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アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)
2010/09/30(Thu)
  きょうは、晴れ後曇りました(14.0~21.0℃)。
  森の草原に、アレチヌスビトハギ(マメ科)が咲いていました。菫色の花も美しいのですが、半月の果実達が面白気に連なっていました。北米原産の帰化植物で、全国の路傍等の荒地に生育する高さ0.5-1.5mの多年草です。葉は細長卵形の3出複葉で葉先は尖らず、やや円くなります。葉の表には毛が少ないものの、下面や茎、花軸等全体に毛が目立ちます。9-10月、葉腋から花序を出し。長さ6-9mmの紫色の花を咲かせます。果実は扁平で、3-6に分かれ、間には節があり、表面は鉤状に曲がった毛が密生していて、熟すと節から分断されて衣服等に付きます。名は、荒地に生える「ヌスビトハギ」(実の形が,盗人の「足跡」に似る事に由来)の意。青葉山では、道端等に見られ、増加しつつある様に思えます・・・
アレチヌスビトハギ キバナアキギリ
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フウセンタケモドキ(風船茸擬)
2010/09/29(Wed)
 きょうは、良く晴れました(14.7~22.7℃)。
  赤松の混じる小楢の林床に、フウセンタケモドキ(フウセンタケ科)が生えていました。アミタケやハツタケ、ヌメリイグチに混じって、上から見ただけでは分からないけれど、傘を返せば紫色の美しいキノコでした。茹で零して少し食べてみましたが、埃臭さはあるものの、まずまず美味しく頂けました。秋に、全国のコナラ、シイ等の混じったマツ林地上に発生する大型のキノコです。傘は径5-10㎝で、饅頭形~平に開き粘性があり、中央部は灰褐~黄土褐色で周辺は紫色を帯びます。しばしば白色絹状の被膜破片を付けます。 襞は上生、やや密で、初め紫色で後錆褐色に変わって行きます。柄は上部が淡紫色で基部は塊茎状に膨らみ、忠実です。カワムラフウセンタケに良く似ていますが、変色性はありません。食。別名は、コノハカブリ、ダンゴ、イモノコモダシ等。青葉山では、赤松・広葉樹の混生林等に比較的普通に見られます・・・  
  尾根道に沿って、ツクシハギが咲き乱れていました・・・
フウセンタケモドキ ツクシハギ
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イヌコウジュ(犬香需)
2010/09/28(Tue)
  きょうは一日雨降りで、晩方に上がりました(16.4~19.5℃)。
  林縁の草叢に、イヌコウジュ(シソ科)が咲いていました。雨に濡れながら、花穂からは紫蘇にも似た、爽やかな香りが漂っていました。日本全国の他、朝鮮、中国等の山道の路傍等に生育する、高さ20-60cmの一年草です。茎の断面は四角形で細毛があり、直立して枝分かれし、紅紫色を帯びます。葉は長楕円形で1-2cmの葉柄があり、6-13対の浅い鋸歯があり、葉裏には腺点が密集します。9-10月、枝先に花穂を出し、2-4mmの花柄の先に、淡紫色で小さい唇形花を沢山付けます。萼の上唇の裂片の先端は鋭く尖ります。良く似たヒメジソは、鋸歯が6以下で、毛が少なく、萼の上側2つが鈍頭な事等で区別できます。名は、ナギナタコウジュに似ているが見劣りする事に由来します。青葉山では、道端等で見られます・・・
イヌコウジュ
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オオゴムタケ(大護謨茸)
2010/09/27(Mon)
  きょうは、小雨後曇りでした(14.6~20.0℃)。
  いつもの朽木に、オオゴムタケ(クロチャワンタケ科)が生えていました。大きいのも小さいのも色々ありましたが、でかいのを一つだけ採って、茹でて薄切りにして、蜂蜜をかけて美味しく頂きました。初夏~秋に、全国の山野の広葉樹の湿った落枝、倒木上に発生する木材腐朽菌です。幼菌は球形で、成熟すると上部に穴が開き、徐々に広がって平になります。 全体が黒褐色でゴムの様な弾力性があり、直径4-7cm高さ3-4cmと大きく、側面には綿毛状の禁止で覆われてざらつきます。内部は寒天状で、ゼラチン質の肉は、外皮を除いてさっと煮て、シロップや酢等をかけて食べられます。尚、ゴムタケ(ズキンタケ科)とは全く別種です。青葉山では、落枝等に普通に見られます・・・
  林縁には、ゴマナが咲いていました・・・
オオゴムタケ ゴマナ
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ハツタケ(初茸)
2010/09/26(Sun)
  きょうは、大体晴れました(11.1~22.2℃)。
