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セリバオウレン(芹葉黄蓮/連)が咲きだしました!
2008/02/29(Fri)
  きょうは晴れてとっても暖かくなり、雪もどんどん融けて行きました(1.7~11.6℃)。この時期10℃を越えた日を「春日」と言うのだそうですが?、きょうは、正に春の日でしたね・・・
 檜林の泉の畔で、セリバオウレン(キンポウゲ科)が咲き始めていました。寒い日々が続いてはいたものの、例年より早い開花で、確かに二株程、、星屑の様な小花を煌めかせていました。雪の下でも、小さな花芽を少しずつ膨らませていたんですね。 本州~四国に分布し、樅や犬椈、杉、檜等のやや暗い林床に群生する常緑多年草です。花には雄花と両性花(稀に雌花)がありますが、写真のものは雄花で、白い花弁の様に見えるのは萼です。名は、芹の葉に似た、黄色い蓮根を持つ(根が連なる)草の意で、昔から根は胃薬として利用されています・・・
芹葉黄蓮
 
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ヒメシノブゴケ(姫忍苔)?
2008/02/28(Thu)
 昨晩降っていた雪が今朝までに5cm程積りましたが、日中は良く晴れて暖かくなりました(-2.1~6.9℃)。
  沢沿いに、ヒメシノブゴケ(シノブゴケ科)と思われる苔が沢山生えていました。雪に囲まれながらも、暖かな陽を浴びて葉が光る様は、新緑の小さな森の様でした。渓流の縁の岩上腐植土等に群落を作るコケ植物(蘚苔類)で、全国に分布します。シノブゴケの仲間は皆良く似ていますが、茎葉の先端が透明尖となるのが特徴です。名は、シダ植物の「シノブ」に似ている(シノブゴケより少し小さい)事に因る様です・・・
沢の瀬はキラキラ輝いて、正に「光の春」でしたよ…
姫忍苔 光の春

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イヌブナ(犬椈、犬山毛欅、犬橅)
2008/02/27(Wed)
 きょうは一日中、雪が断続的に降りましたが、殆ど積りませんでした(-1.3~4.7℃)。
 樅の林床で、イヌブナ(ブナ科)が北風に震えていました。落葉樹だと言うのに、木全体に葉をしっかり付けたまま、待ち遠しい春をじっと待っている様でした。ブナ科の木々は冬になっても落葉しないものが多いのですが、それは、落葉の働き(葉と枝の間に離層を形成し、酵素が細胞を溶かして葉を落す力)が弱いからだと言われています。又、この仲間には常緑樹のカシ類があるので、その性質を受け継いでいるのではないかとも言われます。青葉山では、このイヌブナとブナが春の若葉の頃まで落葉しません。イヌブナは、山地に生える落葉高木で、一般にブナより低山に分布し、青葉山にも数多く自生しています。ブナやミズナラ、モミ等と共にこの森の極相林を形成する重要な木です。名は、ブナより材として質が劣るの意で、別名のクロブナは、樹皮の白いブナに対して、黒い事に因ります・・・
犬椈

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カワガラス(河烏)
2008/02/26(Tue)
きょうは、一日曇りがちでした。
 広瀬川の岩の上で、カワガラス(カワガラス科)が囀っていました。途切れ途切れで、上手とはとても言えませんでしたが、谷間に響く声は、春の到来を感じさせてくれました。他の鳥に比べて繁殖期が早く、雄は一月中旬頃から囀り始めます。ヒマラヤ北部~カムチャツカの東アジアに分布し、日本では全国の、主として山間の渓流に棲む留鳥です。水中に潜ったり、水底を歩いたりして水棲昆虫類や魚類を捕食します。青葉山でも、広瀬川沿岸部で周年観察されていますが、三居沢周辺の巣穴が河川管理工事で破壊されてからは、営巣地が上流に後退して観察頻度が下がっていました。今年は又、この近くで良い場所を見つけた様ですね。普通は、奥山の渓谷に生息する河烏が、ビル街の傍らに生息している事自体、とても貴重です・・・
河烏 きょうの岸辺(北斜面)

