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シンジュサン(神樹蚕・樗蚕)の繭
2019/01/15(Tue)
   きょうは、晴れ時々曇りました(-2.3~7.8℃/南風)。
  アオハダの木に、シンジュサン(ヤママユガ科)の繭がありました。触ると、とても硬くて、何枚も葉を巻いたしっかりしたものでしたが、この中で冬越しするのかと思えば、成程なと思いました。朝鮮、中国〜東南アジア、インドに広く分布し、日本では北海道~沖縄の山野に生息する開張110-140mmの、(沖縄のヨナグニサンを除けば)日本(本土)最大の蛾です。成虫は、温暖地では年に2回、5~6月と8~9月(寒冷地では年1回、夏)に出現し、翅は比較的細長く、前翅端は細く曲って突出し(特に雄で(顕著)、地色はオリーブ色がかった濃褐色で、前後翅に夫々1個の三日月状の白色斑があり、外縁部から白色帯で区画されます。夜行性で良く灯火に飛来。幼虫は体長50㎜程、白粉で覆われた淡青緑色で、短い肉質突起を多数生じ、名の由来のシンジュ(ニワウルシ)、柑橘類、ヌルデ、ネズミモチ、キハダ、ニガキ、クヌギ、エノキ、アオハダ等様々な樹木の葉を食べます。蛹化時には、葉を縦に巻いて堅固な繭を作り、蛹で越冬。ヒマサンやエリサンは本種の飼育品種で、繭から上質の糸が取れます。古名はミツキムシ。産地が局地的で、各地でレッドリストに記載されています…
シンジュサンの繭 澱橋から

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
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ヤブコウジ(藪柑子) 2015/01/14(Wed)
2019/01/14(Mon)
   きょうは、晴れ時々曇りました(-1.2~6.2℃/西北西風)。
   道端のヤブコウジ(ヤブコウジ科)に、実が生っていました。近寄ると、美味しそうな桜桃の様で、透ける葉裏は、美しい毛細血管膜にも見えました。東アジアに広く分布し、日本では北海道~九州の常緑広・針葉樹林域の森に生育する、樹高10-20cm程の常緑小低木です。土中に地下茎を発達させ、所々から地上茎を立ち上がらせて、葉を輪生状に付けます。葉は両面無毛で両面とも光沢があり、小鋸歯があります。6月末~7月、径7㎜程の白、時に淡紅色の花を下向きに付けます。冬に液果を赤熟させます。地下茎で増えて行くので大群落を形成し、野鳥等の厳冬期の貴重な食料にも成っています。青葉山では、杉・檜林下等に大群落を作っています・・・
ヤブコウジ どんとの晩
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一月観(視)察会
2019/01/13(Sun)
 きょうは、新年初の観(視)察会。一月とは思えぬ穏やかに晴れた空の下、多くの参加者が集い、楽しい「初歩き」になりました(-0.9~6.2℃/北風)。大学構内は栃の芽がキラキラ光り、欅や紙垂の芽も膨らんで、道沿いの山茶花も咲き群れています。中でもイイギリは真赤な実を無数に垂らし、ヒヨドリやツグミ等が喧しく鳴き交わしながら採食しています。隣のタラヨウの葉で遊んだり、イヌガンソクやシシガシラを比べたりしつつ森に入ると、そこは森閑と、冬枯れの木立が続いています。様々な冬芽や翼果等の実、虫瘤、繭、羊歯類等観察し、樹液を舐めてみたりもしました。時折野鳥の混群が通り過ぎ、エナガやヤマガラ、コゲラ等を楽しみ、アトリやカシラダカの群れにも出会いました。檜林では、猛禽に襲われたのか、アカゲラの羽根が散らばり、皆で想いを巡らせました。カバノキ科の木々では、ツノハシバミやケヤマハンノキ、ハンノキ等の他、アサダの雄花も観察しました。繭も色々ありましたが、案外あちこちにあったウスタビガの他、ヤママユ、クワコ、イラガに、レツドリスト記載のシンジュサンのものとの出会いは、大きな喜びでした…
イイギリ ウスタビガの繭 アサダ あれは一体?
