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四月観(視)察会
2017/04/09(Sun)
  きょうは朝から雨が降lり出したりして、不参加連絡が幾つもありましたが、始まる頃にはほぼ止んで、曇天の下の穏やかな観(視)察会になりました(7.6~14.3℃/北北西風)。改訂版の青葉山地図のお披露目や近況報告の後、早速出発です。道端には、ツクシやバッケ、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ミチタネツケバナ等が続き、カエデ類等木々の芽が展開し、春の息吹を感じます。見上げれば金尽くし、マンサクは益々金色に、コブシは金の鈴音を鳴らし、ケヤマハンノキやツノハシバミは金の鎖を無数に下げ、足元には金蘭とも見紛う春蘭に、寒菅達が金の刷毛を翳しています。山桜で一番早い、チョウジザクラもあちこちで床しく咲いていました。目当てのカタクリはと言えば、生憎花弁を窄ませたものが多かったのですが、頃合いは又と無く、何処までも無数の赤い灯火が輝く様でした。そして、こんな大勢で五月蠅くしているのに、あっとびっくり、目の前に若く美しい一頭、その後又毛色の違う一頭がと、カモシカが次々に現れ動転すると共に、とても嬉しくなりました。ショウジョウバカマやイワウチワの群落も、目にも胸にも沁み入る美しさでした・・・
キクザキイチゲ シュンラン カモシカ トウホクサンショウウオの卵のう観察
 他に花では、キクザキイチゲ、ワサビ、ナガハシスミレ、タチツボスミレ、ミヤマウグイスカグラ、セリバオウレン、ハンノキ、セイヨウタンポポ、ヒメカンスゲ、ヒカゲスゲ、アオスゲ、オクノカンスゲ等も咲いていました。動物では、沢にトウホクサンショウウオの卵濃が見られ、胚モ大きく育っていました。又、その近くに見慣れぬ黒い蛞蝓がいて、皆で不思議がったのですが、帰ってから調べてみると、これはヤマコウラナメクジと言い、環境省のレッドリストで準絶滅危惧、宮城県では2010年に奥新川で初確認されたものの、その後の生息状況は不明との事で、又一つこの山の貴重さが判る種が記録されました。昆虫では、一瞬アカタテハやイカリモンガと思われる蝶や蛾が飛び、野鳥では、ウグイスやシジュウカラが良く囀り、アオゲラやトビも盛んに鳴いて、他にコゲラ、メジロ、ヒヨドリ、エナガ、カワラヒワ、ハシブトガラス、キジバト等が確認されました・・・
ショウジョウバカマ 赤いチョウジザクラ 大切な小森の前で イワウチワ
 今回特筆された事は、昨年、各所で大きく”藪刈り”され、多くの希少種が失われた山道で、数百株はあったヒメフタバラン(昨年は一花も一株も確認できず)が、ほんの数株、数花でしたが確認できた事でした。他の多くの希少種は失われたままですが、この数株の希望が種となり花となって、以前の姿を蘇らせてほしいものです。その為にも、これまでの管理方法を改め、二度と「取り返しのつかない」過ちを繰り返さないでほしいものですし、私達も、少しでも未来に希望の持てる観(視)察会を続けて行きたいと思いました・・・
 来月は新緑の森の中、ルリソウ、ヒメシャガ、ヤマツツジ等の花々や、渡来したばかりの夏鳥達の囀りが見所・聞き所となる事でしょう? では又、5/14(日)にお会いしましょう!
