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追廻周辺の自然破壊
2023/02/23(Thu)
市博物館の下、長沼の斜面の森が無くなっていました。初めははみ出した大木等を伐採、オシドリの止まり木も営巣木も伐られ、次に藪刈り、ウグイス等がすべて消え、これで終わりと思っていましたら、残った杉の大木等を次々に伐採、大きな森は、あっと言う間に禿げた土手に変わってしまいました。これが「杜の都」が看板の町がすることでしょうか。「青葉山公園整備事業」と、4月から始まる「全国都市緑化仙台フェア」に向けた工事と思われますが、既に追廻地区では、多くの樹木が伐採され、ツルボやミソハギ、カキツバタやノハナショウブ等の群生地はアスファルトやコンクリで覆われ、「水質改善」工事によっては、コウホネやヒツジグサ等の他、折角あったミズバショウやリュウキンカ等まで消えてしまいました。河川管理を理由に、貴重な柳等の河畔林も大規模に削られました。今後の「公園化」によって何が植栽、自然化するかは分かりませんが、失われたものはほぼ戻ることは無いでしょう。「青葉山シンポジウム」でも謳われた「活性化」はよしとしても、今ある宝「自然」を護り、次代に繋ぐことを忘れてはなりません。仙台の顔とも言うべき場所で繰り広げられている自然破壊の数々…「杜の都」の看板が泣いています。
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宮教大を駐車場周辺の木々伐採
2022/12/25(Sun)
 昨日、久し振りに宮教大を訪ねると、正門下の駐車場周辺の木々が数多く伐採されていました。以前から学生寮建設工事のことは知ってましたが、完成予想図では手前の小林はそのままで(と思っていました)、余り気にもかけていませんでした。ところが既に、林地の駐車場側が広く削られ、伐られた木々が積み上げられ、別所道沿いの谷側に落とされているものもありました。
 うっかりしていたもので衝撃でしたが、早速大学に問い合わせますと、「雑木林は(駐車場・駐輪場用用地として)一部伐採されますが残ります。景観としては大きくは変わらない予定です。」とのことで、少しだけほっとしました。
 この林地は小林乍らとても貴重な純自然林で、様々な希少植物も確認され、私達の会でも定期的に観察してきた場所でした。既に伐られた部分は如何しようもありませんが、できる限り、これ以上の損壊がなきよう、この身近で貴重な自然を残して行ってもらいたいものです。
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貴重な河畔林が伐採!
2022/02/16(Wed)
 追廻の奥(竜の口入口付近)に工事音が轟いていたので近寄ると、広瀬川沿いに道ができていて、川沿いの木々が無くなっていました。全く寝耳に水だったので驚いて、発注者である仙台土木事務所に問い合わせると、これは「河道掘削工事で、右岸側(河畔林側)を200m、5m幅で削り、溜った土砂も撤去する。工期は2/1〜3/31で、木々の伐採は既に終わり、これ以上の伐採は無い。後は掘削のみで、工事後は原状回復させる」とのことでした。
 この地は、広瀬川と竜ノ口渓谷の合流点に沿った、100万都市の中心部にありながら、クルミ類、ヤナギ類の貴重な自然植生河畔林となっており、「広瀬川の清流を守る条例」では特別環境保全区域にも指定されている区域です。広瀬川の象徴でもあるヤマセミやカワセミ、オシドリ等の採食、休息、繁殖の場ともなり、ワンド部分はクイナやタシギ等の生息地、ゲンジボタルの自然発生地ともなっていました。今はその湿地も削られ、張り出していた樹々も悉く伐採され、「原状回復」には長い年月がかかるものと思われます。
 景観上も非常に貴重な場所であり、これまで何十年も工事は入っておらず、今回も、左岸側の砂礫の撤去はともかく、右岸側は、河畔林そのものが護岸の役目を果たしていて、川床も非常に固い岩盤が広がり土砂の堆積は無く、工事の必要性を全く感じませんでした。小規模なので環境アセスもないとのことで、告知もなかったようですが、できる限り手を付けてほしくなかった場所でしたので、この様な工事の進め方は納得できませんし、残念でなりません。今後はこれ以上の破壊がなく、早急に「原状回復」がされることを願うばかりで、今後共、日常的な点検・監視が必要と感じます。
木根の山 作業道 切り株 下流から 工事中 2/15  工事前の様子工事前 工事前
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「ナラ枯れ被害対策についての質問状及び要望書」への回答
2021/07/07(Wed)
 仙台市に、ナラ枯についての質問状・要望書を提出(3/18)して三月半程経ちましたが、漸く一昨日7/5、公園課にて「回答書」を受け取ることができました。
 内容は極簡単なもので、こちらの主要な提案も未だ検討して頂けず残念ですが、作業時期の見直しや「情報提供」、「事前の相談」の確約等あり、当会としても十分検証した上で、又全国の事例等示しつつ、「天然更新」等も含め、現作業の見直しと、自然への負荷の少ない他方法の採用を執拗に提案する等、今後共確り対応して行きたいと思います。
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「ナラ枯れ被害対策についての質問状及び要望書」を提出
2021/03/18(Thu)
 3/18、仙台市建設局公園課に、「青葉山市有林(青葉の森緑地)におけるナラ枯れ(ブナ科樹木萎凋病)被害対策についての質問状及び要望書」を提出しました。
 現在実施されている「ナラ枯れ対策」作業は、多くの希少種自生地を消失させた他、林床を悉く破壊、ほぼ全て車道脇にも拘わらず搬出(この方が処理単価も安い!)もせず、ビニル梱包は景観上も醜悪であり、作業時期も悪い事等を糺し、自然への負荷を最小限とする為、極力伐採を控える事や「搬出と再利用」、「誘因捕殺」、「立木燻蒸」等々の他方法の採用を求め、当会への事前連絡・検討の確認や森林の一元管理等を要望しました。
 兎に角、現在の様な処理法を青葉山全山、又他の全地域にもされたのでは、取り返しのつかない甚大な自然と景観破壊になることは明らかであり、仙台市には、早急の真摯な回答を求めたいものです。
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