FC2ブログ
>
ツリフネソウハオレタマゴフシ(釣船草・吊舟草葉折卵五倍子)
2018/10/30(Tue)
 きょうは晴れたり曇ったりで、一時雨が降りました(9.3~17.6℃/北風)。
  林縁のツリフネソウ()(ツリフネソウ科)に、虫瘤(虫嬰)が付いていました。鮮やかな薔薇色で、初めは何かの実か花かと思いましたが、良く観れば、ツリフネソウコブアブラムシ(アブラムシ科)によってできた、ツリフネソウハオレタマゴフシでした。春からツリフネソウやキツリフネの若葉に形成され、その名の通り、葉が折れ重なって袋((卵)状になり、その中で赤いアブラムシが成育して行きます。色は赤や黄色を帯びた褐色が多く、8月に有翅胎生虫を生じ虫瘤を出て若葉に移ります。無翅胎生虫も虫瘤を出て新しい虫瘤を作るので1株に色々な段階の虫瘤ができる事があります。青葉山では、ツリフネソウやキツリフネの生育地に普通に見られます…
ツリフネソウハオレタマゴフシ ケヤキ
この記事のURL | 虫瘤 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ツツジミマルフシ(躑躅実丸五倍子)
2018/02/14(Wed)
  きょうは、今朝も雪がうっすら積もっていて、午後は晴れて暖かくなりました(-2.8~8.8℃/南西風)。
  道沿いのヤマツツジに、虫瘤が付いていました。ツツジミマルフシと呼ばれる中嬰が堅固したもので、ケタマフシ状のふさふさした姿は、狸か何かの毛玉の様に見えました。本州~九州(屋久島)のミツバツツジ類、ヤマツツジ等に、タマバエの一種が作る中嬰です。タマバエが未熟な果実に卵を産み付けると、不整形に肥大します。外皮に生える褐色毛も、殆ど無かったり密生したり変化が多い様です。ヤマツツジでは最も毛が多く、ケタマフシに似ています。タマバエは、10月頃に外皮に穴をあけて脱出・羽化します。青葉山では、葉の落ちた冬に良く目立ちます・・・
ツツジミマルフシ 空鏡
この記事のURL | 虫瘤 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
マンサクメイガフシ(万作芽毬五倍子)
2018/01/03(Wed)
  きょうは、朝に雪が5cm程積もり、午後まで降ったり止んだりでした(-2.3~3.5℃)。
  道沿いのマンサクに、虫瘤がついていました。雪に塗れた刺々のマンサクメイガフシでしたが、棘が赤く染まり、雲丹にしか見えませんでした。主に本州のマンサク(マンサク科)に、マンサクイガフシアブラムシ(アブラムシ科)又はマンサクイガフシワタムシ(同)が作る虫瘤で、成虫が側芽部分に卵を産み付けると、ほぼ卵形(径10mm程)に肥大し、多数の刺状突起に覆われます。虫室は広く、中に幼虫が多数入り、下部の穴から甘い?排泄物を出すので、これを求めて蟻等が集まります。8-9月に有翅虫が脱出し、二次寄主上にウダイカンバムレトサカフシを作ります。名は、万作の木の芽にできるイガイガ状のフシ(虫瘤)の意。青葉山では、万作の木に比較的普通に見られます・・・
マンサクメイガフシ 朝の雪
この記事のURL | 虫瘤 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
アカシデメムレマツカサフシ(赤紙垂芽群松笠附子・赤四手芽松毬五倍子)
2017/12/31(Sun)
   きょうは、晴れたり曇ったりでした(-1.8~4.9℃/北北西風)。
   道沿いのアカシデ(カバノキ科)に、虫瘤が付いていました。と言っても、美しい薔薇の花芽にも似て、初めは何の芽か花かと考えてしまいましたが、周りの冬芽との違いに気付いて漸く解りました。フシダニの1種によってアカシデの枝が短縮し、枝に付く多数の芽が集まり松笠状に形成される虫嬰です。個々の芽は赤褐色で開芽することは無く、鱗葉基部内側に多数のフシダニが見られます。アカシデは、北海道南部~九州の他、朝鮮等の山地~低地に生育する高さ15m程の落葉高木。花は4-5月頃、若葉が生えると同時に咲き、雌花序には柄があり、枝先の芽から出て垂下。雄花序には柄がなく、4-5cmの穂を長く垂下。秋に翼果を稔らせ、種子(果苞基部に堅果1)は風で散布。青葉山では、林内に普通に見られます・・・
アカシデの虫こぶ 源流の池

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、仙台市市民活動サポートセンター等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
  環境ブログランキング ブログ王 
 




この記事のURL | 虫瘤 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
イヌシデメフクレフシ(犬四手/犬垂膨五倍子)
2017/01/30(Mon)
  きょうは、雨後晴れ後曇って、夜は雪が降りました(0.8~12.3℃/西北西風)。
  道沿いのイヌシテ(カバノキ科)に、イヌシデメフクレフシが付いていました。何か、大きな花芽の様に、枝先のあちこちに、丸い拳の様な虫瘤が沢山付いていました。ソロメフクレダニ(ソロはシデ類の俗称)と言うフシダニの一種が、イヌシデの頂芽にのみ寄生して鱗片が肥大し、松毬状に大きく膨らみ、長さ50mmにもなります。黄褐~緑褐色で、表面には長毛が密生し、内部は数層の柔組織上になり、中に白っぽく長いソロメフクレダニが棲み、5月頃に脱出します。青葉山では、イヌシデの木に普通に見られます・・・
イヌシデメフクレフシ 泉
この記事のURL | 虫瘤 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン | 次ページ
ゆきかえる