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キッコウハグマ(亀甲白熊)
2011/10/31(Mon)
   きょうは雨後曇って、午後は晴れました(12.4~20.1℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.13μSv/h屋内21:00、北西風)。
  道端に、キッコウハグマ(キク科)が咲いていました。白く愛らしい花が、危うく踏みそうになる程一面に広がっていて、小さな風車達がくるくる回っている様でした。北海道~九州の他、朝鮮南部等の、山地~丘陵の林内の木陰に生育する、高さ10-30cmの多年草です。5角形の葉は茎の下部に輪状に5‐11個集まって付き、長い葉柄を持ちます。地下の茎は四方に細長く這い、輪状の葉や花茎を支えています。9-10月、茎頂に3つの小花から成る、径1-1.5cmの白い頭花を10個程付けます。名は、葉が亀甲に、花が白熊(ハグマ=ヤクの毛で作られた飾り)に似ている事に由来します。青葉山では、やや乾いた林内や路傍に普通に見られます・・・
キッコウハグマ 竜ノ口合流点から
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アカネ(茜)の実
2011/10/30(Sun)
  きょうは、大体曇りました(12.1~16.1℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北北東風)。
  アカネ(アカネ科)の実が生っていました。面白そうに、黒いのも赤いのも青いのも並んでいましたが、黒いのはとても甘くて、早くも誰かに大分食べられていました。本州~九州の他、中国、朝鮮等の山野の道端や林縁等に生育する蔓性多年草です。四角い茎には細かい刺があり、他の植物等に引っかかりながら伸びます。葉はハート型で4枚輪生する様に見えますが、内二枚は托葉が変化したもので(偽輪生)、実際は対生です。夏~秋に、多数分岐した枝先に黄緑の花を開き、秋に黒い果実を付けます。名は、根が赤い事に由来し、「茜染め」に使われます。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
  ナンブアザミが目立っていました・・・
アカネ ナンブアザミ
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クサギ(臭木) の果実
2011/10/29(Sat)
   きょうは、晴れ後曇りました(8.1~19.6℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北西風)。
   クサギ(クマツヅラ科)の実が生っていました。一つ一つは派手な衝羽根の様ですが、集まれば、妖精達の乱舞でした。北海道~沖縄の他、朝鮮、中国等の山野に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。葉は対生し、長さ8-20cmの三角状心~広卵形で、先は尖り、基部は心~円形で、薄く柔らかく柔毛を密生します。葉柄は2-10cm。8月頃、枝先の葉腋から長柄のある集散花序を出して、雄蘂、雌蕊が花弁中心から突き出す白花を咲かせます。秋に紺色の液果を熟し、赤い萼も開いて残ります。青葉山では、藪地等に普通に見られます・・・
クサギの果実 澱橋から見た夕景
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キセキレイ(黄鶺鴒)
2011/10/28(Fri)
   きょうも、大体晴れました(10.2~17.8℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、西北西風)。
   川に、キセキレイ(セキレイ科)がいました。時々チチン、チチンと鳴きながら、石から石へ飛び回っていましたが、こちらに気付くと、一瞬見詰められ、又歩き出して飛んで行きました。広くユーラシア~アフリカに分布し、日本では九州以北の高山~平地の、主に綺麗な渓流や沢、川等の水辺に生息する、体長 約20cmの留鳥又は漂鳥です。繁殖期は4-8月で、雄は美しく囀り、一夫一妻で子育てをします。冬は単独で過し、市街地の水辺でも観察されます。食性は動物食で、昆虫類、クモ類等を食べます。青葉山では留鳥(又は漂鳥)で、一年中出会えます・・・
キセキレイ. きょうの空
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モズ(百舌/鵙)
2011/10/27(Thu)
  きょうも、大体晴れました(7.1~18.1℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.12μSv/h屋内23:00、北北西風)。
