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コトラガ(小虎蛾)
2012/06/30(Sat)
   きょうは、晴れ時々曇りました(17.4~25.5℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、南南東風)。  
   草叢に、コトラガ(ヤガ科)がいました。近付くと、姿に似合わず俊敏に、あっという間に飛び去ってしまいました。名は、小さな虎の様な蛾の意ですが、虎と言うよりジャガーの様な趣でした(幼虫の方が虎の様)。北海道~九州の他、シベリア南東部、朝鮮、中国にも分布する、開張55mmのトラガの仲間です。成虫は、年1回5-7月に出現し、昼間に飛び回り、各種の花を訪問します。前翅は白黒で外よりの大きい白斑が2個、後翅は黄色と黒で翅先端に白斑はありません。良く似たトラガとは、小型で班紋の模様が違う事等で識別します。幼虫食餌植物は、ブドウ科のヤブカラシ、ヤマブドウやマタタビ等・・・
コトラガ 夏の風
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アラゲキクラゲ(荒毛木耳)
2012/06/29(Fri)
  きょうも、ほぼ晴れました(17.9~25.0℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:30、南風)。  
  道端の藤蔓に、アラゲキクラゲ(キクラゲ科)が生えていました。太く元気そうな藤ですが、上の方まで点々と生えていますし、立派な木耳も採られないままで、如何したものかと心配にな利ました。世界に広く分布し、日本では春~秋、時に冬にも広葉樹倒木・切株・枯木や枯枝に発生します。形はほぼ椀状で、背面の一部で木に付着し、径1-7㎝、高さ5-1.5㎝程になります。子実体はゼリー質で、表皮は帯紫褐色で全面が微毛に覆われます。乾燥すると縮み、湿ると元に戻ります。近縁のキクラゲ(北方系と言われる)に比べると肉厚で色も濃く、名の通り多毛です。中華等多くの料理に利用され、「キクラゲ」として市販されているものの多くは、このアラゲキクラゲです。青葉山では、様々な広葉樹朽木・生木に、キクラゲより普通に見られます・・・
アラゲキクラゲ きょうも晴れたあ
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イチモンジチョウ(一文字蝶)
2012/06/28(Thu)
    きょうは、大体晴れました(14.4~23.3℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:30、南南東風)。
   イチモンジチョウ(タテハチョウ科)がいました。木の葉に止まって表翅を開いていると、名の通りの一文字模様が目立ちますが、翅を閉じてじっとしていると、蜜柑色の華やかな、正に立翅蝶の趣でした。ユーラシア大陸東部に分布し、日本では北海道~九州の低山の広葉樹林や草原に生息する、前翅長24-36mmの蝶です。前翅~後翅~反対側前翅に、名の通りの一条の白斑列が並ぶのが特徴です。成虫は5-10月に年3-4回出現し(寒冷地では年1回)、花に良く来る他、湿地や腐果にも集まります。ミスジチョウの仲間ですが、特徴である滑空するような飛翔は余り行いません。越冬態は3齢幼虫。アサマイチモンジに良く似ますが、本種の方が全体に活発で、前翅中室の白紋が消えかかる事等で区別できます・・・
イチモンジチョウ 坂道から
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タンザワサカネラン(丹沢逆根蘭)
2012/06/27(Wed)
  きょうは、良く晴れました(13.4~23.5℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:30、南風)。
  タンザワサカネラン(ラン科)が、咲いていました。小さく、目立たず、一見みすぼらしくも見える蘭ですが、神々しくさえ感じます。今年もここに居て、生きていてくれる事が、どれ程嬉しく、愛おしい事でしょう。2007年に発見され、2008年に新種として正式に認められたばかりの、草丈3-10㎝程の多年草で、現在確実に生育が確認されているのは、青葉山を含めて全国3ヶ所のみの超希少種です。草姿全体が白~肉色で、最大の特長は開花しないままに結実する事とされていますが、今回の調査では、僅かに開花する事が確認されました。青葉山の自然の豊かさ、貴重さを示す、象徴的な種でもありますから、存在は知って貰いつつ、自生地を大切に護って行かねばなりません・・・
タンザワサカネラン 樅越しの街
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ヒラタケ(平茸)
2012/06/26(Tue)
  きょうは、曇り後晴れました(12.5~23.3℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、南南東風)。