  赤松の林下に、ハツタケ(ベニタケ科)が生えていました。珊瑚色の体を、所々緑青に染めて、何かぞっとする様な美しさでした。数本採って、塩焼きにして美味しく戴きました。朝鮮、中国等に分布し、日本では9-10月、赤松や黒松林内に発生します。 傘の直径は4-17cm程で、表面は湿時僅かに粘性があり、黄褐~淡紅褐~茶褐色で時に濃色の同心円模様があります。襞は密で、傘よりやや淡色で、茎に直生します。茎は傘と同色です。肉質は全体に脆く、傷付くと暗赤色の乳液を出し、後に緑青色に変色する事から、ロクショウハツタケ(緑青初茸)とも呼ばれています。古来より良く知られた食用きのこで、吸い物、初茸飯、塩焼き、煮物、天婦羅等として賞味されて来ました。名は、秋早く、他のきのこに先駆けて出る事に由来します。青葉山では、赤松林等に見られます・・・
ハツタケ 斜陽
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タニソバ(谷蕎麦)
2010/09/25(Sat)
  
 きょうは、大体曇りでした(13.2~18.0℃)。
 林縁の草原に、タニソバ(タデ科)が咲いていました。白く清々しい花々が、時折風に震えて、爽涼の気が益々漲る様でした。朝鮮、中国~北アフリカに広く分布し、日本では北海道~九州の山野のやや湿り気の多い場所に生育する、高さ10-50㎝の一年草です。茎は無毛で赤色を帯びる事が多く、分岐して群落を形成します。葉は互生し、茎葉は卵~菱形で、葉柄には広い翼があります。葉柄の付根には、小さな筒型の托葉鞘があり、葉の裏面には毛と腺点があります。8-10月、枝先や葉腋にミゾソバに良く似て、やや小さい総状花序を形成します。花には花弁はなく(萼片)、白くて僅かに紅色を帯びます。青葉山では、草原等に普通に見られます・・・
  今年も完全に忘れていましたが、この「きょうの青葉山」を始めて、きょうで5年です。青葉山の自然の素晴らしさと危うさ、護る事の大切さを少しでも分かって頂ければと思ってやっています。これからも、よろしく・・・
タニソバ
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ヤブマメ(藪豆) 
2010/09/24(Fri)
  きょうは、曇り時々晴れでした(12.3~19.5℃)。
 道端で、ヤブマメ(マメ科)が咲いていました。クズが覆い尽くしていた藪の葉影のあちこちから、妖精の靴下の様な小花が、ゆらゆらと可愛く揺れていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の林縁や草原等に生育する蔓性の一年草です。茎には下向きの毛があり、葉は3出複葉で両面に伏毛が生え、小葉は長さ3-6cmの広卵形。9-10月、長さ1.5-2㎝で旗弁が紫、翼弁と竜骨弁が白い蝶形花を咲かせます。萼は赤紫。秋に、黒紫色で扁平な長さ2.5-3㎝豆の果を付け、種子は普通3-5個。地中にも閉鎖花を付け、暗紫色の丸い豆果を結実します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
  その近くには、キツリフネが咲いていました・・・
ヤブマメ. キツリフネ
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コガネヤマドリ(黄金山鳥茸)
2010/09/23(Thu)
きょうは一日雨降りで、晩方に上がりました(13.2~14.6℃)。
 小楢の森の道沿いに、コガネヤマドリ(イグチ科)が生えていました。小さいのから、大きくて流れかかっているものまで数本が、少しずつ離れながら雨に濡れていました。若いのを一本だけ採って、茹でて試食してみましたら、歯応えも良く、まずまず美味しく頂けました。日本の他北米に分布し、夏~秋、全国の広葉樹林の地上に発生する中~大型菌です。傘は鮮黄褐~黄土色のビロード状で、殆ど平滑で粘性はありません。菅孔は黄色く、幼時は淡黄色の菌糸で塞がれています。肉も黄色で変色性はありません。柄の上半部には網目模様があります。食毒は不明ともされますが、良く食べている方も居られます。青葉山では、広葉樹林下に比較的普通に見られます・・・ 
  林縁のヤマボウシに、実が生っていました・・・
コガネヤマドリ ヤマボウシの実
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ヒメキンミズヒキ(姫金水引)
2010/09/22(Wed)
  きょうは曇って、雨が降ったり止んだりでした(13.9~24.4℃)。
  道沿に沿って、ヒメキンミズヒキ(バラ科)が咲いていました。花期が終わりかけているものばかりでしたが、あちらにチラリこちらにパラリと、繊細な花々が、散らした金粉の様に輝いていました。北海道西南部~九州の山地~低地の樹陰等に生育する、高さ40‐80㎝の多年草です。大小不揃いの小葉が3‐5個の奇数羽状複葉で、楕円形の小葉の先は鈍い尖り方で、葉の付根には極小さな托葉があります。茎は細く、全体に毛は余りありません。8-9月、茎上部の花序に黄色い花をやや疎に付けます。キンミズヒキに良く似ていますが、花弁が細く小さくて(径5-7mm)、雄蘂が少なく(5~6本)、果実も小さい(径約2mm)事からも区別されます。(キンミズヒキは、花径8-10mmで花弁の幅が広く、雄蘂が10-13本、果実の径4mm程、小葉が5-11枚で、葉先が尖る)青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
