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キュウリグサ(胡瓜草)  
2013/10/31(Thu)
  きょうは、晴れ時々曇りでした(10.5~19.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
  道端に、キュウリグサ(ムラサキ科)が咲いていました。こんな時期には珍しく、草原一杯春の香りを振りまく様に、瑠璃色の小花が鏤められていました。日本全国の他、アジア各地の道端や畑等に生育する高さ10-30㎝の一年草又は越年草です。麦の伝来と共に渡来した古代帰化植物の一つと言われます。葉は互生し細毛があり、下部の葉は長柄があり、長さ1-3cmの卵円形。主として3-5月、茎先に長さ10-30cmの蠍形花序を出し、3-9mmの柄を持つ径2㎜程の淡青紫色の花を次々に咲かせます。花後に花序は長く伸び、4個の分果からなる果実を結びます。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
キュウリグサ 日没前
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キチジョウソウ(吉祥草)
2013/10/30(Wed)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした(10.7~20.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西風)。
  道端に、キチジョウソウ(スズラン科)が咲いていました。何にも良い事の無いこの所ですが、今年も薄紅の花々が、元気出せよとばかりに、艶やかに咲き誇っていました。東北南部~九州の他、中国等の山地~平地の林内に生育する常緑の多年草です。長さ10-30cmの葉は広線形で根生し、地下茎が長く伸びて広がります。10-11月、高さ8-12cmの花茎を葉間から出し、径1cm程の淡紅紫色の花を穂状に密に付けます。液果は冬に赤く熟します。当地付近が北限自生地となっていて、県レッドリストで要注目種に指定されています。青葉山では、何ヶ所かに群生地があり、毎年花が見られます・・・
キチジョウソウ 賢淵辺り
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シロダモ(白梻)の雄花
2013/10/29(Tue)
   きょうは、晴れ時々曇りました(7.8~17.5℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北北西風)。
   道沿いのシロダモ(クスノキ科)に、花が咲いていました。雄株には黄色い雄花が枝一杯に付いて、今にも零れ落ちそうで、近くの雌株にも赤い実の傍に小さな花が見えました。本州の秋田、宮城~南西諸島の他、朝鮮、中国等の山地~低地の森林内に生育する、樹高10-15mの常緑中高木です。雌雄異株。幹は直立し、樹皮は紫褐~暗褐色で、若枝には黄褐色の絹毛があります。葉は互生し柄があり、長さ8-18cmの葉身は長楕円状披針形で、先端は尖り、3行脈が目立ち、裏面は灰白色です。秋、葉腋に散形花序を作り、黄褐色の小花を多数付け(総苞片は広楕円形で花被片4。雄花は雄蕊6、雌花は雌蕊1と仮雄蕊6)、翌年秋に長さ12-15mmの果実を赤熟します。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
シロダモ 経ヶ峰の壁
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コカマキリ(小蟷螂)
2013/10/28(Mon)
  きょうは、大体晴れました(7.7~17.1℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南西風)。
道沿いの木に、コカマキリ(カマキリ科)がいました。草を刈られて逃げ登ったのか、高みから獲物を探そうと言うのか、幹の上で身構えていました。本州~九州の他台湾等の山野の林縁の草叢、草原、都市部等に広く生息する体長♂36-55mm、♀46-63mmの小型のカマキリです。成虫は8-11月に出現し、地表を歩き回って、様々な昆虫等を捕食します。体色は褐色や薄い紫褐色ですが、稀に緑色や赤褐色のものがいます。前胸腹板には黒色帯があり、前脚の基節と腿節内側にはそれぞれに黒い模様があります。 敵に出会うと、死んだふりをする事があります。青葉山では、草地等に普通に見られます・・・
コカマキリ 追廻の河岸から
