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コバノカモメヅル(小葉鴎蔓)
2009/07/31(Fri)
 きょうは曇って、朝の内は霧雨が降りましたが、晩方には晴れ間が出ました。
  森の草地に紛れるように、コバノカモメヅル(ガガイモ科)が咲いていました。小さな花は全く目立ちませんが、屈んで下から見上げると、名の様に、カモメ達が梅雨空を気持ち良さそうに飛び交っている様にも、繁みの中で森の道化師達が戯れている様にも見えました。図鑑では、関東~近畿の、山野の草原や湿地に生育する、高さ2-3m程になる蔓性多年草とされますが、青葉山でも、温暖化の所為か??普通に見られます。7-9月に、径7-9mmの暗紫色で星型の花を付けます。後に径7mm、長さ5-7cm程の袋果になります。秋に袋果が割れて、種髪を付けた種子が弾けます・・・
  その傍らには、シロバナカモメヅルも咲いていました。アズマカモメヅルの変種と言われ、名の通り花が白いのが特徴です。良く見ると、花冠裂片の先端が僅かに横に曲がっていて、風車の様な形をしています。北海道~近畿の山地の草原、湿原に自生し、7-9月、径1-2cmの淡黄白色k星型の花を付けます・・・
コバノカモメヅル シロバナカモメヅル 
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クサレダマ(草連玉)
2009/07/30(Thu)
  きょうは、霧雨や小雨がが降ったり止んだりでした。
 池の畔の湿地に、クサレダマ(サクラソウ科)が咲き残っていました。 別名「イオウソウ」通りの、硫黄色の花が梅雨景色に映えていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン、シベリア等の、湿地、沼沢地に生育する草丈1m程の多年草です。地下茎で増殖して、群落を作ります。葉は2-4枚が輪生し、葉肉内に黒い腺点があって、黒色を帯びます。7-8月に、鮮黄色で12-15mmの花を次々と咲かせます。花冠は5裂し、顎の縁は赤褐色で、後ろ姿も綺麗です。名は花が、江戸時代初期に渡来した木本レダマ(マメ科)に似ている為と言われますが、色は兎も角姿は全く違います。尚、決して「腐れ玉」ではありませんので、お間違いなく。青葉山では、池周辺等の明るい湿性地で見られます・・・
クサレダマ 下の池. 
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シロソウメンタケ(白素麺茸)
2009/07/29(Wed)
  きょうは、雨時々曇りでした。
  階段道に、シロソウメンタケ(シロソウメンタケ科)が生えていました。見たままの命名で、一応可食だとの事ですから、何時か無数に発生する事でもあれは、是非素麵風に食べてみたいと思いました。夏~秋に、全国の広葉樹林や、松と広葉樹の混合林の地上に叢生する、高さ3-12cm、径3-5mmのキノコです。普通、数~十数本束生します。 細い紐状で、全体が白く、古くなると黄色っぽくなります。 僅かに扁平で、先端はやや丸みを帯び、良く屈曲します。 肉は、白くてもろく折れやすいのですが、熱を通すと少ししっかりして、汁の具や酢の物、和え物等に良いのだとか。青葉山では、同属のムラサキナギナタタケ等と共に、林下に普通に見られます・・・
  道端の湿性地に、セリの花が咲いていました・・・
シロソウメンタケ セリ
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アオオサムシ(青筬虫)とミミズ
2009/07/28(Tue)
  きょうは、予報に反して大体晴れました。
  山道の真ん中で、アオオサムシ(青筬虫)と大きなミミズが格闘していました。アオオサムシは、12-3cmはある大きなミミズの中程辺りに齧り付き、叢の方へ引き摺り込もうとしているのですが、ミミズはじったんばったんと激しく抵抗し、全く進む事が出来ません。そしれどころか、動き回るミミズの勢いに負けて、ひっくり返ってしまいました。それでもアオオサムシは口を放す事はなく、又体勢を持ち直します。暫く見ていましたが、決着の程は判らず仕舞いでした。結局はアオオサムシが、次第に弱るミミズに勝って、御馳走にしてしまう様な気もするのですが?、厳しい自然の摂理を垣間見る思いでした。本州の中部、関東以北の、山野の雑木林等に生息する25-32mm程の、全国的に最も普通のオサムシです。 4-10月に現れ、ミミズや様々な幼虫、ダンゴムシ、小動物の死骸等を食べます。 成虫のまま日陰で湿った崖や朽木中で越冬します。 当地でも、一番良く見られるオサムシです・・・
