ハハコグサ(母子草)
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2013/06/29(Sat)
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きょうは、曇り時々雨でした(15.4~17.5℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
沢沿いに、ハハコグサ(キク科)が生えていました。こんな所にと思う程の水辺に、しかも、何時も見る姿とは違った花を、毀れ落ちる砂金の様に輝かせていました。中国~インドシナ~インド等に広く分布し、日本では全国の山野の道端、田圃等に普通に見られる、高さ10-30cmの越年性一年草です。日本には、麦類の栽培と共に伝来した史前帰化植物で、春の七草の一つ御形(オギョウ又はゴギョウ)として、若い茎葉は食用にされます。秋に芽生えてロゼット(根生葉)で越冬し、春に茎を伸ばして先端に頭状花序の黄色花を咲かせます。草全体に白い蜘蛛毛が目立ちます。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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ムカシヤンマ(昔蜻蜒)
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2013/06/27(Thu)
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きょうは、曇り時々晴れましてた(16.6~26.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
沢沿いに、ムカシヤンマ(ムカシヤンマ科)がいました。道を行ったり来たりしていましたが、地面や葉の上に止ると、余り警戒心もなく、じっとしていました。日本固有種で、東北以南の本州、九州の、谷の崖等の清水が滴り、苔が茂るような環境に生息する、体長80㎜程の蜻蛉です。幼虫(ヤゴ)は水に入る事は殆どなく、湿った苔や泥中に穴を掘り、近付く昆虫を捕食し、成虫になるのに3年もかかると言われます。名の示す通り、1億数千年前(中生代ジュラ紀)に繁栄していた「ヤンマの末裔」とか「生きている化石」と言われ、原始的な特性を持ち、他種と違って生殖弁ではなく産卵管を持っています。環境破壊等により県レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されていますが、青葉山では比較的普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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イチヤクソウ(一薬草)
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2013/06/26(Wed)
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きょうは、曇り後雨になりました(19.3~24.9℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
林下に、イチヤクソウ(イチヤクソウ科)が咲いていました。珍しくも沢山林立していて、ふっと祭囃子が聞こえてきて、雨に揺れる竿灯を思い出しました。北海道~九州の他、朝鮮、中国東北部等の、低山の明るい広葉樹林等の、やや湿った所に生育する常緑多年草です。細い地下茎は短く、その先に数枚の葉を集めます。葉は、長さ3-6cm、幅2-4cmの卵状楕円~広楕円形で、細鋸歯があり、葉柄は2.5-5cm、葉裏はしばしば紫色を帯びます。6-7月、葉間から伸びる15-20cmの花茎先に総状花序を付け、3-10個の白花を下向きに咲かせます。苞は狭披針形で先は尖り、萼片5は披針形で先は尖り、花は径約13mmの広鐘形で花弁5。果実は径6-7mmの蒴果になります。青葉山には他に、主に深山に自生し、葉が丸く白花に赤みがあるマルバノイチヤクソウも確認されていますが、人為的理由でどちらも減少しています・・・ ![]() ![]() |
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コメツブツメクサ(米粒詰草)
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2013/06/23(Sun)
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きょうは、大体晴れました(16.7~24.4℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
草原に、コメツブツメクサ(マメ科)が咲いていました。先日まで敷き詰められていたシロツメクサやムラサキツメクサの周りに、名の通りの米粒状の花々が、夕暮れの蛍の様に明滅していました。日本全国の他、世界に広く分布し、日当たりの良い草地や道端等に生育する高さ10-40㎝程の一年草です。ヨーロッパ~西アジア原産の帰化植物で、日本には明治後期に渡来しました。茎は良く分枝し疎毛があります。葉は3小葉からなり、倒卵形で先は凹み、低く不揃いの鋸歯があります。葉柄は長さ2-5mm。。5-9月、葉腋の径7mm程の花序に長さ3-4mmの小形で黄色い蝶形花を5-20個球状に付けます。果実は豆果で、長さ約2mmの楕円形で中に種子が1個入ります。青葉山では、車道沿い等の所々で見られます・・・ ![]() ![]() |
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フタホシオオノミハムシ(双星大蚤葉虫・双星大蚤金花虫)
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2013/06/21(Fri)
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きょうは、曇り時々雨でした(18,6~24.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東南東風)。