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シラキ(白木)の新葉
2013/10/27(Sun)
   きょうは晴れ一時曇って、小雨も降りました(17.3~10.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北東風)。
   知らぬ間に、シラキ(トウダイグサ科)が紅葉していました。風に、大きく真赤な葉がひらひらはためいて、暗い杉林を背景に、燃える火片が踊っている様でした。本州~沖縄の他、朝鮮、中国等の谷筋等に生育する、高さ5-10mの落葉小高木です。樹皮は滑らかな灰白色で材も白く、樹皮や葉を傷付けると白い液が出ます。葉は互生で長さ7-15cmの広楕円~菱形の両面無毛で、裏面は緑白色で縁が不規則にうねり、先は尾状に尖ります。5-7月、枝先に総状花序を出し、下部に1-2、3個の雌花、上部に多数の雄花を咲かせます。10-11月、径2㎝程で3裂する三角扁球形の朔果を黒褐色に熟します。青葉山では、林内や林縁に普通に見られます・・・
シラキの紅葉 折立~大東岳を望む
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ネコハエトリ(猫蝿捕)
2013/10/26(Sat)
   ナンブアザミ(南部薊)に、ネコハエトリ(ハエトリグモ科)がいました。久し振りの晴間を喜ぶ様に、暖かそうな花の上で日向ぼっこしていました。本州~九州の山野や家中にも生息する、体長7-8㎜のハエトリグモ科の普通種です。成体は3-11月に出現し、ピョンピョン跳ねる様に素早く歩き、低木の葉上等に袋状の巣を作って隠れ、蝿等の小虫を捕食します。雄は頭胸部は黒く、腹部は茶褐色で中心に黒い模様があり、雌は毛深く全体的に明茶褐色ですが、個体により模様は様々です。成体で越冬し、糸を泥でドーム状に固めて越冬巣にします。同種間でも喧嘩するので、互いに闘わせる遊びがあります。別名はホンチ、ババ等。青葉山でも、普通に見られます・・・
ネコハエトリ♀ 久々の青空
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クマノミズキ(熊野水木)の果柄
2013/10/25(Fri)
  きょうは一日中雨が降り、霧が立ち込めました(13.7~17.1℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南西風)。
  道端で、クマノミズキ(ミズキ科)の果柄が赤く染まっていました。小さく黒い実も見えますが、鳥達にその在処を知らせたいのか、真赤な果柄が珊瑚の海を作っていました。本州~九州の他。朝鮮、中国、ヒマラヤ等の山地の谷沿い等に生育する樹高8-12mの落葉高木です。葉は卵~楕円形で、先は長い鋭尖頭で基部は楔形で全縁。葉身は長さ6-16cm、幅3-7cmで、裏面はやや粉白色で、長さ1-3cmの葉柄があって対生します。6-7月、新枝の先に多数の白色4弁花から成る径8-14cmの散房花序を付けます。10月頃、径5mm程の球形で紫黒色の核果を熟します。果柄はミズキと似ていますが、少しずれた対生に分れ、果実の先端に萼片の凸部が残ります(ミズキは凹む)。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・
クマノミズキの果柄 - コピー あっという間の五里霧中
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オオウラジロノキ(大裏白の木)の果実
2013/10/24(Thu)
 きょうは、小雨が降ったり止んだりでした(12.8~14.8℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北西風)。
  道端に、オオウラジロノキ(バラ科リンゴ属)オオウラジロノキ(バラ科)の実が落ちていました。今年は豊作の様で、真っ赤なものや青く酸っぱそうなもの、ほんのり頬を染めたもの等、踏み場もない程道を埋めていました。本州~九州のやや乾燥した尾根等に生育する、樹高10-15mになる落葉高木です。樹皮は紫褐色で皮目が多く、若木の幹には刺状の突起があります。5月頃、短枝の先に白い花を付けます。リンゴの原種と言われ、3㎝程になる果実は、リンゴに似た甘酸っぱい味がします。青葉山では、各所に大木も見られます・・・
オオウラジロノキ 連日の雨
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ヒイロチャワンタケ(緋色茶碗茸)
2013/10/23(Wed)