  林縁の草叢で、オオウバユリが咲きだしていました・・・
アオオサムシとミミズ オオウバユリ  
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コヒルガオ(小昼顔)
2009/07/27(Mon)
  きょうは曇り時々晴れて、4時頃から雷雨になりました。   
  林縁の草叢に、コヒルガオ(ヒルガオ科)の花が雨に濡れていました。絹質の花冠に涙を一杯に溜めて、湧き出る霧の舞台に立つ女優の様に見えました。本州~九州の他、東南アジアの路傍や草地等に生育する蔓性多年草です。葉は3-7cmの三角状鉾形で、側裂片が良く発達して普通耳形に2裂するのが特徴です。良く似たヒルガオには翼がなく、葉の基部は分かれません。6-8月に淡紅~白色の径3-5cmの花を付け、昼間に開花します。基部に1-2cmの苞が2枚あり、花柄の断面は四角形で、稜に縮れた翼(襞)があります。名は、ヒルガオより葉や花が小さい事に由来します。 青葉山では、車道沿いに普通に見られます・・・
森のあちこちで、ハエドクソウが咲いていました・・・
コヒルガオ ハエドクソウ  
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「蕪栗ぬまっこくらぶの環境保全活動から学ぶ講演会」のお知らせ
2009/07/27(Mon)
「蕪栗ぬまっこくらぶの環境保全活動から学ぶ講演会」のお知らせ

日時 :   8月8日(土)  12:30 ~
場所 :   仙台市市民活動サポートセンター
連絡先 :  自然に折り合いをつけた街づくり実行委員会
                022-273-9221 須江
002 003

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オオアメンボ(大水黽、大水馬、大飴坊)
2009/07/26(Sun)
  きょうは、昼過ぎまでは晴れて暑くなりましたが、後雨になりました。  
  池の水面に、オオアメンボ(アメンボ科)が沢山いました。アメンボやヒメアメンボもいましたが、それぞれがスイスイ滑り回って、大小の波紋を作りながら、虫を捕えたり、ぶつかり合って喧嘩したり、賑やかでした。突然、ザーっと雨が降り出すと、一斉に池畔の木陰に集まって、静かに波に揺れていました。北海道~九州の山野の、流れが無いか緩やかな池や沼、田圃、河川等の水面に普通に生息する、19-27mm程の日本最大のアメンボで、カメムシの仲間です。5-10月に出現し、水面に浮かびながら、落下した小昆虫を捕らえては体液を吸います。脚の先端は水を弾き、素早く移動する事ができて、長距離を飛んで移動もします。近縁種とは、大きくて、脚が長く、特に中脚が6cm程もあるので、見分けられます。名は、大きくて、体に飴の様な甘い匂いがある事に由来しますが、これは繁殖期に出すフェロモンの様な役割をしていると、思われています。青葉山でも、各水面に極普通に見られます・・・
  池の畔には、ヤブカンゾウが咲いていました・・・
オオアメンボ ヤブカンゾウ 
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ナミアゲハ(並揚羽)
2009/07/25(Sat)
  きょうは晴れ上がって、とても蒸し暑くなりました。
  藪のムラサキシキブに、ナミアゲハ(アゲハチョウ科)が止まっていました。口吻を伸ばして蜜を吸ったり、休んだり、翅を広げたり、閉じたりしていました。中国、朝鮮、ウスリー等東アジアに分布し(ハワイには帰化)、日本では北海道~沖縄の低山地~平地の、草原、林縁、、人家周辺等に生息する、開長65-90mm程の蝶です。単にアゲハ、又はアゲハチョウとも呼ばれます。翅は黒地に黄白色の斑紋や線が多数入り、後翅には水色や橙色の斑紋、橙色の丸い斑点があり、これは眼状紋として鳥等から身を守る役目があると言われています。4-10月に2-数回発生し、様々な花で吸蜜し、水溜り等で吸水します。幼虫の食草は、サンショウ、イヌザンショウ、カラスザンショウ、カラタチ、ミカン類、キハダ等で、蛹で越冬します。青葉山では、林縁等で普通に見られます・・・
  コナラの林床に、チチタケが生えていました・・・
ナミアゲハ チチタケ  
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サジガンクビソウ(匙雁首草)
2009/07/24(Fri)
きょうも曇って、霧雨が降ったり止んだりでした。
