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フクジュソウ(福寿草)
2010/03/31(Wed)
  きょうは、晴れ後曇りました(-0.7~9.9℃)。
  森の外れの斜面に、フクジュソウ(キンポウゲ科)が咲いていました。凹面鏡の様な花面に春の光を集めて、昨日のエゾタンポポにも増して艶々と、金色に輝いていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国北部、東シベリア、ウスリー等の山野に生育する多年草です。早春、茎先に3-4cmの黄色い花を咲かせます。葉は細かく分かれ、真直ぐで太い根を多数出します。春を告げる花の代表で、元日草や朔日草等の別名があります。名は、目出度い「福寿(幸福と長寿)」の草の意。古くから人々に親しまれ、品種も数多く作られている古典園芸植物です。根は、強心・利尿作用がある民間薬として利用される事がありますが、毒成分アドニンを含む有毒植物で、誤食による死亡例も報告されています。尚、学名のAdonisは、アフロデーテに愛された美少年の名で、他の女神達の嫉妬を受けて殺されますが(猪の牙にかかって殺された)、アフロデーテは、悲しみの余りアドニスの血を真赤な花に変えたのだそうです(欧州産のフクジュソウは赤花)。又、種小名のamurensis は、自生地である「アムール川流域の」の意。全国的に開発等で激減し、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。青葉山では、民家周辺等に見られますが、自生か如何かは分りません・・・
  沢の近くでは、エンレイソウの若葉が沢山出ていました・・・
フクジュソウ エンレイソウの若葉 
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エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)咲きだす
2010/03/30(Tue)
 きょうは、良く晴れました(-0.9~7.6℃)。
 森の小道の土手に、エゾタンポポ(キク科)が咲き出していました。風は冷たいものの、暖かな春の日射しを浴びて、黄金色に、眩しい程に輝いていました。主に北海道、東北に分布し、山地~低地の林縁や草地等に自生する、茎高20-30cmの多年草です。3-5月、茎頂に黄色い舌状化を多数集めた、径4㎝程の頭花を付けます。市街地周辺ではセイヨウタンポポばかり目に付きますが、青葉山では、林内に見られるタンポポの殆どは当種です。尚、最近の研究ではニホンタンポポ(在来種)は1種類とする考え方や、2倍体のものを(エゾタンポポは3-5倍体)別種のシナノタンポポとする説もある様ですね・・・
 その近くでは、ニッコウキスゲが若葉を出し始めていました。ヤブカンゾウ等と同様に「カンゾウ」として食べられますが、当地では希少種ですから、採取は止めましょう・・・
エゾタンポポ ニッコウキスゲの若葉 
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トウホクサンショウウオ(東北山椒魚)の卵
2010/03/29(Mon)
  今朝は、夜に降った雪がうっすら積っていましたが、直に融けてしまいました。只、晴れてはいたものの、風が強く時折雪が舞って、寒く感じました(-0.6~6.9℃)。
  森の泉に、トウホクサンショウウオ(サンショウウオ科)の卵嚢がありました。このところ雪が良く振りますし、寒い日もまだまだありますが何のその、変温動物の筈の両生・爬虫類も、随分前から動き始めていて、山椒魚達は、水辺のあちこちに入り込んで、産卵活動を繰り返しています。卵嚢は冷たい水の中に出た根や石、落枝等にしっかり付いていて、流れ出したりしない様になっています。一対の長い嚢は透明で、縦・横条の皺があるのが特徴で、中には20-100個の卵が入っています。受精卵は、3週間程で泳ぎ出し、プランクトンや水生昆虫を食べながら、普通は年内に変態して陸に上がり、その後は周りの林内に棲み、4-5年かかって成体になります。青葉山では、どの沢や湧水池でも見られますが、開発等で減少していて、県レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています・・・
トウホクサンショウウオの卵嚢 今朝の雪
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ヒイラギナンテン(柊南天)
2010/03/28(Sun)
