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五月観(視)察会
2020/05/10(Sun)
  きょうは予報通り、小雨が降ったり止んだりではありましたが、とても穏やかで心地良い観(視)察会になりました(14.3~22.3℃/南風)。新型コロナ感染が中々収まらない中、マスク等対策を十分に講じつつ、近況報告やコース説明に書籍紹介等あった後、早速の出発です。道沿いに咲くカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)とスズメノエンドウ、ヒメコウゾとヤマグワ、ハウチワカエデとコハウチワカエデ等を比べたりしながら森に入ると、真白い花房のウワミズザクラが無数に群れ咲き、ヤマツツジが道を赤く彩ります。紫のトウゴクミツバツツジが咲き残り、耳飾りの様なアブラツツジが咲き始め、ミヤマガマズミやオトコヨウゾメも白く浮き立っています。林床を見れば早くも、仙台の象徴花ヒメシャガ(準絶滅危惧)が咲きこぼれ、イカリソウの紅紫の花々も目立っていました。沢のあちこちからはぐーっぐーっとタゴガエルが鳴き、遠くからヤマアカガエルの声も聞かれ、細流の水溜にはトウホクサンショウウオの卵嚢や元気な幼生が見られました。行く道々の藪からは、ウグイスが何時になく高らかに歌い、ヤブサメも頻りに鳴き、あちこちからはキビタキの囀りも聞こえてきます。昨日までは間近で見られたオオルリの姿は見えなかったものの、実物(亡がら)の瑠璃の輝きや円らな瞳に、遥かな旅の末の無念を想いました。道端にも咲き零れる、同じ瑠璃色のルリソウ(準絶滅危惧)にも心打たれました・・・
イカリソウの道 ヤマツツジの森 ギンラン ヤマアカガエル
 花では他に、マイヅルソウの群落の他、コナラ、サラサドウダン、ツリバナ、ニシキギ、オオウラジロノキ、キュウリグサ、ニガイチゴ、カキドオシ、フジ、ミツバウツギ、ニワトコ、トリガタハンショウヅル、チゴユリ、ツボスミレ、エゾタンポポ、セイヨウタンポポ、ミツバツチグリ、アオキ、ナツトウダイ、シナノタイゲキ、クヌギ、サルトリイバラ、タチシオデ、ミツバ、オニタビラコ、マムシグサ、ハルジオン、オオイヌノフグリ、クサノオウ、キュウリグサ、アズマネザサ、カリン、トチノキ、ユウシュンラン(絶滅危惧Ⅱ類)、ギンラン(絶滅危惧Ⅱ類)、シラネアオイ(絶滅危惧II類)等が見られました。野鳥では他に、ツツドリ、メジロ、アオゲラ、エナガ、ヒヨドリ、カワラヒワ、ハシブトガラス、イワツバメ、トビ、シジュウカラ、ガビチョウ等を確認できました。動物では、道に飛び跳ねたヤマアカガエル、カモシカやテン、リス等の数多くの痕跡。昆虫では、葉に止まっていたムシヒキアブの仲間、ミヤマガマズミにいたヨツボシテントウ、葉陰でじっとしていたクロアゲハ等が見られました。キノコでは、マツオウジの幼菌、カワラタケ、ヒトクチタケ等が出ていました。きょうは、生憎の天候ながら少人数で、新緑滴る爽やかな森で、数多くの花々や生き物達に出会いました。周囲の大開発やコロナ騒動に、盗掘、松枯れ、藪刈り等々、心痛む種は尽きませんが、身近な自然に息づく命に励まされて、一木一草心を込めて観察し続けて行きたいものです…
トウホクサンショウウオの幼生 トリガタハンショウヅル 完全防備の会でした マイヅルソウ.