ヒメキンミズヒキ 草原の宝石
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ツルニンジン(蔓人参) の花
2010/09/21(Tue)
 きょうは、曇り後晴れました(19.6~27.7℃)。
 林縁の道端に、ツルニンジン(キキョウ科)が咲いていました。何時も見る花より赤みが強く、雀斑と言うより酔払い爺の赤ら顔の様にも見えました。朝鮮・中国・アムール等の東アジアに広く分布し、日本では北海道~九州の他、林縁や明るい林内に生育する多年生の蔓植物です。茎は高さ数m程で、地下には塊根があります。葉は互生しますが、枝先に数枚の葉が集まり、1つの葉のように見えます。茎葉を傷付けると白い乳液が出ます。晩夏~秋に、側枝の先に花径3㎝程の花を下向きに開き、萼片は大きく、花冠は釣鐘状で外側は白く、内側には緑に赤紫色の斑があり、雌蘂の柱頭は3-5裂します。子房下位で、果実は萼片の付いた果となります。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
  林縁には、ノササゲの花も咲いていました・・・
ツルニンジン ノササゲ
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ベニイグチ (紅猪口)
2010/09/20(Mon)
  きょうは、大体曇りでした(20.4~23.8℃)。
  小楢の林下に、ベニイグチ(イグチ科)が生えていました。道に囲まれた狭い林内のあちらにもこちらにも、遠くからでも一際目立つ、紅赤の妖精達が森を鮮やかに彩っていました。夏~秋、全国のアカマツ・コナラ林、シイ・カシ林等の地上に発生します。傘は5-10㎝で、半球形~平たい饅頭形に開きます。表面は平滑で、湿時多少粘性があり、赤紫~帯褐赤色。柄は6-13㎝で、下部は膨らみ表面は傘と同色で、網目模様があり細点に覆われます。肉は淡黄色、傷ついても変色しないか、微かに青変します。管孔は檸檬色で柄に直生からやや上生します。食べている方もいますが食毒不明で、中毒例もある様ですから要注意です。青葉山では、落葉樹林下に比較的普通に見られます・・・
  ニッポンマイマイが、苦い猪口を食べていました・・・
ベニイグチ. ニッポンマイマイ
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ゴイサギ(五位鷺)
2010/09/19(Sun)
  きょうは曇り時々晴れて、一時小雨が降りました(18.9~25.1℃)。
  堰の魚道に、ゴイサギ(サギ科)がいました。頭を下げて夢中で魚を狙っていましたが、こちらに気付くと、気まずそうにスルスルと下方に横歩きして、葉影で又魚を捕っていました。ユーラシア~アフリカ、南北アメリカ等に広く分布し、日本では本州以南の河川、湖沼、湿原、海岸等に周年生息し(留鳥)、夏には北海道に飛来(夏鳥)します。冬に南に移動する個体もあります。全長58-65cm、翼開長105-112cmで、上面は青みがかった暗灰色で、下面は白い羽毛で被われます。虹彩は赤く、眼先は青みがかった灰色の皮膚が露出しています。嘴は黒く、後肢は黄色。幼鳥は上面が褐色の羽毛で被われ、黄褐色の斑点が入り、下面は汚白色。虹彩は黄色がかったオレンジで、眼先は黄緑色の皮膚が露出します。繁殖期には後頭に白い羽毛が3本伸長(冠羽)し、後肢の色彩が赤みを帯びます。単独か小群を形成して生活し、夜行性で、日中は主に樹上に集団で休みます。魚類、両生類、昆虫、クモ、甲殻類等をを捕食します。4-8月の繁殖期には集団繁殖地(コロニー)を形成します。名は、平家物語の中で、醍醐天皇の宣旨に従い捕らえられた為正五位を与えられたという故事が由来になっています。別名はヨガラス(夜烏)等。青葉山では、広瀬川沿いで見られますが、周年生息・繁殖地だった愛宕堰下流中洲は、昨冬撤去・破壊されてしまいました・・・
ゴイサギ 北堰から青葉山
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オオシロカラカサタケ(大白唐傘茸)
2010/09/18(Sat)
  きょうは晴れて、少し暑くなりました(18.9~28.3℃)。
  林縁の草叢に、オオシロカラカサタケ(ハラタケ科)が生えていました。大きくて白くて、茶色い皮の様なのを乗せていたので、シロテングタケかと思いましたら、初めて見る毒キノコでした。南北アメリカ等に分布し、日本では夏~秋、全国の草地、芝生、有機物の多い林地等に群生します。傘は球~饅頭型を経て平開し、5-20㎝以上になり、表面は白く、中心部の表皮は淡茶色の大形鱗片となって裂けます。襞は離生し密で、初め白く、後に灰緑~灰褐色になります。10-20㎝の茎は白~淡汚褐色の中空で、上方に縁が二重になった可動性の鍔があります。毒性はかなり強く、激しい下痢、嘔吐や腹痛、悪寒、発熱等で数日間苦しむと言われます。ハラタケ属に、食菌のシロオオハラタケ等の似たキノコがありますが、こちらの襞は暗紫褐~黒褐色なので区別できます・・・
