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今秋から開始と言う、東西線工事道建設について
2008/07/31(Thu)
 きょう、市の建設局と交通局を訪ね、この秋から始まるとされる、オオタカ営巣地直近までの地下鉄東西線工事用道路の建設工事について、話を聞きました。八木山側からは、9月から測量開始。早ければ10月半ばには樹木伐採を始めるとの事でした。このルートは、あのの真上で、貴重なV字谷が埋められ、巨大なコンクリート擁壁が築かれ、後に市道となる車道が通されます。来秋までオオタカ営巣地は残すと言いますが、工事車道の先端は、営巣木群まで3-40mの近接地です。青葉山側からは、11月半ばから樹木伐採を開始し、工事用道路と仮桟橋が建設されます。その先端は、オオタカ営巣木群まで、谷を挟んで2-30mもありません。これではもう、来春からのオオタカ営巣は不可能です。腹が立って仕方がありません。来年8月には市長選がありますが、その時、どんな「東西線大幅見直し候補」が当選しても、もう手遅れということです。私達が心の支えにして来た、杜も森も、ケヤキ並木も桜達も、歴史的建造物群も・・・仙台が誇るもの、「宝物」が次々に破壊され続け、全世界に「恥」だけが売られ続けている、今。何としても、この工事を止めなければ、子供達にも後世の人達にも、生きとし生ける物達全てに対しても、示しが付きません・・・
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ウミネコ(海猫)
2008/07/31(Thu)
 きょうは曇りで、一時晴れ間もありました。
  広瀬川沿いの大岩や牛越橋の街灯に、ウミネコ(カモメ科)が止っていました。5-6羽が五月蝿くミャーミャー言いながら、飛び回ったり止ったりを繰り返していました。中には、川面に急降下して魚を捕えている者もいます。どうも、海から遙々鮎等を食べに通う贅沢者の様でした。旧北区のオホーツク海、日本海、黄海北部等に分布し、日本では夏期に北海道~九州の沿岸で繁殖、冬季は全土に分散する、我国を代表する海鳥です。名は、猫に似た声で鳴く事に因ります。嘴の先端に赤と黒の斑点、尾先に黒帯があるのが特徴です。八戸の蕪島 、陸前高田の椿島 、女川の江島 、酒田の飛島等多くの繁殖地が国の天然記念物になっていますが、近くでは仙台港等でも数多く繁殖し、最近は数が増えた所為か、夏期には青葉山周辺の広瀬川でも普通に見られます・・・
森の小道のあちこちで、ヒヨドリバナの花が揺れていましたよ・・・
ウミネコと青葉山 ヒヨドリバナ 
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ハエドクソウ(蠅毒草)  
2008/07/30(Wed)
 きょうは曇って、一時雨も降りました。
  檜林の小道に、ハエドクソウ(ハエドクソウ科)が咲いていました。コウヤザサ等と混じっていて、気が付かずに通り過ぎてしまいそうですが、近寄れば淡桃や白の花には、蘭の様な清艶さがありました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、東シベリア、ヒマラヤ等の、山地の少し暗い林床に生育する多年草です。名も、別名のハエトリソウ(蠅捕草)も、根の絞り汁から蠅捕り紙を作った事に因ります。フリマロリン等を含む有毒植物で、間違って口にすると嘔吐等を引き起します。蕾は上向きですが、開花すると横を向き、イノコヅチに似た実は下向きに変わります。花弁の一部にも見える赤紫の萼は後に黒ずみ、先端が鉤状になって、動物等にくっ付いて運ばれます。ハエドクソウ科の植物は1科1属1種で、世界にハエドクソウしか存在しません・・・
 道端に、サンコタケ(三鈷茸/アカカゴタケ科)が倒れていましたよ…
ハエドクソウ サンコタケ 
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ツチスガリ(土地蜂・土縋り)
2008/07/29(Tue)
 きょうは、曇り後晴れました。 
 展望台に、ツチスガリ(ナミツチスガリと思われる/ジガバチ科)の巣がありました。固い土の上に点々と、小さな土の擂鉢が一杯あって、多くの蜂が盛んに出入りしています。中には、穴の土を掘り返している者、捕まえた獲物を穴に引きずり込む者、雌雄が繋がっている者等色々でした。眺めているうちに、この蜂があの「ファーブル昆虫記」に出ていた事を思い出しました。北海道~九州の、山地~平地の日当りの良い草地等に広く分布します。土中に巣を作り、コハナバチ類やゾウムシ類等を捕えて幼虫の餌にし、ヤブガラシ等も訪花します。名は、「土の中に住む蜂(スガリは蜂の古名であり、仙台弁でも同じ)」の意で、「土に縋る様にしている蜂」との説もある様ですね・・・