  道端の小楢の朽木に、ヒラタケ(ヒラタケ科)が生えていました。目立つ場所に、下から上まで見事に何段にも群がっているのに、誰にも採られず、このまま流れて行くのでしょう。それは、この茸にとって、木にとって、森にとってどんな意味を持つのでしょうか。主に晩秋~早春、日本全国の他、全世界の温帯山林の広葉樹(稀に針葉樹)の朽木や切株に、重なり合って発生します。傘は径5-15cmの半円形で、中央が窪んで漏斗型になるものもあります。色は黒→灰→褐→白と変化し、表面は平滑で滑りはありません。白い襞は柄に垂生し、柄は偏心~中心生で短く、無柄のものもあり、基部に白毛が密生します。青葉山では、様々な木に普通に見られます・・・・
ヒラタケ 広瀬川と青葉山
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マタタビ(木天蓼)の花
2012/06/25(Mon)
  きょうは、曇り後晴れました(14.2~19.6℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、南風)。
  道端に、マタタビ(マタタビ科)の花が咲いていました。良い香りに誘われて、白い葉群に近付くと、葉裏に下がる白梅の様な花が、愛らしく開き始めていました。北海道~九州の他、クリル、サハリン、朝鮮、中国等の、山地に生育する雌雄雑居性の落葉蔓植物です。葉は互生し葉柄があり、楕円形で細鋸歯を持ちます。6-7月、径2cm程の白花を下向きに咲か、雄株には雄蕊だけの雄花を、両性株には雄蕊と雌蕊を持つ両性花を付けます。花弁のない雌蕊のみの雌花を付ける雌株もあります。花を付ける蔓の先端部の葉は、花期に白化し、送粉昆虫を誘引する印となると考えられています。青葉山では普通に見られ、梅雨時には白葉が目立ちます・・・
マタタビ 晩方の空
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ウメガサソウ (梅笠草) 
2012/06/24(Sun)
きょうは、晴れ時々曇りました(15.6~22.0℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、東南東風)。
  道端に、ウメガサソウ(イチヤクソウ科)が咲いていました。大分薄暗くなった林床で、白磁の梅傘が、ぽっと灯を点していました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、クリル、サハリン等の、山地や海岸のやや乾いた林下に生育する、高さ5-15㎝の常緑多年草です。葉は常緑で長さ2-3.5㎝、長楕円形で艶があり輪生状に付き、葉先は尖り鋭鋸歯があります。6-7月、茎先に径1㎝程の白花を1輪(稀に2輪)下向きに付け、中心部は淡紅色に染まります。雄蕊10、雌蕊1で、花冠は5裂します。晩夏に円盤形の果を付け、翌年まで残ります。名は、花形が梅に似て、笠の様に下向きに咲く事に由来します。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
ウメガサソウ 光る川の谷
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コナスビ(小茄子)
2012/06/23(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇りました(16.6~25.0℃//0.19μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.09μSv/h屋内21:00、北北西風)。
  林縁に、コナスビ(サクラソウ科)が咲いていました。方波見や蛇苺を思わせる黄花でしたが、全体の雰囲気は、成程の小さい茄子の様でした。中国~インドシナ等に広く分布し、日本では全国の山地~平地の道端や畑に生育する、高さ1-7㎝程の多年草です。全体に疎に毛があり、茎は地面を這い、葉は対生時に互生し、長さ10-25mm、幅7-20mmの広卵形で先は短く尖り、基部は円形で長さ5-10mmの葉柄があります。5-6月、葉腋から短柄を伸ばし、葉陰に隠れるように8-10㎜程の黄色い花を付けます。花冠は黄色で5裂し、直径6-7mm。果実は球形の果で、直径4-5mm。熟すと5つに割れて、多数の種子を出します。種子は稜のある楕円形で黒く、長さ約1mm、瘤状の突起が密にあります。名は、果実が茄子に似るからと言われますが、然程ではありません。青葉山では、森の道端等に見られます・・・
コナスビ 竜ノ口合流点前の河畔林が無くなっていた
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ドロハトサカフシ(泥葉鶏冠五倍子)
2012/06/22(Fri)
   きょうは、雨後曇り後晴れました(15.7~26.3℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.09μSv/h屋内21:00、北北西風)。
