ウメモドキ(梅擬)
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2013/11/29(Fri)
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きょうは、晴れ時々曇りました(1.1~11.3℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
道沿いのウメモドキ(モチノキ科)に、実が生っていました。すっかり葉を落として、真赤な実をたわわに付けていましたが、周りにはヤブムラサキやヘクソカズラの実も絡まり、秋の深まりを感じました。本州~九州の山地の主に湿り気のある場所に生育する高さ1-2m程の落葉低木です。雌雄異株。長さ2-7cmの葉には毛が多く、縁に小さく尖った鋸歯があります。6-7月、雄株では葉腋に雄花を多数、雌株では雌花を2-4個付けます。雄花は花弁4-6枚で、雄蘂が4-5本、雌花は花弁4-6枚、退化した雄蘂4-5本で、雌蘂が目立ちます。果実は9月頃から赤く熟し、落葉後の冬季も枝に残って目立ちます。青葉山では、湿性地周辺等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() スポンサーサイト
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ウリハダカエデ(瓜膚楓)
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2013/11/27(Wed)
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きょうは、晴れ時々曇りました(4.4~13.0℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南風)。
道沿いのウリハダカエデ(ムクロジ科)が、紅葉していました。今秋良く見られる様に、赤や黄、紫と斑に染まり、蝉にも見える翼果も沢山ありました。本州~九州の、山地~丘陵の明るい夏緑樹林に生育する高さ10m程の落葉高木です。雌雄異株。葉は長さ10-15㎝で3脈が目立ち、基本は3裂ですが若木では僅かに5裂します。5-6月、前年枝から若枝を伸ばし、1対の葉間から5-10cmの花序を出し、黄緑色で花弁が5枚の花を十数個付けます。7-10月に果実が稔り、翼果となって風で散布されます。青葉山では、山の斜面下部や谷筋等で多く見られます・・・ ![]() ![]() |
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センボンヤリ(千本槍)
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2013/11/26(Tue)
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きょうは晴れ後曇って、一時小雨が降りました(6.7~14.4℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSⅴ/h屋内21:00、北東風)。
道端に、センボンヤリ(キク科)が沢山ありました。斜面に沿って、耳掻き梵天や槍の様な果実や花が、面白そうに林立していました。北海道~九州の他、中国~シベリア、サハリン、クリル等の、山野の日当たりの良い草地等に生育する多年草です。根出葉がロゼット状に発達し、葉は倒卵状長楕円形で頭大羽裂状に中裂し、葉裏にはくも毛が密生します。年に二度、4-6月の春型と9-11月の秋型の花を開き、春型の花茎は高さ10cm程になり、花茎の先に裏面が紫で径1.5cmの白い舌状花(頭花)を咲かせます。秋型の花茎は高さ30-60cmになり、線形の小葉が多数付き、頭花は閉鎖花で筒状花のみからなります。総苞は筒状で長さ15mm程、痩果は長さ6mmで、冠毛は褐色で長さ11mm。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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メグスリノキ(目薬木)
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2013/11/25(Mon)
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きょうは曇って、晩には小雨になりました(3.2~10.3℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00 PKC107 RD1503、西風)。
メグスリノキ(ムクロジ科)が、紅葉していました。大分枯れたり、落ちたり、色褪せたりしているものも見られますが、まだまだ美しく東雲~真朱に染め上がっていて、中にはモザイク状に、虫食いで透けたり、緑が残ったりのものもありました。山形・宮城以南~大分・熊本の山地に生育する、高さ10-25mの落葉高木です。日本固有種。雌雄異株で、長さ5-13cm程の葉は対生し、3出複葉で、楕円形の小葉には細かい鋸歯があります。表面はほぼ無毛で、裏面は脈上を中心に毛が多く、葉柄、若枝にも毛が密生します。5-6月頃、黄緑色の5裂した花弁の花を付け、秋には翼果を結実します。近年、様々な薬効があるとして乱伐が絶えず激減、県レッドリストでも準絶滅危惧(NT)に指定されています。青葉山では幸い、普通に数多く見られます・・・ ![]() ![]() |
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アキアカネ(秋茜)
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2013/11/24(Sun)
