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ネナシカズラ(根無葛) の果実
2012/10/31(Wed)
  きょうは、大体晴れました(10.3~20.8℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
  道端のネナシカズラ(ネナシカズラ科)に、実が生っていました。実も茎も赤みを帯びて、プラムか何かの様に美味しそうにも見えました。北海道~南西諸島の他、朝鮮、中国、ロシア沿海地方等の、日当たりの良い山野の草木に巻付く1年生の蔓性寄生植物です。茎は太さ1.5㎜で黄色を帯び、普通は褐色の斑点があります。葉は微小な鱗片状に退化しています。8-10月、茎の途中に多数の花を穂状に付け、花は長さ3.5-4mmの鐘形で先は5裂します。蒴果は卵形で長さ約4mm。発芽後、宿主となる植物を探し当てると、寄生根を出して栄養分を吸収し、根は枯れて無くなってしまいます。その後は、根も葉も無い完全寄生植物として花を付け実を結びます。青葉山では、道端等に見られます・・・
ネナシカズラ 雨上がり
 
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ホオジロ(頬白)の雄
2012/10/30(Tue)
  きょうは、大体晴れました(9.5~17.3℃//0.18μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南西風)。
  ホオジロ(ホオジロ科)の雄がいました。桑の枝先に止まって、鳴くかと思いましたが流石に今頃は大人しく、只キョロキョロするばかりでした。中国、シベリア南部、ウスリー、朝鮮等の東アジアに広く分布し、日本では北海道~屋久・種子島の低山~低地の、藪のある森周辺、草原、河原等に生息する、全長17cm程のほぼ留鳥です。雄は上面が茶褐色で過眼線が黒く、雌は褐色。主に藪地周辺の地上や低い樹上に単独又は数羽の小群でいて、繁殖期には昆虫類、秋から冬には植物の種子を採食します。名は、成鳥の頬(眉斑と喉も)が白く目立つ事に由来します。青葉山では、河原や草原、林縁等で周年普通に見られます・・・
ホオジロ♂ 木の間から
 

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ノコンギク(野紺菊)
2012/10/29(Mon)
   きょうは、曇り後晴れました(13.7~20.8℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
   ノコンギク(キク科)が咲いていました。林縁の草原の隅で、健気に咲き群れるこの花を見ると、秋の深まりと一抹の寂しさを感じます。本州~九州の山野の草地や林縁、路傍等の明るい場所に広く生育する、高さ50-100cmの多年草です。地下茎が横に這い、纏まった群落を作り、茎は立ち上がって枝を出します。根出葉は柄があって卵状長楕円形、茎葉は柄がなくて卵状楕円~卵形で三行脈と粗い浅鋸歯があり、両面共に短毛が生えます。8-11月、茎先に散房状花序を作り、径2.5cm程の頭花を咲かせます。舌状花は細長くて白~薄紫、管状花は黄色。痩果は長さ1.5-3mmで先端には4-6mmの冠毛が多数あります。名は、野に咲く紺菊の意。青葉山では、山野に最も普通に見られる野菊です・・・
ノコンギク 光の秋
 
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マユミ(檀、真弓、檀弓)の果実
2012/10/28(Sun)
  きょうは、曇り後雨になりました(12.6~17.2℃//0.18μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南風)。
  マユミ(ニシキギ科)に、実が生っていました。雨に濡れて、増々美味しそうな祝餅の様に下がっていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山野の谷沿い等の湿気のある所に生育する、高さ3-5mの落葉低木、又は小高木です。雌雄異株。樹皮は灰白色で、一年枝は緑色。対生する葉は、先が尖って縁に細かい鋸歯があり、葉脈がはっきりしています。初夏、前年枝の基部から径1cm程の淡緑色で花弁4枚の花を付けます。果実は倒四角錐で、熟すと4つに裂け、中から真赤な仮種皮に包まれた種子が現れます。青葉山では、渓流沿い等に見られます・・・
  足元では、ウワバミソウが珠芽状の瘤(ミズの実)を沢山付けていました・・・
マユミ ウワバミソウ
 