  沢沿いに、ツリフネソウが咲き群れていました・・・
オオシロカラカサタケ ツリフネソウ
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オンブバッタ(負蝗虫・負飛蝗)
2010/09/17(Fri)
  きょうは、秋晴れの一日でした(16.7~26.2℃)。
  草原に、 オンブバッタ(オンブバッタ科)がいました。何時もの様に、名の通り、大きな雌の背中に小さな雄が乗る、微笑ましい?姿を見せていました。朝鮮、中国等東アジアに広く分布し、日本では北海道~沖縄の日当たりの良い草原、林縁等に生息します。成虫は8-11月に出現し、体長は雄25mm、雌42mm前後と、雌の方が大きくずんぐりしています。体色は緑色型と淡褐色型があり、稀に淡紅色に近い個体も見られます。頭部は前方に尖り、先端付近に触角と複眼が並んで付きます。翅は長いのですが飛ぶ事は殆どなく、後脚での跳躍や歩行によって移動しますが、飛翔可能な長翅型が現れる事もあります。成・幼虫共に、キク科植物やクズ、カナムグラ等の葉の広い植物を食べます。尚、雌に雄が乗る姿は他のバッタ類でも交尾の際に観察されますが、他種は速やかに離れるのに対し、当種の雄は交尾時以外でも背中に乗り続け、雌への独占慾が強い様です。青葉山では、草原に普通に見られます・・・
オンブバッタ 晩方の空
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オオバコ(大葉子)
2010/09/16(Thu)
きょうは一日、雨が降ったりでした(18.0~20.5℃)。
 森の外れの道端に、オオバコ(オオバコ科)が咲いていました。道にロゼット状に伏せるゲァロッパの真中から、すっくすっくと花茎を立てて、雌性先熟で下→上と花を咲かせるので、上方に雌花、下方に雄花と咲き分けていました。アジアに広く分布し、日本では全国の明るく少し湿り気のある路傍等に生育する、 高さ10-30cmの多年草です。葉は全て根生で長い葉柄があり、数本の脈が目立ち、匙型。4-9月、根元から花茎を数本出し、緑色の小花を穂状に多数付けます。花は4個の萼片と1個の苞に包まれ、花序の下~上へと咲き上がります。雌蕊先熟で萼片の間から柱頭が伸び、まず受精した後、雄蕊4個が伸びます。 所謂路傍雑草の代表で、車(牛車・馬車)が多く通る道端に多く生える事から車前草とも呼ばれます。名は、葉が広く大きい事に由来します。乾燥させたものを車前草、車前葉等と呼び、消炎、利尿、止瀉、咳止め等の生薬にされます。青葉山では、路傍等に普通に見られます・・・
  道端には、オクモミジハグマが咲いていました・・・
オオバコの花 オクモミジハグマ
 
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ヒロハウスズミチチタケ(広葉薄墨乳茸)
2010/09/15(Wed)
  きょうは良く晴れて、爽やかな一日でした(15.6~25.0℃)。
 森の林下に、ヒロハウスズミチチタケ(ベニタケ科)が生えていました。下から覗くと、並んだ欅か何か、枝を広げた街路樹の様にも見えて、楽しくなりました。柔らかな襞に触れると、白い乳液が染み出て、舐めると、物凄く辛い味がしました。日本の他北米にも分布し、夏~秋、全国のブナ科の樹林下に発生します。傘は径3-3.5㎝で、饅頭形から中央部の窪んだ平らに開き、時に小丘ができます。肌~狐色で粘性はなく、放射状の皺があって、周縁部には襞状の溝線が現れます。ほぼ白い肉は脆く、傷付くと橙赤色に変わります。乳液は白く、傷付いた部分を赤変させ、辛みがあります。襞は極めて疎で、傘とほぼ同色又は淡肉桂色。柄は上下同径又は下方に細まり、殆ど白か傘と同色で、中心に髄がありますが後中空になります。青葉山では、コナラ林下等に普通に見られます・・・
  ウドの花で、イカリモンガが吸蜜していました・・・
ヒロハウスズミチチタケ ウドの花とイカリモンガ
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キレハノブドウ(切葉野葡萄)
2010/09/14(Tue)
きょうは曇って、霧雨が降ったり止んだりの一日でした(19.3~20.8℃)。
 草原の隅で、キレハノブドウ(ブドウ科)が咲いていました。星型の花に雨滴を溜めて、まるでトパーズの様な輝きを見せていました。山地~低地の草原、林縁等に生育する、多年生の落葉蔓性植物です。茎の基部は木質になり、蔓は長く伸びて、葉は互生して深い切れ込みあります。7-9月、葉と対生して集散花序を伸ばし、淡緑色で直径約3㎜の小花を多数咲かせます。花弁は5枚で開花後直ぐに落ちてしまいます。果実は球形で、緑~紫~青と色とりどりに変化します。果実に良く虫嬰が出来て食用にはなりませんが、毒性はありません。ノブドウの変種で、名の通り、葉が切れ込んでいる以外は両種に大きな差異はありません。青葉山では、ノブドウに混じってあちこちに見られます・・・