    きょうは、小雨が降ったり止んだりでした(12.0~14.6℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μ㏜/h屋内21:00、南南西風)。
    道沿いの崖下にヒイロチャワンタケ(ピロネマキン科)が生えていました。至る所に愛らしい幼菌が顔を出していましたが、小さな茶碗に雨滴を溜めて、宴の乾杯でも始る気配でした。世界に広く分布し、日本では夏~晩秋に全国の林内外の路傍等の裸地、特に粘土質の場所に多く発生する、径2-6㎝子嚢菌です。子嚢盤は初め椀型で、次第に皿形になり、全体に緋~黄橙色です。食用とも食毒不明ともされます。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
ヒイロチャワンタケ 三居沢の杤
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オオカマキリ(大蟷螂・大螳螂)
2013/10/22(Tue)
 きょうは、曇り時々雨でした(13.4~15.9℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μ㏜/h屋内21:00、北北西風)。
 車道沿いの草原に、オオカマキリ(カマキリ科)がいました。雨の中でも狩りをしようと言うのか、身構えたまま、濡れそぼっていました。北海道~沖縄の山地~平地の林地周辺の草叢や樹上に生息する、60-95㎜の大型の蟷螂です。成虫は8-11月に出現し、飛蝗や蝶等あらゆる昆虫を強力な鎌足で捕食し、時に蛙や蜥蜴を食べる事もあります。茶色型と緑色型個体があり、日当たりの良い草木の葉上に良く見られます。卵嚢で越冬し、春に200-300匹の幼体が孵化します。青葉山では、草原等で普通に見られます・・・
オオカマキリ 松山

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した、『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました!
 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、ヤマト屋書店八幡町店、スズキ書店(五橋)でも販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!!   
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ノハラアザミ(野原薊)
2013/10/21(Mon)
  きょうは晴れ後曇って、晩方には小雨が降りました(13.7~21.7℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.12μSv/h屋内21:00、東北東風)。
  田圃の傍の土手に、ノハラアザミ(キク科)が咲いていました。薄に混じって風にそよぎながら、優しい秋の陽を一杯に浴びていました。中部以北の本州の山地の草原や林縁に生育する高さ0.6-1mの多年草です。茎葉は上部程小さく、基部では茎を抱きます。葉は羽状に中裂し、縁に刺があります。8-10月頃に、茎の上部で枝分かれして上向きに花を付けます。総苞にクモ毛があり粘らず、反り返らない規則正しい短い総苞片が目立ちます。根生葉が花期にも残るのも特徴です。青葉山では草原等に普通に見られます・・・
ノハラアザミ 穭(稲孫)
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ノコンギク(野紺菊)
2013/10/20(Sun)
   きょうは、一日中雨でした(13.8~14.9℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
   道端に、ノコンギク(キク科)が咲いていました。晴れた野に群れる様も素敵ですが、雨に濡れて佇む姿は、物寂しい風情があって、心揺さぶられます。本州~九州の山野の草地や林縁、路傍等の明るい場所に広く生育する高さ50-100cmの多年草です。地下茎が横に這い、纏まった群落を作り、茎は立ち上がって枝を出します。根出葉は柄があって卵状長楕円形、茎葉は柄がなくて卵状楕円~卵形で三行脈と粗い浅鋸歯があり、両面共に短毛が生えます。8-11月、茎先に散房状花序を作り、径2.5cm程の頭花を咲かせます。舌状花は細長くて白~薄紫、管状花は黄色。痩果は長さ1.5-3mmで先端には4-6mmの冠毛が多数あります。青葉山では、山野に最も普通に見られる野菊です・・・
ノコンギク 霧の湧く北斜面
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ヤマブシタケ(山伏茸)