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ニホンアマガエル(日本雨蛙)
2012/10/27(Sat)
   きょうは、晴れたり曇ったりでした(11.3~19.6℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
   林縁に、ニホンアマガエル(アマガエル科)がいました。乾いた葉の上でしたが、ぽかぽかの陽気を楽しむ様に佇んでいました。朝鮮、中国東部等に広く分布し、日本では北海道~九州の水辺の植物上や森林等に生息する、体長3-4㎝程(♀が♂より大)の蛙です。鼻筋~目、耳に褐色の太帯が通っているのが特徴で、前足4本、後足5本の指があり、指先には丸い吸盤があります。腹が白く、背中が黄緑色で、背中は黒っぽい斑模様の灰褐色にも変える事ができ、保護色の一例として良く知られています。 皮膚はつるつるした粘膜に覆われ、ここから細菌等から守る為の毒が分泌されています。小昆虫やクモ等を捕食します。ゲッゲッゲッ…、クワックワッ…等と雄のみが鳴き、名の通り、繁殖期以外でも雨が降りそうになると鳴くのも特徴です。冬は地中で冬眠。青葉山では、林内外で普通に見られます・・・
ニホンアマガエル 少しずつ色付いてきました
 
 





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リンドウ(竜胆)
2012/10/26(Fri)
  きょうは、曇り後晴れました(10.7~21.5℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北西風)。
   池の畔に、リンドウ(リンドウ科)が咲いていました。草叢にポツポツと青い光を放ち、花虻や星蜂雀蛾達が盛んに蜜を吸っていました。本州~九州の山野の湿った草地や林縁に生育する、高さ20-80cm程の多年草です。葉は細長く、対生します。9-11月、釣鐘型の青紫色の花を、茎先に上向きに咲かせます。名は、苦い根を竜の胆に準えました。開発等により減少し、県レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています。青葉山では、林縁等の所々で見られます・・・
りんどう 溜池の秋
 
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ドクツルタケ(毒鶴茸)の幼菌
2012/10/25(Thu)
  きょうは晴れ後曇って、一時小雨も降りました(7.2~18.8℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  道端の斜面に、ドクツルタケ(テングタケ科)が生えていました。未だ子供で、ふかふかの大福餅にも見えましたが、触れるのも憚る猛毒茸でした。夏~秋、日本全土の他、北半球一帯~オーストラリアの、広・針葉樹林下に普通に発生する、中~大型の猛毒キノコです。全体に白く、柄には鍔と壺があり、繊維状にささくれるのが特徴です。毒は一本(約8g)で大人一人の命を奪う程強い猛毒菌です。青葉山では、あちこちに極普通に見られます・・・
ドクツルタケ(幼菌) 樅林周辺
 
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ミズヒキ(水引)
2012/10/24(Wed)
   きょうは、大体晴れました(11.8~18.1℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西南西風)。
  道端の草叢で、ミズヒキ(タデ科)が咲いていました。と言っても、一面に紅白の萼片を閉じたものばかりでしたが、中にはぽつぽつと、これも紅白の花が初々しく開いていました。北海道~沖縄の他、朝鮮、中国、インドシナ、ヒマラヤ等の、山野の半日陰の林床や林縁、路傍等に生育する高さ30-80cmの多年草です。広楕円形で長さ6~15cmの葉は互生して、先は尖り、時季により八の字模様が入ります。鞘状托葉があり、全体に粗毛が生えています。8-11月に、茎頂や葉腋から長さ20-40cmの花穂を伸ばし、上が赤、下が白い小花を疎らに付けます。青葉山では、路傍等に普通に見られます・・・
ミズヒキ 色付き始めた木々 
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クサギカメムシ(臭木亀虫) とクサギ(臭木)
2012/10/23(Tue)
  きょうは、曇り時々雨でした(14.0~20.2℃//0.20μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  クサギ(クマツヅラ科)の木に、クサギカメムシ(カメムシ科)がいました。葉と言う葉の殆どに群がる様に、成虫も幼虫も一杯いて、壮観でした。名の通り、この木が余程好きなのでしょうね。朝鮮、中国等東アジアに広く分布し、日本では北海道~沖縄の山野に普通に生息する、体長13-18mmのカメムシです。腹背にやや扁平で、全身ほぼ一様に褐色で細かい斑模様がありますが、明暗には個体差があります。成虫は4-10月に出現し、多食性で多くの植物に付き、茎葉からだけでなく、成虫は果実からも汁を吸います。成虫で越冬。青葉山では、一番多いカメムシかもしれません・・・
クサギのクサギカメムシ 車道脇のダイモンジソウ 
 
