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チガヤ(茅萱)
2013/06/30(Sun)
  きょうは霧雨後曇って、晴間もありました(17.0~23.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北東風)。
  追廻の原に、チガヤ(イネ科)が生えていました。家並が消えた野に、白銀の穂波が広がり、蒸した梅雨空の下、冷気さえ感じる様でした。アジア中西部~アフリカ、オーストラリアに広く分布し、日本では北海道~沖縄の日当たりの良い、少し湿った山野に群生する高さ30-80cmの多年草です。5-6月、葉に先立ち、茎先に長さ10-20cmの円柱状の花序を出し、小穂基部には白い絹毛が密生し、赤紫色の葯と柱頭が目立ちます。葉は長さ20-50cmの線形で、縁はざらつきます。古くから親しまれ、若い穂は噛むと甘く、地下茎の新芽も食用になり、茎葉は屋根を葺き、成熟した穂は火口に使われ、穂や根は強壮剤や利尿剤にもされました。古名はチ(茅)、花穂名はチバナ、ツバナ等・・・
チガヤ 物想う崖
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ハハコグサ(母子草)
2013/06/29(Sat)
   きょうは、曇り時々雨でした(15.4~17.5℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
   沢沿いに、ハハコグサ(キク科)が生えていました。こんな所にと思う程の水辺に、しかも、何時も見る姿とは違った花を、毀れ落ちる砂金の様に輝かせていました。中国~インドシナ~インド等に広く分布し、日本では全国の山野の道端、田圃等に普通に見られる、高さ10-30cmの越年性一年草です。日本には、麦類の栽培と共に伝来した史前帰化植物で、春の七草の一つ御形(オギョウ又はゴギョウ)として、若い茎葉は食用にされます。秋に芽生えてロゼット(根生葉)で越冬し、春に茎を伸ばして先端に頭状花序の黄色花を咲かせます。草全体に白い蜘蛛毛が目立ちます。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
ハハコグサ 澱から
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ヒダリマキマイマイ(左巻蝸牛)
2013/06/28(Fri)
   きょうは、曇り後雨になりました(15.6~17.5℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南風)。
   マタタビの葉上に、ヒダリマキマイマイ(オナジマイマイ科)がいました。如何にも梅雨時に相応しく、大きな体をくねらせながら、霧風に吹かれていました。本州の東北~中部と周辺島嶼の山野に生育する、カタツムリの一種です。成貝は殻高33mm・殻径50mm程のやや高い円錐形の黄褐~褐色で、名前通りに左巻きなのが特徴です。軟体の背面は黒や黄褐色の斑点が点在します。半樹上性で湿った場所を好み、森林や草原など比較的幅広い環境に生息します。枯葉やキノコ、藻類等を食べますが、成体はあまり分っていません。雌雄同体で、主に7-9月、交尾で他個体と精莢を交換した後に産卵します。普通1回30-40個程で、30-40日で孵化しますが、秋に産卵された卵はそのまま越冬し翌春に孵化します。青葉山では、林内に普通に見られます・・・
ヒダリマキマイマイ 夕霧
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ムカシヤンマ(昔蜻蜒)
2013/06/27(Thu)
  きょうは、曇り時々晴れましてた(16.6~26.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
  沢沿いに、ムカシヤンマ(ムカシヤンマ科)がいました。道を行ったり来たりしていましたが、地面や葉の上に止ると、余り警戒心もなく、じっとしていました。日本固有種で、東北以南の本州、九州の、谷の崖等の清水が滴り、苔が茂るような環境に生息する、体長80㎜程の蜻蛉です。幼虫(ヤゴ)は水に入る事は殆どなく、湿った苔や泥中に穴を掘り、近付く昆虫を捕食し、成虫になるのに3年もかかると言われます。名の示す通り、1億数千年前(中生代ジュラ紀)に繁栄していた「ヤンマの末裔」とか「生きている化石」と言われ、原始的な特性を持ち、他種と違って生殖弁ではなく産卵管を持っています。環境破壊等により県レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されていますが、青葉山では比較的普通に見られます・・・
