>
マツゲゴケ(睫毛苔/睫毛木毛)
2016/03/01(Tue)
   今朝は久し振りに雪が10㎝程積り、日中は曇り時々晴れて、小雪がちらつきました(-1.5~3.1℃/西風)。
   倒木に、地衣類が生えていました。ウメノキゴケ(ウメノキゴケ科 )の仲間で、青々とした衣を、北斎の浪裏の様に翻していました。後で調べましたら、マツゲゴケ(ウメノキゴケ科)で、良く見れば名の通り、裂片先端部に睫毛の様な黒い毛(シリア)が多数付いていました。本州~九州の山地~低地の樹皮や岩上に着生する、径10-20㎝の葉状子嚢地衣類です。群生する事も多く、深裂し、多くの幅5-20㎜の裂片に分枝し、その先は円く、更に歯状に分裂し、その先に幅約1㎜の枕状ソラリア(粉芽塊)ができるのが特徴です。背面は灰白緑~灰褐色で、裂芽は付けず、葉体腹面は中央が黒く、黒い偽根を付け、縁部は褐色で、縁にシリアがあります。但し、ソラリアの付く裂片の先端裏側は白く、その裂片には通例シリアはありません・・・・ 
ウメノキゴケ 寒い晩方
スポンサーサイト
この記事のURL | 地衣類 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ヒメジョウゴゴケ(姫漏斗苔)
2013/01/06(Sun)
    きょうは、大体晴れました(-2.9~4.8℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00 PKC107 RD1503、北東風)。
    岩上に、ヒメジョウゴゴケ(ハナゴケ科)が生えていました。杉苔や雪の間から小さな錆青磁の子器が顔を出し、緑青を噴いた青銅器の様でもありました。本州~九州の低山地~平地の地上、岩上や盆栽等の根元にも生育する、草丈0.5-1㎝の地衣類です。子柄の高さは1㎝程で、盃縁から1-2回発芽し、漏斗型(ラッパ状盃形)で褐色の子器を生じ、粉芽を付けます。粉芽がないのはヒメジョウゴゴケモドキで、より漏斗状になるのはジョウゴゴケ、メロジョウゴゴケ等。漢名は矮石蕊。青葉山では、岩上等に見られます・・・
ヒメジョウゴゴケ 下流から見た畳岩
 
この記事のURL | 地衣類 | CM(2) | TB(0) | ▲ top
ウメノキゴケ(梅の木苔)
2012/03/03(Sat)
   きょうは、未明まで降り続いた雪が20㎝近く積りましたが、曇り後晴れて気温が上がり、大分融けました(榴ヶ岡では12㎝/-0.1~5.6℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北風)。
  湿り雪の重さで、あちこちで木々の枝が折れていましたが、道を塞ぐ様に、大きな柳の木が倒れていました。良く見ると、内部は腐食し、幹中に苔や地衣類が生えていました。中でも多く貼り付いていたのがウメノキゴケ(ウメノキゴケ科 )で、宿り主が斃れたとも知らず、他の苔と共に瑞々しく青々としていました。世界の熱帯~温帯に広く分布し、日本では東北以南の山地~平地の、様々な木の樹皮や岩上に着生する、葉状地衣類の代表です。表面は薄い灰青色で、全体に滑らか。形は不規則な楕円形ですが、条件により大きく変化します。周囲は丸く波打ち、裂片は幅1cm程で、周辺は丸く滑らかで、縁は基盤からやや浮き、偽根(菌糸の集まり)で基物に固着しています。同属近似種とは、背面中央付近に裂芽(微小突起)が多量に付いているのが相違点です。青葉山では、何処でも普通に見られます・・・
ウメノキゴケ 雪の藪
この記事のURL | 地衣類 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ウメノキゴケ(梅の木苔)
2009/02/01(Sun)
  きょうは晴れ後曇りで、時折風花が舞いましたが、久し振りに街中にも雪がたっぷりで、中々山に辿り着けませんでした(-0.5~4.9℃)。
  水楢の幹一面に、ウメノキゴケ(ウメノキゴケ科 )が貼り付いていました。凍てついた氷雪に覆われていても、大木は若緑のラメ衣を着けて、生き生きと輝いて見えました。山地~平地の、様々な木の樹皮や岩上に着生する、葉状地衣類の代表です。裂片は丸味があり、背面は灰白色、腹面中央部は黒っぽく光沢はなく、周辺部は淡褐色で光沢があり、偽根(菌糸の集まり)で基物に固着しています。同属近似種とは、背面中央付近に裂芽(微小突起)が多量に付いているのが相違点です。名は、梅の木に良く付く(日本画等にも良く描かれる)事に因ります。大気汚染に敏感なので、他のウメノキゴケ属同様に大気汚染の指標になっています(亜硫酸ガス濃度0.02p pm+等、汚染が進んだ所には生えない)・・・
ウメノキゴケ 赤松・杉林 
この記事のURL | 地衣類 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
コナアカミゴケ(粉赤実苔) 
2008/02/18(Mon)
 きょうは大体晴れて、割と暖かな一日でした。
 原っぱの木杭の上に、コナアカミゴケ(ハナゴケ科)が生えていました。怪しげな宇宙生物の様にも見えますが、良く見ていると、ここが極北のツンドラで、何処からともなくトナカイの足音でも聞えてきそうでした。低山~高山の切株や倒木、岩上地上にも生育する地衣類です。長さ1~3cmの子柄は枝分かれせず、全体が粉芽と呼ばれる粒状体で覆われ、その先端には真冬でも鮮やかな赤い子器が付いています。地衣類は、藻類と菌類が共生しているもので、「コケ」とは言っても「コケ植物・蘚苔類」とは異なります。植物遷移の最初に現れる生物で、有機物の少ない岩肌にも張り付いて、土壌を作り出し他の生物の侵入を助けると言う、大切な働きをしています…
 その近くには、バッケ(蕗の薹)が花を開きかけていましたよ…
粉赤実苔 ばっけ

この記事のURL | 地衣類 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン |
ゆきかえる