珪化木(ケイカボク)
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2009/02/19(Thu)
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きょうも晴れ時々曇りで、一時雪も降りました。
亜炭坑跡の入口に、珪化木(ケイカボク)が落ちていました。ずしりと重い二つの化石を打ち合わせると、山に鉄琴の様な音が響きました。全世界に分布する植物化石(木化石)の一形態で、「石炭に成り損なった木」の一種とも言えます。古代に何かの原因で、土砂等に埋れた樹木の細胞中に珪酸(SiO₂/珪素、酸素、水素の化合物)が入り込んで、その内容物と置き換わり二酸化珪素(シリカ)に変化する事で、蛋白石(オパール)化又は瑪瑙化したもの、と考えられていますが、詳しいところは未だ分っていない様です。世界や国内の産地では、腕輪や数珠、装飾品等に加工され、販売もされていますが、乱獲等もあって採取量は年々減少しています。青葉山の地下には、戦前に掘られた亜炭坑が縦横に走り、その坑口跡付近には、採掘時に一緒に掘り出された珪化木が、埋れ木等と共にさり気なく落ちています(尚、広瀬川、霊屋橋下流川底の珪化木群は、天然記念物に指定)・・・ その近くには、サイハイランの果実が枯れたまま群立していました・・・ ![]() ![]() |
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