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カジカガエル(河鹿蛙、金襖子)
2014/05/31(Sat)
   きょうは曇りのち晴れて、暑くなりました(17.3~30.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、北北西風)。
   沢で、カジカガエル(アオガエル科)が鳴いていました。何処にいるのかなあと思って探すと、渓流の真ん中の石の上で、気持ち良さそうに風に吹かれていました。本州~九州の山地の渓流、湖やその周辺の森等に生息する、体長3.5-4.4cm(♂)、4.9-6.9mc(♀)の蛙です。日本固有種。体は扁平で岩の隙間等に隠れるのに適し、体色は灰褐色で、不規則な斑紋があり、岩上等では保護色になります。指趾の先端には吸盤が発達します。動物食で昆虫、蜘蛛等を食べ、幼生は藻類を食べます。雄は水辺の石等に縄張りを作り、フィフィフィフィフィーと繁殖音を上げます。青葉山では、広瀬川や各沢等で見られます・・・
カジカガエル 緑の谷
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オヤブジラミ(雄薮虱)
2014/05/30(Fri)
 きょうは、大体晴れました(15.7~26.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)。
  川沿いの草原に、オヤブジラミ(セリ科)の花が咲いていました。初め、普通のヤブジラミかと思いましたが、紫の縁取りの素敵な、水晶の趣の花でした。北海道~南西諸島の山野の草地に生育する、高さ30‐80㎝の越年草です。茎は直立、上部で枝分かれし、葉は3回3出羽状複葉で、小葉は細かく分裂します。4‐5月、茎先に複散形花序を成し、径2‐2.5㎜の白色で縁が紫色を帯びる5弁花を付けます。果実は2分果から成り長さ5‐6㎜で、刺毛もやや紫色を帯び、先端が鉤状に内側に曲がります。良く似たヤブジラミは、花は白く、小果柄が短く、花期は少し遅く、 茎葉も紫色を帯びることがあります・・・
オヤブジラミ 光る賢渕
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キバネホソコメツキ(黄翅細米搗) とコゴメウツギ(小米空木)
2014/05/29(Thu)
 きょうは、晴れたり曇ったりでした(14.9~23.5℃//0.16μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
 コゴメウツギ(小米空木)の花に、 キバネホソコメツキ(コメツキムシ科) がいました。星屑を鏤めた様な花の海に、小さな体を埋もれさせて、花粉や蜜を食べている様でした。北海道〜九州の山地~低山地(〜平地)の林内・林縁に生息する、体長7.5㎜程のコメツキムシの仲間です。 雌雄差が大きく、雌は明るいオレンジ色で雄は前胸が暗く微細な円形点刻を密布し、 色彩の個体変異も比較的顕著です。成虫は、年1回、4月下旬~7月に出現し、ウツギ、ノリウツギ等様々な花に集まり、花蜜・花粉を食べます。コゴメウツギは、北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山地に生育する高さ2.5m程の落葉低木。葉は三角状広卵形で、互生して葉柄があり、葉先は尾状に尖り、羽状に中~浅裂し、裂片は重鋸歯。5-6月、枝先や葉腋から花序軸を伸ばし、円錐~散房状の花序を成し、径4-5mmの黄白色の5弁花を多数咲かせます・・・
キバネホソコメツキ 緑深々
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レンゲツツジ(蓮華躑躅)
2014/05/28(Wed)
  きょうは晴れて、暑くなりました(14.2~25.1℃//0.16μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、南東風)。
  湿地に、レンゲツツジ(ツツジ科)が咲き残っていました。緑の水底の海鞘の様に、黄丹の薬玉が陽を浴びていました。北海道西南部~九州の湿原や草地、明るい広葉樹林等に生育する、高さ1-2mの落葉低木です。葉は長さ4-8cmで、頂部は鈍頭で葉脈は裏面に突出し、両面に荒い毛があります。5-6月の葉が出た後、枝先に径5cm程のロート状で朱色の花を2-8個付けます。雄蘂5。蒴果は長さ2-3cmの円筒状で、熟すと5裂して小さな種子を飛ばします。有毒植物。青葉山では、湿地周辺等に見られます・・・
レンゲツツジ 眩しい空
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マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
2014/05/27(Tue)
  きょうは晴れ時々曇りました(14.0~22.8℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内19:00、南南東風)。
  道沿いに、マルバダケブキ(キク科)が咲いていました。明るい草地から暗い森に入ると、背の高い黄花が、まるでお燈明の様に揺れていました。本州、四国の他東アジアの亜高山~山地のやや湿った林縁、林内等に生育する、高さ40-120cmの多年草です。根出葉は長い葉柄があり、葉身は径30-40cmの腎円形で、縁は鋸歯状になります。茎に付く葉の葉柄の基部は広く膨れて茎を抱きます。5-8月、茎の部に5-6個の黄色い頭花を散房状に付けます。青葉山では、あちこちに群生が見られます・・・