ムカシヤンマ 雲間の雲
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イチヤクソウ(一薬草)
2013/06/26(Wed)
  きょうは、曇り後雨になりました(19.3~24.9℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
  林下に、イチヤクソウ(イチヤクソウ科)が咲いていました。珍しくも沢山林立していて、ふっと祭囃子が聞こえてきて、雨に揺れる竿灯を思い出しました。北海道~九州の他、朝鮮、中国東北部等の、低山の明るい広葉樹林等の、やや湿った所に生育する常緑多年草です。細い地下茎は短く、その先に数枚の葉を集めます。葉は、長さ3-6cm、幅2-4cmの卵状楕円~広楕円形で、細鋸歯があり、葉柄は2.5-5cm、葉裏はしばしば紫色を帯びます。6-7月、葉間から伸びる15-20cmの花茎先に総状花序を付け、3-10個の白花を下向きに咲かせます。苞は狭披針形で先は尖り、萼片5は披針形で先は尖り、花は径約13mmの広鐘形で花弁5。果実は径6-7mmの蒴果になります。青葉山には他に、主に深山に自生し、葉が丸く白花に赤みがあるマルバノイチヤクソウも確認されていますが、人為的理由でどちらも減少しています・・・
イチヤクソウ 藪越の市街(白く見えるのはマタタビの葉)
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ウンモンテントウ(雲紋天道虫)
2013/06/25(Tue)
  きょうも良く晴れて、暑くなりました(19.6~27.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)。
  道端の葉に、ウンモンテントウ(テントウムシ科)がいました。初めはナミテントウかと思いましたが、津軽塗の様な模様はとてもお洒落で、 滋味ある趣がありました。北海道~九州の他クリル等のブナ帯等の山地に生息する、体長6.7-7.7mmのテントウムシの仲間です。成虫は4-9月に出現し、黄褐色地に白い輪状紋(時に欠く場合もある)に囲まれた黒紋があり、前胸部は白と黒の斑模様です。食性はアブラムシ食ともされますが、未だ良く分かっていません。灯火にも来ますが、多くはありません・・・
ウンモンテントウ 樅の山
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アミスギタケ(網杉茸)
2013/06/24(Mon)
   きょうは、大体晴れました(16.8~26.9℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東南東風)。
   アカシデの倒木に、アミスギタケ(サルノコシカケ科タマチョレイタケ属)が生えていました。下から見上げると、淡黄の管孔が放射状に広がって、得も言われぬ美しさです。一見脆そうにも見えますが、触れば、柔らかくしっとりとしていて、しかも、(以前食べようと試みましたが)皮革の様に強靭な子実体でした。春~秋、山地~低地の広葉樹の枯木上に発生する、傘径3㎝前後の白色腐朽菌です。傘は円形で中心部は浅く窪みます。表面は淡褐色で淡黄褐色のささくれ状鱗片で覆われます。下面は管孔状で、白~クリーム色で、肉は軟らかい革質。柄は褐色で直立生。食不適。名は、傘の表面のささくれを杉の木肌に準えたと言われます。青葉山では、枯木等に普通に見られます・・・
アミスギタケ 青葉山側から見る経ヶ峰
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コメツブツメクサ(米粒詰草)  
2013/06/23(Sun)
   きょうは、大体晴れました(16.7~24.4℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
