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サワヒヨドリ(沢鵯)咲きだす
2013/08/31(Sat)
  きょうは、大体曇りでした(23.0~28.4℃//0.17μS/h八幡1屋外高さ1m・0.10μS/h屋内21:00)。
  林縁の湿地の縁で、サワヒヨドリ(キク科)が咲き出していました。爽やかな秋の風情とは異なり、咲初の燃え立つ様な姿は、赤い鶏頭をも思わせました。日本全国の、山野の日当たりの良い湿性地等に生育する高さ40-100cmの多年草です。茎は直立し、葉は対生時に輪生して無柄で、被針形又は3深裂します。8-10月、茎頂部に散房状花序を作り、白~淡紅紫色の頭花を密に付けます。花は普通5個の両性の筒状花からなり、花冠の先は浅く5裂します。ヒヨドリバナ等に似ていますが、葉が対生し、葉柄がなく、単葉か3深裂~3全裂する事が特徴です。青葉山では、池沼や湿地周辺に普通に見られ、淡紅紫色と白い花が混在します・・・
サワヒヨドリ 谷間の水辺
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ミンミンゼミ(みんみん蝉)
2013/08/30(Fri)
    きょうは曇り時々晴れ一時小雨があり、蒸し暑くなりました(22.3~31.7℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)。
    ミンミンゼミ(セミ科)が鳴いていました。夜はめっきり涼しくなって、蟋蟀や馬追の声が聞える様になりましたが、きょうは又々暑くなって、夏の蝉達の大合唱で、取分けみ~~んの声が名残の夏を感じさせました。北海道南部~九州の他、朝鮮、中国等の、山地~平地の広葉樹林を中心に生息し、アブラゼミ等と比べて暑さに弱く、北東日本では平地でも普通に見られますが、南西日本ではやや標高が高い山地に生息しています。成虫は7-9月上旬頃に発生し、体長33-36mmで、黒地に緑、白、水色の斑紋があります。他種に比べて体が卵形に近いのも特徴です。サクラ、ケヤキ等の木を好み、良く止まります。青葉山では、夏を通して普通に見られます・・・
ミンミンゼミ 山と川の風景
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カクトラノオ(角虎の尾)
2013/08/29(Thu)
   きょうは良く晴れて、爽やかな一日でした(19.7~26.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)。
   林縁の道端に、カクトラノオ(シソ科)が咲いていました。帰化植物とは言え、草叢に突如現れる桃色の花群れは、鮮やか過ぎて戸惑うばかりでした。北米原産で、日本には明治末~大正時代に移入され、公園等に植えられる他、全国各地の路傍等に野生化している高さ60-120㎝の多年草です。地下茎で殖え、群落を作り、茎は直立し上方で枝分れし、断面は四角形。葉は5-10cmで葉柄はなく十字対生し、先端は尖り、細鋸歯があります。6-9月に、茎頂に薄桃~桃色で25mm程の花からなる、四角錐状で15-25cmの花穂を作ります。花後、萼中に種子を付けます。名は、花穂を虎の尾に見立て、茎の断面が四角い事に由来します。 青葉山では、車道沿い等に見られます・・・
カクトラノオ 樅林と青空

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします) 

★仙台市に2008年末提出した、『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました!