  モズ(モズ科) が鳴いていました。雄が、キィーッキチキチキチ・・・と高鳴いては、周りをきょろきょろしています。柿の実もたわわに生って、鳥達に突かれた熟柿も沢山落ちていて、秋の深まりを感じました。中国東部、朝鮮、ウスリー、サハリン等で繁殖し、冬には中国南部等で越冬します。日本では全国各地に周年生息しますが(留鳥)、北海道では冬に大部分は本州以南に移動し、山岳高地の者も里や南部に移ります。全長19-20㎝。眼上部の眉斑があり、尾羽、翼は黒褐色で、喉、頬、雨覆、次列風切、三列風切の外縁は淡褐色。雄は頭頂~後頸と体側面がオレンジ色で、体上面は青灰色、下面は淡褐色。初列風切羽基部に白斑が入ります。過眼線は黒。雌は全体に淡褐色。大型昆虫や蛙に蜥蜴、小鳥や鼠まで捕食。名の「百舌」は、物真似が得意で、何種類もの鳴声を持つ事に由来。青葉山周辺では、一年中普通に見られます・・・
高鳴くモズ♂. 柿
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キムネクマバチ (黄胸熊蜂)
2011/10/26(Wed)
きょうは、良く晴れました(11.6~16.2℃//0.19μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北西風)。
  ナンブアザミに、キムネクマバチ(ミツバチ科)がいました。と言っても、熊蜂の事で、約500種確認されているクマバチ属の中の、北海道南部~屋久島に広く分布する日本産代表種です。日本では他に、アマミクマバチ、オキナワクマバチ、アカアシセジロクマバチ、オガサワラクマバチ等が生息します。少なくなった花の蜜を一所懸命集めようと、こちらには見向きもせず、花粉だらけになっていました。山野に普通に生息し、体長20-24mm の大型のハナバチ。成虫は3-10月に出現し、体色は黒く、胸部には黄色い毛が密生し、ずんぐりした体型で、重そうに飛び、様々な花を訪れて、花粉や蜜を集めます。人家周辺でも良く見られ、材木や枯枝等に穴をあけて巣を造り、中に蜜や花粉を集め、産卵します。時に同じ枯木に複数が集まって営巣する事もあります。獰猛な種と思われがちですが、極めて温厚です・・・
キムネクマバチ 蕃山方面
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カナムグラ(鉄葎)
2011/10/25(Tue)
  きょうは、曇り時々霧雨でした(14.5~18.8℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北西風)。
  道端に、カナムグラ(アサ科)の雌花が咲いていました。少し前までは、緑々した花房でしたが、周囲の色付きに合わせる様に、赤紫に美しく染まっていました。中国等東アジアに分布し、日本では全国の原野や路傍、河原等日当たりの良い場所に生育する、雌雄異株の一年生蔓植物です。5-12cm程の葉は深く切れ込んだ掌状で対生し、鋸歯が多く表面はざらつきます。茎や葉柄には鋭い下向きの刺があり、様々な物に絡み付いて蔓延ります。花期は8-10月で、雄株では葉腋から花茎を伸ばし、分枝した花茎を立てて多数の淡緑色の花を付けます。雌株では、先端に苞に包まれた穂状の花を垂れ下げ、緑から次第に紫色を帯び、苞先は反り返ります。青葉山では藪等に普通に見られます・・・
  オオイタドリの一部の葉が赤くなっていました・・・
カナムグラ オオイタドリの紅葉
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ヤマゼリ(山芹)
2011/10/24(Mon)
  きょうは、曇り後霧雨になりました(13.7~16.3℃//0.19μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、南東風)。
  ヤマゼリ(セリ科)が、咲き残っていました。純白の細花の傍には果実も沢山出来ていて、大きな三葉を摘むと、芹よりも野趣溢れる香りが漂いました。朝鮮、中国東北南部等に分布し、日本では本州~九州の山地の林下や渓谷の縁等に生育する、高さ50-100cmの一年草です。茎は中空で上部は良く枝分かれし、葉は2-3回3出羽状複葉で、小葉は卵~広卵形でやや薄く、粗い鋸歯があります。7-10月。茎頂か、分枝した先に小さな複散形花序を多数付けます。花は白色5弁花で花弁は内側に曲がります。複散形花序の下にある総苞片、小花序の下にある小総苞片は線~狭披針形。果実は長さ3.5-4mmの楕円形で、分果の背隆条は脈状で細く、側隆条は狭い翼状になります。青葉山では、林縁等に見られます・・・
ヤマゼリ 賢渕から
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タマブキ(珠蕗、球蕗、玉蕗)
2011/10/23(Sun)
   きょうは、曇り後晴れました(17.5~27.2℃//0.19μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:30、北北東風)。