ツチスガリ 青葉山から見た八幡神社の杜  
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ヤブレガサ(破れ傘)の花 
2008/07/28(Mon)
 夜中の雨も上がって、日中は一時晴れましたが、晩方には又雨が降りました。
 森の道端に、ヤブレガサ(キク科)の花が咲いていました。あばら屋(妖怪の家?)から見上げる、昼間の花火の様でした。名は、葉、特に若い葉が窄めた破れ傘の様になっている事に因ります。勿論、こんな葉の形では傘の役目は果たせませんが、 光合成もしたいけれど、根元にもたっぷり水分・養分を落したいと言う欲張りな戦略なのでしょうね? 本州~九州の、山地の林下等に生育する多年草です。若芽は山菜として食べられますが、毒成分(ピロリチジン系アルカロイド)もあり多食は禁物です。キク科の双子葉類(子葉が二枚)ではありますが、発芽後数年は葉が一枚だけで、大小二枚の本葉を付ける様になると開花し始めます・・・
 近くには、瓢箪の様な虫瘤の出来たヤブレガサもありました。これは、タケウチケブカミバエによるヤブレガサキフクレズイフシと言うのだそうです・・・
ヤブレガサ. ヤブレガサの虫瘤 
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ヤブカンゾウ(薮萓草)
2008/07/27(Sun)
 今日は曇って、朝晩には雨が降りました。
土手に沿って、ヤブカンゾウ(ワスレグサ科)が咲いていました。南国の風情があるこの花が咲き始めると、「夏本番」を感じます。有史以前渡来の中国原産と言われ、日本では北海道~九州の、日当たりの良い草地等に生育する多年生草本です。名は、籔(野より人家近くにある事を表す)に生えるカンゾウ(「甘草」とも書き、ほのかな甘みがあるから等)の意です。別名のワスレグサ(忘れ草)は、花を見て憂いを忘れる中国の故事に因んだものの様です。若芽、蕾、花は、山菜として良く食べられます。八重咲きの花弁は、雄蕊と雌蕊が弁化したもの。ニッコウキスゲと同じく、花は一日ちょっとで終わりますが、群落としては八月一杯見られます・・・
ヤブカンゾウ
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ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
2008/07/26(Sat)
今朝は雨も落ちましたが、すぐに上がって薄日も射しました。
檜や杉の林下に、ヤマジノホトトギス(ユリ科)が咲いていました。まだ咲き始めですし、他に花芽は見えませんが、見頃は八~九月。間近でじっと見ていると、不思議な花の形が、冠を頂く王妃、輪舞する踊子やメリーゴーランド等にも見えてきて、楽しくなります。北海道~九州の、林床や林縁でに生育する日本固有の多年草です。他のホトトギス類と比べて花数が少なく、茎に毛が多く、花弁が下に反り返るので見分けがつきます。名は、花弁の斑点が杜鵑の胸模様に似ているからとの事ですが、普通は灰黒色ですから、偶に見られる雌の姿から付けられたのでしょうか・・・
  ヤマジノホトトギスが咲き始めた檜林の「山路」には、ホトトギスの声が木霊していましたよ・・・
ヤマジノホトトギス 檜林の道
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ネジバナ(捩花)
2008/07/25(Fri)
 きょうは、雨が降ったり止んだりの一日でした。
  森の草原で、ネジバナ(ラン科)の花が雨に濡れていました。公園の芝生等に群生する様も見事ですが、自然な草叢に一、二本垣間見る姿も心ときめくものがあります。極小な花ながら、近寄れば艶やかな蘭そのものです。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン、クリルやヒマラヤ等の、少し湿った日当たりの良い草地に生育する多年草です。名は、花序が捩れている事に因ります。別名の「捩摺・綟摺(もじずり)」は、捩(もじ)れ模様に染めた絹織物の事で、花の様子をこれに譬えたものの様です。この螺旋は右巻きも左巻きもあって、花の色も濃いもの薄いものに、白や緑と様々です。野生ランとしては珍しく、人間の生活圏に最も近い所に生える種なだけに、何時の間にか消え去る事も頻繁です・・・
