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コムクドリ(小椋鳥)
2014/04/30(Wed)
   きょうは、曇り後雨になりました(10.1~15.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)。
   川辺に、コムクドリ(ムクドリ科)がいました。10羽程がオニグルミに止まって、ぎゅるぎゅる言いながら、何かを盛んに食べていました。フィリピン、ボルネオ北部等で越冬し、日本(北海道、本州北部)やクリル、サハリン南部に夏鳥として渡来し、山地~平地の明るく開けた林等に生息・繁殖します。体長19cm程。雄は頭~喉が淡黄白色で、頬~耳羽後方に茶色い斑が目立ち、背中、肩羽、翼は黒く、体の下部はややくすんだ淡黄白色。雌は、頭~胸が灰褐色で、雌雄共に嘴と脚は黒。雑食性で、樹上で昆虫類やクモを捕食したり、木実を採食します。樹洞の他、屋根の隙間、石垣等に営巣します。青葉山では、春~秋に川沿い等で普通に見られます・・・
コムクドリ 霧の山
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オクウスギタンポポ(奥薄黄蒲公英)と ヒナルリハナカミキリ(雛瑠璃花髪切)
2014/04/29(Tue)
  きょうは、曇り時々晴れでした(9.1~14.9℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東風)。
  草原に、オクウスギタンポポ(キク科)が咲いていました。近寄り覗くと、青(緑)や赤(銅)の美しい虫が、どの花にもと言う位沢山止まっていました。その虫はヒナルリハナカミキリ(カミキリムシ科)で、本州~九州等の山野に生息し、成虫は3-7月に出現し、体長5.5-7㎜。寄主植物はヌルデ、ミズキ、クス類等。一見ハムシの様に見え、上翅は青藍、青緑、紫銅色等変化があり、腹部は黒と黄の2通りあります。春先に出現し各種の花に集まり花粉等を食べます。オクウスギタンポポは東北の主に南部の草原、林縁、路傍等に生育する草丈15-50cmの多年草です。4-5月、茎先に径4㎝程の頭花を一つ付けます。頭花は舌状花の集まりで、外側は淡黄白色、中心部は淡黄色で、総苞片は反り返らず、卵~広卵形の外片は先が良く赤味を帯びます。青葉山では、林縁や草原の所々に散生又は群生しています・・・
ウスギタンポポとヒナルリハナカミキリ 山桜
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イソシギ(磯鷸)
2014/04/28(Mon)
  きょうは、良く晴れました(12.2~22.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内18:00、東風)。
  川に、イソシギ(シギ科)がいました。夏の様な陽射しの中で、水辺に佇む端麗な姿が、とても涼しげでした。夏にユーラシア温~亜寒帯域で繁殖し、冬はアフリカ、オーストラリア、ユーラシア南部等へ南下越冬します。日本では中部~九州に周年生息し(留鳥)、中部以北では夏鳥として南下越冬。全長20cm、翼長29cm、翼開張38-41cm。上面は灰褐色で下面は白く、胸部側面の羽角に白い部分が切れ込みます。眼上部にある眉斑は白く、嘴基部~眼~後頭部に暗色の過眼線が入り、風切羽上面には白い斑紋が入ります(翼帯)。主に河川や湖沼の周辺に生息し、渡りの際は小群を形成。食性は動物食で、主に昆虫を捕食し、甲殻類、軟体動物も食べます。青葉山周辺では、広瀬川沿いで見られます・・・
イソシギ 山桜
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ミズバショウ(水芭蕉)
2014/04/27(Sun)
  きょうも、ほぼ晴れました(10.9~21.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北風)。
  湿地に、ミズバショウ(サトイモ科)が咲いていました。ほんの数株の数輪でしたが、既に巨大化した葉の陰で、純白の女神が微笑んでいました。北海道~本州の他、ロシア東部の湿地や池沼畔等に生育する多年草です。春~初夏、発芽直後の葉間中央から仏炎苞と呼ばれる白い苞を開きます。これは花ではなく、葉の変形したもので、その中央に、小花が多数集まった円柱状花序を作ります。葉は花後に出て、根出状に立ち上がり、長さ80cm、幅30cm程になります。受粉後、花序は大きく成長して緑色肉質の果穂になります。青葉山では3月末~4月末、数ヵ所の湿地で小群落が見られます・・・
