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チャミノガ(茶蓑蛾)の蓑虫
2019/02/19(Tue)
  きょうは曇って、晩方に小雨が降りだしました(1.5~10.1℃/西北西風)。
  川沿いの柳に、チャミノガ(ミノガ科)の蓑虫が下がっていました。赤く美しい小枝を綴り合わた丈夫な作りで、冬越しには最高の、素敵なお家に見えました。中国等に分布し、日本では本州~九州の山野に生息する、開張23~26㎜のミノガの仲間です。成虫は6-9月に出現し、体色は黒く褐色毛を密生。翅は暗褐色で、前翅脈上は黒く、外縁に白紋があります。幼虫はミノムシで、究めて多食性。名の由来の茶の他各種樹木に寄生。蓑は周囲に小枝を付け、雌は蓑中で羽化し、産卵後その中で死にます。7-8月に卵から幼虫となり、秋に蓑上端を枝に固着させ、開口部を閉じて越冬し、翌春再び口を開いて摂食し、5月頃蛹化。6-7月に羽化。雄は活発に飛び、蓑に入った雌に到達して交尾。青葉山では、当種の蓑虫が何処でも普通に見られます。尚、日本にはミノガ科の虫が20種以上いますが、一般に「蓑虫」と言われるのはチャミノガとオオミノガの幼虫のみで、オオミノガのものは主に葉から作られ、大きさも2-3倍あります…
蓑虫 広瀬滝付近

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
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シンジュサン(神樹蚕・樗蚕)の繭
2019/01/15(Tue)
   きょうは、晴れ時々曇りました(-2.3~7.8℃/南風)。
  アオハダの木に、シンジュサン(ヤママユガ科)の繭がありました。触ると、とても硬くて、何枚も葉を巻いたしっかりしたものでしたが、この中で冬越しするのかと思えば、成程なと思いました。朝鮮、中国〜東南アジア、インドに広く分布し、日本では北海道~沖縄の山野に生息する開張110-140mmの、(沖縄のヨナグニサンを除けば)日本(本土)最大の蛾です。成虫は、温暖地では年に2回、5~6月と8~9月(寒冷地では年1回、夏)に出現し、翅は比較的細長く、前翅端は細く曲って突出し(特に雄で(顕著)、地色はオリーブ色がかった濃褐色で、前後翅に夫々1個の三日月状の白色斑があり、外縁部から白色帯で区画されます。夜行性で良く灯火に飛来。幼虫は体長50㎜程、白粉で覆われた淡青緑色で、短い肉質突起を多数生じ、名の由来のシンジュ(ニワウルシ)、柑橘類、ヌルデ、ネズミモチ、キハダ、ニガキ、クヌギ、エノキ、アオハダ等様々な樹木の葉を食べます。蛹化時には、葉を縦に巻いて堅固な繭を作り、蛹で越冬。ヒマサンやエリサンは本種の飼育品種で、繭から上質の糸が取れます。古名はミツキムシ。産地が局地的で、各地でレッドリストに記載されています…
シンジュサンの繭 澱橋から
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コガタスズメバチ(小形雀蜂)の巣
2019/01/11(Fri)
  きょうは、晴れ時々曇りました(2.8~6.5℃/北西風)。
  ノイバラの繁みに、コガタスズメバチ(スズメバチ科)の巣がありました。もう誰も居ない筈と思い触れると、案外脆くて一部が崩れ、何と中から一匹、今にも動き出しそうな女王蜂が飛び出ました。生きてはいませんでしたが、申し訳なく思い、巣ごと持ち帰って補修し、貴重な教材とさせて頂きました。北海道~沖縄の山野に生息する、スズメバチ属中では中型(女王蜂25-30mm、働き蜂22-28mm、雄蜂23-27m)の蜂です。成虫は4-10月に出現し、小さめですがオオスズメバチと良く似ていて見分けは難しく、頭部の形状の差異と繊毛の長さで識別します。中型以下の昆虫を捕食し、木の枝、植え込み、軒下等の開放空間に(時に土中にも)、大きくてもバスケットボール大の巣を作ります。女王蜂が単独で巣作りをしている初期には徳利を逆さに吊り下げたような形をしており(トックリバチの巣と間違えられる)、働きバチが羽化してくるとボール状に変化して行きます。威嚇性・攻撃性も余りありませんが、巣に直接刺激を与えると激しく反撃します。営巣場所と餌の種類に柔軟性があるので、キイロスズメバチと並んで都会にも良く適応しています・・・
コガタスズメバチの巣 赤い葉
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キイロスズメバチ(黄色雀蜂)の巣
2019/01/09(Wed)
  きょうは、今朝雪が数㎝積もり、後晴れました(-0.8~3.0℃/北西風)。
  道沿いの木に、キイロスズメバチの巣がありました。葉が繁っていた頃は気付きませんでしたが、高さ10mはある樹上にあって、粉砂糖がかかった見事なアモンドパイにも見えてきて、このままずっとここにあって欲しいなと思いました。本州~九州の山野に生息し、近年は都市部にも進出している、中型(17-28mm)の雀蜂です。 斑紋の黄橙色部分が広く、全身が黄色い初毛に覆われています。成虫は4-11月に現れ、様々な昆虫を捕食し、樹液や花にもやって来ます。防衛本能が強くて攻撃性も高く、特に晩夏~秋には危険性が高まります。軒下や崖の窪み等、雨風の当たらない場所に鱗模様のある、巨大な球形の巣を作ります。青葉山では普通種で、大きな巣も岩崖の下等に良く見られます…
キイロスズメバチの巣 雪の三居沢
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ユキムシ(雪虫)
2018/11/03(Sat)
   きょうは、大体晴れました(6.7~18.7℃/北風)。
  あちこちに、雪虫が飛んでいました。きょうは沢山見かけましたが、止まったところを撮ろうとすると、あっという間にふわふわと、風花の様に飛んで行きました。アブラムシ類の、特にワタアブラ亜科の仲間を総称して「ワタムシ(綿虫)」と言い、腹部から白腺物質が多数分泌されると、体中が白綿で包まれた様になります。秋の寄主植物を離れて冬の寄主へ移住する際に飛翔するので、良く目立ちます。北海道~本州、時に四国の高山の他、シベリア等に分布します。トドノネオオワタムシ(トドマツ→ヤチダモ)等が代表的な存在ですが、国内では殆どアブラムシ類の分類研究が進んでおらず、同定は難しいと言われます。少なくも、トドマツもヤチダモもない青葉山周辺の雪虫達は、上記種ではありません・・・
ユキムシ 賢淵の釣り遊び
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ゆきかえる