  道端に、シロオニタケの幼菌が顔を出していましたよ…
ネジバナ シロオニタケの幼菌
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ゴイシシジミ(碁石小灰蝶)
2008/07/24(Thu)
 きょうは曇って、一時雨が降りました。
 薄の葉の上に、ゴイシシジミ(シジミチョウ科)が止っていました。名の通り、白砂の浜辺に転がる碁石模様にも見えましたが、精悍な顔と機敏な動きは、世界の屋根・パミールを駆ける雪豹の様でもありました。北海道(日高山脈以西)~九州(壱岐、対馬を含む)の、亜高山~低山地に分布します。日本の蝶の中で唯一、幼虫が完全な肉食性で、ササ・タケやススキ等に付くタケノアブラムシ・ササコナフキツノアブラムシ等のアブラムシのみを捕食します。成虫も又、アブラムシ類の分泌液に依存し、母蝶はその集団の中に卵を産みます。日本各地に産地がありますが、特異な食性の為に棲息地は局限されている様ですね・・・
 道端に、弱ったオニヤンマが落ちていました。何があったんでしょう・・・
ゴイシシジミ オニヤンマ 
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クルマユリ(車百合)咲き出す
2008/07/23(Wed)
きょうは曇り時々晴れて、一時小雨も降りました
 森の所々に、クルマユリ(ユリ科)が咲いていました。薄暗い林床にめらめらと、赤い灯が燃えている様でした。他の百合に比べてとても小さいけれど、その存在感・迫力は誰にも負けていません。北海道~近畿以北と四国の他、中国、朝鮮、サハリン等の、主に高山~亜高山の草原等に生育する多年草です。日本の自生百合としては最高所に分布する「高山植物」とされますが、青葉山にも自生しています。只、林床破壊や盗掘等が絶えず、激減しています。何としても、次代に残して行きたいものです。近似種のコオニユリと良く似ていますが、花はより小さく、葉の形が全く違います。花に黒点がないものをフナシクルマユリ(斑無車百合)と呼ぶ様ですね・・・
 泉のトウホクサンショウウオ(幼生)はまだ4cm程でしたが、手足(前後脚)がしっかりして来ましたよ…
クルマユリ トウホクサンショウウオの幼生(まだ鰓が見えてます) 
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シロオビドクガ(白帯毒蛾)の雌
2008/07/22(Tue)
 きょうは晴れたり曇ったりで、晩方には雨が降りました。
 路傍の叢に、シロオビドクガ(ドクガ科)が止っていました。始めはアフリカか何処かの呪い面の様な、黒三角に白帯の幾何学模様でしたが、近付くと威嚇でもする様に、美しい橙色の後翅を見せていました。名の通りの白帯模様は少し違いますが、ヒトリガ(ヒトリガ科)にも似ています。北海道~九州(屋久島、対馬を含む)の他、朝鮮等に広く分布します。雌は大きいものは10cm近くもある、ドクガの仲間では大きな蛾です。雄の方は少し小さく、白帯は一本のみで、ホタルガに似ています。幼虫は、イヌシデ等シデ類を食草にしている様ですね・・・
シロオビドクガの♀ 
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ノギラン(芒蘭)
2008/07/21(Mon)
 きょうは曇って、時々雨が降りました(21.0~22.1℃)。
 山道に沿って、ノギラン(キンウカ科)が咲いていました。いつもなら、しかも日を浴びていたりすると、黄金に稔る麦や稲穂を思い浮かべるのですが、きょうは砂漠のサボテンの様に見えました。北海道~九州の、山地の日の当たる湿地周辺や道端等の、やや湿った所に生育する多年生草本です。根生葉はショウジョウバカマにも似て、ロゼット状になります。名は、花弁の先や蕊が突き出た様子を「ノギ(稲や麦の果実の先から出ている長い剛毛状突起)」に譬え、ラン科植物に似ている事に因ります。花穂の形から、キツネノオの別名もあります・・・
ノギラン 
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ニッポンマイマイ(日本蝸牛)とウスヒラタケ(薄平茸)
2008/07/20(Sun)
  きょうは、一日曇りでした。