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キジバト(雉鳩)
2008/02/25(Mon)
午前中は雪が降ったり止んだりでうっすら積りましたが、午後は晴れました(-2.2~4.2℃)。
 森の外れの桐の木に、キジバト(ハト科)が二羽止っていました。雌雄同色なので(デデポッポーと鳴いてでもくれないと)、どちらがどちらかは分りませんでしたが、仲良く何処かに飛んで行ってしまいました。ユーラシア大陸東部に分布し、日本では全国の平地~山地の明るい森に生息しています。北海道と本州北部のものは、越冬の為に南下します。雑食で、種子や果実の他、昆虫、貝、ミミズ等も食べます。繁殖は春が中心ですが、ピジョンミルクで子育てするので一年中可能です。名は、羽に雉の様な模様があり、全体として雉の雌に似ている事に因ります。別名のヤマバトは、元々山でしか見られない鳩だった事に因りますが、近年は都市部の公園等でも見られる様になりましたよね・・・
 桐の花芽も大きく膨らんでいましたよ・・・
雉鳩 桐の花芽と去年の果実

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ヤマネコヤナギ(山猫柳)
2008/02/24(Sun)
 昨晩からの吹雪が朝まで続いて10㎝程積り、その後も一日中雪が舞っていました(-2.3~3.9℃)。
 展望台の前の、ヤマネコヤナギ(ヤナギ科)の花穂が膨らんでいました。つい最近まで、赤い芽鱗が固そうに見えていましたが、何時の間にかふかふかの花が顔を出していたんですね。北海道西南部~本州の、山中の日当たりの良い場所に生育する落葉高木で、大きいものは高さ15m以上になります。名は、山に生えるネコヤナギの意で、別名のバッコヤナギは、白銀色の花穂を老婆(東北弁で「婆っこ」)の白髪に譬えたものの様ですね・・・
 三居沢の草原入口のマンサクが、ほぼ満開になっていましたよ(と言ってもこの木だけですが)・・・
山猫柳 満作

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アオゲラ(緑啄木鳥)
2008/02/23(Sat)
きょうは午前中晴れましたが、昼過ぎからは風が吹き荒れ、晩からは吹雪になっています。
 森の外れの松や胡桃、柳の古木を、アオゲラ(キツツキ科)が突いていました。あっちでコンコン、こっちでコンコン、木に巣食う虫を探して夢中の様でした。留鳥で、本州~屋久島にのみ生息する日本固有種です。山地~平地の林で、昆虫やクモ、木の実も採食して暮します。特に、昆虫類に食害され始めた木々を助け森を蘇らせる為、アカゲラ等と共に「森のお医者さん」と呼ばれています。大木の多い広葉樹林を好むので、自然の豊かさの指標ともなっていて、青葉山にも数多く生息・繁殖しています。今年も又、枯松の大量伐採が始まっていますが、365日休まず「松喰い虫」を食べ続けているアオゲラ等啄木鳥達(やキノコ等菌類や微生物達)の活躍に任せる方が、森林生態系の保護の為には良いのですが・・・
緑啄木鳥の♀