   草原に、コメツブツメクサ(マメ科)が咲いていました。先日まで敷き詰められていたシロツメクサやムラサキツメクサの周りに、名の通りの米粒状の花々が、夕暮れの蛍の様に明滅していました。日本全国の他、世界に広く分布し、日当たりの良い草地や道端等に生育する高さ10-40㎝程の一年草です。ヨーロッパ~西アジア原産の帰化植物で、日本には明治後期に渡来しました。茎は良く分枝し疎毛があります。葉は3小葉からなり、倒卵形で先は凹み、低く不揃いの鋸歯があります。葉柄は長さ2-5mm。。5-9月、葉腋の径7mm程の花序に長さ3-4mmの小形で黄色い蝶形花を5-20個球状に付けます。果実は豆果で、長さ約2mmの楕円形で中に種子が1個入ります。青葉山では、車道沿い等の所々で見られます・・・
コメツブツメクサ 青葉山側から見た八木山
 
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ヤマグワ(山桑)の果実
2013/06/22(Sat)
   きょうは曇り時々雨で、晴れ間もありました(17.8~23.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東北東風)。
   ヤマグワ(クワ科)の実が生っていました。未熟の赤と完熟の黒が交互に混じって、ルーレット(回転盤)を思わせました。北海道~九州の山地~低地に生育する、雌雄異株で稀に同株で、高さ10-15mの落葉高木です。樹皮は灰褐色で縦に不規則な筋があります。葉は互生し、長さ7-20cmの卵~広卵形で、先は尾状に長く尖り、基部は円~浅い心形。4月頃、雄花、雌花共に本年枝の下部の葉腋に花序を作り、雄花は雄蕊4、雌花は雌蕊1、花柱は長くて先は2裂。集合果は楕円形で、7-8月に初め赤く後に黒熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ヤマグワ 谷と草原
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フタホシオオノミハムシ(双星大蚤葉虫・双星大蚤金花虫)
2013/06/21(Fri)
   きょうは、曇り時々雨でした(18,6~24.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東南東風)。
   サルトリイバラの葉の上に、フタホシオオノミハムシ(ハムシ科)がいました。小さな、赤瑪瑙の様な姿が沢山見られましたが、中でも交尾する雌雄は、殊更に緋色に光って見えました。本州~九州の山野に生息する、体長6-8㎜のハムシの仲間です。成虫は4-8月に出現し、体色は赤く、前翅後方に1対の白い紋があるのが特徴です。成虫・幼虫共にサルトリイバラの葉を食草とします。ノミハムシ(成虫が蚤の様に飛び跳ねるハムシ)の仲間とは言え、跳躍出来ない変り種です。青葉山では、葉上等に普通に見られます・・・
フタホシオオノミハムシの雌雄 切株上の食事跡
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コクワガタ(小鍬形)
2013/06/20(Thu)
きょうは、曇り後晴れました(18.5~25.3℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北東風)。
樹液の木に、コクワガタ(クワガタムシ科)がいました。蝶や木吸虫も沢山いて、もうそんな頃かと嬉しくなって、近寄るとポロンと落ちて、朽木の間を駆け抜けて、ふっと立ち止まると、あっという間に飛んで行ってしまいました。北海道~九州等の、主に低山帯の雑木林に生息し、クヌギやコナラ、ミズナラ、ヤナギ、オニグルミ等の樹液に昼夜集まります。市街地の僅かな林でも、又6-10月の長い期間に亘って見られる、最も普通なクワガタです。卵~成虫の期間は約2年で、幼虫は各種広葉樹の朽木で見られます。スジクワガタ等に似ていますが、大顎前方に内歯を一つだけ持つのが相違点です・・・
コクワガタ 秋のような空
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イボタノキ(水蝋樹・疣取木)
2013/06/19(Wed)
 きょうは纏った雨が降って、後曇りました(19.1~24.4℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、南南東風)。
 イボタノキ(モクセイ科)の花が咲いていました。清々しい純白の花に顔を寄せると、淡くも爽やかな香りが漂いました。北海道~九州の他、朝鮮等の山野の谷沿い等に生育する、樹高1.5-2mの落葉低木です。枝は灰白色で新枝には細毛があり、葉は対生して、2-5cmの楕円形で、両面共光沢が無く、裏面の中脈は有毛です。初夏に、ギンモクセイに似た芳香ある白い筒状花を、総状に咲かせます。晩秋に、径6-7mmの楕円形の紫黒色の核果を熟します。名は、「疣取りの木」の意で、枝葉に付くイボタロウムシ(イボタカイガラムシ)から出る白い蝋を熱して付けると疣が取れる事に由来。青葉山では、沢沿い等に見られます・・・
