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ヒガンバナ(彼岸花)
2008/09/30(Tue)
 きょうは晴れ時々曇って、一週間振りに20度を超えました(11.4~20.6℃)。
 森に沿った田圃の畔に、ヒガンバナ(ヒガンバナ科)が咲き残っていました。周りでは稲刈りが進んでいて、頭を重そうに垂れる稲の下で、収穫の喜びを体全体で表している様でした。名は、秋の彼岸頃に咲く事に因り、別名の曼珠沙華(マンジュシャゲ)は、梵語で「紅色の花」を意味します。異名が多く、死人花、地獄花、幽霊花、剃刀花、狐花等と呼んで、忌み嫌われる事もありますし、アルカロイド(リコリン)を含む有毒植物ですが、水に晒して毒抜き出来るので、稲作が日本に伝来した頃「救飢作物」として大陸から伝来し、多くの人々の命を救ったのだそうです。勿論有毒なので、土に穴を掘る小動物を避ける為、良く田畑の周囲に植えられました。生薬名・石蒜(セキサン)として利尿や去痰にも利用されますが、素人が利用するのは非常に危険です・・・
  山道のナツハゼには、実が沢山生っていましたよ…
ヒガンバナ ナツハゼ
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ミゾソバ(溝蕎麦) の花
2008/09/29(Mon)
 きょうも、曇り時々晴れました。
 道沿いの小湿地に、ミゾソバ(タデ科)が咲いていました。開く前は薔薇の蕾か金平糖の様ですが、咲き始めると、レイン・リリー等の華やかな花を想わせます。と言っても、他のタデ科植物と同様に花弁に見えるのは萼です。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の、小川沿いや沼沢地等に生育する一年生草本です。元々田園地帯の用水路脇等に、蕎麦に似た花(白っぽいものはそっくり)が極普通に群れ咲いていたのが、名の由縁の様です。大きいものでは1m 程にもなり、根元から匍匐茎を伸ばして増殖・群生します。匍匐茎には閉鎖花が付いて、ここにも種子を作る様ですね・・・
ミゾソバ
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テンニンソウ(天人草) の花
2008/09/28(Sun)
 きょうは、曇り時々晴れました。
 竜ノ口峡谷のあちこちに、テンニンソウ(シソ科)が咲いていました。峡谷の縁に佇む天人・天女達には、トラマルハナバチ等の花蜂達が次々に訪れ、谷底にありながら、天界に迷込んだ様な心地なりました。北海道~九州の、山地の林内、林縁の日陰地に群生する多年草です。毛に見えるのは蕊で、下から上へと開花して行きます。名の由来には、蕾を天人に譬えたとの説もある様です。トラマルハナバチ(ミツバチ科)は北海道~九州に生息し、青葉山では最も普通な花蜂です。とても毛深くて花粉が付き易いので、花達にとっては、大のお得意さんになっています。理由は分りませんが、全国的に(特に西日本で)激減している様です・・・
テンニンソウとトラマルハナバチ 竜ノ口の空 
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ゴマナ(胡麻菜) の花
2008/09/27(Sat)
 きょうは、晴れたり曇ったりでした。
 沢に沿って、ゴマナ(キク科)が咲いていました。白い頭花は小さく(1.5cm)目立ちませんが、大きな房になり、大人の丈程にもなる株が連なると、中々の迫力です。主に本州の山地に生育しますが、一部サハリンや北海道、九州にも自生する多年草です。高さ1.5m以上にもなる大型の草本で、草原や林縁、湿地周辺等に広く見られます。若芽は癖が無く、香りもあって美味しい山菜になります。名の由来は、草木図説(飯沼慾斎)に「葉が胡麻に似る」との記述があるから、との説が有力ですが、筒状花が次第に黒胡麻を塗した様になるから、との見解もある様ですね・・・
ゴマナ 大手門跡(隅櫓) 
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シラネセンキュウ (白根川芎)
2008/09/26(Fri)
 きょうは曇りでしたが、時々晴れたり小雨が降ったりもしました。