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きょうは、晴れ時々曇りでした(5.4~14.8℃//0.16μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sv/h屋内21:00、西北西風)
道端の日溜りに、アキアカネ(トンボ科)が止まっていました。陽気に誘われたのか、この時季には珍しく纏まって、赤く体を暖めていました。北海道~九州の山野に生息する、体長33-46mmのトンボの一種です。成虫は6-12月に出現し、成熟しても頭部や胸部は余り赤くならず、胸部の側面に明瞭な黒条を持つのが特徴です。丘陵地~平地の池、水田、溝川等に広く発生し、6月頃に羽化しますが、夏季は高山に登って避暑し、秋が近付くと里に降りて来ます。アカトンボの代表種で、狭義にはこの種だけを赤とんぼと呼ぶ事もあります。青葉山では最も数が多く、何処でも普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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ケンポナシ(玄圃梨)の果実
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2013/11/23(Sat)
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きょうは、大体晴れました(3.1~14.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
林縁のケンポナシ(クロウメモドキ科)の木に、実が生っていました。枝先一杯に沢山付けていて、落ちているのを一つ齧ると、甘ーい梨の味でした。北海道(奥尻島)~九州の他、朝鮮、中国等の山地の林内に生育する樹高15-20mの落葉高木です。樹皮は暗灰~灰褐色で、大木になると縦に浅く裂け薄く剥がれます。葉は互生し、広卵形で低鋸歯があり、基部から分岐する3主脈が目立ちます。6-7月に枝先から集散花序を出し、淡緑色の小花を多数開きます。花弁、萼辺、雄蕊各5。秋に核果(果肉は殆ど無い)の根元の軸が膨らみ、太く折れ曲がって肉質になり食べられます。青葉山では、沢沿い等に見られます・・・ ![]() ![]() |
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コブシ(辛夷/拳)の果実
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2013/11/21(Thu)
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きょうは雨後曇って、晴れ間もありました(4.5~10.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南西風)。
道沿いのコブシ(モクレン科)の木に、果実が生っていました。大分減りはしましたが、毒々しい程の赤い種子が、あちこちから顔を出し、白い糸でぶら下っているのもありました。きっと風等で揺れると益々目立って、鳥にとっても実が食べ易い様にと、色々工夫しているのでしょうね。北海道~九州と済州島の山野に生育する、高さ8-20m、径60cmになる落葉高木です。早春、他の木々に先駆けて白花を梢一杯に咲かせます。果実は7-10cmの集合果で、握りコブシ状のデコボコがあり、それが名の由来とも言われます。熟すと心皮が裂開し、中から鮮紅色の種子が出てきて、導管で吊り下がります。冬芽は毛に覆われた厚い鱗片に包まれます。青葉山では、谷沿いの斜面等に見られます・・・ ![]() ![]() |
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コハウチワカエデ(小羽団扇楓)の紅葉
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2013/11/19(Tue)
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きょうは、曇り後晴れました(6.9~14.9℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、西南西風)。
コハウチワカエデ(ムクロジ科)が、紅葉していました。あっちもこっちも、赤い紅葉の多くはこの楓で、楢類の黄葉の森中で一際輝きを放っていました。北海道~九州の、暖温帯上部~冷温帯山地に生育する樹高10-15mの落葉小高木です。日本固有種。雌雄同株。樹皮は暗灰色。葉は対生し、葉身は長さ5-8㎝、幅5-9㎝で表面は濃緑色、裏面は緑色。縁は単鋸歯で9-11裂し、先は鋭頭。葉柄は長さ3-7cm。若葉には両面に毛が多く、成葉では裏面や葉柄に毛が残ります。5-6月、一つの花序に雄花と両性花が混生する、淡黄色の小花を複散房花序に10-15個付けます。果実は翼果でほぼ水平に開きます。青葉山では、カエデ類で最も普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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シラキ(白木)の紅葉
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2013/11/18(Mon)
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きょうは、晴れ後曇りでした(5.8~16.9℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北西風)。