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メナモミ(雌薟)
2012/10/22(Mon)
  きょうは、晴れ後曇りました(10.2~19.5℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南西風)。   
 道端に、メナモミ(キク科)が咲いていました。蛸状の花が(宇宙遊泳する飛行士みたい)と思って見ていると、全体が宇宙ステーションの様に思えて来ました。温~亜熱帯に広く分布し、日本では、北海道~九州の山野の路傍や荒地等に生育する、高さ60-120cmの多年草です。茎は直立し、上部の茎葉には白い開出毛が密生します。葉は対生し、卵~3角状卵形で、長さ7.5-19cm、幅6.5-18cm。粗い鋸歯があり、葉柄には翼があります。9-10月。枝分かれした茎上部に円錐花序に多数の頭花を付け、5個の総苞片は長さ10-12mmで、柄のある腺が多数付き、頭花は黄色く、頭花周辺に3裂した舌状花、中央に5裂した筒状花が付きます。痩果は長さ2.5-3.5mm。青葉山では、路傍等に見られます・・・
メナモミ 薄と街
 
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クマノミズキ(熊野水木)
2012/10/21(Sun)
  きょうは、曇り後晴れました(11.9~21.7℃//0.19μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南西風)。
  川沿いのクマノミズキ(ミズキ科)が、木々を赤く染めていました。川岸に、紅珊瑚の様な果柄が落ちていたので見上げると、緑だった樹冠が、何時の間にか薔薇色のリボンで包まれていました。本州~九州の他。朝鮮、中国、ヒマラヤ等の山地の谷沿い等に生育する、樹高8-12mの落葉高木です。葉は卵~楕円形で、先は長い鋭尖頭で基部は楔形で全縁。葉身は長さ6-16cm、幅3-7cmで、裏面はやや粉白色で、長さ1-3cmの葉柄があって対生します。6-7月、新枝の先に多数の白色4弁花から成る径8-14cmの散房花序を付けます。10月頃、径5mm程の球形で紫黒色の核果を熟します。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・
クマノミズキ 賢淵
 
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ヒイロチャワンタケ(緋色茶碗茸)
2012/10/20(Sat)
    きょうは、大体晴れました(8.7~20.1℃//0.17μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南西風)。
    ヒイロチャワンタケ(ピロネマキン科)が生えていました。何時もあちこちに普通に見られる茸でしたが、きょうは、3.11後の崩壊地や裸地、道端等至る所に、遙か遠くからでも直に判る、蛍光オレンジの鮮やかな小鉢が無数に群れていて、感動しました。世界に広く分布し、日本では夏~晩秋に全国の林内外の路傍等の裸地、特に粘土質の場所に多く発生する、径2-6㎝子嚢菌です。子嚢盤は初め椀型で、次第に皿形になり、全体に緋~黄橙色です。食用とも食毒不明ともされ、子嚢盤に含まれるレクチンの特性を生かして、医学等の分野でクロマトグラフィー等に利用されています。青葉山でも、道端等に普通に見られます・・・
ヒイロチャワンタケ 青葉城址の空
 

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オヤマボクチ(雄山火口)とアシグロツユムシ(脚黒露虫)
2012/10/19(Fri)
  きょうは、晴れ時々曇りでした(10.6~19.3℃//0.17μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
  林縁で、オヤマボクチ(キク科)が咲いていました。大きな花に、花蜂達が次々に訪れていましたが、良く見ると、、アシグロツユムシ(キリギリス科)もじっと止まっていました。北海道西南部~岐阜と、四国の一部等に分布し、山地の明るい草地や林縁等に生育する、高さ1‐1.5mの多年草です。根生葉は大形、卵形で長さ30㎝になり、裏面に白色の綿毛が密生します。茎葉は互生し、上に行く程小さくなります。9-10月頃、茎上部が分枝し、その先に大きな頭状花を下向きに付けます。総苞片は堅く尖り、外苞片は反り返ります。青葉山では、明るい草地や林内・外で普通に見られます。アシグロツユムシは、北海道~九州の亜高山~平地の道沿いの草木周辺に生息する、体長30-35mmのツユムシです。成虫は8-11月に出現し、草食性で草の他、木の葉や花弁、若い果実も食べ、自分の抜殻以外の動物質は食べません。鮮緑色で、名の通りの黒っぽい脚と背中、触角に白露の様な帯があるのが特徴です。日中に活動し、活発に飛び回り、ジキーッ・ジキーッ…等と鳴きます。他のツユムシの仲間ではより山地に生息すると言われ、青葉山では多くが本種の様です・・・
オヤマボクチとアシグロツユムシ 光るコシアブラ
 