 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、ヤマト屋書店八幡町店、スズキ書店(五橋)でも販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
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オオイタドリ(大虎杖、大痛取)の花
2013/08/28(Wed)
  きょうは、良く晴れました(21.0~29.8℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
  川岸のオオイタドリ(タデ科)に、花が咲いていました。雄花でしたが、陽光を浴びて、銀河の星屑の様に煌いていました。北海道~本州中部の山野に生育する高さ1-3mの多年草です。良く似たイタドリより北方系種で日本海側要素も強い様です。葉は長~広卵形で、長さ15-30㎝、幅10-25㎝で、基部は心形で先が尖り、裏面は粉白色を帯びます。葉の両面の脈状に短毛があります。8-9月に、茎先や葉腋から立ち上がる花序に、白い小花を多数密に付けます。雌雄異株で、雌花は下向きに穂状に垂れ、雄花は上向きに立ちます。青葉山では、崩壊地や河原の土手等に普通に見られます・・・
オオイタドリ 寒い位の川
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ヤマトシジミ (大和小灰)
2013/08/27(Tue)
   きょうは晴れ後曇って、一時雨が降りました(20.3~28.1℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
   森の入口のキンミズヒキに、ヤマトシジミ(シジミチョウ科)が止まっていました。何処にでも見られる小さな蝶ですが、風に揺れる度に、翅の白群がきらきらと瞬いていました。本州~沖縄の主に平地の路傍や耕作地周辺等に生息する、前翅長9-16mmの蝶です。成虫は3-11月に年5-6回発生し、翅表は雌は黒く、雄は明るい水色で縁は黒く、翅裏は薄灰地に黒斑があります。幼虫の食草がカタバミなので人家周辺でも最も普通に見られます。越冬態は蛹。青葉山では、車道沿いや大学構内等に見られます・・・
ヤマトシジミ アエルとお不動
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エゾゼミ(蝦夷蝉)
2013/08/26(Mon)
   きょうも、大体晴れました(20.4~30.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東南東風)。
   道沿いの木々で、エゾゼミ(セミ科)が鳴いていました。ビーーーッと電線でも震わせる様な大きな声を辿ると、案外近くの目の高さで、アイヌ文様の様な素敵な姿を見せてくれました。北海道~九州の山地~平地の林内に生息する全長59-65㎜程の大型の蝉です。関東以西では奥山や高地に少なめに生息、東北・北海道では平地でも普通に見られ、松、杉等の針葉樹を好み、広葉樹林にも棲みます。成虫は7月中~8月下旬頃に出現し、複眼は赤~赤褐色、腹部の腹面は褐色に白粉を帯び、前胸背と中胸背間の縁取りは濃いオレンジ色で前胸背を取り囲み、中胸背は黒地にオレンジ色のW紋。鳴声は震える様な低い唸音を含みながら「ギーー」と鳴きます。近年、全国的に開発等で減少し、青葉山でも枯松伐採とその周辺の自然破壊等で減少しつつあります・・・
エゾゼミ 大東岳の頭
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ススキ(薄、芒)
2013/08/25(Sun)
  きょうは晴れて、又暑くなりました(21.6~30.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西風)。
  長沼の畔に、ススキ(イネ科)が生えていました。暑い暑いと言っても処暑初候の綿柎開く頃、微風に揺れる花穂が水面にも漂って、とても涼しげでした。北海道~沖縄の他、朝鮮、中国等の山野の日当りの良い草地、路傍等に生育する、高さ1-2mの多年草です。年1-2回刈られる様な草地に良く群生し、地下に短くしっかりした地下茎を持ち、多数の花茎を立てます。葉は細長く、根出葉と稈からの葉が多数付きます。夏~秋に茎先に十数本に分れた花穂を付けます。赤っぽい花穂は種子(穎果)に白毛がある為、穂全体が白っぽくなります。青葉山では、草原等に普通に見られます・・・
ススキ 涼しい渓谷
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ミソハギ(禊萩)
2013/08/24(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇りでした(22.2~31.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西南西風)。
  草原に、ミソハギ(ミソハギ科)が咲いていていました。追廻も、整地されて駐車場になったりしているので、大分減ってしまいましたが、それでも桃色の艶やかな花々が、健気に咲いていました。日本の本州~沖縄の他朝鮮等の、湿地や田の畔等に生育する、高さ50-100cmの多年草です。全体に無毛で、茎は上部に行く程四角い断面となり、不明瞭な稜があります。葉は長さ数cmで細長く、対生で交互に直角方向に出ます。6-8月下旬、茎先の葉腋に紅紫色の花を次々と付け、6枚の花弁は皺がよります。青葉山周辺では、民家周辺等に見られます・・・