  森の道端に、サジガンクビソウ(キク科)が咲いていました。と言っても、地味な花が下向きに付いているのですから、見過ごしてしまいそうですが、屈んで覗きこめば、名の通りの雁首そっくりで、しかも火まで点いていて、今にも紫煙が立ち上りそうでした。本州~九州の、山野の木陰等に生育する高さ25-50cmの多年草です。茎葉には軟毛密生し、茎は上部で良く分岐します。7-9月、茎先に黄色い頭花を下向きに咲かせます。名は、根生葉の形を匙に見立てたもの。青葉山では、林内のやや乾いた路傍等に普通に見られます・・・
  山のあちこちに咲き群れるヤマユリが、芳香を漂わせていました・・・
サジガンクビソウ ヤマユリ  
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アカヒゲドクガ(赤髭毒蛾)
2009/07/23(Thu)
  きょうは曇って、霧雨や小雨が降ったり止んだりの一日でした。
  森の岩陰に、アカヒゲドクガ(ドクガ科)がいました。良く見れば、繭から這い出たばかりらしく、純白の衣装を羽織った雪娘の様に、とても初々しく見えました。東アジアに広く分布し、日本では北海道~沖縄の、山野の落葉広葉樹林に生息します。4-8月に出現する成虫は、開張51-70mmで、白い長毛に覆われ、名の通り、赤茶色の鬚(触覚)があります。似た種がありますが、両肩のお供え餅(三段重ね)模様が識別点です。幼虫は、コナラ、ミズナラ、クヌギ、クリ、ブナ等を食草とし、大きくて、羽毛状の長毛に覆われていて、一度見たら忘れられません。ドクガの仲間ですが、成虫、幼虫共に無毒です。青葉山では、そう目立たない成虫より、巨大な幼虫に良く出会います・・・
アカヒゲドクガ(写真の左下に繭が、その中には空になった蛹があります) 霧雨の樅林 
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ヒメコウゾ(姫楮)  
2009/07/22(Wed)
きょうも曇って、霧や小雨が降ったり止んだりの一日でした。
  藪の縁に、ヒメコウゾ (クワ科)の実が生っていました。チクチクする毛は気になるものの、赤く熟した果実の誘惑には勝てず、一つ採って噛むと、無花果の様な果汁が口一杯にに広がりました。東アジアに分布し、日本では本州~九州の、低山の林縁等に生育す落葉低木です。雌雄同株。花期は5-6月で、桑の実に見える雄花と、雲丹の様な雌花を付けます。果実酒にしたり、ジャムにしても美味しく頂けます。古来紙の原料として利用されていましたが、今では、カジノキと交配された「コウゾ」が利用されています。青葉山では、明るい林内や林縁、藪地等に極普通に見られ、野鳥や動物達の貴重な食糧にもなっています・・・
ヒメコウゾ

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トキイロヒラタケ(朱鷺色平茸)
2009/07/21(Tue)
  きょうは曇り時々雨で、夜は本降りになりました。
  ヤマナラシの古い倒木に、トキイロヒラタケ( ヒラタケ科)が生えていました。未だ小さく若いものでしたが、それだけに色鮮やかで、遠くからでも妖しい朱鷺色の光を放っていました。ロシア沿海地方やニューギニア等に分布し、日本では、初夏~秋の特に梅雨時に、ヤナギ類やフジ等の広葉樹の枯木に発生します。径2-14cmの傘は、幼菌時は縁が内側に巻き、後に貝殻~扇形で縁が波打ちます。表面は初め、名の通りの朱鷺色や鮭肉色で、次第に色褪せて白っぽくなります。柄は傘との区別が不明瞭でしばしば欠如します。肉は弾力性があって、若いものは食用になります。青葉山では、時々幼菌を見かけますが、何故か直ぐ無くなってしまいます。大分以前から栽培もされていて、各地で販売されている様ですが、仙台では未だ余り見かけません・・・
トキイロヒラタケ  
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ベニシジミ(紅小灰蝶)
2009/07/20(Mon)
  きょうはほぼ晴れて暑くもなりましたが、湿度が低くて割と爽やかな一日でした(20.5~29.1℃)。
  池の畔の草原に、ベニシジミ(シジミチョウ科)がいました。小さな赤いハートは、遮る物のない緑野の遠くからでも、良く目立っていました。日本のほぼ全国の他、ユーラシア~北米に広く分布する、最も普通な蝶の一種です。前翅長は1.5cm程で、名の通り表面は紅色で、黒い斑点や縁取りがあり、後翅の表の縁にも紅色の帯模様があります。 成虫は年3-5回発生し、特に4-6月に多く見られます。春型は赤い部分が鮮やかですが、夏型は黒褐色部分が太く、黒い斑点も大粒になります。幼虫の食草はスイバ、ギシギシ等のタデ科植物で、幼虫のまま越冬します。青葉山でも、草原等で極普通に見られます・・・
