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イヌホオズキ(犬酸漿)
2008/12/06(Sat)
 きょうは大体晴れましたが、北西風が強く時折風花(雪)が舞いました。
 森の外れの道端に、未だ青々としたイヌホオズキ(ナス科)が、花も実も付けていました。小さく可愛らしくて、酸漿と言うより未熟なミニトマトの様でした。青い果実は、間もなく黒く熟します。北海道~沖縄の他、世界の熱帯~暖帯に広く生育する多年草です。日本には古い時代に入って来た「史前帰化植物」と言われます。全草にアルカロイド系ゾラニン、ゾラマジン、サポニン等を含む有毒植物ですが、腫物や解熱・利尿等に効果がある生薬「竜葵(りゅうき)」として利用されるのだとか。 名は、酸漿に似ていても役に立たないとの意味ですが(別名のバカナスも、食べられない茄子の意)、犬酸漿自身にも犬にも失礼な名付けられ方ですね・・・
イヌホオズキ 街と海の向こうに金華山が見えました
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オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)の実  
2008/12/05(Fri)
 きょうは曇って風が強く、晩方からは雨になりました。
 山の道端に、オオバジャノヒゲ(ナギイカダ科)の実が生っていました。灰緑黒色の実は艶々で、首飾りでも拵えたくなりました。本州~九州の山林の木陰に群生する常緑性多年草です。7~8月、穂先に淡紫色の小花を咲かせ、秋には穂状に黒紫色の丸い果実を数個付けます。果実に見えるのは果肉を持たない種子で、皮を取り除くと半透明の種子が現れます。名は、ジャノヒゲ(元々「リュウノヒゲ(龍の髭)」と言われていたものが、能面の翁の顎髭に似る事から「尉(じょう=翁面)の髭」となり、それが転訛した)に比べて大振りで、葉の幅が広くやや厚みがある事に因ります。近縁種のジャノヒゲは、滋養強壮、咳止、痰切、解熱、利尿等に効能のある漢方薬「麦門冬(ばくもんとう)」の基原植物で、実は深い紺色に色付きます。どちらも庭等に良く植栽されます・・・ 
オオバジャノヒゲの実. 北斜面から見た広瀬川
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ジシバリ(地縛り)
2008/12/04(Thu)
 きょうも大体晴れて、穏やかな一日でした。
 山の草原に、ジシバリ(キク科)が未だ何株も咲いていました。普通は4~7月に花を付けるので、これも不時現象なのでしょうか。日本全国の他、朝鮮、中国等の、山野の日当たりの良い、やや乾いた草地や道端等に生育する多年草です。花茎は5~15cm位。葉は卵形で根生して、長い柄が付きます。名や別名のハイジシバリ(這い地縛り)は、走出枝が良く分枝して地表を這い、地を縛る様に見える事から、別名のイワニガナ(岩苦菜)は、少しでも土があれば岩にでも生え、 茎葉に苦味がある事に因ります。良く似ていて大きいオオジシバリは、葉が箆形なので区別できます・・・
 北斜面では、メグスリノキが未だ美しく紅葉していました・・・
オオジシバリ 目薬の木
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エゴノネコアシ(野茉莉の猫足、斉燉の猫足)
2008/12/03(Wed)
 きょうは、大体晴れました。
 エゴノキ(エゴノキ科)に、エゴノネコアシが沢山付いていました。エゴノネコアシアブラムシ(アブラムシ科 )が作った虫瘤(虫癭)で、名の通り、猫の足先の様でもありました。秋に油虫の雌がエゴノキの芽に産卵すると、春に猫足状に膨らみ、足指状の其々独立した部屋で雌のみが育ち、夏にその先から翅を付けた雌が飛び立って、チヂミザサ(又はアシボソ)の葉裏に移ります。ここでは雌が雌のみを産み増殖します。この時産れる雌には翅がありません。秋に、翅を持った雌雄が産まれエゴノキに戻ると、今度は翅のない雌雄が産まれ交尾をして、雌は又エゴノキの芽に産卵するのだそうです。中々複雑な一年ですね・・・
エゴノネコアシ きょうの夕景 
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ガマ(蒲、香蒲)
2008/12/02(Tue)
 きょうは、晴れ時々曇りでした。
山の小池に、ガマ(ガマ科)の果穂が立っていました。味噌タンポかフレンチドッグの様で、美味しそうにも見えましたが、触ると綿菓子状に膨れて、綿毛がぷくぷく飛び出しました。北海道~九州の他、広く北半球温帯~熱帯やオーストラリア等の、池沼等の水辺に生育する抽水植物の多年生草本で、高さは2m程になります。葉は柔らかくしなやかで、駕籠や筵等に利用されます。花穂の下部は赤褐色の雌花の集まりで、細い上半分には雄花が集まり、開花時に黄色い葯が一面に表れます。雌花は結実後、綿屑状の冠毛を持つ微小果実になります。風等によって飛散すると、水面に落ちて果実から種子が放出され、水底に沈んだ後発芽します。 花粉は生薬の「蒲黄」(ほおう)になり、外用で傷薬に使われ、毛を毟り取られた「因幡の白兎」は、大国主に蒲黄を付ける様に言われましたね。内服薬としては、利尿、通経等に効能があるとか。名は、組んで筵等を作るので「クミ(組)」となり、それが転訛したとか、朝鮮語の「カム(材料)」から来た等の説がありますが、良くは分らない様です・・・
ガマ
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スズメウリ(雀瓜) 
2008/12/01(Mon)
 きょうは、曇り後良く晴れました。
 道端のスズメウリ(ウリ科)に、実が生っていました。良く見れば藪の灌木に、ヤマノイモやヘクソカズラ等と複雑に絡み合っていました。本州~九州の他、済州島(韓国)等の、山野の湿り気のある所等に生育する蔓性の一年草です。只、、秋に蔓先が地中に潜って塊根となり越冬し、春に又芽を出します。茎は細く、巻髭で色々なものに絡み付きながら伸びます。雌雄同株で、8~9月に白い小花を咲かせます・・・
 山には、未だ瑞々しいオトコヨウゾメの実が生っていましたよ・・・
スズメウリ オトコヨウゾメ. 
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