ミズバショウ 青葉城址から
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コブシ(辛夷/拳)の花
2014/04/26(Sat)
  きょうも、良く晴れました(9.8~22.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
  コブシ(モクレン科)の木に、花が咲いていました。少し盛りは過ぎましたが、麗しい柔白の花弁が開いて、仄かな春香を放っていました。北海道~九州等の山野に生育する、高さ8-20m、径60cmになる落葉高木です。早春、他の木々に先駆けて、展葉前の枝先に芳香ある白花を咲かせます。花弁は6枚で、基部は紅色を帯び、萼片3は小さく外側に軟毛を密生させます。花下に、葉が1枚付くのが特徴です。果実は7-10cmの集合果で、熟すと心皮が裂開し、中から鮮紅色の種子が出てきます。青葉山では、谷沿いの斜面等に見られます・・・
コブシ 山桜の山
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ケヤキ(欅)の新葉
2014/04/25(Fri)
  きょうも、良く晴れました(7.4~21.8℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北西風)。
  川沿いのケヤキ(ニレ科)に、若葉が開いていました。光を浴びて、秋の日の様に、紅く染まっていました。本州、四国、九州の他、朝鮮、中国の山地~平地に生育する、高さ20-25mの落葉高木です。樹皮は、若木では灰白色で平滑ですが、成長するにつれ鱗片状に剥がれます。長さ3-7cmの葉は互生し、両面無毛で屈曲する鋸歯があり、基部は浅い心形~円形で先端は尾状に尖ります。雌雄同株・異花で、4-5月頃、葉の展開と同時に小花を咲かせます。長さ5㎝程の果実は不定形で、秋に黒く熟します。青葉山では、所々に大木も見られます・・・
ケヤキ 燃える山
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カキドオシ(垣通・籬通)
2014/04/24(Thu)
  きょうも、大体晴れました(6.4~20.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSv/h屋内21:00、北北東風)。
  森の外れの草原で、カキドオシ(シソ科)が咲いていました。爽やかな無数の青花が、夕陽を浴びながら立ち上がって、まるで高山のお花畑にでもいる様でした。日本全国の道端、林縁、畦、堤防等に生育する、高さ5-25cmの多年草です。茎は長く横に這い、所々から根を下し、横枝は時に多少立ち上がります。対生する葉は長い柄があって、腎円形で鈍い鋸歯があり、揉むと強い香りがします。4-5月、茎が立ち上がって、葉腋に薄紫~紅紫の唇形花を1-3個ずつ咲かせます。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
カキドオシ 夕陽
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ヤマザクラ(山桜)
2014/04/23(Wed)
  きょうは、大体晴れました(6.2~19.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
  川沿いに、ヤマザクラ(バラ科)が咲いていました。遠目には、柔らかそうな若葉が目立ち、近寄れば桜餅の趣の、風雅な花が風に揺れていました。北海道~九州の他、朝鮮南部等の日当たりの良い山野に生育する、高さ20-25mの落葉高木です。展開しかけの若葉は赤みを帯びる事が多いのですが、褐色、黄緑、緑等変異が大きく、裏面が白っぽくなります。4-5月、葉が出ると同時に開花し、花弁は5枚で、色は普通白~淡紅色。樹皮は暗褐~暗灰色。桜の仲間では巨樹となり、比較的長寿。青葉山では、良く似たカスミザクラと共に普通に見られ、葉や花等が無毛で、普通は花期が早いのが相違点です・・・
ヤマザクラ 対岸を狸が右往左往していました
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サンシュユ(山茱萸)
2014/04/22(Tue)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした(8.6~18.4℃//0.16μSV/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSV/h屋内21:00/南東風)。