  ヤマザクラから生えた ウスヒラタケ(ヒラタケ科)に、ニッポンマイマイ(ナンバンマイマイ科)と思われるカタツムリがいました。殻が円錐(三角)形で、一見磯のツブ(クボガイ)の様ですが、良く見れば勿論カタツムリ。小さな体で一心にキノコを食べていました。本州の、山地の湿った所等に生息する、日本産カタツムリ中最初に学名が付いた日本固有種です。カタツムリの中でもニッポンマイマイの仲間は乾燥に弱く、移動能力が小さい為に地域毎に種分化が起こり易く、殻の色等に変異も大きく、同定はとても難しい様です。この子達も、何百年もこの森の一角で生き続けているのでしょうね・・・
  木の根元の洞には、冬虫夏草のハナサナギタケ(ステルベラ科)が生えていましたよ…
ニッポンマイマイとウスヒラタケ ハナサナギタケ 
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オオヒカゲ(大日陰)
2008/07/19(Sat)
 きょうは曇って、蒸し暑い一日でした(22.4~30.2℃)。
 樹液の木に、オオヒカゲ(ジャノメチョウ科)がいました。近付くとふわふわ飛んで、近くの草叢に止りました。良く見ると翅の裏は目玉が一杯で、こっちの目が回りそうになりました。北海道~本州の他、中国、朝鮮、シベリア東部、サハリン、クリル等の、山地の林内に生息する、ジャノメチョウ科で最大の寒地性の蝶です。樹液に集まり、幼虫のままで越冬し、食草はカヤツリグサ科のカサスゲ、シラスゲ、オニスゲ等です。名は、大きなヒカゲチョウ(森の日陰に見られる蝶)の意。開発等に因り生息地である森林が減少していて、県のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定されています・・・
 仙台市地下鉄東西線竜ノ口橋梁工事予定地近くの滝は、きょうも谷間に轟音を響かせていました。私達は、通称「二階滝」と呼んでいますが、正式の名前は付いているのでしょうか? 又、左下の穴(どこまでも続く)は何なのでしょうか? ご存じの方、教えてください・・・
オオヒカゲ 東西線工事予定地近くの滝 

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チダケサシ(乳茸刺・乳蕈刺)
2008/07/18(Fri)
  きょうは朝晩は雨でしたが、昼間は曇って蒸し蒸ししていました(21.9~27.2℃)。
 森の小湿地で、チダケサシ(ユキノシタ科)の花が霧雨に濡れていました。遠くから見れば、花は白や精々薄紅の泡立ちですが、近寄って見ると、花弁は白の他に赤や紫、葯は赤紫や青紫と、微妙な色合いがあって素敵でした。それにどの花にも、小さなシラホシヒメゾウムシが沢山付いていましたよ。本州~九州の、山野の湿った草地等に生育する多年草です。名は、キノコのチチタケ(別名チダケ)をこの茎に刺して持ち帰った事に由来します。触ってみるとやはり、中々に丈夫な茎でしたよ・・・
チダケサシ シラホシヒメゾウムシ 
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ヤマユリ(山百合)の花
2008/07/17(Thu)
 今朝は霧雨が降りましたが、大体曇って蒸し暑くなりました(21.1~27.6℃)。
 山道のあちらこちらで、ヤマユリ(ユリ科)が咲き始めました。噎せ返る芳香が、霧の流れに乗ってどこまでも漂って来る様でした。日本固有種で、本州の東北~近畿の(北陸を除く)、山地の林縁や草地に生育する多年草です。名は、山地に生える百合の意。「ユリの王」とかユリの女王」と呼ばれ、産地に因んで、ヨシノ(吉野)ユリ、ホウライジ(鳳来寺)ユリ、エイザン(叡山)ユリ等多くの別名があります。発芽してから開花するまでに少なくも5年以上かかり、株が古く大きい程花が沢山付きます。鱗茎は、縄文の頃から食用にされては来ましたが、1873年のウィーン万博で紹介されて一躍注目を浴びると、日本特産品として乱堀・輸出されて激減してしまいました。品種改良され、カサブランカ等数多くの園芸種となって日本に里帰りはしていますが、母種の方は希少種になりつつある様ですね・・・
  三居沢の山肌のネムノキが、艶やかな花を枝一杯に付けていましたよ…
ヤマユリ ネムノキ 
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ノリウツギ(糊空木)
2008/07/16(Wed)
きょうは、曇って時々晴れました。
  展望台の真下等、山のあちこちに点々と、ノリウツギ(ユキノシタ科)が咲いていました。白く爽やかな花々では、ヨツスジハナカミキリ(カミキリムシ科)等の花髪切りや花蜂達が、夢中で愛を囁きあっていました。ノリウツギは北海道~九州の他、中国、朝鮮、サハリン、クリル等の、山地に生育する落葉低木です。アジサイの仲間で、ヤブデマリ等と同様、大きな飾り花と小さな両性化から出来ています。材は、木釘や細工物にされます。名は、樹皮から紙漉きの糊を取る事に因ります。別名はノリノキ、サビタ(東北方言が北海道に広まって一般化したのだとか)等・・・
