クロウメモドキ(黒梅擬)
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2009/11/30(Mon)
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きょうは、大体晴れました。
沢端に生えるクロウメモドキ(クロウメモドキ科)に、実が沢山生っていました。生育環境が余程良いのか、艶々の黒い実を無数に付けて、木全体が重そうに撓っていました。ヒヨドリが食べていたので、味見してみると(有毒成分を含むのですが)、苦味が気にならぬ程の甘い汁が口に広がり、成程なと思いました。この果実は核果で、鳥達によって散布され、乾燥させたものは緩下剤に利用されます。又、葉はスジボソヤマキチョウやトラフシジミ、ミヤマカラスシジミの食糧(食樹)にもなっています。名は、赤い実のなるウメモドキ(モチノキ科)に対比させたもの、等と言われています。青葉山では、明るい湿性地付近等に見られます・・・ 道端のニガイチゴが、紅葉していました・・・ ![]() ![]() スポンサーサイト
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ニホンアカガエル(日本赤蛙)
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2009/11/28(Sat)
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きょうは、晴れ後曇りでした。
暖かな日が続いている所為か、夕暮れの林縁を、ニホンアカガエル(アカガエル科)が飛び跳ねていました。慌ててカメラを向けシャッターを下ろすと、フラッシュが焚かれてしまい、びっくりした所為か身動ぎもしません。申し訳なかったのですが、全部で3枚も撮らせて貰いましたが、直後、踏ん切りを付けたかの様に、踵を返して下の沢の方へと跳んで行きました。本州~九州の丘陵~平地の、湿地、水田の周辺、水場のある森林等に生息します。全長は35-67mmで、体色は黒褐~赤茶色です。普段は単独で生活し、草叢等の地上で昆虫やクモ類を捕食します。冬眠しますが、暖かい時は真冬でも活動する事があります。産卵期が早く、冬季に繁殖に出た個体は産卵終了後再び休眠します。山地に多いヤマアカガエルに似ていますが、目の後ろの背側線が真直ぐな(山赤蛙はV字に折れる)のが特徴です。名は、日本特産の赤い蛙の意。生息環境の悪化により近年激減し、県レッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定されています。青葉山では、池沼、湿地等水場のある森の内外に、ヤマアカガエルと混生して見られます・・・ ![]() ![]() |
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カラスザンショウ(烏山椒)
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2009/11/26(Thu)
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きょうも、朝方までは雨が降ったり止んだりでしたが、昼間は晴れました。
三居沢上の草原に、カラスザンショウ(ミカン科)の果実が落ちていました。余りに爽やかな香りがするので、少しだけ持ち帰って玄関に飾りました。日本の本州・宮城以南の他、朝鮮南部、中国、フィリピン等の山野に生育する、高さ6-8m(最大15m程)の落葉高木です。雌雄異株。幹や枝に刺が多く、葉は10対前後の奇数羽状複葉で、長さ5-10cmの小葉は長楕円状披針形で鋸歯があり、裏面は白緑色で、揉むとバニラ臭があります。夏に、円錐花序を出し、淡緑色で多数の小花を咲かせます。秋、赤い果を付けて、特有の香りと辛味のある黒い種子を露出します。清涼感ある蜂蜜が取れる蜜源植物とされ、果実は健胃薬にもなり、若芽は天ぷら等にされます。アゲハチョウ科の蝶の食草にもなっています。伐採跡等の裸地に逸早く生える先駆植物でもあり、青葉山では、民家跡の藪地等に多く見られます・・・ ![]() ![]() |
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カキドオシ(垣通・籬通)の紅葉
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2009/11/25(Wed)
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きょうは雨後晴れて、気温が上がりました(9.0~17.7℃)。
森の外れの叢で、カキドオシ(シソ科)が紅葉していました。地面を赤紫蘇色に染めて、淋しくなって来た林縁の道端を賑わせていました。日本全国の道端、林縁、畦、堤防等に生育する、高さ5-25cmの多年草です。茎は長く横に這い、所々から根を下し、横枝は時に多少立ち上がります。対生する葉は長い柄があって、腎円形で鈍い鋸歯があり、揉むと強い香りがします。4-5月、茎が立ち上がって、葉腋に薄紫~紅紫の唇形花を1-3個ずつ咲かせます。全草を乾燥したものは、生薬「連銭草」と言い、子供の癇の虫に効果があるとされ、血糖値降下作用、体内脂肪を溶解させる作用がある等としてダイエット茶にもされている様です。青葉山では、道端や草原等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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ハリガネムシ(針金虫)