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オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
2008/02/22(Fri)
 今朝は寒かったものの、日中はとても暖かくなりました(-3.2~9.9℃)
 知らない内に、森の外れの道端に、オオイヌノフグリ (ゴマノハグサ科)が咲き出していました。暖かな空の下、まるで青い空を映した様な澄んだ瑠璃色の瞳でした。ヨーロッパ原産の帰化植物で、19世紀後半に帰化しました。名の付けられ方は、花とは全く似つかわない酷いもの(果実の形が、大きな犬のフグリ=陰嚢を連想させるの意)ですが、別名は、ヒョウタンソウ、テンニンカラソウ等。学名のVeronica(ベロニカ)は、キリスト教の聖者ベロニカ(重い十字架を背負って刑場へ向かうキリストの汗をヴェールで拭いてあげた女性)に対して捧げられもので、そのヴェールには、キリストの顔が浮かび上がると言う奇跡が起きたのだそうです。オオイヌノフグリの花の中に、キリストらしい人の顔が浮かび上がって見えるのが、その所以の様ですね・・・
大犬の陰嚢
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オオトリノフンダマシ(偽大鳥の糞)の卵嚢
2008/02/21(Thu)
 今朝は断続的に雪が降って、うっすら積りましたが、午後は晴れました(-0.6~5.4℃)。
 立ち枯れのナンブアザミに、オオトリノフンダマシ(コガネグモ科)の卵嚢が下がっていました。蜘蛛の卵嚢とは言え、お洒落な形は、小さな香水瓶を付けたペンダントの様です。少し触ると温かくて、中で何かが動いたような気がしました。卵嚢とは言っても、もしかすると中の卵はもう孵化していて、中では子蜘蛛達が春を待ち切れずに「おだぢんぼ」しているのかもしれませんね。南方系の蜘蛛で、親は姿が面白いので案外と人気がある様です。名は、腹部に艶があって、鳥の糞の様に見える事に因ります・・・
大鳥の糞騙し

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講演会「竜ノ口渓谷のなりたちと今」
2008/02/20(Wed)
 きょうは、午後6時~9持に仙台市民活動サポートセンターで、 地質学専門家である松本秀明氏(東北学院大学地域構想学科教授)による「竜ノ口渓谷のなりたち」についての講演会が開催されました。「河川争奪」をキーワードにして、竜ノ口川が、何故あの様に深く切り立った峡谷になっているのかを、立体視画像等を使って解り易く解説して頂きました。主流と支流の河川争奪に因って造られた「化石谷」や渓谷自体は、それ程珍しいものではない様ですが、大都市部で見られる「大峡谷」としての貴重さ(希少な動植物が生育する豊かな自然の宝庫であると共に、類稀な美景観や貴重な化石群、見事な地層標本等の地学的宝庫である事)を実感する事ができました。仙台市に提出した、『オオタカの営巣地で計画されている地下鉄東西線「青葉山地区工事」についての質問状』と、それに対する市の回答についての検討は、時間が少なくて余りできませんでしたが、今後も皆さんのご意見を広く取り入れて、まずは3/9(日)の下記「意見交換会」に臨みましょう・・・
解説する松本秀明先生 立体視画像を見る参加者

  
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チャミノガ(茶蓑蛾)の蓑虫
2008/02/19(Tue)
 朝は寒かったものの、午後は気温が上がりました(-2.9~7.4℃)。
 東屋のあちこちに、チャミノガ(ミノガ科)の蓑虫が下がっていました。外敵と冬の寒さから身を守る小さなお家は、小枝を綴り合わた繊細な作りで、主に葉から作られるオオミノガのものとは、大きさ(1/2~1/3)だけでなく趣が大分異なります。日本には、ミノガ科の虫が20種以上いますが、一般に「蓑虫」と言われるのはチャミノガとオオミノガの幼虫だけです。幼虫は食草である木の葉を摂食後、その枯葉や枯枝に粘性の糸を絡めて巣を袋状に作ります。「蓑虫」の名は、藁で作った雨具の蓑に似ている事に因ります。最近、特にオオミノガは中々見かけなくなっていますが、これは幼虫に寄生する外来種のオオミノガヤドリバエが増えた所為だとか・・・
蓑虫

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コナアカミゴケ(粉赤実苔) 
2008/02/18(Mon)
 きょうは大体晴れて、割と暖かな一日でした。
 原っぱの木杭の上に、コナアカミゴケ(ハナゴケ科)が生えていました。怪しげな宇宙生物の様にも見えますが、良く見ていると、ここが極北のツンドラで、何処からともなくトナカイの足音でも聞えてきそうでした。低山~高山の切株や倒木、岩上地上にも生育する地衣類です。長さ1~3cmの子柄は枝分かれせず、全体が粉芽と呼ばれる粒状体で覆われ、その先端には真冬でも鮮やかな赤い子器が付いています。地衣類は、藻類と菌類が共生しているもので、「コケ」とは言っても「コケ植物・蘚苔類」とは異なります。植物遷移の最初に現れる生物で、有機物の少ない岩肌にも張り付いて、土壌を作り出し他の生物の侵入を助けると言う、大切な働きをしています…
 その近くには、バッケ(蕗の薹)が花を開きかけていましたよ…
粉赤実苔 ばっけ