  イタドリの花で、キチョウが吸蜜していました・・・
キレハノブドウ イタドリとキチョウ
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モミ(樅)の球果
2010/09/13(Mon)
  きょうは、曇り時々雨でした(19.4~24.5℃)。
  モミ(マツ科)の木に、球果が目立っていましたました。所謂樅ぼっくりで、巨大なキャンドルの様に、枝々から空に向かって蝋燭を立ち上げていました。東北~九州(屋久島)の、亜高山~平地に広く生育する日本特産の常緑針葉樹で、高さは30‐50mにも達します。雄雌同株。5-6月頃、前年枝の先に雌花を真直上向きに、その葉脈に雄花を一つずつ付けます。 球果は10-15cmと大きく、緑~灰褐色と変化し、成熟すると鱗片が脱落して、球果のまま落ちる事はありません。リス等が種子を好んで食べるので、樹下には良く鱗片や長い芯が集まって落ちています。青葉山では、広瀬川沿いや竜ノ口周辺等に良く発達した天然林が形成されていますが、昨年から始まった「東西線」等の諸工事による破壊が、深く危惧されています・・・
モミの球果 物見岩付近
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九月観(視)察会
2010/09/12(Sun)
 きょうは朝から雨が降り続き、どう見ても観察会には不向きの日和で、誰も来ないだろうと思いつつバス停に辿り着いてみると、あっとびっくり、多くの方々が集まっていました。参加者が数人の場合はコースを変えてと思っていましたが、折角なので、予定していた「旧わんぱく広場」や「花木広場」を巡る事にしました。16年前に「ふるさと創生事業」の一環として建設された巨大遊具が老朽化し、今秋にも解体・撤去される事になった為、仙台市との協議の前に、今後のあり方について考えようと言う事になったのです。勿論、九月はキノコの観察や鑑定が主なので、それは現場周辺で行う事にしました。車道沿いには、山はツクシハギ、コマツナギ、イタドリ、オオイタドリ、ノササゲ、ヨモギ、ハキダメギク、ヒメジョオン、アキノノゲシ、ミズヒキ等が咲き、花を沢山付けたヤブガラシが繁茂する藪には、カラハナソウ、イヌタデ、アカネ、スズメウリ、メヤブマオ等も咲き、雨中にも拘らず、雀蜂達がせっせと働いていました。森に入ると、キンミズヒキやヒメキンミズヒキ、ヤブマメやヤマハッカ、シロヨメナやシラヤマギク、ダキバヒメアザミやナンブアザミ、ヤブハギ、オクモミジハグマ等の花が見られました。
ダキバヒメアザミ 撤去間近の巨大遊具 元気だね 手の上にはトビナナフシが
 スウェーデン製の巨大遊具が現れると、初見の方はその大きさに驚かれていました。3億円近い血税を使い、森を壊して建設された遊具ですが、それなりに多くの子供達にも利用されてもいた様です。参加者の意見としては「何も手を付けずに、自然がどう変化して行くかを見守りましょう!」と言うのが主で、「一部分に市と共同で自然植生木を植樹して、自然保護への誓いの銘文を記しては?」等の意見も出されました。「花木広場」では、ナツツバキ、イロハモミジ、ミツバツツジ等の外来樹種(少なくも444本)や増殖しているツワブキ、シャガ等の外来草本についても、今後の対処方等を考えました。一度根付いた外来植生を元に戻すのは大変な事です。
 花では他に、ゲンノショウコ、センボンヤリ、オトコエシ、ヒヨドリバナ、コバギボウシ、カノツメソウ等が咲き、叢にはフユノハナワラビの胞子茎が幾つも立っていました。果実では、トチノキ、コナラ等が目立っていました。動物では、足元から飛び跳ねるヤマアカガエルやコバネイナゴ、フキバッタ、エンマコオロギ、子供達が捕まえたヤスマツトビナナフシ(県レッドリスト準絶滅危惧)やアブラゼミ、ウスタケを食べていたヤマナメクジ等が見られました。野鳥は、雨中では流石に声を潜めていましたが、時折、秋を感じさせるカケス、霧雨の梢で囀るホオジロ、群れて鳴くヒヨドリ等の声が聞かれました。
ナラタケモドキ これは美味しそうですけれど・・・ 雨の中、ご苦労さんでしたあ ヤマジノホトトギス 
 肝心のキノコは、やはり乾燥・猛暑が続いた影響もあって少なめでしたが、それなりのものが見られました。食菌ではナラタケモドキがあちこちに見られた他、ウスヒラタケ等もありました。美しく大きなベニイグチ、漆黒のクロイグチ、松笠から生えるマツカサキノコモドキ(松の枝からも生えていた!)、キノコにキノコが生える珍しいヤグラタケも見られました。他には、ダイダイガサ、ニガイグチモドキ、トキイロラッパタケ、ヒナアンズタケ、キツネタケ、ドクツルタケ、シロオニタケ、コテングタケモドキ、ヤブレベニタケ、ドクベニタケ、シロハツ、ヒロハチチタケ、ヒロハウスズミチチタケ、カキシメジ、フサヒメホウキタケ、ウスタケ、ヒトクチタケ、オオホウライタケ、スギヒラタケ等が見られましたが、同定が難しいものも数多くありました。
 雨降りで大変でしたし、濡れて風邪でも引かなかったかと心配ではありますが、雨は雨なりの面白い「会」ではなかったかと思いました。皆さんには、どんな「会」だったでしょうか?
