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角ぐむアシ(葦、芦、蘆、葭)
2010/02/28(Sun)
  きょうは一日曇って、昨日までよりは少し寒くなりました(2.6~6.0℃)。
  川沿いに、小さな葦原がありました。つい口ずさんでいた「早春賦」の二番(♪氷解け去り葦は角ぐむ♪)を思い出して、立枯れたアシ(イネ科)の根元を探してみると、冷たい清流の底に新芽達が洗われていました。尖った翡翠色の芽が、小さいながら力強く萌え出していました(写真は上手く撮れませんでした)。万葉の頃から詠われてきた「角ぐむ」とは、草木の芽が角の様に出始める事で、葦、荻、薄、真菰等に多く使われます。「早春賦」では、暦では春とは言っても寒さが続く中、春への強い憧れが表現されていますが、人生の厳しい現実にあっても、何時かきっとやって来る希望を歌っているとも言われます。青葉山や仙台にも、そんな「春」が必ず到来するとの「望み」を、持ち続けたいものですね・・・
角ぐむアシ
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ツグミ(鶫)
2010/02/27(Sat)
 きょうは、霧雨後曇りました(3.1~9.0℃)。
 林縁の草原で、ツグミ(ツグミ科)が採食していました。近寄ると直に傍の木に飛び移って、こちらの様子を窺っていましたが、既に丸々と充実した体になっていて、間もないシベリアへの北帰行への準備が着々と整っている様でした。北東アジアに分布する、体長20cm程の中型の鳥で、日本には、秋~春に渡来して越冬します。羽色等の個体差は多いのですが、主に体の上部が灰~茶色で、眼の上と腹部が白く、胸を張り背筋を伸ばす姿勢でいるのが特徴です。青葉山では、草原や林縁等で採食する姿が良く見られます・・・
  広瀬川沿いのネコヤナギが、花芽を大きく膨らませていました・・・
ツグミ ネコヤナギ 
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アカコメツキ(赤米搗)
2010/02/26(Fri)
  今朝は霧が出て曇り、後に霧雨になりました(4.8~11.6℃)。
  霧の中、伐採された赤松を見ていると、朽木の中に、アカコメツキ(コメツキムシ科)と思われる赤い虫が挟まっていました。艶のある赤い翅と黒い頭が朝露に濡れて、益々輝いて見えました。アカコメツキの仲間は種数が多くて区別が難しいとも言われますが、アカコメツキは、北海道~九州の山地に生息します。前翅は赤褐色で、頭部と前胸背板は黒色をしています。成虫は朽木等の腐食質を食べ、細長いのでワイアーウォームとも呼ばれる幼虫も、朽木に潜んで他の昆虫を捕食します。名は、翅が赤いコメツキムシ(体が裏返ると前胸を使って強く打ち付け跳ね上がる性質があり、それが米を搗く動作に似ている事に由来)の意。青葉山では、松の朽木等に普通に見られます・・・
アカコメツキの仲間 霧 
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ドウダンツツジ(燈台躑躅、灯台躑躅、満天星躑躅)の芽
2010/02/25(Thu)
  きょうも良く晴れて、益々暖かくなりました(2.4~12.9℃)。
  森の外れに、ドウダンツツジ(ツツジ科)が生えていました。赤い芽を付けた枝が、腕を四方に突き上げる様に、真青な空に真直ぐに伸びていました。本州(関東以西)~九州の岩山等に生育する、3m程の落葉低木です。4-5月頃、5mm程の白い釣鐘状の花からなる散形花序を付けます。新緑、10月-11月頃、真赤に紅葉します。新緑も紅葉も花も奇麗なので、庭木等として良く植えられます。名は、(写真の様に)枝が分枝する形が「結び燈台」の脚に似ている事に由来、等の説があります。青葉山では、勿論自生はありませんが、植栽されたものがあちこちに見られます・・・
  その近くでは、アジサイの芽が、ターバンを巻いた少年の様に微笑んでいました・・・
ドウダンツツジの芽 アジサイの芽 
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ヤマドリ(山鳥)の雌