 来月の6/9は、エゴノキの花の香漂う森の中、キビタキ、ホトトギス等の声を聞きながら、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)等の花々、モミジイチゴ、ヤマグワ等の果実を楽しみます。又、必ずや素敵な出会いがあることでしょう・・・ 
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四月観(視)察会
2020/04/12(Sun)
  きょうは、予報に反し良く晴れて、春爛漫の観(視)察会日和になりました(5.9~14.8℃/南東風)。新型ウィルス感染が各地で進行する中、マスク配布等の対策を講じつつ、近況報告やコース説明等の後、早速出発です。キツネヤナギやヤマネコヤナギ、コブシ、道端のエゾタンポポ、ホトケノザ、イカリソウ、センボンヤリ等観ながら森に入ると、早くも、モミジイチゴが群れ咲き、貴重なトウゴクミツバツツシが咲き始めていました。少し見頃は過ぎていましたが、そこら中に篝火の様なカタクリが燃え立ち、菫では、あちこちに咲くナガハシスミレやタチツボスミレ、小さく愛らしいマキノスミレ等の他、朝焼け空を思わすアケボノスミレが美しく佇んでいました。目当ての希少種イワウチワは僅かに残るだけでしたが、ウグイスやシジュウカラ、ヤマガラ等が囀る下、オオバクロモジやツクバキンモンソウ、キブシに、香り立つツルシキミ、暗い林床に灯を点す無数のショウジョウバカマが咲き群れ、明るい林内外に咲き誇るエドヒガン等ヤマザクラのお花見も楽しみました・・・
シュンラン_トウゴクミツバツツジ_シジュウカラ囀る_泉ヶ岳と山桜
 他に花では、ヤマツツジ、ツノハシバミ、アオキ、チョウジザクラ、ミヤマウグイスカグラ、ミツバアケビ、セリバオウレン、スズメノヤリ、ハルガヤ、セイヨウタンポポ、コハコベ、カキドオシ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、ミチタネツケバナ、アズマスゲ、ヒカゲスゲ、ヒメカンスゲ、オクノカンスゲ、ハウチワカエデ、ヤハズエンドウ、ナツトウダイ、アケボノアセビ、フキ、ヒメリンゴ等。動物では、ニホンカナヘビが現れた他、カモシカやリス、テン等の痕跡はあちこちに見られるものの、昨日確認のトウホクサンショウウオの卵濃は、イモリか誰かが食べたのか???ありませんでした。昆虫では、ヒオドシチョウ、ルリシジミ?、ビロードツリアブ等の蝶や花虻、花蜂、野鳥では他にイワツバメが飛び、カワラヒワ、メジロが良く囀り、アオゲラ、コゲラ、トビ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キジバト等が確認できました。今回も、先月に続き叶講師の蘊蓄溢れる案内に沸き、一旦解散後は、谷講師の発案指導で細やかな歌の会ともなり、日頃の欝憤を少しだけ晴らしたりもしましたが、コロナ禍の下、野山に出て免疫力を高め、心身を開放することの大切さもつくづく感じました…
ヒオドシチョウ_ショウジョウバカマの道_お疲れさまでした_カタクリ
 来月は新緑の森の中、ルリソウ、ヒメシャガ、ヤマツツジ等の花々や、渡来したばかりの夏鳥達の囀りが見所・聞き所となる事でしょう? では又、5/10(日)にお会いしましょう(予定)!
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三月観(視)察会
2020/03/08(Sun)
    きょうは、朝の降り始めは雪の小雨が降ったり止んだりでしたが、それなりに過ごしやすい穏やかな会になりました(4.5~6.9℃/北北西風)。と言っても冷たい雨降りですし誰も居ないかとも思いましたが、コロナウィルス騒動の逆効果もあるのか?十二分の参加者で、近況報告等の後、早速出発です。今回の主たる案内は叶さんと言うことで、要所要所で画像を使いながらの蘊蓄あるお話があり、機知に富むユーモアやクイズに笑みが零れます。マンサクやバッケ、オオイヌノフグリ、コハコベ、ミチタネツケバナ、ヒメオドリコソウ、ツノハシバミに、植栽のヒイラギナンテンやアケボノアセビ等が咲き、コブシやトチノキ、キリ等の芽が膨らむ車道沿いを抜け森に入ると、道は森閑として遠くに煙霧が流れ行く中を進むと、道添いの両側が、何処までもイノシシのラッセル痕で破壊されていて、とても心が痛みます。多くのアオキが伐採されていたのも怪訝でしたが(植えた者が伐って何悪いと言う事?)、解説の赤青虫瘤話(アオキミフクレフシ)には和みました。見上げれば、ケヤマハンノキが雄花を揺らし、ヤマネコヤナギが銀の花芽を煌めかせ、マンサクが黄色いリボンを伸ばし、足元にはアズマスゲ等の菅達が黄金の刷毛を掲げています。檜林のセリバオウレンは星花を例年になく広く、数多く咲き群れ出していて、カタクリの葉も、何時になくあちこちに顔を出していました。シュンランやショウジョウバカマの花芽も大きく膨らみ、シジュウカラやヤマガラ、ヒガラの囀りも聞こえて、愈々春本番かと感じましました。・・・
