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ツグミ(鶫)
2008/03/31(Mon)
 今朝は久し振りに雪が降って、草の上等にうっすら積りましたが、直に上がって午後には晴れました。
 桜の木に、ツグミ(ツグミ科)が止まっていました。直下にいる私に、丸々とした体を見せつける様に胸を張りながら、時々芽を啄んでいました。東シベリア~カムチャッカで繁殖し、秋~春に日本や中国の一部で越冬します。食性は雑食ですが、主として土中のミミズや虫を食べ、様々な果実等も好んで食べます。厳しい北帰行(数千kmの旅)に備えて、沢山食べて、元気にロシアに帰って欲しいものです。名は、越冬地である日本では殆ど囀る事がないので、口を「噤む」の意で「ツグミ」になっただとか、関東方言でしゃがむ事をつぐむと言い、それに由来するとか、色々な説がある様ですね・・・
ツグミ 一瞬積った雪(中央はムクドリ).  
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シュンラン(春蘭)咲き出す
2008/03/30(Sun)
 きょうは、晴れたり曇ったりでした。
 尾根道で、シュンラン(ラン科)が咲き始めていました。 薄紅の体を白いヴェールで包み、翡翠の頭飾りに赤い頬。素朴な姿に気品を漂わせて、正に「報春の郎女」の風情です。北海道~屋久島の、主に明るい落葉樹の林床に生育しますが、開発や乱堀、生育環境の悪化等に因り、各地で激減しています。幸い青葉山では普通に見られますが、未だに「盗掘」をする不届き者(大罪人)がいて、腹立たしいばかりです。青葉山の殆どは(市有林も竜ノ口周辺も)、広瀬川の清流を守る条例で「特別環境保全区域」に指定されている他、各条例で、草木の採取は固く禁じられ、違反者は厳しく罰せられます(罰金等)。名は、春に咲くランの意で、別名はホクロ、ジジババ等・・・
シュンラン 青葉山から東南、太平洋を望む 
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キクザキイチゲ(菊咲一華)
2008/03/29(Sat)
 きょうは大体晴れましたが、冷たい風も吹きました(3.3~10.6℃)。
  沢に沿って、キクザキイチゲ(キンポウゲ科)が咲いていました。白花が多いのですが、中には澄んだ清水を思わせる青花があって、思わず胸を衝かれます。他にも微妙に薄紫、濃紫のものも混じっていて嬉しくなりますが、色がこれ程違うのに別種じゃないなんて、とても不思議ですね。北海道~近畿の山地の、主に明るい林内に生育する多年草で、花弁に見えるのは全て萼片で、10枚前後あります。アズマイチゲに似ていますが、葉が深く切れ込んでいるのが特徴です。名は、菊の様な花を咲かせる一輪草の意(「一華」はイチリンソウ属の花の一名で、他に一夏草、一花草、一華草とも書かれる)。キクザキイチリンソウとも呼ばれます・・・
キクザキイチゲ(白型) キクザキイチゲ(青型). 
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コナラ(小楢)の発芽
2008/03/28(Fri)
きょうは冷たい雨が降り、午後は曇りました(3.1~6.8℃)。
森の林床のあちらこちらで、コナラ(ブナ科)が発芽していました。小楢の団栗達が一斉に固い殻を割って、赤い葉を今にも綻ばせ様としています。昨秋落ちた沢山の団栗の中、鼠にも栗鼠にも、鳥にも虫にも食べられず、腐りもせず、枯れもせずに生き抜いた者達の、今こそ喜びの時です。これからもどれだけの艱難辛苦が待ち受けているのかは分りませんが、一つでも多く頑張って、大きく育って欲しいものですね・・・
コナラの未生 
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キブシ(木五倍子)
2008/03/27(Thu)
 きょうは、良く晴れました。
 森のあちこちで、キブシ(キブシ科)が咲き出していました。枝から垂れる花房が揺れて、シャリンシャリンと、春の鈴音が聞える様でした。北海道~九州の山地の明るい場所に生える落葉低木です。先駆植物的で、荒地にも良く見られます。雌雄異株で一見同じ様に見えますが、雌花は子房が大きくて花弁は緑っぽく 、雄花は雄蕊が目立って花弁は淡黄色です(写真は雄花)。名は、果実を五倍子( フシ=お歯黒に用いる黒染料)の代用とした事に因ります。又、関東等では、藤に似るのでキフジ(黄藤)とも呼ばれている様ですね・・・