2010/02/24(Wed)
  きょうも良く晴れて、暖かくなりました(0.3~12.5℃)。
  藪の泉で、ヤマドリ(山鳥)の雌が水を飲んでいました。つい数日前まで、固く厚く張っていた氷がすっかり溶けて、棲家でやっと水が飲めたり水浴びできると言う事で?ゆっくりのんびりしていたのでしょう。暫しの間があってこちらに気付くと、ドドドッと飛び立って藪陰に消えて行きました。本州~九州にのみ分布する日本固有種で、標高1500m以下の山地の良く茂った森や藪地に生息します。全長は雄125cm、雌55cm。オスは全身が橙褐色の羽毛で被われ、とても長い尾羽は灰白色で黒や赤褐色の横縞が入ります。雌は短い尾羽が赤褐色で、中央の2枚を除いて尾羽の先端が白いのが特徴です。植物食傾向の強い雑食で、植物の芽、花、果実、種子や昆虫、クモ、甲殻類、陸棲貝類等を食べます。繁殖期には、雄はドドドドッと翼を打ち鳴らして(母衣打ち)求愛したり縄張りを主張します。尚、兵庫・島根以北にのものを亜種ヤマドリとし、他にシコクヤマドリ(本州南西部、四国)、ウスアカヤマドリ(房総・伊豆・紀伊の諸半島、山口、四国南西部)、アカヤマドリ(九州中北部)、コシジロヤマドリ(九州南部)の5亜種に分ける場合があり、北部や寒冷地のもの程羽色が薄く、南部や暖地程濃いと言われています。名は山に棲む事に由来します。日本固有種であり希少種にもなりつつある当種ですが、国鳥のキジと共に未だに狩猟鳥です。青葉山では、街のざわめきが聞える谷筋等の藪地で一年中普通に見られ、母衣打ちの音も良く聞かれますが、広い場所に出る事は少ないので、中々じっくり観察できません・・・
ヤマドリ♀.
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シラカンバ(白樺)
2010/02/23(Tue)
  きょうも良く晴れて、とても温かくなりました(0.6~13.3℃)。
  何処までも広がる青空を、一直線に走る飛行機雲を見ていると、昨日のハンノキの様な雄花が沢山下がっていました。視線を下げると、白樺=シラカンバ(カバノキ科)でした。昔あった民家の跡ですから、多分植えられたものなのでしょうけれど、今ではすっかり森の外れの点景になって、「北国の春」の風情を醸していました。亜寒帯~温帯に広く分布し、日本では北海道~中部(福井、岐阜、静岡)の亜高山帯下部~落葉広葉樹林帯の山野に生育する、高さ20-30mの落葉高木です。幹は帯黄白色で、光沢がある外皮は薄くて紙状に剥がれ、横に引き延ばされた皮目が点々とあります。長さ4-10cmの葉は対生し、卵状菱形~三角状広卵形で、秋に黄葉します。雌雄同株で、春、5cm程の雄花を長枝の先から尾状に垂れ下げ、雌花は短枝に4cm程の花穂を付けます。明るい所を好んで成長が早いので、伐採地等に真先に生える先駆植物ですが、やがてブナ等にとって代わられます。名は、樹皮が白い事に由来し、カンバは、アイヌ語カリンパ(カバ類、サクラ類の樹皮)が転訛したと言われています。別名、シラカバ。青葉山では自生はありませんが、植栽されたと思われる木は、林縁の所々に見られます・・・
  嘗ての庭では、梅の花が咲き出していました・・・
白樺と飛行機雲 白梅 
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ハンノキ(榛の木)の芽
2010/02/22(Mon)
 きょうは良く晴れて、暖かくなりました(-1.7~7.2℃)。
 森の縁を歩いていると、見慣れない小木がありました。胸程の高さで、芽は固いコーヒー豆の様で、顔を近付けると、馥郁としたモカの香りでも漂う様でした。辺りを見回すと、ヤナギがあったりズミのくすんだ実が見えたりして、ハッとして空を見上げれば、ハンノキの雄花が気持ち良さそうに風に揺られていました。その芽を良く見れば、なーんだ、こちらも珈琲豆で、漸く同じものだと分りました。日本全国の他アジア極東の、山野の湿生地に生育する落葉高木です。青葉山でも、湿った所ならあちこちに小林を作っています・・・
ハンノキの芽 ハンノキ 
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コマユミ(小真弓・小檀) の冬芽と仮種皮