 杉林の林床に、シラネセンキュウ (セリ科) が咲いていました。暗い空に浮かぶ白雲の様な花群には、コアオハナムグリが必死に縋り付いていました。.本州~九州の他、朝鮮、中国東北部等の、山地の林下、谷筋等に生育する多年草です。名は、白根山で発見され、中国原産の薬草・センキュウに似ている事に因ります。別名のスズカゼリは、鈴鹿山脈で良く見られるので付けられました。若芽は、山菜にもなる様ですね・・・
シラネセンキュウとコアオハナムグリ きょうの青葉山 
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キツリフネ(黄釣船、黄吊舟) の花
2008/09/25(Thu)
 きょうは、曇り後雨になりました。
 道端に、キツリフネ(ツリフネソウ科)が咲いていました。名の通りの、黄色い船を風に揺らす様は、太平洋の荒波を進む、黄金のバウチスタ号を想わせました。北海道~九州の他、ユーラシア~北米大陸の、山地の林内や林縁等の湿った半日陰地に生育する一年生草本です。ツリフネソウとは色以外に、距の先が巻かずに垂れる事、花が葉の下に咲く事が明確な相違点です。近くにはツリフネソウも群生していますが、不思議な事に、きちんと住み分けして暮らしています・・・
 きょうで漸く、「きょうの青葉山」が三周年になりました。やっとこさっとこの状態ですが、これからも少しでも長く(良いものを?)続けて行こうと思います。応援してください・・・
キツリフネ 
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イヌタデ(犬蓼)
2008/09/24(Wed)
 きょうは、大体晴れました。
   道端に、イヌタデ(タデ科)が沢山咲いていました。お腹が空いていた所為か、じっと見ていたら、赤飯のキリタンポに見えて来ました。北海道~沖縄の他、朝鮮、中国、サハリン、クリル、ヒマラヤ等の、道端や草原等に普通に生育する一年草です。花期は長く、いつでも花が咲いている様にも見えますが、花弁に見えるのは紅色の萼で(花弁はない)、蕾の時も花が咲き終わった後でも同じ感じです。名は、特有の香りと辛味を持ち、蓼酢等にされるヤナギタデに対して、食用にならない蓼の意味です。別名の「赤まんま」は、この花を赤飯に見立てて飯事に使っていた事に因ります・・・
イヌタデ きょうの夕景
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ヤブカラシ(藪枯らし)
2008/09/23(Tue)
きょうは、晴れたり曇ったりでした。
 川岸の藪で、ヤブカラシ(ブドウ科)の花が咲いていました。豆菓子状の花を見ていたら、戴冠式中の王様が、妃や臣下達に囲まれているかの様に見えて来ました。北海道西南部~南西諸島の他、東~東南アジアの、道端、林縁、荒地等に生育する蔓性多年草です。小さな花は目立ちませんが、開花すると朱色を帯びて目立ちます。緑色花弁と雄蕊は半日程で落ち、白い雌蕊が真中に立つ花盤が残ります。この花盤は蜜が豊富で、様々な昆虫が良く集まり、次第に淡紅色を帯びます。多くは3倍体で結実しませんが、一部の2倍体株は花後に黒く丸い液果を付けます。若芽は茹でてあく抜きすると、滑りのある山菜になります。漢名は「烏歛苺(ウレンボ)」で、利尿・解毒・鎮痛等の生薬にも利用されます。名は、藪を覆って枯らしてしまう程生育旺盛な事に因ります。別名の「びんぼうかずら」は、庭の手入れどころではない貧乏人の家に生い茂るからとか、絡まれた家屋が貧相に見えるから、山林を枯らすので家が貧乏になるから、等と言われています・・・
ヤブガラシ/咲き始めは花弁も雄蕊も揃っています(中央) 
 又々すっかり忘れてしまっていましたが、「きょうの青葉山」はこの日で3周年になりました。今のところ毎日欠かさずに続けていますが、常に綱渡り状態で、何時如何なるものか?皆目分りません。何れにせよ、できる限り休まず、長く続けて行くつもりですので、これからもどうぞ宜しくお願いします・・・
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カラハナソウ(唐花草) の雌花
2008/09/22(Mon)
  きょうは、曇り後晴れました。
  藪際の道端に、カラハナソウ(クワ科)の雌花が咲いていました。街が一望できる山道には爽やかな秋風が吹いて、沢山の鞠花が揺れていました。一房採って小苞の黄色い粒を噛むと、ホップの香りが口一杯にに広がりました。北海道~中部以北の他、中国北部等の、亜高山~低山の林縁等に生育する蔓性多年草です。葉は3裂したり楕円形だったりしますが、花の咲く茎では楕円形になっています。西アジア原産のホップ(セイヨウカラハナソウ)の日本産野生種で、日本最初のビールは当種で作られたのだとか。ビール作りは少々難しい様ですが、焼酎等に漬け込んだカラハナソウ酒は簡単で、ほろ苦さが堪えられません。と言っても、採り過ぎは厳禁、クジャクチョウやキタテハ、シータテハ等幼虫の食草でもありますから・・・