サルトリイバラの葉の上に、フタホシオオノミハムシ(ハムシ科)がいました。小さな、赤瑪瑙の様な姿が沢山見られましたが、中でも交尾する雌雄は、殊更に緋色に光って見えました。本州~九州の山野に生息する、体長6-8㎜のハムシの仲間です。成虫は4-8月に出現し、体色は赤く、前翅後方に1対の白い紋があるのが特徴です。成虫・幼虫共にサルトリイバラの葉を食草とします。ノミハムシ(成虫が蚤の様に飛び跳ねるハムシ)の仲間とは言え、跳躍出来ない変り種です。青葉山では、葉上等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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コクワガタ(小鍬形)
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2013/06/20(Thu)
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きょうは、曇り後晴れました(18.5~25.3℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北東風)。
樹液の木に、コクワガタ(クワガタムシ科)がいました。蝶や木吸虫も沢山いて、もうそんな頃かと嬉しくなって、近寄るとポロンと落ちて、朽木の間を駆け抜けて、ふっと立ち止まると、あっという間に飛んで行ってしまいました。北海道~九州等の、主に低山帯の雑木林に生息し、クヌギやコナラ、ミズナラ、ヤナギ、オニグルミ等の樹液に昼夜集まります。市街地の僅かな林でも、又6-10月の長い期間に亘って見られる、最も普通なクワガタです。卵~成虫の期間は約2年で、幼虫は各種広葉樹の朽木で見られます。スジクワガタ等に似ていますが、大顎前方に内歯を一つだけ持つのが相違点です・・・ ![]() ![]() |
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イボタノキ(水蝋樹・疣取木)
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2013/06/19(Wed)
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きょうは纏った雨が降って、後曇りました(19.1~24.4℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、南南東風)。
イボタノキ(モクセイ科)の花が咲いていました。清々しい純白の花に顔を寄せると、淡くも爽やかな香りが漂いました。北海道~九州の他、朝鮮等の山野の谷沿い等に生育する、樹高1.5-2mの落葉低木です。枝は灰白色で新枝には細毛があり、葉は対生して、2-5cmの楕円形で、両面共光沢が無く、裏面の中脈は有毛です。初夏に、ギンモクセイに似た芳香ある白い筒状花を、総状に咲かせます。晩秋に、径6-7mmの楕円形の紫黒色の核果を熟します。名は、「疣取りの木」の意で、枝葉に付くイボタロウムシ(イボタカイガラムシ)から出る白い蝋を熱して付けると疣が取れる事に由来。青葉山では、沢沿い等に見られます・・・ ![]() ![]() |
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シマサシガメ(縞刺亀)
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2013/06/18(Tue)
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きょうは、小雨後曇りでした(19.2~22.3℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北北西風)。
笹薮に、シマサシガメ(サシガメ科)がいました。昨日に引き続いてのサシガメですが、よりすらりと格好良く、貴公子然とした風情で佇んでいました。本州~九州の山野に生息する、体長13-16mmのカメムシ科の仲間です。成虫は6-8月に出現し、葉の間や草の上で生活します。やや細身で体色は黒く、腹部の側部と脚が白黒の縞模様になっているのが特徴です。他のサシガメ類同様に肉食性で、ハムシ等の小甲虫、チョウ、ガの幼虫等他の昆虫を捕らえ、口吻を突き刺して体液を吸います。不完全変態(小変態)で、幼虫で越冬します・・・ 森の大岩の上が、コツボゴケで覆われていました・・・ ![]() ![]() |
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コウゾリナ(剃刀菜・顔剃菜)
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2013/06/16(Sun)
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きょうは曇って、霧雨が降ったり止んだりでした(17.5~22.6℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南南東風)。
森の草原に、コウゾリナ(キク科)が咲いていました。草の緑に映えて、鮮やかな鬱金の花々が、霧雨に濡れていました。北海道~九州の山野の草地や道端等に生育する高さ30-90cmの越年性1年草です。秋に芽生えてロゼットで越冬し、春に花茎を延ばして5-10月、茎上部に径2-2.5cmの黄色い舌状花だけの頭花を付けます。茎葉全体に褐色の剛毛があり、葉の主脈と共に良く赤味を帯びます。名は、カミソリナ(剃刀菜)の転訛で、茎葉の毛に触るとざらつき、剃刀で顔を剃る感触がある事に由来します。青葉山では、少し湿った草地等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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ノイバラ(野茨)の花
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2013/06/15(Sat)
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きょうは曇って、晩方から雨になりました(19.5~25.5℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南西風)。