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三月観(視)察会
2017/03/12(Sun)
  きょうは晴れ時々曇って、とても穏やかな会になりました(2.6~9.7℃/北風)。始まった写真展告知、地図作成状況、当林管理に関する一連の動き、支障木伐採に関する情報、書籍紹介等の後出発すると、外にはマンサクが綻び、コブシの芽が膨らみ、道端にはバッケが顔を出しています。植栽のヒイラギナンテンやアケボノアセビに、土手のオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、コハコベ、ミチタネツケバナ等見ながら森に向かうと、ツノハシバミが雄花を伸ばし、ケヤマハンノキには赤い雌花も見えました。ヤマネコヤナギも銀色の花芽を光らせ、遠くには雪山が光っていました。藪刈りされて、長らくノウサギの痕跡が失せていた叢には、無数の糞が転がり、食痕も復活し、とても感激・安堵しました。何故か、キリの葉で埋まる地上にはマツカサキノコモドキが幾つも見られました。ヒノキ林下には、星屑の様なセリバオウレンが数多く煌き、カタクリの若葉もあちこちに顔を出していました。又、シュンランやショウジョウバカマの花芽が大きく膨らみ、シジュウカラの囀りも聞こえて、早春の息吹が感じられました。
花咲き群れる土手 早春花のお話 ケヤマハンノキ 道から街を展望
 花ではその他、ウダイカンバ、植栽のサザンカ、ツバキ等、フユノハナワラビも見られました。果実では、路傍に無数に落ちていたブナの実、ネジキ、リョウブ、カラスザンショウ、イヌツゲ、ヤブコウジ、コブシ、ノリウツギ、ヤマノイモ等、虫瘤ではイヌツゲメタマフシ、ウダイカンバムレトサカフシ、マンサクイガフシ等が見られました。キノコでは、ヒトクチタケ、ツチグリ、ツヤナシマンネンタケ、エゴノキタケやマメホコリの仲間等、野鳥では、ツグミ、カワラヒワ、メジロ、コゲラ、ヒガラ、ヤマガラ、エナガとその巣、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、トビ、ハクセキレイ、スズメ他、動物では、テンの糞、土竜塚、カモシカの足跡、食痕、角擦り痕、アカネズミと思われる食痕(オニグルミ)、落ちていたリスの大きな巣に食痕(ヒメグルミ、アカマツ等)、ツキノワグマ爪痕の他、何者かが襲ったスズメバチの巣等が見られました。「藪刈り」後の状況では、ノウサギ以外は復活の兆候は見られず、支障木伐採の影響も更に加わり、今後の回復が危ぶまれました。
 大学の二次試験中とのこともあり、静かに散会後は、青葉山駅側の「たまきさんサロン」での主催小写真展に立ち寄りその状況を点検しました。きょうは、諸々の事情による自然破壊の道々を視察しつつも、春到来の喜びをひしひしと感じながらのひと時となりました。
セリバオウレン雄花 カタクリの葉 お疲れ様でした♡ マンサクまんず咲く
  さて、来月(4/9)は、カタクリ、ショウジョウバカマ、シュンランにイワウチワと、早春の花々が一斉に咲き乱れている事でしょう? お楽しみに・・・
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二月観(視)察会
2017/02/12(Sun)
 きょうは第二日曜、観察(視察)会の日。とは言っても二・八月は(公式には)お休みなので、記録(調査)を主にして歩きました(0.6~6.9℃/北西風)。昨晩の雪がうっすら残り、晴れながらも時折吹雪ともなる風の強い中を進みます。それでも咲き始めているミチタネツケバナやノボロキク、植栽のヒイラギナンテンやサザンカに、冬越しをするテントウムシ、カメムシ等を確認しつつ、森に入ります。雪の残る林床には、ノウサギやキツネ、テン、カモシカ等の足跡が続き、この森の豊かさを改めて実感できましたし、上空には今回も、オオタカが低空飛翔してくれました!! 真新しくほやほやの、ノウサギ、カモシカ、タヌキ等の糞も見られました。あれだけあった実は一気に少なくなって、ヘクソカズラやシロダモ、ヤブムラサキ、ミヤマガマズミ等が散見される位でしたが、道端のジャノヒゲには青々とした実が未だ沢山残り、何故かその上にテンの糞も乗っていました。ウダイカンバやケヤマハンノキ、ツノハシバミ等の雄花が寒風に震えていたのも印象的でした。
ノウサギの足跡 シメ ジャノヒゲとテンの糞 吹雪