   谷間に、タマブキ(キク科)が咲いていました。束になって下がる白い総苞の黄花から、眼鏡か碇の様な柱頭が跳び出し、茎には珠数玉の様な珠芽も沢山付いていました。北海道南部~関東の山地の湿り気のある林床等に生育する、高さ50-150cmの多年草です。長い葉柄がある葉は茎に互生し、三角状心形で縁に粗い鋸歯があります。葉の表面には粗毛が散生し、裏面には蜘蛛毛が密生して緑白色に見えます。8-10月、茎先に円錐花序を作り、5-6個の黄色い筒状花からなる頭花は全て両性花で、花冠は浅く5裂し、花柱の先は2つに分かれ反り返ります。痩果は円柱形で、白い冠毛があります。葉腋に径1cmの珠芽(むかご)を付け、無性生殖もします。青葉山では、沢沿いの林下等に群生しています・・・
タマブキ 化石滝
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ツルリンドウ(蔓竜胆)
2011/10/22(Sat)
 きょうは、一日雨でした(15.9~19.8℃//0.19μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:30、南南東風)。
  ツルリンドウ(リンドウ科)の実が生っていました。濃紅の珠を雨に濡らして、紅玉の様に艶めいていました。北海道~九州の山地の木陰等に生育する、蔓性多年草です。蔓は地面を這ったり草木に絡んで長さ40-80mになります。葉は対生し、3本の主脈が目立ちます。8-10月、葉腋に淡紫色の鐘状の5裂した花を付け、後に紅紫色の液果が花弁の先に実ります。名は、蔓性のリンドウの仲間の意。青葉山では林内に普通に見られますが、東京や千葉等関東では絶滅危惧種です・・・
ツルリンドウ 霧の山
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クマノミズキ(熊野水木)の果柄
2011/10/21(Fri)
  きょうは、曇りでした(12.3~29.1℃//0.19μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.12μSv/h屋内21:30、東南東風)。
  クマノミズキ(ミズキ科)の果柄が、赤くなっていました。黒い実も付いてはいるのですが、とても小さく地味で、柄の方が何故こんなに美しく派手なのか、とても不思義になります。川辺に下りると、その果柄が、砂浜に珊瑚礁の海を作っていました。本州~九州の他。朝鮮、中国、ヒマラヤ等の、山地の谷沿い等に生育する、樹高8-12mの落葉高木です。葉は卵~楕円形で、先は長い鋭尖頭で基部は楔形で全縁。葉身は長さ6-16cm、幅3-7cmで、裏面はやや粉白色で、長さ1-3cmの葉柄があって対生します。6-7月、新枝の先に多数の白色4弁花から成る径8-14cmの散房花序を付けます。10月頃、径5mm程の球形で紫黒色の核果を熟します。青葉山では、ミズキ同様普通に見られます・・・
クマノミズキ 砂浜に珊瑚
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コマユミ(小真弓)
2011/10/20(Thu)
  きょうは、大体晴れました(10.2~19.7℃//0.19μS/h八幡1屋外高さ1m・0.11S/h屋内20:00、西北西風)。
  コマユミ(ニシキギ科) が紅葉していました。未だ未だ緑の葉が多い中に、スポットライトを浴びて、真紅の葉や実が、炎の様に揺れていました。アジア東北部に広く分布し、日本では北海道~九州の山野に生育する、樹高2-3mの落葉低木です。倒卵形の葉は対生し、両面共に無毛で、細鋸歯があります。葉柄は短く、1-3mm。5-6月に、葉腋から集散花序を出し、6-7mmの淡緑色の両性花を数個付けます。花弁、雄蘂共に4個。萼は4裂します。果は熟すと裂けて、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が1個現れます。紅葉も美しく、庭木としても良く植えられます。名は、小さいマユミの意ですが、種としてはニシキギの品種で、枝にコルク質の翼があるものがニシキギです。青葉山では、ニシキギと共に普通に見られます・・・
コマユミ ススキ
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シラネセンキュウ (白根川芎)
2011/10/19(Wed)
  きょうは、大体晴れました(7.6~16.4℃//0.20μS/h八幡1屋外高さ1m・0.11S/h屋内20:00、西南西風)。
  シラネセンキュウ (セリ科) が咲いていました。白く大きな花序が沢沿いに並んで、白雲が何処までも棚引いている様でした。本州~九州の他、朝鮮、中国東北部等の山地の林下、谷筋等に生育する、高さは80-150cmの多年草です。茎は中空で細長く直立し、上部は分枝します。葉は3-4回3出羽状複葉で、小葉は卵形で薄く、縁の切れ込みには変化が多く、裏側は帯白色。茎の葉は互生し、葉柄下部は淡色で袋状に膨らみます。9-11月、茎頂か分枝した先に白色5弁花から成る複散形花序を付けます。花弁は広い倒卵形で萼歯片は無く、花序の下の総苞片は殆ど無く、小花序の下の小総苞片は細く多数あります。果実は広楕円形で、広く薄い側翼があり、分果の背隆条は脈状になります。名は、白根山で発見され、中国原産の薬草・センキュウに似ている事に由来。青葉山では、谷筋等に多く見られます・・・
シラネセンキュウ きょうの夕焼け