川岸に、ノイバラ(バラ科)が咲いていました。白花の中に薄紅の蕾があって、近寄れば、如何にも薔薇そのものの様に、芳香を漂わせていました。北海道西南部~九州の他、朝鮮、中国等の草原、林縁、河原、道端等に生育する、高さ2m程になる蔓性落葉低木です。葉は奇数羽状複葉で、長さ10cm程で楕円形、細鋸歯があり、表面に艶がない小葉は7-9枚。5-6月、枝先に白~淡紅色の花を散房状に付けます。花は径2cm程の白く丸い花弁5からなり、雄蕊は黄色で、香りがあります。秋に果実が赤熟します。現代バラの原種の一で、日本のノバラの代表種。青葉山では、藪地等に普通に見られます ・・・ ![]() ![]() |
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ウツギ(空木) の花
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2013/06/12(Wed)
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きょうは曇って、時折霧雨が降りました(15.7~20.3℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南東風)。
川に沿って、ウツギ(ユキノシタ科)の花が咲いていました。あっちにもこっちにも帯を作って、まるで、山裾に残る残雪の様にも見えました。北海道~九州の林縁、崖等の少し湿った場所に生育する樹高2-4mの落葉低木です。良く分枝し、樹皮は灰褐色で、新枝は赤褐色を帯び、星状毛が生えます。葉は卵~楕円~卵状被針形と変化が多く、葉柄があり対生します。5-7月、枝先に円錐花序を付け、多くの白い花を咲かせます。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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カザグルマ(風車)の花
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2013/06/11(Tue)
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きょうは曇って、霧雨が降ったり止んだりでした(16.4~20.1℃//0.15μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μ㏜/h屋内22:30、南風)。
カザグルマ(キンポウゲ科)が咲いていました。見上げれば、純白の大花に霧が注ぎ、神々しい蓮華座が、鉛の空に浮かんでいる様でした。日本の本州~九州の他、中国東北、朝鮮等の山地の林縁等に生育する蔓性多年草(又は落葉低木)です。茎は木質、葉は羽状複葉で、長さ2-6㎝の小葉は3-5個あり、卵形で先は尖ります。6月頃、径7-12㎝の大きな花を上向きに咲かせます。花弁に見える萼弁は普通8個ですが変異があり、色は白又は淡紫色。中心に雄蕊と雌蕊が固まって付きます。痩果は広卵形で、宿存する花柱には黄褐色の長毛があります。全国的に開発や乱堀によって激減し、環境庁レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。青葉山が開発の危機に晒されていた1996年には、「工事中止」の大きな力になってくれました。この仙台の宝を、しっかり後世に引き継ぎましょう・・・ ![]() ![]() |
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ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)の花
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2013/06/08(Sat)
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きょうは曇り時々雨で、時折晴間もありました(16.5~22.8℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南風)。
林床に、ミヤマナルコユリ(ナギイカダ科)が咲いていました。地味な花ですが、良く見ればあっちにもこっちにも、名通りの鳴子にも似た白花が、風雨に震えてカラカラ鳴っているかの様でした。北海道~九州の他朝鮮等の、山野の林内に生育する高さ30-60㎝の多年草です。茎には稜があり、全体にジグザクに縒れて見え、葉の裏面は粉白色を帯びます。5-6月、葉腋から葉に沿って花柄を斜上し、2-3分枝して先端に白い花を下げます。筒状花の花被片の先は、緑色を帯びて浅く6裂して少しだけ開きます。青葉山では、各林床に普通に見られます・・・ ![]() ![]() 明日(6/9)は観(視)察会↓の日です。エゴノキ、ギンリョウソウ、コゴメウツギ、ヤブデマリ等の白花、マルバダケブキ、キショウブ、ハナニガナ等の黄花に紫花、緑花等の希少な花々を愛でながら、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、ホトトギス等夏鳥の囀りを楽しみましょう。今回も、素晴らしい出会いがあるといいですね・・・ |
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シロバナタニウツギ(白花谷空木)
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2013/06/07(Fri)
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きょうは、曇り時々晴れでした(17.1~23.6℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSⅴ/h屋内21:00、南風)。