2013/10/19(Sat)
   きょうは曇って、夜は雨になりました(9.6~17.3℃//0.18μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
   小楢の木に、今年もヤマブシタケ(ハリタケ科)が生えていました。盛期は過ぎていましたが、怪しくふさふさとして、きょうは針が磯巾着の触手の様に見えました。ユーラシア~北アフリカ、北米等に広く分布し、日本では夏~秋に、全国の山野のコナラ、ミズナラ、ブナ、シイ等広葉樹の立木、枯木、倒木に発生します。子実体は径5-20cm程の倒卵~球形で、上背面を除いて、長さ1-5cmの無数の針を垂れ下げます。色は初め白く、後淡黄~淡褐色を帯びます。名は、山伏が胸に付ける梵天に似ている事に由来します。青葉山では、各種広葉樹に見られます・・・
ヤマブシタケ 固まる街
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ゲンノショウコ(現の証拠)の果実
2013/10/18(Fri)
   きょうも、良く晴れました(8.6~17.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北西風)。
  林縁の草原に、ゲンノショウコ(フウロソウ科)がありました。青空の下、種子を飛ばした蒴果が並んで、別名(ミコシグサ)通りの神輿が跳ねる、秋祭りを思わせました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山野に生育する高さ30-60cmの多年草です。全体に毛があり、茎上部、葉柄、花柄、萼には腺毛が混じります。葉は掌状に3-5個に中~深裂し、葉柄基部には托葉があります。7-10月、長い花柄に5弁の径1-1.5cmの白又は紅紫色の花を2-3個付け、花柱は5裂。蒴果は長さ約1.5cmで短毛と腺毛が多。熟すと5裂し、裂片は種子を1個ずつ巻き上げます。青葉山では、路傍等に主に白花、稀に赤花が見られます・・・
ゲンノショウコ 広瀬滝
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青葉山トンネル坑口直上崩壊崖修復工事3
2013/10/17(Thu)
 きょうも昼休みを利用して、関係業者の方々との3回目の現地立会いの打ち合わせがありました。今回は、崩壊崖直下から南側斜面と崖上部に生育する植物の確認と保護の方策を探りましたが、当会としては、周囲の出来る限りの自生植物を保護し、工事後も、この斜面が周辺植生や生態系と連続したものに復元できるように求め、業者の方には、希少植物の移植等を含め、それを極力努力して頂く事を確認しました。今後も連絡を取り合い、当会としても、後世に悔いを残さぬよう努めたいものです…
現地打合せ・調査
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ヒメクロホウジャク(姫黒蜂雀蛾)
2013/10/17(Thu)
   きょうは台風一過で、良く晴れました(10.5~17.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
   草原に、ヒメクロホウジャク(スズメガ科)がいました。ノハラアザミ等の花々を次々に訪れては、飛びながら、長い口吻で蜜を吸っていました。お尻のリボンが、めんこがった。中国~インドシナ~インドに分布し、日本では北海道~九州~奄美諸島の山野に生息する、開張40mm程の蛾(ホウジャクの仲間)です。成虫は7-11月に出現し、体色は鶯色で、後翅の橙色帯は近似種に比べて細く、 昼行性で、蜂鳥の様に停空飛翔しながら様々な花の蜜を吸います。幼虫の食草は、アカネ、ヘクソカズラ、アケビ等。地域的少産種で、宮城県レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定。青葉山では、ホウジャク亜科ではホシホウジャクが最も普通に見られます・・・
ヒメクロホウジャク 池と山と空と
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イヌセンボンタケ (犬千本茸)
2013/10/16(Wed)
   きょうは大型台風が沖合を北上し、暴風雨後は曇って、晴間もありました(12.3~17.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