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ナンブアザミ(南部薊)
2011/10/18(Tue)
 きょうは、大体晴れました(12.7~19.1℃//0.20μS/h八幡1屋外高さ1m・0.11S/h屋内20:00、西北西風)。
 草原に、ナンブアザミ(キク科)が咲いていました。燦々と光を浴びる花に近寄ると、細管の大輪菊の様に、豪華に見えました。本州中部以北の山地の林縁や草原等に生育する、高さ1-2mの多年草です。葉は互生し、基部は茎を抱かず、縁は浅い鋸歯から深く切れ込むものまで異変が多く、花期に根生葉は残りません。8-10月頃、頭状花序が筒状花のみで構成される紫色の花を、やや上~やや下向きに付けます。総苞片が粘りが無く反り返るのも特徴です。青葉山では、最も普通に見られる薊です・・・
ナンブアザミ 大分赤みが差して来ました
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スルスミシマハナアブ(摺墨・磨墨縞花虻)
2011/10/17(Mon)
  きょうは、曇り時々晴れました(16.9~23.5℃//0.19μS/h八幡1屋外高さ1m・0.11S/h屋内20:00、北北西風)。
  ノコンギクに、スルスミシマハナアブ(ハナアブ科)と思われる花虻がいました。花から花へ忙しなく飛び回って、あっと言う間に消えてしまいました。本州他(不明)の山野に生息する、体長14-16mmのハナアブです。成虫は4-10月に出現し、黒い体色に細い横線があり、シマハナアブに良く似ていますが、横線が細く、黄色い三角形の紋はやや不明瞭です。♂の複眼同士は接し、♀では離れています。昼行性で、花蜜や花粉を食べ、幼虫は水生で腐食物を食べます。以前は、クロハナアブと呼ばれていました。形態的・生態的特性から、全国的にも希少種と考えられている様です・・・
スルスミシマハナアブ
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ナギナタコウジュ(長刀香需)
2011/10/16(Sun)
  きょうは、雨後晴れました(16.8~25.9℃//0.19μS/h八幡1屋外高さ1m・0.10S/h屋内20:00、北西風)。
  道端に、ナギナタコウジュ(シソ科)が咲いていました。あちこちに赤紫の刷子を立てて、夕焼け空でも描こうとしている様でした。北海道~九州の山野の草地、路傍等に生育する、草丈15-50cmの一年草です。茎は四角くて良く分枝し、精油を含む草全体に強い香気があります。葉は対生し、長さ4-9㎝、幅1-4㎝の卵~狭卵形で、鋸歯があります。9-10月 、枝先に穂状の花序を出し、淡紅紫色で約5mmの唇形小花を多数付けます。名は、花穂が長刀のように片面だけに付く様子と、葉や芳香が中国の薬草コウジュ(香薷・香需)に似ている事に由来します。青葉山では、草地等に普通に見られます・・・
   青空を、カワウが飛んで行きました・・・
ナギナタコウジュ カワウ
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ヒメカメノコテントウ(姫亀子天道虫)
2011/10/15(Sat)
 きょうは、大体曇りました(17.7~25.1℃//0.20μS/h八幡1屋外高さ1m・0.12S/h屋内20:00、南東風)。
 ノブドウに、 ヒメカメノコテントウ(テントウムシ科)がいました。忙しなく動いていたので、手持ちの紙に移すと、益々早く動き回って、角に一瞬止まると、何処かに飛んで行ってしまいました。中国、シベリア等に広く分布し、日本では北海道~沖縄の山野に生息する、体長3-4.6mmの小型テントウムシです。成虫は3-11月に出現し、基本種は黄色地に黒色の模様があります。斑紋多型が見られ、上翅会合線が黒く、4個の黒紋を現わすのは四紋型と呼ばれ、赤っぽく、模様の消失したタイプ等もあります。成虫,幼虫とも、アブラムシ類を捕食します。名は、小さく、カメノコテントウに似た模様がある事に由来します・・・
  道端に、ノコンギクが咲き群れていました・・・
ヒメカメノコテントウ ノコンギク
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カワガラス(河烏)
2011/10/14(Fri)
   きょうは曇って、夜には雨になりました(12.3~21.5℃//0.20μS/h八幡1屋外高さ1m・0.11S/h屋内21:00、東南東風)。
  賢渕に、カワガラス(カワガラス科)がいました。芋煮の喧噪も、釣人達の影も耳目にないのか、飛沫を浴びて、時々白い瞳(瞬膜)を瞬かせながら、静かにじっと佇んでいました。ヒマラヤ北部~カムチャツカに広く分布し、日本では北海道~九州の主として山間の渓流に棲む留鳥です。全長(翼開長)21-23cm。雌雄同色。水中に潜ったり、水底を歩いたりして水棲昆虫類や魚類を捕食します。冬は雌雄共に単独で縄張り分散する傾向がありますが、一夫一妻で、秋~初冬には雌雄共に囀って、番形成の求愛行動が良く観察されます。青葉山では、広瀬川沿いで周年見られます・・・
カワガラス 賢渕.