2010/02/21(Sun)
  今朝も雪がうっすらありましたが、昼間は良く晴れて暖かくなりました(-1.6~6.4℃)。
  林縁に、コマユミ(ニシキギ科)が生えていました。暖かな日差しを浴びて、緑の枝先が益々青々と見えて、春が間近なことを思わせました。良く見ると枝の先には、種子が飛び出た後の仮種皮が、まるで竿に止まった蜻蛉の様に揺れていました。先の尖った長卵形の芽には、紫褐色の縁取りの芽鱗が6-10個あり、葉痕は半円~三日月形で、維管束痕は1個でした。全国の山地~海岸に広く生育する落葉低木で、青葉山でも普通に見られます・・・
  森の小湿地に残る雪も、綿布団の様に暖かそうに見えました・・・
コマユミの仮種皮と芽 小湿地を覆う雪 
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地上のエノキタケ(榎茸)
2010/02/20(Sat)
 きょうは、雪が降ったり止んだり吹雪になったり、晴れたり雨になったり曇ったりと、目まぐるしい一日でした(-1.2~4.6℃)。
 古い切株の傍の地上に、エノキタケ(キシメジ科)が生えていました。2-3本ずつ散生していましたが、土を掘り返しても朽木も切株もなく、2-30cm離れた切株から菌糸を伸ばしているものと思われました。木から出るものとばかり思っていましたが、一見落葉の上からも発生する事を始めて?知りました。数は少なかったのでそのままにしておきましたよ。晩秋~初春の主に冬季に、全国の種々の広葉樹の枯木、切株(又はその周辺地上)に多数束生し、雪の下からも顔を出す、冬のキノコの代表です。黄褐~茶褐色の傘は、球形から平開して反り返り、表面は粘性が強く、全体に鉄錆の様な匂いがあります。古くから食用にされ、エノキダケ、ナメタケ、ナメススキ、ユキノシタ等とも呼ばれます。日を当てずひょろひょろで白くしたものの他、日を当てたブラウンエノキ、水煮して味付けをした「なめ茸」等が市販されています。免疫賦活作用、抗腫瘍作用を示す成分(プロフラミン、フラムリン他)が含まれ、癌細胞やウイルスに対する抵抗力を高めるともされていますが、生のものに含まれる蛋白質フラムトキシンには、強心作用、溶血作用があるとも言われ、必ず加熱する必要がある様です。青葉山ではこの時季、朽木上等に普通に見られます・・・
エノキタケ 牡丹雪
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ノウサギ(野兎) の食痕
2010/02/19(Fri)
  今朝は一時雪になってうっすら積り、日中も曇りで時々雪や霙が降りました(-0.8~5.9℃)。 
  藪の傍の斜面に、ノウサギ(ノウサギ科)の食痕がありました。ほんの5m四方の窪地に、高さ10cm内外の小さな木々の芽や茎が尽く齧られていて、鋭い切先が林立していました。樹種は、フジ、ミツバアケビ、ツルウメモドキ等の蔓やモミジイチゴ等の茨が多く、ノウサギがここを採食場とすると同時に、部分的ではありますが、藪の拡大を防ぎ草地を作る役割を果たしている事が分りました。又、その中にはヤマツツジ等の、長年齧り続けている木々もあって、まるで盆栽の様になっていました。傍らには糞が、たんまり落ちていましたよ・・・
ノウサギの食痕(ヤマツツジ). ノウサギの糞
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ホオジロガモ(頬白鴨)
2010/02/18(Thu)
  きょうは午前中雪が降り数㎝積りましたが、午後は晴れて瞬く中に融けてしまいました(-1.8~4.2℃)。
  川の渕に、ホオジロガモ(カモ科)がいました。雌雄の番いの様に見えましたが、忙しなく潜水して魚を捕っていた雄は、こちらに気付くと直に下流に飛んで行ってしまいました。残った雌は水面に漂いながら、のんびり羽を繕っていました。広くユーラシアや北米の北部の森で繁殖し、地中海やペルシア湾、中国南部、朝鮮、北米中部等の内湾、河口、湖沼等で越冬します。日本へは亜種ホオジロガモが冬鳥として渡来します。全長は46cm程で、雄は頭が緑色光沢のある黒で、顔の頬に丸い白斑があり、これが名の由来になっています。背は黒く、胸、腹、尾羽は白。雌は頭と背は褐色で、体の下面は灰褐色。越冬時には群れを作り、潜水して甲殻類や魚類、貝類等を捕食し、水草も食べます。青葉山周辺では冬季、広瀬川の大きな渕で時々見られます・・・