   道端に、イヌセンボンタケ(ヒトヨタケ科)が生えていました。透き通る肌を雨に濡らして、愛らしさを倍加させていました。土面から発生している様に見えるので根元を触ると、地中に朽木が埋もれていました。全国の山地~平地の林内の古い切株、朽木、倒木等に春~秋に群生する、高さ2-3cmの小型の木材腐朽菌です。傘は径約1-1.5㎝で、初めは卵形で白く、後に鐘形になると茶色く変化します。傘の表面は微毛状で長い条線があり、肉は薄い膜質で壊れ易く、傘裏の襞は疎。液化しませんが、食不適。青葉山では、切株等に普通に見られます・・・
イヌセンボンタケ 大雨の後も残っていた石積み(芋煮会組の仕業)
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ウメバチソウ(梅鉢草)
2013/10/15(Tue)
 きょうは、一日曇りでした(12.8~19.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北北西風)。
 森の湿地に、ウメバチソウ(ユキノシタ科)が咲いていました。それこそ、白磁の小鉢の様な佇まいで、いえいえ、こんな素敵な「梅鉢」は、世界の何処にも無いでしょうね。東アジア北部に広く分布し、日本では北海道~九州の、亜高山帯下部~低地の日当たりの良い湿生地に生育する多年草です。全体に無毛で、根生葉は長柄があり、数枚が固まって付き、葉身は円形~腎形で、基部は心形。8-10月、高さ10-40cmの花茎を直立し、1枚の葉と1個の白い花を付けます。花茎の葉に柄は無く、茎を抱きます。花弁5。太く白い花糸を持つ5本の雄蕊と共に、糸状に裂開した仮雄蕊があり、その先端には黄色い腺体があります。雌蕊の柱頭は4裂。青葉山では、明るい湿地等に見られます・・・
ウメバチソウ 嵐の前に
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ヤクシソウ(薬師草)
2013/10/14(Mon)
  きょうは、大体晴れました(10.3~19.5℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西南西風)。
  崖の際に、ヤクシソウ(キク科)が咲いていました。乾き切った裸地に、黄金の様な花群れが、光り輝いていました。北海道~九州の日当たりの良い山野に生育する高さ40-120㎝の二年草です。茎葉は互生し、長楕円~倒卵形で、浅い鋸歯があり、基部は後方に張り出して茎を抱きます。全体に無毛で、枝を折ると白い乳液を出します。8-11月、枝先に数個ずつ1.5cm程の頭花を付けます。黄色い舌状花は10‐14枚で、花期後は下を向きます。青葉山では、草原等に普通に見られます・・・
ヤクシソウ 折立山を望む
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十月観(視)察会
2013/10/13(Sun)
  きょうは、久し振りの澄み切った快晴の下、気持ちの良い観(視)察会日和になりました(14.5~22.2℃//0.17μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSⅴ/h屋内21:00、西風)。先ずはご挨拶、NPO法人化や機関誌、展覧会等の話、西道路トンネル周辺工事に関する調査報告、キノコの発生状況等の後、出発です。アキノノゲシ等の道端の草花を観ながら草原に出ると、キツリフネの群落です。花の構造等観察して(葉先の膨らんだものを蕾と間違えてしまいましたが、虫瘤ツリフネソウハオレタマゴフシでした。ご免なさい)、アキノウナギツカミやカナムグラとヤブガラシの違い等も考えました。森に入ると、ハウチワカエデが少し色付き、タカノツメやコハウチワカエデ、クサギ等の実が目立ちます。取り残されたサルナシも食べ頃に実って、少しですが、その甘さを確かめましたね。林縁の花では、アキノキリンソウ、ノコンギク、シラヤマギク、イヌタデ、ハナタデ、ミズヒキ、メナモミ等が目立ち、湿地ではミゾソバ、林内では、シロヨメナ、オヤリハグマ、ダキバヒメアザミに、きょうの解説資料でも取り上げたセンダイトウヒレンが、可憐に咲いていました。主目的であるキノコは、そう多くはありませんでしたが、それでも、大きなウラベニホテイシメジがあちこちで4本取れた他、アンズタケモドキ、ホコリタケ、キチチタケ、フウセンタケモドキ?、アワタケ、スギヒラタケ、ドクツルタケ、シロオニタケ、オチバタケ、ドクベニタケ、モミジタケ、ツブイボタケ、フサヒメホウキタケ、ケロウジ、ロクショウグサレキン?等が見られました・・・
キツリフネ(葉先の膨らんだものは、虫瘤ツリフネソウハオレタマゴフシ) 道行く所、お宝が! シロヨメナ マムシグサの実