カラハナソウの雌花と仙台市街 
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ユウガギク(柚香菊)とオオメカメムシ(大目亀虫)
2008/09/21(Sun)
きょうは曇って、時々小雨が降りました。
 林縁の道端に、ユウガギク(キク科)が咲いていました。近付いて良く見ると、オオメカメムシ(ナガカメムシ科)がいました。花からは、名の由来の様な柚の香はしませんが、葉を揉むと、少し香った様な気がしました。本州(東北~近畿)の山地~平地の、草原や田畑、池沼周辺、道端等に普通に生育する多年草です。葉は切れ込み、頭花は白くて僅かに青紫色を帯びます。オオメカメムシは、本州~沖縄の山地の林縁等に生息する小型カメムシです。アブラムシ、カイガラムシ、アリ、ハムシ等の体液を吸い、植物の汁も吸います。名は、大きな目をしたカメムシ(体型が亀に似た虫)の意。別名は、オオメナガカメムシです・・・
ユウガギクとオオメカメムシ       
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ヤブラン(藪蘭) の花
2008/09/20(Sat)
 きょうは、一日曇りでした。
 道端の林下に、ヤブラン(ナギイカダ科)が咲いていました。花の一つ一つは小さく、花茎も一本では余り目立ちませんが、数十株の花群れに近寄れば、アメジストの谷にでも迷い込んだかの様でした。本州~沖縄の他、東~東南アジアの、山野の樹下に生育する常緑性多年草です。耐陰性がとても強く、余り他の植物が育たない様な樹陰でも生きて行けます。シュンランと葉が似ていますが、ヤブランの葉先は鈍頭で、やや柔らかいのが特徴です(シュンランの葉先は尖り、やや堅い)。日本全国で古くから庭園の下草等として植栽されて来ましたが、近年は温暖化の影響もあって自生地も北上し、青葉山では野鳥の播種等に因って分布が広がっています。8月末~10月の長期間花を咲かせ、秋には黒紫色の果実を多数付けます・・・
  三居沢の磨崖仏の周りには、シラヤマギクが咲き乱れていましたよ・・・
ヤブラン シラヤマギクと磨崖仏 
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オトコエシ(男郎花)
2008/09/19(Fri)
 今朝は霧で、後は晴れたり曇ったりして暑くなり、晩には夕焼けが見られました(18.7~29.2℃)。
 道端に、オトコエシ(男郎花)が咲いていました。と言っても、既に半分は実に成っていて、宇宙に浮かぶ星々や星雲の様にも見えました。北海道~九州の、山野の日当たりの良い場所に普通に生育する多年草です。名は、秋の七草のオミナエシ(女郎花)と比べて毛が多く、丈夫そうに見える事から付けられたのだとか、白い花の様子を白米(男飯)に見立てたもの(オトコメシ)が転訛したとか(オミナエシは黄色い花を粟飯(女飯)に見立てた)言われていますが、良くは分らない様です。漢名の「敗醤」は、切花を水に挿しておくと、醤油の 腐った様な匂いがして来る事に因ります。別名は、チメクサ、トチナ等、古名は、美人部為、佳人部為だとか・・・
オトコエシ(痩果には、翼状の丸い小苞が付く) きょうの夕焼け
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ミドリヒョウモン(緑豹紋)
2008/09/18(Thu)
  きょうも、大体晴れました。
  藪の日溜りに、ミドリヒョウモン(タテハチョウ科)がいました。繋がった雌と雄がじっとしていたかと思うと、そのまま飛び上っては止まり、又舞っては休みを繰り返していました。日本の北海道~九州(南西諸島を除く)の他、ヨーロッパ~中国、朝鮮等、ユーラシアの温・寒帯域に広く分布し(ヒョウモンチョウ類中分布が最も広い)、山地~草原、渓流沿い等に生息する大型のヒョウモンチョウです。この仲間は皆似ていますが、緑がかる後翅裏に3本の白い縞があるのが特徴で、名も、翅裏が緑色のヒョウモンチョウ(橙地に黒い斑紋=豹柄模様の蝶)の意です。又、雄は前翅先端に白斑が無く、雌には三角の白斑があります。雄の翅の表側には黒斑が少なく、前翅中央部に4本の太い横縞があり、雌の黒斑は大きくて横縞はありません。成虫は森林周辺を飛び回り、色々な花蜜を吸います。幼虫はスミレ科の植物を食草にしています。ヒョウモンチョウ類は暑さに弱く、低山地では盛夏に夏眠し、秋から活動を再開し、交尾して産卵します。冬は卵、又は若齢幼虫で越冬する様です・・・