  森の外れで、サンシュユ(ミズキ科)が咲いていました。黄金の火花を樹幹一杯に散らして、暗い杉林を照らしていました。中国、朝鮮に分布し、日本には江戸時代に渡来し庭木等にも利用され、日当たりの良い肥沃地等に生育する高さ3-15 mの落葉小高木です。樹皮は薄茶色で、葉は互生し長さ4-10cmの楕円形で両面に毛があります。3-5月]、若葉に先立って鮮黄色の小花を木一面に集めて付けます。花弁は4枚で反り返り、雄蕊4。晩秋に楕円形の紅い実を熟します。果肉(偽果)は生薬にされ、強精薬、止血、解熱作用があります。名は、山茱萸を音読みした事に由来。別名は、ハルコガネ、アキサンゴ、ヤマグミ等。青葉山周辺では、公園等に植栽されています・・・
サンシュユ 青葉城址の崖
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スミレ(菫)
2014/04/21(Mon)
  きょうは、曇り後雨が降りました(6.4~13.9℃//0.16μSV/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSV/h屋内21:00/西風)。
  道端に、スミレ(スミレ科)が咲いていました。周りのナガハシスミレ等と比べて濃色の、紫の花が目を引いていました。北海道~屋久島の他、朝鮮、中国、ウスリー等の山間部の道端~平地、市街地等に普通に生育する、高さ7-15cmの多年草です。地下茎は太くて短く、多数の葉を根出状に出します。5-8cmの葉は、根際から出て斜上に展開し、箆形で長めの葉柄に翼があり、葉裏は白っぽい緑で稀に紫がかります。4―6月、濃紫色、喇叭状の花は2cm程で、横向きかやや斜め下向きに付け、唇弁の中央部は白く紫色の筋があり、花茎は直立します。側弁は有毛で、柱頭は蟷螂形、距は細長く変化に富みます。萼片の付属体に切れ込みはありません。青葉山では、車道沿い等に普通に見られます・・・
  長沼の睡蓮の葉を、桜の花弁が飾っていました。落口近くでは、花筏となっていました・・・
スミレ 花飾りの蓮葉
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ヒトリシズカ(一人静) 
2014/04/20(Sun)
   きょうは、晴れ後曇りました(4.3~10.9℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、南南東風)。
   林床に、ヒトリシズカ(センリョウ科)が咲き初めていました。葉間より白い蕊を覗かせて、眩しそうに、舞いの支度をしている様でした。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の低山地~平地の林内、林縁等に生育する、高さ10-30cmの多年草です。茎は紫褐色で節があり、光沢ある葉は4枚輪生状に対生して、鋸歯があります。4-5月、茎先に1本の穂状花序を出し、花は雌蕊と雄蕊のみで、萼片や花弁はありません。青葉山では、山裾等に見られます・・・
ヒトリシズカ 白柳の澱橋から見た青葉山
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リュウキンカ(立金花)
2014/04/19(Sat)
  きょうは曇って、肌寒い一日でした(5.0~9.9℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSⅴ/h屋内21:00、東南東風)。
  湿地に、リュウキンカ(キンポウゲ科)が咲いていました。曇っていても、寒くても、風が吹いても凛として、金色の花を煌かせていました。本州~九州の他、中国、朝鮮、シベリア等北半球全域の、亜高山~低山の水辺や湿地に生育する、草丈20-50㎝の多年草です。葉は艶がある腎円形で縁に細かい円鋸歯があります。4-5月、茎先に径2-4㎝程の濃黄色の花を付けます。花に見えるものは萼で、花弁はありません。青葉山では湿地や沢沿いの所々に見られ、近似種のエンコウソウも生育していますが、盗掘等でここ数年すっかり見かけなくなりました・・・
リュウキンカ 長沼の桜
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ヒナスミレ(雛菫)
2014/04/18(Fri)
  きょうは、晴れ時々曇りました(6.9~12.1℃//0.16μSV/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSV/h屋内21:00、東南東風)。