 野鳥では、草原にカワラヒワやカシラダカ、アトリの群れ、シメ、ホオジロ、ムクドリ、ツグミ、ハクセキレイ、スズメ達が見られ、林内にはシジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、エナガ等の混群に、コゲラ、アカゲラ、シロハラ、トラツグミ、カケス、ウグイス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ガビチョウ等が見られ、遠くに見える川には、カワアイサ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、マガモ、カワウ等を確認できました。動物では、タヌキの足跡、溜糞、リスやノネズミの食痕、ツキノワグマの爪痕や熊棚、カモシカの角擦り痕、糞、食痕等、花では他に、植栽のウメ、ソシンロウバイ等が咲き、果実ではオケラ、ツクバネ、ヤプコウジ、ヘクソカズラ、リョウブ、ヤブラン、アズキナシ等が残っていました。昆虫では他に、あちこちで越冬するヤニサシガメ、クサギカメムシ、ひらひら飛ぶフユシャク達や各種の繭や卵等が見られました。最後に、先月歩いた東北大側を視察しましたが、松の黒赤等観察した、多くの小木や藪がすっかり刈られてしまっていて、唖然としました。大学はここを、ゴルフ場の姿を保つ為の芝生管理地にしたい様ですが、富良野の様な、ある程度自然に戻す場所にはできないものかと思いました。市有林管理の在り方と共に、又一つ今後の課題となりました。それにしても、この「芝地」の先には学部移転の工事現場が広がり、そんな中でも懸命に生きる生物達の姿があちこちに見られ、胸に焼き付きました・・・
カワラヒワ キツネの足跡 オケラ あの松の小木達も伐採されていた
 来月(3/12(日))は、マンサクやセリバオウレンの花、囀る小鳥達、サンショウウオの卵等に出会える?早春の観(視)察になります・・・
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一月観(視)察会
2017/01/08(Sun)
  きょうは今年初の観察会。雲一つない青空の下、穏やかな"初歩き"となりました。(1.0~6..8℃/北風)。集合所でほんの少し残る雪でだるまを作ったり、新年の挨拶等交わした後、早速の出発です。シュンランの芽、ナガバノコウヤボウキの果実等確認、木々の伐採跡には憤慨ししながら進むと、道端で餌を探していたツグミがケッと言いながら目前の木に止まり、長らく私達を楽しませてくれました。三居沢源流の小池を眺めながら草原に向かうと、この睦月に、ハハコグサやミチタネツケバナ、ノボロギク等が咲き群れる一角に入り込み、不可思議な気持ちになりました。すると、何処からともなく真白く大きな鳥が゛、直ぐ目前の赤松にスーッと飛来しました。誰かが「オオタカだ!」と叫びます。姿は枝葉で見えず、慌てて見る場所を変えようとしました、それがいけなかったのか再び、バサバサと羽を翻し、又私達の目前を飛び去ってしまいました。その後、大きな興奮と共に進みましたが、上空には幾度もその雄姿が現れ、その度に感慨一入となりました。そのオオタカの重要な狩場だった、竜ノ口源流の一の大池(跡)では、大学移転に伴う工事で枯渇したその有様に、改めて落胆させられました。帰路は、見事に生るアズキナシの赤い実、アカマツとクロマツの違い、キツネと思われる糞、草原に広がる土竜塚、胞子を振り撒くホコリタケ、オケラやガマズミ、サルトリイバラの果実、イヌシデやヨモギの虫こぶ等も観察しました。万助沢の源流では、計画されている道路建設に怒り、その行末を案じました・・・
雪だるま三つも作れました!_逃げなかったツグミ_大池を望むが・・・_アズキナシ
  花では他に、ケヤマハンノキ雄花、植栽のサザンカ、セイタカアワダチソウ等、実では、ヤブコウジ、ヘクソカズラ、シャリンバイ、イヌツゲ、ナツツバキ、ヒメヤブラン、ノアザミ、イヌホオヅキ、サラサドウダン、リョウブ、ネジキ、コバギボウシ、コハウチワカエデ、ヤブムラサキ、メリケンカルカヤ、アメリカセンダングサ、アレチヌスビトハギ等、動物ではテンの糞、リスの食痕等、昆虫ではフユシャクの仲間、ヤママユの繭、ジョロウグモと思われる卵嚢等、冬芽では、ヤマネコヤナギ、カスミザクラ、ヌルデ、タラノキ、アカシデ、マルバアオダモ等、野鳥ではシジュウカラ、エナガ、コゲラ、ホオジロ、ミヤマホオジロ、カシラダカ、カワラヒワ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、スズメ、トビ、ノスリ等が見られました。
  一旦解散後は、せんだい環境学習館"たまきさん"での初の新年会となりましたが、夫々に、今年の抱負や青葉山への思いを綴ったり、Mちゃんのしりとりや絵本読み聞かせ、Tさんの紙芝居や頭の体操、籤引き等々あり、楽しく懇談し、とても穏やかな一時を過ごしました。オオタカも、新春に相応しく美しい姿を表し、力強いエールを送ってくれましたし、今年は新たな気持ちで、様々な困難に立ち向かいつつ、より地道に活動しなければと思いました。2017年が、逆境にある青葉山の全ての生き物達にとって、復活・前進・前進の、素晴らしい年になってほしいものですね・・・
モグラ塚_今年も宜しくお願い致します!_穏やかに新年会_オオタカ飛ぶ!