 来月(10/10(日))も、キノコ中心の観察・鑑定会が中心になりますが、又、楽しい出会いがあると良いですね・・・
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オトコエシ(男郎花)
2010/09/11(Sat)
 きょうは曇って、午後には雨が降りました(20.9~29.4℃)。
 林縁の草原に、オトコエシ(オミナエシ科)が咲いていました。突然の雨に打たれて、流れ雲の様に揺れていましたが、近寄れば名とは違う、霞草を思わせる可憐な花でした。北海道~九州の、山地~低地の日当たりの良い草地等に生育する、高さ60-100㎝の多年草です。葉は対生し、普通は羽状に裂け(裂片は長楕円形)、毛が多く鋸歯があります。単葉の場合は、卵~卵状長楕円形になります。茎の上部で分枝し、8-10月に枝先に散房状花序を作り、径約4㎜の白花を多数付けます。花冠は5裂し、雄蘂4個、花柱1個。果実は長さ約3㎜の痩果で、翼があります。名は、オミナエシ(女郎花)と比べて毛が多く、丈夫そうに見えるからとか、花を白米(男飯/オトコメシ)に見立て訛った等の説があります。漢名の「敗醤」は、切花を水に挿しておくと、醤油の 腐った様な匂いがして来る事に由来します。青葉山では、林縁や草原等に普通に見られます・・・
 突然の雨に、東屋に飛び込むと、痩せた狐が飛び出して行きました。樅林下には、美しいウスタケが生えていましたよ・・・
オトコエシ ウスタケ
  明日(9/12)は定例の観(視)察会↓です。キノコが中心の観察・鑑定会になりますが、天候にもよりますが、今秋撤去予定の大規模遊具のある旧わんぱく広場を訪ね、今後のあり方について考えます。漸くキノコも沢山出て来ましたし、野菊や薊、ヤマジノホトトギス等の花々も数多く見られます。又、色んな出会いがあるといいですね・・・
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オオイタドリ(大虎杖、大痛取)の花
2010/09/10(Fri)
  きょうは良く晴れて、又少し暑くなりました(16.7~30.0℃)。
  川岸で、オオイタドリ(タデ科)が咲いていました。土手一面に白い小花を一杯立ち上げ、仄かな香りを漂わせながら、無数の小虫達を惹き寄せていました。北海道~本州中部の山野に生育する、高さ1-3m(大きいものでは4-5m)の多年草です。良く似たイタドリより北方系種で日本海側要素も強様です。葉は長~広卵形で、長さ15-30㎝、幅10-25㎝で、基部は心形で先が尖り、裏面は粉白色を帯びます。葉の両面の脈状に短毛があります。8-9月、茎先や葉腋から立ち上がる花序に、白い小花を多数密に付けます。雌雄異株で、雌花は下向きに穂状に垂れ、雄花は上向きに立ちます。イタドリとは、大きさの他、葉裏が白っぽい事、葉の基部が丸い事等で区別されます。イタドリ同様、若い茎は食用になります。青葉山では、崩壊地や河原の土手等に普通に見られます・・・
オオイタドリ きょうの夕空
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ミサゴ(鶚、雎鳩)
2010/09/09(Thu)
  きょうは曇り後晴れて、涼しい一日でした(19.4~24.6℃)。
  川沿いの松の枯木に、ミサゴ(ミサゴ科)が止まっていました。気が付いて写真を撮ろうとすると、バサバサと舞い上がり、上空を旋回しながら川下に消えてしまいました。極地を除くほぼ全世界に分布し、日本では留鳥として全国の海岸部の他、内陸の湖沼、広い河川、河口等に生息する、全長54?64cm、翼開張150?180cmのワシタカの仲間です。雌雄ほぼ同色で、背中と翼上面は黒褐色、腹部と翼下面は白色く、顔も白く、眼~首に太い黒褐色の線が走ります。後頭部には小さな冠羽があり、嘴は黒く、脚は青灰色。脚の外側に魚を捕らえる為の棘、反転する第1趾があるのが特徴で(猛禽類ではミサゴのみ)、水面をゆっくりと低空飛行し獲物を探します。主に魚類を捕食する他、爬虫類、鳥類、貝類も食べます。名は、「水探り」が転訛したとか、獲物を捕らえる時の水音に由来、等の説がある様です。全国的に減少していて、環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています。青葉山では、広瀬川や周辺溜池で魚を捕まえる姿が時折見られます・・・
  林縁の草原に、ワレモコウが咲いていました・・・
ミサゴ ワレモコウ
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ナラタケモドキ(楢茸擬)