  何時の間にか林内深くに育っていたヒイラギナンテン(メギ科)に、花が咲き始めていました。放射状に伸ばした花枝から、鮮黄色の花や蕾を下向きに多数垂らして、そこだけ南国の雰囲気を漂わせていました。近付いて花を見てみると、シンビジウムか何か、洋蘭の様な華やかさがありました。中国南部~ヒマラヤ原産の常緑低木で、日本には古い時代に中国から導入され、庭や公園等に良く栽培され、乾燥に強い事から緑地帯等の緑化樹としても利用されています。葉は奇数羽状複葉で互生し、硬い小葉は、名の通りヒイラギの葉に似て鋸葉は刺になります。常緑で落葉はしませんが、冬に赤銅色になる部分があります。春先に総状花序に黄色い花を付け、秋に液果を青く熟します。花弁に見えるのは顎片(大小9枚)で、中心に筒状に集まっているのが花弁(内外に6枚)で、雄蘂が6本あります。別名はトウナンテン(唐南天)。ナンテンの名は、茎の黄色い断面や、枝、果実の付き方が南天に似ている事に因りますが、実は藍黒色で赤くはなりません。青葉山では、周辺植栽木からの野鳥による播種行動が見られ、温暖化もあって年々林内に生育地を広げていて、問題視されています・・・
ヒイラギナンテン 森の池
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マルバダケブキ(丸葉岳蕗)の若葉
2010/03/27(Sat)
  きょうは晴れ時々曇りで、風の強い一日でした(1.6~7.3℃)。
  何が目的なのか? 三居沢の刈り払われた笹藪の下から、マルバダケブキ(キク科)の若葉が顔を出していました。薄暗い林内にも数多く自生しているのですが、こんな笹藪の下でも、ひっそりと命を育んでいたのですね。この藪が今後如何なるのかは分かりませんが、初めて浴びる陽光に戸惑っている様でもありました。それにしても、早春の枯れた林野に現れる、瑞々しい若葉の輝きには、思わず魅了されてしまいますね。本州、四国の他東アジアの山地のやや湿った林縁、林内等に生育する、高さ40-120cmの多年草です。根出葉は長い葉柄があり、葉身は径30-40cmの腎円形で、縁は鋸歯状になります。茎に付く葉の葉柄の基部は広く膨れて茎を抱きます。5-8月、茎の部に5-6個の黄色い頭花を散房状に付けます。名は、丸い葉で高い山に生える蕗の様な草の意。青葉山では、林内のあちこちに群生が見られます・・・
 森の小道では、カタクリが、愈々咲き始めていました・・・
マルバダケブキの若葉 カタクリ 
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キブシ(木五倍子)
2010/03/26(Fri)
 きょうは良く晴れて、残っていた雪も一気に融けて行きました(1.3~8.7℃)。
 森のあちこちに、キブシ(キブシ科)が咲いていました。花房の蕾が上から順に開いて、今にも春の鈴音が聞えて来る様でした。北海道~九州の山地の、明るい所に(道端や川沿い等の攪乱を受けやすい環境に多く)生育する、高さ3-4mの落葉低木です。3-5月に、枝の各節から淡黄色の花穂を垂れ、未だ花の少ない時季に良く目立ちます。雌雄異株で一見同じ様に見えますが、雌花は子房が大きくて花弁は緑っぽく、雄花は雄蕊が目立って花弁は淡黄色です。青葉山では、林縁等で普通に見られます・・・
キブシ ハコベの沢辺(水は大工事の所為で濁ったまま).
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キジ(雉子、雉)は何処へ
2010/03/25(Thu)
 夜来の雨や霙が、朝には雪に変わって数㎝積もりましたが、又雨になったり晴れたりしました(0.5~4.7℃)。
  工事が終わったらしい、河原の小さな藪陰に、キジ(キジ科)の雄がいました。降り頻る雪の下で、何かに耐える様にじっとしていましたが、何処からかカサコソする音が聞えた途端、ケーッと一声鳴いて、体を震わせました。小藪から離れると、木も草も何も無くなってしまった雪の河原を、ゆっくり上に上にと歩いて行きました。すると突然、猫の額程に残された藪から、雌のキジが3羽、バサバサと雄を追いかける様に飛んで行きました。これから彼等は何処で暮らすのでしょう。巣造りも子育ても、一体何所でしろと言うのでしょう。その表情も、後姿もとても悲しそうに見えました。本州~九州の、山地~平地の明るい林や河原、藪地等に生息する留鳥です。日本の国鳥ですが狩猟鳥でもあります。主に地上で採食していますが、夜は樹上や藪の中で塒を取ります。青葉山では、広瀬川沿いや林縁、藪地等で普通に見られていましたが、この処の諸工事で住処が無くなり、減少しています・・・
キジ♂. 春の雪 