  沢の水溜りを、ヒメアメンボ(アメンボ科)達がすいすい泳いていました・・・
ベニシジミ ヒメアメンボ
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オオアオイトトンボ(大青糸蜻蛉)
2009/07/19(Sun)
  きょうは曇り時々雨で、晩方には晴れました。
  池の近くの茂みに、オオアオイトトンボ(イトトンボ科)がいました。小さいながらコバルト色の体を漂わせ、薄暗がりの森をふわふわと行く様は、どきりとする程美しく、「空飛ぶ宝石」に準えられるだけの事はある、と感じ入りました。本州~九州の山地~低地の、周囲が木で覆われたやや薄暗い池沼周辺等に生息する、46mm程のイトトンボです。雄は金属青緑色で美しく、雌はや少し褪せています。アオイトトンボに似ていますが、やや大きく、成熟しても白い粉を吹きません(胸部の青色が第2側縫線に完全に届く事も識別点)。7-10月頃に現れ、小型昆虫を捕食します。雌は、水面に覆い被さった木の樹皮に産卵し、卵から孵ったヤゴは水面に落ちて、そのまま水中で越冬します。青葉山では森の池周辺等で、比較的長期間見られます・・・
  萩の葉の上で、アカハナカミキリが雨滴に覆われていました・・・
オオアオイトトンボ アカハナカミキリ 
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ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)
2009/07/18(Sat)
  きょうは、小雨が降ったり止んだりの一日でした。
  道端に咲くコマツナギに、ルリシジミ(シジミチョウ科)が止まっていました。雨の止み間を待ち侘びていたかの様に、夢中で花蜜を吸っていました。ユーラシアと北アフリカに分布し、日本では北海道~沖縄の山地~低地の明るい草地等に生息。前翅長12-19mmで、雄の翅の表面は名の通りの瑠璃色、雌は外縁部が黒褐色、裏面は白地に黒い斑点がある。年3-4回、3-11月に現れ、成虫は地面で吸水したり、花で吸蜜する事が多い。幼虫はマメ科、バラ科、タデ科、ミカン科等の、主に花や蕾、実を食べ、蛹で越冬。 似ているヤマトシジミツバメシジミと比べるとかなり大きく目立ちます。青葉山では、林縁の草地等で普通に見られます・・・
  森の外れの草地には、ネジバナが咲いていました…
ルリシジミとコマツナギ ネジバナ
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トリアシショウマ(鳥足升麻)
2009/07/17(Fri)
きょうも大体晴れて、3日連続の真夏日になりました(21.9~30.2℃)。
 樅の林の下に、トリアシショウマ(ユキノシタ科)が咲いていました。川から吹き上げる微風にゆらゆらと、白い妖精達がワルツでも踊っている様でした。北海道~中部の亜高山~山地の夏緑広葉樹林の谷筋や林縁等に生育する、高さ40-100cmの多年草です。小葉が5-12cmの3回3出複葉で、地下に塊茎があります。7-8月に、枝分かれする長さ12-25cmの花序を出し、丸い杓文字形の4-6mmの花弁、小さな萼片、雄蕊の花糸、葯共に白い花を咲かせます。名は、茎や若芽の形を鳥の足に譬え、花序や草全体がサラシナショウマ(根が漢方の「升麻」になる)に似ていてる事に由来します。ヤマブキショウマ等と共に、山菜の「イワダラ」としても知られています。青葉山では、6月のアカショウマに続いて、半日陰地等に普通に見られます・・・
  車道沿いのヤマハギが、早くも咲き始めていました・・・
トリアシショウマ ヤマハギ
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ヨツスジハナカミキリ(四筋花髪切)
2009/07/16(Thu)
  きょうは大体晴れて、2日連続の真夏日になりました(23.0~30.6℃)。
花咲くノリウツギの木の下に、ヨツスジハナカミキリ(四筋花髪切)がいました。花粉を食べ飽きたのか、葉に虎模様の目立つ体を張り付けて、長い触角を風に靡かせていました。 北海道~九州の他、クリル、サハリン、朝鮮、中国等の、山地~低地の森林に生息する、花に集まるハナカミキリの代表種です。6-9月に、各種の花に集まって花粉を食べますが、中でも白っぽい集合花を好み、時に樹液も訪れます。大きさは9-20mm。胸部は金色で、名の通り、前翅には黒地に黄色い横筋が4本あります。 この模様はアシナガバチ等の蜂に擬態したもので、取分け飛翔中の姿は蜂そっくりに見えます。雌は針葉樹の倒木等に産卵し、幼虫は朽木を食べて育ちます。青葉山では、ノリウツギやシシウド、エゾアジサイ等に普通に見られます・・・