道沿いのシラキ(トウダイグサ科)が、紅葉していました。森影のもの等は黄葉・白葉もしますが、やはり目も覚める、薔薇色に染まる樹葉には、心ときめきます。本州~沖縄の他、朝鮮、中国等の谷筋等に生育する、高さ5-10mの落葉小高木です。樹皮は滑らかな灰白色で材も白く、樹皮や葉を傷付けると白い液が出ます。葉は互生で長さ7-15cmの広楕円~菱形の両面無毛で、裏面は緑白色で縁が不規則にうねり、先は尾状に尖ります。5-7月、枝先に総状花序を出し、下部に1-2、3個の雌花、上部に多数の雄花を咲かせます。10-11月、径2㎝程で3裂する三角扁球形の朔果を黒褐色に熟します。青葉山では、林内や林縁に普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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タカノツメ.(鷹ノ爪)の黄葉
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2013/11/17(Sun)
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きょうも、良く晴れました(3.8~15.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
タカノツメ(鷹ノ爪)が黄葉していました。西日を燦々と浴びて、木々に黄金が花咲いたかの様に輝いていました。北海道~九州の山地~丘陵の林内に生育する、雌雄異株で樹高5-10mの落葉高木です。樹皮は灰褐色。葉は3枚の小葉からなる3出複葉で、長枝に互生し、枝の先端又は短枝に束生又は集中します。5月頃、短枝の先に総状花序を出し、淡緑色の小花を付けます。秋に黄葉し、液果は黒紫色に熟します。青葉山では、林内や林縁に数多く見られます・・・ ![]() ![]() |
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ブナ(椈、山毛欅、橅、桕)の果実
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2013/11/16(Sat)
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きょうは、良く晴れました(5.2~16.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
道端のブナ(ブナ科)の根元に、果実が沢山落ちていました。先日の観(視)察会でも数多く見られて、今年は熊達も安心かと思っていましたが、良く見れば種子の内部は空っぽのものばかりで、又々心配になりました。北海道南部~九州の温帯域の寒冷地では低地に、暖地では高地に生育する高さ30mに達する落葉高木です。日本固有種の陰樹で、肥沃な土壌に育ちます。樹皮は灰白色できめが細かく、葉は楕円形で薄くてやや固く、縁は波打ちます。5月頃、展葉と同時に開花し、雄花は新枝下部に頭状花序が数個付いて垂れ下がり、雌花は新枝上部に、花が2つの頭状花序を上向きに付けます。堅い殻(殻斗)に包まれる赤褐色の堅果(2個)は10-11月に熟しますが、普通5-10年に一度のみ豊作になります。低山の青葉山でもあちこちに自生していて、小林も作っています・・・ ![]() ![]() |
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サルトリイバラ(猿捕茨)の果実
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2013/11/14(Thu)
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きょうは、晴れ後曇りました(0.7~11.1℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南西風)。
林縁のサルトリイバラ(サルトリイバラ科)に、実が生っていました。陽を浴びて朱く光り、とても美味しそうで、口に含むと実際甘みもあるのですが、中々食べて貰えないのは何故なのでしょう?北海道~九州の他、朝鮮、中国、インドシナ等の、山野や林縁等の日当たりの良い場所に生育する、雌雄異株で蔓性の多年生植物(半低木)です。高さ50-200cmで、枝に散生する鉤状の刺と葉柄の巻髭で他物に絡み付き、蔓状に茎を伸ばします。葉は互生し、葉身は長さ3-12cmの円~楕円形。全縁、革質で、両面共無毛。4-5月、葉の展開と同時に、葉腋から散形花序を出し、淡黄緑色の小花を多数毬状に付けます。雌雄異株。秋に、径7-9mmの球形の液果を朱赤色に熟します。種子は1-6個入り、長さ5mm程の倒卵~楕円形。青葉山では、林縁や藪地の縁等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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ハウチワカエデ(羽団扇楓)の紅葉
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2013/11/13(Wed)
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きょうは、大体晴れました(1.0~8.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北西風)。
道沿いのハウチワカエデ(ムクロジ科)が紅葉していました。陽光に赤く赤く輝いて、それこそ火の鳥か朱雀の羽からできた団扇の様でした。北海道、本州と四国等の他、一部朝鮮の山地に生育する高さ10m程の落葉高木です。樹皮は灰青色で滑らかで小枝は赤紫色。葉は対生して径7-12cmと大きく、掌状に浅く9-11裂し、基部は心形で重鋸歯があります。葉柄は有毛で短く、長さが葉身の1/2以下なのも特徴です。4-5月、本年枝の先に赤紫色の散房花序を出し、雄花と両性花が混生して10-15個垂れ下がって咲きます。果実の羽の角度は約60度で、小枝の皮は、粘着性を持ちます。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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スイカズラ(忍冬) の果実