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2009/11/24(Tue)
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きょうは、晴れ後曇りでした。
沢沿いの道を、ハリガネムシ(ハリガネムシ科)が這っていました。と言っても、のたうつばかりで、前にも後ろにも進んでいる様子はありません。心配にはなりましたが、近くに水辺もある事ですし、少し眺めた後、お別れしました。類線形動物ハリガネムシ目の無脊椎動物の総称で、世界中に広く分布し、種類が数多くあります。体長10-40cm(稀に1m)、体径0.5-1.0mmで、雌雄異体で、交尾して水中で産卵します。孵化した幼虫は、ユスリカやカゲロウ等の幼虫(水生昆虫)を介してカマキリ、キリギリス、甲虫等昆虫の体内に寄生し(中でもニホンザラハリガネムシ等、カマキリに寄生する種が良く知られる)、成熟すると宿主の肛門近くの体節間等に孔をあけ、宿主から脱出して淡水中で自由生活をします。成虫は、名の通りの針金状で(体表のクチクラも硬い)、前・後端はやや細くなります。体色は白、黄、暗褐色等様々です。人への寄生例があると言われますが、何れも偶発的事象と見られています。又、「爪の間から体内に潜り込む」等と言われる事もありますが、全くの俗説で、成虫が改めて寄生生活に入る事は決してありません。青葉山では、水溜りや道端等で時々見られます・・・ 道沿いのバイカツツジが紅葉していました・・・ ![]() ![]() |
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ヒメジョオン(姫女菀)
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2009/11/21(Sat)
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きょうは晴れ時々曇って、一時雨も降りました。
道端に、ヒメジョオン(キク科)が咲いていました。周りは寒々として来ているのに、一つの茎から何本も枝を出して、沢山の花を生き生きと咲かせていました。北米原産の帰化植物で、日本には明治時代初期に渡来し、今では全国に広く分布し山間部のの道端、草地等にも生育しています。高さ30-100cmの一年草又は二年草で、普通、秋に芽生えてロゼットを形成し、そのまま越冬して翌年の初夏~秋に花茎を伸ばして花を付けます。花は細く白~薄紫色の花弁を持つ舌状花と黄色い筒状花からなります。茎や葉の表面には疎に毛が生え、葉は匙型で長い葉柄を持ちます。ハルジオンに似ていますが、背が高く、花は小さくて数が多く、蕾は項垂れず、花期に根生葉は殆ど残らず、葉は茎を抱かず、茎は中空ではありません。名は、小さく可愛い「女菀=中国産の野草」の意等と言われますが、良く分りませ。柳葉姫菊、鉄道草等とも呼ばれます。青葉山では、車道沿い等に普通に見られます・・・ 山のあちこちで、ニシキギが真紅に黄葉していました・・・ ![]() ![]() |
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エナガ(柄長)
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2009/11/20(Fri)
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きょうは、一日曇りでした。
赤松や山桜の木々で、エナガ(エナガ科)が食事をしていました。10羽程の群れを作り、愛らしいマシュマロの様な顔をして、枝から枝へ忙しなく飛び移りながら、幹や枝葉に付いている小虫等を探して食べていました。群れには他にヒガラやコゲラ等もいて、仲良く場所を分け合って、チーッチーップルプル等とお喋りしながら、森の奥へ奥へと消えて行きました。ヨーロッパ~中央アジア~日本に広く分布し、主に明るい森に生息する留鳥又は漂鳥です。体長は14cm程ですが、名の通り、尾の長さが体の半分以上もあります。雌雄同色で、成鳥の頭や頬~胸等は白く、肩羽や腹、下尾筒は淡い葡萄色で、眉斑~肩、雨覆等が黒く彩られます。主に小昆虫、クモ、油虫等を捕食しますが、草木の種子、果実、樹液、菌類等も食べます。青葉山では一年中普通に見られ、営巣・繁殖の姿も良く観察されています・・・ ![]() ![]() |
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カヤタケ(茅茸)
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2009/11/14(Sat)
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きょうは曇りで、一時晴れたり雨が降ったりしました。
