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ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
2010/12/31(Fri)
 今朝は雪が少し積もって霧があり、日中は曇りました(0.4~6.1℃)。
 大岩の上に、ヒヨドリジョウゴ(ナス科)の実が落ちていました。一瞬、雪上の真紅の房が鮮血に見えましたが、良く見れば、透明感ある赤酸塊の様な実が、何処からか、それこそヒヨドリにでも運ばれて来たのか、淋しそうに凍えていました。東~東南アジアの他、日本全国の山野に生育する多年生蔓植物です。全草に柔らかな毛を持ち、葉はトマトやアサガオに似ていますが、部分により大きく変化します。8-9月に、5枚の花弁を反り返した白花を咲かせ、秋に1cm程の球形で実を赤く(時に黄色く)熟します。名は、鵯がこの実を好んで食べる事に由来すると言われます。全草に有毒成分ソラニンを含みますが、生薬「白毛藤」として解熱、解毒、利尿等に利用されます。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ヒヨドリジョウゴの実 雪のち霧
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タニウツギ(谷空木)の果実
2010/12/30(Thu)
  きょうは晴れ後曇って、午後には氷雨や雪が降りました(-0.7~6.0℃)。
  斜面沿いの道に、タニウツギ(スイカズラ科)が生えていました。並木状に佇む灌木の枝々に、「木の花」の風情の果を一杯付けた上に、様々な蔓の果実まで絡ませて、この一角が華道展示会場の様になっていました。北海道~本州の他朝鮮、中国等の山地の谷沿いや斜面に生育する、高さ2-5mの落葉低木です。葉は対生し、卵形で先が鋭く尖り、表面に白毛が密生します。5-6月、枝先や葉腋に散房花序を付け、淡紅色の花を多数付けます。長さ2.5-3.5cm、径2cmの花冠は漏斗状で、先は放射相称に5裂します。雄蕊は5本。果は長さ1.2-1.8cmの細い筒状で、種子は楕円形で長さ1mm。名は、谷間に多い空木の意。青葉山では、谷合い等に普通に見られます・・・
タニウツギの果実 木の間越しの街
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クスサン(楠蚕)の繭
2010/12/29(Wed)
  きょうは、晴れて風が強く、夜には雪が舞いました(2.4~7.0℃)。
  道端の栗の木に、クスサン(ヤママユガ科)の繭が幾つも付いていました。青空にポッカリ浮いた網々の繭は、何処かの映画で見た宇宙船の様にも見えました。クスサンは、日本全国の他、中国本土、台湾等の山野に生息する、開張10-13㎝の大きな蛾です。翅色は灰黄~濃赤色まで変化に富み、夜行性で灯火に飛来します。卵で越冬し、幼虫は春-夏に見られ、青白色で体長80mm、白い長毛があるためシラガタロウ等と呼ばれ、クリ、コナラ、クヌギ、サクラ、ヌルデ、エノキ等様々な樹木の葉を食べます。7月頃に、その形状からスカシダワラ(透かし俵)と呼ばれる、固い網目状で楕円形の繭を作って蛹化し、年1回9-10月頃に羽化・発生します。繭は、。青葉山では、繭は各種樹木の枝等に普通に見られます・・・
  ニワトコの根元には、エノキタケが生えていました・・・
クスサンの繭 エノキタケ
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ヒラタケ(平茸)
2010/12/28(Tue)
  今朝もうっすら雪がありましたが、日中は晴れました(-1.3~6.2℃)。
  山桜の倒木に、ヒラタケ(ヒラタケ科)が生えていました。雪を被った見事な傘が折り重なって、幹のあちこちに群がっていました。肉厚のものを一株持ち帰り、バターで炒めて美味しく頂きました。晩秋~早春、日本全国の他、全世界の温帯山林の広葉樹(稀に針葉樹)の朽木や切株に、重なり合って発生します。傘は径5-15cmの半円形で、中央が窪んで漏斗型になるものもあります。色は黒→灰→褐→白と変化し、表面は平滑で滑りはありません。白い襞は柄に垂生し、柄は偏心~中心生で短く、無柄のものもあり、基部に白毛が密生します。名は、平たい茸の意で、別名は寒茸。青葉山では、様々な広葉樹に普通に見られます・・・・
ヒラタケ 藪の雪道
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タケニグサ(竹似草)の果実
2010/12/27(Mon)
  きょうは、晴れ後曇りでした(0.1~7.1℃)。
