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七月観(視)察会
2017/07/09(Sun)
  きょうは、良く晴れて暑い観察会になりました(22.2~33.0℃/南東風)。
  近況報告や、コースの説明等があった後早速の出発です。直に、チラシでも紹介の、池に飛ぶ瑠璃色のオオルリボシヤンマや真赤なショウジョウトンボに出会って感嘆し、バタフライガーデンでは、イチモンジチョウやメスグロヒョウモンの♂、キタキチチョウ等を観察、ホタルブクロの鮮紫色にも感銘しました。森の入口では、ヒミズの死体や、シデムシ、キマワリ、ハサミムシ他にも出会い、森に入ると、ニイニイゼミ等の蝉時雨、ホトトギスやウグイスの鳴声の下、気温は疾うに30℃を超えていましたが、5℃は違うかと思う程の涼しさで、バイカツツジやオカトラノオ、ミヤマタムラソウ、ムラサキシキブ、ミツバツチグリ、ハエドクソウ、キツネノボタン、ギンリョウソウ等が咲き群れ、コウスノキ、ニガイチゴ、モミジイチゴ、ヤマグワ、ナツハゼ、ウワミズザクラ等の実が目立ち、イチヤクソウやウメガサソウも実になっていました。ヤマカガシの子供や飛び出したヤマアカガエルにもびっくりしましたね。食菌は少ないものの、ヒメカバイロタケ、ホコリタケ、カワリハツ、粘菌の仲間等のきのこ類も多く見られました。
猩々蜻蛉♂. 蛍袋 森は涼し 日笠の下の梅花躑躅
 花では他にエゾアジサイ、チダケサシ、ヒメキンミズヒキ、ウマノミツバ、オオバジャノヒゲ、ヒメジョオン、ヒヨドリバナ、ドクダミ、オニタビラコ、マムシグサ等が見られ、今にも咲きそうなヤマユリやクルマユリ、オニノヤガラにも出会いました。果実では他にヒメコウゾ、ツリバナ、ヤマザクラ、ツクバネ、エゴノキ等が生っていました。キノコではヒトクチタケ、エセオリミキ、フサヒメホウキタケ等が見られました。野鳥では、キビタキの囀りがあちこちで聞かれ、他にアオゲラ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、トビ、イワツバメ、スズメ等が確認されました。動物では、テンの糞やリスの食痕、カモシカ、ツキノワグマの痕跡があちこちで見られました。昆虫では、花に群れる花虻や花蜂(トラマルハナバチ等)、クマバチ、シオヤアブ、セアカツノカメムシ、カマドウマ、様々な毛虫、芋虫等にも出会いました。きょうは、暑い中なので、ゆっくりめの観察となりましたが、今回も様々な新鮮な出会いがありましたね・・・
 尚、会後は宮教大で「総会」があり、会の方針等が話し合われ、取り決められました。今後どんな会になろうとも、青葉山の自然を守り、次世代に引き継ぐ意思に変わりはがあってはなりません・・・
ヤマカガシの子ども 鬼の矢柄はまだこんな 暑かったけど楽しい!. 銀竜草
 来月(8/13)は会としてはお休みですが、私的には歩く予定です。調査・確認が主となりますが、蝉時雨の下、様々な出会いがあることでしょう・・・?