  ヒナスミレ(スミレ科)が、咲いていました。乾いた斜面にポツリポツリと、淡桃色の可憐な花が、花冷えに震えていました。近付けば花弁の縁が、何者かに綺麗に食べられていましたよ。北海道南西部~九州中部の、主に太平洋側の山地~低地のやや湿った林内に生育する、高さ3-8cmの多年草です。低山を代表する無茎性のスミレで、葉は三角状卵形で先がやや尖ります。鋸歯は波状で、基部は深い心形。4-5月、地面から伸びる花柄に、直径1.5-2㎝の淡赤紫色の花を咲かせます。距は長さ6-7mmで幅が広く、花弁の内側に白毛が生えます。青葉山では、渓流沿いや山裾の林下等で見られます・・・
ヒナスミレ ヤマツツジの新葉
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エドヒガン (江戸彼岸)
2014/04/17(Thu)
  きょうは、良く晴れました(5.1~16.5℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、西風)。
  道沿いに、エドヒガン(バラ科)が咲いていました。お山の桜の中でも、一番艶やかなこの花が満ち咲いて、愈々春本番となりました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の人里近くの山野に生育する、高さ15-25m程の落葉高木です。葉は長楕円~狭倒卵形で、葉柄には毛が目立ち、蜜腺は葉柄の上部か葉の最下部に一対あります。3月下旬~4月中旬、薄紅~白の花を咲かせます。萼筒の下半分が丸く膨らみ、上部が括れて細くなる壷形で、花柄や葉柄等に斜毛が多いのが特徴です。青葉山では、藪や斜面等に見られます・・・
エドヒガン 三居沢の春

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました!
 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、仙台市市民活動サポートセンター等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!!   
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ヒメフタバラン(姫双葉蘭)
2014/04/16(Wed)
  きょうは晴れて、風の強い一日でしたした(9.1~19.5℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北北西風)。
  林床に、ヒメフタバラン(ラン科)が咲いていました。片栗の花蔭で、粋な菖蒲色の小花が、ひっそりと佇んでいました。本州の宮城・山形~沖縄の山地の林床に生育する、高さ5-20㎝の多年草です。茎下方に葉を2枚対生状に付けます。葉は長さ1-2㎝の三角状卵形で、先が尖ります。3-5月、2-6個の花を疎らに付けます。小さく地味な草なので、気付かれないままに生育地が消滅する等していて、宮城県のレッドリストにも記載されています。青葉山では、所々に見られます・・・
ヒメフタバラン 春の紅葉!
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アカタテハ(赤立翅)
2014/04/15(Tue)
  きょうも、大体晴れました(3.9~13.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南風)。
  道端に、アカタテハ(タテハチョウ科)がいました。初めは日の当たる道から道へくるくる飛び回っていましたが、ふっと、檜の幹に止まると、時折赤黒のお洒落な翅を開閉しながら、気持ち良さそうにしていました。北海道~沖縄の山地~人家周辺に生息する、前翅長30-35mmの中型のタテハチョウです。成虫は3-11月に出現し、前翅は朱と黒で白斑が点在し、後翅は茶色で橙色の縁取りがあり、翅裏はほぼ灰褐色で、白く細い網目模様があります。アザミ等、様々な花で吸蜜し、腐果、獣糞、樹液にも頻繁に集まります。成虫で越冬するので、早春から飛び始めます。幼虫の食草は、カラムシ、クサマオ、ヤブマオ等イラクサ科植物。名は、表前翅の鮮橙色の帯模様に由来します。青葉山では、早春や秋に良く見られます・・・
アカタテハ 坂の下の春
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ヒカゲスゲ(日陰菅)
2014/04/15(Tue)