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キクザキイチゲ(菊咲一華)とアズマイチゲ(東一華)
2010/03/24(Wed)
  きょうは、一日曇りました。
  昨日カタクリの花芽を沢山見て、今朝慌てて「一華」の自生地に出かけてみると、キクザキイチゲ(キンポウゲ科)とアズマイチゲ(キンポウゲ科)が既に沢山咲き出していました。と言っても、日が射していない事もあって、花弁は皆窄んだままでしたが、白や青、薄紫や薄紅の花々が、沢に沿ってしっとりと佇んでいました。キクザキイチゲは、北海道~近畿の山地~低地の、明るい林内等に生育する多年草です。葉が深く切れ込んでいるのが特徴で、キクザキイチリンソウとも呼ばれます。アズマイチゲは、北海道~九州等の、山地の明るい林内に生育する多年草で、葉は浅く三つに切れ込み、丸味があって垂れた様に見えるのが特徴です。花弁に見える萼片の裏側は薄く紅色を帯び、裏紅一華とも呼ばれます。青葉山ではどちらも、沢沿い等の所々で見られます・・・
キクザキイチゲ アズマイチゲ 
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カタクリ(片栗)の蕾
2010/03/23(Tue)
  きょうは、曇り時々晴れました(4.5~12.1℃)。 
  道沿いのカタクリ(ユリ科)に、蕾が付いていました。あっちにもこっちにも、双葉の間から長い柄を伸ばし、斜めに差し掛けられたパラソルの様に、今直ぐにも、薄紫のベールを開こうとしていました。花弁の青ずむ根元が割れかかっていて、今か今かと思うだけで、胸がドキドキしてしまいます。心の準備が何一つ出来ていない内に、何時の間にか、春本番が近付いていたのですね。北海道~九州等の、明るい落葉広葉樹林の林床に群生し、3-4月のみ地上部を展開し、5月上旬頃には葉も茎も枯れてしまう早春植物(スプリング・エフェメラル)の代表です。3月末~4月初めに、薄紫~桃色の可憐な花を下向きに咲かせ、直に消えてしまいます。種子にはアリが好むエライオソームと言う物質が付いていて、巣穴に運ばれて生育地を広げます。発芽1年目は細い糸状の葉を、2年目からは卵状楕円形の一枚の葉のみで過ごし、7-8年後、二枚目の葉が出てから、やっと花を付ける様になります。青葉山では到る所に見られ、大群生地もあちこちにありますが、開発や盗掘の他、枯松伐採時の林床破壊等で大分減少して来ています・・・
カタクリ  
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ウグイスカグラ(鶯神楽)
2010/03/22(Mon)
きょうは風が少しずつ治まって、良い天気になりました(0.2~9.8℃)。
 林縁に、ウグイスカグラ(スイカズラ科)が咲き出していました。青空を背景に、桃色の星花が飴細工の様に下がっていました。北海道~九州の、主に太平洋側の山野に生育する、高さ数mの落葉低木です。枝が多く、葉は単葉で対生し、葉身は長さ3-8㎝の倒卵~広楕円形です。全体に無毛なのが特徴で、早春~春に、やや曲った漏斗状で先端が5裂する淡紅色の花を咲かせ、初夏にグミに似た液果が赤熟します。別名はウグイスノキ、コジキグミ、アズキグミ等。青葉山には普通、そっくりで腺毛が多く日本海側型の、ミヤマウグイスカグラが多いのですが、当種も所々に見られます...
ウグイスカグラ 
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アリジゴク(蟻地獄)
2010/03/21(Sun)
きょうは晴れましたが、風が強くて、晩方には一時雪も舞いました。
展望台の櫓下の砂地に、アリジゴクがいました。ウスバカゲロウ(薄翅蜉蝣/ウスバカゲロウ科)の幼虫で、冬の間は休眠していたので、長らく見かけなかったのです。擂鉢状の巣は未だ二個だけでしたが、美しい円錐の曲面を見ていると、今にも吸込まれそうな気分になります。その一つの底を探ると、三齢でしょうか? 鎌状の大きな顎を持った怪獣です。擂鉢の近くに置くと、暫くじっとしたままでしたが、徐に頭を起すと、後退りしながら住処に戻って行きました。近くには、動いている者は何も見つかりませんでしたが、気長に待って獲物を捕え、繭になり羽化する力を少しずつ蓄えているのでしょう。別名は、アトジサリ、スリバチムシ等。青葉山では大岩の下等にも見られますが、何と言っても管理棟の下が、一大生息地になってしまいました・・・
蟻地獄
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ツノハシバミ(角榛) の花
2010/03/20(Sat)
 きょうは、晴れ後曇りました。