ヒメオドリコソウ 濡れそぼるマンサク セリバオウレンの道 ウダイカンバの葉と虫こぶ
 花ではその他、ヒメカンスゲ、ウダイカンバ、アサダ、オニノゲシ、セイヨウタンポポ、植栽のサザンカ、ツバキ等が見られました。果実では、カラスザンショウ、シロダモ、リョウブ、ヤブコウジ、ノリウツギ、ヤマノイモ(むかご)、ヤブラン、ツクバネ、オオバジャノヒゲ等、虫瘤ではウダイカンバムレトサカフシ、マンサクメイガフシ等が見られ、ヤママユやウスタビガの繭もありました。キノコでは、沢山落ちていたツチグリ、ヒトクチタケ、カワラタケ、サルノコシカケの仲間等、野鳥は少なかったものの、他にウソ、カワラヒワ、メジロ、コゲラ、エナガ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、トビ他、動物では、カモシカの足跡、食痕、角擦痕、イノシシの親子の足跡、食痕、テンの糞、土竜塚、ニホンリスの食痕(ヒメグルミ、オニグルミ、アカマツ等)等が見られました。
  きょうは雨中、国際女性日でも、大震災から9年目の直前日でもあり(私的にも例年の様に亡き姉母父に思いを馳せたり)、又様々な自然破壊の状況を考えたりしつつも、何やかやあっても、、皆さん、春到来の喜びを感じるひと時となったのではないでしょうか?
アズマスゲ 竹の話 お疲れさんでした 猪親子と同じ道を行く
 尚、解散後に理事会を開催、NPO法人年度末の提出書類の検討、今後の活動への提案、業務分担、総会日程等話し合い、4月例会後も諸課題を再検討することとしました。
  さて、来月(4/12)は、カタクリ、ショウジョウバカマ、シュンランにイワウチワと、早春の花々が一斉に咲き乱れている事でしょう? お楽しみに・・・
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二月観(視)察会
2020/02/09(Sun)
 きょうは第二日曜、観察(視察)会の日。とは言え二・八月は(公式には)お休みなので、記録(調査)を主にして有志数名で歩きました(-3.3~1.7℃/北西風)。うっすらした雪があり、晴間はあるものの曇って風があり、時折雪が舞う中、(他催事も重なる事から)少し短めの会となりました。森は、所々に雪はあるものの、当てにしていた足跡等の痕跡は、人間と判別困難の小鳥のものくらいしかなく、例年ならとっくに綻んでいるマンサクも、顔を出している筈のバッケも、道沿いでは全く見られませんでした。超暖冬とは言え、大学構内や車道沿いに咲いているサザンカやソシンロウバイに、オオイヌノフグリ等を除けば、山の花々の開花は少々遅めの様です。風がある所為か鳥達の声も疎でしたが、それでも時折シジュウカラやエナガの混群が通り過ぎ、藪からシロハラが跳び出たり、アカゲラが枯木を突いていたり、カワウが川下に飛ぶ姿が見えたりもしました。果実は、何時になく少なく、先月に見られたものの殆どが消えていましたが、何故か不思議とオオウラジロノキは、多くの実を付けていました。ケヤマハンノキやツノハシバミ、アサダ等の雄花はそれなりに伸びていました…
タイトル 皮剥ぎ ヤニサシガメ オオイヌノフグリ
 野鳥では他に、メジロ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カワラヒワ、ヒヨドリ、コゲラ。トビ、ハクセキレイ、スズメ等が見られ、動物では、リスやノネズミの食痕、カモシカの角擦り痕、食痕、テンの糞等、果実ではミヤマガマズミ、サルトリイバラ、ケカマツカ、ヘクソカズラ、ヤブコウジ、ケヤマハンノキ、オオウバユリ、ヤマノイモ、リョウブ、ネジキ、オオバジャノヒゲ、ジャノヒゲ等が残っていました。昆虫では、越冬するヤニサシガメ、ウスタビガやイラガ等の繭が見られ、一枝に沢山付いているヤマトゴミグモの卵嚢もありました。キノコでは、ヒトクチタケやカワラタケ等の他、樹皮にコウヤクタケやイドタケの仲間が良く見られました。枯れた森には、シシガシラ等の常緑羊歯や、胞子体を一杯付けたコスギゴケ等苔類、花芽を膨らませたショウジョウバカマやシュンラン等、青々としたものが目立っていました。何者の仕業か分らぬ、コナラの皮剥ぎ痕も見られました・・・