  きょうも、良く晴れました(4.5~18.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西風)。
  道端のヒカゲスゲ(カヤツリグサ科)に、花が咲いていました。名に違う明るい林床に、唐黍の髭を思わす葯を付けた花穂が、林立していました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山地の明るく日当たりの良い、やや乾いた場所に生育する、草丈15-30㎝の多年草です。茎葉は密に叢生して大きな株を作り、葉は長さ15-40㎝、幅1.5-2㎜と細い線形で、枯れると先端がカールするのが特徴です。4-6月に小花穂を茎上部に3-6個立ち上げ、頂小穂は雄性で長さ1-1.5㎝、側小穂は雌性で長さ1-2㎝で、雌、雄の鱗片は赤渇色を帯びます。青葉山では、乾いた斜面等に見られます・・・
  青紫の、美しいキクザキイチゲが咲いていました・・・
ヒカゲスゲ キクザキイチゲ
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四月観(視)察会
2014/04/13(Sun)
  きょうは、風はあるものの良く晴れて暖かく、素晴らしい観(視)察会日和になりました(3.9~13.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南風)。こんなお天気にも誘われて、今回も大勢の参加者です。勿体ないので早速歩き始めると、車道沿いにはツクシやバッケが林立し、オオイヌノフグリやヒメオドリコソウ等、道端の花々が春の息吹を感じさせます。空は何処までも青く澄み、大東~泉の白銀の山々が眼に沁みます。きょうの資料で紹介の、イワツバメも気持ち良さそうに飛び交っています。森のマンサクやセリバオウレンは少し旬を過ぎていましたが、町場の桜とは趣を違えるチョウジザクラに、キブシやミヤマウグイスカグラ、スミレ達が、あちこちで奥床しい花を見せてくれました。お目当てのカタクリは、今が盛りと、そこいら中に何処までも、篝火を赤々と点していました。シュンランは緑や黄の顔を綻ばせ、ショウジョウバカマも、赤紫の大群落を広げていました。春風が頬を撫で、鳥達の囀りが何処までも続きました・・・
白銀の山々 春光を浴びて漫ろ歩きます ニホンアマガエル 写真撮影会
 他に花では、ハウチワカエデ、ワサビ、ツノハシバミ、アオキ、シナノタイゲキ、ヤマネコノメソウ、タネツケバナ、セイヨウタンポポ、アオスゲ、ヒメカンスゲ、ヒカゲスゲ、オクノカンスゲ、ナガハシスミレ、タチツボスミレ、ウスバサイシン、オオバクロモジ、モミジイチゴ、マンサク等を観察しました。沢には、トウホクサンショウウオの胚が大きくなった卵嚢が見られ、保護色のニホンアマガエルも見られました。昆虫では、ルリタテハが盛んに飛び、ルリシジミやクマバチ、ビロードツリアブ、トラマルハナバチ等が見られました。野鳥では、アオゲラが鳴き、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、メジロ、カケス、カワラヒワ、コゲラ、トビ、エナガ、ハシブトガラス、ガビチョウ等の囀りや姿が確認され、空を飛ぶオオタカを見た方もおられました。小さなヒメフタバランに時めき、愛らしすぎるイワウチワにも、心揺さぶられましたね。
チョウジザクラ クマバチ 至福のひと時でした カタクリの野辺
 喜びの春が横溢する余り、この山をすっかり変えてしまった周囲の自然破壊が、殊更に際立って見えました。又、参加者からの改めての訴えもありましたが、森の中で何よりやるべきことは、荒らされ尽くした伐採松の(チップ化等の)処理等であって、咲き乱れるカタクリの野に打ち込む数百本の赤い杭や希少種の伐採等ではない!と思いました。来月は、ルリソウ、ヒメシャガ、イカリソウ、ヤマツツジ等の花々や、渡来したばかりの夏鳥達の囀りが見所・聞き所となるでしょう? では又、5/11(日)にお会いしましょう!(尚、当日はハーフマラソンによる通行止めなどの影響が考えられることから、集合時間に変更があるかもしれません。分り次第、こちらや葉書等でお知らせいたします) 
この記事のURL | 観(視)察会 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ニホンアマガエル(日本雨蛙)
2014/04/12(Sat)
   きょうは、大体晴れました(2.3~16.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