  尾根道の笹籔の下に、テングタケダマシ(テングタケ科)が生えていました。猛毒のテングタケに似ていますが、傘の上の疣(壺の破片)が尖っているのが特徴です…
ノリウツギ テングタケダマシ 
 
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アゲハモドキ(擬鳳蝶蛾、揚羽擬蛾)の幼虫
2008/07/15(Tue)
 きょうも晴れて暑い一日でしたが、風があったので昨日より大分涼しく感じました。
 ヤマボウシの木に、アゲハモドキ(アゲハモドキガ科)の幼虫が沢山付いていました。蝋の毛を纏い擬態しているのでしょうが、小さな白龍の様な姿は十分に目立っていて、心配になりました。幼虫がそっくりな者にミツクリハバチがいますが、こちらの食草はハンノキ類なので見分けられます。北海道~九州の山林に生息し、幼虫はミズキ科植物の葉を食べます。午後~夕方に活動する昼行性とされますが、夜間の燈火にも飛来します。名は、有毒なので襲われ難いジャコウアゲハの雌に似ている(擬態している)事に因ります。幼虫がハバチ類に似ているのも、何か擬態の意味があるのでしょうか・・・
アゲハモドキの幼虫 
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ゴボウゾウムシ(牛蒡象虫)
2008/07/14(Mon)
 きょうも晴れて、とても蒸し暑くなりました(20.1~30.7℃)。
 草原に刈り残されたナンブアザミに、ゴボウゾウムシ(ゾウムシ科)が沢山いました。雌雄でいる者も多いのですが、近寄るとポロリポロリと葉から落ちてしまいます。漸く間近で見ると、褐色地に黄斑や粋な点刻が並んで、まるで鉄細工の様です。全国の山地~低地のアザミ類の葉上等に見られます。成虫はノアザミの葉を食べ、雌は細長い口吻で蕾の基部を穿孔し、そこに産卵します。幼虫は、その頭花の内部を食べて育ちます。名は、(アザミにそっくりな)ゴボウに付くゾウムシ(長い口吻を象に譬えた)の意の様ですが、実際はゴボウには付かない様ですし、花期まで収穫せずにいる事もありませんから、産卵も羽化も無理です。考えれば、山菜の「ヤマゴボウ」はノアザミの根っこの事ですから、そんな事からの命名なのでしょうか・・・
ゴボウゾウムシ 青と緑 
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七月観(視)察会
2008/07/13(Sun)
きょうは、朝から素晴らしく晴れて、暑い一日でした(20.2~27.9℃)。
 そんな、梅雨とは思えない夏空の下、恒例の「観(視)察会」が始まりました。ニイニイゼミの蝉時雨を浴びながら、ユキノシタやコマツナギ、リョウブ、ドクダミ等の花、実がたわわなヤマグワとそこにいたサラサヒトリ等を観察しながら森に入ります。森の中は、4-5℃は気温が低いのでは?と思える程の、涼しい風が吹き抜けて行きます。籔に遷移してしまった湿地には、花を付けたクマヤナギが垂れ、ノアザミやクモキリソウが残っていました。東屋周辺には、オカトラノオやハエドクソウ、サジガンクビソウ、バイカツツジ等が咲き、ホクリクムヨウランも一輪だけ見られましたね。オケラやオヤリハグマは間もなく綻びそうで、ヒグラシの空蝉もありました。ノギランの小道を抜けて、イチヤクソウやカクミノスノキ、樹液の木等を見ながら、「ムササビ(昨日の下見で久し振りに出会った!)谷」に入ると、一層森はひんやりして、沢のせせらぎが耳に心地良く響きます。<↓かーそる(矢印)を当てると説明が出ます〉
ユキノシタ サラサヒトリ 捜し物が見つかりましたよぉ カクミノスノキ 
 周囲には、オオバショウマやフクオウソウ、トチバニンジン、ヤマトウバナ、タマブキ、オオバジャノヒゲ、チダケサシ、ミヤマタムラソウ等の花や実が見られました。木々の幹の多くはささくれ立って、今にもムササビが顔を出しそうでした。オオルリの巣(跡)もありましたね。帰り道は、フクラスズメやイチモンジカメノコハムシの幼虫等色々な虫達を観察しながら、あちらからもこちらからも聞えるキビタキの囀りやホトトギスの声に包まれながら散会しました。キノコでは、大きなサマツモドキ、ミネシメジ、ドクベニタケ、マツオウジ、ヒナアンズタケ、アマタケ、シロヒメホウキタケ等が見られました。花では他に、ヤブムラサキ、ムラサキシキブ、ウメモドキ、ケキツネノボタン、アオヤギソウ、ジャノヒゲ、クサノオウ等、果実では、モミジイチゴ、ヒメコウゾ、サルナシ、エゴノキ、ハクウンボク、ハナイカダ等もありました。草に紛れて見分けの付かない希少種のヒトツボクロ(絶滅危惧Ⅱ類(VU)!)を沢山見付けられた方もおられました。遠くからはオオルリやサンコウチョウの声も聞えて、気温の割に爽やかな山歩きでしたね。皆さんには、どんな出会いがあったでしょうか・・・<↓かーそる(矢印)を当てると説明が出ます〉   