イボタノキ 雨
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シマサシガメ(縞刺亀)
2013/06/18(Tue)
   きょうは、小雨後曇りでした(19.2~22.3℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北北西風)。
   笹薮に、シマサシガメ(サシガメ科)がいました。昨日に引き続いてのサシガメですが、よりすらりと格好良く、貴公子然とした風情で佇んでいました。本州~九州の山野に生息する、体長13-16mmのカメムシ科の仲間です。成虫は6-8月に出現し、葉の間や草の上で生活します。やや細身で体色は黒く、腹部の側部と脚が白黒の縞模様になっているのが特徴です。他のサシガメ類同様に肉食性で、ハムシ等の小甲虫、チョウ、ガの幼虫等他の昆虫を捕らえ、口吻を突き刺して体液を吸います。不完全変態(小変態)で、幼虫で越冬します・・・
  森の大岩の上が、コツボゴケで覆われていました・・・
シマサシガメ コツボゴケ
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アカヘリサシガメ(赤縁刺椿象・赤縁刺亀虫)
2013/06/17(Mon)
   きょうは、曇り時々晴れました(16.5~24.4℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南風)。
   草原に、アカヘリサシガメ(サシガメ科)がいました。黒字に赤い縁取りの洒落た衣装で、薊の葉上をゆっくり巡廻していました。本州~九州の山地の森林や草地に生息する、体長12-15mmのカメムシの仲間です。成虫は5-8月に出現し、全体に黒く、前胸部の周囲と腹部の外縁が赤いのが特徴で、これが名の由来にもなっています。普通カメムシは植物の汁を吸いますが、サシガメの仲間は葉や花の上で通りかかる、ガやチョウの幼虫や、ハムシ等小昆虫を素早く捕えて、その体液を吸うので、「吸血鬼」等とも言われ、南京虫の近縁種ともされます・・・
アカヘリサシガメ 碧岩と青葉山
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コウゾリナ(剃刀菜・顔剃菜) 
2013/06/16(Sun)
  きょうは曇って、霧雨が降ったり止んだりでした(17.5~22.6℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南南東風)。
  森の草原に、コウゾリナ(キク科)が咲いていました。草の緑に映えて、鮮やかな鬱金の花々が、霧雨に濡れていました。北海道~九州の山野の草地や道端等に生育する高さ30-90cmの越年性1年草です。秋に芽生えてロゼットで越冬し、春に花茎を延ばして5-10月、茎上部に径2-2.5cmの黄色い舌状花だけの頭花を付けます。茎葉全体に褐色の剛毛があり、葉の主脈と共に良く赤味を帯びます。名は、カミソリナ(剃刀菜)の転訛で、茎葉の毛に触るとざらつき、剃刀で顔を剃る感触がある事に由来します。青葉山では、少し湿った草地等に普通に見られます・・・
コウゾリナ 河原の見える道
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ノイバラ(野茨)の花
2013/06/15(Sat)
   きょうは曇って、晩方から雨になりました(19.5~25.5℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南西風)。
  川岸に、ノイバラ(バラ科)が咲いていました。白花の中に薄紅の蕾があって、近寄れば、如何にも薔薇そのものの様に、芳香を漂わせていました。北海道西南部~九州の他、朝鮮、中国等の草原、林縁、河原、道端等に生育する、高さ2m程になる蔓性落葉低木です。葉は奇数羽状複葉で、長さ10cm程で楕円形、細鋸歯があり、表面に艶がない小葉は7-9枚。5-6月、枝先に白~淡紅色の花を散房状に付けます。花は径2cm程の白く丸い花弁5からなり、雄蕊は黄色で、香りがあります。秋に果実が赤熟します。現代バラの原種の一で、日本のノバラの代表種。青葉山では、藪地等に普通に見られます ・・・ 