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イヌホオズキ(犬酸漿)
2012/10/18(Thu)
  きょうは、晴れ後曇りました(13.7~19.7℃//0.19μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
  道端に、イヌホオズキ(ナス科)が咲いていました。名の通り、酸漿の花にも似た小花の下には、蕾や丸く青い実も勢揃いしていました。北海道~沖縄の他、世界の熱帯~暖帯の山野の路傍等に広く生育する、高さ20-60cm程の多年草です。茎は直立し、良く分枝して疎に短毛を生じます(無毛の事も)。葉は長さ3-10cmで基部に1-5cmの翼のある葉柄があり、広卵形で先端は鈍いか僅かに突出し、基部は丸いか楔状。縁は滑らかか波状鋸歯があり、両面に短毛があります。8-10月、茎の途中から花柄を出し、その先端に散形状に4-8個の花を付けます。花は白い茄子状の花弁に、黄色い雄蕊が突き出します。果実は未熟時は青く、後に艶が無い径6-7mmの球果を黒熟します。青葉山では、道端等に見られます・・・
  林縁の草原に、タマゴタケが林立していました。今年は例年より豊作の様で、先日も多く見られたので区役所(214-8519)で放射線測定をしましたら、後日205㏃/kg(基準値は100㏃)の結果通知がありました。美味しい食菌ですが、とても食用にはできません。普通にあったあの喜びは、何時になったら戻るのでしょう・・・
イヌホオズキ タマゴタケ 
 
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ネコハギ(猫萩)
2012/10/17(Wed)
  きょうは晴れ後曇って、夜は雨になりました(9.0~22.9℃//0.19μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
  道端に、ネコハギ(猫萩)が咲いていました。とても地味で、危うく踏み付けそうになりましたが、近寄れば清楚で、奥床しい花でした。北海道~九州の他、朝鮮・中国等の丈の低い草地、路傍等のやや乾いた所に生育する多年草です。全体に軟毛が多く、茎は丈夫で開出毛を密生し、地面を這います。余り枝分かれせず、直線的に伸びて1mに達する事もあり、群落を形成します。葉は3小葉からなる複葉で、頂小葉は長さ1-2㎝で、両面共開出毛があり、特に裏面脈上と葉縁に多く、互生します。8-10月、茎先から下がった場所の葉腋に7-8㎜の小花を数個付けます。花は白く、中心部に紅紫色の紋があります。名は、イヌハギに対して多毛な事等に由来します。青葉山では、車道沿い等に見られます・・・
  観察(視)会でも見ましたが、あのモミタケが傘を大きく開いていました(傘径23㎝!)。「観察中なのでそっとしておいて」のメモを置いてはいましたが、皆さん、良くぞ見守ってくれました、ありがとう!もしかしての来季以降の為に、根元部分を残して持ち帰り、数片焼いて松茸の様な味と風味を確かめた後は、今後の為に保存しました。嘗ての様に、もっと普通に見られる様になって欲しいものですね・・・
ネコハギ 大きくなった樅茸 下から見ると
 





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センボンイチメガサ(千本市女笠)
2012/10/16(Tue)
  きょうも、大体晴れました(9.7~22.0℃//0.17μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
  枯木に、センボンイチメガサ(モエギタケ科)が生えていました。株立ちしていた筈のシデの根元を覆う様に、平安市女の小傘達が簇っていました。春~秋に全国の各種広葉樹や針葉樹の切株上や倒木上に群生する、傘径1.5-4㎝の小型菌です。傘は黄褐~茶褐色で丸山形~平らに開きます。湿時は表面が滑り、周辺部には放射状の条線があり、乾燥すると滑りも条線も無くなります。傘とほぼ同色の襞は直~上生して密で、柄には不明瞭な鍔があり、その上は淡褐色、下は黄褐~暗褐色で極細かいささくれ状鱗片が付きます。可食ですが、 猛毒のコレラタケとも良く似ているので、要注意です。青葉山では、各種枯木上等に普通に見られます・・・
センボンイチメガサ 澄んだ茜空
 