 広瀬川の岸辺近くでは、ネコヤナギの雄花が赤い葯をいっぱい付けていましたよ…
キブシ ネコヤナギの雄花
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タチツボスミレ(立坪菫)
2008/03/26(Wed)
 きょうは、雨が降ったり止んだりでした(5.1~9.4℃)。
 道端で、タチツボスミレ(スミレ科)が咲き出していました。一輪だけでしたが、雨に濡れた瑞々しい菫色が素敵でした。北海道~沖縄の他、朝鮮南部等の山野に広く分布する多年草です。日本では一般に最も普通に見られる菫で、青葉山でもナガハシスミレと共に数多く生育しています。花の後ろに突き出ているのが距で、蜜の貯蔵庫になっています。葉柄の基部に櫛の歯状に裂けた托葉があり、葉が心臓形で、茎のあるのが特徴です。名は、壺(=庭)に生え、茎が立っている菫の意味です・・・
 タチツボスミレ 
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イワウチワ(岩団扇)咲き出す
2008/03/25(Tue)
きょうは、良く晴れました(2.1~14.5℃)。、
 崖の日向に、イワウチワ(イワウメ科)が数輪咲き出していました。フリルの頭飾りを付けて、お顔を薄紅色に染めていました。そよ風を受けて俯き加減に佇む姿は、えも言われぬ愛らしさです。名は、岩場に生えて、円い団扇形の葉を持つ事に因ります。本州、四国の、主に深山に生える希少種で、県のレッドデータでも絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。仙台周辺では人里近くに生えていた為、乱獲され激減しましたが、幸いにも青葉山には数多く自生しています。こんな花々に、身近に出会える喜びを、いつまでも大切にしたいものですね ・・・
イワウチワ
 
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ヒメカンスゲ(姫寒菅)
2008/03/24(Mon)
きょうは、雨が降ったり止んだりの一日でした。
 森の道端のあちこちで、今年もヒメカンスゲ(カヤツリグサ科)が咲き出していました。小さな黄白色の雄花はふさふさしていて、森の妖精達が春を呼ぶ「魔法の刷毛」の様です。この雄花(穂)の下には、白い糸屑の様な雌花も見えています。北海道~九州や朝鮮南部の赤松や小楢林等に普通に生育する常緑の多年草です。似た種類が多いのですが、他のスゲ類iに先駆けて咲き、葉が細く、苞の鞘に赤っぽい所があるのが特徴です。名は、小さく可愛いカンスゲ(冬、寒い時季にも葉をつける菅)の意の様ですね・・・
ヒメカンスゲ
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テングチョウ(天狗蝶)飛ぶ
2008/03/23(Sun)
 きょうも、大体晴れました。
 森の中の草原で、テングチョウ(タテハチョウ科)が飛び回っていました。日向ぼっこする様に、枯葉の上にじっと止っていたかと思うと、雌雄で?縺れ合いながら空く舞い上がり、又遠くに落ちて行きました。他に、ルリタテハやシータテハも舞っていました。みんな、辛い冬を乗り越えて、今は楽しくて仕方がないと言った風でしたよ。北海道~沖縄の他、朝鮮や台湾の山地~平地の森周辺に生息し、成虫は年1~2回発生。盛夏には休眠し、成虫で越冬します。幼虫の食草はエノキ。名は、成虫の頭部が天狗の鼻のように前方に伸びる事に因りますが、この突起はパルピ(下唇髭)と言い、他の蝶にもあるのですが、これ程目立つものは少ない様です。宮城県のレッドデータでは、要注目種に指定されています・・・
テングチョウ 満開のセリバオウレン(東西線工事予定地) 
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アズマイチゲ(東一華)
2008/03/22(Sat)
きょうは、朝から雲一つない青空が広がりました。