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オヤリハグマ(御槍白熊)
2011/10/13(Thu)
きょうは、大体曇りでした(12.2~23.1℃//0.21μS/h八幡1屋外高さ1m・0.11S/h屋内20:00、北西風)。
  オヤリハグマ(キク科)が咲いていました。深い谷を見下ろしながら一人佇み、白髪の仙人の様に見えました。東北~関東北部の林内に生育する、草丈45-85㎝の多年草です。茎は上部で円錐花序に分枝し、枝は開出して短毛があります。葉は長柄があり、長さ10-13㎝幅7-13㎝で、先は3浅裂し、歯牙があります。9-10月頃、一つの筒状花からなる頭花を多数付け、花冠は白色で1個の筒状花からなり、長さ1.7-1.8㎝、先は5裂します>総苞は狭い円柱形で長さ1.4-1.7㎝。名は、細くて直線的な頭花を、槍の穂に見立てたとか、三裂する葉を準えたとも言われます(「ハグマ」はヤクの尾の毛の事で、花が似る事に由来)。青葉山では極普通に見られますが、日本の極狭い地域に生育している事から、「緑の国勢調査-自然環境保全調査報告書-」(1976、環境庁)で「貴重植物」に指定されています・・・
オヤリハグマ 谷を見下ろす

 
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ダイモンジソウ(大文字草)
2011/10/12(Wed)
   きょうは、晴れ時々曇りでした(9.7~21.5℃//0.19μS/h八幡1屋外高さ1m・0.12S/h屋内20:00、南西風)。   
   沢に、ダイモンジソウ(ユキノシタ科)が咲いていました。白い大字の手足が、四方に真直ぐに伸びて、とても気持ち良さそうでした。北海道~九州の他、中国、朝鮮、ロシア極東部等の、山地の渓流沿いや湿気の多い岩場等に生育する多年草です。長柄のある3-15cmの葉は腎円形で5-12浅裂し、基部は心形。9-10月、10-30cmの花茎先に円錐状花序を付けます。花弁は、上の3枚が短く下の2枚は長い5枚。名は、花を「大」の字に準えました。別名のイワブキは、岩場に生え、葉が蕗に似る事に由来。青葉山では、崖地や沢等で見られます・・・
ダイモンジソウ 森の窓から
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アカイラガ(赤刺蛾)の幼虫
2011/10/11(Tue)
  きょうは、大体曇りました(12.4~23.1℃//0.20μS/h八幡1屋外高さ1m・0.10S/h屋内20:00、西風)。 
  コンクリの柵に、アカイラガ(イラガ科)の幼虫がいました。イガイガで緑色の姿は、別名通りレイシ(苦瓜)にも見えましたが、透明感があって、宝石の様でもありました。シベリア等に分布し、日本では北海道~九州(屋久島)の山地~平地に生息する、開張20-27mmのイラガの仲間です。成虫は 6-7月と8-9月に年二回出現し、褐色で上翅の逆「く」の字型の模様が特徴的です。幼虫は7月と9-10月に出現し、コナラ、クヌギ、クリ、クワ、ヤナギ、コハウチワカエデ、ネジキ、カキ、チャ、ウメ、モモ、サクラ等の樹木からダイコン、サツマイモ等の草本まで広く食餌植物にしています。老熟した幼虫は落葉の下や土中浅く潜って結繭越冬し、翌春の6月頃羽化します。終齢幼虫は体長18mm程で、毒微刺毛を密布し体上の肉質突起の前面にも同様な微刺毛を持ちます。肉質突起の先端は尖って赤い多数の棘状突起を生じます。別名のレイシムシは、突起の形や色がレイシ(苦瓜)に似る事に由来します・・・
  良く似たイラガの幼虫もいましたが、どちらも触ると大変痛い目に会いますから、十分に注意しましょう・・・
アカイラガの幼虫 イラガの幼虫
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ミヤマガマズミ(深山莢蒾/深山鎌酸実)