   ドロノキ(ヤナギ科)の葉に、緑の芋虫がいた!?と思いましたら、幼虫そっくりの虫瘤でした。自然の造形の妙とでも言うのでしょうか?何の為にこんな形なのか、その不思議な姿に感じ入りました。ドロトサカワタムシ(タマワタムシ科)によってドロノキの葉に形成される、長さ30-40㎜、高さ7-10㎜、幅4-6㎜の虫嬰です。葉表へ細長い袋状に膨らみ、上部に鶏冠状の稜線があります。初めはは黄白~淡黄緑色で、表面に赤色の斑紋が散在し、後に全体が赤色を帯びます。葉裏は切れ目状となり、中に齢構成の異なる幼虫や有翅虫の他、脱皮殻や蝋物質等が入っています。幹母は5月上~中旬に展葉に合わせて孵化し、葉の裏側で吸汁し始めると、葉身が表側へ折れ曲がるように突出して虫嬰が出現。中で成熟した幹母は多数の第2世代を産み、子は成長すると全て有翅型となり、6月下~7月中旬に葉裏の開口部から脱出し、2次寄主のキツリフネ等へ移住します。秋にはそこで有翅産性虫が出現し、ドロノキへ移住して両性世代の雌雄を産み、その雌雄が交尾して受精卵を産み付けます・・・
ドロハトサカフシ 泥の木
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キクビアオハムシ(黄首青葉虫)
2012/06/21(Thu)
   きょうは、曇り時々晴れました(15.7~26.3℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北北西風)。
   ハリエンジュに、キクビアオハムシ(ハムシ科)がいました。有触れた小さな虫ですが、遠くからでも分る位、緑青や赤紫の翅が光輝を放っていました。朝鮮、中国東北部、シベリア等に分布し、日本では北海道~九州の 山地~平地の広葉樹を主とする各種林内、林縁、果樹園等に生息する、体長約6.5㎜のハムシです。成虫は6-9月に出現し、頭部と前翅は金緑色の金属光沢があり、前胸背と脚は橙赤色です。サルナシ、ヤマブドウ、ヤマナシ、ノリウツギ、ブナ等の葉を食べ、幼虫の食草も同様で、葉裏の表皮を食べます。 幼虫は老熟すると土中に潜り、土窩を作って蛹化します。青葉山では、葉上等に普通に見られます・・・
キクビアオハムシ 三階滝の上
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白花のママコナ(飯子菜)
2012/06/20(Wed)
    きょうは台風一過で晴れ上がるかと思いましたが、曇り時々晴れでした(16.0~24.3℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、東南東風)。
    道端に、ママコナ(ゴマノハグサ科)が咲いていました。群れる薄紅の花々の中に、純白の花が、正座する白足袋の様に並んでいました。北海道~九州の他、朝鮮等の、山地の乾いた林下に生育する、高さ30-50cmの一年草です。長卵形の葉を対生し、6-8月、枝先に花穂を出し、毛状の鋸歯のある包葉の腋に、赤紫色の花を開きます。花は片側だけに付き、長い筒があり、花弁の喉の部分に米粒を二つ並べた様な盛り上がりがあります。半寄生植物で、光合成は行いますが、イネ科やカヤツリグサ科植物の根に寄生もします。蟻が好む脂肪体付きの種子は巣に運ばれますが、種は捨てられ広く分散されます。青葉山では、乾いた尾根道や斜面に見られます・・・
白花のママコナ 濁流の広瀬川
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モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲月見草)  
2012/06/19(Tue)
    きょうは、ほぼ一日雨でした(17.1~19.9℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、東風)。
   モモイロヒルザキツキミソウ(アカバナ科が咲いていました。家の無くなった野原のあちこちに群れを作り、花精の雛型を思わせる華やかな身を、冷たい雨に任せていました。北米原産の帰化植物で、草丈30-50㎝程の耐寒性多年草です。大正時代に日本に入り、観賞用として栽培されたものが各地で野生化しています。葉は披針形で、互生し、鋸歯があります。5-7月に、花径4-5㎝の薄紅色の花を咲かせ、花弁は4枚で、付根部分は筒状になり、雄蕊8本、雌蕊の柱頭は十字状に裂けます。マツヨイグサの特徴で花が萎むと赤味を帯びます。花後は果を作ります。名は、桃色で、マツヨイグサの仲間には珍しく昼間に開花する事に由来します。白花のヒルザキツキミソウの桃色種ですが、当種も「昼咲月見草」と呼ばれます。青葉山周辺では、追廻等で見られます・・・
   ムラサキツユクサ(ツユクサ科)も、良く咲いていました・・・
桃色昼咲月見草 紫露草
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フタホシオオノミハムシ(双星大蚤葉虫・双星大蚤金花虫)
2012/06/18(Mon)
   きょうは晴れ時々曇って、俄雨もありました(17.7~27.9℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、東南東風)。