 沢の辺に、アズマイチゲ(キンポウゲ科)が咲いていました。純白の顔をほんのり薄紅に染めて、みんな春の光が未だ眩しそうでした。 北海道~九州や朝鮮・サハリン・ウスリー等の、山地の明るい林内に生える多年草です。白い花弁に見えるのは萼片で、裏側は薄く紅色を帯びます。キクザキイチゲに似ていますが、葉は浅く三つに切れ込み、丸味があって垂れた様に見えるのが特徴です。 名は、東国産のイチゲ(=イチリンソウ/花が茎先に1つだ付く草)の意。別名の「雨降花」は、摘み取ると雨が降るとの言い伝えに因り、又、姿の通り「裏紅一華」とも呼ばれています…
東一華
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カタクリ(片栗)咲き出す
2008/03/21(Fri)
  きょうは、大体晴れました。 
  三居沢から尾根に向かう道筋で、早くもカタクリ(ユリ科)が咲き始めていました。まだ数輪なのですが、例年より早めの様で、四月初めにはもう見頃になりそうですね。妖精の灯す篝火を思わせるこの花が咲き始めると、いよいよ春本番です。サハリン・北海道~九州、朝鮮・中国等の落葉広葉樹の林床に群生しますが、九州、四国では稀で、近年は乱獲・盗掘、開発等に因り日本各地で激減しています。幸い、青葉山では到る所に見られますが、今時信じられない盗掘も絶えません。許し難い犯罪なのですから(各条例に因り罰せられます)、絶対に止めて下さい!名の由来は不明ですが、古名のカタカゴ(花が傾いた籠の様だから)が転訛したとか、花を付けない片葉の模様が栗の子葉に似ているからとか、鱗茎が割れた栗の実の様だからとか、色々言われている様ですね・・・
咲き出した片栗 輝く満作
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コブシ(辛夷/拳)の芽
2008/03/20(Thu)
 きょうは、雨が降ったり止んだりの「春分の日」でした。
 あちこちで、コブシ(モクレン科)の花芽が膨らんでいました。どんよりした暗空に向かって、キラキラ輝く金髪・銀髪を、細針の様に逆立たせていました。北海道~九州に分布する落葉高木で、早春に、他の木々に先駆けて白花を開きます。名の由来は、果実がデコボコしていて握り拳に似ているから、蕾が拳に似るから等と言われています。日本では「辛夷」の漢字が当てられますが、これは中国では木蓮を指しますから、「拳」の方で良いのかも知れませんね。別名は「田打ち桜」等。「コブシ」がそのまま学名(Magnolia kobusi)にもなっている様ですね・・・
辛夷
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ヤブツバキ(藪椿)
2008/03/19(Wed)
 きょうは、一日どんより曇っていました。
 笹薮の斜面にヤブツバキ(ツバキ科)が咲いていました。未だ淋しい今頃の森では、この一角だけが「晴れ」の日の様でした。只、何時もの事ですが、開き切っていないのに花弁が痛んでいるものが多く、可哀そうになってしまいます。花を待ち侘びていたヒヨドリやメジロがやって来ては、花蜜を吸ったり、花弁を突いたり齧ったりした所為なのですが、これも花粉の媒介の為には仕方のない事なのでしょう。東北以西の暖地に生育する常緑小高木で、照葉樹林帯の代表種でもあります。関東以北では、主に海岸沿いに自生しているのですが、別名の「山椿」通り、青葉山にもあちこちに自生しています。園芸ツバキの原種の一つで、多くの品種の元になっている様ですね・・・
藪椿
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ツクシ(土筆)
2008/03/18(Tue)
 きょうも、雲一つない青空が広がりました。
 河原の土手に、ツクシ(スギナの胞子茎/トクサ科)が生えていました。まだ小さいものばかりで、数も多くはありません。ツクシは胞子を出す部分で、春が終わると何時の間にか、地下茎で繫がるスギナ本体(栄養茎)ばかりになってしまいます。名は、澪標(みおつくし=船が港へ入る標となる杭)の「つくし」から来た者で、突き立った杭の様に見えるからとも、「突く突くし(突き伸びる)」が由来とも、スギナにくっ付いているから「付く子」、土を突いて地表に出てくるから「突く子」、節のところで切り離しても継ぐ事ができるから「継く子」だとか、色々な説 がある様です。又スギナの名は、姿が杉に似ている事に因りますが、これも節が多い事から(節を外して継ぎ目を当てる遊びもある)「継ぎ菜」となり、それが転じたとも言われている様です。最近、花粉症に効くとの話を良く聞きますが、如何なんでしょうね・・・