  道端のあちこちで、ヒヨドリバナが咲き始めていました・・・
ヨツスジハナカミキリ ヒヨドリバナ 
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タケニグサ(竹似草)
2009/07/15(Wed)
  きょうは晴れたり曇ったりで、とても蒸し暑くなりました(19.7~31.4℃)。
  森の草原に、タケニグサ(ケシ科)の花が咲いていました。花は線状の雄蕊や花糸ばかりで、背の高いオブジェ中が、火花に包まれている様に見えました。日本全土の他、東アジア一帯の、日当たりの良い草原、空地等に生育する高さ1-2mの多年草です。10-30cmの葉は菊の葉状に切れ込み、裏面は白い縮毛が密生します。7-8月に、茎先に円錐花序を作り、花弁がなく萼が2枚の白花を多数咲かせます。秋に長さ2cm程で扁平の果実を付け、風に吹かれるとサヤサヤ音を立てるので「囁き草」とも言われます。和名は、茎が中空で竹に似る事に由来し、竹と共に煮ると柔らかくなって加工しやすい、との俗説は誤りです。チャンパギク(占城菊)の名は、嘗てベトナムのチャンパ(占城)から渡来したと考えられていた事に因ります。毒草で、茎を切ると出る黄色い乳液には、アルカロイド系有毒物質を含み、触れると被れ、害虫駆除にも用いられます。只、民間療法では皮膚病等使われますが、素人療法はとても危険です。日本では嫌われがちの雑草ですが、欧米では観賞用に栽培されているのだとか。青葉山では、道端、崩壊地等に普通に見られます・・・
  檜の林床で、早くもヤマジノホトトギスが咲き出していました・・・
タケニグサ ヤマジノホトトギス 
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クロノボリリュウタケ(黒昇龍茸)
2009/07/14(Tue)
きょうは曇って、時々雨が降りました。
  山の道端に沿って、クロノボリリュウタケ(ノボリリュウタケ科)が生えていました。殆どが白く黴ていたり、流れていたりでしたが、小さいのが一つだけ残っていました。名の由来の、天に昇ろうとする竜の様でもありますが、どちらかと言えば、別名のクロズキンカブリを連想させる鞍馬天狗や、めんこい黒猫に見えました。日本全土の他、 北米やヨーロッパ等にも分布し、夏~秋に、各種林内地上に単~群生する小~中型の子嚢菌です。頭部の子嚢盤は黒褐~黒灰色の不規則な鞍形で、柄には淡灰褐色の縦に深い皺襞があります。食毒は不明。青葉山では、遊歩道沿い等で普通に見られます・・・
  山のあちこちで、ヤマユリが咲き始めていました・・・
クロノボリリュウタケ ヤマユリ  
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モクズガニ(藻屑蟹)
2009/07/13(Mon)
  きょうは、午前中は曇って雨が降りましたが、午後は晴れました。
  沢の石の上に、モクズガニ(イワガニ科)が死んでいました。鼬か何かに食べられたのか、脚や腹は散らばっていましたが、長い毛に覆われた鋏や甲羅は、噛み切れないのか、丸ごと取り残されていました。北海道~沖縄の他、サハリン、ロシア沿海地方、朝鮮東岸、台湾等の、川、河口、海岸等に生息する甲殻類です。有名な「上海蟹(チュウゴクモクズガニ)」の同属異種で、各地で食用にされています。甲幅は7-8cm、体重180g程。鋏に柔らかい毛が密生するのが大きな特徴で、体は全体に濃い緑がかった褐色。食性はカワニナ等の貝類、ミミズ、小魚、水生昆虫、両生類等を捕食する他、石等に付着する藻類を鋏で削り取って食べます。成体は、秋に産卵の為に海に下り、半年後に又川を遡ります。青葉山では、沢筋の深み等に潜み、秋の増水時等には、広瀬川の崖下に多数へばり付く姿が見られます・・・
モクズガニ 
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七月観(視)察会
2009/07/12(Sun)
きょうは、薄曇りの一日でした(19.5~26.7℃)。
