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キタキチョウ(北黄蝶)
2019/12/11(Wed)
  きょうは良く晴れて、とても暖かくなりました(3,5~16.2℃/南南東風)。   
  道端に、キタキチョウ(シロチョウ科)がいました。少し翅の捲れた雌の様でしたが、異常な程の暖かさの下、ひらひらひらひら飛んだり止まったり、小春日和を楽しんでいました。キチョウは、アフリカ中部以南やインド~東南アジア、オーストラリア等に広く分布し、日本では本州(秋田、岩手以南)~沖縄の山野の草原等に生息する、とされて来ましたが、2005年にキタキチョウ(本州~南西諸島に分布)とキチョウ(南西諸島に分布)の2種に分割されました。形態的には、前翅表の縁毛が黄色い等の違いがありますが、識別は困難な様です。キタキチョウの成虫は前翅長20-27mmで、年に5-6回発生し、いつもせわしなく飛び回り、様々な花で吸蜜したり、地面で吸水します。翅は名の通り黄色く、夏型の雄は前翅、後翅共に外縁が黒く縁取られますが、秋型の雌や、春型の雌雄は前翅の黒い縁が先に少し残る程度です。幼虫の食草は、ネムノキ、ハギ類等のマメ科植物で、成虫で越冬します。青葉山では、6月~晩秋頃まで林縁や草原等で普通に見られます・・・
キタキチョウ 崖から糸雲

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
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イロハモミジ(伊呂波紅葉)
2019/12/10(Tue)
   きょうは、良く晴れて暖かくなりました(-0.2~14.8℃/南南東風)。
  森の入口(青葉山公園)のイロハモミジ(ムクロジ科カエデ属)が、紅葉していました。勿論、植栽されたものですが、師走も半ばと言うのに、今は盛りと鮮紅色に輝いていました。朝鮮、中国等に分布し,日本では福島県以南の本州〜九州の山地の谷沿い等に生育する、高さ 15m程になる落葉高木です。幹は滑らかで淡褐色を帯びます。葉身は円心形で長さ,幅共3~6cm,深く5-7裂して先が尖り、重鋸歯、葉柄は長さ 1.5~4cmで対生します。4-5月、新枝の先に散房花序を作り、雄花と両性花を付け、萼片5花弁5,雄蕊8。翼果の分果2は長さ約 1.5cmで,ほぼ平開します。 別名はイロハカエデ,タカオカエデ他。良く似たオオモミジは単鋸歯、より似ていて自生のヤマモミジは、葉が一回り小さく葉柄が短い事等で見分けられます。全国に最も多く植栽される種で、仙台でも公園、寺社等各所で紅葉の名所ともなっていますが、自生はほぼ無く、青葉山周辺でも植えられたものが目立ちます・・・
イロハモミジ オビクモ
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サネカズラ(実葛)の果実
2019/12/09(Mon)
   きょうは、晴れ時々曇りました(-0.4~7.8℃/南東風)。
   道沿いに、サネカズラ(マツブサ科)の実が生っていました。知らぬ間に、崖に沿って真赤な楠玉が沢山下がり、暮れの飾り付けでもしている様でした。関東(とされる)~中国南部の照葉樹林等に生育する、雌雄異株の常緑蔓性木本です。葉は長さ数cmで艶があり互生します。8月頃、葉蔭に径1cm程の花を咲かせ、10枚前後の白い花被に包まれ、中央に雄蕊、雌蕊が夫々多数螺旋状に集まります。雌花の花床は結実と共に膨らみ、赤く丸い集合果を作ります。果柄は7cm程にも伸び、単果は径1cm程で、全体では5cm程になります。青葉山では、車道沿い等に見られます・・・
サネカズラ 鷲
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十二月観(視)察会
2019/12/08(Sun)