土筆
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トウホクサンショウウオ(東北山椒魚)
2008/03/17(Mon)
 きょうも晴れて、暖かな一日でした(5.8~14.5℃)。
 森の泉に、トウホクサンショウウオ(サンショウウオ科)がいました。良く見ると三匹はいて、そのうちの一匹が雌、二匹が雄の様でした。雄は元気一杯で捕まえようとしても無理でしたが、雌はお腹が少し膨れていてぐったりしていました。きっと、これから卵を産もうとしている所だったのでしょう。大迷惑だった事でしょうが、写真を撮らせて貰いました(ご免)。今年は雪も雨も殆ど降らず、沢の多くが干上がったままな所為等もあり、中々卵嚢が見られずやきもきしましたが、漸く恋の季節になった様です。日本固有種で、名の通り、主に東北地方(+新潟と北関東)の山麓~高山に分布し、産卵は、山間の綺麗な止水域で行われます。名の由来は、 刺激すると山椒の様な匂いの液を出すからとか、山椒の木肌の様だからとか、山で生まれた魚=山生魚の意だとか、色々ある様です。丘陵地開発等による生息環境の破壊が進み、宮城県レッドデータでは準絶滅危惧(NT)に指定されていますが、青葉山では幸いにも、繁殖期(普通3~6月)にはどの沢、池でも見られます。大切に、見守って行きたいも のですね・・・
トウホクサンショウウオ
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ハナイバナ(葉内花)
2008/03/16(Sun)
 きょうも大体晴れて、暖かくなりました(3.3~13.0℃)。
  森の入口の道端で、ハナイバナ(ムラサキ科)が咲き出していました。小さくて目立たな い小花ですが、良く見れば、ルリソウやワスレナグサの様な美しさでした。東アジアに広く分布し、日本でも全国の畑や道端に普通に生える一年草又は 越年草です。キュウリグサにも似ていますが、花の先端がくるりと巻かない事、花冠基部の鱗片が白っぽい事(キュウリグサは黄色)等で区別できます。名は、葉と葉の間に花が付くので「葉内花」となった様ですね ・・・
ハナイバナ きょうの夕陽(奥から神室岳、蕃山、青葉山)タワービルより 
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セグロセキレイ(背黒鶺鴒)
2008/03/15(Sat)
 きょうも良く晴れて、春を通り越して初夏の様な暖かさでした(7.3~14.8℃)。
 河原の石の上で、セグロセキレイ(セキレイ科)が囀っていました。ジュリリピチュピチュチョチョリリ・・・等と複雑な美声で一頻り鳴くと、徐に羽繕いを始め、胸の羽毛をふかふかに膨らませて暫く日向ぼっこしていました。日本固有種と言われていましたが、中国北部、朝鮮、台湾等でも観察され、ロシア沿海地方では繁殖記録もある様です(と言っても貴重な種である事に変わりはありませんが)。日本では、主に水辺とその周辺に棲み、河川では中流域を好む傾向がある様です。大部分は晩秋に番を作り、二羽で春まで過します。ハクセキレイと似ていますが、黒い部分が頬~背まで繫がるのが特徴です。縄張り意識が強くて、生活圏が重なる場合は、ハクセキレイやキセキレイよりも強い傾向があります。只、数的にはハクセキレイに押されて減少気味の様ですね・・・
セグロセキレイ 展覧会風景 
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ナズナ(薺)
2008/03/14(Fri)
 きょうは曇りのち雨で、野山が久し振りにしっとりしました。
 森の外れの草原で、ナズナ(アブラナ科)の花が雨に濡れていました。時々、小さな花や実に雨粒が当たると、上下に跳ねて手足が踊り、まるで操り人形の様です。別名はペンペングサ(果実が三味線のバチを思わせる事に因る)ですが、そんな音まで微かに聞えて来る様でした。ナズナの名は、撫でたい程可愛い花の意「撫菜(なでな)」や夏に枯れるの意「夏無(なつな)」の転訛等と言われています。 日本の他、北半球の温帯に広く分布し、道端や畑地に普通に見られます。春の七草の一つで、生薬(薺菜(せいさい))としても利用されて居る様ですね・・・
薺 この自然を破壊してよいのか?!(地下鉄東西線建設予定地). 