  堰の下で、カワガラスが休んでいました・・・ 
ホオジロガモ♀ カワガラス 
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アカシデ(赤四手、赤垂)の芽
2010/02/17(Wed)
  きょうは、大体曇りでした(-2.6~3.3℃)。
  山道沿いに、アカシデ(カバノキ科)が生えていました。枝先を覗くと、芽はイヌシデに似ていますが赤っぽくて、艶々としています。芽鱗の数は少し多くて、赤みがかった枝も細くて繊細な感じがしました。北海道南部~九州の他、朝鮮等の山地~低地に生育する、高さ15m程の落葉高木です。幹は成長が均等に行われないので凸凹になります。長さ3-7cmの葉は、先端が尾状に伸びて尖るのが特徴です。花は雌雄同株異花で、4-5月頃、若葉が生えると同時に咲きます。秋に翼果を稔らせ、種子は風で散布されます。名は、若芽が赤く、秋に美しく紅葉する事に由来します。別名はコシデ、シデノキ、ソロノキ、ソロ等。青葉山では、イヌシデと共に林内に普通に見られます・・・
アカシデの冬芽
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カツラ(桂)の芽
2010/02/16(Tue)
 きょうは、晴れたり曇ったりでした。
 沢辺に、カツラ(カツラ科)が生えていました。真直ぐに伸びた径50cm程の木でしたが、樹下の落葉には、既に甘い香りはありません。根元から何本も上に伸びている枝には短枝が目立ち、どの芽も、異様とも思える獣の角か爪の様でした。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の主に渓流沿い等に生育する、高さ30m程になる落葉高木です。枝は長枝と短枝があり、葉は対生します。葉はハート型に似た円形で、秋に黄紅葉し、落葉は甘い香りがします。3-5月、葉の展開に先立って花を咲付けます。奥山の谷等には良く巨木が見られますが、生育地の渓流等が土砂に埋没しても地際から盛んに発根し・萌芽し、浸食されても太い根が幹を支えながら生き長らえ、大木になって行く様です。青葉山では沢沿い等に見られ、大木もあります・・・
カツラの芽 木の間から見える市街 
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イヌシデ(犬四手、犬垂)の冬芽
2010/02/15(Mon)
  きょうは一日曇って、時折細かい雪が舞いました(-0.7~4.6℃)。
  山道の脇に、イヌシデ(カバノキ科)が生えていました。冬芽を見てみると、アカシデに似ていますが芽鱗が少なくて色が少し薄く、一年枝には普通毛があるのが相違点です。芽が、どちらかと言えば枝に伏せる様に付くのも特徴で、乾くと、芽鱗が外に開く事も多い様です。本州(岩手県以南)~九州の山野に生育する、高さ15-20mの落葉高木です。樹皮は灰白色で滑らかであり、縦に網目模様ができます。葉は長さ4-8cmで、12-15対の側脈があり、若枝や葉には毛が多く、次第に脱落して行きますが、裏面の脈腋や脈上の毛は秋まで残ります。花は雌雄同株異花で、4-5月に葉の展開と同時に咲き、雄花は紐状に垂れ下がり、雌花は上向きに付きます。秋には、6cm程の果穂を垂らし、黄葉します。名は、他のシデ類と比べて材質が異なり、花穂の垂れ下がる様子が注連縄等に使われるシデ(紙垂)に似ている事に由来します。別名はシロシデ、ソロ、ソネ等。青葉山では、道沿い等に普通に見られます・・・
イヌシデの冬芽  
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二月観察会
2010/02/14(Sun)