  湿気はありましたが、それほど暑くもなく雨もなく、快適に近い観(視)察会日和になりました。少し活動報告や予定等をお話しした後、ニイニイゼミの蝉時雨を浴びながら、たわわに実る栃の実や、何の目的でか?俄に土手に植えられた園芸種等を見ながら進むと、突如、皆の眼前にコオニヤンマ(♀)が止りました。土手や道端、林縁には他に、ヤマユリ、ホタルブクロ、ノゲシ、オオイヌタデ、エゾノギシギシ、オカトラノオ、リョウブ、ハコベ、オオイタドリ、ドクダミ、オオバジャノヒゲ、アカメガシワ、ムラサキシキブ等の花が咲き、ニガイチゴ、ヒメコウゾ、ヤマグワ、ヤマザクラ等の実が生っています。森に入ると、涼しい風が吹き、間近でキビタキが囀っています。足元にはママコナが咲き残り、ニガナやオニタゴラコ、キツネノボタン等の花も見られました。咲き始めたノリウツギには小さなハナカミキリ等が群れ、ケヤマハンノキの葉には、多くのルリハムシが、瑠璃色を始め、緑や赤、黄にも輝いていました。イチヤクソウは花を散らせていましたが、刈り残されたクモキリソウは可憐な姿を見せてくれました。 <↓かーそる(矢印)を当てると説明が出ます〉 
リョウブとヒメキマダラセセリ ルリハムシ♂♀ えっ、何がいるんです? スミナガシの幼虫
檜林では、これも間近でオオルリが美声を響かせ、林床にはハエドクソウやキンミズヒキ、ヒメキンミズヒキ、ノギラン、ヤブレガサ、ミヤマタムラソウ、ツルアリドオシ等が咲き、バイカツツジも僅かに咲き残っていました。キノコでは、美しい鮮紅色のベニヒガサの小群の他、キツネタケ、ドクベニタケ、ヒトクチタケ等の他、色々な変形菌も見られました。あっ、そうそう、マダケ林では、子供達がサンコタケを見つけて「臭い臭ーい!」と大騒ぎして、その後筍も少し間引きさせて頂きましたよ。花では他に、ヒヨドリバナ、ツユクサ、クサノオウ、ウマノミツバ等、果実ではカクミノスノキ、エゴノキ、ハナイカダ、アオキ等もありました。昆虫では、アワブキの葉にスミナガシの、不思議な姿をした幼虫がいてくれた他、ヤブムラサキには、イチモンジカメノコハムシの成虫と幼虫が見られ、ヒグラシの空蝉もありました。帰り道の樹液の木には、スジクワガタやヤマキマダラヒカゲ、キスイムシ達がいました。野鳥では他に、メジロやシジュウカラ、エナガ、コゲラ、アオゲラ、ヤブサメ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、トビ、ホトトギス等の姿や声が確かめられました。さて、皆さんには、どんな出会いがあったでしょうか・・・
凄いのとったョ! サンコタケ ベニヒガサ 少し長いコースで、お疲れ様でした!.
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アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏)
2009/07/11(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇りでした。
  森の入口で、アカメガシワ(トウダイグサ科)の雄花が咲いていました。堅い蕾の列に丸い黄花が一つ又一つと綻んでいて、お社に向かう祭礼の列の、ご神灯の様に見えました。本州~沖縄の他、朝鮮、中国等の山野の河原や伐採跡地等の、日当たりの良い所に生育する5-10m程の落葉高木で、典型的な開拓植物です。雌雄異株で、6-7月に、雄花は多数の雄蕊が伸びて球状に開き、雌花は柱頭が3つに分かれる雌蕊だけから成り、余り目立ちません。名は、新葉には赤い鱗片が多数あって、特に新芽が赤く、葉が柏の様に大きくなる事に由来します。赤い鱗片は葉の生長と共に脱落し、次第に緑色に変わります。葉の基部には一対の蜜腺があって、良くアリが来訪しますが(若木では、葉の縁にも点々と蜜腺がある)、これは葉を食べる虫達をアリに追い払って貰う為だと言われています。材は建築、器具、薪炭等に利用され、樹皮は胃潰瘍や腫物等に効果があるとされる生薬になります。青葉山では、林縁部や崩壊地等に見られます・・・
  尾根道では、リョウブの花が咲き出していました・・・
  明日は7月の観(視)察会↓です。 下見では、他にオカトラノオやホタルブクロ、ムラサキシキブ、ママコナ、ノギラン、クモキリソウ、ツルアリドオシ等が咲き、オオルリ、キビタキ、ホトトギス、ウグイス等が囀り、ニイニイゼミやヒグラシも鳴いていました。ヒメコウゾやヤマグワ、ニガイチゴ等の実も生っていました。又、新しい出会いがあることでしょう・・・
アカメガシワの雄花 リョウブ 
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キセルガイモドキ(擬煙管貝)
2009/07/10(Fri)
 きょうは、曇り後晴れました。