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カモシカ(氈鹿、羚羊)
2008/02/17(Sun)
 朝の内は雪が降りうっすら積もりましたが、午後は良く晴れました(-3.5~2.6℃)。
 きょうも、カモシカのアオがいました。森の外れの草叢にどっかり座り込んで、こちらを気にもせず、ゆっくり反芻していました。カモシカは本州~九州のみに分布する日本固有種で、国指定特別天然記念物です。亜高山~低山の森に生息し、木の葉、草、笹等を選択的に採食します。青葉山では、角擦り痕の古さ等から言っても、大分以前から居た様ですが、1975年の東北自動車道完成後は余り観察記録がありませんでした。それが又頻繁に目撃されるようになり、特に2001年からは、毎年繁殖と周年生息が確認されています。青葉山は今、カモシカにはとても良い生息・繁殖環境にある様です。それは、①食べ物が豊富、②雪が少ない上に、林床に雪が積り難い針葉樹林も多く、冬季も食料を確保できる、③野犬等の天敵がいても逃げ場となる岩場やガレ場が多い、④休場(塒)となる樅等の大木や岩場がある、等であると考えられます。百万都市仙台のほぼ中心部にカモシカが暮している事は、この地が極めて豊かな森であるとの証です。毎年の様に子を生し育てて来た「アオ」の名は、青葉山から取られました。長生きして、いつまでも私達を見守っていて欲しいものですね…
氈鹿の「青」.

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オオタカ営巣地での枯松伐採について (3)
2008/02/17(Sun)
 昨日、「オオタカ営巣地周辺の枯松伐採予定地」での枯松処理の状況を視察しました。農林土木課の説明によると、「2/13に4本の伐倒・処理を終え、その内3本は処理木を林外に搬出。残る一本は、週明け(2/18?)にもビニルをかけて薬品処理をする。予定していた他の木は(古い枯木なので)今回は中止した」との事でした。残る一本が、営巣木に一番近いのは気になりますが、取敢えずは、最小の「破壊」「影響」で済みそうです。只、付近の旧ゴルフ場(オオタカの狩場)では東西線青葉山トンネルの工事が日々着々と進んでいますし、「調査?」活動も頻繁な様です。「営巣地」には、木々に新しいテープが巻かれ、人の出入りも絶えません。「営巣」への影響は、とても大きいと思われます。昨日はオオタカに加え、ハヤブサ、ノスリも上空や林内で観察され、当地の重要さと共に、食糧確保競争の厳しさを感じました・・・
2.13に伐採された赤松 テープを巻かれた木々/大鷹営巣地.
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樹液 と野鳥
2008/02/16(Sat)
 きょうも時々雪は降りましたが、大体晴れました(-1.8~3.5℃)。  
 森のあちこちの木々から、樹液が流れ出していました。イタヤカエデやコハウチワカエデ等の、所謂メープルシロップは勿論、オニグルミからも汁が滴り落ちています。遠くから眺めていると、メジロエナガの群れが次々にやって来て、美味しそうに吸っていました。後で舐めてみると、甘いジュースの様で、人気の秘密が分りました。木々は、春が近付くと芽吹きの準備で根から水を勢い良く吸い上げるのですが、カエデ等はその力が強く、樹皮に傷があるとそこから樹液が零れ出します。この樹液は甘いだけでなく、ビタミンやミネラル(特にカルシウムやカリウム等)を多く含むので、野鳥達の大切な栄養補給源になっている様ですね・・・
鬼胡桃の樹液を吸う柄長 青葉城址からの仙台/太平洋が見えます