 藪の際には、キクイモが咲いていましたよ… 
ミドリヒョウモン(左が♂右が♀) キクイモ 
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サワギキョウ(沢桔梗)の花 
2008/09/17(Wed)
 きょうは、大体晴れました。
  森の小湿地に、サワギキョウ(キキョウ科)が咲いていました。近寄れば花一つ一つが青い鳥に見えて、離れれば無数の瑠璃鳥が四方八方に群れ飛ぶ様でした。北海道~九州の他東アジアの、山野の湿地等に自生する多年草です。国内では北に行く程多く、やや栄養分の多い湿地に生育します。キキョウと同様雄性先熟で、雄蕊から花粉を出す雄花期と、その後雌蕊の柱頭が出る雌花期があります。アルカロイド系ロベリンを含む毒草で、間違って摂取すると、呼吸興奮、嘔吐、下痢に続いて虚脱状態に陥り、多量だと痙攣、呼吸・心臓麻痺を起して死に至る事もあります。只、薬草として麻酔や呼吸中枢興奮薬等にも利用される事がある様ですね・・・
  森のあちこちで、ミヤマガマズミの赤い実が目立って来ましたよ・・・
サワギキョウ ミヤマガマズミ 
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チョウセンカマキリ(朝鮮螳螂・朝鮮蟷螂)
2008/09/16(Tue)
 きょうは、朝晩は曇りましたが、昼間は晴れました。
 森の草原に、褐色型のチョウセンカマキリ(カマキリ科)がいました。こちらに気付くと、暫し見詰めた後、鎌を持ち上げて威嚇して来ました。本州~九州、対馬、沖縄本島の他、中国、朝鮮等の草原等に生息します。緑又は褐色の大型カマキリで、単にカマキリとも呼ばれています。様々な昆虫を鎌足で捕らえて食べます。オオカマキリに似ていますが、やや小さくて細く、左右の前脚の間が山吹色をしているのが特徴です。 又、オオカマキリの後翅は紫褐色をしていますが、本種はその色が薄く、卵嚢は細長くて、小さいコカマキリや球体に近いオオカマキリと見分けられます。名は、「鎌を持つキリギリス」の意で「カマキリ」と呼ばれ、「チョウセン」の名の由来ははっきり解りませんが、朝鮮からの渡来種であるとの説が一般的な様です・・・
チョウセンカマキリ(褐色型). 
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ヤブマメ(藪豆)   
2008/09/15(Mon)
  きょうは、一日曇りでした。
 道端の藪陰に、ヤブマメ(マメ科)が咲いていました。蝶の羽に見たてられる旗弁の紫、他の花弁の白、萼の赤紫の花が4-5個づつ連なって、オランダかルクセンブルクの国旗の波の様にも見えました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の林縁や草原等に生育する蔓性の一年生草本です。蔓は細い針金状で左巻きに伸びて行きます。夏~秋に花を咲かせ、黒紫色に熟す豆果を付けますが、地中にも閉鎖花を付け、暗紫色の丸い豆果を結びます。有性生殖をする地上部の種子では、他所への散布を期待し、単為生殖である地下の種子は、取敢えず翌年への存続を確保する役目を持つ様です。地下の豆果はソラマメに似た味がして美味で、アイヌ料理としても昔から食べられていました。名は、藪に生える豆の意。茎葉の毛が伏し、葉が薄く、頂小葉の先がやや長いものをウスバヤブマメとして分ける事もある様ですね・・・
 樹液の木には、クロヒカゲがまだ沢山来ていましたよ…
ヤブマメ 樹液を吸うクロヒカゲ達   
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九月観(視)察会
2008/09/14(Sun)