  木の幹に、キセルガイモドキ(キセルガイモドキ科)がいました。暫し眺めていましたが、顔は全く見せてくれませんでした。見ていると、 葉の茂る薄暗い森の隅っこなのに、太平洋の海原広がる磯浜が広がる様でした。本州~九州の、主に自然度の高い広葉樹林に生息する、殻高3cm程の日本固有の陸生貝です。 4-11月に出現し、苔等を食べて暮らします。 キセルガイに似ていますが、貝殻の巻き方が右巻きで(キセルガイは左巻き)、少し太めで殻口に突起がない等も相違点です。近似種のクリイロキセルガイモドキにも似ていますが、その名の通り栗色ではないので判別できます。青葉山では、キセルガイと共に、比較的普通に見られます・・・
キセルガイモドキ きょうの空・真中を飛行機が走りました 
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マダラアシゾウムシ(斑脚象虫)
2009/07/09(Thu)
  きょうは、雨が降ったり止んだりの一日でした。
  小楢の木で、マダラアシゾウムシ(ゾウムシ科)が樹液を吸っていました。始め、カナブンヤクワガタや蝶達ばかりに目が行っていましたが、気が付くと、木の瘤に見えたものがこの象虫でした。不思議な凹凸や斑紋は木肌と一体化する為のものの様ですが、良く見れば、アニメにでも出て来そうなメカ象そのものに見えました。本州~九州の山地~低地の森林に生息する、大きさ15-20mm程のゾウムシです。 成虫は、赤褐~闇褐色で、灰白、黄褐、黒色の短毛で覆われ、穴だらけの体に瘤状の突起があり、脚には名の通りの灰白の輪状斑模様があります。5-8月に現れ、クヌギ、コナラ、ヌルデ等の新芽を食べる他、その樹液にもやって来ます。クヌギやコナラ等に口吻で穴を空け卵を産み付け、幼虫はその材を食べて育ちます・・・
尾根の道端に、ノギランが咲いていました・・・
マダラアシゾウムシ ノギラン 
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ヒメフウロ(姫風露)  
2009/07/08(Wed)
  きょうは、午前中は曇って小雨も降りましたが、午後は晴れて蒸し暑くなりました(22.0~30,7℃)。
  森の入口に、ヒメフウロ(フウロソウ科)が咲いていました。多分、大分以前に近くの花壇等から種が飛び、しっかり森の一員になったものと思われますが、ピンク色の小花が森の緑に映えて、「私もちゃんと見てね!}と言っている様でした。本州や四国の一部山岳地域の他、世界ではユーラシア~北アフリカの石灰岩地帯に生育する、耐寒性のある草丈20-60cmの1-2年草です。全体に腺毛が多くて粘り、葉は全3裂し、小葉は更に深裂します。5-8月に、径1.5cm程の淡紅色の小花を付けます。名は、全体に小さく可愛らしいフウロソウ(周囲を木に囲まれる草刈場を「ふうろ野」と呼び、「草狩場に生える草」等諸説)の意。別名のシオヤキソウ(塩焼草)は、独特の臭気が塩を焼いた時の匂いに似ている事に由来します。青葉山では、大学や三居沢の森の入口で毎年普通に見られます・・・ 
  森の小湿地に、今年もカキランが咲いていました・・・
ヒメフウロ カキラン 
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キツネノボタン(狐の牡丹)
2009/07/07(Tue)
  きょうは晴れたり曇ったりで、一時雨も降りました。
  道端に、キツネノボタン(キンポウゲ科)の花が咲いていました。良く見ると特徴ある果実も小さな蕾もあって、3世代の家族団欒の様でした。本州~九州の他、朝鮮半島南部の、山野の湿り気のある場所に生育する草丈30-60cmの多年草です。葉は3出複葉で、小葉は更に3裂しますが、近似種のケキツネボタンより切れ込みが浅くて鋸歯も余り尖りません。5-7月頃、分岐した茎先に径1-1.5cm程の、光沢ある黄色い5弁花を付けます。花後、角のある径1cm程の果実を付けます。果実は痩果が集まった集合果で、それぞれは扁平で先端が鈎状に曲がっているのも、ケキツネボタンとの相違点です。名は、毒があって、葉の形も牡丹に良く似ている事に因り、別名のコンペイトウグサは実の形に由来します。有毒植物で、誤食すると口腔や消化器に炎症を起こし、茎葉の汁は皮膚を被れさせるので、気を付けましょう。青葉山では、川沿い等の湿性地に普通に見られます。尚、写真の様に、茎に斜上する毛があるものを、ヤマキツネノボタンとして分ける見方もある様です・・・
キツネノボタンの果実と花と蕾
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アオゲラ(緑啄木鳥)の子育て
2009/07/06(Mon)
きょうは、大体晴れました。