  道端のタケニグサ(ケシ科)に、果実が付いていました。莢が弾けて、既に種子が飛び散ったものもありましたが、そっと揺すってみると、サヤサヤと、優しく囁きかけてくれました。日本全土の他、東アジア一帯の日当たりの良い草原、空地等に生育する、高さ1-2mの多年草です。10-30cmの葉は菊の葉状に切れ込み、裏面は白い縮毛が密生します。7-8月、茎先に円錐花序を作り、花弁がなく萼が2枚の白花を多数咲かせます。秋に長さ2cm程で扁平の果実を付けます。名は、茎が中空で竹に似る事に由来します。別名は「囁き草」。毒草で、茎を切ると出る黄色い乳液には、アルカロイド系有毒物質を含み、触れると被れ、害虫駆除にも用いられます。青葉山では、道端、崩壊地等に普通に見られます・・・
   枯木に絡まるサルトリイバラには、真赤な果実が沢山生っていました・・・  
タケニグサの果実 サルトリイバラの果実
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ナツハゼ(夏櫨)の実
2010/12/26(Sun)
 きょうは雪が上がって、良く晴れました(-0.3~6.3℃)。
 雪の森に、ナツハゼ(ツツジ科)の実が生っていました。艶々で瑞々しいものから干葡萄様のものまで、まだまだ沢山あって、鳥達の来訪を心待ちにしている様でした。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山地の日当りの良い場所に生育する、樹高1-3mの落葉低木です。樹皮は灰褐色で縦に裂け、薄片となって落ちます。葉は単葉で互生し、長さ4-10㎝の葉身は広卵~卵状長楕円形で、両面の葉脈に荒毛が多く、触るとざらつくのが特徴です。5-6月、枝先に総状花序を出し、下向きに多数の花を付けます。花は紅色を帯びた緑白色で、花冠は釣鐘型で長さ4-5mm。秋に、4-6mmの球形の液果を黒く熟します。名は、他に先駆けて夏に、ハゼの様に赤く紅葉する事に由来します。仙台名は、ヤロッコハチマキ。青葉山では、尾根筋等に良く見られます・・・  
ナツハゼの実 牡鹿半島~金華山を遠望
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オニイタヤ(鬼板屋)の芽
2010/12/25(Sat)
 きょうは一日中雪が降り続き、10cm以上積りました(-1.9~0.3℃)。
 雪の中に、オニイタヤ(ムクロジ科)の幼木が立っていました。すっくと佇む杖先の紅玉が、墨絵世界のしじまを突き抜く様に、鈍く優しく輝いていました。北海道南部~九州の斜面下部や沢筋等に生育する、高さ20m程の落葉高木です。葉は対生し、長さ15㎝程度で掌状に5-7裂します。基本種のイタヤカエデも変異幅の広い種で区別し難いものもありますが、オニイタヤは葉の表面には毛がなく、葉裏全体に特有の細毛が密生します。4-5月、葉の展開と同時に花を開き、樹木全体が黄色くなります。名は、葉の大きなイタヤカエデ(葉が水平に茂る様子を板で葺いた屋根に譬えた)の意で、別名のケイタヤは、毛が多い事に由来します。青葉山では、沢沿い等に見られます・・・
オニイタヤ 降りやまぬ雪
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ハコネシダ(箱根羊歯)
2010/12/24(Fri)
   きょうは、曇り後雪になりました(-0.6~5.3℃)。
   大きな岩に、ハコネシダ(ホウライシダ科)が生えていました。丸い小葉が風に震えて、宙を舞い漂っている様に見えました。日本全国の他、朝鮮、中国等の山間の崖、岩の側面等に生育するシダ植物です。黒褐色の毛が密生する根茎は、短く横に這うか斜めに立ち、多数の丸い小葉を付けます。3-4回羽状の葉は全体の長さが20-40cm程で、その半分かそれよりやや短い葉柄があります。葉柄は固く基部に鱗片がありますが、それより上部は無毛で、暗褐色の艶があります。小葉は倒卵形で、やや三角がかり、基部側の両側面は平滑で、先端側の曲線には鋸歯が入ります。胞子嚢群は小葉に一つずつ着きます。名は、江戸中期にE?ケンペルが、箱根山で採集・報告した事に由来します。青葉山では、崖や岩等に普通に見られます・・・
   森の暗がりを黒い影が走りました。幻のクロウサギかと思いましたら◎◎でした・・・
ハコネシダ゛ アオバノクロウサギ
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チドリノキ(千鳥之木)の葉
2010/12/23(Thu)
  きょうは曇り後晴れて、時々小雨が降り、風も吹きました(6.8~11.0℃)。
   川沿いに生えるチドリノキ(ムクロジ科)に、葉が残っていました。強風に吹かれて、カサカサ言いながら朽葉色の葉達が、ふるふると震えていました。本州(岩手以南)~九州の沢筋等の湿り気の多い場所に生育する、雌雄異株の樹高8-15mの落葉小高木です。葉はカエデ属の特徴の対生で、葉身は卵状長楕円形で多数の側脈があり、サワシバとよく似ています。4-5月、枝先に淡緑色で花弁5、萼片5の花序を付け、雄花序は10cm程に長く垂れ下がって、雄蕊は8本あります。雌花は雌蕊1本の短い花序を出します。果実は翼果で、長さ2.5-3cmの分果が長く垂れ下がります。葉は、冬季にも中々落ちません。青葉山では、沢の周辺等にやや普通に見られます・・・