 きょうは、定例の観(視)察会。良く晴れて、舞い戻った蒸し暑さの中を歩き始めました(19.1~26.3℃)。と言っても、チッチゼミの涼しげな声が聞こえ、ツクシハギやミヤギノハギ等の萩達が、秋の風情を漂わせていました。 目当ての茸は、最近の天候から余り期待できませんでしたが、大勢で歩いてみれば、それなりにお顔を見せてくれました。取分け食菌のウラベニホテイシメジは、小さいのから大きいの、流れかかっている者と、数多く見つかり、毒のクサウラベニタケ等と見比べました。イグチの仲間達(スミゾメヤマイグチ、ミドリニガイグチ、クロイグチモドキ等)も多く、中でも大きなホオベニシロアシイグチがあちこちで見られました。 他にはシロオニタケ、シロテングタケ、コテングタケモドキ、ドクツルタケ、ナラタケモドキ、キシメジ(ゴンドカブリ)、ミドリシメジ、ハエトリシメジ、スギヒラタケ、スギエダタケ、シバフタケ、センボンクヌギタケ、クロハツ、ニセクロハツ、ヒロハウスズミチチタケ、キチチタケ、ドクベニタケ、ニガクリタケ、キンチャフウセンタケ、フウセンタケモドキ、ヒトヨタケ、ミズゴケノハナ、モミジタケ、ホコリタケ、フクロツチガキ、エリマキツチグリ、フサヒメホウキタケ、ハナホウキタケ、カワラタケ、ヒトクチタケ、ヒナアンズタケ、等が見られましたが、同定が難しいものも数多くありました。又、冬虫夏草ではありませんが、菌類?に取り付かれたフキバッタ等も見られましたね。 <↓かーそる(矢印)を当てると説明が出ます〉
エリマキツチグリ モミジタケ オクモミジハグマ. 展望台からの眺め
 動物では、ヤンチャ坊やに捕まえられたアシグロツユムシやヒメクサキリ、ニホンカナヘビ(カンナゲッチョ)にタゴガエルやヤマアカガエル。萩の周りにはキチョウが飛び交い、赤松林にはアオゲラやアカゲラの声が響いていました。野鳥では、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ等も鳴いていました。 植物では、萩類の他、シロヨメナとシラヤマギク、オクモミジハグマとオヤリハグマ、キンミズヒキとヒメキンミズヒキ、ナンブアザミとダキバヒメアザミ等を見比べた他、ヤマハッカ、ヒヨドリバナ、ガンクビソウ、コバギボウシ、ヤブラン、カノツメソウ、アキノキリンソウ、アオヤギソウ、ヒカゲイノコヅチ、ミズヒキ、ゲンノショウコ、ハキダメギク、カラハナソウ、ヤブハギ、ヤマジノホトトギス、キバナアキギリ…等の花々が見られました。果実では、トチノキの実、ツリバナ、ナツハゼ、ガマズミ、ミヤマガマズミ、ウワミズザクラ、トリガタハンショウヅル、トチバニンジン等が目立っていました。 終点到着直前に雨が降り出して、慌てて帰られた方々もおられましたが、キノコの鑑定後は管理センターにて、大自然破壊の危機が迫る「地下鉄東西線と都市計画道問題」への今後の対応策等を打ち合せました(兎に角、少なくもこの一年内の工事開始は、絶対に止めて貰わなければ話にも何もならない、と思います)。さて、森の時間は少し短くなりましたが、皆さんにはどんな出会いがあったでしょうか???・・・  <↓かーそる(矢印)を当てると説明が出ます〉
キバナアキギリ 美味しいのは、これですかあ…. 参加者のほんの一部です ツクシハギ
 来月(10/12(日))も、キノコ中心の観察・鑑定会が中心になりますが、又、お楽しみに・・・
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フクロツチガキ(袋土柿)
2008/09/13(Sat)
 きょうは曇って、時折晴れたり小雨が降ったりしました。
 森の落葉溜りに、フクロツチガキ(ヒメツチグリ科)が生えていました。名の通り、地面に落ちた未熟柿の様でもありましたが、近寄れば、美味しそうな和菓子にも見えました。真中の丸い袋に触れると、先端から活火山の様に煙(胞子)を吹き出しました。良く似たエリマキツチグリやツチグリ等と共に普通に見られるキノコですが、出会うと何だか嬉しくなります。夏~秋に、日本全国の山地~平地の、林下の落葉上に散生する腹菌類です。幼菌は食べられそうにも見えますが、一応食不適です・・・
 展望台ではイカルが鳴いていました。小雨の後、日没間際に一瞬夕陽が見られましたよ・・・
フクロツチガキ きょうの夕景(右は大東岳) <←かーそる(矢印)を当てると説明が出ます〉
 明日(9/14)は定例の観(視)察会↓です。キノコが中心の観察・鑑定会になりますが、勿論自然全般の観察もします。又、色んな出会いがあるといいですね(観察会の後は青葉の森管理センターにて、地下鉄東西線問題への今後の対応等打ち合せます)・・・
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タカチホヘビ(高千穂蛇)
2008/09/12(Fri)
 今朝は夜来の雨が上がり、良く晴れて気温も上がりました(20.1~29.9℃)。