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六月観(視)察会
2017/06/11(Sun)
 きょうは晴れて爽やかな、気持ちの良い観(視)察会(13.2-22.7℃/西風)になりました。近況や"地図"、"会報"等の話の後、早速の出発です。スイカズラ、ウメガサソウ、20㎝近くになったシュンラン等観察しつつ森に入ると、森の中は、その豊かさの象徴でもあるギンリョウソウが]無数に蒼白い姿を見せ、ホクリクムヨウランもあちこちに、その慎ましくも美しい佇まいを見せています。道々にはエゴノキの白花が散らばり、見上げれば鈴音でも聞こえてきそうな風情で、ネジキの花も小鈴の雰囲気でした。何処からも営巣中のキビタキの囀りが響き、ホトトギスやアオゲラも間近で鳴いていました。すると突然、道の真前でカモシカと遭遇!、「ごめんね」と言いながら様子を見ていると、又一頭黒っぽい別のカモシカが道を横切り、一同大いに感激しました。沢の水溜りには、トウホクサンショウウオの幼生が大分大きくなっていて、小さな四脚もしっかり出ていました。期待したカザグルマやゼンテイカは既に花を散らしていましたが、サイハイランは、思いがけなくも華やかな咲き方をしていて、皆で喜びました。化石トンボとも称されるムカシヤンマに出会い、皆の帽子や腕に止まったりして、中々離れなかったのも、とても印象深い事でした…
スイカズラ エコノキの花 二頭と出会いました💛 化石トンボをパチリ
 花では、未だ咲いていた多くのヒメシャガ、可憐なコナスビ、咲き始めたミヤマタムラソウ、 コゴメウツギ、コウゾリナ、ガマズミ、サルナシ、ハナニガナ、ミツバツチグリ、ヤブムラサキ、ケキツネノボタン、シラキ、イボタノキ、ナツハゼ、マムシグサ、コゴメウツギ、 ヒメジョオン、ハルジオン、ツクバネ、ウメモドキ、シロツメクサ、ムラサキツメクサ、サルナシ、マルバダケブキ、ヤマボウシ、ヒメコウゾ、ユキノシタ、ヤグルマソウ等が咲いていました。果実では、モミジイチゴやヤマグワを少し味わった他、ミヤマウグイスカグラ、ヘビイチゴ、ツリバナ等が見られ、マタタビの白い葉も目立っていました。キノコでは、マツオウジがあちこちに見られ、マルミノフウセンタケ、ヒトクチタケやサルノコシカケの仲間も見られました。鳥では他にシジュウカラ、カワラヒワ、コゲラ、メジロ、ヒヨドリ、イワツバメ、ツバメ、ハクセキレイ等も確認できました。昆虫では、コミスジ、キンモンガ、コジャノメ、クロヒカゲ、カラスアゲハ、ジョウカイボンや花に集まる花蜂、花虻の仲間が見られ、動物では水溜まりにいたタゴガエルの他、ツキノワグマ、テン等多くの痕跡を確認しました。
 昨年"藪刈り"された道筋では、今期も今尚、希少蘭等は確認されず、来期以降の行末も不明ですが、地域的な"絶滅"だけは無いようにと、祈るばかりでした。しかし今日は、それを免れた区域で、藪影にキンラン(絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN))やヒトツボクロ(絶滅危惧Ⅱ類(VU)を確認できたのは特筆すべき事で、何よりも幸いでした・・・
トウホクサンショウウオの子供たち 華やかなサイハイラン 木漏れ日の中 キビタキの囀りが一杯!
  さて、来月(7/9)は、ヤマユリ、クルマユリ、ムラサキシキブ、ノギラン等の花々、樹液や花に集まる昆虫達等を観察できればと思います。夏鳥とその巣立ち雛、希少動植物等々、思わぬ出会いがあるかも知れませんね・・・・
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四月観(視)察会
2017/04/09(Sun)
  きょうは朝から雨が降lり出したりして、不参加連絡が幾つもありましたが、始まる頃にはほぼ止んで、曇天の下の穏やかな観(視)察会になりました(7.6~14.3℃/北北西風)。改訂版の青葉山地図のお披露目や近況報告の後、早速出発です。道端には、ツクシやバッケ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ミチタネツケバナ等が続き、カエデ類等木々の芽が展開し、春の息吹を感じます。見上げれば金尽くし、マンサクは益々金色に、コブシは金の鈴音を鳴らし、ケヤマハンノキやツノハシバミは金の鎖を無数に下げ、足元には金蘭とも見紛う春蘭に、寒菅達が金の刷毛を翳しています。山桜で一番早い、チョウジザクラもあちこちで床しく咲いていました。目当てのカタクリはと言えば、生憎花弁を窄ませたものが多かったのですが、頃合いは又と無く、何処までも無数の赤い灯火が輝く様でした。そして、こんな大勢で五月蠅くしているのに、あっとびっくり、目の前に若く美しい一頭、その後又毛色の違う一頭がと、カモシカが次々に現れ動転すると共に、とても嬉しくなりました。ショウジョウバカマやイワウチワの群落も、目にも胸にも沁み入る美しさでした・・・