チドリノキ 成田山
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モミジバフウ(紅葉楓)
2010/12/22(Wed)
 きょうは大荒れで、大雨や強風に雷も鳴りました。一時間42㎜の12月の記録だったとか(5.8~10.9℃)。
 森の外れの道端に、モミジバフウ(マンサク科)の果実が落ちていました。何時もはカサカサの、毬栗の様なものが、雨にしっとり濡れて、捥ぎたてのドリアンやドラゴンフルーツ、海から上がったばかりの雲丹等の様に見えました。北米中南部~中米原産で、日本には大正時代に渡来した、高さ20m程の落葉高木です。樹皮は淡紅褐色で浅く縦に裂けます。枝にコルク質の稜(翼)ができるのが特徴です。葉は長枝に互生、短枝に束生し、葉身は5-7裂し、各列片には細鋸歯があります。4月頃に、雌雄同株で、雄花と雌花の頭状花序を別々に付け、秋に果が沢山集まった集合果となり、穴から翼の付いた種子をばらまきます。青葉山では、大学周辺や追廻等の所々に植えられています・・・
モミジバフウの果実
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キササゲ(木大角豆)
2010/12/21(Tue)
 きょうは、晴れ後曇りました(2.5~10.4℃)。
  森の外れに、キササゲ(ノウゼンカズラ科)が生えていました。青空に伸ばした枝先から、紐状の果実を沢山垂らして、微風にゆらゆら揺れると、昔の七夕の様な趣でした。中国原産で、日本には古くから薬用植物として導入され、野生化したものが河畔等に生育する、高さ5-10m程の落葉高木です。葉は桐の様で大きく、やや三角形状の広卵円形です。6-7月、淡黄色で内側に紫色の斑がある径2cm程の花を、10花程を円錐状に付けます。 果実は細長く20-30㎝になり、枝先に10本程垂らします。果実中には両端に白毛を持つ種子がびっしりと詰まり、莢果が縦に割れて飛び出し風に乗り広く散布されます。名は、果実がササゲ(大角豆)に似る事に由来します。果実は利尿作用等がある生薬、梓実(しじつ)又は梓白皮(しはくひ)になります。青葉山周辺では、河川敷等に見られます・・・
キササゲ 広瀬川と青葉山
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ツチグリ(土栗)
2010/12/20(Mon)
  きょうは、曇り後晴れました(3.3~13.7℃)。
  樅林の地上に、ツチグリ(ツチグリ科)がありました。それこそ、土の中から零れ落ちそうな栗状の玉や、写真の様に、外皮を開き切って、まるで「雨降れ、雪降れ、霙降れ!」と詠う「ふるふる坊主」が沢山散らばっていました。世界に広く分布し、日本では夏~秋、林内の道端や土の崖等に発生する中型腹菌類のキノコです。若い頃は里芋の様な質感の径2-3cmの黒褐色の球塊で、熟すと外皮が星形に7-10片に裂けます。この外皮は3層で構成され、外側の層は堅い革質で伸縮性が無く、中間層は水分を吸収すると膨張し乾燥すると収縮します。その為、外皮は雨天時に反り返りますが、乾くと内側に丸まり、「キノコの晴雨計」とも呼ばれます。尚、最内層は罅割れ易い銀白色の薄膜。若いものは食用になり、東南アジア等では良く普及していますが、日本では何故か然程好まれません。 青葉山では、道端や崖等各所に普通に見られます・・・
ツチグリ 宮教の森
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ヤブタバコ(薮煙草)
2010/12/19(Sun)
  きょうも、良く晴れました(0.9~7.8℃)。
  森の外れに、ヤブタバコ(キク科)が生えていました。何時の間にか、丸くて愛らしかった黄花の総苞は剥がれ落ち、束子の様な痩果が並んでいました。何処かの公園で見たシャワー噴水の様でもあり、良く見ると、痩果の先には腺毛が飛び出していて、触るとねばねばしました。朝鮮、中国~ヒマラヤに広く分布し(欧州、西アジアには帰化)、日本では北海道~沖縄の、山地~低地の林縁、道端の草薮等に生育する、高さ50-100cmの1~越年草です。下部の葉は広楕円~長楕円形で、長さ20-28cm、幅8.5-15cmで、基部は広い翼のある柄になります。葉身の質は薄く、両面に短毛があり、裏面には腺点があります。主茎上部から順に互生する長大な側枝を放射状に出し、9-11月、更に枝を分けて葉腋に黄色い頭花を下向きに付けます。頭花に柄はなく、総苞は釣鐘状。痩果は長さ3.5mm、先は嘴状で、粘液を出し、臭気があります。青葉山では、草原等に見られます・・・
  尾根道のあちこちに、シロダモの実が落ちていました・・・
ヤブタバコ シロダモの実