   道に、ニホンアマガエル(アマガエル科)がいました。朝晩はまだまだ寒い中、落葉の下の土の中から這い出たばかりか、枯葉色で荒肌の地味な姿で、ゆっくり歩いていました。朝鮮、中国東部等に広く分布し、日本では北海道~九州の水辺の植物上や森林等に生息する、体長3-4㎝程の蛙です。鼻筋~目、耳に褐色の太帯が通っているのが特徴で、前足4本、後足5本の指があり、指先には丸い吸盤があります。腹が白く、背中が黄緑色で、背中は黒っぽい斑模様の灰褐色にも変える事ができ、保護色の一例として良く知られています。皮膚はつるつるした粘膜に覆われ、ここから細菌等から守る為の毒が分泌されています。小昆虫やクモ等を捕食。雄のみが鳴き、名の通り、繁殖期以外でも雨が降りそうになると鳴くのも特徴です。冬は地中で冬眠。青葉山では、林内外で普通に見られます・・・
アマガエル 片栗と芹葉黄蓮
 明日(4/13)は、定例の観(視)察会↓。カタクリやショウジョウバカマ、セリバオウレンにスミレ達、キブシやコブシ、マンサクにイワウチワ等、一斉に咲き揃う花々を愛で、野鳥達の囀りの下、早春の森を漫ろ歩きましょう・・・  
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ショウジョウバカマ(猩猩袴)
2014/04/11(Fri)
  きょうは、大体晴れました(3.9~12.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
  明るい林床に、ショウジョウバカマ(シュロソウ科)が咲いていました。暖かな日溜りの中で、妖精達が輪舞する、春の舞踏会の様でした。北海道~九州の高山~低地の、やや湿った樹陰等に生育する多年草です。葉は滑らかな広線形で、根本から多数出てロゼット状に広がり、冬期も枯れず、葉先には時に無性芽を作ります。3-4月、数個の鱗片葉を付けた高さ10-30cmの花茎を立ち上げ、頂端に3-10花からなる総状花序を付けます。花被片は濃紫~淡紅色の倒披針形で6個程あり、花後も緑色になって残ります。雄蕊6。蒴果が熟す頃には、花茎は50-60cmにもなります。青葉山では、あちこちの林床に大~小群落を作っています・・・
ショウジョウバカマ ピンクのカ片栗
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ワサビ(山葵)
2014/04/10(Thu)
  きょうは晴れたり曇ったりで風が強く、一時風花が飛びました(4.8~20.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.16μSv/h屋内21:00、北風)。
  ワサビ(山葵)が、咲いていました。知らぬ間に所を変えたのか、何故こんなと思う程の乾いた斜面に、清々しい純白の花を輝かせていました。北海道~九州の他、サハリン等の山地渓谷の清流や林下、林縁等の湿った場所に生育する多年草です。円い根性葉は6-12cmで、長い柄があります。3-5月、高さ20-40cmの花茎を立て、頂に白色4弁花を付けます。独特の強い刺激のある香味を持ち、広く栽培もされています。青葉山では、沢沿い等の所々に見られますが、盗掘等で年々減少しています・・・
  ウワミズザクラの新葉が、金色に光っていました・・・
ワサビ 黄金の新葉
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ネコノメソウ(猫の目草)
2014/04/09(Wed)
  きょうも、良く晴れました(3.4~15.6℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.14μSv/h屋内21:00、南西風)。
  小湿地に、ネコノメソウ(ユキノシタ科)が咲き初めていました。緑の掌から金の粒が溢れる様に、ここでも、春の魔術が繰り広げられていました。北海道~九州の他、朝鮮、クリル等に分布し、山地の渓流沿い等の湿った所に生育する、高さ5-22cmの多年草です。匍匐枝が地上を這い、葉は対生し卵円~広卵形で長さ5-20mm、幅5-18mmで3-8対の鈍鋸歯があります。花期は4-5月で、苞は茎葉と同形で黄緑色を帯び、花茎の先に淡黄色で径約2mmの小花を10数個集めます。萼片は4個で直立し、淡黄緑~淡黄色の長円形。雄蕊4。蒴果は深く二つに裂けます。青葉山では、沢沿い等に普通に見られます・・・
  オオイタドリの新芽が、蟹の爪の様でした…
ネコノメソウ オオイタドリ
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チョウジザクラ(丁字桜)