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ベニマシコ(紅猿子)
2008/02/15(Fri)
 きょうは晴れ時々雪で、昨日までの風も收まって比較的暖かな一日でした(-0.4~3.9℃)。
  何処からともなくピッポピッポと、口笛の樣な軽快な声が聞えて来たと思ったら、ベニマシコ(アトリ科)の小群がやって来ました。 皆夫々に草薮に入り込んで種子等を食べていましたが、木の幹で苔を突いている者もいました。漂鳥で、シベリア南部、中国東北等に分布。日本では、下北半島以北で繁殖し、冬は全国の落葉樹林の籔や水辺の芦原等で過し、青葉山でも、秋~春に普通に見られます。名は、雄の紅色の姿から、「猿の顔の様な子」の意ですが、雌は淡い黄褐色です・・・
 真冬なのに、雪中の切株から見事なエノキタケが出ていました。キノコって、一年中楽しめるんですよね・・・
紅猿子 榎茸 

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ホオノキ(朴の木)の芽
2008/02/14(Thu)
 きょうは割と晴れて気温も上がりましたが、北風が吹き荒んで雪も飛び散り、寒い一日でした(-2.0~4.4℃)。
 明るい小楢の森で、ホオノキ(モクレン科)の芽が大きく背伸びしていました。触って少し擦ると、モクレン科特有の爽やかな香りが広がりました。ホオノキは生長抑制物質(アレロケミカル)を多く持ち、樹下に他の植物が生え難いとも言われていますが(アレロパシー=他感作用)、この芳香は、何かそれに関係があるのでしょうか? それにしても、こんな鞘の中に、あの大きな朴葉も、花弁も雄蕊も雌蕊もみーんな入っているかと思うと、ちょっと感動しますね。全国の山林に分布し、樹高30m以上にもなりますが、あの泰山木そっくりの大きな白花や、海鼠の樣な果実も間近でじっくり観察してみたいものです・・・
 檜の林床には、霧氷になった?トリガタハンショウヅルの果実がありましたよ…
朴の木の芽 鳥形半鐘蔓

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ネコヤナギ(猫柳)
2008/02/13(Wed)
きょうは真冬が舞い戻って、雪が一日中降ったり止んだり、時々吹雪にもなりました(-3.3~0.3℃)。
 吹雪の中でも、川辺のネコヤナギ(ヤナギ科)は花芽を膨らませ、暖かそうな銀色の絹毛を風に靡かせていました。北海道~九州の河川の岸辺に生育する落葉低木で、春一番に芽吹く(他の柳類にも先駆けて花を咲かせる)為、春を告げる植物として生花等にも良く使われます。雌雄異株。名は、花穂が猫の毛に似ている事に因る様ですね(別名はカワヤナギ )・・・
猫柳 吹雪の河原

尚、農林土木課による「オオタカ営巣地の枯松伐採」について、「きょう(2/13)、無事に4本の伐倒を終えた」との報がありました・・・
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市有林(青葉の森)の枯松伐採について
2008/02/12(Tue)
 きょうは、仙台市公園課で、今期の枯松伐採についての説明を受けました。130ha内220本以上になる様で、又、伐採後の林床等への影響;が心配されました。2/9(土)に、気になる希少種生息地等を少し廻ってみましたが、やはり伐採予定木の直下にもありました。「これから作業予定を決めて、三月中に終らせる」との事でしたが、「繁殖期」にも入りますし、悪い前例も多々あり(以前には、カザグルマやイワウチワ、昨年はキンラン等が犠牲になり、後に助けるも復活せず。「蝙蝠穴」周辺等の沢も処理木で埋められる)、不安です。重要地点の現地立会が必要かもしれませんね。「松の為」以外の為にはならないと思われる「枯松伐採」です。何とかならないものでしょうか・・・
 尚、農林土木課による「オオタカ営巣地の枯松伐採」は、先刻、「明日(2/13)中に、4本伐るだけで終える」との報せがありました・・・
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メジロ(目白)
2008/02/12(Tue)
きょうは曇って、午後は細かい氷雨になりました。
 イヌツゲの木の下に、メジロ(メジロ科)がいました。良く見ると、これぞ正に「鶯色」の小さな体を震わせながら、二羽でチーチー言い合って何かを突いています。私に気付くと、又チーチー鳴きながら何処かに飛んで行ってしまいました。何だか、恋人達の逢引の邪魔をしただけの様でした。東~東南アジアに広く分布し、日本では北海道中部以南の低地~山地に、留鳥又は漂鳥として生息し、青葉山でも年中普通に観察できます。雑食ですが、花蜜や果汁を好み、夫婦愛が強く、留鳥では一年中番いでいる者も多いのですが、冬にはカラ類と混群を作ったりもします。名は、目の周りが白い事に因ります・・・
目白