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ミツバツチグリ(三葉土栗)
2010/12/18(Sat)
 きょうは良く晴れましたが、風の強い一日でした(-1.4~9.0℃)。
  林縁の草原に、ミツバツチグリ(バラ科)が咲いていました。不時現象なのでしょう。漸く寒くなったとはいえ、長らくぽかぽか陽気が続いていた所為か、春に咲くべき花が今頃咲いていました。黄金色の花々の中には、色素の抜けた白い花も幾つかありました。東アジア(朝鮮、中国、ロシア極東部等)に分布し、日本では北海道~九州の、日当たりの良い丘陵~低地の草原等に生育する、高さ15-30cmの多年草です。根茎は太く塊状で、葉は3枚の小葉からなり、小葉の形は長楕円~卵形で鋸歯があり、葉柄の基部には托葉が付きます。4-5月に、花茎に径10-15mmの黄色花を10数個咲かせます。萼片は5枚で披針形、花弁も5枚で倒卵形。果実は痩果で、褐色がかった白色。花後、地上に走出枝を出して無性繁殖もします。名は、葉が3小葉あり、西日本に多いツチグリ(地下に生食できる太い根茎がある)に似ている事に由来します。青葉山では、道端等に普通に群落を作っています・・・
ミツバツチグリ 午後の経ヶ峰
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カワラヒワ(河原鶸)
2010/12/17(Fri)
  きょうは、大体晴れました(-1.7~6.1℃)。
  メタセコイヤの木に、カワラヒワ(アトリ科)が止っていました。青空に映える天辺で一羽切り、コロコロと鳴いていましたが、良く見ると、留鳥の亜種コカワラヒワより少し大きめで、三列風切の白色部が目立つ、冬鳥の亜種オオカワラヒワでした。カワラヒワは体長15cm内外、翼開長約24cmで、ピンクの太い嘴と、黄褐色の体に翼の黄斑(初列風切と次列風切)が特徴です。東アジア(カムチャツカ~中国南部)に分布し、日本ではほぼ全国の低山~低地の森に広く生息し、近年は市街地の公園や川原等でも観察される留鳥で、北部のものは冬季に暖地へ移動し、大群も観察されます。細かく分けると、主に九州以北で繁殖する亜種コカワラヒワ(又はカワラヒワ)と冬鳥として渡来するこの亜種オオカワラヒワに分類されます。地鳴きは、キリリ、コロロ等と聞え、囀りはチョンチョン、ジューイ等と聞こえます。主に植物食で、様々な種子を採食します。青葉山では、一年中普通に見られ、秋~春にはこのオオカワラヒワも加わります・・・
カワラヒワ 大東岳~二口を望む(飛んでいるのは鳶)
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クリメコブズイフシ(栗芽瘤髄五倍子)
2010/12/16(Thu)
  きょうはうっすら雪が積もって、漸く冬の一日になりました(-2.0~2.8℃)。
  林縁のクリ(ブナ科)の木に、虫瘤が付いていました。枝の節々一杯にクリメコブズイフシを生して、一時の赤みや青みは無くなっていましたが、玉チョコに粉砂糖でも塗しているかの様でした。クリメコブズイフシは、クリタキバチ(タマバチ科)がクリに作る虫癭(虫瘤)です。クリタキバチは、北海道~九州の他、朝鮮、中国、北米、イタリア等に分布し、日本には1940年頃に中国から侵入しました。体長約3mmで黒褐色のタマバチミで、 成虫は6-7月に出現しますが全て雌で、葉腋の側芽に産卵すると、新芽が紡錘~球形に肥大して径15mm程の虫癭になります。色は初め桃赤色ですが、後に緑~褐色に変わります。内部に数個の虫室があり、幼虫はこの中で吸汁して育ちます。青葉山では、多くのクリの木に普通に見られます・・・
クリメコブズイフシ 昨晩ちょっぴり積った雪
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オクマワラビ(雄熊蕨) と初雪
2010/12/15(Wed)
  きょうは漸く初雪になって(平年より23日遅い)、一時吹雪っぽくなりました(-0.8~6.5℃)。
  道沿いに、オクマワラビ(オシダ科)が生えていました。一つの根元から四方に葉を広げて、まるで大きな椰子の木の様でしたが、この南の「島」にもはらはらと粉雪が舞っていました。北海道の奥尻島と本州~九州の山地~低地の林縁や明るい林床等に生育する、高さ1m程の常緑性羊歯植物です。根茎は太く直立して、斜めに立つか直立し、そこから葉が群がって出ます。葉柄基部には、広披針形で光沢のある黒褐~褐色の鱗片が密生し、中軸では黒褐色で狭披針形の鱗片が疎に付きます。葉身は1回羽状複葉で、下部の羽片は短くならず、小羽片の先は円頭~鈍頭で、小脈は二叉になります。胞子嚢群は葉身の上部半分近くまで付き、その部分の羽片は縮みません。青葉山では、真冬でも極普通に見られる常緑シダです・・・
オクマワラビ 初雪
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アケビハオレフシ(木通・通草葉折五倍子)