キクザキイチゲ シュンラン カモシカ トウホクサンショウウオの卵のう観察
 他に花では、キクザキイチゲ、ワサビ、ナガハシスミレ、タチツボスミレ、ミヤマウグイスカグラ、セリバオウレン、ハンノキ、セイヨウタンポポ、ヒメカンスゲ、ヒカゲスゲ、アオスゲ、オクノカンスゲ等も咲いていました。動物では、沢にトウホクサンショウウオの卵濃が見られ、胚モ大きく育っていました。又、その近くに見慣れぬ黒い蛞蝓がいて、皆で不思議がったのですが、帰ってから調べてみると、これはヤマコウラナメクジと言い、環境省のレッドリストで準絶滅危惧、宮城県では2010年に奥新川で初確認されたものの、その後の生息状況は不明との事で、又一つこの山の貴重さが判る種が記録されました。昆虫では、一瞬アカタテハやイカリモンガと思われる蝶や蛾が飛び、野鳥では、ウグイスやシジュウカラが良く囀り、アオゲラやトビも盛んに鳴いて、他にコゲラ、メジロ、ヒヨドリ、エナガ、カワラヒワ、ハシブトガラス、キジバト等が確認されました・・・
ショウジョウバカマ 赤いチョウジザクラ 大切な小森の前で イワウチワ
 今回特筆された事は、昨年、各所で大きく”藪刈り”され、多くの希少種が失われた山道で、数百株はあったヒメフタバラン(昨年は一花も一株も確認できず)が、ほんの数株、数花でしたが確認できた事でした。他の多くの希少種は失われたままですが、この数株の希望が種となり花となって、以前の姿を蘇らせてほしいものです。その為にも、これまでの管理方法を改め、二度と「取り返しのつかない」過ちを繰り返さないでほしいものですし、私達も、少しでも未来に希望の持てる観(視)察会を続けて行きたいと思いました・・・
 来月は新緑の森の中、ルリソウ、ヒメシャガ、ヤマツツジ等の花々や、渡来したばかりの夏鳥達の囀りが見所・聞き所となる事でしょう? では又、5/14(日)にお会いしましょう!
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三月観(視)察会
2017/03/12(Sun)
  きょうは晴れ時々曇って、とても穏やかな会になりました(2.6~9.7℃/北風)。始まった写真展告知、地図作成状況、当林管理に関する一連の動き、支障木伐採に関する情報、書籍紹介等の後出発すると、外にはマンサクが綻び、コブシの芽が膨らみ、道端にはバッケが顔を出しています。植栽のヒイラギナンテンやアケボノアセビに、土手のオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、コハコベ、ミチタネツケバナ等見ながら森に向かうと、ツノハシバミが雄花を伸ばし、ケヤマハンノキには赤い雌花も見えました。ヤマネコヤナギも銀色の花芽を光らせ、遠くには雪山が光っていました。藪刈りされて、長らくノウサギの痕跡が失せていた叢には、無数の糞が転がり、食痕も復活し、とても感激・安堵しました。何故か、キリの葉で埋まる地上にはマツカサキノコモドキが幾つも見られました。ヒノキ林下には、星屑の様なセリバオウレンが数多く煌き、カタクリの若葉もあちこちに顔を出していました。又、シュンランやショウジョウバカマの花芽が大きく膨らみ、シジュウカラの囀りも聞こえて、早春の息吹が感じられました。
花咲き群れる土手 早春花のお話 ケヤマハンノキ 道から街を展望
 花ではその他、ウダイカンバ、植栽のサザンカ、ツバキ等、フユノハナワラビも見られました。果実では、路傍に無数に落ちていたブナの実、ネジキ、リョウブ、カラスザンショウ、イヌツゲ、ヤブコウジ、コブシ、ノリウツギ、ヤマノイモ等、虫瘤ではイヌツゲメタマフシ、ウダイカンバムレトサカフシ、マンサクイガフシ等が見られました。キノコでは、ヒトクチタケ、ツチグリ、ツヤナシマンネンタケ、エゴノキタケやマメホコリの仲間等、野鳥では、ツグミ、カワラヒワ、メジロ、コゲラ、ヒガラ、ヤマガラ、エナガとその巣、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、トビ、ハクセキレイ、スズメ他、動物では、テンの糞、土竜塚、カモシカの足跡、食痕、角擦り痕、アカネズミと思われる食痕(オニグルミ)、落ちていたリスの大きな巣に食痕(ヒメグルミ、アカマツ等)、ツキノワグマ爪痕の他、何者かが襲ったスズメバチの巣等が見られました。「藪刈り」後の状況では、ノウサギ以外は復活の兆候は見られず、支障木伐採の影響も更に加わり、今後の回復が危ぶまれました。