 きょうは時間が少なく、貴重自然の残る、放射光施設建設地付近(現在延々と塀が立てられ内部への立入も不可)の視(観)察もできませんでしたが、大規模な工事が進み、カモシカ等の行動や生息状況を含め、青葉山の生態系に多くの重大な負荷が掛っているのは事実で、今後共監視し続けなければなりません・・・
アカゲラ♂ 凍った道 時々雪 ソシンロウバイ
 来月(3/8(日))は、マンサクやセリバオウレンの花、囀る小鳥達、サンショウウオの卵等に出会える?早春の観(視)察になります・・・
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一月観(視)察会
2020/01/12(Sun)
  きょうは、新年初の観(視)察会。一月とは思えぬ記録的暖冬の下、と言っても曇天のそれなりの寒気もある中、穏やかで楽しい「初歩き」になりました(1.6~8..6℃/西北西風.)。大学構内は栃の芽が大きく膨らみ、サザンカが今が盛りと咲いていて、ツバキとの比較等したりたりしつつ森に入ります。森の入口にはイイギリは赤い実を無数に垂らし、ヒヨドリ等の群れが賑やかに採食していました。森に中は森閑とするも、時折エナガの群れやシジュウカラやヤマガラの混群が頭上を過ぎて行きます。冬枯れの木立には、繁みに隠れていた細やかなものが沢山現れて、とても新鮮な気持ちになります。美しいトウゴクミツバツツジ等の冬芽を見たり、興味深いクモ類の卵嚢、不可思議な芸術品ウスタビガ、ヤママユ等の繭、美味しそうなミヤマガマズミやヘクソカズラ、サルトリイバラ、ヤブムラサキ等の果実、中が気になる虫瘤達、膏薬病の黒く様々な模様にも惹き付けけられました。雪は、4日前の小塊がちょこちょこ残る程度で、動物の足跡等は見られませんでしたが、リスとノネズミの食痕の違いを比べたり、カモシカ食痕、テンの糞やクマの爪痕等も観察しました。枯れた赤松の惨状に驚き、心痛めましたが、そんな中でも、沢山落ちていたリスの新鮮な食痕(松毬)に感動。メジロ等の野鳥の精巧な巣にも感銘しました。青々としたハイゴケやスナゴケ等苔類、ジュウモンジシダ、ホソバトウゲシバ等羊歯類にも、心癒されました。一旦解散後は、管理センターにてささやかに新年会を行い、夫々の青葉山への思い等を述べ合ったり、恒例の籤引き等もあり、楽しく穏やかな一時を過ごしました・・・
イイギリ トウゴクミツバツツジ 垣間見えた街並 食卓の海老ふらい
  花では、構内のヤエヤマブキやヒイラギナンテン、アワコガネギク等の他、シュンランの花芽が膨らみ、ツノハシバミやアサダ等カバノキ科の雄花が伸びていました。果実では他に、ブナ、ツクバネ、ヤブコウジ、ウメモドキ、ムラサキシキブ、ジャノヒゲ、オオバジャノヒゲ、イヌツゲ、オトコヨウゾメ、リョウブ、ネジキ、イボタノキ、オオウラジロノキ、ケカマツカに、ウリハダカエデやハウチワカエデ等のカエデ類翼果、ホクリクムヨウラン等が目立っていました。キノコでは、何箇所かにウチワタケやカワラタケや粘菌等の他、倒木にタヌキノチャブクロが生えていした。シダ類では、シシガシラ、リョウメンシダ。オクマワラビ、フユノハナワラビ等が見られました。昆虫では、アカマツの幹にヤニサシガメが越冬し、シャクガの仲間が飛んでいました。動物達の痕跡では、カモシカの角擦り痕、イノシシの生活痕も見られました。野鳥では他に、メジロ、カワラヒワ、ハクセキレイ、スズメ、トビやカラス類等が見られました。
ウスタビガ メジロの巣 みんなでぱちり 新年会
 きょうは、とても穏やかな初歩きではありましたが、松枯れとその対策法の問題性を再確認し、放射光施設等周囲で進む工事や生態系分断の深刻さについても写真等観ながら考えたり、今後の対策を考察したりもしました。青葉山の自然にとっては益々厳しい状況が続いていますが、新しい年が、ここに暮らす全ての生物達にとって、少しでもより良い年になって欲しいものです・・・
  来月の2/9は、会としてはお休みですが、記録を主として歩きます。雪のあることを期待したいものです…
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