   サルトリイバラ等あちこちの葉上に、フタホシオオノミハムシ(ハムシ科)がいました。深緋で艶のある体は良く目立ちますが、名の通りの二つの星が、後ろポケットの様でもありました。本州~九州の山野に生息する、体長6-8㎜のハムシです。成虫は4-8月に出現し、体色は赤く、前翅後方に1対の白い紋があるのが特徴です。成虫・幼虫共にサルトリイバラの葉を食草とします。ノミハムシ(成虫が蚤の様に飛び跳ねるハムシ)の仲間とは言え、跳躍出来ない変り種です。青葉山では、葉上等に普通に見られます・・・
フタホシオオノミハムシ 街から見る青葉山
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バイカツツジ(梅花躑躅)
2012/06/17(Sun)
  きょうは、曇り後晴れました(17.1~27/0℃//0.19μsv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μsv/h屋内21:00、北西風)。
  バイカツツジ(ツツジ科)が咲いていました。梅雨時の代表花ですが、目立たない花が下向きに付いているので、中々気付いて貰えません。葉の下から見上げると、折角の日光に背を向けた、紅い雀斑の白いお顔が覗けました。北海道南部~九州の山地の林内に生育する、高さ1-2m程の落葉低木です。枝は良く分岐し、葉は互生して枝先に輪生状に集まります。葉身は楕円~広楕円形で、葉の表面には毛が散生し、裏面は葉脈に沿って腺毛があります。6-7月、新葉の下に2cm程の花を1~数個横向きに咲かせます。青葉山では普通に見られますが、全国的に減少しています・・・
バイカツツジ 梅雨の晴間
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ユキノシタ(雪の下)
2012/06/16(Sat)
   きょうは、大体雨降りでした(15.4~18.0℃//0.20μ?/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μ?/h屋内20:30、南南東風)。
   山裾に、ユキノシタ(ユキノシタ科)が咲いていました。水でも染み出る場所なのか、ほぼ一列に、御神籤でも垂らした様に、無数の白花が雨に濡れていました。本州~九州の、山地~低地の湿った半日陰の岩上等に生育する多年草です。葉は円く、裏は赤みを帯び、根本から匍匐枝を出してその先に新株を作り増殖します。6-7月に、高さ20-50cmの花茎に花弁5枚の花(上三枚は小さく濃紅と黄の斑点)を付けます。青葉山では沢等に見られる他、植栽もされています・・・
雪の下 湧き出る霧
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サイハイラン(采配蘭)
2012/06/15(Fri)
  きょうも、一日曇りました(13.5~16.8℃//0.20μ?/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μ?/h屋内20:30、南南東風)。
  サイハイラン(ラン科)が咲いていました。群落が倒木等で小さくなっていましたが、それでも、赤や黄色の花々が、面白そうに林立していました。日本全土の他、ヒマラヤ、中国、朝鮮、サハリン等の、山地の湿潤な林床等に生育する多年草です。偽球茎は卵形。越冬性の葉は普通1枚で、狭長楕円形で革質、長さ15-35cm、幅3-5cmで先端は尖り、基部は鞘状に茎を抱きます。5-6月、直立する高さ30-50cmの茎先に総状花序を付け、主に淡紫褐色の花を10-20個下向きに付けますが、花色は紅紫~黄褐色と変異に富みます。萼片と側花弁は線状披針形で長さ3-3.5cm、幅4-5mm、唇弁は長さ3cmで紅紫色。青葉山では、林床の所々に単生又は小~大群落を作っています・・・
  尾根道に、エゴノキの少し赤みある花が咲いていましたが、植えられたものなのでしょうか・・・
サイハイラン 赤花のエゴノキ
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ヒメカバイロタケ(姫樺色茸)
2012/06/14(Thu)
   きょうは、一日曇りました(13.9~16.3℃//0.20μS/h八幡1屋外高さ1m//0.11μS/h屋内21:00、南東風)。
   赤松の古い切株に、ヒメカバイロタケ(クヌギタケ科)が生えていました。檜林の暗い道端に、樺と言うより橙色の妖精達が、鮮烈な光を放っていました。北半球の暖帯以北に広く分布し、日本ではほぼ一年中(特に夏~秋)、北海道~沖縄の山野の朽ちかけた針葉樹(マツ、モミ、トウヒ、スギ、ヒノキ、カラマツ他)の切株や倒木、立枯れ木等の上に群生します。傘は径0.8-2㎝程の釣鐘又は半球形から開いて少し平らになり、良く中央部が臍状に窪み、暗橙褐~橙黄色で周辺部は淡色、湿時には周縁に条線を生じますが、乾くと消えます。傘肉は極薄い紙質で、乾いても吸湿すれば復元します。柄は中空で、長さ0.5-1㎝、径1-1.5㎜程の強靭な軟骨質で、上部は暗赤褐色、下方に向かって黒褐色となり、基部には時に橙褐色の毛が散在します。無毒とされますが食用には向きません。青葉山では、朽木等に普通に見られます・・・