 大学の二次試験中とのこともあり、静かに散会後は、青葉山駅側の「たまきさんサロン」での主催小写真展に立ち寄りその状況を点検しました。きょうは、諸々の事情による自然破壊の道々を視察しつつも、春到来の喜びをひしひしと感じながらのひと時となりました。
セリバオウレン雄花 カタクリの葉 お疲れ様でした♡ マンサクまんず咲く
  さて、来月(4/9)は、カタクリ、ショウジョウバカマ、シュンランにイワウチワと、早春の花々が一斉に咲き乱れている事でしょう? お楽しみに・・・
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二月観(視)察会
2017/02/12(Sun)
 きょうは第二日曜、観察(視察)会の日。とは言っても二・八月は(公式には)お休みなので、記録(調査)を主にして歩きました(0.6~6.9℃/北西風)。昨晩の雪がうっすら残り、晴れながらも時折吹雪ともなる風の強い中を進みます。それでも咲き始めているミチタネツケバナやノボロキク、植栽のヒイラギナンテンやサザンカに、冬越しをするテントウムシ、カメムシ等を確認しつつ、森に入ります。雪の残る林床には、ノウサギやキツネ、テン、カモシカ等の足跡が続き、この森の豊かさを改めて実感できましたし、上空には今回も、オオタカが低空飛翔してくれました!! 真新しくほやほやの、ノウサギ、カモシカ、タヌキ等の糞も見られました。あれだけあった実は一気に少なくなって、ヘクソカズラやシロダモ、ヤブムラサキ、ミヤマガマズミ等が散見される位でしたが、道端のジャノヒゲには青々とした実が未だ沢山残り、何故かその上にテンの糞も乗っていました。ウダイカンバやケヤマハンノキ、ツノハシバミ等の雄花が寒風に震えていたのも印象的でした。
ノウサギの足跡 シメ ジャノヒゲとテンの糞 吹雪
 野鳥では、草原にカワラヒワやカシラダカ、アトリの群れ、シメ、ホオジロ、ムクドリ、ツグミ、ハクセキレイ、スズメ達が見られ、林内にはシジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、エナガ等の混群に、コゲラ、アカゲラ、シロハラ、トラツグミ、カケス、ウグイス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ガビチョウ等が見られ、遠くに見える川には、カワアイサ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、マガモ、カワウ等を確認できました。動物では、タヌキの足跡、溜糞、リスやノネズミの食痕、ツキノワグマの爪痕や熊棚、カモシカの角擦り痕、糞、食痕等、花では他に、植栽のウメ、ソシンロウバイ等が咲き、果実ではオケラ、ツクバネ、ヤプコウジ、ヘクソカズラ、リョウブ、ヤブラン、アズキナシ等が残っていました。昆虫では他に、あちこちで越冬するヤニサシガメ、クサギカメムシ、ひらひら飛ぶフユシャク達や各種の繭や卵等が見られました。最後に、先月歩いた東北大側を視察しましたが、松の黒赤等観察した、多くの小木や藪がすっかり刈られてしまっていて、唖然としました。大学はここを、ゴルフ場の姿を保つ為の芝生管理地にしたい様ですが、富良野の様な、ある程度自然に戻す場所にはできないものかと思いました。市有林管理の在り方と共に、又一つ今後の課題となりました。それにしても、この「芝地」の先には学部移転の工事現場が広がり、そんな中でも懸命に生きる生物達の姿があちこちに見られ、胸に焼き付きました・・・
カワラヒワ キツネの足跡 オケラ あの松の小木達も伐採されていた
 来月(3/12(日))は、マンサクやセリバオウレンの花、囀る小鳥達、サンショウウオの卵等に出会える?早春の観(視)察になります・・・
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