ノイバラ 霞む北斜面
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ヘリグロベニカミキリ(縁黒紅髪切)
2013/06/14(Fri)
  きょうは晴れたり曇ったりで、夜は霧雨になりました(17.8~23.2℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、東南東風)。
  先日の観察会でも見られましたが、葉の上にヘリグロベニカミキリ(カミキリムシ科)がいました。初め、ベニホタルやアカハナカミキリ、ベニカミキリを思いましたが、毛深くて赤みも強くて黒縁もあって、判りました。朝鮮、中国にも分布し、日本では北海道~九州の山地の林内に生息する、体長12-20mmのカミキリムシの仲間です。成虫は、4-6月に出現し、全身が赤く、前翅に小さな一対の黒紋、前胸部にも黒班があり(若干の変異あり)、前胸部の周縁部や上翅の会合部に黒い短毛が密生するのが特徴で、名の由来にもなっています。雄の触覚は体長の1.5倍。ノリウツギ、カエデ類、アジサイ類等の花に良く集まり、幼虫は、カエデ類、タケ類等の中で育ちます。良く似たベニカミキリにも黒色班が出るものがありますが、黒い縁取りはありません・・・
ヘリグロベニカミキリ 経が峰から見る青葉山
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ムシトリナデシコ(虫取り撫子)
2013/06/13(Thu)
   きょうは、霧雨が降ったり止んだりでした(17.8~23.2℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南東風)。
   河原に、ムシトリナデシコ(ナデシコ科)が咲いていました。叢に、毒々しい程に紅い花が見えて、それと直に分りました。念の為、花柄に触れるとべたついて、捕われる虫の気持ちになりました。ヨーロッパ原産で世界の暖地に広く分布し、日本では江戸期に鑑賞用として移入されたものが野生化している、茎丈30-60cmの越年草です。葉は卵~広披針形で対生し、基部は茎を抱き、葉腋から茎が分岐し、茎上部の葉下に粘液を分泌する粘着部が帯状にあり、ここに虫が付着する事があるのが名の由来です。只、その昆虫を消化吸収する事はなく、花の蜜を盗むだけで受粉に役立たない蟻等が、花に近付くのを妨げていると考えられています。5-6月、枝先に紅色で直径1cmの5弁花を多数付けます。雄蕊10本、萼は花弁と同色で長さ15mm程の筒状。別名はハエトリナデシコ、コマチソウ、ムシトリバナ等。青葉山周辺では、車道沿いや公園、河川敷等で見られます・・・
ムシトリナデシコ 霧が流れて行きます
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ウツギ(空木) の花
2013/06/12(Wed)
   きょうは曇って、時折霧雨が降りました(15.7~20.3℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南東風)。
   川に沿って、ウツギ(ユキノシタ科)の花が咲いていました。あっちにもこっちにも帯を作って、まるで、山裾に残る残雪の様にも見えました。北海道~九州の林縁、崖等の少し湿った場所に生育する樹高2-4mの落葉低木です。良く分枝し、樹皮は灰褐色で、新枝は赤褐色を帯び、星状毛が生えます。葉は卵~楕円~卵状被針形と変化が多く、葉柄があり対生します。5-7月、枝先に円錐花序を付け、多くの白い花を咲かせます。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・
ウツギ 渓流
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カザグルマ(風車)の花
2013/06/11(Tue)
  きょうは曇って、霧雨が降ったり止んだりでした(16.4~20.1℃//0.15μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μ㏜/h屋内22:30、南風)。