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タヌキ(狸)
2008/02/11(Mon)
 きょうは朝から晴れて、10㎝以上あった雪も大分解けてしまいました。
 草原の雪面に、タヌキ(イヌ科)の足跡がありました。よれよれジグザグしたその跡を辿って行くと、笹藪の中に溜糞もありました。世界の自然分布としては、ロシアを含むアジア極東部に限られますが、毛皮獣として移入されたものが東欧を中心に分布を広げている様です。日本では、山地~郊外の住宅地周辺にまで生息し、鼠等の小動物やミミズ、ナメクジ、昆虫類や果実も好んで採食します。青葉山では、広瀬川沿いの岩の割れ目等に巣が確認されていて、初秋に子連れの家族に出会うこともあります。夜行性にも関わらず日中も良く出現し、観察会でも何度も観察されています。笹藪等では溜糞が散見され、縄張り識別と情報交換の場になっている様です。犬・猫を起源とするジステンバーや疥癬症等の疾病に因ると思われる死体が度々確認されているのは心配ですが、この山に一次捕食者である狸が数多く生息・繁殖している事は貴重な事ですよね・・・
青葉山からは離れますが、「杜の都の誇り」だった欅が、理不尽にも無残に伐り捨てられた青葉通りには、悲痛な貼紙が多数掲げられていましたよ…
狸の足跡 狸(三居沢の自動カメラで撮られたもの)       藤崎前の貼紙 「誇り」を伐り捨てた街

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二月観察会
2008/02/10(Sun)
 きょうは第二日曜、観察会の日。と言っても、二月・八月は「青葉山の緑を守る会」としては(公式には)お休みなので、有志数名で気儘に山を漫ろ歩きました。昨夜からの雪はすっかり止んで晴れ間もありましたが、気温も高かったので(0.3~6.1℃)融けた雪がドサドサ木の枝から落ちて来て、諸に直撃された人もいました。でも、痛くはなかった様で、大笑いでした。始めは、木の芽等を観察したり、楓から滴り落ちる甘ーい「メープルシロップ」を舐めたりしていましたが、久し振りの積雪の「会」なのでと、途中から動物達の足跡を辿る事になりました。テンキツネタヌキリスの痕跡は沢山あるのですが、ノウサギの気配がありません。心配しながら歩いて行くと、尾根道にカモシカの足跡です。「近くにいるよ!」と辿って行くと、いました! ここを縄張り(生活圏)にしている雌のアオの様です。昨年十月に、この近くで子供のカモシカが死んでいたとの事ですが、多分、このアオの子だったのでしょう。今年は、一人ぼっちの冬で、何処となく淋しげな感じでした。こちらに気付いても驚く様子もなく、少し歩いてしゃがみ込むと、何とおしっこをし始めました。ゆっくりゆっくり、し終わってもゆっくり、こちらを時々振り返りながら谷を下って行きました(お邪魔して、御免なさい)。その後は、「カラ類」等の混群を眺め、こちらに興味津々のルリビタキもじっくり観察する事ができました。空にはオオタカが、悠々と旋回しながら飛んでいましたよ・・・
 来月(3/9(日))は、マンサクやセリバオウレンの花、囀る小鳥達、サンショウウオの卵等に出会える?早春の観察会になります。では又、お楽しみに・・・
愛子方面を望む カモシカのアオ. おしっこをするアオ ルリビタキの♀.
 