  尾根道に、ツノハシバミ(カバノキ科) が咲 いていました。春のお彼岸らしく、雌花は赤い「削り花」の様でもありましたが、雄花と合わせて見ていると、頭に赤い花を飾り、しなやかな脚線美を見せる、人魚姫の様にも見えました。北海道~九州等の広葉樹林の林床や林縁等に生育する、高さ4-5mの落葉低木です。雌雄同株、雌雄異花で、3-4月に、葉が出る前に花を付け、雄花は尾状花序を下垂し、雌花は枝先に数個の花が頭状に集めます。鱗片の間から出ている赤い柱頭が目立ちます。青葉山では、歩道沿いや林縁部等で普通に見られます・・・
  あちこちで、シュンランの花芽が大きく伸びていました・・・
ツノハシバミの雌花(上)と雄花 シュンランの花芽
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ケヤマハンノキ(毛山榛の木) の雌花
2010/03/19(Fri)
 きょうは、良く晴れて暖かくなりました(-0.1℃~9.6℃)。
 尾根道のケヤマハンノキ(カバノキ科)に、雌花が咲いていました。垂れ下がる雄花の間に、深緋の雌花が小さなミトンでも嵌めている様でした。北海道~九州の山地~丘陵に生育する、樹高15-20mの落葉高木です。樹皮は黒褐色を帯び、大小の皮目があります。長さ8-15cmの葉は互生し、表は濃緑、裏は帯白緑で、毛が全面にあります。3-4月、枝先に長さ7-9cmの雄花序を2-4個垂れ下げ、その基部近くに赤く小さな雌花序を3-5個付けます。長楕円形で狭い翼がある果実は堅果です。青葉山では、崩壊地、尾根等に普通に見られます・・・
  展望台から見る泉ヶ岳は、スキー場の雪が斑になって来ていました・・・
ケヤマハンノキの雌花 泉ヶ岳  
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イソヒヨドリ(磯鵯)
2010/03/18(Thu)
  きょうは、曇り後晴れました(-0.3~9.2℃)。
  三居沢付近の川岸(住宅地)に、イソヒヨドリ(ツグミ科)がいました。雄の青黒い体が、向きを変えて春の光を微妙に浴びると、はっとする様な孔雀青(ピーコックブルー)に耀いて見えました。あちらのビル、こちら軒先と飛び移りながら、時々チュルッ等と鳴いて、今にも囀り出しそうな気配でした。アフリカ~ユーラシア大陸に広く分布し、日本では北海道東部を除く全国の海岸部に生息する体長23cm程の留鳥で、北海道では冬に暖地に移動します。名の通り、海岸に多く見られますが、 近年は都市部にも生息する様になりました。雄は頭~胸や上面が青く、翼は青味がかった黒で、腹は煉瓦色です。雌は上面が灰褐色で青味を帯び、腹は淡黄褐色で、鱗模様が付きます。主に地上で採食し、甲殻類や昆虫類、蜥蜴等様々な小動物を捕食します。春には声量ある美声で囀ります。普通岩の隙間等に営巣しますが、都市部ではビルの屋上、屋根の隙間等に営巣します。名は、磯に多くいて、ヒヨドリに似ている事に由来します。仙台では、泉中央のビル群等での生息が知られていましたが、最近は各地で確認され、八幡町市街地や広瀬川周辺でも普通に見られるようになりました・・・
イソヒヨドリ 
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モミジイチゴ(紅葉苺)の若芽
2010/03/17(Wed)
  きょうは曇り時々晴れて、一時小雪が舞いました(1.2-7.2℃)。
  藪道のモミジイチゴ(バラ科)に、若芽が沢山出ていました。紅く固かった冬芽が綻ぶと、中から鮮やかな黄緑の葉が一斉に開き出します。見ていると、辛そうな生姜の様にも、人参や赤色大根の様にも思えて来て、つい一つ摘んで齧ってしまいましたが、然程美味しいものではありませんでしたよ。東日本の山地~丘陵の林縁や明るい林内に生育する、高さ2m程になる落葉低木です。全体に無毛で刺が多く、互生する葉はモミジ状に3-5中裂します。3-4月に、白い5弁花を下向きに1個づつ付けます。果実は橙黄色で熟すと食用になります。青葉山では、藪の主役となって普通に見られます・・・  
モミジイチゴの若芽 
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コハコベ(小繁縷)
2010/03/16(Tue)
 きょうは曇って、時々小雨になったり晴れたりしました(5.8-14.6℃)。
