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ニホンカナヘビ(日本金蛇、日本蛇舅母)
2023/09/08(Fri)
  きょうは、曇り後雨になりました(22.3~26.0℃/南南東風)。
  道端に、ニホンカナヘビ(カナヘビ科)がいました。何時も見慣れた蜥蜴ですが、近寄ると恐竜を想わせる風格で、我等のアイドルだった幼時を思い出しました。北海道~九州とその属島の、高地~低地の山野~人家周辺にまで広く生息する日本の固有種です。全長16-25cm程で、尾は全体の2/3を占めます。背面は褐色で腹面は黄白~黄褐色、舌先は二つに分れます。主に昼行性で、昆虫やクモ等の陸生節足動物等を食べ、小型哺乳類や鳥類、ヘビ等に捕食されます。捕まりそうになると尾を自切し、切れた尾が動いている間に逃げ、尾は再生しますが骨はできません。青葉山では、林内外で普通に見られます・・・
ニホンカナヘビ 驟雨
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アメリカザリガニ(亜米利加蝲蛄・蜊蛄・躄蟹)
2023/09/01(Fri)
  きょうは、晴れて暑くなりました(25.5~33,1℃/南東風)。     
沼に、アメリカザリガニ(ザリガニ科)がいました。何か赤いものが蠢いていると思いましたら、この蝲蛄が、食べ物でもあるのか?ふやけた木皮の様な物に縋りついて、触角と鋏を揺らしながら盛んに動いていました。ミシシッピ川流域を中心とした米国南部が原産で、日本には1916年又は1930年に鎌倉のウシガエル養殖池に移植されたのが最初(数十匹)と言われ、後全国の田や水路、河川、湖沼等に広まりました。成体は体長10㎝前後で、全体に赤くて、鮮紅色の粟粒状の斑紋が浮き上がります。 産卵は春で、親と同姿で孵化し、水生昆虫や蛭等を食べます。体長6㎝を超えると秋に交尾して、寒くなると田の畦等に坑道を掘って冬眠します。青葉山周辺では、大小池沼や堀川等で見られます…
アメリカザリガニ 飛行機雲
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カジカガエル(河鹿蛙)
2023/06/03(Sat)
  きょうは、大体晴れました(17,8~24.6℃/北西風)。
  沢に、カジカガエル(アオガエル科)がいました。慎まし気に小さな声で、コロロと鳴く方に近寄ると、岩陰にこっそりと、きょとん顔が見えました。本州~九州の山地の渓流、湖やその周辺の森等に生息する、体長3.5-4.4cm(♂)、4.9-6.9mc(♀)の蛙です。日本固有種。体は扁平で岩の隙間等に隠れるのに適し、体色は灰褐色で、不規則な斑紋があり、岩上等では保護色になります。指趾の先端には吸盤が発達します。動物食で昆虫、蜘蛛等を食べ、幼生は藻類を食べます。雄は水辺の石等に縄張りを作り、フィフィフィフィフィーと繁殖音を上げます。青葉山では、広瀬川や各沢等で見られます・・・
カジカガエル ゼンテイカ
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タゴガエル(田子蛙)
2023/05/19(Fri)
   きょうは、曇り後雨になりました(16.1~24.1℃/南南東風)。
   沢に、タゴガエル(アカガエル科)がいました。岩陰でグーッグーツと鳴いているので、つい近寄ると、吃驚したのか跳び出して来て、良く見れば(マルバアオダモの)細かい花弁を付けて、気まずそうにこちらを見ました。本州~九州の主に標高2千m以下の森に生息する、体長♂3.5-4.5㎝、♀4.5-5㎝の蛙です。日本固有種。指趾の先端が膨らみ、後肢の水掻きは切込みが深く、趾先端まで発達しません。動物食で、昆虫、クモ、陸棲貝類等を食べます。基亜種は主として4-5月に伏流内や渓流周辺のある水溜り等に60-110個の卵を産みます。普段は森の林床等に生息していますが、繁殖期に雄は、渓流内の岩の隙間等に入り込んで鳴くので、声はすれども姿は見えず、「幻の蛙」等とも言われます。ヤマアカガエル等に似ていますが、喉に暗色斑紋があるのが特徴です。希少性が増して、2021年県版レッドリストで 準絶滅危惧(NT)に指定。青葉山では、沢等に普通に見られます…
タゴガエル マルバアオダモの花の海
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トウホクサンショウウオ(東北山椒魚)の卵嚢
2023/03/09(Thu)
  きょうも大体晴れて、とても暖かくなりました(8.3~17.8℃/東南東風)。
  森の小池に、トウホクサンショウウオ(サンショウウオ科)の卵嚢がありました。今年は何故かしら遅かったのですが、知らぬ間に何塊も、皺入り寒天に無数の黒胡麻が鏤められていました、日本固有種で、名の通り、主に東北地方の高山~山麓の細流周辺の森に生息します。成体は体長9-14cm。3-5月に、湧水がある水溜りや、山間の沢の澱み等に産卵します。一対の長い嚢は、透明で縦・横条の皺があり、中に20-100個の卵が入ります。受精卵は、3週間程で泳ぎ出し、プランクトンや水生昆虫を食べながら、普通は年内に変態して陸に上がり、その後は周りの林内に棲み、4-5年かかって成体になります。青葉山では、どの沢や湧水池でも見られますが、開発等で減少していて、県レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています・・・
トウホクサンショウウオ卵嚢 黄蓮の道
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