ミソハギ きょうの夕焼け
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ヤブマオ (籔苧麻・籔真麻) 花とアシグロツユムシの幼虫
2013/08/23(Fri)
  きょうは大体曇って、一時雨が降りました(22.3~27.3℃//0.18μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東風)。
  道端に、ヤブマオ(イラクサ科)が咲いていました。霜柱の様な冷たそうな花の根元には、これも涼しげなアシグロツユムシの幼虫がいて、涼を競っていました。北海道~九州の、山地~平地の林縁や草地等に普通に生育する茎高1-1.2mの多年草です。葉は対生し、長さ10-15cmの卵状長楕円~卵形で、先は尾状に尖り、粗い鋭鋸歯があり、上部ではしばしば重鋸歯になり、裏面には短毛が密生します。7-10月、葉腋から穂状花序を出し、雌雄同株で、茎上部に雌花序、中部に雄花序を付けますが、雄花序の無いものも多く、花弁はなく、雌花は筒型の花被に包まれ、花柱1本があり、雄花には雄蕊4本があります。果実は球形で翼があり、翼幅は一定しません。青葉山では、草原等に普通に見られます・・・
ヤブマオとアシグロツユムシの幼虫 峠から
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コヤブタバコ(小薮煙草)
2013/08/22(Thu)
   きょうも、大体晴れました(23.2~29.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
   道端に、コヤブタバコ(キク科)が咲いていました。地味な花が、しかも下向きに付いていましたが、近寄れば夏に相応しい、向日葵を髣髴させました。北海道~九州の山野の林内に生育する、高さ0.5-1mの2年草(越年草)です。茎は太く、良く枝分かれし、下部には白い軟毛が密生します。7-9月、枝先に緑白色の頭花を下向きに付け、頭花の直径は1.5-1.8cmで、基部に長さ2-5cmの線状披針形の苞葉が多数付きます。根生葉は花期には枯れて消えます。良く似たガンクビソウよりも頭花も草丈も大きく、ヤブタバコは花が葉腋に付きます・・・
コヤブタバコ 薄暮の街
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クサボタン(草牡丹)
2013/08/21(Wed)
 きょうは、大体晴れました(21.6~29.8℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
 道端に、クサボタン(キンポウゲ科)が咲いていました。昨日今日と、暑さは少し和らぎましたが、この花に出会うと、一層涼やかに感じられます。北海道~本州の日の良く当たる草原や林縁に生育する、高さ1m程の雌雄異株の多年草です。茎の下部は木質化し、葉は対生し3出複葉。8-9月に、茎先や葉腋に集散状の花序を付け、細毛が密生する花弁状の萼片の先を反り返しながら下向きに開花します。名は、葉が牡丹のそれに似る事に由来します。青葉山では、明るい林縁、林内等の所々に見られます・・・
クサボタン 中心部から見る青葉山と空
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ヒヨドリバナ(鵯花)
2013/08/20(Tue)
 きょうは雨後曇って、夜は晴れました(23.1~26.8℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南西風)。
   道端に、ヒヨドリバナ(キク科)が咲いていました。道行く所、送り盆に相応しく、精霊の様に揺れていました。北海道~九州の山野に生育する高さ1-2mの多年草です。茎には縮毛が生えてざらつき、葉は対生し卵状長楕円~楕円形で短柄があり、先は短く尖り、縁に鋭鋸歯があります。両面に短い縮毛が疎生し、裏面に腺点があるります。8-10月、上部の枝先に白く稀に紫色を帯びる頭花を多数付け、頭花は5個程の白い両性の筒状花からなります。花冠の先は浅く5裂し、花柱の先が2分枝して長く伸びます。痩花は長さ3mm、5稜で腺点があります。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
ヒヨドリバナ
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ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
2013/08/19(Mon)
   きょうも晴れて、暑くなりましたした(25.5~34.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
   道端に、ヤマジノホトトギス(ユリ科)が咲いていました。今年は暑い所為か?あちこちに軽やかな王冠が、早くも沢山咲き出していました。北海道南西部~九州のに山地の林内や林縁等に生育する、茎丈30-60cmの多年草です。日本固有種。全体に毛が多く、葉は互生し、卵状長楕円~狭長楕円形で先端は鋭く尖り、基部は茎を抱きます。8-10月、茎先と葉腋から花柄を出し、白く紫色の斑のある花を1-3個開きます。花被片は6個で平開しますが、反り返らず、6本の花糸は花の中心で花柱と密着し、上方に伸び、放射状に広がります。花柱は3裂し更に先で2裂し、柱頭部に斑点があります。青葉山では、林下等に普通に見られます・・・