  曇天の下でもオオルリが囀り、サンコウチョウやホトトギス、アオバトも良く鳴いていました・・・
ヒメカバイロタケ オオルリ
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ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)
2012/06/13(Wed)
 きょうは曇って、朝晩には霧雨が降りました(13.5~18/1℃//0.21μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μ㏜/h屋内22:30、東南東風)。
 道端に、ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科) がいました。蛇の目模様もめんこいですが、翅裏には、木炭デッサンを思わせる波形模様が、細やかに美しく描かれていました。北海道~九州(屋久島)の、草原や明るい林内等に生息する小型のジャノメチョウです。成虫は前翅長18-24mmで、後翅の裏面には蛇の目紋が左右各5つずつ付きます。4-9月に出現し(1-2回発生)様々な花の蜜を吸います。幼虫の食草は、チジミザサ、ススキ等のイネ科植物各種で、幼虫のまま越冬します。青葉山では、林内外で普通に見られます・・・
ヒメウラナミジャノメ 小滝
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ガマズミ(鎌酸実) の花
2012/06/12(Tue)
  きょうは、曇りました(15.2~17.7℃//0.20μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μ㏜/h屋内22:30、東南東風)。
ガマズミ(スイカズラ科)が咲いていました。暗がりにぼんやりした花塊が浮き立ち、近寄ると、良い香りが漂いました。北海道~九州の、山地~丘陵の明るい林や草原に生育する、高さ2-3mの落葉性低木です。葉は10cm程の広卵~円形で対生し、低鋸歯があり、先は鈍頭か鋭尖頭、基部は広い楔形か多少心形になります。枝葉全体に毛があるのが特徴です。5-6月、白い小花からなる花序を作ります。秋に3-5mm程の果実を赤く熟し、食用になります。名のガマは鎌、亀、神、ズミは酸実(スミ)や染(ソメ)の意等と考えられていますが、はっきりしません。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
ガマズミ マタタビの白葉の森から
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カザグルマ(風車)
2012/06/11(Mon)
  きょうは、良く晴れました(16.2~22.2℃//0.20μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μ㏜/h屋内22:30、南東風)。
  カザグルマ(キンポウゲ科)が咲いていました。きょうは純白の大花が、女神の眼に見えて、愚行を続ける人間達を、厳しく諭しているかの様でした。日本(本州~九州)の他、中国東北、朝鮮等の山地の林縁等に生育する蔓性多年草(又は落葉低木)です。茎は木質、葉は羽状複葉で、長さ2-6㎝の小葉は3-5個あり、卵形で先は尖ります。6月頃、径7-12㎝の大きな花を上向きに咲かせます。花弁に見える萼弁は普通8個ですが変異があり、色は白又は淡紫色。中心に雄蕊と雌蕊が固まって付きます。痩果は広卵形で、宿存する花柱には黄褐色の長毛があります。全国的に開発や乱堀によって激減し、環境庁レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。青葉山が開発の危機に晒されていた1996年には、「工事中止」の大きな力になってくれました。この仙台の宝を、しっかり後世に引き継ぎましょう・・・
  大手門の後ろの原は、ムラサキツメクサ等のお花畑になっていました・・・
カザグルマ 紫爪草
  朗報です。取り沙汰されていた遊歩道の迂回路開設が、公園課の皆さんの英断により中止になりました。当会は「建設は大きな自然破壊を伴う」として反対していましたが、ささやかながらの成果ともなりましたし、取り敢えずはホッとしました。皆さん、ありがとうございました。

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六月観(視)察会
2012/06/10(Sun)