2010/12/14(Tue)
きょうは曇って、午後は一時晴れました(5.4~11.2℃)。
  道端の草叢に、ミツバアケビ(アケビ科)が生えていました。良く見ると、葉が縮れた虫瘤で、色も赤紫~青紫~灰白~緑とグラデーションを成して、美しい装飾品の様でした。アケビハオレフシは、ベニキジラミ(キジラミ科)がミツバアケビの他、アケビ、ムベに作る虫癭(虫瘤)です。ベニキジラミは、北海道~奄美に分布し、翅端まで1.6-2.2㎜の美しい鮮紅色のキジラミで、 成虫は4-10月に出現して(羽化直後の個体は淡緑色)、とても良く目立ちます。幼虫が展開前の若い葉に寄生すると、小葉が二つ折りのまま展開できずに肥厚して虫癭になります。幼虫はこの中で吸汁して育ち、羽化して成虫になると外に出て自由生活を送り、成虫で越冬します。又、この虫癭内にはヒラタアブの幼虫が同居して、多くの幼虫を補食します。青葉山では、ミツバアケビに良く見られます・・・
アケビハオレフシ 夜景
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ベニバナボロギク (紅花襤褸菊) 
2010/12/13(Mon)
 きょうは、曇り後雨になりました(0.1~4.8℃)。
 林縁の道端に、ベニバナボロギク(キク科)が咲いていました。見なれた帰化植物ながら、こんな寒々とした日々に出会うと、紅く暖かそうな花冠が、 原産地のアフリカの熱気を運んでくれている様な気がしました。日本では、1950年に福岡で採取された後全国に広がり、今も生育地を北上し続けている草丈30-70cmの一年草です。意外に山間部に多く見られ、特に森林伐採跡等に出現する先駆植物として知られています。全体に柔らかく水気が多く、茎は余り分枝せず直立し、赤紫に染まる事が良くあり、葉の主脈も良く赤みを帯びるます。楕円~倒卵形の葉は薄くて柔らかく、先はやや尖り、基部近くは疎に羽状に裂けます。両面には伏毛が疎にあり、縁にはやや細かな鋸歯が疎にあります。7-12月、茎先が疎に分枝して、その先に煉瓦~紅色の花を俯かせて付けます。頭花は先が細くなった円筒形で、長さ10mm程。種子(痩果)は長さ2mmで、先端に長さ12mmにもなる白い綿毛を多数付けます。名は、花が紅く、種子の綿毛の様子が襤褸布を散らかした様だから、等と言われていますが、良く分りません。青葉山では、旧ゴルフ場や車道沿い等で良く見られます・・・
ベニバナボロギク
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竜ノ口の「落石対策工事」について
2010/12/13(Mon)
 お知らせが遅れてしまいましたが、現在、竜の口峡谷は「落石対策」工事で、来年1月31日まで「立入禁止」になっています。今年9月に追廻の入口付近で突如工事が始まり、驚いて問い合わせると、「落石防止工事」であり、東西線等の工事とは全く関係がないとのことでした。しかし、「動物調査」等で頻繁に入谷している私の見る限り、大きな落石があった訳でもなく(沢には石ころ一つ落ちていなかった)、工法も不自然なものの様に思えて、何か解せません。最近竜の口を踏破した方なら分ると思いますが、こんな所より、東西線橋梁工事現場直下等、あちこちで土砂が沢を埋め(以前は殆どなかった光景で、大規模工事の影響とも思われる)、その調査・対策こそ急務だと思うのですが・・・。工事の場所は、竜の口に数ある名所の中の3本指に入るかとも言われる岩崖で、特に新緑や紅葉の頃は素晴らしい景観を見せていました(写真右下)。今や、人面にも見えた崖は削られ、ふさふさと頭髪の様に茂っていた木々も、大分剥げてしまったようです。工期は、2011年1月31日までとのことで、完了後の景観の変わりようが、大変気になるところです。
上流から下ってくると、追廻の出口に「立入禁止」の掲示が! 今更戻ることはできません!. 入口の工事案内板 資材運搬レール(左)と作業道
現場の岩壁 現在の姿 昨秋の姿 (同じ場所から撮影した嘗ての景観)

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十二月観(視)察会
2010/12/12(Sun)