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オオミズアオ(大水青)の繭
2008/02/09(Sat)
 きょうは晴れ後曇って、夜には湿った雪が降り出しました。
 森の倒木の上に、オオミズアオ(ヤママユガ科)の繭が落ちていました。パッチワークの様に木の葉が美しく張り合せてありましたが、横腹に大穴が開いていて、中には蛹の残骸だけがありました。もしかすると、鳥に見つかって食べられてしまったのでしょうか。北海道~九州の平地~高山に広く分布し、幼虫は様々な広葉樹を食べて育ちます。成虫は年二回発生し、蛹で冬を越します。名は、成虫が大きく美しい水色の翅を持つ事に因ります。学名のartemis(アルテミス)はギリシャ神話の月の女神で、月光を浴びた様な青白く優美な姿から名付けられた様ですね・・・
「月の女神」の揺り篭
 
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ヤブソテツ(藪蘇鉄)
2008/02/08(Fri)
きょうも晴れて、時々風花が舞いました。
 沢の傍の道端に、ヤブソテツ(シダ科)が沢山生えていました。立春を過ぎたとは言え、雪が殆どない異常な風景の中では、艶々した緑の葉の群れは宛ら南国を彷彿させます。本州以南の暖地の林床等に生える常緑シダ植物で、観賞用として庭植えにもされます。名は、藪に生え、姿が幼苗期のソテツに似ている事に因ります。尚、「ヤブソテツ」の名はオシダ科に属する植物の総称ともなっていて、多くの種があります。青葉山には、良く似ていて羽片が大きく耳垂が発達するヤマヤブソテツも自生しています。この仲間は南方系で、照葉樹林帯に発達した一群と考えられている様ですね・・・             
藪蘇鉄

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ヤママユ(山繭)の繭
2008/02/07(Thu)
 きょうも、時折風花が舞ったものの、晴れて穏やかな一日でした。
 枯れた小楢の枝に、ヤママユ(ヤママユガ科)の繭が下がっていました。中は空っぽでしたが、触るととてもふかふかで、カイコの繭にも、先日あったクワゴの繭にも勝る、温かく美しい輝きでした。全国の森に分布し、幼虫はブナ科のコナラ、クリ、クヌギ等の葉を食べて育ちます。日本の代表的な「野蚕」で、天蚕(テンサン)とも言われます。この繭から採取される糸(一粒から約6~700m取れるとか)は「天蚕糸」と呼ばれ、カイコの絹糸と比べて光沢に優れ、伸びが良く、その織物は丈夫で皺になり難く、暖かくて手触りも良いと言われ、「繊維のダイヤモンド」に譬えられます。世界的にも評価は高く、イタリアの有名下着屋さんの名前(yamamay)にまでなっている様です。と言っても、自然のものを無暗に採って「糸紡ぎごっこ」等しないで下さいね・・・
山繭 泉ケ岳遠望

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モズ(百舌/鵙)の残骸(大鷹の食べ残し)
2008/02/06(Wed)
 きょうは、晴れたり曇ったりの一日でした。
 山道を歩いていると、バサバサッと前方から白い影が飛び去りました。飛び立った場所には、鳥の羽が散乱しています。良く見ると、生々しい血塗れの肉片や先が鉤になった嘴もあって、オオタカが今の今まで、ここでモズ(モズ科)の雄を食べていたのです。モズは「小さな猛禽」とも言われる、食物連鎖の上位に位置する鳥ですが、そんなモズもオオタカには敵わない様です。帰り道、遠くからキチキチとモズの声が聞こえていましたが、あの雄の連合いだったのでしょうか、どことなく悲しげに聞えましたよ…
百舌の残骸

