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ドクベニタケ(毒紅茸)
2023/11/13(Mon)
  きょうは、晴れ時々曇りました(4.8~11.6℃/北西風)。
  道端に、ドクベニタケ(ベニタケ科)が生えていました。少し色褪せながらも、鴇色にしっとりと、互いにお喋りでもするかの様に佇んでいました。夏~秋、日本全国の他、北半球一帯やオーストラリアの、広葉・針葉樹林等、様々な林下に発生する傘径3-10㎝の菌根菌です。半球~丸山~扁平で、中央部がやや窪みます。表面は湿ると粘性があり、初めは美しい鮮紅~暗紅色で、後淡紅色、更には白っぽくなります。肉は白く、襞は疎で白く茎に直生し、茎の高さ2.5-7㎝、径0.7-1.5㎝で、表面は白く、皺状の縦線があり、内部は海綿質で空洞。傘の表皮が剥け易く、とても辛く、苦く無臭で、襞や茎が白いのが特徴です。昔は有毒、後には無毒と言われていましたが、ムスカリン類等の毒成分が確認され、生食は禁物です。青葉山では林床に普通に見られます・・・
ドクベニタケ こんな所も
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クリタケ(栗茸)
2023/11/10(Fri)
   きょうは、曇り後雨が降りました(9.7~19.4℃/南風)。
   道沿いの小楢の切株に、クリタケ(モエギタケ科)が生えていました。出始めの大きな幼菌でしたが、如何にも栗や栗饅頭の様で、美味しそうでした。北半球温帯以北に広く分布し、日本では秋~晩秋、全国の山林の主に広葉樹(稀に針葉樹)の切株や倒木等に発生する木材腐朽菌です。径3-8㎝の傘は茶褐~レンガ色で、襞は黄白色後紫褐色に変化します。別名はヤマドリモタシ等。優秀な食菌ですが、猛毒のニガクリタケに似ている上に、近年、有毒成分(ネマトリン、ネマトロン、ハイフォロミンA,B等)が見つかり、セシウム等も良く吸収しますから、十分な注意が必要です。青葉山では、晩秋に普通に見られます・・・
クリタケ お弾き
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チシオタケ(血潮茸)
2023/10/25(Wed)
   きょうは、晴れ後曇って、一時雷雨がありました(11.7~22.0℃/北風)。
   水楢の古い切株に、チシオタケ(キシメジ科)が生えていました。ピンクや白のめんこい帽子が、思わず無数にぐるりと囲んでいて、運動会でも始まりそうでした。夏〜秋に全国の山野の広葉樹の朽木上に群生する、傘径2-3㎝程の小型菌です。傘色は淡赤紫~淡赤褐色で中心部分は色が濃く、湿時は表面に滑りが見られ、幼時は卵形で、成長するとやや開き、釣鐘型又は円錐形となります。傘には放射状の条線があり、縁には鋸歯状飾り(フリンジ)が見られます。襞は直生し白く、成長すると黄を帯びる事もあります。柄は長さ4-12㎝で中空。柄の色は傘より色が濃く、細かい綿毛状繊維が見られ、基部は白い菌糸に包まれます。傷付けると暗赤色の液が出るのが特徴。青葉山では、広葉樹枯木に普通に見られます…
チシオタケ 椛

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ヒラタケ(平茸)とホソチビオオキノコ(細チビ大茸)
2023/10/23(Mon)
きょうは、晴れ時々曇りました(11.3~22.0℃/南南西風)。
道沿いの小楢にヒラタケ(ヒラタケ科)が生えていました。見事なもので美味しそうでしたが、下から覗くと、同じ思いからか、ホソチビオオキノコ(オオキノコムシ科)と思われる茸虫が、襞の間にも沢山いました。平茸は、主に晩秋~早春、日本全国の広葉樹(稀に針葉樹)の朽木や切株に、重なり合って発生。傘は径5-15cmの半円形で、中央が窪んで漏斗型になるものも。黒→灰→褐→白と変化し、表面は平滑で滑りはなく、白い襞は柄に垂生し、柄は偏心~中心生で短く、無柄のものもあり、基部に白毛が密生。優秀な食菌だが、毒菌のツキヨタケ等にも似て、場所により放射能値も高めに出るのでから要注意。青葉山では、様々な木に普通に見られます。細チビ大茸は、北海道〜九州の、山野の各種キノコ上に生息する、体長4~4.5㎜のオオキノコの仲間。成虫は6~8月に出現し、光沢があり、橙黄色に黒く縦に点刻ある上翅を持つ。色合いはクロウリハムシに似るが、触角や体型等は大きく異なる。カワラタケ等の様々なキノコを食べる。別名はホソチビオオキノコムシ。青葉山では、茸上に見られます・・・
ヒラタケ 薄暮の山
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アミタケ(網茸)
2023/10/13(Fri)
  きょうは、良く晴れました(11.2~23.3℃/北風)。
  道端に、アミタケ(ヌメリイグチ科ヌメリイグチ属)が生えていました。今季は暑すぎ乾き過ぎで、茸の影もない状態が長らく続きましたが、漸く食菌も普通に見られて、特にこのアミッコの愛らしさにはつい負けて、少し採って美味しく味見させて貰いました。主に晩夏〜秋(時に梅雨時)に、全国の山地〜平地の赤松・黒松等の林床に群生する、傘径3ー10㎝程のイグチの仲間です。傘は半球〜平開し、帯紅淡黄褐〜灰黄褐色を呈し、著しい粘性を示します。肉は肌〜クリーム色で柔らかく、傘裏は管孔状を呈し、孔口は放射状に長い楕円形を生し、幼時は淡黄色で後帯オリーブ褐〜暗灰褐色。柄は長さ3-6cm、径3-8mm程で、くすむクリーム〜淡黄褐色で平滑、中実。優秀な食菌で、仙台ではアミッコと呼ばれ人気で、嘗ては直ぐに無くなってしまいましたが、最近は「放射能」の所為もあり、流れているのも見かけます。青葉山では、松林等に普通に見られます・・・
アミッコ 柿山
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