  他に花では、チヂミザサ、ゲンノショウコ、ツユクサ、イヌガラシ、ガンクビソウ、オケラ、タニソバ、アメリカセンダングサ、セイヨウタンポポ、オヤマボクチ、ナンブアザミ等が見られました。果実では他に、エゴノキ、ウメモドキ、ツリバナ、ミヤマガマズミ、オトコヨウゾメ、ツルリンドウ、マムシグサ、カラハナソウ、ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、クリ、チゴユリ、シラキ、ツクバネ、ナツハゼ、オオバジャノヒゲ、ヒメヤブラン、ツルアリドオシ、シラキ、マンサク等が目立ち、ヤマノイモのむかごも生っていました。動物では、赤蛙の仲間が飛び跳ね、昆虫では、キタキチョウ、ミカドフキバッタ、アキアカネ等の赤蜻蛉、クビキリギス等に出会いました。風が強く、心騒ぐ森のざわめきはあるのですが、野鳥の気配は余りせず、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ等の確認に止まりました。実際の所、原発事故後の放射能汚染により、キノコ好き東北人の「キノコ狩り」の楽しみは半減して(ほぼ奪われて)しまいましたが、それでも、好天の下、大自然の美しい姿や良い香りに癒され、きょうも様々な発見・喜びがあったのではないでしょうか・・・
\山漆がそろそろ赤くなって梅擬の実も青空に映えます 色とりどりのキノコ達(鑑定会) 至福のひと時でした もぞこい仙台トウヒレン
  *きょうはカメラを忘れてしまい、「ペンギンの足跡Ⅱ」のciao66さんに沢山写真を送って頂きました。ありがとうございます! 今回はciao66さんのブログと写真が大分勝ち合いますが、お許しください…
 来月11/10(日)の会は、美しい紅葉を愛でながら、所々に残る野菊や木の実、野鳥達等を観察しましょう!では又、お楽しみに・・・
この記事のURL | 観(視)察会 | CM(1) | TB(0) | ▲ top
ミヤマガマズミ(深山莢蒾/深山鎌酸実)の果実
2013/10/12(Sat)
   きょうは曇り時々晴れて、一時小雨も降りました(16.3~24.1℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
  尾根の道端に、ミヤマガマズミ(スイカズラ科)の実が生っていました。赤く艶やかな実をたわわに下げて、遙か彼方の鳥達の来訪を、心待ちの様子でした。北海道~九州の他、中国、朝鮮、サハリン南部等の山地の林内や林縁に生育する、樹高2-4mの落葉低木です。枝は黒紫色を帯び、葉は対生し、長さ4-9㎝の倒卵形で先が尖り、表面は無毛で光沢があります。縁は粗く鋭い鋸歯。5-6月、葉が一対付く枝先に散形花序を作り、白い筒状小花を多数付けます。9-10月、径8㎜程の核果を、赤く熟します。青葉山では、明るい林縁や林内に普通に見られます・・・
ミヤマガマズミ 顔のある化石の崖
明日(10/13)は月例観(視)察会です↓。今月も、キノコの観察と鑑定が主となりますが、シロヨメナ、ダキバヒメアザミ、センダイトウヒレン等の花々や様々な果実、秋の虫達等自然全般も観察しましょう!素敵な出会いがあると良いですね・・・
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オオバクロモジ(大葉黒文字)の果実
2013/10/11(Fri)
   きょうは雨後曇って、晴間もありました(18.6~27.2℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内20:00、北北西風)。
   尾根道沿いのオオバクロモジ(クスノキ科)に、実が生っていました。刺の無い柊や黒味の橘を思わせましたが、一つ齧ると、味は兎も角、香りの良い液果でした。北海道南部~中部の主に日本海側の亜高山帯下部~丘陵に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。雌雄異株。葉の長さは8-13cmで、樹皮には名の由来の黒斑があり、材は香りが良く、高級な爪楊枝にされます。3-5月、葉と同時に小枝の節に散形花序を出して、淡黄緑色の花を多数付けます。9-10月に液果が黒熟し、球形で径5-6mm、果柄10-27mmで先は太く、中に種子1個を含みます。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
オオバクロモジの実 八幡の杜遠望
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キホウキタケ(黄箒茸)
2013/10/10(Thu)