  きょうは、小雨が降ったり止んだりながら傘が要る程でもなく、上々の観(視)察会になりました(16.2~21.0℃//0.20μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μ㏜/h屋内21:00、東風)。昨日からの雨天続きで流石に少なめなものの、バス停は何時の間にか30名程の参加者です。挨拶等の後早速歩き出すと、森は梅雨特有の香りに満ちています。今年は花芽が殆どないハクンボクや、花数が少ないヤマボウシ等も気になりますが、エゴノキやサルナシの白花は例年通り咲き群れ、ハリエンジュは無数に花弁を散らしています。梅雨時に多い白花では他に、コゴメウツギ、ヤブデマリ、ノイバラ、スイカズラ、ミヤマナルコユリ、ユキノシタ、ミヤマタムラソウ、ドクダミ、ガマズミ、ホオノキ、ヤグルマソウ等が咲いていましたね。蝋細工の様なギンリョウソウも、到る所から顔を出しています。そんな中、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)やキショウブの黄色が鮮やかに目立っていました。花では他に、クリンソウ(絶滅危惧Ⅱ類)、シラキ、ハナニガナ、マルバダケブキ、ケキツネボタン、マムシグサ、ミツバツチグリ、サイハイラン、ヒメジョオン、ハルジオン、ツクバネ等が咲いていました。まだ蕾のツチアケビやクモキリソウや咲き終わったササバギンラン(絶滅危惧Ⅱ類)も見られ、カザグルマ(絶滅危惧Ⅱ類)やヒトツボクロ(絶滅危惧Ⅱ類)もじっくり観察できました。
エゴノキ 先遣隊 シロシタホタルガの幼虫 素敵なものがあるようですよ                    果実では、ミヤマウグイスカグラ、モミジイチゴ、ヘビイチゴ、イカリソウ、タチシオデ、サルトリイバラ、ヤマグワ(未熟)、ヒメコウゾ(未熟)等が見られ、味を確かめた方もいました。キノコでは、ホウライタケ、ヒトクチタケ、ヒノキオチバタケ、マツオウジ等が見られた他、「幻の茸」とも言われるハナビラタケにも出会えましたね。森にはキビタキやウグイスの囀りが響き、雨が上がると、シジュウカラやヤマガラ、ヒヨドリ達が一斉に鳴き出しました。野鳥では他に、カワラヒワ、コゲラ、イワツバメ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス等が確認できました。動物では、下見で確認のトウホクサンショウウオの幼生は、沢の水量が多くて見られませんでしたが、ヤマアカガエル等が草叢を跳ねていました。昆虫では、何時もの場所のアリジゴク、ハサミムシの他、サワフタギにいたシロシタホタルガの幼虫は、模様がハイカラで一同歓声を上げました。
 きょうは雨にも拘らず、「大切な大切な」青葉山の希少種達を始め、色んなものに沢山出会い、生命溢れる自然から、力を沢山貰えたのではないでしょうか・・・?
なにとってるの? 花弁茸 雨にも負けず、ガンバリました! スイカズラ
 さて、来月(7/8)は、ヤマユリ、バイカツツジ、ムラサキシキブ、ノギラン等の花々、花や樹液に集まる昆虫達等を観察しましょう。キビタキ、オオルリ等の夏鳥達とその巣立ち雛にも出会えるかも知れませんよ・・・ 

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サルナシ(猿梨)の花
2012/06/09(Sat)
  きょうは、一日雨でした(17.0~18.6℃//0.21μS/h八幡1屋外高さ1m//0.11μS/h屋内21:00、南東風)。
  道端に、サルナシ(マタタビ科)の花が咲いていました。下向きながら雨滴を一杯浴びて、雨ならぬ飴細工の様な趣でした。日本全国の他、朝鮮、中国等の山野に生育する蔓性落葉樹です。他の木等に絡み付いて攀じ登り、茎の径15cm、長さ20m以上になります。葉は互生し、葉柄は長く赤くて目立ち、葉身は広楕円形で棘状の鋸歯があります。雌雄異株で、雌花、雄花、両性花があり、5-7月に白い5弁花を付け、雄花と両性花は、葉腋から集散花序を出し、雌花は単花で咲きます。果実は、2-2.5cmで淡緑黄色に熟して美味。中国原産のキウイは、本種の近似種シナサルナシの改良種。主としてニホンザルやツキノワグマ、テン等の哺乳類が好んで摂食し、種子散布に役立っています。青葉山では、林縁等のあちこちに見られます・・・
猿梨 雨と霧の森
  明日は観(視)察会↓です。エゴノキ、ギンリョウソウ、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ、サイハイラン等を愛でながら、キビタキ、オオルリ等夏鳥の囀りも楽しみましょう。素晴らしい出会いがあることでしょう・・・
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キンラン(金蘭)
2012/06/08(Fri)
   きょうは、晴れ時々曇りました(16.5~23.8℃//0.20μS/h八幡1屋外高さ1m//0.11μS/h屋内21:00、東北東風)。
     キンラン(ラン科)が咲いていました。毎年開花をドキドキしながら待つのですが、藪の叢にも関わらず、正に黄金色の花が、眩いばかりに輝いていました。本州以南の他、朝鮮、中国等の、山地や丘陵の林下に生育する多年草です。葉は狭楕円形状で長さ10cm前後、縦方向に皺が多く、柄は無く茎を抱き、7-8枚が互生します。5-6月に高さ30-70cmの花茎の先に径1cm程の鮮黄色の花を総状付けます。花は全開せず、半開きのままで、花弁は5枚で3裂し、唇弁には赤褐色の隆起があります。開発や野生蘭ブームに係わる乱堀等に因って激減(当種は、菌根性樹木・菌根菌と三者共生系を構築しないと生育できず、当種のみを移植しても、必ず枯死)。環境庁レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)(宮城県版では絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN))に指定されています。青葉山でもこの十数年の内に、開発、盗掘、松枯病対策等により激減しました。残された生育地を、必ず後世に伝えて行きましょう・・・