 展望台に、タカチホヘビ(ナミヘビ科)がいました。まだ20cm程の幼蛇でしたが、日を浴びて、鱗が漆塗りの様に照り光っていました。日本の北海道~九州(屋久島、種子島を含む)の他、中国南東部の、森林等に生息する小型の蛇です。全長30~60cmで、体色は褐色。成蛇は正中線上に黒い縦縞が入りますが、幼蛇は黒っぽく、縦縞は不鮮明です。夜行性で、昼間は落葉の下等で休んでいます。甲虫類の幼虫やミミズ等を食べます。名は、1888年に生物学者の高千穂宣麿に発見された事に因ります。夜行性の上に半地下性で隠蔽性が強い事から「幻の蛇」と呼ばれる事もある様で、調査も不十分な為、宮城県レッドリストでは情報不足(DD)に指定されています。実際に、個体数も減少している様ですね・・・
 樅の林床には、ホオベニシロアシイグチが生えていましたよ…
タカチホヘビ(幼蛇) ホオベニシロアシイグチ 
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ヒバカリ(日ばかり)
2008/09/11(Thu)
  きょうも、雲はありましたが良く晴れました。
  沢に、ヒバカリ(ナミヘビ科)がいました。華奢で全体が黒っぽい体に、頬の辺りの白斑が素敵でしたが、こちらに気付くと、するすると渓流に入り逃げて行きました。北海道~九州(佐渡、隠岐、壱岐、五島列島を含む)の、山地~平地の湿性地や森林沿いの水田等に生育します。全長40-60cmで、体色は淡褐~灰褐色。腹面は薄黄色で、首の回りに白っぽい襟の様な斑紋があるのが特徴です。泳ぎが得意で、薄明時や夕方に活動します。ミミズや魚、オタマジャクシ、カエル等を捕食しますが、体の割に他の蛇より大食です。名の由来は、「噛まれたらその日ばかりの命」と言われた事に因りますが、実際は無毒で噛む事もなく、有毒種のヤマカガシ等本種に近い者と混同している可能性がある様です。又、仏法守護神である八部衆に蛇神の摩睺羅伽(マゴラカ)があり、これが興福寺の寺伝では畢婆迦羅(ヒバカラ)となっていて、これが関連しているのでは、とも言われます。全国的に湿地が減少してきている上に、小さくて大人しく可愛らしい事から、捕獲され売られたりして減少しています。この、日本を代表する愛らしい蛇が、いつまでも普通種であってほしいものです・・・
  ブナの小さな森では、どの木肌にも木の葉模様が揺れていましたよ・・・
ヒバカリ ブナの森 
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ウラベニホテイシメジ(裏紅布袋湿地.)
2008/09/10(Wed)
 きょうも、清々しい秋晴れが広がりました。
 小楢の林下に、ウラベニホテイシメジ(イッポンシメジ科)が生えていました。地面にしっかり埋め込まれた白くて太い柄と、銀白の粉をキラキラさせた大きな傘は、松茸にも負けぬ堂々とした姿でした。ブナ科の広葉樹林の地上に生える大型キノコです。傘は、円錐形から中高の平らに開き、表面は灰褐色で細かい絣模様となり、時に指で押した様な斑紋が現れます。襞はやや疎で、汚白色から肉色となります。柄は太く、白色で中実。名は、この様な姿形に由来します。食用で、歯切れは良いのですが、ほろ苦く粉臭があるので、茹で零してから料理すると良い様です。きょうは採りませんでしたが、茄子等と一緒に油で炒めたりすると、美味しく頂けます。有毒のイッポンシメジやクサウラベニタケに良く似ていて、毎年誤食・中毒も多いキノコですから、十分に気を付けて下さい・・・
 森のあちこちには、キバナアキギリが咲き乱れていましたよ・・・
ウラベニホテイシメジ キバナアキギリ
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ベニヒガサ(紅日傘)
2008/09/09(Tue)
 きょうは、雲一つない青空が広がりました。
 泉の畔に、ベニヒガサ(ヌメリガサ科)が生えていました。赤松の木陰で木漏れ日を浴びながら、この小っちゃな赤い日傘は、誰を待っているのでしょう? 春~秋に、日本全国の樹林下の地上や苔上、朽木上に点々と生える小型キノコです。傘は饅頭型で時に中央が凹み、粘性を欠き、微細なささくれ状鱗片に覆われ、朱赤色です。襞は疎で、柄に長く垂生し、黄~橙黄色で、傘と同色です。毒成分はないようですが、小さくて「食不適」とされます・・・
ベニヒガサ 展望台から放山南斜面と船形連峰 
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イタドリ(虎杖、痛取 )
