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ヒノキ(檜、桧)
2009/03/04(Wed)
今朝は、夜来の雪が降り残り少し積っていましたが(榴ヶ岡では2cm)、後晴れて見る間に融けました(-0.4~5.2℃)。
  ヒノキ(ヒノキ科)林に、小雪が舞っていました。林内は、静けさと清々しい空気に満ちて、仄かに檜の香りが漂っていました。日本の東北南部~九州と台湾にのみ分布し、山地の尾根筋の岩場等乾燥した場所に生育する針葉樹です。樹高は20~30mで、稀に高さ50m、直径2.5m程になるものもあります。葉は鱗片状で枝に密着し平面状に出て、同科のサワラやヒバ等の葉と似ていますが、葉裏の気孔帯がY字状又は亀甲状になっているのが特徴です。材は美しく耐久性が高く、日本の建材として最高品質のものとされ、世界最古の木造建築・法隆寺等歴史的建造物の多くはこの檜で造られています。樹皮も腐朽し難く、檜皮葺の材料に使われます。名は、元々「火の木」と言われ、擦り合わせて火を起した事に因る様です。青葉山では市有林等に、樹齢百年近くの美林が散在しますが、これは1888年、日本最初の水力発電所が三居沢に建設された事に伴い、その上部各所に植林されたものです・・・
ヒノキ 八幡の杜を望む
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サルナシ(猿梨)の芽
2009/03/03(Tue)
  きょうは、晴れ後曇りでした。
  道端の藪に、サルナシ(マタタビ科)の蔓が絡まってました。冬芽は、花芽は如何なっているのか?と近付いて見ると、烏賊か蛸の吸盤を螺旋状に付けた様なオブジェが沢山立っていました。芽はどうも、この「吸盤」の中にしっかり保護されている様でした。日本全国の他、朝鮮、中国等の、山野に生育する雌雄異株の蔓性落葉樹です。他の木等に絡み付いて攀じ登り、長さ20m以上になります。葉柄は長くて赤いので、良く目立ちます。夏に白色5弁花を付け、秋に甘酸っぱく美味しい実が生ります。中国原産のキウイは、本種の近似種シナサルナシの改良種なので、味もそっくりです。名は、猿が好む梨の意で、別名のシラクチヅルは、猿をマシラと呼び、猿口蔓(マシラクチヅル)の転訛と言われます。広く、コクワとも呼ばれています。主としてニホンザルやツキノワグマ、テン等の哺乳類が好んで摂食し、種子散布に役立っています。青葉山では、林縁等のあちこちに見られますが、実を付けるものは然程多くはありません・・・
 林床では、シュンランの花芽が大分大きくなっていました・・・
サルナシ シュンラン 
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ネジキ(捩木)の芽
2009/03/02(Mon)
  今朝は小雪がちらつき日中は晴れましたが、気温は余り上がりませんでした(-0.2~4.5℃)
  林縁に、ネジキ(ツツジ科)が生えていました。去年出た新しい枝と芽は真紅に染まり、太陽に艶々と光っていました。本州~九州の他、中国等の山地~低地に生育する、高さ5-9mの落葉小高木です。5-6月に、前年枝から総状の枝を出し、白い壺形の花を下向きに咲かせます。新しい枝は赤みを帯びますが、黄緑色になるものもあります。名は、幹が捩れて生長する事に因り、樹皮の筋の他材にも捩れがあって、割り難く細工には向かない様です。又、新枝が赤い漆塗りの様に見えるので、ヌリシバ(塗柴)とも言われ、その他カシオシミ、コマノキ等の別名があります。材は洋傘の柄等の器具材や薪炭に、樹は庭木、花は生花に使われます。近縁種のアセビ等同様有毒で、牛や馬が食べて中毒を起す事もある様です。青葉山では、林縁や赤松林等に普通に見られます・・・
森のあちこちで、ミヤマウグイスカグラの花芽が膨らんでいました・・・
ネジキ ミヤマウグイスカグラ 
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キリ(桐)の花芽
2009/03/01(Sun)
  きょうは、晴れ後曇って、夜には雨や雪が降りました(-0.7~6.1℃)。
  藪に生えるキリ(ゴマノハグサ科/ノウゼンカズラ科やキリ科とする説も)の花芽が、大きく膨らんでいました。蕾はフェルト状の毛で覆われていて、とても暖かそうです。周りには、開いた果実も沢山立ち残っていました。中国原産とされ、日本の北海道南部以南の他、朝鮮、南・北米等に植栽、又は自生しています。挿木、葉押し、種子等で容易に栽培できる上に、生長がとても早く(10~15年で製材出来るようになる/杉は80年、松は40年)、昔の女子は15~6歳での結婚が珍しくありませんでしたから、箪笥等の嫁入り道具の材料として最適だったのでしょう。又、樹皮や葉は、痔、打撲傷等の民間薬や染料としても用いられて来ました。名の由来は、伐っても直に成長する「伐り・切り」(生えてから2年後に一度根元から伐った方が良く成長するとも言われる)や、「きり」無く芽が出る事から、木目が美しい「木理」から、等諸説ありますが良くは分りません・・・
キリの蕾 <←かーそる(矢印)を当てると説明が出ます>

「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします) 

☆「講演会と話し合い」のお知らせ
(日時)3月8日(日)14:00~16:00
(場所)仙台市民活動サポートセンター研修室⑤(4階)
(内容)早川輝雄(山岳写真家)の講演を聴き、青葉山の自然保護について話し合う。DVDも上映。

★仙台市に昨年末提出した、『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又はaobaten@leaf.ocn.ne.jpにお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう! 
〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

☆DVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」ができました。 このDVDを発表するにあたり、私達が心から願うことは: 『青葉山には、百万都市仙台の中心部に隣接するとは思えぬほどの豊かな自然が保たれているが、その証は希少種の多さである。しかし、その希少種たちは誰にも知られぬままに消え続けていて、間近に迫る大規模開発(地下鉄東西線、都市計画道路、東北大学移転)が、その絶滅への道に拍車をかけようとしている。数千本の木々を始め、絶滅危惧種・オオタカが一昨年一羽巣立ったモミの木も、昨年二羽巣立った別のモミの木も、今年二羽巣立った又別のモミの木も、間もなく伐採されようとしている。カモシカやテンが往き来している生態系の道も、大きく分断されてしまう。今、希少種たちは助けを求めている。このDVDを見て頂くことが、私達の身近に生きている希少種たちの存在とその危うさを知ることに繋がり、延いてはそれが「大規模開発」への歯止めになって欲しい!!』と言うことです。皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 既に、仙台市内の全小中学校、図書館、市民センターに配布されていますが、ご希望の方には実費(800円/郵送の場合は+送料)でお分けしていますので、aobaten@leaf.ocn.ne.jpまでお知らせください(毎月の定例観察会でも販売します)。全部で20分程ですが、今回も「きょうの青葉山」で紹介した画像が沢山出ていますよ・・・(第1巻の「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」の方は実費600円(10分)です)
*9/18(火)の、河北新報朝刊にも記事が載りました。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 河北 9/18(火)    オオタカの営巣地を守ろう!
オオタカの営巣地を守ろう!!   

☆過去の<きょうの青葉山>は: こちらへ  
☆青葉山の自然についての疑問・質問をお寄せ下さい (画像での質問は: 「青葉山の緑を守る会」掲示板  へ) 
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