笹の混じる林床に、カヤタケ(キシメジ科)が沢山生えていました。何時もシロヒメカヤタケが群生する所なので初めそうかと思いましたが、傘は大きく黄褐色で、触っても全体にずっとしっかりしていました。少し持ち帰って味見をしようとも思いましたが、似ている猛毒のドクササコや、アルコールと相性の悪いホテイシメジに、万が一でも間違えると大変なので、きょうのところは止めておきました。秋に、全国の落葉樹の多い林床等に単~散生します。傘は径5-13cmと様々で、中央が臍状に凹んだ丸山形~漏斗状になります。表面は赤褐~黄土色ですが、個体により濃淡があります。柄は高さ4-8cmで、傘より淡い色になり、基部に白い綿毛を帯びる事が多い様です・・・ 林縁で、イタヤカエデ.が黄葉していました・・・ ![]() ![]() |
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雨のキッコウハグマ(亀甲白熊)
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2009/11/13(Fri)
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きょうは、一日冷たい雨が降り続きました。
小楢の林内に、未だキッコウハグマ(キク科)が咲き残っていました。冷たい秋雨に濡れて、パチパチ打たれ続けても、小さな風車は、「大丈夫、大丈夫、平気、何でもないよっ・・・」とでも言っている様に、小さく跳ね飛びながら、大きく頷いていました。名の通りの亀甲状の葉もずぶ濡れで、如何にも大地を支える小亀達の様に思えました。地下の茎は四方に細長く這って、輪状の葉や花茎をしっかり支えています。青葉山では、やや乾いた道端等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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コセンダングサ(小栴檀草)
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2009/11/12(Thu)
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きょうは曇って、日中は一時晴れました。
広瀬川沿いの河原に、コセンダングサ(キク科)が咲いていました。黄色い樟玉の様な形で、良く見れば、一つ一つの筒状花の先が五つに裂けた、奇麗な花の集まりでした。世界の暖帯~熱帯に広く分布する南米原産の帰化植物て、日本では全国(以前は宮城以南だったが北海道でも確認)の河原や道端、空地等に広く生育する草丈50-100cmの一年草です。葉は対生し、三全裂又は羽状に分裂し、小葉は倒卵形で縁に円い鋸歯があって、先は尖ります。。葉の表裏には毛が散生し、脈上に伏した毛が並びます。9-12月に、次々と筒状花のみの花を付けますが、時に白い舌状花を持つものもあります(コシロノセンダングサ/同株に筒状花のみの頭花も形成)。痩果の先には2-4本の逆棘のある芒があって、獣等に付いて、種子を散布します。青葉山では、河原や道端に普通に見られます・・・ ![]() ![]() ☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です (二月・八月は、「会」としてはお休みします) ★仙台市に一昨年末提出した、『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又はaobaten@leaf.ocn.ne.jpにお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう! 〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 ★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! ☆DVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」ができました。 このDVDを発表するにあたり、私達が心から願うことは: 『青葉山には、百万都市仙台の中心部に隣接するとは思えぬほどの豊かな自然が保たれているが、その証は希少種の多さである。しかし、その希少種たちは誰にも知られぬままに消え続けていて、間近に迫る大規模開発(地下鉄東西線、都市計画道路、東北大学移転)が、その絶滅への道に拍車をかけようとしている。数千本の木々を始め、絶滅危惧種・オオタカが三年前一羽巣立ったモミの木も、二年前二羽巣立った別のモミの木も、昨年二羽巣立った又別のモミの木も、全て縄がかけられ、間もなく伐採されようとしている。カモシカやテンが往き来している生態系の道も、大きく分断されてしまう。今、希少種たちは助けを求めている。このDVDを見て頂くことが、私達の身近に生きている希少種たちの存在とその危うさを知ることに繋がり、延いてはそれが「大規模開発」への歯止めになって欲しい!!』と言うことです。皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「声」を上げて下さい。 