2008/09/08(Mon)
きょうは久し振りに一日中晴れて、真夏日になりました(21.2~30.2℃)。
 森の道端に、まだイタドリ(タデ科)の花が咲いていました。いつもはつい素通りしてしまうのに、白緑の花や紅紫の茎が光を浴びて、えも言われぬ美しさでした。北海道西部以南の日本全国の他、朝鮮、中国等の、荒地等日当たりの良い場所に生育する多年草です。雌雄異株で、6~9月に葉の付根に白や淡緑、時に赤みを帯びた花が穂になって咲きます。根は、生薬名を「虎杖根」と言い、緩下作用、利尿作用がある様で、若葉は、揉んで擦り傷等に当てると止血や痛止めにもなるとされ、これが「イタドリ(痛取)」の名の由来と言われます。他に、茎を折ると皮が糸状になるから「糸取り」となり転訛したとの説もあります。漢名の「虎杖」は、茎の紅紫色の斑点が虎模様に似ている事から、別名のスカンポの名は、茎を折るとポコッと音がして、酸味がある事に因ります(スイバもスカンポと呼ばれる)。青葉山には、良く似ているオオイタドリの方が多く自生していますが、こちらは北方性で大きく、葉形がハート形で、葉裏が粉白色なので識別できます。どちらも、山菜として良く利用されます・・・
イタドリ きょうの夕景 
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ツルボ(蔓穂)
2008/09/07(Sun)
 きょうは雨が降ったり止んだりでしたが、午後は一時晴れました。
  草原に、ツルボ(ヒアシンス科)が咲いていました。青葉山では、何処にでも生えている有触れた草ですが、珊瑚朱色の花々は、白山千鳥等の高山植物を想わせる、華やかな女神達に見えました。北海道~南西諸島の他、朝鮮、中国、ウスリー等の、山野の日当りの良い草地等に生育する多年生草本です。名の由来は不明ですが、別名のサンダイガサ(参内傘)は、公卿が宮中に参内する際の、従者が差しかける畳んだ傘に似る事に因る様です?。鱗茎は飢饉時に食料とされ、水に良く晒して煮たものを、粉にして「ツルボ餅」にしました。腰痛、膝痛、打撲傷には、摩下した鱗茎を患部に付けると、効果があるのだとか。当地は兎も角、全国的に減少していて、宮城県レッドデータでは準絶滅危惧(NT)に指定されています・・・ 
ツルボ お天気雨.
 
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ジャノメチョウ(蛇の目蝶)とニラ(韮、韭)
2008/09/06(Sat)
きょうは曇りでしたが、午後には一時晴れました。
 藪沿いの道端に咲くニラ(ネギ科)の花に、ジャノメチョウ(ジャノメチョウ科)がいました。雌と思われる二頭が、大きな翅をゆっくり開閉させながら、美味しそうに蜜を吸い続けていました。北海道~九州の、高原~低地の日当りの良い草地等に広く生息し、成虫は花蜜や樹液等に集まります。年1回、7~8月に見られ、雌は9月まで見られます。母蝶は卵を食草に産み付けず、何故か葉の間に無造作に撒き散らします。幼虫はススキ、ノガリヤス、スズメノカタビラ等のイネ科植物、ヒカゲスゲ等のカヤツリグサ科植物を食べ、幼虫のまま越冬します。雄は雌に比べ小型で濃色です。名は、翅に蛇の目模様(眼状紋)がある事に因ります・・・ 
ジャノメチョウ 仙台市街を望む(下は広瀬川河川敷)   
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ドクツルタケ(毒鶴茸)
2008/09/05(Fri)
  きょうは晴れ後曇って、午後は雨になりました。
  道端に、ドクツルタケ(テングタケ科)が生えていました。初雪を連想させる真白な傘の下には、小虫を求めてか?蟻が動き回っていました。純潔・清浄で優美な姿からは、一本で人一人殺害できる猛毒を潜ませているなんて、想像できません。夏~秋、日本全土の他、北半球一帯~オーストラリアの、広・針葉樹林下に普通に発生する、中~大型の猛毒キノコです。全体に白く、柄には鍔と壺があり、繊維状にささくれるのが特徴です。毒は一本(約8g)で大人一人の命を奪うほど強く、誤食すると腹痛、嘔吐、激しい下痢となり、治まった数日後に、肝臓や腎臓がスポンジ状に破壊されて、最悪の場合死に至ります。欧米では「死の天使」 との異名を持ち、死亡率の高さから、テッポウタケ等とも呼ばれています。食用のシロオオハラタケ等に良く似ていますから、十二分な注意が必要です・・・
ドクツルタケ 