オカトラノオ 水かけられて、ますます涼しいなぁあ・・・ も少し歩きたいですね・・・ コマツナギ 
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イチヤクソウ(一薬草)の花
2008/07/12(Sat)
  昨夜からの大雨が上がり、晴れてとても暑くなりました(21.4~30.4℃の真夏日!)。
  森の木陰に点々とイチヤクソウ(イチヤクソウ科)が咲いていました。下向きの白い花々はネオン街の路灯にも見えて、笠に黄色い灯が点り、小動物達の道標になっている様でした。良く見ると笠(花弁)そのものに蜘蛛の巣が張られていましたが、これも街灯風でしたよ。北海道~九州の他、朝鮮、中国東北部等の、低山の明るい広葉樹林等の、やや湿った所に生育する常緑多年草です。青葉山には他に、主に深山に自生し、葉が丸く、白花に赤みがあるマルバノイチヤクソウも確認されています。どちらも最近、何者かの乱掘等に因り激減していて、この森の希少種になりつつあります。盗掘を決して許さず、しっかり護って行きたいものですね・・・ (詳しくは明日の観(視)察会↓で配布の「七月の青葉山」に続く)
 明日(7/13)は定例の観(視)察会↓です。オカトラノオ、バイカツツジ、ハエドクソウ、ノギラン等の花々、花や樹液に集まる昆虫達を観察します。キビタキやホトトギス等の夏鳥達にも出会える事でしょう・・・
イチヤクソウ 飛行機雲 
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ヒメコウゾ(姫楮)
2008/07/11(Fri)
 朝晩は雨でしたが、日中は曇って晴間もありました。
 山のあちこちに、ヒメコウゾ(クワ科)の実が生っていました。霧雨に濡れて、オレンジのクリスタルビーズ細工に見えます。毛はあるものの、口に含むと無花果ゼリーの様で、瞬く中に融けて行きました。本州~九州の他、朝鮮・中国南部の、低山の林縁等に生育する夏緑性低木です。雌雄同株ですが、栽培種の「コウゾ」はしばしば雌雄異株で、果実が出来ない事が多い様です。焼酎等に浸けて、利尿、滋養強壮に効果があるとされる薬用酒にします。漢名は、小構樹(しょうこうじゅ)だとか・・・
 地下鉄東西線工事予定地のオオタカのヒナ達は、今朝も巣の近くの枝に止って、ピーヨ、ピーヨと餌をねだっていました。暫く眺めていましたら、視線を感じて振り向くと、何時ものカモシカにこちらの方が眺められていましたよ・・・
ヒメコウゾ 地下鉄東西線工事予定地在住のカモシカ 
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オオアカバハネカクシ(大赤羽翅隠し)
2008/07/10(Thu)
 きょうは、曇り時々晴れました。
 山道を、オオアカバハネカクシ(ハネカクシ科)と思われる昆虫が歩いていました。ハネカクシの中では大きめで(2cm位)、ハサミムシにも似た、黒く艶やかな体に赤いチョッキ(前翅)が素敵でした。写真機を向けると、名の通り、前翅に隠していた後翅を素早く開いて、何処かに飛んで行ってしまいました。北海道~九州の平地~山地の森の落葉下に生息し、良く小動物の死体に集まり、他の昆虫の幼虫等を食べると言われています。ハネカクシの仲間は、種数、生態共に極めて多様性が高いと言われていますが、研究が遅れていて膨大な未発見種がある様です。世界で4万6275種(1998年)以上確認されていますが、実際には10万種以上いるとも言われ、日本国内だけでも数百種の未知種がある様です。前翅が異常に小さく、腹部が剥き出しになっているのは、落葉下や砂利の中等を移動する際に、体を自由に曲げられる様に出来ているからとも言われます。この仲間には、アオバアリガタハネカクシ等の、皮膚炎を起す有毒種がいますから、十分気を付けましょう ・・・
 樹液の木には、スジクワガタの雄、雌(やコクワガタ、カナブン等)がいましたよ・・・
オオアカバハネカクシ スジクワガタの雄と雌 
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オオタカのヒナ達が巣の外に!