既に、仙台市内の全小中学校、図書館、市民センターに配布されていますが、ご希望の方には実費(800円/郵送の場合は+送料)でお分けしていますので、aobaten@leaf.ocn.ne.jpまでお知らせください(毎月の定例観察会でも販売します)。全部で20分程ですが、今回も「きょうの青葉山」で紹介した画像が沢山出ていますよ・・・(第1巻の「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」の方は実費600円(10分)です) ![]() ![]() ![]() ![]() ★オオタカの営巣地を守ろう!! ![]() ☆過去の<きょうの青葉山>は: こちらへ ☆青葉山の自然についての疑問・質問をお寄せ下さい (画像での質問は: 「青葉山の緑を守る会」掲示板 へ) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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ハキダメギク(掃溜菊)
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2009/11/11(Wed)
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きょうは、一日中雨が降り続きました。
道端に、ハキダメギク(キク科)が咲いていました。冷たい雨の中でも、赤ちゃんの様な愛くるしい顔を上に向けて、あっけらぽんと滴を浴びていました。先日の観察会でも誰かが言っていましたが、良く見ると、勲章の様にも見えて来ます。全国の山野、取り分け都会周辺の道端、空地、庭等に生育する、高さ50cm程の一年草で、20世紀初頭に渡来したと言われる、熱帯アメリカ原産の帰化植物です。卵形の葉は対生して、縁には浅い鋸歯があります。主に夏~秋に、枝先に径5mm程の小花を咲かせます。花は、5枚の花弁先端が3裂する白い舌状花と、多くの黄色い筒状花からなります。名は、植物学者の牧野富太郎が世田谷の掃溜めで発見した事に由来しますが、酷い命名の代表とも言われています。青葉山では、車道沿い等に普通に見られます・・・ 林縁では、ハウチワカエデが微妙な色合いで濡れていました・・・ ![]() ![]() |
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シロザケ{白鮭)の産卵
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2009/11/10(Tue)
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きょうは晴れ時々曇りで、夜には小雨が降り出しました。
今、青葉山の北西から南東へ流れる広瀬川のあちらこちらで、シロザケ{白鮭)達が産卵行動を繰り広げています。郡山堰より上流部では、昨年に比べると大分少なめなのですが、牛越橋周辺でも多くの人々が足を止めて、その様に眺め入っていました。河原に下りて近付いても鮭達は知らぬ素振りで、雌雄数匹が縺れ合いながら、浅瀬と深場を盛んに往復し、時折雌は巨体を翻し、尾鰭を激しく振って砂利を舞い上げていました。川面に飛沫や光が飛び散り、正に、生命が充ち溢れる瞬間でしたが、その近くの岸辺には屍が横たわり、川下の澱橋辺りにも累々と死体が沈んでいました・・・ ![]() ![]() |
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タカノツメ.(鷹ノ爪)
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2009/11/07(Sat)
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きょうは、とても良く晴れました(8.8-18.7℃)。
薄暗い森の中で、タカノツメ.(鷹ノ爪)が黄葉していました。暖かな木漏れ日を浴びて、黄金の道標の様にキラキラと輝いていました。北海道~九州の山地~丘陵の林内に生育する、雌雄異株で樹高5-10mの落葉高木です。葉は3枚の小葉からなる3出複葉で、長枝に互生し、枝の先端または短枝に束生又は集中します。5月頃、短枝の先に総状花序を出し、淡緑色の小花を付けます。秋には黄葉し、液果は黒紫色に熟します。名は、短枝の先の冬芽の形が鷹の爪を思わせる事に由来します。樹皮は灰褐色で材は白く、下駄、箸、扇の骨、経木等にされ、仙台ではコシアブラと共に削り花として用いられます。若芽は山菜になります。青葉山では、林内や林縁に数多く見られます・・・ 林縁で、ノブドウが真赤に紅葉していました・・・ ![]() ![]() |
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ヤニサシガメ(脂刺椿象・脂刺亀虫)の幼虫
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2009/11/06(Fri)
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きょうは、晴れ時々曇りでした。