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2013/11/12(Tue)
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きょうは晴れ時々曇ッて、一時氷雨も降りました(2.0~7.7℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北西風)。
林縁の藪に絡まるスイカズラ(スイカズラ科)に、実が生っていました。艶々として美味しそうなので、一つ採って口に含むと、苦みの中にも情緒ある淡い甘みがありました。日本全土の他、東アジア一帯の、山野や林縁等に生育する木本性常緑蔓植物です。枝には粗毛が密生。葉は対生し長さ3-7cm、幅1-3cmの長楕円形の全縁で、先端は余り尖らず、基部は切形又は広楔形。表面は毛が少なく、裏面は多毛。苞は葉状で長さ5-20mm、小苞は長さ1.2-2mm。5-7月、枝先の葉腋に2個ずつ花を付け、初め白くやや淡紅色を帯び、後に黄変。9-12月、径5-6mmの球形の液果を2個ずつ黒熟し、暗褐色で長さ3mm程の広楕円形の種子が数個入ります。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() |
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マユミ(檀、真弓、檀弓)の果実
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2013/11/11(Mon)
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きょうは曇り後晴れて、昨日皆で予想した通り、初雪!が観測されました(3.8~9.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
昨日の観(視)察会でも見られましたが、川岸にマユミ(ニシキギ科)の実が生っていました。祝い餅の様な蒴果が美しい紅葉に包まれて、とてもお目出度い気分になりました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山野の谷沿い等の湿気のある所に生育する、高さ3-5mの落葉低木、又は小高木です。雌雄異株。樹皮は灰白色で、一年枝は緑色。対生する葉は、先が尖って縁に細かい鋸歯があり、葉脈がはっきりしています。初夏、前年枝の基部から径1cm程の淡緑色で花弁4枚の花を付けます。果実は倒四角錐で、熟すと4つに裂け、中から真赤な仮種皮に包まれた種子が現れます。青葉山では、渓流沿い等に見られます・・・ ![]() ![]() |
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ムラサキシキブ(紫式部)の果実
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2013/11/09(Sat)
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きょうは、大体晴れました(3.3~12.5℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、南南西風)。
ムラサキシキブ(クマツヅラ科)の実が生っていました。昨日のヤブムラサキとは違って、青紫でつるりとした少し小さな粒が、端正に連なっていました。北海道~沖縄の他、朝鮮等の低山の森林に生育する高さ3m程の落葉低木です。小枝はやや水平に伸び、葉はを対生し、長さ6-13cmの長楕円形、鋭尖頭で細鋸歯があります。6-7月頃、葉腋から対になって散房花序を作り、淡紫色の小花を咲かせます。秋に、紫色で経3mmの丸い果実を熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・ ![]() ![]() 明日は、観(視)察会。紅葉を愛でつつ、所々に残る野菊や木の実を観察したり、野鳥達の声にも耳を傾けましょう・・・ |
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ヤマボウシ(山法師、山帽子)の紅葉
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2013/11/07(Thu)
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きょうは曇り時々雨が降り、晴れ間もありました(10.4~17.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
道沿いのヤマボウシ(ミズキ科)の幼木が、紅葉していました。こんなに紅くなるのかと思うくらい紅く、成程赤ちゃんの葉は赤いのか、等と勝手に納得しました。本州~沖縄の他、朝鮮、中国の、亜高山~山地の谷筋等に生育する、高さ5-10mの落葉亜高木です。幹は灰褐色。長さ4-12㎝の葉は対生し、楕円~卵円形の全縁でやや波打ちます。6-7月、特徴ある白い花を上向きに多数咲かせます。4枚の花弁に見えるのは総苞で、その中心に淡黄色の小花を多数球状に集合させます。花弁4、雄蘂4。9月頃、径1-3㎝の集合果を赤く熟します。青葉山では、谷沿い等に数多く見られます・・・ ![]() ![]() |
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シロザケ{白鮭)
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2013/11/06(Wed)
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きょうは、大体晴れました(6.1~18.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、南風)。