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ツリバナ(吊花)  
2008/09/04(Thu)
  早朝は晴れていましたが、直に曇って霧雨が降ったり止んだりの一日でした。
  三居沢の上り口に、早くもツリバナ(ニシキギ科)の実が生っていました。そろそろあちこちで赤い実が目立ち始めていますが、真朱色や猩々色の仮種皮や種子が、長い柄の先で揺れる様は、取分け目立っていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の、山地の落葉広葉樹林中に生育落葉低木です。果は熟すと 5 裂し、朱色の仮種皮に包まれた種子が覗きます。種子は中々果皮から落ちずに、野鳥達に食べられるのを待っている様です。名は、花や果実が下がる事に因りますが、特に果実の状態を花に見立てたものの様です。昔は、この果実でアタマジラミの駆除をしていたとか。ニシキギ科のツリバナやマユミの類は果実の柄の長さによって名付けられ、柄が長いのがツリバナです。秋には、美しく紅葉します・・・
  山のあちこちで、ツクシハギが咲き始めていましたよ・・・
ツリバナ ツクシハギ
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セスジツユムシ(背筋露虫)
2008/09/03(Wed)
 きょうは、曇り後晴れて暑くなりましたが、夜には雨になりました(22.9~28.9℃)。
 キカラスウリの葉に、セスジツユムシ(背筋露虫)がいました。草葉色の流線形の体に長い触覚や後脚が、とても繊細な趣でした。本州~沖縄(佐渡、伊豆諸島、対馬、南西諸島を含む)の他、朝鮮、中国華北や、西はカシミール、東はソロモン諸島、南は北オーストラリアの、山地~平地の草原や林縁等に生息するツユムシの仲間です。アシグロツユムシに似ていますが脚は緑で、名の通り、背中の筋が目立ちます。緑色個体が多い様ですが、稀に褐色型も見られます。完全草食性で、 カマキリ等に良く捕食されます。雄は夜になると、次第に早く、ツ・ツ・ツ・ジーッ・ジーッ・ジーッと鳴きます・・・
  湿地の畔には、キイボカサタケが生えていましたよ・・・
セスジツユムシ♀ キイボカサタケ
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ヤマハギ(山萩)   
2008/09/02(Tue)
  きょうは一日曇って、時折霧雨が降りました。
  山道に、ヤマハギ(マメ科)が咲いていました。薄暗い空の下、緑の海に点々と赤い灯が散ばり、夜の港の様に揺れていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、ウスリー等の、山地の尾根筋や林縁、草原等に生育する落葉小低木です。ツクシハギに良く似ていますが、葉の裏面の中央脈にも毛がある事(ツクシハギはない)、萼の先が長く尖る事(ツクシハギは丸い)、花弁の色が、翼弁と共に旗弁や竜骨弁もやや色濃いものが多い事(ツクシハギは白っぽい)等が相違点です。株立ちして箒状になり、枝は横になっても余り垂れ下がらず、葉柄や花序の柄が長く、葉群よりも花序が突き出て目立ち、葉先はやや凹むか丸い事等も特徴ですが、形態的にはツクシハギとマルバハギの中間型とされます。青葉山ではツクシハギが目立ちますが、全国的にはヤマハギが一番多い様ですね・・・
ヤマハギ 
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イヌセンボンタケ (犬千本茸)
2008/09/01(Mon)
きょうは晴れたり曇ったりで、少し暑くなりました(21.7~27.3℃) 。
倒木に、イヌセンボンタケ(ヒトヨタケ科)が生えていました。透き通る体に白くめんこい帽子を乗せた
小さな妖精達が何処までも列をなして、お伽の国にでも誘っているかの様でした。全国の山地~平地の、林内の古い切株、朽木、倒木に春~秋に群生し、時に何千何万本にもなります。ヒトヨタケ科ですが、他種の様にインク状に液化する事はありません。食不適とされ、名は、味が悪く食べられない(=犬)が沢山生える事に因ります。別名は、マメブシ、チビブシ、ボンサイモタシ等。傘は、白~灰色に変わり、1~2日で消えてしまいます・・・
 山では、まだまだクサギの花が目立っていますよ・・・
イヌセンボンタケ クサギ 
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