ヤマジノホトトギス 真夏の樅林
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ナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒)
2013/08/18(Sun)
   きょうも大体晴れて、とても暑くなりましたました(25.8~34.3℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北風)。
   道端に、ナガバノコウヤボウキ(キク科)が咲いていました。何だかんだ言って汗だくの森の道、小さいながら、涼感溢れるめんこい花が並んでいました。宮城県以南~九州の、山野に生育する高さ0.5-1mの落葉小低木です。紫色を帯びる枝に毛はなく、1年枝の葉は卵形で互生し、2年枝の葉は長楕円形で束生し、縁には細鋸歯があって無毛です。8-9月に、2年枝の束生した葉の中央に、白い筒状花を10数個集める頭花を1個ずつ付けます。果実は長さ7㎜の痩果になります。宮城県が北限の希少種ですが、青葉山では普通に見られます・・・
ナガバノコウヤボウキ 〈青い家〉が沢山できて中々下りられなかった竜ノ口出口
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ハンミョウ(班猫)
2013/08/17(Sat)
   きょうも晴れて、暑くなりましたました(25.1~33.1℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北風)。
  ハンミョウ(ハンミョウ科)がいました。こんな所にも、と思える川の砂地で、ふわふわ飛んではちょろちょろと、美しい宝石の様な姿を見せていました。本州~九州の山地~低地の林縁や渓流沿い等に生息する体長20mm程の甲虫です。成虫は4-9月に出現し、大変美しく、頭は金緑色、前胸は金赤色で、前後が金緑色に光り、上翅は黒紫色で赤銅色の横帯と白色の横紋があります。鋭い大顎で蝿等の虫を捕食し、交尾の際も雄は雌の首を大顎で掴みます。幼虫は地面に縦穴を掘って隠れ、平たく大きな頭で穴を塞ぎ、通りかかる他の虫を穴に引き込んで食べます。青葉山では、沢沿いの砂地等で見られます・・・
ハンミョウ 暑いのに海が中々使えないので、何時もより人が多いようです…
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キキョウ(桔梗)
2013/08/16(Fri)
  きょうも晴れて、暑くなりました(24.0~31.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00)。
  林縁の叢に、キキョウ(キキョウ科)が咲いていました。この辺にもあった筈と思いつつも、すっくと立つ、正に桔梗色の花に出逢うと、強張った身も心も解けて行きます。北海道~九州の他、朝鮮、中国、ウスリー等の、山野の日当たりの良い場所に生育する、高さ40-100cm程多年生草本です。黄白色の根は太く、葉は互生で長卵形で鋸歯があり、下面はやや白みがかります。袋状の蕾が緑から徐々に青紫に変わり裂けて6-9月に星型の花を咲かせます。雌雄同花ですが雄性先熟で、雄花期、雌花期があります。花冠は広鐘形で5裂、径4-5cm、雄蕊・雌蕊・花弁は各5本。開発等の環境悪化や盗掘等により激減し、環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)、宮城県版では絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)に指定されています・・・
キキョウ 涼風流れる沢
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スズバチ(鈴蜂)
2013/08/15(Thu)
  きょうも晴れて、暑くなりました(23.5~30.5℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00)。
  オニユリの花に、スズバチ(ドロバチ科)がいました。この暑いのに、花から花へと飛び回り、黙々と花蜜を食べていました。中国等に広く分布し、日本では本州~九州の山野に生息する、体長20-30㎜のドロバチの仲間です。成虫は7-9月に出現し、地色は黒く、橙黄色の美しい斑紋があり、腹部第一節は細長く、第二節以下が丸く膨れていて鈴を思わせる事が名の由来です。壁等に泥で器用に壺状の巣を作ります。卵はは20-30㎜で、巣(壺)の天井に糸で吊り下げられます。シャクトリムシ等の幼虫を狩って巣に詰め、幼虫の餌とする他、花蜜を餌とします。青葉山では、普通に見られます・・・
スズバチ



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オモダカ(面高・沢瀉)
2013/08/14(Wed)
  きょうも晴れて、暑くなりました(22.4~29.9℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00)。