 山の道端に、コハコベ(ナデシコ科)が咲いていました。褐色だった道が、何時の間にか早緑に覆われ、気がつけば、雪の結晶の様な小花が、無数に舞い降りていました。史前帰化植物とも、明治~大正期に欧州から渡来したとも言われ、日本全国に分布し、山野の道端や畑地等に生育する、高さ10-20cmの一年草又は越年草です。葉は1cm程で、茎は普通紫色を帯び、下側に毛が列をなして生えます。秋に芽生え、早春から白い小花を開き、9月頃まで花が見られます。5枚の花弁は萼片と同長で、深く2裂するので10枚に見えます。花柱は3本で雄蕊は3-5本あります(ハコベは8-10本)。ハコベと共に「ハコベ」「ハコベラ」と呼ばれ「春の七草」にされています。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
コハコベ 山からの眺め 
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ウソ(鷽)
2010/03/15(Mon)
  きょうは、曇り時々晴れました(-0.5~10.0℃)
  ヤマネコヤナギの木に、ウソ(アトリ科)が止まっていました。歩いていると、真上からフィーフィーと口笛の様な鳴声が聞えてきました。見上げると、5-6羽のウソが梢に止まって、ある者は芽を食べています。ふーん、こんな毛だらけでモソモソしたのも食べるのかと、感心した途端に何処かに飛んで行ってしまいました(真下からの写真なので、雄の桃色のほっぺはちらっとしか撮れませんでした)。ヨーロッパ~アジア北部に分布し、日本では中部以北の山地の林内で繁殖して冬は暖地に移動する他、冬鳥としても渡来します。木の実や芽、昆虫等を食べ、時に梅や桃、桜等の花や蕾も食べるので嫌われますが、適当に間引かれる事で(摘蕾作業を助け)、実を大きくしてくれる有難い存在でもあります。全長15cmで、頭と尾、翼、嘴は黒く、背中は灰青色。雄の頬、喉は淡桃色で、雄は照鷽、雌は雨鷽と呼ばれます。名は、昔口笛を「ウソ」と言い、鳴声が口笛に似ている事に由来します。青葉山では、冬鳥として晩秋~春に見られます・・・
ウソ♂ 追廻の梅
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三月観(視)察会
2010/03/14(Sun)
 きょうは、少し風はありましたが良く晴れて、絶好の観察会日和となりました(2.5~10.3℃)。 
 バス待合所の大きな窓からも、花を付けたマンサクの木が何本も見えています。待ち切れず、お話も早々に外に出ました。マンサクは何時になく満開で、秋の「豊年万作」が期待されました。ヤマボウシの花芽も、例年より大分多い様に思われます。足元にはオオイヌノフグリが瑠璃色に輝き、カエデやミズキの赤い新枝が春の息吹を感じさせます。只、テニスコート下の土手には植栽されたアケボノアセビ?が咲き乱れ、すっかり園芸種の花壇に変わっていて、アミタケやヌメリイグチ、ツチグリも多かった頃を懐かしく感じました。改めて、自然林に隣接した場所には、できる限り「自然な草木」を植えて欲しいと思いました。
マンサクに笑顔がこぼれます 船形連峰の眺め マツカサキノコモドキ セリバオウレン
 森に入ると、雪が斑に残ってはいますが、昨日確認して期待した動物の足跡は、大分消えてしまっていました。それでも、カモシカ等の歩いた跡は何箇所かで見られました。展望台では、花穂を白銀に光らせるヤマネコヤナギと、長い雄花を垂らし真赤な雌花が美しいケヤマハンノキを観察しました。遙かに船形連峰や面白山の連山が白銀に輝いていました。道端には、マツカサキノコモドキが顔を出し、切株にはエノキダケが見られます。ノウサギやリスの食痕、カモシカの食痕や角擦り痕もあちこちにありました。テンとイタチの糞を比べたりもしました。何時ものヒノキ林は未だ大分雪が残っていましたが、それにも負けず、星屑の様なセリバオウレンが一斉に咲き出していました。両性花や珍しい雌花も見たかったのですが、きょうは未だ雄花ばかりでしたね。日溜りには、カタクリの葉が幾つも出ていましたが、花芽までは見つけられませんでした。先日まで枯れていた沢には水が滔々と流れ、遠くではシジュウカラやヒガラが囀り、シュンランやショウジョウバカマ、コブシの芽も大きく膨らんでいました。花では他に、コハコベ、ヒメオドリコソウ、ツノハシバミ、ウダイカンバ等に出会いましたよ。
ヒノキ林はまだ雪です 剣術に励む親子 お疲れ様でした マンサク
 花粉症には敵いませんが、春の到来を実感する「きょうの会」だったのではないでしょうか・・・
 さて、来月(4/11)は、カタクリ、ショウジョウバカマ、シュンランにイワウチワと、早春の花々が一斉に咲き乱れている事でしょう。もしかすると、サンショウウオやヒメギフチョウにも出会えるかも知れません。お楽しみに・・・
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カタクリ(片栗)の葉
2010/03/13(Sat)