赤松の幹の割目に、黒い虫がいました。良く見えないので葉っぱに乗せると、テカテカと光沢のあるヤニサシガメ(サシガメ科)の幼体でした。本州~九州の他、朝鮮、中国等の山地~平地の赤松等の樹上に生息するカメムシの仲間です。成虫は5-7月に出現し、体長12-15mmで、黒くてやや光沢があり、触角と脚に黄白色紋があります。頭部は長く、腹部の側縁は大きく張り出し、波状を呈します。成・幼虫共に、体表面は松脂状の粘着物質で覆われ、それが名の由来になっています。樹上で他の小昆虫を捕食します。幼虫は松や杉の幹の窪みや樹皮下で小集団を形成して越冬します。体に脂を付ける訳は、冬季の体温低下を抑える為、餌となる昆虫を脂で付着させて捕食する為・・・等と言われていますが、良くは分からない様です。青葉山では、特に冬季に集団越冬する幼体が良く見られます・・・ ![]() ![]() ☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です (二月・八月は、「会」としてはお休みします) ★仙台市に一昨年末提出した、『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又はaobaten@leaf.ocn.ne.jpにお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう! 〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 ★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! ☆DVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」ができました。 このDVDを発表するにあたり、私達が心から願うことは: 『青葉山には、百万都市仙台の中心部に隣接するとは思えぬほどの豊かな自然が保たれているが、その証は希少種の多さである。しかし、その希少種たちは誰にも知られぬままに消え続けていて、間近に迫る大規模開発(地下鉄東西線、都市計画道路、東北大学移転)が、その絶滅への道に拍車をかけようとしている。数千本の木々を始め、絶滅危惧種・オオタカが三年前一羽巣立ったモミの木も、二年前二羽巣立った別のモミの木も、昨年二羽巣立った又別のモミの木も、全て縄がかけられ、間もなく伐採されようとしている。カモシカやテンが往き来している生態系の道も、大きく分断されてしまう。今、希少種たちは助けを求めている。このDVDを見て頂くことが、私達の身近に生きている希少種たちの存在とその危うさを知ることに繋がり、延いてはそれが「大規模開発」への歯止めになって欲しい!!』と言うことです。皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「声」を上げて下さい。 既に、仙台市内の全小中学校、図書館、市民センターに配布されていますが、ご希望の方には実費(800円/郵送の場合は+送料)でお分けしていますので、aobaten@leaf.ocn.ne.jpまでお知らせください(毎月の定例観察会でも販売します)。全部で20分程ですが、今回も「きょうの青葉山」で紹介した画像が沢山出ていますよ・・・(第1巻の「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」の方は実費600円(10分)です) ![]() ![]() ![]() ![]() ★オオタカの営巣地を守ろう!! ![]() ☆過去の<きょうの青葉山>は: こちらへ ☆青葉山の自然についての疑問・質問をお寄せ下さい (画像での質問は: 「青葉山の緑を守る会」掲示板 へ) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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ベッコウバエ(鼈甲蠅)
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2009/11/05(Thu)
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きょうは、晴れ後曇りでした。
樹液の木に、ベッコウバエ(ベッコウバエ科)がいました。一瞬虻かと思いましたが、赤くて大きくて美しくて、淋しくなった樹液食堂を賑わせていました。北海道~沖縄の山野の、主に林地に生息する体長12-20mm、翅長12-20mmの大形の蝿です。成虫は5-11月に発生し、樹液、動物の糞、キノコ等に集まります。黄褐色で、頭部前額中央に暗色の縦条があり、胸部背面には三対の暗色縦条があります。翅は黄褐色を帯び、黒褐色の円紋が目立ちます。触角は有毛で、胸部には細い長毛が密生します。幼虫は、動物の糞中で育ちます。図鑑では「腐敗物に集まる不潔なハエ」 等と記され、嫌われている様ですが、青葉山では、樹液に集まる姿が良く見られ、愛らしくさえ感じます・・・ 森の中で、ツリバナが淡く紅葉していました・・・ ![]() ![]() |
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