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クワゴ(桑蚕・桑子)の繭
2008/02/05(Tue)
 きょうは晴れて、一日中風花が舞いました(-3.1~6.5℃)。
 凍った池畔の桑の木に、クワゴ(カイコガ科)の繭が付いていました。枯葉に包れて少し汚れてはいますが、きらきらと透き通る繊維は、正に絹糸そのものでした。クワコとも言われ、中国で飼育改良されたカイコの野生種とされます(共通の祖先を持つ別種であるとする説もありますが)。日本の他、中国、朝鮮等に分布し、幼虫はクワを食べて育ちます。名は、幼虫が桑しか食べない事から「桑子」となった様です。カイコは「家蚕」とも言われますが、近縁種であるクワゴは、ヤママユウスタビガ等と共に「野蚕」と呼ばれている様ですね・・・
桑蚕の繭

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ジャゴケ(蛇苔)  
2008/02/04(Mon)
今朝はうっすら雪が積っていましたが、日中は晴れて雪もすぐ融けてしまいました(-2.6~5.9℃)。
 氷柱だけになってしまっている三階滝(通称)の岩に、ジャゴケ(ジャゴケ科)が生えていました。氷に囲まれても青々と、名の通りの、蛇の様な鱗模様が光っていました。北半球に広く分布し、日本では全国の高山~低地の湿った地面や岩上に見られる、苔類に属するコケ植物です。人家周辺に繁茂するゼニゴケ(銭苔)に似ていますが、蛇にも見える亀甲模様が特徴です。只、類似の構造を持つ苔類の総称として「ゼニゴケ」とされる事もある様ですね。茎葉の区別が曖昧な「葉状体」で、腹側から仮根を伸ばして岩や地面に密着します。雌雄異株で、春には雌株から雌器托を乗せた5~8cmの長柄が伸びます・・・
蛇苔 三階滝

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オオタカ営巣地での枯松伐採について (2)
2008/02/04(Mon)
 土、日に、オオタカ営巣地周辺の枯松伐採予定地を視察・調査しましたが、やはり、営巣木に近接した所が多く、どうしても伐らざるを得ないのであれば、営巣木周辺を真先に処理するのが最善と思われました。早速、担当の方に連絡を取り、出来る限り速やかな作業と、周囲の生木の無益な伐採がない様にお願いしました。作業は、連休明けの二日間程(2/12~13?)で済むとの事でしたが、昨日もオオタカは営巣地上空を、雌雄で楽しそうに飛び回っていて、営巣地選定への影響が危惧されました。枯木と言えども、オオタカ等猛禽類の重要な止り木ですし、林床の希少種についても、未調査の部分が多く、とても心配です(又作業終了後に、報告しましょう・・・)
 伐採予定木の中には、写真の様な、その必要がない様な、古い枯木も含まれていました・・・
伐採予定木
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ハヤブサ(隼)
2008/02/03(Sun)
きょうは、曇り時々雪(-2.2~2.9℃)。
 青葉城址の何時もの樅の木に、ハヤブサ(ハヤブサ科)が止っていました。どうも、昨年と同じ夫婦(大きい右が♀、左が♂)と思われ、繁殖期に入り、常に行動を共にしている様です。生態系食物連鎖の頂点に立つ猛禽類で、世界中に広く分布しますが、日本では、北海道~九州の断崖等で局地的に営巣・繁殖しています。青葉山では、2003年からから竜ノ口峡谷や経ヶ峰で毎年営巣・繁殖していて、日々仙台上空を飛び回っています。飛翔速度は尋常でなく、狩の際等降下時の最高速度は時に300kmに達するとも言われます。獲物は主に鳥類で、上空から滑空して獲物を脚で蹴落し、即死か、失神したものを空中で捕えます。夫婦愛が強く、連合いが死なない限り、繁殖を繰り返すとも言われます。近年は高層ビル等を営巣地として、都市部で繁殖した例もありますが、環境庁レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類に指定される希少種でもあります。「地下鉄東西線」や「東北大移転」、「都市計画道路」と、開発の大波が押し寄せている青葉山ですが、オオタカと共にのこの山の守護神に成って欲しいものです・・・
隼

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