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カケス(橿鳥、懸巣、鵥)
2012/10/15(Mon)
   きょうも、大体晴れました(11.3~23.5℃//0.17μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
  カケス(カラス科)がいました。森の奥からジャージャーと、如何にも秋を感じさせる声がしたかと思うと、数羽がふわふわと、赤松の木から木へと飛び移って行きました。アフリカ北部やユーラシア中部~南部に分布し、日本では本州~九州の山地~平地の林内に生息する全長33cm程の留鳥又は漂鳥です。成鳥は額~頭頂が白黒の斑模様で、喉と腹は白、目の周囲や尾羽は黒、後頭部、背、胸は葡萄褐色で、羽の基部は黒、白、青が段だら模様が一際奇麗です。主に団栗等の木の実を好みますが、雑食。物真似が上手で、他の鳥や犬・猫の声等も真似ます。青葉山では、嘗て繁殖記録もありましたが、主に秋~春に見られ、晩秋には団栗を運んでは、木の根元や隙間に隠す光景が観察されます・・・
カケス 坂道からは、櫛歯が抜けた様な松原も見えます
 

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十月観(視)察会
2012/10/14(Sun)
  きょうは、爽やかな秋晴れの観(視)察会になりました(10.7~21.3℃//0.17μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西風)。きょうも、きのこ中心の観察・鑑定会と言うことで、先ずは採集済みのサナギタケを観察したりした後出発します。赤とんぼの飛び交う池や、黄葉し始めた栃林を抜け、あちこちに巣を張ったジョロウグモ、様々に色付くノブドウの実、オオカマキリの卵のう、ヤブタバコ、イヌハギ等を観察しつつ進むと道端には、フウセンタケの仲間が数種類無数に出ていて、真赤なタマゴタケもありました。森も、乾いてはいるものの、大小のきのこが続いています。林内の花は少なめながら、オヤマボクチ、ヒメジソ、シロヨメナ、ノコンギク、アキリキリンソウ、イヌタデ、オヤリハグマ、ツクシハギ、ヤブハギ、キバナアキギリ、ガンクビソウ、ナンブアザミ、ダキバヒメアザミ、ツユクサ、ミズヒキ、キンミズヒキ、ヒメキンミズヒキ等が見られます。果実では、ミズナラ、コナラ等のドングリが目立ち、ナツハゼ、ツルリンドウ、チゴユリ、シラキ、ツクバネ、ツルアリドオシ、ウメモドキ、オトコヨウゾメ、ミヤマガマズミや、美しい紫の莢のノササゲ、林内には珍しいネナシカズラ等がありました。ヤマノイモのムカゴも無数に生っていましたね。
シロヨメナ こんな狭い所で、何を探してるんでしょう? ベニナギナタタケ 色々ありますが食べられるのは…?!.
  肝心のきのこでは他に、キホウキタケ、タケリタケ、キンチャフウセンタケ、シロケシメジモドキ(シロカヤタケ)、ヒロヒダタケ、センボンイチメガサ、ドクツルタケ、テングツルタケ、イッポンシメジ、クサウラベニタケ、オニイグチモドキ、アカイボカサタケ、シロイボカサタケ、マツカサキノコモドキ、スギヒラタケ、ハラタケ、シロオオハラタケ、ベニナギナタタケ、ハナビラタケ、ヒトクチタケ、ホコリタケ、ドクベニタケ、ベニウスタケ等が見られた他、きょうは何と言っても、仙台の象徴茸、センダイサマツ!(モミタケ)だったのではないでしょうか?! 昨日の下見で見つけたもので、径20㎝近くありましたが未だ幼菌で、皆で相談の上、傘が開くまでそっとして置く事にしました。もし見つけた方も、開き切るまではそっとして置いて欲しいと切に思いますので、皆様どうか宜しくお願い致します!!花では、これも仙台の名の付くセンダイトウヒレンが、可憐に咲いていたのが一番印象的でしたね。野鳥は少なかったものの、アオゲラやカケスが鳴き、シジュウカラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、トビ等、昆虫では、樹液にいた雌雄のベッコウバエ、萩のキタキチョウ、ミカドフキバッタ、アキアカネ、オオスズメバチ等が見られました。天気も良く、短い距離をゆっくり漫ろ歩きましたが、きょうも自然は私達に、素晴らしい出会いを沢山齎してくれたのではないでしょうか・・・
何でしょうこれは(笑) 青い帽子が見えてるよ~♫ 仙台早松! センダイトウヒレン
 来月11/14(日)の会は、美しい紅葉を愛でながら、所々に残る野菊や木の実、野鳥達等を観察しましょう!ムラサキシメジ等期待のキノコも出ているかも知れません。では又、お楽しみに・・・
 
