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亜炭
2012/12/31(Mon)
  きょうは晴れ時々曇って、穏やかでしたが時々雪も舞う大晦日でした(3.7~6.2℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μ㏜/h屋内21:00、北風)。
  広瀬川に面する崖に、亜炭がありました。帯になって層が続いていて、ボロボロと落ちた欠片に触れると、ダルマストーブで燃やしていた記憶が懐かしく蘇りました。亜炭は、石炭の中で最も炭化度が低いものを言い、海岸に近い湿地帯に茂っていた樹木が埋まり、長い時間をかけて変化したもので、地質学上は褐炭と言われます。日本では明治~1950年代に各地で採掘されましたが、着火性が悪く、燃焼時に臭気や煤煙を出す為、次第にガスや石油等への転換が進められました。仙台産のもの(仙台亜炭)には、組織がしっかり残る「埋れ木」が多く、細工物に利用されます。又、各地で放棄された採掘地が宅地陥没等の問題を起し、地震時等の災害が懸念されますが、世界の埋蔵量は6000億t以上と言われ、脱原発後の燃料としても見直されています・・・
亜炭 穏やかな川面
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車道に転がる化石
2011/03/14(Mon)
  きょうはほぼ晴れて、暖かな一日でした(2.3~19.6℃)。
  車道に、大きな石がごろごろ転がっていました。11日の地震(又は余震)で崖から落ちて来たらしいのですが、そのまんまで、良く見れば、センダイヌノメハマグリ?と思われる化石が沢山付いていました。脇に退けておきましたが、この辺りも竜ノ口と同じ地層の様です。今はとても入る気がしませんが、竜の口峡谷は、特に工事で崩されている現場は、如何なっているのでしょう? 危惧していた様な、二次災害(大規模崩壊や大雨による土石流等)が今後起こるのではないか、と心配です・・・
貝化石が転がる車道 希望の光
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珪化木(ケイカボク)
2009/02/19(Thu)
 きょうも晴れ時々曇りで、一時雪も降りました。
  亜炭坑跡の入口に、珪化木(ケイカボク)が落ちていました。ずしりと重い二つの化石を打ち合わせると、山に鉄琴の様な音が響きました。全世界に分布する植物化石(木化石)の一形態で、「石炭に成り損なった木」の一種とも言えます。古代に何かの原因で、土砂等に埋れた樹木の細胞中に珪酸(SiO₂/珪素、酸素、水素の化合物)が入り込んで、その内容物と置き換わり二酸化珪素(シリカ)に変化する事で、蛋白石(オパール)化又は瑪瑙化したもの、と考えられていますが、詳しいところは未だ分っていない様です。世界や国内の産地では、腕輪や数珠、装飾品等に加工され、販売もされていますが、乱獲等もあって採取量は年々減少しています。青葉山の地下には、戦前に掘られた亜炭坑が縦横に走り、その坑口跡付近には、採掘時に一緒に掘り出された珪化木が、埋れ木等と共にさり気なく落ちています(尚、広瀬川、霊屋橋下流川底の珪化木群は、天然記念物に指定)・・・
 その近くには、サイハイランの果実が枯れたまま群立していました・・・
珪化木 サイハイラン 
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化石の谷
2007/12/02(Sun)
きょうは曇って、一時小雨も落ちました。
 竜ノ口峡谷の上流に、化石を一杯付けた大きな岩が落ちていました。渓流を遮る様に横たわり、流れ寄る落葉を体に貼り付ける様は、古代の海辺が悠久の時を越えて甦る様でした。化石はタカハシホタテで、近くにはタツノクチサルボウやセンダイヌノメハマグリらしき化石も多くみられました。この地下鉄東西線橋梁予定地の辺りは、500万年前頃は海底で、化石は皆その頃のものの様です。付近ではイルカや、陸地に住んでいたセンダイゾウの化石も見つかっています。「化石や地質遺産」としても、ここは大切な所なんですね・・・
 水面の落葉は、行きつ戻りつ旋回し、行先が定まらぬようでしたよ…
化石の谷 

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