 森の外れの木に、アオゲラ(キツツキ科)の雄がいました。近くの木の洞に巣があって、雛達がビーピー言っているので、こちらに気付くと自分に注意を惹き付けようと、ケッケッと鳴きながらじっと止まっていました。その迫力にも負けて、そそくさと退散しましたが、子育ては誰にとっても大変な事ですね。日本固有種で、3亜種(本州固有亜種アオゲラ 、四国、九州固有亜種カゴシマアオゲラ 、種子島、屋久島固有亜種タネアオゲラ)に分類され、亜種アオゲラ は本州の亜高山帯~低山の森に生息し、全長 30cm 程で、背が灰緑~緑褐色で、頬と後頭部に入る赤色が特徴です。この部分は、雄は頭頂部~後頭部、雌は後頭部のみなので判別できます。繁殖期は5-7月で、巣は木の幹に穴を掘り、一夫一妻の雌雄で抱卵、育雛します。 1回に5-8個の卵を産み、15日程抱卵し、幼鳥は孵化後25日程で巣立ちます。青葉山には数多く生息し、日々「松喰い虫」等を食べ続け、森林生態系保護の為にも活躍してくれています・・・
  山道の真ん中で、暑さ負けなのか、大きなヤマアカガエルの雌がぐったりしていました・・・
アオゲラ♂. ヤマアカガエル♀  
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ヒメキマダラセセリ(姫黄斑せせり)
2009/07/05(Sun)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした。
  道端のオカトラノオの花に、ヒメキマダラセセリ(セセリチョウ科)の雄がいました。小さな翅を閉じたまま美味しそうに吸蜜していましたが、近寄ると、一瞬表の黄斑模様を見せたかと思うと、あっと言う間に何処かに飛んで行ってしまいました。本州~九州の、山地の明るい草原や渓流沿い等に生息する小さなセセリチョウです。開帳26-30mmの成虫は、暖地では5-9月に年2回発生しますが、寒冷地では5-8月に年1回出現し、草地を敏速に飛翔し、色々な花で吸蜜し、地上で良く吸水もします。幼虫はイネ科のチヂミザサやカヤツリグサ科のミヤマシラスゲ等を食草とし、幼虫のまま越冬します。名は、特に雌の表翅が、黒地に黄斑模様な事に由来します。青葉山では、年1回発生し、森の草地等で普通に見られます・・・
ヒメキマダラセセリとオカトラノオ
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ニホンカワトンボ(日本川蜻蛉)
2009/07/04(Sat)
  きょうは霧雨後曇って、午後には晴れました。
  沢沿いに、ニホンカワトンボ(カワトンボ科)がいました。雌もエメラルド色に輝く綺麗な姿でしたが、雄は体全体に白銀の粉でも塗している様で妖しい美しさがありました。北海道~九州の、山地~平地の清流等に生息します。体長5-6cmの成虫は4-7月に出現し、雌や未成熟な雄は金属光沢のある青緑色をしていますが、雄は成熟すると青白い粉で覆われjます。翅の色は地域変異があり、雄は燈赤色型、淡いオレンジ型、透明型の3種類、♀は淡燈色型と透明型の2種類あります。小型昆虫を捕食し、ヤゴ(幼虫)で越冬します。本種は以前ヒガシカワトンボ、後にオオカワトンボとされていましたが、最近のDNA鑑定により、ニホンカワトンボと改名しました。ややこしいですね。青葉山では渓流沿いに、主に燈赤色型の雄と透明型の雌が普通に見られます・・・
ニホンカワトンボ♂ 歩道沿いの渓流. 
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アクシバ(灰汁柴)
2009/07/03(Fri)
  きょうは、大体晴れました。
  尾根道沿いに、アクシバ(ツツジ科)の花が咲いていました。足元に咲く小花ですし、葉の下に潜む様に付くので中々気付かれませんが、屈んで眺めると、可愛くカールしたピンクの花が、ルノワールの描く少女の様に微笑んでいました。北海道~九州の山野の林下に生育する、高さ20-50cmの落葉小低木です。葉は互生し、卵形~卵状楕円形。表面は緑色で葉脈上に毛があり、裏面は粉白緑色で無毛。縁に細かい鋸歯があり、先は鋭く尖ります。7月頃、葉腋に淡紅色の花が1個ずつ垂れ下がって付きます。花冠は深く4裂して反り返ります。8-10月に、径7-8mmの球形の液果が赤く熟します。名の由来は、枝が緑色の柴(雑木)であることから青木柴と呼ばれていたものが転訛したとか、燃やした灰で灰汁を作り、灰汁抜きに用いた事に因るとか、諸説ある様です。青葉山では、日当たりの良い尾根や林縁等の所々に見られます・・・
  樹液の出ている木に、スジクワガタがいました・・・
アクシバ スジクワガタ♂.  
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ゆきかえる