  オモダカ(オモダカ科)が、咲いていました。こんな所に!と思う田圃の脇に、薄紙質の純白の花々を、可憐に咲かせていました。ユーラシアの温帯~熱帯域に広く分布し、日本では全国の湿地、池沼等に抽水して生育する高さ20-80㎝の多年草です。葉は根元から叢生し、葉柄は30-70㎝、長さ10-15㎝の葉身の頂片は披針形状卵形で、側片は基部から長楕円状披針形に開き、先端は鋭く尖ります。6‐10月、葉間から花茎を直立し、上方に3‐5輪生の総状または複総状円錐花序を作り、白い一日花を開きます。上方は雄花、下方は雌花で、径約8㎜の花弁は3枚で、雄蘂と心皮は多数あります。花後、平球状の痩果内に、扁平な三角形の無胚乳種子を作ります。青葉山では、湿性地の所々に見られます・・・
  車道脇の草原に、お盆に相応しくオオハンゴンソウが咲き乱れていました・・・
オモダカ オオハンゴンソウ
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キツネノカミソリ(狐の剃刀)
2013/08/13(Tue)
  きょうも晴れて、暑くなりました(23.3~32.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、風)。
  道端の草原に、キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)が咲いていました。暑い陽射しを浴びながら、黄赤の焔が列を成して立ち上っている様でした。本州~九州の他、朝鮮、中国等の、明るい林床や林縁等に自生する多年草で、北海道にも移植されたものが野生化しています。早春の他草のない頃に、狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせ、周囲に草が生い茂る夏に一旦葉を落します。盆前後に30-50cm程の花茎を伸ばし、枝分れした先に雌雄同花の、橙色で花弁6枚の花を3-5個咲かせます。花被片は長さ5-8㎝、雄蕊は6本。結実するものと、しないもの(三倍体、2n=32)があります。ヒガンバナと同様に、有毒植物です。青葉山では、 林内の一部や草原等に見られます・・・
キツネノカミソリ 涼しい杉林

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ダイコンソウ(大根草)
2013/08/12(Mon)
  きょうも晴れて、暑くなりました(24.6~34.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北東風)。
   道端に、ダイコンソウ(バラ科)が咲いていました。ぽつりぽつりと、巷の暑さの届かぬ森影に、黄金の火花を散らしていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山野の道端等に生育する、高さ30-50㎝の多年草です。根出葉は羽状複葉で、茎に付く葉は3裂~単葉に変化します。茎葉には粗毛があります。7-8月、枝先に径1-2cmの黄色花を疎に咲かせます。花は中心部に柱頭が多数あり、花後は花柱の先がS字状に曲がり、柱頭が脱落すると先が鈎状になります。果実は痩花の集合果で直径約1.5cmの球形。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
ダイコンソウ 蕃山方面の眺め
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八月観察会
2013/08/11(Sun)
  きょうは第2日曜の観察会の日。と言っても、2・8月は「会」としてはお休みなので、今回も有志で山歩きしました。突然始まった猛暑の中ではありましたが(晴れ時々曇り/25.9~32.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)、森中の冷気と崖上の涼風が心地良い一時になりました。蝉時雨(エゾゼミにミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクホウシ、ニイニイゼミにチッチゼミ)を聞きながら、カブトムシを見たり、池を飛ぶショウジョウトンボやコシアキトンボ、シオカラトンボ等見ながら、森に入ります。道沿いにはオリミキ(ナラタケモドキ)やニガイグチが目立ちます。花は少なめでしたが、ツクシハギ、ミヤギノハギが咲き始め、カノツメソウやヒヨドリバナ、ヤブハギが満開、他にクサギ、ツルリンドウ、ヤマノイモ、ハエドクソウ、ダキバヒメアザミ、ヒメキンミズヒキ、ダイコンソウ、オオハンゴンソウ、キツネノボタン、ガンクビソウ、コバギボウシ等が咲いていました。中でも、林下にひっそりと咲くクルマユリは小さく美しく、心揺さぶられるものがありました。
池端のショウジョウトンボ アカハナカミキリ 森と街 咲き始めていたツクシハギ
 果実ではカクミノスノキやツノハシバミ、シラキ、ツクバネ、沢山落ちているブナ等が見られました。昆虫では、あちこちで出会ったアカハナカミキリ、飛び回るクロアゲハやヒカゲチョウの仲間、バス停にいたシロヒトリ、威嚇するヒメシロモンドクガの幼虫、ニイジマトラカミキリを捕えたムシヒキアブ、キノコでは他に、シロテングタケ、オニイグチモドキ、チチタケ、クロハツ等、動物では、ヤマアカガエルの他、息絶えたばかりのアズマモグラに出会いました。鳥では、イワツバメやトビが飛び、サンコウチョウやガビチョウ、ヒヨドリなどが鳴いていました。午後に「集会」があるため短かめの「会」にはなりましたが、夏そのものの花々に昆虫達…と、様々な出会いがありましたね。来月(9/7)は、キノコ中心の観察会になりますが、勿論、自然全般を観察しましょう!では又、よろしく・・・