   道行く所あっちにもこっちにも、ハナニガナが咲いていました・・・
金蘭 花苦菜の原
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ヒメコウゾ(姫楮)の雌花
2012/06/07(Thu)
  きょうは、曇り時々晴れました(14.3~23.7℃//0.19μS/h八幡1屋外高さ1m//0.11μS/h屋内21:00、東風)。
  道端のヒメコウゾ(クワ科)に、雌花が咲いていました。この間まで並んでいた雄花はすっかり消えてしまって、雌花ばかりが、科学館か何処かで見たプラズマボールの様に、ギラギラと発光していました。本州~九州の他、朝鮮、中国中南部の低山地の林縁等に生育する、樹高2-5m程の低木です。雌雄同株。長さ5-15cmの葉は歪んだ卵~広卵形で、時に2-3片に深裂し、基部は左右不同の浅い心形で、先は尾状に尖ります。表裏や葉柄に軟毛があります。5-6月に、新枝の下部葉腋に径1cm程の球状の雄花序、上部葉腋に球状で径4mm程の雌花序を付けます。7-8月、径1.5cm程の球状集合果を赤熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
 車道沿いに、周りのものとはまるで違う、やけに色の濃いハルジオンが咲いていました・・・
ヒメコウゾ ハルジョオン
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コゴメウツギ(小米空木)とヒラタハナムグリ(平花潜・扁花潜)
2012/06/06(Wed)
  きょうは晴れたり曇ったりで、俄雨もありました(21.0~23.2℃//0.20μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.12μ㏜/h屋内19:00、南東風)。
  コゴメウツギ(バラ科)が咲いていました。道沿いの至る所に、星屑を鏤めた様に群れ咲いていましたが、良く見ると、多くの虫達が集まっています。花が細かいだけに、訪れる虫も小さな花蜂や虻が多く、その中にヒラタハナムグリ(コガネムシ科)もいました。小さいけれど、しっかり花粉に塗れて、花に潜っていました。コゴメウツギは、北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山地に生育する、高さ2.5m程の落葉低木です。良く分枝し、主幹の先端は下垂します。葉は三角状広卵形で、互生して長さ3-7mmの葉柄があり、葉先は尾状に尖り、羽状に中~浅裂し、裂片は重鋸歯。5-6月、枝先や葉腋から花序軸を伸ばし、円錐~散房状の花序を成し、径4-5mmの黄白色の5弁花を多数咲かせます。ヒラタハナムグリは、本州~九州の山野に生息する体長4-7mmの小さなハナムグリです。成虫は4-8月に出現し、黒褐色に白い斑模様があり、雄は花に集まり、著しく扁平な体型を活かして花の中に潜り込んで花粉を食べます。幼虫は朽木を食べて育ち、雌も朽木の中で余り動きません・・・
コゴメウツギとヒラタハナムグリ 森の隙間
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シオヤトンボ(塩屋蜻蛉)
2012/06/05(Tue)
   きょうは、一日曇りました(15.6~23.9℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、南風)。
   道端に、シオヤトンボ(トンボ科)がいました。近付くと、塩と言うより薄荷の様な身を翻し、何処かに行きますが直戻って来て、又同じ様な所に止まります。そんな事を何度か繰り返させてしまいました。北海道~九州の低山地~平地の水田、休耕田、池等の周辺に生息する、体長37-48mmのシオカラトンボの仲間です。成虫は4-7月に(春先早くから初夏まで)出現し、他の昆虫等を捕食します。近縁のシオカラトンボに似ていますが、それより小形で腹部が太く、成熟雄は腹部全体が蒼白粉を帯びます。雌は麦藁色。別亜種タイワンシオヤトンボは対馬及び朝鮮~中国~ヒマラヤに広く分布します。幼虫は、少し流れがある様な湿地を好みます。名は、雄の体の白い粉を塩に見立てたと言われます。普通種ではありますが、幼虫が低山地の停水に生息する為、開発や汚染により減少しています。青葉山では、池沼や川、沢周辺で見られます・・・
シオヤトンボ♂ 塔二つ
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マユミ(檀、真弓、檀弓)の花
2012/06/04(Mon)