  カザグルマ(キンポウゲ科)が咲いていました。見上げれば、純白の大花に霧が注ぎ、神々しい蓮華座が、鉛の空に浮かんでいる様でした。日本の本州~九州の他、中国東北、朝鮮等の山地の林縁等に生育する蔓性多年草(又は落葉低木)です。茎は木質、葉は羽状複葉で、長さ2-6㎝の小葉は3-5個あり、卵形で先は尖ります。6月頃、径7-12㎝の大きな花を上向きに咲かせます。花弁に見える萼弁は普通8個ですが変異があり、色は白又は淡紫色。中心に雄蕊と雌蕊が固まって付きます。痩果は広卵形で、宿存する花柱には黄褐色の長毛があります。全国的に開発や乱堀によって激減し、環境庁レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。青葉山が開発の危機に晒されていた1996年には、「工事中止」の大きな力になってくれました。この仙台の宝を、しっかり後世に引き継ぎましょう・・・
下から見たカザグルマ 霧雨の森
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アワフキムシ(泡吹虫)の幼虫
2013/06/10(Mon)
   きょうは曇り時々晴れて、後霧雨が降りました(16.0~25.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
   ヤマボウシの木の幹に、「アワフキムシ」の仲間の幼虫がいました。泡の巣の中に三匹いましたが、良く見ると幹から樹液も吹いていて、舐めると泡そのものも甘くなっていました。「アワフキムシ」はアワフキムシ上科に属するカメムシ目昆虫の総称で、幼虫が自分の身を守る為、排泄物を泡立てた巣を作るのが特徴で、名もここに由来します。泡は、植物から栄養分を吸収した残りの水分を排泄する際、分泌する蝋と酵素、老廃物のアンモニアを混ぜる事で鹸化し、それを呼気で泡立てたもの。成虫も幼虫同様に草の汁を吸い、外見や体構造はツノゼミやハゴロモに似ています。翅は大きめで、ふわふわと舞う様に飛びます。青葉山でも、様々な種類の「アワフキムシ」が見られます・・・
アワフキムシの幼虫
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六月観(視)察会
2013/06/09(Sun)
  きょうは、良く晴れて汗ばむ程の日射しでしたが、森の中は涼しく快適な観(視)察会になりました(14.9~27.9℃//0.15μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、東風)。バスの車窓からは、あちこちにヤマボウシの白花が、バス停の周辺には名残のヤマツツジやハクウンボクが目立ちます。東西線工事による自然破壊や希少種生息現況の報告等あった後、眩しい緑の下を歩き始めます。トチノキは花と実が同時に見られ、柵にはスイカズラが金銀の花を匂わせていました。ウメガサソウ等見ながら森に入ると、爽やかな冷気が漂い、ギンリョウソウやミヤマナルコユリ等が道を彩っています。ブナの木の下には、未熟な種子の入った青い殻斗が落ちています。今年の作は如何だろうかと思いつつ、熊の事も考えました。明るい森では、コゴメウツギが溢れ返る様に咲き誇っています。花では他に、エゴノキ、ヤブデマリ、ノイバラ、スイカズラ、ミヤマナルコユリ、ホオノキ、ヤグルマソウ等の白花や、ニガナ、ハナニガナ、マルバダケブキ、ケキツネノボタン、マムシグサ、ミツバツチグリ、サイハイラン、ヒメジョオン、ハルジオン、ツクバネ、マユミ、ツリバナ等が咲いていました。この山の代表種であり、開発からの守り神であったカザグルマ(絶滅危惧Ⅱ類)も確認できましたし、キンラン(絶滅危惧Ⅰ類)やヒトツボクロ(絶滅危惧Ⅱ類)もじっくり観察できましたね・・・
ギンリョウソウ 交尾中のモンキアゲハに感激! 大人気のカナゲッチョ ヤグルマソウ
 果実では、ミヤマウグイスカグラ、モミジイチゴ、ヘビイチゴ、サルトリイバラ、ヤマグワ等が見られ、出来たばかりのシラキやコナラの虫瘤も見られました。森ではキビタキやホトトギス等の夏鳥の他外来種のガビチョウも良く鳴き、シジュウカラやヒヨドリ、カワラヒワ、コゲラ、イワツバメ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、トビ等も見られました。動物では、子供達がニホンカナヘビやアオダイショウを見つけ、大人気でした。昆虫では、完全に定着したモンキアゲハの交尾に一同大興奮したり、サワフタギのシロシタホタルガ幼虫の美しさにも、歓声を上げました。きょうは好天の下、青葉山の貴重過ぎる希少種達を始め、様々な者達との出会いに喜び、自然の奥深さも感じる事ができたのではないでしょうか・・・?