紅葉していた所も! ニイジマトラカミキリを捕えたムシヒキアブ アズマモグラ クルマユリ

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ナツズイセン(夏水仙)
2013/08/10(Sat)
  きょうは良く晴れて、猛暑になりました(25.6~35.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東北東風)。
  車道脇の林縁に、ナツズイセン(ヒガンバナ科)が咲いていました。個人とは思えませんが、誰が植えたのか?10年程前に突如現れ、今夏も周囲に異彩を放っていました。中国に広く分布し、日本では本州~沖縄の主として人家近くの里山周辺に生育する、古く中国からの帰化植物と考えられている多年草です。地下に鱗茎を持ち、秋から翌年の春にかけて水仙に似た葉を出し、真夏に鱗茎一つに対して一本、60cm程の花茎を伸ばし、8月中~下旬にピンク色の花を咲かせます。花茎が伸びる頃には葉は残っておらず、花茎と花だけの姿となります。葉がないことから俗に裸百合(ハダカユリ)とも呼ばれます。有毒植物・・・
ナツズイセン 猛暑の昼下がり
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オニユリ(鬼百合)
2013/08/09(Fri)
  きょうも晴れ時々曇って、暑くなりました(23.5~30.2℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東北東風)。
  道端に、オニユリ(ユリ科)が咲いていました。真夏に相応しく、炎立つ様な花々には、次々とクロアゲハやカラスアゲハが立ち寄っていました。中国、朝鮮等に分布し、日本では北海道~九州の山野に自生しますが、一説には古い時代に鱗茎を食用にする為に渡来したもの言われています。草丈は1-2m程で、葉は互生し、茎には暗紫色の斑点があります。7-8月に、茎先に橙赤色で10-12cmの花を4-20個、横~下向きに付け、反り返る花被片には濃褐色の斑点があります。殆どが3倍体で結実しませんが、葉の付根に黒紫色の珠芽を作ります。青葉山では、道端や人家周辺等に見られます・・・
オニユリ 賢渕の上から見た青葉山
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キスジハネビロウンカ (黄筋羽広浮塵子)
2013/08/08(Thu)
   きょうも晴れ時々曇って、暑くなりました(22.5~31.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東南東風)。
   岩崖に、キスジハネビロウンカ(ウンカ科)が止まっていました。透明な翅に黄色い縞模様がお洒落で、しかも、その翅を持ち上げながらクルクル歩き回るのですから、恰も森のバレリーナの舞でしたよ。本州~九州の山地に広葉樹林内外に生息する体長3-3.5㎜の、ハネビロウンカの一種です。成虫は7-10月に出現し、名の通りの幅広い翅を持ち、翅脈は黄色く、周囲には半透明の黒色部があります。 成・幼虫共に植物の汁を吸い、灯火に飛来しますが、比較的珍しい種で、詳しい生態は分かっていないとの事です・・・
キスジハネビロウンカ 岩崖
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コバギボウシ(小葉擬宝珠)咲き出す
2013/08/07(Wed)
    きょうは晴れ上がって、暑くなりました(22.2~31.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南風)。
   沢沿いに、コバギボウシ(リュウゼツラン科)が咲き出していました。暑さを避けて沢に下りると、涼しげな水色に紺縞の花が震えていました。本州~九州の湿原等に生育する多年草です。葉は葉柄が付く根生葉の長楕円~披針形で、長さ10-20cm、幅4-8cm程になります。7-9月、高さ30-50cmの花茎を立て、漏斗型の濃紫~淡紫色の花をやや下向きに付けます。一つの花はほぼ一日で萎みますが、花軸に付く蕾が下部から上部へと次々に開花して行きます。青葉山では、湿性地等に普通に見られます・・・
コバギボウシ 急流沢
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ニイニイゼミ(にいにい蝉)
2013/08/06(Tue)
   きょうは、曇り後雨になりました(23.4~28.8℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
   木の幹に、ニイニイゼミ(セミ科)がいました。急な雨にも拘らず、じっと耐える様に止まっていて、恰もアイヌ首長の様な威厳がありました。朝鮮、中国等に分布し、日本では北海道~沖縄の低山地~平地の明るい林内に生息する、体長20-24mm、翅端までは32-40mmのセミです。成虫は6-8月に出現し、体は小さく横幅があり、前翅は褐色の斑模様、後翅は黒地に透明の縁取りが特徴です。複眼と前翅の間には平たい耳状突起があります。成虫は桜類に良く集まり、保護色なので低い枝にも良く止まります。雄は翅を半開きにして「チー…、ジー…」と繰り返し鳴きます。交尾後に雌は枯木に産卵し、その年の秋に孵化します。抜殻は全身に泥を被り、木の幹や根元等の低い場所に多い見られます。青葉山では、極普通に見られます・・・