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モミタケ(樅茸/仙台早松)
2012/10/13(Sat)
  きょうも、大体晴れました(13.3~21.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.09μSv/h屋内21:00、西風)。
  樅の混じる森に、センダイサマツ=モミタケ(キシメジ科)が生えていました。未だ幼菌なのに15㎝はある大きなもので、傘が開くのが楽しみになりました。中国、サハリン、北米東部等に分布し、日本では夏~秋に、全国の樅、蝦夷松、赤松等の針葉樹林に群生し、時に菌輪を作る傘径8-20cmの大型菌です。初め半球形、後饅頭形~平らに開き、終には縁部が反り返ります。表面は平滑で湿時は多少粘性があり、灰白~淡灰褐色。幼時縁部は強く内側に巻き、白い綿屑状膜質の被膜が茎上部間に張ります。肉は白く厚く堅く、襞は長く垂生し、幅狭く密で白~帯黄色。柄は長さ10-20㎝で中程がしばしば算盤玉状に膨らみ、径4-6㎝。根元は急に細まり、鍔は2重でやや永存性があります。食用。元々仙台早松と呼ばれ、仙台や青葉山を代表する茸でしたが、開発や乱獲等で激減していて、保護対策が求められています・・・
モミタケ(センダイサマツ) 木洩れ日
 明日(10/14)は月例観(視)察会です↓。今月も、キノコの観察と鑑定が主となりますが、シロヨメナ、ダキバヒメアザミ、テンニンソウ、ツクシハギ等の花々や秋の虫達等自然全般も観察します。素敵な出会いがあると良いですね・・・
 

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ミヤマガマズミ(深山莢蒾/深山鎌酸実)
2012/10/12(Fri)
 きょうは、良く晴れました(13.0~20.5℃//0.17μS/h八幡1屋外高さ1m・0.10μS/h屋内20:00、北北西風)。
 道沿いに、ミヤマガマズミ(スイカズラ科)の実が生っていました。乾いた空に濡れそぼる赤い実が揺れて、桜桃のデセールの様に、とても美味しそうな見えました。北海道~九州の他、中国、朝鮮、サハリン南部等の山地の林内や林縁に生育する、樹高2-4mの落葉低木です。枝は黒紫色を帯び、葉は対生し、長さ4-9㎝の倒卵形で先が尖り、表面は無毛で光沢があります。縁は粗く鋭い鋸歯。5-6月に、葉が一対付く枝先に散形花序を作り、白い小花を多数付けます。筒状花は5深裂し、長い雄蕊が5本あります。9-10月、径8㎜程の核果を、赤く熟します。青葉山では、明るい林縁や林内に普通に見られます・・・
ミヤマガマズミ やーすなや・ぽりゃーな?
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フサタケ(房茸)
2012/10/11(Thu)
   きょうは曇って朝晩は雨が降り、日中は晴間もありました(15.1~20.6℃//0.17μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sv/h屋内21:00、西北西風)。  
   道端に、フサタケ(シロソウメンタケ科)が生えていました。フサヒメホウキタケカレエダタケに似ていますが、一層繊細で、冬枯れのケヤキの木立に見えました。秋、全国の林内地上の枯木、枯枝や枯葉等から発生する、高さ5㎝程の小~中型菌です。子実体は細い枝分かれを繰り返して枝先は鋭く尖り、箒状(ホウキタケ状)になります。色は白~灰色、後に淡黄褐~黄褐色になります。肉質は軟骨質で、か細い割にしっかりして、膠状にはなりません。青葉山では、林内に普通に見られます・・・
    近くの朽ちた切株が白いカビ?で覆われていて、近寄ると、氷雪の岩壁に見えました・・・
フサタケ 氷雪の岩壁(白いカビ?で覆われた朽木)
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シロイボカサタケ(白疣傘茸)
2012/10/10(Wed)
   きょうは晴れ後曇って、一時小雨も降りました(13.8~21.0℃//0.17μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sv/h屋内21:00、南南東風)。   
  シロイボカサタケ(イッポンシメジ科)が生えていました。薄暗い、ヒナアンズタケの散ばる森影に、幼い双子の兄弟の様に、二つ淋しそうに佇んでいました。東アジアや北米に分布し、日本では夏~秋、全国の林内地上に群生、散生、単生します。子実体は、全体が白~黄白色で、傘の径は1-6cm、円錐~鐘状で中央に疣(鉛筆の芯)状突起があり、名前の由来になっています。縁は波状で、粘性はなく、湿時条線があります。3-10×0.2-0.4cmの柄は、中空で、表面は繊維状でしばしば捩れます。青葉山では、アカイボカサタケ、キイボカサタケと共に普通に見られます・・・
シロイボカサタケ おさびし森
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オケラ(朮)
2012/10/09(Tue)
   きょうは、大体晴れました(12.5~21.8℃//0.17μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sv/h屋内21:00、北風)  
   道端に、オケラ(キク科)が咲いていました。白い花がポッポッと、霜柱か銀泉細工の様に涼しげでした。本州~九州の他、朝鮮、中国東北等の山野の日当りの良い所に生育する、高さ50-100cm多年草です。雌雄異株。葉は固く、光沢があり、縁に棘状の鋸歯があり、茎の下部では奇数羽状複葉になります。9-10月、茎先にアザミに似た白~薄紅色の頭状花序を付け、花序の下の苞葉も羽状に裂けます。青葉山では、乾いた尾根道等で見られます・・・
オケラ 三居沢展望台から