  きょうは大体晴れましたが、風が強い一日でした(1.7~10.8℃)。 
  沢端の道沿いで、カタクリ(ユリ科)があちこちから葉を出していました。春の陽光を浴びて、漆塗の茶箕か銘々皿の様に照り輝いていました(津軽塗にも、こんな緑地に鹿の子模様の茶箆があった様な?)。大雪だと言っても、雪の下でもしっかり芽を伸ばして、葉を開いていたのですね。間もなくここにも、薄紫の絨毯が広がります。毎年暖冬や温暖化が続きますけれど、春到来の喜びに変わりはありません。花咲き鳥歌う季節が待ち遠しいですね。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン等の落葉広葉樹の林床に群生する多年草です。近年は盗掘、開発等に因り日本各地で激減しています。幸い、青葉山では到る所に見られますが、開発や盗掘の他、枯松伐採時の林床破壊等で減少しつつあります・・・
カタクリの葉 ヒノキ林 <←かーそる(矢印)を当てると説明が出ます>
 明日(3/14(日))は、定例の観(視)察会の日です↓。マンサクやセリバオウレンの花を愛でながら、野鳥達が囀る森を散策しましょう。雪も少し残っていますから、動物の足跡等も楽しめそうですよ・・・
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ヤマネコヤナギ(山猫柳)
2010/03/12(Fri)
 きょうは、晴れたり曇ったりでした(-2.3~3.9℃)。
 展望台の下の、ヤマネコヤナギ(ヤナギ科)の花穂が膨らんでいました。雪の名残りでもあるかの様に、粒々の絹毛が光り輝いて、山の縁を春色に彩っていました。北海道(西南部)~本州(近畿以北)、四国の、山中の日当たりの良い所に生育する、高さ5-15m落葉高木です。柳の仲間は普通湿った地を好みますが、当種は明るくやや乾燥した山地に生えます。樹皮は暗灰色で、古くなると縦に不規則に割れ目が入ります。樹皮は丈夫なので、嘗ては縄の代用にもされました。雌雄異株で、4‐5月に花が咲き、楕円形の雄花序の葯は黄色で、ネコヤナギに似ています。青葉山では、崩壊地等に真先に進出する開拓植物でもあります・・・
展望台のヤマネコヤナギ 足元は未だ雪ばかり 
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ガマズミ(鎌酸実) の芽
2010/03/11(Thu)
 今朝も、積っている雪上に又うっすら積っていましたが、昼間は曇り後晴れました(-0.5-7.5℃)。
  道端の、ガマズミ(スイカズラ科)の芽が大きく膨らんでいました。冷たいけれど、たっぷりの湿り気を貰って、蕾が花弁を綻ばす様に、静かに朱鷺色の芽鱗を開けていました。北海道~九州の、山地~丘陵の明るい林や草原に生育する、高さ2-3mの落葉性低木です。葉は10cm程の卵型で対生し、細鋸歯があります。枝葉全体に毛があるのが特徴です。5-6月、白い小花からなる花序を作ります。秋に3-5mm程の果実を赤く熟し、食用になります。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
  森の窪地にぽっかり空いた藪地が、白い雪原になっていました。と言っても、試しに一歩足を踏み入れようとすると、腰まで埋ってしまって諦めました。真冬の雪でしたら、直に「雪渡り」ができるのですが、やはり無理でした。藪は、小動物、野鳥達にとっての「命の砦」。そっとして置いた方が良さそうですね・・・
カマズミの芽 雪原になった笹藪
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磨崖仏
2010/03/10(Wed)
  きょうは久し振りの大雪で30cm程積り(気象台発表では24cm)、日中は雪や霙が降ったり止んだりでした(-1.7~2.2℃)。
  三居沢の直上の、磨崖仏が雪を被っていました。重い雪を乗せ、風雪に叩かれながら厳かに座る姿は、単なる石仏と言うより、厳寒の日々も生きながら修行を続ける、苦行僧の様に見えました。何時、誰が造ったのかは分りませんが、人の身長程の大岩を削り刳り抜くのは、とても大変だったと思われます。以前に比べて大分摩耗していて、顔貌は殆ど消えてしまっていますが、これからもこの森を、何時までも見守り続ける事でしょう。場所は、三居沢発電所(日本最初の水力発電所)の真上の送電線鉄塔の傍です。作者について、作られた経緯について、ご存知の方があれば教えて貰いたいものです・・・
磨崖仏 大雪の北斜面
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ニワトコ(接骨木、庭常) の若芽と葉痕