  きょうは第二日曜、観察会の日。と言っても、二・八月は「青葉山の緑を守る会」としては(公式には)お休みなので、有志数名で山を漫ろ歩きました。天気も良くて雪もあったので、定例会では中々行けなかった「化石の森」へ向かいます。行く道々、マンサクの花が綻んでいます。雪上には、少なめながらノウサギ、カモシカ、テン等の足跡が見られます。中には、ノウサギとテンの足跡が重なる様に続いていたり、複雑に交差していたりして、ほんの少し野生のドラマを垣間見る事が出来ました。化石の森は、大分融けはしましたが未だ氷雪の世界で、滝の音だけが谷間に響いていました。暫くダイヤ(竜ノ口ダイヤモンド=高温型石英)を探して沢底を浚ったり(半透明なものは幾つか見付けました!)、アカガイやハマグリの仲間の貝化石を観察したりした後、雪の田圃に残るタヌキやイタチの足跡を辿ったり、漆掻き痕の残るヤマウルシや様々な冬芽を観察しました。展望所からは広瀬川の水鳥が良く見られ、1時間程でアオサギ、ダイサギ、コサギ、オシドリ、マガモ、コガモ、カルガモ、カワアイサ、カイツブリ、カワセミ、ハヤブサ等23種類を確認できました。帰り道は上り坂で少しきつかったかも知れませんが、何時もとは違った、出会いの多い新鮮な「会」だったのではないでしょうか ?
 来月(3/14(日))は、マンサクの他、セリバオウレン等の花を探して、野鳥達が囀る森を散策しましょう。トウホクサンショウウオにも出会えるかもしれませんよ・・・
マンサク 化石滝 化石層 タヌキの足跡が続く田圃 
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モミ(樅)の稚樹林
2010/02/13(Sat)
   きょうは曇り時々晴れて、午後には雪が舞いました(-1.9~1.8℃)。
  小楢の林床に、モミ(マツ科)の稚樹林が広がっていました。大きくても1mにも満たない小さな木々が、周囲100m程の地表を覆っていて、暫し佇んでいると、大樹海の真只中にいる様な錯覚を覚えました。何故こんなに密生しているのかを考えましたが、付近には疎らに数本の大木は生えていますが、単にこれらが「当て木」となって「神々の森」を創ったとは思えません。この場所は赤松林とも隣接していて、そこが松枯れやその対策工事等で大きな間隙(ギャップ)となっている事にも関係がある様ですし、リスや野鳥等の植林活動にも関わりがあるのかも知れません。良くは分りませんが、このまま時が過ぎ行けば、様々な淘汰を繰り返しながら立派な原生林に育って行くのでしょうね・・・
  尾根道には、カモシカやテンの足跡が続いていました・・・
樅の稚樹林 カモシカの足跡が続く尾根道 
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ムクドリ(椋鳥)
2010/02/12(Fri)
  今朝は雪が5cm程積り、日中は曇り時々晴れて、時折雪が舞いました(-2.4~2.3℃)。
  森の外れで、ムクドリ(ムクドリ科)が食べ物を探していました。珍しく雌雄二羽で、雪中の、地面が表れている部分を渡りながら、チョコチョコ歩きで草の種や虫等を食べていました。黒服にオレンジ色の嘴と足、白い顔が目立って、ジッと見ていると、何時も見慣れた体が、きょうはペンギン、中でもジェンツーペンギンの様に見えて来ました。東アジアに広く分布し、日本では全国の主に平地・盆地の人里付近に棲みます。繁殖期が終わると群れで生活し、街路樹や竹藪等に数百~時に数万羽もの集団塒を形成して嫌がられる事もありますが、害虫を大量に食べてくれる益鳥でもあります。青葉山周辺でも普通に見られ(林内にはいない)、八幡町には大きな塒があります・・・
ムクドリ♂ 雪の朝
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セスジアカムカデ(背筋赤百足・蜈蜙・蜈蚣・蝍蛆)
2010/02/11(Thu)
  きょうは曇って、日中は晴れ間もありましたが、晩方から雪が降り出しました(-0.9~5.0℃)。