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ヒガンバナ(彼岸花)
2012/10/08(Mon)
   きょうは、晴れ後曇りでした(12.0~21.4℃//0.20μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sv/h屋内20:00、西北西風)  
   三居沢の道端で、ヒガンバナ(ヒガンバナ科)が咲いていました。真紅の花が列を成し、秋の陽光に輝いていました。北海道~沖縄の、田畑周辺や堤防、墓地、道端等に生育する多年生の球根性植物です。日本には稲作伝来時に中国から伝来した帰化植物と考えられています。晩夏~初秋、枝葉も節もない高さ30-50cmの花茎を立て、その先に赤く稀に白い散形花序を一つ形成し、包が破れると5-7個程の花を放射状に付けます。花弁は長さ40mm、幅約5mmと細長く、大きく反り返ります。花後、晩秋に長さ30-50cmの線形の細葉をロゼット状に出します。全草にアルカロイドを多く含み有毒ですが、嘗ては長時間水に曝して「救飢植物」ともなりました。青葉山では、田畑周辺等に見られます・・・
彼岸花 泉ケ岳遠望
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アキアカネ(秋茜)
2012/10/07(Sun)
 きょうは、晴れ後曇りでした(16.1~23.0℃//0.18μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sv/h屋内21:00、北西風)    道端のナンブアザミの花に、アキアカネ(トンボ科)の雄が止まっていました。背の高い花なので、下から見ると黄とんぼの様でしたが、近寄れば秋、しっかり赤とんぼでした。北海道~九州の山野に生息する、体長33-46mmのトンボの一種です。成虫は6-12月に出現し、成熟しても頭部や胸部は余り赤くならず、胸部の側面に明瞭な黒条を持つのが特徴です。丘陵地~平地の池、水田、溝川等に広く発生し、6月頃に羽化しますが、夏季は高山に登って避暑し、秋が近付くと里に降りて来ます。 アカトンボの代表種で、狭義にはこの種だけを赤とんぼと呼ぶ事もあり、日本特産種で、大陸部ではユーラシアに広く近縁種・タイリクアキアカネが分布します。青葉山では最も数が多く、何処でも普通に見られます・・・
  近くでは、ホシホウジャク達が吸蜜していました・・・
アキアカネとナンブアザミ ホシホウジャク 