2008/07/09(Wed)
 きょうは一日、どんより曇っていました。
 今朝も、地下鉄東西線工事予定地のオオタカ(4/23に営巣確認)のヒナ達の様子を見に行くと、一羽いません。「アレッ」と思って周りを見ると、巣の直上から張り出している横枝の2m程先で羽繕いをしています。残る一羽(妹?)も羨ましいらしく、しきりに兄さん?を見てはモゾモゾしています。そして、バサバサ羽ばたいたかと思ったら、2-30cm上の枝に跳び移りました。その後は、仲良く羽根のお手入れです。形としては「巣立ち」の様ですが、暫くは巣と近くの枝を行き来して、食事も巣中でする事が多いでしょう。この後少なくも1-2ヶ月は、営巣地周辺で親から餌を貰ったり、狩りの練習等しながら暮らす事でしょう。親が戻って来たので、そそくさと退散しましたが、何度も振り向きながら、「このまま無事に営巣地から巣立つ事」や、「オオタカが来春も必ずこの地に帰って来る事」を、心から祈りました。オオタカ達には、もう暫く付き合って貰いますけれど・・・ 
巣を少し離れたヒナ達(右下が巣、赤い肉塊が見える) 横枝に跳び移る前のヒナ 
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クマノミズキ(熊野水木)
2008/07/08(Tue)
 きょうは曇って、一時雨が降りました。
 山のあちらこちらに、クマノミズキ(ミズキ科)の花が咲いていました。一月前には、山肌にミズキの白花が目立っていましたが、この、よりクリーム色がかった花群れも良いものです。近寄ってみると、何とも言えぬ良い香りに誘われて、小さな虫達が沢山集まって来ていました。本州~九州の他。朝鮮、中国、ヒマラヤ等の、山地の谷沿い等に生育する落葉高木です。ミズキに比べて、やや低山に分布します。材は柔らかく、カミキリムシ等の食害を受けやすい様です。ミズキとは、対生で花期が遅い事の他、葉が細長い、葉柄が短い、枝がはっきり棚状にならない、枝が角張っている点等でも区別できます・・・
 今夕の宮城テレビニュースで、地下鉄東西線工事予定地で三年連続に営まれている、オオタカの子育てについての特集がありました(残念ながらビデオ映像はありません)。テンやカモシカ等、取材班が長年撮影された動物達の映像を含め、青葉山の豊かさと東西線等に因る自然破壊の危機が迫っている状況が、上手く編集されていたと思いました。放送後キャスターが「オオタカがせめて何とか近くに巣を作ってくれる他ない」との、諦めに似たコメントがあり、ガックリ来ましたが、これが「危機迫る青葉山」の現状を知り、工事の見直しのきっかけになってくれれば、と思うばかりです・・・
クマノミズキ 青葉城址のクマノミズキ 
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カキラン(柿蘭) 咲き出す
2008/07/07(Mon)
きょうは、一日薄曇りでした。
 森の湿地で、今年もカキラン(ラン科)が咲き出していました。名の通りの柿色の、和風な趣きの花に覗く唇弁の、鮮やかな赤紫が目に染みる様です。北海道~九州の他、ウスリー、朝鮮、中国東北部等の、日当たりの良い湿地周辺等に生育する多年草です。蘭の中では地味な方だと言うのに、盗掘等で激減しています(県レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU))。青葉山でも、嘗ては沢山の花が見られましたが、大分減って来ました。いつまでも身近な蘭のままであって欲しいと、願うばかりです・・・
 地下鉄東西線工事予定地の二羽のヒナ達(オオタカ)は、きょうも元気で、目付きも随分鋭くなって来ましたよ・・・
カキラン オオタカのヒナ達 
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ウスタビガ(薄手火蛾・薄足袋蛾)の幼虫
2008/07/06(Sun)
 きょうは晴れて蒸し暑くなり、今年初の真夏日になりました(20.8~30.3℃)。
 小楢の木に、ウスタビガ(ヤママユガ科)の幼虫がいました。新幹線車両の様な体形で、前から見ると、まるでトトロを想わせる愛嬌あるお顔でした。背中の斑点も素敵だなと感じましたが、帰ってから調べると、何とこれはコマユバチ等寄生蜂の蛹が取れた後なのだそうです。つまりはつい最近まで、背中に数十匹の蛹をくっ付けて生きて来たと言う事で、そう思うと涙が出そうになります。でも、寄生されても絶対成虫に成れない訳ではない様ですから、頑張って立派な蛾に成って欲しいものですね。日本の殆ど全土の、明るい広葉樹林に生息する大型の蛾です。雌が繭から羽化すると、直に雄が飛んで来て交尾をします。雌は、自分が抜け出たばかりの繭や近くの枝に卵を産み付けます。卵はそのまま越冬しますが、秋に羽化した成虫は何も食べず、交尾と産卵を終えると死んでしまいます。卵は春に羽化して幼虫となり、幼虫はコナラやミズナラ、ケヤキ、サクラ類、カエデ科、カバノキ科、ブナ科、ニレ科等の葉を食べて育ち、夏の終りに緑色の繭を作って成虫になる準備をします・・・