2010/03/09(Tue)
 きょうは、晴れ後雪になりました(-1.8~1.7℃)。
 斜面に生えるニワトコ(スイカズラ科)の若芽が、もう沢山開いていました。芽には、葉芽や花芽に混芽があって、それぞぞれが掌を上に伸ばし開いて、森中に早春の息吹きを伝えている様でした。その根元の葉痕を覗くと、めんこいお顔がきょとんとしたまま、大きくなって重たそうな帽子を頭に乗っけていました。味見程度にと、三つばかり採って天ぷらで美味しく頂きましたが、少量の青酸配糖体を含んでいて(下剤としての効果もあり)、多量に摂食するとお腹を壊します。食べる時は、水に晒すとかほんの少量に止める等十二分な注意が必要ですね。北海道~九州の他、朝鮮等の山野に生育する、高さ3-6mの落葉低木です。若枝は淡緑~淡褐色で、古枝は灰褐色の樹皮が縦に裂け、コルク質が発達します。葉は奇数羽状複葉で対生し、小葉は2-3対あります。4-5月、葉と同時に、本年枝の先の円錐花序に淡黄白色の小花を多数付け、花冠の先は5深裂して反り返ります。果実は卵球形の液果で、夏~秋に赤く熟し、果実酒の材料にもされます。又材は魔除け等として、小正月の飾りやアイヌのイナウ等の材料にされます。青葉山では、少し湿り気があって日当たりの良い場所に多く見られます・・・
  午後から降り出した雪は明日も降り続く予想で、今冬一番の積雪になりそうですね・・・
ニワトコの若芽と葉痕 激しく降り出した雪 
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オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
2010/03/08(Mon)
 きょうは、良く晴れました(-0.1-2.5℃)
 森の外れの道端に、オオイヌノフグリ (ゴマノハグサ科)が咲いていました。暖かな日溜りの中、真青な空に負けじと首を一杯に伸ばして、澄んだ空色の瞳をキラキラさせていました。ヨーロッパ原産の帰化植物で(1890年頃に東京で確認された)、全国の路傍等に生育する草丈10–20cmの越年草です。葉は1–2cmの卵円形で鋸歯があります。早春にコバルト色の花をつけ、左右対称の花弁は4枚で(雄蘂は2本)、1日で落ちてしまいます。別名は瑠璃唐草、天人唐草、星の瞳等。青葉山周辺では、道端等に普通に見られます。他に、茎が立ち上がって花が小さいタチイヌノフグリや、高山~山地に分布して5-6月に少し大形の花を付ける、同属のクワガタソウも自生しています・・・
オオイヌノフグリ マンサクの森 
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ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
2010/03/07(Sun)
  きょうは一日曇りでした(0.9-6.8℃)。
 森の外れの畑の周りに、ヒメオドリコソウ(シソ科)が咲いていました。外来種ではありますが、薄紅色の愛らしい花に、葉や茎も赤紫に染まって、「花の春」が又少し近付いたと嬉しくなりました。ヨーロッパ原産で東アジアや北米に分布します。日本には明治時代中期の帰化植物で、主に本州の路傍等に普通に生育する、草丈10-25cm程の1-越年草です。茎には短毛があり、根元で枝分かれし、葉は対生し、短い葉柄を持ち、葉身は卵円形で鈍鋸歯を持ちます。葉脈は網目状で窪み、全体に皺がある様に見えます。葉を揉むと、独特のの匂いがします。花は明赤紫色の唇形花で、上部の葉脇から外側に向かって開きます。青葉山では、車道沿い等に普通に見られます・・・
 森の入口の道端には、バッケ(フキノトウ)が顔を出していました・・・
ヒメオドリコソウ バッケ 
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サラサドウダン(更紗灯台・更紗満天星)の芽
2010/03/06(Sat)
きょうは、小雨後曇りでした。
 林縁に生える、サラサドウダン(ツツジ科)の芽が膨らんでいました。緑や茶色い芽もありましたが、その多くは真紅で、じっと見ていると、燃えて輝く炬火の様でした。又、背の届かない高い枝先には、果の柄が残っていて、直に当種だと分りました。6‐10mmの頂芽は卵形で先端が尖り、側芽は発達せず、枝先に輪生した葉痕が多く残ります。北海道南部~近畿、四国の、主に深山に生育する高さ4-5mの落葉小高木です。青葉山では、あちこちに散見されますが、盗掘等で大分少なくなっています・・・
 湿った斜面では、根を張ったコナラのドングリが発芽しかけていました・・・
サラサドウダンの芽 発芽しかけの団栗  