2010/09/08(Wed)
   きょうは霧雨や小雨が降ったり止んだりで、とても涼しい一日でした(20.6~23.4℃)。
   小楢等の木々に、ナラタケモドキ(キシメジ科)が生えていました。乾き切った猛暑の日々から一気に解放されたのか、あっちにもこっちにも、生木・枯木を問わず、幹と言わず根元の土中からも、道を横切る根っこからまで、沢山顔を出しています。既に流れているのもありましたが、小さく可愛いのを少しだけ持ち帰って、下ろし和えにして頂きました。ユーラシア~アフリカや北米に広く分布し、日本では夏~秋、全国の主に広葉樹の枯木や立木周辺の地面に群生する木材腐朽菌です。傘は初め饅頭形で後には平開。色は黄褐~蜂蜜色で、傘の中央部には細かいささくれがあり、周辺部には放射状の条線があります。襞は淡褐~黄褐色で、やや密~疎し、柄に直生またはやや垂生します。ナラタケよりも早い時季から発生し、柄にはナラタケの様な鍔を持ちません。仙台では、茎が折れやすいので、ナラタケと共にオレミキ等と呼ばれます。青葉山では、コナラ等に極普通に見られます・・・
ナラタケモドキ 杉の谷
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ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)
2010/09/07(Tue)
  きょうは、曇って午後には雨が降り、涼しくなりました(24.1~26.6℃)。 
  池の畔に、ナガコガネグモ(コガネグモ科)がいました。「長」と言う割に、まん丸とした大きな雌でしたが、近寄ると、包帯を巻いた顔にも見える腹を揺さぶって、激しく威嚇されました。ユーラシアに広く分布し、日本では全国の草原や林内外の、特に水辺に多く生息するコガネグモの仲間です。8-11月に出現し、体長は♀20-25㎜、♂8-12㎜。腹部はやや長く、細い黄と黒の多数の横縞があります。網は垂直円網で、中央にジグザグの「隠れ帯」を付けてその中心に静止し、獲物を待ちます。9月頃に壺形の卵嚢を作ります。青葉山では、コガネグモ吐共に林縁等で普通に見られます・・・
  林縁の藪で、サルナシの実が膨らんでいました・・・
ナガコガネグモ サルナシ
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イボクサ(疣草)
2010/09/06(Mon)
  きょうも晴れましたが、風があって少しだけ涼しく感じました(24.4~32.6℃)。
   森の湿地で、イボクサ(ツユクサ科)が咲いていました。ツユクサとそっくりですが、より繊細でいじらしい小花が、水面で風に震えていました。本州~沖縄の他、朝鮮、中国等の沼沢地、水田等の水湿地に生育する、草丈20-30㎝の一年草です。茎は斜めに立ち上がり、成長するにつれて横に這い、節から根を出して群落を形成します。葉は基部が葉鞘になり、先端の葉は線状楕円形。9-11月、3枚花弁の淡紫色の花を咲かせます。名は、汁を付けると疣が取れる事によるとされますが、実際の薬効は認められていない様です。青葉山では、湿性地、池畔等に見られます・・・
  近くには、オオハンゴンソウが咲いていました・・・
イボクサ オオハンゴンソウ
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アカバナ(赤花)の花 
2010/09/05(Sun)
  きょうも晴れて、暑くなりました(22.6~31.7℃)。
  沢端で、アカバナ(アカバナ科)の花が咲いていました。赤と言うより薄紅色の、桜花を想わせる小花達が、真夏の日射しを浴びて、キラキラ輝いていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の亜高山~低地の水湿地に生育する、高さ10-70cmの多年草です。全体に腺毛があり、茎は良く紅色を帯びます。葉は下部は対生、上部は互生し、しばしば茎を抱き、長さ2-6cmの葉身は卵~卵状楕円形で、鋸歯があります。7-9月、茎上部に長さ5-10㎜の紅紫色の小四弁花を付けます。果実は長さ3-8cmの柱状で、熟すと4裂します。種子は長さ1.5-1.8㎜で、長い冠毛を付けます。秋には紅葉します。青葉山では、湿地や沢沿い等に見られます・・・
アカバナ 北斜面
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ヤハズソウ(矢筈草)
2010/09/04(Sat)
  きょうも晴れて、暑くなりました(25.3~33.8℃)。