ウスタビガの幼虫 
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ウメモドキ(梅擬)の雄花 
2008/07/05(Sat)
きょうは晴れ後曇って、午後は雨が降ったり止んだりでした。
 森の湿地の縁で、ウメモドキ(モチノキ科)が咲いていました。薄紅の花弁に黄色い葯がマッチした、無数の花が今にも零れ落ちそうに咲き群れていました。雌雄異株で、秋に生る赤い果実(勿論雌株)ばかり持て囃されますが、花期には、地味な雌株より断然この雄株が美しくて目立ちます。本州~九州の山地の、主に湿り気のある場所に生育する落葉低木です。葉の両面に短毛が生えますが、毛が無いものをイヌウメモドキとして区別する見方があり、これは西日本に多い様ですね・・・
  東西線工事予定地のヒナ達(オオタカ)は、きょうも二羽共、何とか元気に順調に育っている様でしたよ・・・
ウメモドキ きょうのヒナ達 
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ゲンジボタル(源氏蛍)
2008/07/04(Fri)
 きょうは曇りの後雨が降り、午後は晴れ上がって暑くなりました(19.9~26.7℃)。
  三居沢の発電所の放水路付近に、ゲンジボタル(ホタル科)が飛んでいました。鬼火をも思わせる幻想的な光が、漆黒の闇の底から一つ又一つと浮び上がり、漂っていました。本州~九州と周囲の島々の、水が綺麗な川に生息します。発光して他個体と交信し、雌雄が出会った後雌は川岸の苔の中に産卵、孵化した幼虫は直に水に入り、流れの緩い清流でカワニナを捕食しながら成長します。その後川岸の土に潜り込み、周囲の泥を固めて繭を作り蛹になります。成虫期間は2-3週間程で、水分は補給しますが、活動や産卵は幼虫時に摂った栄養分のみで行います。名の由来は、「光る」事を、源氏物語の光源氏に掛けたと言われます。近年は、水質汚染や護岸工事等に因り、生息域が各地で狭まり、宮城県のレッドリストでも要注目種に指定されています。青葉山のこの辺りでは、沢筋の下流付近で細々と生息が確認されて来ましたが、同所に見られるヘイケボタルと共に、これ程発生するのは久し振りではないでしょうか?! 自然発生している当地の環境を保つ為にも、皆で静かに見守って行きましょう! ライトを当てて驚かしたり、ましてや捕まえて持ち帰ったり等、絶対にしないで下さいね・・・
 今夕の宮城テレビのニュースに取上げられていましたが、昨日、オオタカ営巣地(地下鉄東西線工事予定地)に初めてテレビカメラを入れた途端に(今秋にも作業用道路建設工事が直近にまで迫るとの市の理不尽な方針に、決断せざるを得ませんでした)、営巣木の下をツキノワグマが通ったのだそうです。 テレビでは、近くの住民も「(クマやカモシカを)しょっちゅう見るよ」と言っていました。私も、カモシカには日常的に出会いますし、クマも、仕掛けたカメラで何度も撮らせて貰っています。これは、オオタカ営巣地でもあるこの地が、動物達にとって極めて大切な場所であるとの「証」でしょう。人間(市民)だけでなく、動物達もこぞって「私達の聖域を壊さないで」と叫んでいる様です・・・
げんじぼたる オオタカ営巣地(東西線工事予定地)のツキノワグマ 
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オバボタル(姥蛍)
2008/07/03(Thu)
 きょうは、曇り後雨になり、夜には上がりました。
  森の草原に、オバボタル(ホタル科)がいました。姿は「蛍」そのものですが、薄っぺらでお尻も黒く、お洒落で可愛い蜚蠊の様にも見えました。北海道~九州(屋久島、対馬を含む)の他、朝鮮等の、山地の林縁や草原に生育する陸性の蛍です。ヘイケボタルに似ていますが、発光器が退化していて光らず(但し幼虫は弱光を放ちます)、日中も活動します。日本にいるホタル(42種)の大半が{光らない蛍」で、これは退化ではなく寧ろ進化だと言われます(効率が悪く危険性が高い繁殖行動を改めた)。名は、老女の顔を模った能面「姥」に似ているからとの事ですが、どちらかと言えば漫画の怪人面の様です。マドボタルの仲間(亜科)でもありますが、その名は「窓蛍」で、前胸背板が透明で、下の赤い模様が透けて見える事に因ります。成虫はくさのつゆなどをすっていますが、幼虫はキセルガイ等の陸生貝を食べます。触角が幅広く長いのは、光で交信する者達と違って、匂い(フェロモン)で会話をするからだと言われます…
オバボタル
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ゆきかえる