2011/10/10(Mon)
  きょうも、大体晴れました(12.4~23.1℃//0.19μS/h八幡1屋外高さ1m・0.11μS/h屋内20:00、西風)。 
  ミヤマガマズミ(スイカズラ科)の実が生っていました。艶やかな赤い実がたわわに下がって、鳥達の来訪が待ちきれない様子でした。北海道~九州の他、中国、朝鮮、サハリン南部等の山地の林内や林縁に生育する、樹高2-4mの落葉低木です。枝は黒紫色を帯び、葉は対生し、長さ4-9㎝の倒卵形で先が尖り、表面は無毛で光沢があります。縁は粗く鋭い鋸歯。5-6月に、葉が一対付く枝先に散形花序を作り、白い小花を多数付けます。筒状花は5深裂し、長い雄蕊が5本あります。9-10月、径8㎜程の核果を、赤く熟します。青葉山では、明るい林縁や林内に普通に見られます・・・
ミヤマガマズミ 山の坂道
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十月観(視)察会
2011/10/09(Sun)
  きょうは、快晴の観(視)察会になりました(9.5~20.5℃//0.19μS/h八幡1屋外高さ1m・0.11μS/h屋内20:00、西風)。色付き始めた栃の林を抜け、榎や山椒に付く、宝石の様な幼虫達を観察した後、道端の草々を眺めながら進みます。壁には、Yちゃんが見つけたオオカマキリが身構えています。山梨や三葉木通には指を咥えましたが、猿梨や唐花草の味は少しだけ確かめましたね。足元にはキツリフネやアキノウナギツカミが咲き、上を見上げて、楓の翼果の角度を比べたり、エゴノキの実を運ぶヤマガラを間近で観察したりしました。道端には、ノコンギク、アキリキリンソウ、ミゾソバ、ハナタデ、イヌタデ、オヤリハグマ、ツクシハギ等が目立ち、林内には、シロヨメナやダキバヒメアザミ、ナンブアザミ等が良く見られました。キバナアキギリも咲き残り、仙台の名のセンダイトウヒレンも見られました。果実では、ウメモドキやツリバナ、ミヤマガマズミ、ツルリンドウ、マムシグサ等が目立っていました。花では他に、オクモミジハグマ、シラヤマギク、コマツナギ、メナモミ、ヤクシソウ、アメリカセンダングサ、センボンヤリ、ゲンノショウコ、ツユクサ、ガンクビソウ、ヤマハッカ、ヨモギ、オオハンゴンソウ、キンミズヒキ、ヒメキンミズヒキ、ハキダメギク等が見られました。実では、クサギ、クリ、オトコヨウゾメ、チゴユリ、シラキ、ツクバネ、オオウラジロノキ、ツルアリドオシ、ヤブムラサキ、トリガタハンショウヅル、シラキ、タカノツメ等が見られ、ヤマノイモのむかごも生っていました。早くも、紅く葉を染めていたマンサクやシラキもありました。
ウメモドキ クチバスズメの幼虫 〈ゴンドカブリ〉 イカリモンガとシロヨメナ
 きょうの主たる目的であるキノコは、不思議な程少なくて淋しいものでしたが、それでも、スミゾメシメジやオリミキ(ナラタケモドキ)、ハタケシメジ、エセオリミキ、ヌメリイグチ等を見つけた方もいました。他に、スギヒラタケは多く見られ、シロツルタケ、シロオニタケ、コカラカサタケ等の毒茸、ツチグリ、ヒイロタケ、オチバタケやヒトヨタケの仲間に、フウセンタケの仲間〈ゴンドカブリ〉も見られました。動物では、とぐろを巻いていたクガイビルの仲間、野鳥では、メジロ、シジュウカラ、ハクセキレイ、アオゲラ、カワラヒワ、ハシブトガラス、ヒヨドリ等、昆虫では、イカリモンガやルリシジミ、キタキチョウ、ミカドフキバッタ、アキアカネ、ショウリョウバッタ、ツヅレサセコオロギ等が見られ、巨大なクチバスズメの幼虫、イラガ、クロアゲハ、オオムラサキの幼虫、イシサワオニグモやワカバグモ等にも出会いました。ツクツクホウシが未だ鳴いていたのにも、驚きましたね。キノコの異常な少なさ等、期待外れの面もあったかもしれませんが、きょうは天気も最高で、様々な発見や喜びがあったのではないでしょうか?