  森の外れの草原に、ヤハズソウ(マメ科)が咲いていました。芝地状の小原一面に生えていて、緑の絨毯に薄紅の花弁が鏤められている風情でした。北海道~沖縄の他、朝鮮、中国東北、ウスリー等の日当たりの良い草原等に生育する、高さ20-50cmの一年草です。茎は直立して良く分枝し、下向きに毛があります。葉は三出複葉で互生し、小葉は倒卵状長楕円形で、名の通り、千切ると側脈に沿って切れやすく、矢筈形となります。托葉は膜質で茶褐色。8-9月、葉腋に花序を出し、紅紫色の小さな蝶形花を数個咲かせます。果実は裂開せず、中に種子が1個あります。青葉山では、河原や草地に見られます・・・
  近くの藪にはヤブツルアズキが咲いていました・・・
ヤハズソウ http://aobaten.blog109.fc2.com/blog-entry-1002.html
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タラノキ(楤木)の花
2010/09/03(Fri)
  きょうは、曇り後晴れて今夏2度目の猛暑日になりましたが、風があって日陰は涼しく感じました(24.5~35.5℃)。
林縁の藪のタラノキ(ウコギ科)に、花が咲いていました。遙か彼方からでも良く分かる、真白い花群れが、涼しげに朝霞の様に棚引いていました。日本全土の他、、東アジアの日当たりの良い山林等に生育する、高さ2-4m程の落葉低木です。余り枝分かれせずに真直ぐに立ち、葉は先端に集中します。樹皮には幹から垂直に伸びる棘が多数あります。葉は奇数二回羽状複葉で、全長が50-100cmあります。長さ5-12cmの小葉は卵~楕円形で裏は白っぽく、葉柄は長さ15-30cmで基部が膨らみます。夏に、一つの枝先に花序を複数出し、白い小花を複総状に咲かせます。秋には、黒い果実を熟します。所謂パイオニア植物で、森が攪乱を受けると真先に出現します。 樹皮等は民間薬として健胃、強壮、強精、糖尿病等に効果があると言われます。又、山菜として新芽(タラッポ、タラノメ)が利用されます。青葉山では、道沿い、藪地等に普通に見られます・・・
  真赤になったマユタテアカネが沢山いました・・・
タラノキ マユタテアカネ
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ツルマメ(蔓豆)
2010/09/02(Thu)
  きょうは晴れたり曇ったりで、又暑くなりました(25.0~31.8℃)。
  林縁の藪に、ツルマメ(マメ科)が咲いていました。笹藪を覆う様に、家でも栽培していた大豆そっくりの花を、一杯に付けていました。実ったら、食べてみましょうか。北海道~九州の他、朝鮮、中国、シベリア等の明るい草原等に生育する、蔓性一年草です。全体に粗毛があり、茎は細く他物に巻き付き、長く伸びて繁茂します。葉は狭卵~被針形の3小葉からなり、先は円頭~やや尖ります。8-9月、葉腋から総状花序を出し、長さ5-8mmの淡紅紫色の蝶形花を付けます。豆果は長さ2.5-3cmで、小さな枝豆に似ています。大豆は、当種から改良されたものと言われます。別名はノマメ。青葉山では、草地等に普通に見られます・・・
   草原には、ススキが目立ってきました・・・
ツルマメ. ススキ
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イチモンジセセリ(一文字挵)
2010/09/01(Wed)
きょうは晴れて、又暑くなりました(24.6~32.4℃)。
林縁の草原のノハラアザミに、イチモンジセセリ(セセリチョウ科)がいました。地味なセセリチョウの仲間の中でも、小さくて目立たない蝶ですが、良く見てみると、翅の白点の列も可愛く、何よりも大きくて黒い瞳がウルウルとして、とっても愛らしく感じました。日本全土(北海道では稀)の亜高山~低地の草地等に生息する、前翅長15-21mmの小形のセセリチョウです。成虫は年2-4回、6-10月頃に発生し、全体に茶色く、名の通り、後翅に白斑が繋がる一文字模様を持ちます。南方系のチョウで、夏~秋に分布を北に広げ、西南日本でも晩夏~秋に個体数を増やします。幼虫の食草は、イネ、ススキ、エノコログサ等のイネ科やカヤツリグサ科植物で、稲を食害する害虫として嫌われてもいます。幼虫のまま、イネ科植物等で越冬します。別名のイネツトムシ、ハマクリムシは、幼虫が作る巣の様子から付けられました。青葉山では、草原等で吸蜜する姿が普通に見られます・・・
イチモンジセセリとノハラアザミ 青空と山
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ゆきかえる