  木製遊具の残骸を起していると、朽木の下からセスジアカムカデ(メナシムカデ科)が這い出しました。一瞬動きが止まりましたが、寒さに係わりないものなのか、赤く輝く身を素早く翻すと、地中に消えてしまいました。東アジアに広く分布し、日本では北海道(南部)~沖縄の山野の、主に倒木・朽木の樹皮裏や落葉の下等に生息し、人家付近でも良く見られる、体長5-6cmの大形のメナシムカデです。 肉食性で、昆虫等を捕らえて食べていす。頭部は赤く、胴体は暗い赤橙色で、触角は橙色、歩脚は黄褐色をしていて、脚と体節は23対で、眼は退化していて痕跡もありません。4月末~6月に産卵し、母親は落葉下で卵塊を保護する習性を持っています。又体を掃除する化粧習性もあります。有毒成分セロトニンやヒスタミンを有しますが、毒液は少なくて咬まれても痛みはそれ程強くない様です。只、人によっては腫れる場合もある様ですから注意しましょう。名は、全体に赤く、体節には縦に細い溝がある事に由来します。青葉山では、落葉下等に普通に見られます・・・
  川では、数羽のカワアイサが魚を捕っていました・・・
セスジアカムカデ カワアイサ♀ 
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サンショウ(山椒)の葉痕
2010/02/10(Wed)
 きょうは曇って、時折湿った雪が降りました(1.0~4.9℃)。
 森の斜面に、サンショウ(ミカン科)の木が生えていました。藪の道を通り抜けようとすると、鋭い刺が手首や服に引っ掛かって、危うく怪我をするところでした。そのついでに、枝を手繰って芽や葉痕、樹皮等を眺めてみると、枝中に、両手を広げてあっけらぽんと笑っている小人達が沢山居りました。カラスザンショウにしろ、イヌザンショウにしろ、サンショウの仲間達の葉痕は、皆楽しくてホッとさせられます。本州~九州の他、朝鮮等に分布する落葉低木で、伐採跡等に逸早く生育する開拓植物でもあります。似ているイヌザンショウは、刺が互生なので区別できますし(こちらは対生)、芳香もありません。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
  土手の隅に、菜の花が一株だけ咲いていました・・・
サンショウ 菜の花 
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ベニシダ(紅羊歯)
2010/02/09(Tue)
 きょうは晴れたり曇ったりで、とても暖かくなりました(1.8~12.7℃)。
 あっと言う間に雪が消えた杉林に、ベニシダ(オシダ科)が生えていました。真冬でも葉は艶々として、そこだけ南国のジャングルを思わせます。葉を裏返すと、朱色の玉が形良く並べられて、まるで紅花の花餅の様でした。本州(岩手・山形以南)~九州の山地の林下に生育する常緑性の羊歯です。長さ30-90㎝の葉は、斜上するやや太い根茎から束生し、卵形の葉身は2回羽状に分裂し、革質で表面に艶があります。名の通り、若葉は赤紫がかり、円腎形の包膜(胞子嚢群を覆う膜)も紅くなります。葉軸には細い黒色の鱗片が密生します。似ているトウゴクシダは、葉がベニシダより深く切れ込み、大形で艶も少ない様です。青葉山では、道端等でも見られます・・・
ベニシダ あっと言う間の斑雪 
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イタチ(鼬、鼬鼠)の足跡
2010/02/08(Mon)
  きょうはほぼ晴れて、暖かな一日でした(-2.1~9.3℃)。
  河原の雪面に、イタチ(イタチ科)の足跡がありました。二つずつ揃った足跡が30cm程の間隔で伸び、それに寄り添う様にもう一つの足跡が平行に、時に縺れる様に続いていました。途中、モクズガニらしい残骸の小片があったりして、もしかすると、恋人達が愛の交歓をしていたのかなぁと思いました。本州~九州等の山地~平地の水辺近くに生息し(北海道等にも移入し定着)、主にカエル、カニ、小魚等の水生小動物やネズミ類、昆虫類等を捕食します。日本固有種で、頭胴長は雄27-37cm、雌16-25cmで、尾長は雄12-16cm、雌7-9cm(ユーラシアに広く分布し、亜種との説もあるチョウセンイタチは少し大型で、尾長率は50%を越えます)。青葉山では、沢沿いや広瀬川沿いで良く目撃され、繁殖もしていて、雪面の他、砂や泥上にも足跡が容易に観察できます。細長い糞は、川原の岩石上等に見られ、岩陰等には溜糞が形成される事もあります。一次捕食者であり、当林での生息や繁殖は貴重です・・・
イタチの足跡(左右別個体) 