クガビルの仲間 みんな真剣に聞いています 秋晴れの会でしたネ 少ないながら、様々なキノコが見られましたヨ
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ツリバナ(吊花)の実
2011/10/08(Sat)
  きょうも、大体晴れました(10.9~20.4℃//0.19μS/h八幡1屋外高さ1m・0.11μS/h屋内20:00、北風)。   ツリバナ(ニシキギ科)の実が生っていました。果が割れて、美味しそうな種子が下がり、如何にも豊穣の秋を思わせました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山地の落葉広葉樹林中に生育する、樹高3-5mの落葉低木です。小枝は緑で古くなると紫褐色になります。葉は長さ5-12㎝、卵~長卵形で対生します。表面は緑、裏面は淡緑で細鋸歯があり、葉先は長い鋭尖頭。5-6月、葉腋から長さ6-15㎝の柄を出し、径6-7mmで淡緑色か、やや淡紫色を帯びた5枚花弁の花を開きます。秋に果は熟すと5裂し、朱色の仮種皮に包まれた種子が覗きます。秋には、美しく紅葉します。青葉山では、林内に広く見られます・・・
  所々で、シラキが紅くなり始めていました・・・
ツリバナ 紅くなり始めたシラキ
  明日(10/9)は月例観(視)察会です↓。今月も、キノコの観察と鑑定が主となりますが、シロヨメナ、ダキバヒメアザミ、ツクシハギ等の花々や秋の虫達等自然全般を観察します。素敵な出会いがあると良いですね・・・
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トキイロヒラタケ(朱鷺色平茸)
2011/10/07(Fri)
   きょうは、大体晴れました(15.0~19.9℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.12μSv/h屋内21:00、南西風)。    
 柳の木の根元に、トキイロヒラタケ( ヒラタケ科)が生えていました。大分色褪せてはいましたが、それでも名の通り、朱鷺色の平茸そのもので、周りに不思議な光彩を放っていました。ロシア沿海地方やニューギニア等に分布し、日本では初夏~秋に、ヤナギ類やポプラ、シデ、フジ等の広葉樹の枯木に発生します。径2-14㎝の傘は、幼菌時は縁が内側に巻き、後に貝殻~扇形で縁が波打ちます。表面は初め朱鷺~鮭肉色で、次第に色褪せて白っぽくなります。肉は薄紅色、柄は傘との区別が不明瞭でしばしば欠如します。肉は弾力性があって、若いものは食用になります。青葉山では、柳類等の朽木に見られます。栽培品が各地で販売されていますが、当地では何故か見かけません・・・
トキイロヒラタケ 日没
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スギヒラタケ(杉平茸)
2011/10/06(Thu)
 きょうは、雨後曇り後晴れました(15.0~19.9℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.12μSv/h屋内21:00、南西風)。   
  杉の倒木に、スギヒラタケ(キシメジ科)が生えていました。大きいのから小さいのまで、白い傘が折り重なって、磯の白波の様に見えました。北半球の温帯以北に広く分布し、日本では晩夏~秋に、全国のスギ、マツ等の針葉樹の倒木や古株に群生する白色木材腐朽菌です。傘は2-7cm程で、縁は内側に巻き、無柄で、耳~扇形に成長します。襞は密で、中程で枝分かれします。昔から、普通に食べられてきたキノコでしたが、2004年に、腎機能障害の人が急性脳症になる事例が相次ぎ、全国で59人が発症、内17人が死亡しました。原因については、まだはっきりした結論は出ておらず、又今年は放射能の影響もあり、摂食は控えた方が良さそうです。スギワカイ、スギカノカ、スギモタシ、スギミミ、スギナバ、天使の翼、等の別名があります。青葉山では、杉林内で普通に見られます・・・
スギヒラタケ 道が沢になっていました
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クサキリ(草螽斯)
2011/10/05(Wed)
   きょうは、曇り後雨になりました(10.6~20.9℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.12μSv/h屋内21:00、南南東風)。   