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ダイモンジソウ(大文字草)
2012/10/06(Sat)
   きょうは、晴れ後曇りでした(16.5~23.9℃//0.19μS/h八幡1屋外高さ1m・0.12S/h屋内20:00、南西風)。   
   沢の崖に、ダイモンジソウ(ユキノシタ科)が咲いていました。遠目には白い霞の様ですが、近寄れば妖精達の群舞でした。北海道~九州の他、中国、朝鮮、ロシア極東部等の、山地の渓流沿いや湿気の多い岩場等に生育する多年草です。長柄のある3-15cmの葉は腎円形で5-12浅裂し、基部は心形。9-10月、10-30cmの花茎先に円錐状花序を付け、花弁は上3枚が短く下の枚は長く5枚。雄蕊は長さ3-4mmで10個あり、葯は橙赤~暗紅色で、雌蕊は2個の心皮からなり、花柱2本を残し上部までほぼ合着します。果実は卵形の蒴果で長さ4-6mm、種子は楕円形で長さ0.8mm。青葉山では、崖地や沢等で見られます・・・
  樹液の木に、未だコクワガタがいました。近寄れば十分に、「オオ」クワガタでした・・・
ダイモンジソウ コクワガタ♂
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メドハギ(筮萩)
2012/10/05(Fri)
   きょうは、良く晴れました(14.9~25.9℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
   道端に、メドハギ(マメ科)が咲いていました。遠くからは目立ちませんが、近寄れば、貝紫染めの様な奥床しい佇まいでした。東アジアに広く分布し、日本では北海道~沖縄の日当たりの良い草地や道端に生育する、茎高60-90cmの多年草です。上部で良く枝分かれし、低木状となってやや木質化し、稜や伏毛があります。葉は3小葉を持つ複葉で、密に互生し、小葉は長さ1-2.5cm、幅2-4mmの楔~倒披針形で、裏面には伏毛があり、頂小葉は他の小葉より大。9-10月葉脇に、黄白色で紫色斑紋がある長さ6-7mmの花を2-4個集め、閉鎖花も葉腋に数個ずつ付きます。萼は深く5裂し、裂片は披針形で毛が密生します。豆果は扁平な円形又は広楕円形で、短毛が散生し、中に種子が1個入り、熟しても裂けません。変種にハイメドハギがあります。名は「めどぎはぎ」の略で、占いの一種である筮竹を「めどぎ」と言い、その代用にされた為と言われます。青葉山では、草原等に普通に見られます・・・
メドハギ \きょうは澱橋から
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サナギタケ(蛹茸)
2012/10/04(Thu)
   きょうは、曇り時々晴れました(15.9~24.9℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北東風)。
   林床に、サナギタケ(バッカクキン科)が生えていました。と言っても、始めはカエンタケかナギナタタケかと思いましたが、良く見ればブツブツが一杯あって、掘り起こすと、大きな蛾の蛹に繋がっていました。それにしても、鮮やかで美しい茸でした。主に初夏~秋、日本全国の林内地上に発生する、冬虫夏草の仲間です。チョウ目の主に蛾の蛹、稀に幼虫に寄生し、子実体は虫体より1-数本叢生し、橙黄色、棍棒形で肉質で高さ1-7㎝。柄は円柱状の径1-6㎜で、頭部はやや濃色の長紡錘形で、子嚢果は半裸生型。 薬効成分コルジセピンを含み、漢方薬として利用される他、高級食材としても価値が高く、蚕の蛹等で生産技術の開発が行われています・・・
サナギタケ 蛹茸 きょうの日の入り
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アカネ(茜) の花
2012/10/03(Wed)
   きょうは、一日雨が降ったり止んだりでした(17.4~19.5℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
   道端に、アカネ(アカネ科)が咲いていました。雨の中、溜めた花雫に周囲の山が映って、無数の小宇宙を作っていました。本州~九州の他、中国、朝鮮等の山野の道端や林縁等に生育する蔓性多年草です。四角い茎には細かい刺があり、他の植物等に引っかかりながら伸びます。葉はハート型で4枚輪生する様に見えますが、内二枚は托葉が変化したもので(偽輪生)、実際は対生です。夏~秋に、多数分岐した枝先に花を開き、花冠は黄緑色で径3-4㎜。秋には、黒い果実を熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
アカネ 霧が湧く山
 
 
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センダイトウヒレン(仙台塔飛廉)
2012/10/02(Tue)
   きょうは曇って、時々雨が降りました(17.3~20.2℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.09μSv/h屋内21:00、北北西風)。
   道端に、センダイトウヒレン(キク科トウヒレン属)が咲いていました。薄暗い森に、線香花火を思わせる小さな花が、雨に濡れながら可憐に佇んでいました。東北~関東の山地~低地の林下や林縁に生育する、高さ40-100cmの多年草です。茎に狭い翼があるのが特徴で、全草には微毛があります。葉は大きなもので12cm程で、卵形で良く尖り、不整な低鋸歯が多数あり、基部は少し後方に角張った心形。9-10月、やや濃い桃色の頭花を散房状に2-10個付けます。花は多くの小花が集まった筒状花で、花頭の直径は1.5-2㎝。オオダイトウヒレンの変種とされ、仙台が基準産地である事から、和名・学名(Saussurea nipponica Miq.subsp.sendaica(Franch.)Kitam.)にその名が付けられています。青葉山では、乾いた林内外に見られます・・・
センダイトウヒレン 西の山並
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ゆきかえる