 きょうは、今年最後の定例観(視)察会。開始前には、雨粒がポツポツと落ちて来てびっくりしましたが、直ぐに晴れて、風はあったもののとても穏やかな「会」になりました。トチノキの芽は青空にテカテカと光り、植栽されたサザンカが沢山咲いています。マイマイガやオオカマキリの卵嚢、大きなジョロウグモ、鮮やかなツキヌキニンドウの花等を眺めながら森に入ろうとすると、いつもの入口付近は工事中でした。あそこにあったあの植物はどうなったろうか、等と考えながら脇に進むと、イイギリが真赤な実をたわわに垂らしていました。その味を確かめたり、タラヨウの葉に字を書いたりした後、漸く森歩きです。マムシグサやリョウブ、ヤマツツジ、ヤマユリの実を見て行くと、何とマンサクが既に咲き綻んでいました!(これも温暖化の影響でしょうか?) そして予告の通りの、モズの早贄のオンパレードです。ミヤマフキバッタにフクラスズメに、カマドウマにニホンカナヘビに・・・何故こんなにと思わせる程の狩りようです。その意味等を皆で考えましたが、やはりはっきりした答えは出ませんでした。中々前に進めないながらも、ニホンリスの木、シラキ林のオブジェ、ブナやナツハゼ、ヤブコウジ、ヤブムラサキ、ムラサキシキブ、ツクバネ、オトコヨウゾメ、ウメモドキ、オオバジャノヒゲ等の実、イヌツゲの虫瘤と実等を観察しながら広場に辿り着くと、陽が降り注ぎ、皆で手足を伸ばすにはいい感じで、専門家の谷さんのご指導で、暫しストレッチと歌の会になりました・・・
イイギリの実 綻びかけているマンサク 恐るべし!何が モズの早贄(ミヤマフキバッタ)
 体がポカポカになったところで、ダイサギやテンの糞等観察した後、又歩き出しました。他に果実では、ルビーの様なツルリンドウ、見事だったサルトリイバラの他、センダイトウヒレン、コバギボウシ、オケラ、ノササゲ、ノダケ、ヒノキ、ヘクソカズラ、タチシオデ、スズメウリ、アカネ、チゴユリ、ツルアリドオシ、オオウバユリ、ヤマノイモ、ナガバノコウヤボウキ、ハンノキ、ケヤマハンノキ、ニシキギ、カリン等が目立ち、花では、ツノハシバミやハンノキ類の雄花序が林内で、ヒメジョオン、セイタカアワダチソウ、イヌタデ、ハキダメギク、ムラサキツメクサ等が主に林外で見られ、フユノハナワラビの胞子茎も沢山ありました。キノコでは、カワラタケやホコリタケ、ヒトクチタケ等の他、冬虫夏草やトリュフの仲間も観察できました。鳥獣では、カモシカの角擦り痕や、食痕、リスの食痕、タヌキの爪痕、シジュウカラやエナガ、ヤマガラ等の混群、キジバト、カケス、トビ、ミソサザイにも出会えました。ミツバアケビやマンサクの虫瘤、ドロバチ(トックリバチの仲間)の巣、アブラゼミの空蝉もありましたね。
 皆さんには、どんな出逢いがあったでしょう? 次回は、新年の初歩きです。雪上の、心改まる「会」を期待したいものです・・・
ひだまりの中で 尾根からの眺め サルトリイバラ よいお年を!
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ヒメロクショウグサレキン(姫緑青腐菌)
2010/12/11(Sat)
  きょうは、曇り時々晴れでした(0.5~13.2℃)。
森の朽木に、ヒメロクショウグサレキン(ズキンタケ)が生えていました。遠目にも青白い木塊が目立っていましたが、近寄ればやはり、このキノコでした。小さいけれど、何とも神秘的な白群の粒々が、周りの木肌までも美しく染めていました。主に秋、全国の山野の腐朽木上に発生する木材腐朽菌です。子嚢菌は径2-5mmの浅い椀型で、短い中心生の柄があります。内側は白地にやや染みた青緑の斑点があり、裏側も模様は同様で、色みが濃くなります。良く似たロクショウグサレキンは下に柄のついた椀形、ロクショウグサレキンモドキは柄が椀の端の方について杓文字形になるのが相違点です。一方当種は、小さくて殆ど画鋲の様な形状で、中央部の色が薄く、時に殆ど白くなるのも特徴です。何れも不食。名は、菌糸が蔓延すると、木材が緑青色に染まる事に由来ます。青葉山では、朽木上に普通に見られます・・・
ヒメロクショウグサレキン 明日は、晴れるかな・・・
  明日(12/12(日))は、定例の観(視)察会の日です↓。ふかふかの落葉を踏み分けながら、果実や冬芽、まだ咲いている花、突然咲き出した花、動物の痕跡、虫瘤や冬越しの昆虫、混群を作る野鳥達等が観察出来れば、と思います。きょうの下見では、モズの早贄が数多く見られましたので、その意味についても考察したいと思います。又、色んな出会いがあるといいですね・・・
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オオカマキリ(大蟷螂・大螳螂)の卵嚢
2010/12/10(Fri)
   きょうは、晴れたり曇ったりでした(1,1~8.4℃)。
   道端の草叢に、オオカマキリ(カマキリ科)の卵嚢がありました。コハウチワカエデの幼木の、地面から10㎝程の所にあって、頭に紅い葉を一枚、帽子の様に乗せていました。雪国の伝承等にある「カマキリの雪予想」(卵嚢が高い位置にあれば大雪)が思い出されますが(この説に依れば今冬は小雪?)、実際には然程根拠は無い様ですね。オオカマキリは、北海道~沖縄の山地~平地の林地周辺の草叢や樹上に生息する、60-95㎜の大型の蟷螂です。成虫は8-11月に出現し、飛蝗や蝶等あらゆる昆虫を強力な鎌足で捕食し、時に蛙や蜥蜴を食べる事もあります。茶色型と緑色型個体があり、日当たりの良い草木の葉上に良く見られます。チョウセンカマキリに似ていますが、体が大きくて太い事、後翅が紫褐色な事で見分けられます。卵嚢で越冬し、春に200-300匹の幼体が孵化します。卵嚢は、チョウセンカマキリやコカマキリは細長いので直に分ります・・・