2014/04/08(Tue)
  きょうは、良く晴れました(5.3~17.0℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
  川岸のチョウジザクラ(バラ科)が、咲き出していました。気象台の桜は、きのう開花しましたが、それに合わせるかの様に、当林内で一番早く咲くこの桜も、奥床しい小花を綻ばせていました。本州の岩手~広島(主に太平洋側)と熊本の山地に生育する7m程の落葉小高木です(日本海側には、当種の変種とされるオクチョウジザクラが分布)。葉は長い楕円形で、先は尾状に長く尖り、一面に毛が生えます。3月下旬~4月下旬に、萼筒が長い白~薄紅色の2cm程の花弁を、5枚一重で咲かせます。青葉山では、林内外に普通に見られます・・・ 
チョウジザクラ 溢れる雪解水
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シュンラン(春蘭)
2014/04/07(Mon)
   きょうは、良く晴れました(4.5~13.8℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東南東風)。
   道端に、シュンラン(ラン科)が咲いていました。光を浴びて、唇弁は薄紅に、萼片は黄金に輝いていました。どの葉も、兎ではなく羚羊に食べられている様でした。北海道~屋久島の、主に明るい落葉樹の林床に生育する、草丈10-25cmの常緑の多年草です。長さ20-35㎝で細鋸歯があってざらつく線形の葉を根元から叢生させ、その間から数個の膜質の鞘状鱗片に包まれる太い肉質の花茎を出します。3-4月、茎先に30-35mmの花を1個(稀に2個)付け、萼片3と側花弁2は緑~黄緑色を帯び、唇弁は大きく、白くて濃紅紫色の斑があります。6-7月に紡錘形の果実が結実します。開発や乱堀、生育環境の悪化等から各地で激減しています。青葉山では普通に見られますが、盗掘等により減少しつつあります・・・
春蘭 榛木沢
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ニセマツカサシメジ(偽松毬占地)
2014/04/06(Sun)
  きょうは晴れたり曇ったりで、時折湿った雪が降りました(3.0~10.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東南東風)。
  赤松林の林床に、ニセマツカサシメジ(キシメジ科)と思われる茸が生えいました。一つ見つかると、あっちにもこっちにも、無数の茸が顔を出していて、中には根元の松毬が剥き出しになっているものもありました。晩秋~冬に、クロマツ、アカマツの林床の埋もれた松毬より発生すしる小型菌です。傘は2㎝程、淡褐~暗褐~茶色で粘性なく平滑。襞は密度が高く類白色。柄は白~クリーム色で白い粉が吹き、基部に長い白色菌糸毛があります。可食。良く似たマツカサキノコモドキは、柄の上部が白く下部は燈褐色等の違いがあり、マツカサキノコは、トウヒの球果から生えます。青葉山では、マツカサキノコモドキと混在しています・・・
ニセマツカサシメジ 満開の梅


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ツノハシバミ(角榛)の花
2014/04/05(Sat)
 きょうは晴れ時々曇って、時折風花(雪)が舞いました(3.9~9.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東南東風)。
 道沿いのツノハシバミ(カバノキ科)に、花が咲いていました。無数の雄花が風に揺れて、七夕の吹き流しの様でしたが、枝先には、真紅の雌花が閃光を放っていました。北海道~九州の他朝鮮等の山地に生育する、高さ4-5m、径15cm程の落葉低木です。樹皮は灰褐色で滑らかで皮目が目立ち、若枝は灰緑色。葉は互生し、欠刻のある細かい重鋸歯があり、葉柄は0.5-1cm、葉身は卵~倒卵型で長さ5-11cm、基部は円形で先端は尖ります。3-4月、葉が出る前に花を付け、雄花は尾状花序を下垂し、雌花は枝先に数個の花が頭状に集め、鱗片の間から出る赤い柱頭が目立ちます。果実は9-10月に熟し、刺毛を密生し嘴状に長く伸びた特徴ある形になります。青葉山では、歩道沿いや林縁部等で普通に見られます・・・
ツノハシバミ 広瀬川と青葉城址
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シータテハ(C立翅)
2014/04/04(Fri)