タニウツギ(スイカズラ科)の白花種が咲いていました。ハクウンボクやエゴノキ、ヤブデマリやヤマボウシ等、白い花が目立つこの時季に合わせる様に、純白、清廉な花が、谷間に涼やかな風情を醸していました。基本種同様、北海道~本州の他朝鮮、中国等の山地の谷沿いや斜面に生育する、高さ2-5mの落葉低木です。葉は対生し、卵形で先が鋭く尖り、表面に白毛が密生。基本種と同時期の5-6月に花を咲かせますが、青葉山では少し花期が遅れます。花冠は漏斗状で、先は放射相称に5裂、雄蕊5。蒴果は細い筒状で、種子は楕円形。学名はWeigela hortensis f. albifloraで、albifloraは白い花の意。青葉山ではタニウツギに混じって、所々に見られます・・・ ![]() ![]() |
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ダイミョウセセリ(大名挵)
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2013/06/06(Thu)
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きょうも、良く晴れました(14.9~21.6℃//0.15μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北北東風)。
ヒメジョオンに、ダイミョウセセリ(セセリチョウ科)が止まっていました。近寄ると飛び立ち、忙しなく飛び回っては又止まり、茶目な仔猫の様でした。極東~東南アジアに広く分布し、日本では北海道~九州の山地~低地の林地等に生息する前翅長は15-21mmの蝶です。雌雄同色で、地は黒褐色。前翅表裏に大小白斑があり、後翅表裏中央に白帯が入ります。成虫は4-10月に出現し、年2化(暖地では年3化)。素早く飛び、他のセセリ蝶が翅を半開きにして止まるのに対し、翅を水平に開いて止まります。幼虫の食草は、ヤマノイモ科の植物。食草となる葉で巣を作ります。幼虫のまま落葉下で越冬し、春に蛹化・羽化します。青葉山では、林縁等で普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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ヤグルマソウ(矢車草)
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2013/06/05(Wed)
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きょうも、良く晴れました(14.5~22.8℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、東南東風)。
ヤグルマソウ(ユキノシタ科)が、咲いていました。遠目にも目立ちますが、近寄れば、雪化粧の松の木の様に、姿形良く佇んでいました。北海道南西部~本州の他、朝鮮等の深山の谷沿いの林床等、湿り気のある場所に生育する多年草で、しばしば大群落を作ります。根出葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で、葉柄は50cmになり、小葉は倒卵形で先端が3-5浅裂します。6-7月、高さ80-130㎝の花茎の先に円錐状の花序を付けます。花弁はなく、花弁に見える萼裂片は長さ2-4mmで、通常5-7個あり、緑白色で後に白変します。雄蕊は長さ3-4mmで8-15個、花柱は長さ1.5-2.5mmで2個。花茎には短い葉柄をもった茎葉が数個互生します。夏~秋に狭卵形の蒴果となり、長さ5mm。青葉山では、何ヶ所かで小群落が見られます・・・ ![]() ![]() |
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ニホンカワトンボ(日本川蜻蛉)
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2013/06/04(Tue)
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きょうも、良く晴れました(12.6~23.7℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、東南東風)。
ニホンカワトンボ(カワトンボ科)がいました。白銀と金赤を透翅で色分けた雄でしたが、降り注ぐ光の中で、美しく輝いていました。北海道~九州の山地~平地の清流等に生息する、体長5-6cmの蜻蛉です。成虫は4-7月に出現し、雌や未成熟な雄は金属光沢のある青緑色をしていますが、雄は成熟すると青白い粉で覆われます。翅色は地域変異があり、雄は燈赤色型、淡いオレンジ型、透明型の3種類、雌は淡燈色型と透明型の2種あります。小型昆虫を捕食し、ヤゴで越冬。青葉山では渓流沿いに、主に燈赤色型の雄と透明型の雌が普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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ニホンアマガエル(日本雨蛙)
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2013/06/02(Sun)
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きょうは、良く晴れました(12.5~16.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南西風)。
田圃に、ニホンアマガエル(アマガエル科)がいました。何時も見慣れたエメラルドの美体とは打って変って、誰も彼も、迷彩色の衣装で巡廻していました。朝鮮、中国東部等に広く分布し、日本では北海道~九州の水辺の植物上や森林等に生息する、体長3-4㎝程(♀が♂より大)の蛙です。鼻筋~目、耳に褐色の太帯が通っているのが特徴で、前足4本、後足5本の指があり、指先には丸い吸盤があります。腹が白く、背中が黄緑色で、背中は黒っぽい斑模様の灰褐色にも変える事ができ、保護色の一例として良く知られています。 皮膚はつるつるした粘膜に覆われ、ここから細菌等から守る為の毒が分泌されています。小昆虫やクモ等を捕食します。ゲッゲッゲッ…、クワックワッ…等と雄のみが鳴き、名の通り、繁殖期以外でも雨が降りそうになると鳴くのも特徴です。冬は地中で冬眠。青葉山では、林内外で普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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