森のお店屋さん 木登り中のアオダイショウ お疲れ様でした サイハイラン
 さて、来月(7/14)は、ヤマユリ、バイカツツジ、ムラサキシキブ、ノギラン等の花々、花や樹液に集まる昆虫達等を観察しましょう。夏鳥達とその巣立ち雛等々、思わぬ出会いがあるかも知れませんね・・・
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ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)の花
2013/06/08(Sat)
   きょうは曇り時々雨で、時折晴間もありました(16.5~22.8℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南風)。
  林床に、ミヤマナルコユリ(ナギイカダ科)が咲いていました。地味な花ですが、良く見ればあっちにもこっちにも、名通りの鳴子にも似た白花が、風雨に震えてカラカラ鳴っているかの様でした。北海道~九州の他朝鮮等の、山野の林内に生育する高さ30-60㎝の多年草です。茎には稜があり、全体にジグザクに縒れて見え、葉の裏面は粉白色を帯びます。5-6月、葉腋から葉に沿って花柄を斜上し、2-3分枝して先端に白い花を下げます。筒状花の花被片の先は、緑色を帯びて浅く6裂して少しだけ開きます。青葉山では、各林床に普通に見られます・・・
ミヤマナルコユリ 雨の森
  明日(6/9)は観(視)察会↓の日です。エゴノキ、ギンリョウソウ、コゴメウツギ、ヤブデマリ等の白花、マルバダケブキ、キショウブ、ハナニガナ等の黄花に紫花、緑花等の希少な花々を愛でながら、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、ホトトギス等夏鳥の囀りを楽しみましょう。今回も、素晴らしい出会いがあるといいですね・・・
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シロバナタニウツギ(白花谷空木)
2013/06/07(Fri)
  きょうは、曇り時々晴れでした(17.1~23.6℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSⅴ/h屋内21:00、南風)。
   タニウツギ(スイカズラ科)の白花種が咲いていました。ハクウンボクやエゴノキ、ヤブデマリやヤマボウシ等、白い花が目立つこの時季に合わせる様に、純白、清廉な花が、谷間に涼やかな風情を醸していました。基本種同様、北海道~本州の他朝鮮、中国等の山地の谷沿いや斜面に生育する、高さ2-5mの落葉低木です。葉は対生し、卵形で先が鋭く尖り、表面に白毛が密生。基本種と同時期の5-6月に花を咲かせますが、青葉山では少し花期が遅れます。花冠は漏斗状で、先は放射相称に5裂、雄蕊5。蒴果は細い筒状で、種子は楕円形。学名はWeigela hortensis f. albifloraで、albifloraは白い花の意。青葉山ではタニウツギに混じって、所々に見られます・・・
シロバナタニウツギ 薄暮の街
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ダイミョウセセリ(大名挵)
2013/06/06(Thu)
  きょうも、良く晴れました(14.9~21.6℃//0.15μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北北東風)。
  ヒメジョオンに、ダイミョウセセリ(セセリチョウ科)が止まっていました。近寄ると飛び立ち、忙しなく飛び回っては又止まり、茶目な仔猫の様でした。極東~東南アジアに広く分布し、日本では北海道~九州の山地~低地の林地等に生息する前翅長は15-21mmの蝶です。雌雄同色で、地は黒褐色。前翅表裏に大小白斑があり、後翅表裏中央に白帯が入ります。成虫は4-10月に出現し、年2化(暖地では年3化)。素早く飛び、他のセセリ蝶が翅を半開きにして止まるのに対し、翅を水平に開いて止まります。幼虫の食草は、ヤマノイモ科の植物。食草となる葉で巣を作ります。幼虫のまま落葉下で越冬し、春に蛹化・羽化します。青葉山では、林縁等で普通に見られます・・・
ダイミョウセセリ 崖の下のヤブ
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ヤグルマソウ(矢車草)
2013/06/05(Wed)
  きょうも、良く晴れました(14.5~22.8℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、東南東風)。
   ヤグルマソウ(ユキノシタ科)が、咲いていました。遠目にも目立ちますが、近寄れば、雪化粧の松の木の様に、姿形良く佇んでいました。北海道南西部~本州の他、朝鮮等の深山の谷沿いの林床等、湿り気のある場所に生育する多年草で、しばしば大群落を作ります。根出葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で、葉柄は50cmになり、小葉は倒卵形で先端が3-5浅裂します。6-7月、高さ80-130㎝の花茎の先に円錐状の花序を付けます。花弁はなく、花弁に見える萼裂片は長さ2-4mmで、通常5-7個あり、緑白色で後に白変します。雄蕊は長さ3-4mmで8-15個、花柱は長さ1.5-2.5mmで2個。花茎には短い葉柄をもった茎葉が数個互生します。夏~秋に狭卵形の蒴果となり、長さ5mm。青葉山では、何ヶ所かで小群落が見られます・・・