  きょうは、雨後晴れました(11.2~15.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  シータテハ(タテハチョウ科)がいました。大変な勢いで飛び回っていたかと思うと、道端に止まって、美しい緋色の羽をハタハタと、春の雨上りの喜びを、体中で表していました。ユーラシア中北部に広く分布し、日本では北海道~九州の山野に生息する北方・寒地系のタテハチョウです。成虫は春~秋の年2-3回発生し、成虫のまま越冬。幼虫はカラハナソウやエノキ、ハルニレ、アカソ等を食草にします。キタテハに良く似ていますが、翅縁の切込みが深く凹凸に丸みがあり、後翅の黒斑に水色の点がないので見分けられます。青葉山では7、9月に発生し、林縁等で比較的普通に見られますが、取分け早春の頃には越冬型(秋型)の色鮮やかな個体を良く目にします・・・
シータテハ 晴れました
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ベニチャワンタケ(紅茶碗茸)
2014/04/03(Thu)
  きょうは晴れ後曇って、雨になりました(7.0~20.0℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北西風)。
  沢の近くの林床に、 ベニチャワンタケ(ベニチャワンタケ科) がありました。落葉の中から、何故こんなに?と不思議な位鮮やかな、紅の姿を現していました。温帯~亜熱帯に広く分布し、日本では春~秋、全国林内の広葉樹朽木上等に発生する、径1-5cm程の子嚢菌です。深さ茶碗形で、内側は鮮紅~深紅色で、多少の皺や凸凹があり、胞子はここで形成されます。外側は白い綿毛が密生し、白~淡紅色を帯びます。柄は1cm程で、中心生~やや偏心生に付き、強靭で寄主材にしっかり付着します。 肉は朱白色を帯び弾力性があります。不食。青葉山では、林内朽木上等に普通に見られます・・・
  森の入口に、誰かが植えたクロッカス(紫)が咲いていました・・・
ベニチャワンタケ クロッカス
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コハコベ(小繁縷)
2014/04/02(Wed)
  きょうは、晴れ時々曇りました(3.0~15.2℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北西風)。
  草原に、コハコベ(ナデシコ科)が咲いていました。知らずに通り過ぎてしまいそうでしたが、しゃがみ込むと、純白の小花の氈が広がっていました。日本全国の山野の道端や畑地等に生育する、高さ10-20cmの一年草又は越年草です。葉は1cm程で、茎は普通紫色を帯び、下側に毛が列をなして生えます。秋に芽生え、早春から白い小花を開き、9月頃まで花が見られます。5枚の花弁は萼片と同長で、深く2裂するので10枚に見えます。花柱は3本で雄蕊は3-5本あります(ハコベは8-10本)。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
コハコベ 青葉山から見る蔵王連峰
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トウホクサンショウウオ(東北山椒魚)の卵嚢
2014/04/01(Tue)
 きょうは、良く晴れました(5.0~15.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北北西風)。
 泉に、トウホクサンショウウオ(サンショウウオ科)の卵嚢がありました。溢れる泉の、あちこちの木の枝にくっ付いた、沢山の透明な帯が、黒豆の様な卵を美しく包み込んでいました。日本固有種で、名の通り、主に東北地方の高山~山麓の細流周辺の森に生息します。成体は体長9-14cm。3-5月に、湧水がある水溜りや、山間の沢の澱み等に産卵します。一対の長い嚢は、透明で縦・横条の皺があり、中に20-100個の卵が入ります。受精卵は、3週間程で泳ぎ出し、プランクトンや水生昆虫を食べながら、普通は年内に変態して陸に上がり、その後は周りの林内に棲み、4-5年かかって成体になります。青葉山では、どの沢や湧水池でも見られますが、開発等で減少していて、県レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています・・・
トウホクサンショウウオの卵嚢 三階滝上部
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ゆきかえる