オオカマキリの卵嚢 落葉の道
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タネツケバナ(種漬花)
2010/12/09(Thu)
 きょうは、曇り時々晴れました(0.9~7.7℃)。
  沢端に、タネツケバナ(アブラナ科)が咲き残っていました。十字の真白い小花をポツンと付けて、荒野に働く白衣の天使の様でした。北半球の温帯域に広く分布し、日本では北海道~九州の水田の畦、水辺の湿地等に生育する、高さ10-30cmの越年草又は一年草です。全体に柔らかく、茎葉や葉柄に細毛が散生し、葉は互生し、茎の根本と下部に一回羽状複葉を付けます。10月頃に発芽し、ロゼットで越冬し、主に4-6月に(時に秋にも)茎先に総状花序を出し、白色で小さい十字状花を10-20個開きます。花弁は4枚の十字花で、雄蕊6本(内2本は短)。果実は棒状で上を向きます。名は、この花が咲く頃に、種籾を水に漬けを田植えの準備を始めた事に由来します。青葉山では、水辺等に普通に見られます・・・
タネツケバナ 物見岩(下は広瀬川)
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ヤツデ(八手)
2010/12/08(Wed)
  きょうは曇り後晴れて、少しだけ寒くなりました(4.5~8.4℃)。
 森の入口のヤツデ(ウコギ科)に、花が咲いていました。ウコギ科特有の、えそべの様な樟玉を一杯付けて、良く見れば、未だ小さな花虻も止まっていました。この、花の殆ど無い時季にも、長い間花を咲かせ続けて、越冬中の虫達に貴重な密を提供している様です。本州(東北南部)~沖縄の主に太平洋側海岸近くの森周辺や林内に生育する、高さ2-4mの常緑低木です。枝分かれは少なく、葉は互生して茎先に集中し、葉身は掌状円形で7-9裂し、15-45cmの葉柄を持ちます。裂片には鋸歯があり、鋭尖頭で質厚く光沢があります。10-11月、茎頂に花序を出し、球形の散形花序を円錐状に多数付けます。花には、雄性期と雌性期があり、初めは花弁と雄蘂がありますが、それが落ちると、柱頭が伸びて雌性期になります。翌年の4-5月に、球形の果実を黒く熟します。葉を乾燥させたものを鎮咳、去痰に服用し(八角金盤)、リューマチには浴剤として利用されます。名は葉形に由来しますが、、裂片数は奇数の事が多く、8つのものは中々ありせん。別名は、テングノハウチワ(天狗葉団扇)等。青葉山では、年々林内外に増加していて、これは野鳥による播種や温暖化等の影響と思われます・・・
ヤツデ 木立から見える街
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チャンチン(香椿)
2010/12/07(Tue)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした(6.4~11.6℃)。
 森の外れに、チャンチン(センダン科)の大木が立っていました。流石に紅葉は終わっていましたが、樹下には、絶妙に細工された造形物の様な果実が、美しく花弁を開いていました。中国中~北部原産で、日本には江戸期に渡来し、本州以南の比較的暖かい多雨地方に生育する、高さ20m程の落葉高木です。葉は卵形の小葉10-20枚からなる羽状複葉で、茎葉や花には名の通り、独特の匂いがあります。6-7月、枝頂から円錐花序を出し、白い小花を密生して多数咲かせます。果実は長さ1.5cm程の果で、秋に熟して5裂し、中に長い翼を上部に付けた種子があります。春の若葉が鮮桃色をして美しく、秋にも紅葉する為、庭木や街路樹として植栽されます。材は堅く、家具や器具用材等に利用されます。新芽は香りが強く、食用にもされます。名は、漢名の香椿(シァンチン)を音読みしたものです。青葉山周辺では数か所に高木が見られますが、どの様な経緯で植栽?されたものなのでしょうか・・・
チャンチンの果実 チャンチンを見上げる
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ナツトウダイ(夏燈台・夏灯台)の紅葉
2010/12/06(Mon)
 きょうも、大体晴れました(6.7~17.6℃)。
 道沿いのあちこちで、ナツトウダイ(トウダイグサ科)が紅葉していました。すっかり葉が落ちて淋しくなって来た林床で、正に名の通りの燈台の様に、周囲を赤々と照らしていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン、クリル等の山地~丘陵に生育する、草丈20-40㎝の多年草です。毛は無く滑らかで、切ると白い汁が出て、触れると被れる有毒植物です。茎葉はしばしば紅紫色を帯び、茎頂に狭長菱状楕円形の葉を5個輪生します。4-5月、葉腋から5本の散形枝を出し、その先に杯状花序を付けます。苞葉は三角状卵~卵状広楕円形で、4個の腺体は三日月形で両端が尖ります。青葉山では、路傍等に普通に見られます・・・