   道端の側溝脇に、クサキリ(キリギリス科)がいました。黒いストライプと長い産卵管が格好良い、褐色型の雌で、近付くと、パタパタと飛んで行ってしまいました。本州~九州の、草丈の余り高くない、やや湿った草原等に生息する、体長(翅端まで)♂37-44mm、♀47mm程の中型のキリギリスです。成虫は8-10月に出現し、食性は雑食で、イネ科植物の実や葉、他の昆虫等を食べ、夜間に「ジーーーー」と鳴き、照明にも集まります。褐色型と緑色型があり、後脚が長く、頭部は尖っていますが、クビキリギス程は突出しません。イネ科植物の株の根際に産卵し、卵は翌年の6月下旬頃に孵化します。青葉山では、草原等に見られます・・・
クサキリ♀ 雨の夕暮
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キタキチョウ(北黄蝶)
2011/10/04(Tue)
  きょうは良く晴れて、蔵王の初冠雪が観察されました(9.8~20.5℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.12μSv/h屋内21:00、南南東風)。   
  道端に、キタキチョウ(シロチョウ科)がいました。冷気の中でも、朝陽を一杯に浴びて、その時をじっと待っている様でした。キチョウは、アフリカ中部以南やインド~東南アジア、オーストラリア等に広く分布し、日本では本州(秋田、岩手以南)~沖縄の山野の草原等に生息する、とされて来ましたが、2005年にキタキチョウ(本州~南西諸島に分布)とキチョウ(南西諸島に分布)の2種に分割されました。形態的には、前翅表の縁毛が黄色い等の違いがありますが、識別は困難な様です。キタキチョウの成虫は前翅長20-27mmで、年に5-6回発生し、いつもせわしなく飛び回り、様々な花で吸蜜したり、地面で吸水します。翅は名の通り黄色く、夏型の雄は前翅、後翅共に外縁が黒く縁取られますが、秋型の雌や、春型の雌雄は前翅の黒い縁が先に少し残る程度です。幼虫の食草は、ネムノキ、ハギ類等のマメ科植物で、成虫で越冬します。青葉山では、6月~晩秋頃まで林縁や草原等で普通に見られます・・・
   早くも、マンサクが真赤に紅葉していました・・・
キタキチョウ マンサク
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メナモミ(雌薟)
2011/10/03(Mon)
  きょうは、晴れ時々曇りでした(12.3~18.3℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.12μSv/h屋内24:00、南西風)。   
 道端に、メナモミ(キク科)が咲いていました。宇宙遊泳する飛行士にも見えた花を触ると、ねばねばして、ひっつき虫になる前から、虫(の運ぶ花粉を?)をひっ付けようとしている様でした。温~亜熱帯に広く分布し、日本では、北海道~九州の山野の路傍や荒地等に生育する、高さ60-120cmの多年草です。茎は直立し、上部の茎葉には白い開出毛が密生します。葉は対生し、卵~3角状卵形で、長さ7.5-19cm、幅6.5-18cm。粗い鋸歯があり、葉柄には翼があります。9-10月。枝分かれした茎上部に円錐花序に多数の頭花を付けます。5個の総苞片は長さ10-12mmで、柄のある腺が多数付きます。頭花は黄色く、頭花の周辺に3裂した舌状花が付き、中央に5裂した筒状花が付きます。痩果は長さ2.5-3.5mm。青葉山では、路傍等に見られます・・・
メナモミ 海の見える坂道
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ニホンアカガエル(日本赤蛙)
2011/10/02(Sun)
   きょうは、晴れ時々曇りでした(9.3~18.7℃//0.19μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.12μSv/h屋内20:00、西風)。   
  道端の溝に、ニホンアカガエル(アカガエル科)がいました。未だ若者で、勢い良くぴょんぴょん跳ねて、栃の森に消えて行きました。本州~九州の丘陵~平地の湿地、水田の周辺、水場のある森林等に生息する、体長は35-67mmの蛙です。体色は黒褐~赤茶色。普段は単独で生活し、草叢等の地上で昆虫やクモ類を捕食します。冬眠しますが、暖時は真冬でも活動する事があります。産卵期が早く、冬季に繁殖に出た個体は産卵終了後再び休眠します。山地に多いヤマアカガエルに似ていますが、目の後ろの背側線が真直ぐなのが特徴です(山赤蛙はV字に折れる)。名は、日本特産の赤い蛙の意。生息環境の悪化により激減し、県レッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定されています。青葉山では、池沼、湿地等水場のある森の内外に見られます・・・
ニホンアカガエル 茜の空
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ゆきかえる