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ハギマシコ(萩猿子)
2008/03/13(Thu)
 きょうは、大体曇りでした(0.5~10.3℃)。 
 渓流の崖面に、ハギマシコ(アトリ科)がいました。30羽程の群れで草の種子等を夢中で食べていました。地味で崖の色に溶け込んでいましたが、良く見ると、特に雄は焦茶地に、名の通りの萩色の斑点があったりして、ベニマシコとは趣が異なる、とてもお洒落な装いです。カザフスタン~カムチャッカ、北アメリカ北部の山地で繁殖し、冬季は日本(主に北海道と本州中部以北)の他、中国北部、朝鮮等で越冬します。崖地の多い山地等に多く、渓流沿い等でも良く見られます。 青葉山にも毎冬小群がやって来ますが、今年は何時になく大群が、あちこちで観察された様ですね・・・
萩猿子   
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ハクビシン(白鼻芯)
2008/03/12(Wed)
 きょうは、晴れ時々曇り。
 三居沢発電所の放水路の出口で、ハクビシン(ジャコウネコ科)がハシボソガラスと闘っていました。どうも、ネズミを取り合っている様で、烏達に取り囲まれ右往左往した挙句、獲物を銜えたまま巣らしき穴に消えて行きました。後はゆっくり、誰かと食べる事が出来たのでしょうか?(烏達はその後もガーガー騒いでいましたよ)東南アジア~中国南部、日本では本州~九州(非連続的に分布)の森に生息し、小動物、昆虫類等を採食して果実も好みます。青葉山でも、数ヶ所に巣穴を持ち、頻繁に目撃されています。全国的に増加傾向にあり、当地でも、生息環境が競合するタヌキやアナグマ等への様々な影響が考えられています。名の通り、額から鼻に白線があるのが特徴で、会陰腺からはジャコウネコ科特有の麝香臭を発します。帰化動物との見方もありますが、日本産亜種と同一形態のものは他に認められておらず、古文書にある「雷獣」だとの説も強い様ですね・・・
ハク対ハシの闘い 春霞
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ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
2008/03/11(Tue)
  きょうは異常な位に暖かくて、鶯が鳴いて、杉花粉も一気に飛びまくりました(2.7~18.3℃)。
 川岸の土手に、ヒメオドリコソウ(シソ科)が咲いていました。観客(オオイヌノフグリ)に囲まれて、踊子は己の美しさに得意満面の様でした。ヨーロッパ原産で、日本の他東アジアや北米にも自生します。オドリコソウの名は、花を踊子に譬えたもので、それより小さいので「姫」が付きました。明治時代中期以降の帰化植物ではありますが、この時季に出会う薄紅色の花は、こちらこそ小躍lりしたくなってしまいます・・・
ヒメオドリコソウ 展覧会入口 
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アオキ(青木)の実
2008/03/10(Mon)
きょうは晴れ後曇って、一時雨がぱらつきました(3.1~10.3℃)。
 何処も彼処も青々としていたアオキ(ミズキ科)の実が、ほんのり赤くなっていました。近付いて見ると、リンゴやマンゴーの様な美味しそうな果物にも見えました。北海道南部~沖縄の森に分布する常緑低木。日陰にも良く育つので、庭等に植えられ、外国でも栽培されています。普通、実は冬に赤くなりますが、青葉山では春まで掛るものが多い様ですね。名は、茎葉が一年中青々している事に因ります。雌雄異株ですから、勿論これは雌株。春には、雌雄共に紫褐色の花を咲かせ、赤い実と共に私達を楽しませてくれます・・・
アオキ
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『オオタカの営巣地で計画されている地下鉄東西線「青葉山地区工事」についての質問状』とその「回答」についての意見交換会
2008/03/09(Sun)