   きょうは良く晴れて、暑くなりました(19.7~25.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
   道端に、キホウキタケ(ラッパタケ科)が生えていました。有触れた、しかも毒茸ではありますが、足元に突如現れる黄金の炎には、思わす胸躍ってしまいます。日本、ヨーロッパ等に広く分布し、日本では夏~秋に、全国の広葉樹~針葉樹林内に発生する大きさ10-20㎝の中~大型菌です。子実体はレモン色、成熟すると硫黄色で根元は白色。肉は白く傷を付けると赤くなります。枝先は二叉分岐します。有毒で、腹部の悪寒、下痢又は嘔吐等の中毒症状を起こしますが、生命の危険はないとの事。地域によっては茹でて塩漬けにして食べる所もある様です。青葉山では、林内に普通に見られます・・・
キホウキタケ 森は未だ夏の趣
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ナツハゼ(夏櫨)の実
2013/10/09(Wed)
  きょうは良く晴れて、暑くなりました(20.6~27.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北西風)。
  尾根沿いに、ナツハゼ(ツツジ科)の実が生っていました。あちこちに、何時になくたわわに実っていて、他の草木達の豊作をも期待させました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山地の日当りの良い場所に生育する、樹高1-3mの落葉低木です。樹皮は灰褐色で縦に裂け、薄片となって落ちます。葉は単葉で互生し、長さ4-10㎝の葉身は広卵~卵状長楕円形で、両面の葉脈に荒毛が多く、触るとざらつくのが特徴です。5-6月、枝先に総状花序を出し、下向きに多数の花を付けます。花は紅色を帯びた緑白色で、花冠は釣鐘型で長さ4-5mm。秋に、4-6mmの球形の液果を黒熟します。青葉山では、尾根筋等に普通に見られます・・・  
ナツハゼの実 スポットライト
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青葉山トンネル坑口直上崩壊崖修復工事2
2013/10/08(Tue)
 きょうは、9/19の国土交通省、工事請負企業の方々との現地立会い調査に引き続き、又、その後当会が実施した2度の「緊急動植物調査」の結果を基にして、関係業者の方々と、崩壊崖直下部分の現況や工事で影響のある部分の把握と希少植物群の確認と保護の方策等を探りました。作業道に関しては、以前も使用されていた外来植物の多い場所であり、問題は少ないものの、崖地とその周辺斜面については問題は多いと思われ(資材は主にケーブルで運搬とのことで、林床自体には影響は小?)、今後工事開始以降も調査は続け、連絡も密に取り合う事となりました。工事はやむを得ないにしろ、後世にしっかり貴重な自然が残せるよう(再生を含めて)、心したいものです…
二度目の現場立会
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ツクシハギ(筑紫萩・土筆萩)
2013/10/08(Tue)
   きょうは良く晴れて、暑くなりました(19.1~27.0℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北西風)。
   山道に沿って、ツクシハギ(マメ科)が咲いていました。強い陽射しを浴びて、イチモンジセセリ等様々な虫達を集めていました。今年は中々寒くならない所為か、長らく秋の風情を楽しめそうですね。日本固有種で、本州~九州の日当たりの良い山野に生える、樹高1-2mの落葉広葉低木です。葉は3出複葉で互生し、長さ2-5㎝の楕円~卵状楕円形で、全縁で先は鈍頭~僅かに凹みます。表面は無毛で裏面に微細な毛があります。7-9月、葉よりやや長い総状花序を出し、長さ約1㎝の淡白赤~赤紫~濃紫色の蝶形花を疎らに咲かせます。青葉山に最も多く見られる萩で、別名は仙台山萩。古来より名高い「宮城野の萩」は当種だとも言われています・・・
ツクシハギとイチモンジセセリ 夏の様な暑さでした


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クサギ(臭木) の果実
2013/10/07(Mon)
   きょうは、大体曇りました(18.3~24.7℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sⅴ/h屋内21:00、南風)。
