキノチャブクロが生えていした。シダ類では、シシガシラ、リョウメンシダ。オクマワラビ、フユノハナワラビ等が見られました。昆虫では、アカマツの幹にヤニサシガメが越冬し、シャクガの仲間が飛んでいました。動物達の痕跡では、カモシカの角擦り痕、イノシシの生活痕も見られました。野鳥では他に、メジロ、カワラヒワ、ハクセキレイ、スズメ、トビやカラス類等が見られました。
ウスタビガ メジロの巣 みんなでぱちり 新年会
 きょうは、とても穏やかな初歩きではありましたが、松枯れとその対策法の問題性を再確認し、放射光施設等周囲で進む工事や生態系分断の深刻さについても写真等観ながら考えたり、今後の対策を考察したりもしました。青葉山の自然にとっては益々厳しい状況が続いていますが、新しい年が、ここに暮らす全ての生物達にとって、少しでもより良い年になって欲しいものです・・・
  来月の2/9は、会としてはお休みですが、記録を主として歩きます。雪のあることを期待したいものです…
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ゆきかえる