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ヤマモミジ(山紅葉)の枝
2010/03/05(Fri)
  きょうは朝から晴れて、とても温かな一日でした(3.2~16.1℃)。
  展望台から山々を見渡すと、森全体がほんのり赤らんでいる様に見えました。近くにあるヤマモミジ(ムクロジ科)の梢を見てみると、枝先や芽が濃紅紫色に染まっていました。コハウチワカエデ等のカエデの仲間やネジキ等のツツジの仲間の枝先も赤くなっていて、これが山を赤っぽく見せているのでしょう。早春の、木の芽が萌え出す前の、一時の華やぎかも知れませんね。ヤマツツジは、東北~福井の他、四国、九州の一部、朝鮮等の山地に生育する高さ5-10mの落葉高木です。青葉山では、他のカエデ属の木々に比べてそれ程多くはありませんが、普通に見られます・・・
ヤマモミジの枝 泉ヶ岳
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スギ(杉)の花粉
2010/03/04(Thu)
   きょうは、一日曇りでした。
   杉林を歩いていると、思わずくしゃみが出ました。神経質になっているのかなあ、と思いつつ杉の枝先を見ると、雄花がたわわ過ぎる程無数に垂れ下がっていました。思い切って揺すってみると、未だ僅かではありましたが黄色い煙が立ちました。これは今年も大変だぞと、そそくさと退散しました。スギ(ヒノキ科/スギ科とする事もある)は日本固有種で、東北~屋久島に生育する高さ50 mにもなる常緑高木です。林業資源としてヒノキと共に各地で植栽され、日本全面積の12%を占めています。2-4月に、長さ5mmの楕円形の雄花を枝先に密生させます(雌花はほぼ球形で、鱗片が密着)。風媒花で多量の花粉を飛ばす為、開花期には花粉症の原因となり、国民の15%が患っていると言われます。増加傾向は収まる気配もなく、2050年には花粉量が現在の1.7倍に増加し、患者数も1.4倍になると見積られていて、植生を無視してスギばかりを植林した弊害とも指摘されています。名の由来には、「直木(スグキ/真直ぐの木)」とか、「進木(ススギ/傍らに蔓延らず上へ進み上る木)」等の説があります。青葉山には、各所に人工林がある他、沢沿いに樹齢数百年の古木も見られます・・・
  林縁でコガラやメジロが良く囀っていると思ったら、木の上で、モズが鳴き真似を繰り返していました。カケスの小群が騒がしくやって来ると、自分もジャージャー言っていましたよ・・・  
スギの雄花 鳴き真似をするモズ 
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セリバオウレン(芹葉黄蓮/連) 咲き出す
2010/03/03(Wed)
 今朝も湿り雪がうっすら積っていましたが、瞬く中に融けて、昼間は晴れて暖かくなりました(0.2~8.5℃)。
 雪があっと言う間に無くなった檜林に、何時の間にかセリバオウレン(キンポウゲ科)が咲き出していました。何時も一番に咲き出す泉の周辺で、茎先に煌く星を掲げながら、次々に顔を擡げていました。良く見ると皆、雄蕊のみの雄花ばかりでしたが、他に雄蕊、雌蕊からなる両性花と、稀に雌蕊だけの雌花が混じり合って咲き群れます。根茎は、嘗ては良く健胃、整腸、下痢、中風、結膜炎、爛れ目等の薬として使われました。青葉山では、樅林や杉、檜林下等に普通に見られ、森の地上花では最も早く咲き出します・・・
セリバオウレン 亀岩付近
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雪のマンサク(万作・満作・金縷梅)
2010/03/02(Tue)
  今朝は、昨晩からの湿り雪が10cm近く積り(気象台では5cm)、日中は曇って時折細雪が降りました(-0.4~1.5℃)。
  あちこちで、マンサク(マンサク科)が雪を被っていました。多くの木々が既に満開でしたが、枝一杯に咲いていた花が重たい雪に覆われて、伸びていた黄色いリボンが、凍えて又縮こまってしまいそうでしたよ。本州(太平洋側)~九州の山林に生育する落葉小高木です。亜種には、オオバマンサク(本州中部以北)、マルバマンサク(北海道南部~日本海側)、ウラジロマルバマンサク(北陸)、ウラジロマンサク(近畿・中部)、アテツマンサク(中国・四国)があります。名の由来は不明ですが、早春真先に咲く事から東北訛りで「まんずさく」になったと言うのが一番納得できます。青葉山ではどこでも普通に見られます・・・
雪のマンサク 雪の青葉山
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ゆきかえる