 きょうは、12時過ぎから、『質問状』とその「回答」についての仙台市の担当者の方々との意見交換会が開かれました。仙台市の担当者の方9名にお越し頂いて、当会が提出した『オオタカの営巣地で計画されている地下鉄東西線「青葉山地区工事」についての質問状』とその仙台市の「回答」について、不明点等の質問、回答、意見等が交わされました。質問1では、今秋から始まるかも知れない「法面工事」が、オオタカ営巣地の間近まで及ぶ可能性がある、との回答に、とても驚きました。これでは来季以降の営巣は無理と思われました。質問2の、オオタカの「専門家」については開示できない、「トンネルにする」事も「防音にする」事も考えていない、等の答えにも唖然としました。防音にする事も、深いトンネルにする事も、世界中にいくらでも前例はあると思うのですが? 質問3では、カドミウム等を含む廃土先もまだ公表できないが、盛土をしてシートで抑えるとの事でした。管理はすると言っても、民間に委託するには違いなく、不安が募ります。質問5の、都市計画道路川内旗立線は、東西線完成後に「道路特定財源」で整備する予定で、止める気はないとの事でしたが、参加者からは、「この道路は、青葉山の自然破壊に決定的な駄目押しを与えることになるから、絶対中止すべき」との声が強く上がりました。騒音値については、いくら聞いてもとても理解できる答えは頂けず、周辺に住む人間にとっては勿論、現地に棲むオオタカやカモシカ、テン等動物達にとっての環境値であって欲しいとつくづく思いました。中々話が噛み合う場面は少ない会ではありましたが、是非とも対話を続けて行って、市民にとっても、オオタカ等動物達、自然にとっても、より良い未来が生まれる事を、願うばかりでした・・・ 
 尚、当会としては、きょうの「意見交換」を踏まえて、参加者等広く市民から意見を募り、再度「質問状」「要望書」として市に提出する予定です。これについてのご意見・ご要望等、どうかこれからもどしどしお寄せください・・・
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三月観察会
2008/03/09(Sun)
 きょうは、いつもより少し短めの観察会と、その後は青葉の森管理センターにて、『オオタカの営巣地で計画されている地下鉄東西線「青葉山地区工事」についての質問状』とその「回答」について、仙台市の担当者の方々との意見交換会が行われました。 
 暖かく雲一つない青空の下、まずは、「タナゴ池」を見学。手前の草原にはバッケ(フキノトウ)が沢山花を咲かせ、陽溜まりにはキタテハが飛び交っています。池からは何かが跳ねる水の音がしていましたが、やはりヤマアカガエルです。ざっと見ても10匹以上はいそうで、岸辺近くには幾つも卵塊がありました。水面にはマツモムシが浮かび、水底にはドブガイも見えています。柳類の花穂が照り光り、参加の子供達も賑やかで、真に春が到来した事を実感しましたよ。
バッケ キタテハ タナゴ池. ヤマアカガエル
  
 森に入るとマンサクの花があちこちに咲き毀れ、シュンランの芽も大きく伸びています。クヌギやヤマツツジ、マンサク、イヌツゲ、クリ、コナラ等の虫瘤も面白く、あちこちからメジロやコガラ、ヤマガラ、シジュウカラ等の囀りも聞えていました。木々の間からは、白銀の山々、取分け大東岳が眩しく輝いています。カモシカの食痕、クマの爪痕、まだ冬越し中の虫達、オオタカの古巣等観察しながら道を進むと、何所までも伐採された木々の丸太が積み上がっています。松枯れ病対策の為なのですが、それにしても胸が痛みます。希少種達が下敷きになっていないか、少し点検しましたが、道沿いは何とか大丈夫そうでした。昨日は分らなかったセリバオウレンも、数輪綻んでいましたし、ニワトコも益々開いていました。ウグイスの初鳴きは聞けませんでしたが、兎に角、きょうは春の到来を体で実感できた、絶好の観察会日和だったのではないでしょうか? 
 来月(4月)は、カタクリ、ショウジョウバカマ、シュンランにイワウチワと、早春の花々が咲き乱れている?事でしょう。もしかしたら、ヒメギフチョウも飛んでくれるかも知れませんよ・・・ 
ドブガイ 満作 セリバオウレン お帰り前にパチリ

(「意見交換会」につづく)
(尚、ciao66様のブログペンギンの足跡Ⅱにも詳しい観察記がありますので、是非ご覧下さい))
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ニワトコ(接骨木、庭常)
2008/03/08(Sat)
 きょうも良く晴れて、暖かくなりました(-0.9~9.4℃)。
 道端のニワトコ(スイカズラ科)の芽が、早くも開いていました。まだ小さいのが数個だけですが、美味しそうな若芽が大きく背伸びしていました。もう食べ頃かもしれませんが、ちょっぴりですし、お腹をこわす毒成分もありますから、止めておきました。もし食べる時は、水に晒すとか少量(味見程度)に止める等 十分な注意が必要です(油炒め、天ぷらが最適)。日本の他、朝鮮、中国等の山野に分布する落葉低木で、庭木にもされます。春の穂状白花も、初夏の赤い果実も素敵ですよね。名の由来は不明ですが、古名のニワツコギ(庭に植えるウコギ)やニワツウツギ(庭に植えるウツギ)が転訛したとか、薬用木として庭に常に植えられた事から「ニワトコ(庭常)」となった、等の説がある様です。又、 「接骨木」の名は、葉等の煎汁が打撲や骨折に効く為だとか・・・