  その近くで、メギが紅葉していました・・・
ナツトウダイの紅葉 メギ
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カキノキ(柿の木)
2010/12/05(Sun)
  きょうは、大体晴れました(6.5~17.1℃)。
  林縁に、カキノキ(カキノキ科)の果実が生っていました。大分動物達に食べられてはいましたが、正に照柿色の熟柿が青い空に映えていました。落ちている実の味見をすると、渋柿がすっかり甘くなっていましたよ。東アジアの固有種で、日本では本州~九州で栽培、又は自生している、高さ10m程の落葉高木です。起源は、元々日本に自生していたとする説と、古代に中国から渡来したとする説があります。雌雄同株。葉は大きく広い楕円形で革質。 6月頃、黄緑色4弁の雌花と雄花を付けます。果実は黄赤色の液果で、品種数は1000を超えるとも言われます。甘柿は日本特産種で、渋柿も完熟したものや干柿、湯やアルコールで渋抜したものは甘く食べられます。青葉山では、民家跡等各所に植栽されたものが見られ、今では野鳥や動物達の貴重な食料となっています・・・
  近くの車道では、ハシボソガラスが何時もの様に、車に轢かせた胡桃を食べていました・・・
カキ オニグルミを食べるハシボソガラス
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イイギリ(飯桐)
2010/12/04(Sat)
  きょうは、大体晴れましたが時々雨が降り、午後は風が吹き荒れました(4.5~10.5℃)。
  林縁のイイギリ(ヤナギ科)に、実が生っていました。真紅な実を葡萄の房の様に無数に垂らしていて、烏や鵯が盛んに啄んでいましたが、その所為か地上にも実が散らばっていて、とても見事でした。本州~沖縄の他、朝鮮、中国等の、山地の谷筋等に生育する、高さ15-20mの落葉高木です。雌雄異株。キリやアカメガシワに似た幅広い葉は、互生して枝先に束性し、葉柄は長く、先の方に1対の蜜腺があります。4-5月頃、雄花も雌花も同様の黄緑色の円錐花序を出して下垂します。花に花弁はなく、萼片は5枚程ですが一定しません。雄花には多数の雄蕊があり、雌花にも退化した雄蕊があります。10-11月頃、径1cm程の丸い果実が赤く熟します。 名は、葉が桐に似ていて、昔その葉で飯を包んでいた事に由来します。別名は、ナンテンギリ(南天桐)等。青葉山では、城址周辺等各所に高木が見られます・・
  その近くには、ヒヨドリジョウゴの実が生っていました・・・
イイギリの実 ヒヨドリジョウゴの実
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ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)
2010/12/03(Fri)
 きょうは午前中は雨、午後からは晴れました(13.4~19.9℃)。
 沢端に、ケキツネノボタン(キンポウゲ科)が咲き残っていました。一輪だけでしたが、雨滴を乗せてしっとりと、檸檬色の花を生き生きと咲かせていました。本州~沖縄の沢や溝の縁、田の畦等湿った所に生育する、高さ20-60cmの多年草です。葉は3出複葉で、両面に伏毛があります。根生葉には長柄があり、小葉は2-3裂し、不規則な鋸歯があります。茎葉は互生し、短柄があります。3-7月、枝先に光沢ある黄色い5弁花(径1㎝程)を付けます。痩果は楕円形で先が多少曲がるか、ほぼ真直ぐ。キツネノボタンと良く似ていますが、全草に開出毛が目立ち、果実の先端が強く曲がらず、小葉の幅が狭く先が尖るのが識別点です。名は、毛のあるキツネノボタン(葉や果実が牡丹に似る事に由来)の意。青葉山では、沢筋や湿った草原等に普通に見られます・・・
ケキツネノボタン 崖上の紅葉

「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします) 

★仙台市に2007年末提出した、『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、2008年10月に提出した「意見書」とその回答、12月提出の「要望書」等を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又はaobaten@leaf.ocn.ne.jpにお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう! 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 
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ゆきかえる