広瀬川のあちこちに、シロザケ(サケ科)がいました。来訪が少し遅かった今年も、今はあちこちの瀬で見られ、観察しやすい牛越橋付近では、橋脚補強工事にも負けず、沢山の鮭達が産卵行動を繰り返しています。日本の鮭の殆どがシロザケで、本州北部の河川上流で冬季に孵化し、5-6cm位になるまでそこで過ごし、成長して春になると一斉に海に出て行きます。オホーツク海~北太平洋、ベーリング海を行ったり来たりしながら3-6年間過ごし、その後の秋口になると一斉に故郷の川に戻って来ます。そして上流に辿り着くと、3000-3500個の卵を産んだ後数日で絶命します。その卵の中で、成長して無事に戻って来られるのは2-3匹だと言われます。青葉山周辺の広瀬川では、10-12月に数多く見られます・・・ ![]() ![]() |
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サラサドウダン(更紗灯台・更紗満天星)の紅葉
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2013/11/05(Tue)
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きょうは、良く晴れました(9.2~17.3℃//0.15μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北北西風)。
道沿いのサラサドウダン(ツツジ科)が、紅葉していました。赤やら黄色やら緑やら、黒い染みまで麗しく、森閑とした森を彩っていました。北海道南部~近畿、四国の主に深山に生育する高さ2-5mの落葉小高木です。若枝は無毛。葉は倒卵形で、長さ2-5cm、幅1-2cmで、長さ3-10mmの葉柄があり、枝先に集まり互生します。葉の表面には短毛が散生し、裏面の側脈基部には褐色の縮毛が密生し、先端が長毛状になる微小鋸歯があります。5-6月、枝先に長さ2-3cmの総状花序を付け、萼が鐘形で深く5裂する10個程の花が、1-2cmの花柄の先端に下垂します。果実は果で上向きに付きます。青葉山では、尾根道等に見られます・・・ ![]() ![]() |
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マガモ(真鴨)
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2013/11/04(Mon)
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きょうは、雨後晴れました(12.0~18.1℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
川に、マガモ(カモ科)がいました。石の上に雌雄並んで、ボールになって、仲良く休んでいました。気が付けば、あちこちに結構増えていました。北半球の冷~温帯に広く分布し、北方で繁殖するものは南方で越冬し、日本では、亜種マガモが北海道~南西諸島に冬鳥として渡来します(北海道と本州中部山地では少数が繁殖)。体長50-65㎝、翼開長75-100㎝で、繁殖期の雄は嘴が黄色く、頭は緑、首輪は白く、胴体は灰白色と黒褐色の。雌は嘴が橙と黒で、ほぼ全身が黒褐色の地に黄褐色の縁取りがある羽毛に覆われます。非繁殖期は雌雄共に似た羽色(エクリプス)になりますが、雄の嘴の黄色は残ります。非繁殖期は、湖沼、河川、海岸で群れを形成し、10月末-12月に番を形成して、春に繁殖地へ渡ります。青葉山周辺では、冬に広瀬川で小群が見られます・・・ ![]() ![]() |
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希少種救出作戦(青葉山トンネル坑口直上崩壊崖修復工事4)
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2013/11/03(Sun)
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きょうは、工事で完全に失われる予定の、崖上部周辺の希少植物等の救出(移植)作業を行いました。ヒメシャガ(準絶滅危惧)群落等の主要部分の移植は、後日業者の方々にお任せする事として、今回は有志数名でトウゴクミツバツツジ(準絶滅危惧)やヤブムラサキ(要注目種)、ナガバノコウヤボウキ(北限種)等々の、主に小木50株程を周辺の空地に移植しました。今後数日は交代で水やり等行う予定ですが、生存率は低いのではとも思われ、"緊急"とは言え、もう少し余裕ある対策ができないものかと思いました。貴重な命が、一つでも多く生き永らえる事を祈るばかりです。
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リンドウ(竜胆)
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2013/11/03(Sun)
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きょうは晴れ後曇って、夜は小雨が降りました(8.9~20.9℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
林縁の土手に、リンドウ(リンドウ科)が咲いていました。既に枯れたものも多いのですが、草叢にあちこちで、星蒼玉を思わせる花々が輝いていました。本州~九州の山野の湿った草地や林縁に生育する、高さ20-80cm程の多年草です。葉は細長く、対生します。9-11月、釣鐘型の青紫色の花を、茎先に上向きに咲かせます。名は、苦い根を竜の胆に準えました。開発等により減少し、県レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています。青葉山では、林縁等の所々で見られます・・・ ![]() ![]() |
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