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十二月観(視)察会
2016/12/11(Sun)
  きょうは、湿った雪が降ったり止んだりの、師走に相応しい観(視)察会となりました(-0.7~4.0/西北西風)。近況報告等の後、早速出発はしましたが、正門脇に僅かに残された貴重な自然林の一部が、電線新設の影響で大きく破壊されていて、とても驚きました。数m側に車道があり、「そこに沿って敷設すれば済むものを何故!?」と皆で訝り、怒りました。男子寮に続く車道沿いも、これまで観察を続けてきた数十本の木々が伐採されていて、落胆しました。気を何とか取り戻しつつ、道々に残るヤマボウシやトチノキ、コブシ、ツノハシバミに、キクイモや植栽のツワブキ等観ながら森に入ります。期待した積雪は殆ど無く獣の足跡観察は叶いませんでしたが、すっかり葉を落した木々の下のふかふかの道を、ヤブランの青黒い実や無数に落ちるシロダモの赤い実を拾ったりしながら進みます。路傍には、カモシカやノウサギの食痕もあちこちに見られ、ニホンリスの無数の食痕(松、胡桃)にも心を癒されました。
歩き出しの道端 キクイモの名残花 雪の舞う中 空蝉
 花では他に、植栽のサザンカ、ヒイラギナンテン、アケボノアセビ、不時開花のツツジ、ケヤマハンノキやツノハシバミ、ウダイカンバの雄花、ヤマツツジ、コブシ等の蕾、萎れかかったシロダモ、ハキダメギク等が見られ、羊歯ではフユノハナワラビやリョウメンシダ、イヌガンソク、シシガシラ、オクマワラビ。ホソバトウゲシバ等、苔ではハイゴケやシラガゴケ等、果実ではノイバラやツノハシバミ、ツクバネ、オオウバユリ、キリ、トチノキ、ヘクソカズラ、アオキ、サルトリイバラ、タチシオデ、ヒノキ、トリガタハンショウヅル、ジャノヒゲ、オオバジャノヒゲ、カラスザンショウ、ヤブコウジに、ウメモドキやヤブムラサキも僅かに残っていました。冬芽では、トチノキやヤマボウシ、オニグルミ、ホオノキ、タカノツメ、サラサドウダン等観察。虫瘤は、ウダイカンバ、イヌツゲ、クリのもの等、キノコでは、エゴノキタケ、カワラタケの仲間等の他、変形菌のマメホコリも見られました。動物ではテンの糞、土竜塚等、野鳥との出会いは少なかったものの、柿を食べるツグミ、混群を作るシジュウカラ等のカラ類、ヒヨドリやトビ等の他、アオゲラの羽根を見つけた方もいました。昆虫では、フユシャクの仲間が舞っていた他、クスサンの繭、アブラゼミの空蝉等も見られました。今回は例年通りの少し長めコースを歩きましたが、諸課題と共に、新たな喜びや発見も多々あった一時ではなかったでしょうか?尚、大学正門脇の自然林破壊については、これ以上の破壊が起らぬ様に、大学等にしっかり申し入れたいものです。さて次回は、新年の初歩きです。きりりとした雪上の?心改まる「会」を期待しましょう・・・
シロダモの実 森の大食堂 みんなでパチリ 伐採された木々
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