カキラン(柿蘭)
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2007/07/09(Mon)
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陽の当たる小湿地で、今年もカキラン(ラン科)が咲き出していました。名の由来でもある柿色の花の中の、特に唇弁の紅紫色が何とも艶やかでしたよ。別名の「スズラン」は、蕾が鈴に似ている為とか? 県内では乱掘が進み、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されていますが、いつまでも私達を見守っていて欲しいものですね・・・
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七月観(視)察会
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2007/07/09(Mon)
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2007.8(日) きょうは、梅雨の最中とは言え、真夏の様な日が燦々と降り注ぐ「会」になりました。ハエドクソウやムラサキシキブ、ヒメヤブラン等の花々、カスミザクラやヤマグワ等の実を楽しみながら森に入ります。森はひんやりして、日向とは大分気温が違う様です。ニイニイゼミやヤブサメが鳴いています。以前裸地だった尾根道は、植樹されて木々が鬱蒼としていますが、大群落だったママコナは激減してしまいました。それでも、薄紅色の花々が俯く様は、とても「もぞこい」ばかりでしたよ。展望台に上ると、連なる緑の谷間から涼しい微風が吹き上がり、櫓下にはでっかいアリジゴク、傍らのノリウツギにはハナカミキリ達が見られましたね。クマイチゴを味わったりした後後高圧電線下の樹木選定作業を確認・点検し、樹下に点在するクモキリソウの花等を観察しました。三居沢寄りの展望台には、リスの食痕が散見されましたが、青いままの松ぼっくりばかり齧っていて、ちょっと心配になりました。バイカツツジやノギランが咲き、「幻の蛙」タゴガエルが跳ねる檜林を過ぎ沢を渡ると、崖の下にカモシカがいました! (と言っても私は見逃したのですが(ToT)) マダケ林で道に食み出た筍を採った後、右にオオルリ左にキビタキの「両耳に鳥」の贅沢な囀りを浴びながら、解散地点に向かいました。いつもの東屋の周りには、オカトラノオやウメモドキが咲き乱れ、ツルアリドオシの真白い小花も清々しく輝いて見えましたよ。元気一杯のホトトギスの声を聞きながら、落ちていたハクビシンの頭骨や樹液に群れる蝶等を確認しつつ帰途に着きました。キノコでは、クサハツモドキ、冬虫夏草のガヤドリナガミツブタケ、アカヤマタケ、ヒノキオチバタケ、クロノボリリュウタケ、ツチグリ、ホコリタケ、スミゾメイグチ等が見られました。皆さんは、どんな出会いがあったでしょうか・・・
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