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氷の芸術
2010/02/07(Sun)
  きょうは朝から晴れましたが、風が強くて時折雪も飛んで、日射しの割に寒い一日でした(-6.0~4.6℃)。
 「寒さは今朝まで」との話もありましたので、三居沢付近の氷の芸術(滝)を見て回りました。不動滝は、次から次に大勢の見物客が訪れていましたが、氷柱が漸く上から下まで繋がった状態で、例年より未だ細く、やはり今冬はこの位が限界かと思われました。しかし、森閑とした境内に、氷柱を伝う水音が響いて、とても荘厳な雰囲気でした。釜淵滝(仮称)は、滑らかな表面がガラス状に薄く凍って、その内側の迷路を水が踊る様に落ちていました。三階滝(仮称)は、細いながらも透明過ぎる氷柱が、長く長く続いていました。例年は全面結氷して見事な姿を見せる簾滝(仮名)も、半分程しか凍っていませんでしたが、それはそれで美しく、滝の氷柱の裏に入り込むと、俗界と隔絶した氷の神殿に、間違って足を踏み入れてしまった様な気がして、身が強張りました・・・
今朝の不動滝 こちらは簾滝(仮名) 簾滝を裏から見ると
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地吹雪
2010/02/06(Sat)
  きょうは一日中雪が降り続いて、久々の真冬日になりました(-6.0~-1.2℃)。
 本当に久し振りの「冬」なので、いつもは1-2時間位なのですが、早朝から半日かけて雪の中を歩き回りました。漸く雪がしっかり積もって、しかも吹雪なので、何処を歩いていても、軽快なメロディーが聞えて来る様でした。「大雪」とは言っても10cm程しか積っていませんが、寒いので、少し風が吹いただけでも、雪が舞い上がって地吹雪になります。取分け、尾根道や展望台は、風か吹く度に周囲が真白になって、所謂「ホワイトアウト」状態になりました。期待したテンとの遭遇はできませんでしたが、ノウサギが眼前の藪から跳び出したり、カモシカが谷底を駆け下りて行ったり、雪の少ないモミの林床でシロハラとアカハラが仲良く採食していたり、と楽しい出会いが沢山ありましたよ・・・
地吹雪の展望台 森の小道は穏やかでした 
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カケス(橿鳥、懸巣、鵥)
2010/02/05(Fri)
  今朝も数㎝積もっていましたが、昼間は晴れて、夜に又降り出しました(-4.8~3.3℃)。
  林内の雪面で、カケス(カラス科)が食べ物を探していました。団栗でも蓄えていたのかも知れません。雪の下の土をほっくり返しては首を傾げていましたが、こちらに気付くとジャーッと鳴いて、飛んで行ってしまいました。只、中々見られないコーンロウヘアーの頭や、珊瑚礁の漣の様な雨覆を目に焼き付ける事が出来ましたよ(ありがとう)。アフリカ北部やユーラシア中部~南部に分布し、日本では本州~九州の山地~平地の林内に生息する全長33cm程の留鳥又は漂鳥です。亜種カケスの他、国内にはミヤマカケス(北海道)、ヤクシマカケス(屋久島)の3亜種が生息します。成鳥は額~頭頂が白黒の斑模様で、喉と腹は白、目の周囲や尾羽は黒、後頭部、背、胸は葡萄褐色で、羽の基部は黒、白、青が段だら模様が一際奇麗です。主に団栗等の木の実を好みますが、雑食性が強い様です。青葉山では、嘗て繁殖記録もありましたが、今ではジャージャーと言う声が秋の到来を感じさせてくれています。物真似が上手で、オオタカ等の他の鳥や、犬・猫の声等も良く真似ます。晩秋には団栗を運んでは、木の根元や隙間に隠す光景が観察されます。後で食べる事を忘れたり、種子入り糞の形でも、森を広げる役目を果しています・・・
カケス 雪の物見岩 
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タニウツギ(谷空木)の冬芽
2010/02/04(Thu)
  今朝は、急に寒くなって川も凍りましたが、日中は晴れたり曇ったりでした( -6.1~1.9℃)