ニイニイゼミ 嵐の前
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オオウバユリ(大姥百合)の花
2013/08/05(Mon)
  きょうは、晴れ後曇りました(20.5~26.9℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北西風)。
  道端に、オオウバユリ(ユリ科)が咲いていました。四方に喇叭を張り出して、何かを語りかけていましたが、中を覗けば、紅紫の雀斑が愛らしくも見えました。北海道~本州中部以北の山地のやや湿り気のある林内、林縁に生育する、高さ1.5-2.0mの多年草です。葉は長さ10-15㎝の卵状楕円形で、長柄があり、基部は心形。茎を高く伸ばし、7-8月、頂部に長さ10-15㎝の緑白色のラッパ状の花を10-20個付けます。秋に果実が稔り、その後裂開して種子を散布します。種子は扁平で膜があり、風で散布されます。青葉山では、林内等に普通に見られます・・・
オオウバユリ きょうの広瀬川
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ニホンマムシ(日本蝮)
2013/08/04(Sun)
 きょうは、晴れ後曇りました(19.6~27.5℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南風)。
  草原に、ニホンマムシ(クサヘビ科)がいました。何時も通っている道端でしたが、蜷局を巻いて居眠りでもしている様で、一枚撮らせて貰って静かに通り過ぎました。北海道~九州の山地~平地の森林、藪等に生息する全長45-80cmの蛇です。全長に比して胴が太く、体形は太短く、頭は三角形で眼線がはっきりしています。体色は淡褐色で、中央に暗色点のある大きな楕円形の斑紋が並びます。毒は強いのですが量は少なく、咬傷による死亡率は高くありません。と言っても、年間約3,000人が被害を受け、死者は5-10名程で、6時間以内の血清投与等の治療が必要とされます。性質は大人しく、小型哺乳類、小型爬虫類、両生類等を食べます。胎生で8-9月に2-13頭の幼体を産みます。徒に恐れる事無く、仲良く共生して行きたいものですね・・・
   草原には、鮮やかに、ヤブカンゾウが咲いていました・・・
ニホンマムシ ヤブカンゾウ

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします) 

★仙台市に2008年末提出した、『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました!
 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、ヤマト屋書店八幡町店、スズキ書店(五橋)でも販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!!   
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キササゲ(木大角豆)の花
2013/08/03(Sat)
  きょうは、久し振りに晴れました(18.5~28.4℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、東風)。
  川岸で、キササゲ(ノウゼンカズラ科)の花が咲いていました。何時もは下から見上げるだけでしたが、間近で見ると、大蘭の様な見事な花でした。中国原産で、日本には古くから薬用植物として導入され、野生化したものが河畔等に生育する高さ5-10m程の落葉高木です。葉は桐の様で大きく、やや三角形状の広卵円形。6-7月、淡黄色で内側に紫色の斑がある径2cm程の花を、10花程円錐状に付けます。果実は細長く20-30㎝になり、枝先に10本程垂らします。莢果は縦に割れて、両端に白毛を持つ種子が散布されます。青葉山周辺では、河川敷等に見られます・・・
キササゲ 評定河原から見た経ヶ峰
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オナガグモ(尾長蜘蛛)
2013/08/02(Fri)
    きょうは、曇り一時晴れました(18.5~23.9℃//0.15μsv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μsv/h屋内21:00、南南東風)。
    道端に、オナガグモ(ヒメグモ科)がいました。小さな卵嚢の傍に、雌と思われる親が、松葉状に固まっていましたが、軽く触れると身を解いて、何故か尻尾を螺旋に丸めていました。韓国、中国、フィリピン等に分布し、日本では本州~南西諸島の山地の林内や林縁等に生息する、体長♀20-30mm、♂12-25mmのクモです。成虫は5-8月に出現し、腹部が非常に細長いのが特徴で、緑色型と褐色型があります。樹木の枝葉間に簡単な網を張り、それを伝って来る他のクモを捕食します。静止時は、全身がほぼ一直線の細い棒状になります。卵嚢は上下に細長い楕円形で、上端からは細長い柄が伸びます。青葉山では、各所で比較的普通に見られます・・・
オナガグモと卵嚢 森の原っぱ(赤松林跡)
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ゆきかえる