  きょうは、冷たい風はあるものの良く晴れて、気持ちの良い観(視)察会となりました(2.4~8.7/北西風)。近況報告やコース、チラシの案内等の後、早速出発です。大学構内のトチノキやケヤキ、カリンやシラカシ、ヒイラギナンテン等を観ながら進むと、道端にヒヨドリジョウゴやヘクソカズラ、サルトリイバラの実が絡まり、山側には雄花を伸ばしたツノハシバミ、谷側にはオオモミジやコハウチワカエデ等の紅葉がまだ残っています。森に入れば、きょうの目当てのヤマモミジが、今尚そこここに黄・紅葉し、足元にも落葉が降り積もっています。薄色ながらニシキギも美しく紅葉し、シャクガの仲間が良く飛び、ヤブランの実やフユノハナワラビの胞子茎も目立ちます。シジュウカラやヒガラ、コゲラ等が痕群を作り、藪からはヒッヒっとルリビタキの声が聞こえてきます。ニワウルシやオニグルミの葉痕を見たり、リョウブやヤマボウシ、クロモジ等の冬芽、コナラやクリ等の虫こぶ、ハルジオン等のロゼットも観察。マンサクやタカノツメの葉の香を楽しんだり、ヤブムラサキやオトコヨウゾメ等の実の味を確かめ、ユズリハの赤い葉柄、一つだけ見つけたウスタビガの緑の繭、薫り高く、無数に落ちていたカラスザンショウの実は見事で、最後に見たアサダの木肌や嘉穂、雄花も印象的でした・・・
オオモミジ 小春か小秋か小冬か? 泉ヶ岳 ヒノキの林で遊ぶ
 花では他に、植栽のサザンカ、ヒイラギナンテン、ツワブキ、不時開花のヤマツツジ、ケヤマハンノキの雄花、ヒメジョオン、アキノノゲシ、キクイモ、ヤツデ、ブタナ等が見られ、羊歯ではリョウメンシダ、シシガシラ、オクマワラビ、ホソバトウゲシバ等、果実ではミヤマガマズミ、ツルシキミ、オモト、コブシ、ヤブコウジ、キヅタ、タツナミソウ、トリガタハンショウヅル。ツチアケビ、リョウブ、オヤマボクチ、タニウツギ、センボンヤリ、キッコウハグマ、サンショウ、カラマツ、カキ、タラノキ、キリ、ツクバネ、アオキ、ヒノキ、ミヤマカマズミ、オオバジャノヒゲ、ヤブコウジ、ツルリンドウ、ムラサキシキブ、イイギリ等が見られました。今尚、ハウチワカエデやエンコウカエデ、バイカツツジ、ウリハダカエデ等の紅葉が見られ、イヌブナやブナ、コナラ、ミズナラ等の葉も多く枝に残っていました。虫瘤は他に、マンサク、イヌツゲのもの等、キノコでは、キヒラタケ、ウチワタケ、ヒトクチタケ、カワラタケ、サルノコシカケの仲間等が見られました。動物では、リスの食痕、カモシカ食痕、角擦痕、テンの糞、イノシシの痕跡等、野鳥では、藪から聞こえるウグイスやミソサザイの声、トビ、ノスリ、ヤマガラ、エナガ、ヒヨドリ、ハシブトガラス等を確認し、鷹類に襲われたのか、キジバトの雨覆と思われる散乱羽根が落ちていました。昆虫では、ヤママユの繭。クモの卵嚢もありました。今回は、12月としては珍しく紅葉も残り、晩秋の例会の様な趣でしたが、南側の工事進行に胸痛めながらも、穏やかに歩き観て、新たな出会いもあったことと思います。さて、皆さんは如何だったでしょうか?
ニワウルシの葉痕 カラスザンショウ 展望台で ヤマモミジ
  次回(2020/1/12)は、新年の初歩きです。きりりとした寒気と新雪の心改まる「会」を期待しましょう・・・
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アサダ(浅田)の果実と雄花
2019/12/07(Sat)
  きょうは、曇り時々晴れて、一時雪がぱらつきました(4.9~7.8℃/南南性風)。
  道沿いのアサダ(カバノキ科アサダ属)に、実が生っていました。先月の観察会でも見られましたが、きょう良く見ると、蓑虫の様な果穂のその先に、雄花が慎ましやかに顔を出していました。朝鮮、中国等に分布し、日本では北海道〜九州の山地の落葉樹林内に生育する高さ15~20mになる落葉高木です。樹皮は逆むけ状に剥がれて反返り、新枝には毛が生えます。葉は卵~長楕円形で互生し、長さ5-13cm、幅3--6cmで、不規則な重鋸歯があります。初め白軟毛が密に生えビロード状、後に裏面にのみ残り、側脈9~13対。花期は5-6月で、雄花序は前年の秋に出て、翌年葉の展開と共に開花します。雌花序は新枝の先に上向きに付き、雌花は苞葉の中に包まれて2個ずつあります。果穂は直立又は下垂し、長さ4~5cm、大きな苞が重なり合い、果実は堅果で苞に包まれます。名の由来は不明ですが、別名は、樹皮の様子からハネカワ、果実の形からミノカブリ等。青葉山では、北斜面等に数多く見られます…
アサダ 晩秋の彩り
 明日(12/8)は、観(視)察会↓です。未だ残る紅葉、様々な果実や冬芽、まだ咲いている花、混群を作る野鳥達、動物の足跡や痕跡等も観察しましょう…
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ゆきかえる