  きょうは、大体晴れました(16.1~24.2℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北北東風)。
  マユミ(ニシキギ科)に、花が咲いていました。陽光を一杯に浴びて、金緑石の様に輝いていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山野の谷沿い等の湿り気ある場所に生育する、高さ3-5mの落葉低木、又は小高木です。雌雄異株。樹皮は灰白色で、一年枝は緑色。対生する葉は、先が尖って縁に細かい鋸歯があり,葉脈がはっきりしています。初夏、前年枝の基部から径1cm程の淡緑色で花弁4枚の花を付けます。果実は倒四角錐で、熟すと4つに裂け、中から真赤な仮種皮に包まれた種子が現れます。青葉山では、渓流沿い等に見られます・・・
マユミ 青空
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ホオノキ(朴木)
2012/06/03(Sun)
  きょうは、大体曇りでした(15.3~18.9℃//0.20μS/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μS/h屋内19:00、南南西風)。
  道端に、ホオノキ(モクレン科)の花が咲いていました。珍しく、目の前に枝が張り出して、大きな花が水芭蕉の趣に開きかけていました。同じ木の、他の花々は散りかけていて、その白さが香りと共に、一層瑞々しく感じました。北海道~九州の他、中国、朝鮮、クリル等の山林に生育する、樹高30m、径1mになる落葉高木です。樹皮は灰白色できめ細かく、裂目は生じません。葉は長さ20-40cmの倒卵状楕円形、白緑色で裏面は白粉を吹きます。葉柄は3-4cmで互生しますが、枝先に輪生状に束生します。5-6月、径15cm程の花を枝先に上向きに咲かせ、花披片は普通6-9枚。芳香があり、初め白く後に黄変します。雄蘂は中心部に多数あり、花糸は赤く短く、その上に黄白色の長い葯があります。青葉山では、林内に数多く見られます・・・
ホオノキ 青葉山から見た葛岡墓苑

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします) 

★仙台市に2008年末提出した、『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました!
 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、ヤマト屋書店八幡町店、スズキ書店(五橋)でも販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!!   
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ゼンテイカ(禅庭花)のお花畑
2012/06/02(Sat)
   きょうは、晴れ後曇りました(14.4~22.7℃//0.21μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.12μ㏜/h屋内21:00、南南東風)。
   ゼンテイカ〔ワスレグサ科/別名ニッコウキスゲ(日光黄菅)〕が咲いていました。点々と続く花に魅かれて、森の風穴に出ると、辺り一面檸檬色のお花畑がありました。何時の間にか森は、夏の香りに満ちていました。北海道~本州中部以北の亜高山~低地の草地、湿原等に生育する多年草です。葉は幅2㎝、長さ50-80cmの細長い線形で、2列に展開します。5月末頃から、高さ60-80cmの花茎の先に橙黄色で喇叭状の花を3-10個付けます。果実は長方形、長さ約3㎝、直径1.4㎝の果で3室に分かれ、熟すと割れて黒い種子が散ります。青葉山では、所々に群落が見られます・・・
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ) 日光黄菅のお花畑

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コケイラン(小蘭)
2012/06/01(Fri)
 きょうは、晴れたり曇ったりでした(14.8~22.0℃//0.18μS/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μS/h屋内20:00、北風)。
  コケイラン(ラン科)が、咲いていました。暗い藪陰に、そこだけが黄金郷の様に、光り輝いていました。北海道~九州の他、カムチャッカ、サハリン、朝鮮、中国等の山地~低地のやや湿った林内に生育する、高さ30-40cmの多年草です。葉は披針形で2本あり、5-6月、茎頂の花序に黄褐色の花を総状に多数付けます。萼片と側花弁は長さ1cm程で、披針形の黄褐色。唇弁は白く紅紫色の斑点があり、基部から3裂して中央裂片が大。青葉山では、林下の所々に見られます・・・
コケイラン 落日
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ゆきかえる