   道沿いに、クサギ(クマツヅラ科)の実が生っていました。青酸漿にも、吊雛の様にも見える妖精達が、緑の森に乱舞していました。北海道~沖縄の他、朝鮮、中国等の山野に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。葉は対生し、長さ8-20cmの三角状心~広卵形で、先は尖り、基部は心~円形で、薄く柔らかく柔毛を密生します。8月頃、枝先の葉腋から長柄のある集散花序を出して、雄蘂、雌蕊が花弁中心から突き出す白花を咲かせます。秋に紺色の液果を熟し、赤い萼も開いて残ります。崩壊地等に最初に侵入する先駆植物の典型。青葉山では、藪地等に普通に見られます・・・
クサギの果実 霧でビル群が見えません
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チヂミザサ(縮笹)花
2013/10/06(Sun)
   きょうは、曇り後霧雨が降りました(18.1~21.1℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sⅴ/h屋内21:00、北風)。
   林縁のチヂミザサ(イネ科)に、花が咲いていました。ふさふさの花序や赤い芒に滴が光って、宇宙の剣舞の様にも見えました。ユーラシアの温帯~熱帯に広く分布し、日本では全国の森林内や林縁に生育する、高さ30cm程の一年草です。根は茎節毎に出て、茎を地面に固定し、茎は枝分かれしながら地表を這い、多数の葉を付けます。葉は長さ3-7cmの卵状楕円形で、先端へ向かってやや細まり、先は尖り、基部は葉鞘となって茎を抱きます。秋、茎の一部が立ち上がり、その先に花穂を作り、疎に短枝を出して、夫々の枝に少数ずつの小穂を付けます。小穂からは3本の粘つく長毛が生え、開花時は雌蕊の柱頭の羽毛状の毛や紫色の葯が目立ちます。果実が熟すと、小穂の基部で外れ易くなり、その毛で他物に張り付きます。花軸や葉に毛が多いものをケチヂミザサと呼ぶ場合もありますが、この二つを変種レベルでさえ分けないともされます。又変種として、コチヂミザサ等がありますが 中間型も多く、現在では認められない事が多い様です。名は、葉形が笹に似て、やや縮んだ様な皺がある事に由来します。青葉山では、林内外に普通に見られます・・・
チヂミザサ 霧に煙る山と川
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ゴマナ(胡麻菜)
2013/10/05(Sat)
  きょうは曇り時々晴れて、一時小雨が降りました(13.7~19.3℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.11Sⅴ/h屋内21:00、北風)。
  林縁に、ゴマナ(キク科)が咲いていました。遠目には白い棚雲の様ですが、近寄れば、案外にごつい佇まいで、茎葉もざらつきましたが、白い小花はやはり可憐でした。北海道~九州とサハリンの山地の日当たりの良い草原等に生育する、高さ1-1.5m程の多年草です。根茎は太く横に這い、茎、葉共に細毛がありざらつきます。葉は互生し短柄があり、長楕円~皮針状線形で、両端が尖り、洋紙質で粗い鋸歯があります。9-10月、茎先に大きな散房状の花序を作り、径約15㎜の小さな頭花を多数付けます。舌状花は雌性、白色で多数、筒状花は両性、黄色で、共に冠毛があります。総苞は長さ3-3.5㎜で多毛。痩果は長楕円形で、白色の冠毛が付きます。青葉山では、草原等に普通に見られます・・・
ゴマナ 郷六池
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シラハギ(白萩)
2013/10/04(Fri)
   きょうは、大体晴れました(13.4~20.7℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sⅴ/h屋内21:00、西北西風)。
   道端に、シラハギ(マメ科)が咲いていました。これも、誰が何時植えた?ものかは分りませんが、他の萩に比しても一段と清しい、小雪の様な風情でした。ミヤギノハギの変種とも、ニシキハギの栽培品種とも言われ、日本全国の他、朝鮮等の庭園等に植えられ、一部山野にも生育する、樹高1-2mの落葉低木です。多少枝垂れて大きな株となり、茎は木質化して固くなりますが、地上部は一部を残して枯れ、毎年根本から新芽が出ます。全体に絹状の伏毛があり、葉は3出複葉で互生し、小葉は長さ2-6㎝の楕円~長楕円形。8-10月、枝の先端から多数の花枝を出し、多くの白い蝶形花を付けます。果実は種子を1つだけ含み、楕円形で扁平。別名はシロバナハギ・・・
シラハギ 夕焼けの泉ヶ岳
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ゆきかえる