ヤグルマソウ 深い森
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ニホンカワトンボ(日本川蜻蛉)
2013/06/04(Tue)
  きょうも、良く晴れました(12.6~23.7℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、東南東風)。
  ニホンカワトンボ(カワトンボ科)がいました。白銀と金赤を透翅で色分けた雄でしたが、降り注ぐ光の中で、美しく輝いていました。北海道~九州の山地~平地の清流等に生息する、体長5-6cmの蜻蛉です。成虫は4-7月に出現し、雌や未成熟な雄は金属光沢のある青緑色をしていますが、雄は成熟すると青白い粉で覆われます。翅色は地域変異があり、雄は燈赤色型、淡いオレンジ型、透明型の3種類、雌は淡燈色型と透明型の2種あります。小型昆虫を捕食し、ヤゴで越冬。青葉山では渓流沿いに、主に燈赤色型の雄と透明型の雌が普通に見られます・・・
ニホンカワトンボカワトンボ 俯瞰仙台
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オオヤマオダマキ(大山苧環)
2013/06/03(Mon)
   きょうは、良く晴れました(10.3~19.5℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南風)。
   道端に、オオヤマオダマキ(キンポウゲ科)が咲いていました。自生のものか如何かは分りませんが、下から見上げると、麗しき花の妖精達が、空から次々に舞い降りているかの様でした。北海道~九州の他、朝鮮、中国(北~東北)、シベリア東部の山地の林縁や草地等に生育する、高さ30-70cmの多年草です。ヤマオダマキの変種とされ、有毒。根出葉は束生し、2回3出複葉で、葉柄は15-25cmになり、茎上部の葉は1回3出複葉。小葉は扇形で、葉の先が2-3中裂し、裂片が更に2-3浅裂します。6-8月、茎先に花を下向きに咲かせます。花径3-3.5cm、萼片5個は狭卵形、花弁5個は長さ1.2-2.5cmで、基部は後ろに長く伸びて距になり、内側に巻き込無のが特徴です。花弁は黄色、萼片と距は帯青-帯紫褐色になります。果実は袋果となり、腺質の毛が密生します・・・
オオヤマオダマキ 木洩れ日の道
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ニホンアマガエル(日本雨蛙)
2013/06/02(Sun)
   きょうは、良く晴れました(12.5~16.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南西風)。
   田圃に、ニホンアマガエル(アマガエル科)がいました。何時も見慣れたエメラルドの美体とは打って変って、誰も彼も、迷彩色の衣装で巡廻していました。朝鮮、中国東部等に広く分布し、日本では北海道~九州の水辺の植物上や森林等に生息する、体長3-4㎝程(♀が♂より大)の蛙です。鼻筋~目、耳に褐色の太帯が通っているのが特徴で、前足4本、後足5本の指があり、指先には丸い吸盤があります。腹が白く、背中が黄緑色で、背中は黒っぽい斑模様の灰褐色にも変える事ができ、保護色の一例として良く知られています。 皮膚はつるつるした粘膜に覆われ、ここから細菌等から守る為の毒が分泌されています。小昆虫やクモ等を捕食します。ゲッゲッゲッ…、クワックワッ…等と雄のみが鳴き、名の通り、繁殖期以外でも雨が降りそうになると鳴くのも特徴です。冬は地中で冬眠。青葉山では、林内外で普通に見られます・・・
ニホンアマガエル 広瀬川と青葉山
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コケイラン(小蕙蘭)
2013/06/01(Sat)
  きょうは、良く晴れました(13.3~20.1℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSⅴ/h屋内21:00、東風)。
   森の木蔭で、今年もコケイラン(ラン科)が咲いていました。大分暗くなって来た林床に、木漏れ日が降り注いで、無数の花々が金色に輝き、森のエルドラドを形作っていました。北海道~九州の他、カムチャッカ、サハリン、朝鮮、中国等の山地~低地のやや湿った林内に生育する、高さ30-40cmの多年草です。葉は披針形で2本あり、5-6月、茎頂の花序に黄褐色の花を総状に多数付けます。萼片と側花弁は長さ1cm程で、披針形の黄褐色。唇弁は白く紅紫色の斑点があり、基部から3裂して中央裂片が大。青葉山では、林下の所々に見られます・・・
コケイラン 評定河原から青葉山~八木山
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ゆきかえる