ニワトコ 展望台からの眺め

  明日(3/9(日))は、定例の観(視)察会です↓。いつもより少し短めの観察会の後12時から、青葉の森管理センターにて、『オオタカの営巣地で計画されている地下鉄東西線「青葉山地区工事」についての質問状』とその「回答」について、仙台市の担当者の方々との意見交換会を開催します。皆さん、こぞってご参加ください・・・

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「杜の都」青葉山は今!展示会
2008/03/08(Sat)
 きょうから、「杜の都」青葉山は今!展示会が始まりました。この「きょうの青葉山」やDVDでも紹介して来ました、稀少動植物や自動カメラで撮られた三居沢の動物達、竜ノ口峡谷の東西線建設予定地の風景とその地で毎年営まれて来たオオタカ子育て観察記、青葉山だけで80種以上確認されている蝶達、観察会風景等の写真は勿論、皆様が持ち寄られた、書、絵、工作等様々な作品が集まりました。特に、子供や昔子供達の力作には、感心してしまいます。下記の通り、期間は3/13(木)まで、会場はエルパーク仙台(141の5階)です。皆さん、是非いらしてくださいね・・・
展覧会 めんこい妖精たち 展覧会2 雪の人面岩(東西線橋梁予定地)
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エグリトビケラ(抉飛螻蛄)の仲間
2008/03/07(Fri)
 きょうも暖かくなって、春の陽気になりました(-0.3~8.0℃)。
 森の外れの池の畔に、エグリトビケラ(エグリトビケラ科)の仲間と思われる成虫がいました。触ると、翅も体も案外しっかりしています。手から放すと、パタパタ飛んで池に落ちましたが、素早く岸辺に泳ぎ着きました。名の通り、前翅の先端(外縁)が抉れているのが 特徴で、この辺りでは普通、四月以降に羽化すると言われています。最近の暖かさで勘違いしたのかも知れませんが、結局今冬も暖冬だったと言う事なのでしょうね? 本州~九州に分布し。幼虫は浅い池や沼に棲み、木の葉の切れ端等を集めて円筒形の巣を作ります。夏には、電燈に良く集まります・・・
抉飛螻蛄 
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カタクリ(片栗)の葉
2008/03/06(Thu)
 今朝は、昨晩の雪がほんの少しありましたが、日中は大体晴れました。
 明るい小楢の林床に、カタクリ(ユリ科)の葉が顔を出し始めていました。昨年は超暖冬でしたから、二月の内から沢山出ていましたが、今年は平年並みの様です。古名はカタカゴ。四月初めには、又あの篝火の様な花々が、地面を覆い尽くしてくれるのでしょうね・・・
片栗の葉

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ミチタネツケバナ (路種漬花、道種漬花)
2008/03/05(Wed)
 きょうも、風はありましたが晴れて暖かな一日でした。
 草原の道端に、ミチタネツケバナ (アブラナ科)が咲いていました。3㎝程の低い茎頂に小さな白花を乗せて、稲穂のまま焼いたポン菓子の様でした。ヨーロッパ原産の帰化植物で、1970~80年代に東北周辺で発見された後、全国で確認され、今では何処でも普通に見られる様になりました。タネツケバナより草丈が小さく、茎は無毛で、花が早春に一早く咲き始めます。湿性地を好むタネツケバナに対して、乾燥した道端等に多く見られます。名は、道に生えるタネツケバナ(稲の種籾を水に漬ける=苗代の準備をする頃に花が咲く花)の意です・・・
路種漬花

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コハコベ(小繁縷)
2008/03/04(Tue)
きょうも良く晴れて、暖かくなりました(1.6~9.1℃)。
 尾根道の日溜りで、コハコベ(ナデシコ科)が咲き始めていました。地味だけれど、純白の小花を道端のあちこちに鏤めて、名残の雪の様でした。欧州原産の帰化植物で日本全国に分布し、道端や畑地等で普通に見られます。花弁が十枚に見えますが、二枚づつ下部でくっ付いていて、実は五弁花です。名の通りハコベ(別名ミドリハコべ)よりやや小さく、茎が紫色なのが特徴です。でも、今ではどちらも「ハコベ」と言われ「春の七草」にされていて、 味も、そう変わりません・・・
小繁縷 穏やかな山波

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