 花では他に、マンサクが綻び、シュンランの花芽が膨らんでいました。果実では、ウメモドキ、サルトリイバラ、ヤブムラサキ、ムラサキシキブ、ヤマノイモ、ノダケ、オオバジャノヒゲ、イヌツゲ、ヘクソカズラ、オトコヨウゾメ、リョウブ、ネジキ、イボタノキ、ミヤマガマズミ、マムシグサ、ケカマツカ、サラサドウダン、ジャノヒゲ、コゴメウツギ、ウリハダカエデやエンコウカエデ、ハウチワカエデ等のカエデ類翼果、シュンラン、ムヨウラン等が目立っていました。キノコでは、何箇所かにウチワタケやカワラタケ等の他、マメホコリと思われる変形菌も見られました。シダ類では、ホソバトウゲシバ等が見られました。虫では、アカマツの幹にヤニサシガメが越冬し、クモの卵嚢もありました。動物達の痕跡は、雪が殆ど無い為足跡は見つかりませんでしたが、カモシカの食痕や角擦り痕、リスや野鼠の生活痕、食痕に、クマの爪痕、今年の干支イノシシの生活痕も見られました。野鳥では、混群を作るシジュウカラ、ヒガラ等の他、カワラヒワの小群、ハクセキレイ、スズメ、トビやカラス達等が見られました。 陽気に誘われたのか???、遠くからピョーッと鳴くアオゲラの声も聞かれました。
 きょうは、諸事情で新年会はなく、3月に延期となりましたが、解散後は、改築が終わったばかりの宮城教育大学の一室にて、参加者有志による懇親があり、今後の打ち合わせ等しました。今春からは、会の拠点として活用できればと思います。青葉山は今、様々な大開発工事や突然できた熊防止電気柵等含めて、自然保護や生態系確保にはとても困難な状況が続いていますが、人間だけでなく、ここに暮らす全ての生物達にとって、幸い溢れる年になって欲しいものです・・・ ・・
ヤブコウジ 霜柱の道 穏やかな冬の日差し 西の山々
 来月の2/10は、会としてはお休みですが、記録を主として歩きます。雪のあることを期待したいものです…
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エナガ(柄長】
2019/01/12(Sat)
   きょうは、晴れたり曇ったりでした(-1.0~5.9℃/西北西風)。
   道沿いに、エナガ(エナガ科)がいました。7-8羽の群れが、プルプル言いながら木から木へと移っていましたが、ある小楢の木に止まると、代り番こに寄っては樹液を啜っていました。楢枯れと闘っている木で、近寄って樹脂化している塊を舐めると、飴そのものの様な甘さでした。ヨーロッパ~中央アジア~日本に広く分布し、主に明るい森に生息する留鳥又は漂鳥です。体長は14cm程ですが、名の通り、尾の長さが体の半分以上もあります。雌雄同色で、成鳥の頭や頬~胸等は白く、肩羽や腹、下尾筒は淡い葡萄色で、眉斑~肩、雨覆等が黒く彩られます。主に小昆虫、クモ、油虫等を捕食しますが、草木の種子、果実、樹液、菌類等も食べます。青葉山では、一年中極普通に見られます・・・
エナガ 西の山々を望む
 明日(1/13(日))は、今年初の定例観(視)察会↓。混群を作る野鳥達、動物達の痕跡、冬越しする昆虫達、あちこちに残る果実や冬芽、虫瘤、繭等を観察しながら、初歩きしましょう!

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
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コガタスズメバチ(小形雀蜂)の巣
2019/01/11(Fri)
  きょうは、晴れ時々曇りました(2.8~6.5℃/北西風)。
  ノイバラの繁みに、コガタスズメバチ(スズメバチ科)の巣がありました。もう誰も居ない筈と思い触れると、案外脆くて一部が崩れ、何と中から一匹、今にも動き出しそうな女王蜂が飛び出ました。生きてはいませんでしたが、申し訳なく思い、巣ごと持ち帰って補修し、貴重な教材とさせて頂きました。北海道~沖縄の山野に生息する、スズメバチ属中では中型(女王蜂25-30mm、働き蜂22-28mm、雄蜂23-27m)の蜂です。成虫は4-10月に出現し、小さめですがオオスズメバチと良く似ていて見分けは難しく、頭部の形状の差異と繊毛の長さで識別します。中型以下の昆虫を捕食し、木の枝、植え込み、軒下等の開放空間に(時に土中にも)、大きくてもバスケットボール大の巣を作ります。女王蜂が単独で巣作りをしている初期には徳利を逆さに吊り下げたような形をしており(トックリバチの巣と間違えられる)、働きバチが羽化してくるとボール状に変化して行きます。威嚇性・攻撃性も余りありませんが、巣に直接刺激を与えると激しく反撃します。営巣場所と餌の種類に柔軟性があるので、キイロスズメバチと並んで都会にも良く適応しています・・・
コガタスズメバチの巣 赤い葉
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