  道端で木々の冬芽を見ていると、イガイガと怖い雰囲気の芽がありました。初め、何だろうかと思いましたが、離れた所に裂開した果実を見つけて、タニウツギだと分りました。あの5-6月に咲く、華やかなピンクの花の趣とは全く違う、エヴァンゲリオンにでも出て来そうな厳しい形相のキャラクターでした。一方の果は、十分に木の花の風情を残していて、生け花にも使えそうでしたよ。青葉山では、谷合い等に普通に見られます・・・
タニウツギの芽 タニウツギの果 
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サワシバ(沢柴)の冬芽
2010/02/03(Wed)
  きょうは曇って、午前中は小雪が舞いました(-4.8~0.1℃)。
 沢沿いに、サワシバ(カバノキ科)が生えていました。冬芽を覗くと、長く尖って艶々のキャラメル色で、粉砂糖まで塗されて、舐めたら甘くて美味しそうに見えました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の、山地の沢筋等水分の多い所に良く生育する、高さ10-15m程の落葉小高木です。樹皮は淡緑褐色で菱形の裂目ができます。辺材は暗白色、心材は帯黄褐色で粘りがあり、磨くと光沢が出るので床柱になります。他に器具材、漆器、 挽物等に利用され、椎茸のほだ木、木炭等にもされます。別名は、サワブサ、サワフタギ、サワフサギ、サワマキ等。青葉山では、沢筋等に比較的普通に見られます・・・
サワシバの芽 藪の雪 
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青葉山の枯松伐採と希少種保護
2010/02/02(Tue)
  先日、仙台市公園課で今期の枯松伐採についての説明を受けた。今年も青葉山市有林内のみで数百本の病松が伐採処理の予定で、林床等への影響が心配された。その場で、枯松の処理方法について公園課や業者の方々と話し合ったが、林外搬出や現場でのチップ化等を、(「モデル地区」等を設定し)予算を立てて長い期間をかけてでも行う必要があるのでは、との意見で一致した。一日でも早い具体化、実現化を期待したい。その後、土日をかけて、郷六~三居沢地域を点検したが、把握している希少種生育地の少なくも数ヶ所で、その破壊が危惧された。そこできょう、昼休みを利用して、枯松伐採予定地の内の数地点を、業者の方々と点検して回った。希少種の生育箇所を確認し、枯松を倒す方向、処理木を積み上げる場所等を検討した。勿論、私達が確認できている種や場所はその極一部であり、今年も又、希少植物を初めとした数多くの生物が消滅する事に変わりはなく、「松の為」以外の為にはならない枯松の大量伐採の波が、少しでも早く収束する事を願うばかりだ。
伐採予定木 松の若木は皆だんご木の様 お昼の展望台 <←かーそる(矢印)を当てると説明が出ます>
 今朝は久し振りの積雪で(と言っても5cm程)、雪面にはテン、カモシカ、ノウサギ等の足跡が縦横に走っていました・・・
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ナズナ(薺)の花
2010/02/01(Mon)
 きょうは曇り時々晴れて、夜には雪になりました。
 森の外れの畑の周りに、ナズナ(アブラナ科)の花が咲き群れていました。昨年末から咲き出していましたから、花は勿論、大きい丈のものには既に、ハート形の果実も沢山付いていました。図鑑等では「早春から開花」等とされていますが、急速な温暖化に因って、当種の様に現実と合わない記載が急増している様です。日本全国の他、北半球温帯の山野の道端、荒地、田畑等に生育する、高さ20-40cmの1年草(又は越年草)です。麦伝来と共に日本に渡来した史前帰化植物と考えられ、春の七草の一つです。花期は2-6月とされ、花弁4枚の白い小花を多数集めた花穂を、茎先に付けます。軍配型の果実は、次第に膨らんで二室に割れて種子を散布します。種子は秋に芽生え、ロゼットで冬を越します。別名は、ぺんぺん草や三味線草等。青葉山周辺では、畑地や路傍に普通に見られます・・・
  林縁の草叢で、ミヤマホオジロの群れが草の種子を食べていました・・・
ナズナ ミヤマホオジロ♂
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ゆきかえる