まるばだけぶき 青葉山から見る番ヶ森方面
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コメツブツメクサ(米粒詰草)  
2014/05/26(Mon)
   きょうは、曇り後雨になりました(13.9~19.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
   街の跡の草原に、コメツブツメクサ(マメ科)が咲いていました。夕暮れの蛍にも似た、藤黄の小花達が、何処までも無数に明滅していました。日本全国の他、世界に広く分布し、日当たりの良い草地や道端等に生育する高さ10-40㎝程の一年草です。ヨーロッパ~西アジア原産の帰化植物で、日本には明治後期に渡来しました。茎は良く分枝し疎毛があります。葉は3小葉からなり、倒卵形で先は凹み、低く不揃いの鋸歯があります。葉柄は長さ2-5mm。。5-9月、葉腋の径7mm程の花序に長さ3-4mmの小形で黄色い蝶形花を5-20個球状に付けます。果実は豆果で、長さ約2mmの楕円形で中に種子が1個入ります。青葉山では、車道沿い等で見られます・・・
コメツブツメクサ 青葉山市有林
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ヒゲコメツキ(髭米搗)
2014/05/25(Sun)
   きょうは、晴れ後曇りました(16.2~23.7℃//0.16μSV/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSV/h屋内21:00、東北東風)。
   ヒゲコメツキ(コメツキムシ科) がいました。はたはたと、見るからに触角の大きな者が飛んで来たので、思わず手を伸べると、草叢に落ちてしまいました。近寄ると、名通りの長い髭を揺らしながら、再び飛び立って行きました。 北海道〜九州の山地に生息する、体長21-27mmの中型のコメツキムシです。 成虫は5-7月に出現し、光沢のある赤褐色の翅に黄白色の細紋があり、雄は櫛歯状の立派な触角を持ちます。雌の触角は鋸歯状。樹木の葉上にいて、昆虫等の小動物を捕食し、夜間に樹液に集まる他、灯火にも良く飛来します。。幼虫は、腐葉土中や朽木中で成長します・・・
ヒゲナガコメツキ 樅林
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ミズキ(水木)
2014/05/24(Sat)
  きょうは、晴れ後曇りました(8.5~19.7℃//0.16μSV/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSV/h屋内21:00、南東風)。
   川沿いに、ミズキ(ミズキ科)が咲いていました。遠目でも良く目立ちますが、近付けば、香り立つ一つ一つの花房に小さな虫達が集まり、それが樹幹一杯に広がるのですから、壮大な絵巻物でも見ている様でした。北海道~九州の他、朝鮮、中国~ヒマラヤ等の、渓谷周辺等水分条件の良い所に生育する、樹高10-15mの落葉高木です。枝を扇状に四方に広げるのが特徴で、若枝は紫紅色で、葉は広卵~楕円形の全縁で先は尖り、互生して長さ2-5cmの葉柄があります。5-6月、新枝の先に多数の白色4弁の小花を散房花序に付けます。果実(核果)は球形で紫黒色。青葉山では、斜面等に普通に見られます・・・
ミズキ 夕陽
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シロバナイカリソウ(白花碇草・錨草)
2014/05/23(Fri)
    きょうは、良く晴れました(10.9~15.4℃//0.15μSV/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSV/h屋内21:00、南東風)。
   林床に、シロバナイカリソウ(メギ科)が咲いていました。艶やかなイカリソウの花々の中に、幽霊を思わせる、又、飴細工にも似た白花が下がっていましたた。イカリソウ(メギ科)の一品種で、北海道南西部~本州の、主に太平洋側山地の半日陰の山野や林間に生育する、草丈15-35㎝程の多年草です。根出葉は1-3回の3出複葉で、小葉は歪んだ卵形で縁に刺毛があります。茎葉も3回3出複葉。4-5月に白色の花を咲かせ、萼片8花弁4からなり、萼片は二重で、花弁4は細長い管状の距を持ちます。別名はシロイカリソウ等。青葉山では、イカリソウは林下に普通に見られ、その中には様々な変異も見られます・・・
シロバナイカリソウ 青空
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タニウツギ(谷空木)
2014/05/22(Thu)
   きょうは、雨後曇りでした(12.8~16.9℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10μSⅴ/h屋内21:00、北風)。
   車道沿いに、タニウツギ(スイカズラ科)が咲いていました。艶やかな桃色の花が、雨に花弁を散らしながら、緑を深める山々を彩っていました。北海道~本州の他、朝鮮、中国等の山地の谷沿い等に生育する、高さ2-5mの落葉低木です。葉は対生し、卵形で先が鋭く尖り、表面に白毛が密生します。5-6月、枝先や葉腋に散房花序を付け、淡紅色の花を多数咲かせます。花冠は漏斗状で、先は放射相称に5裂し、雄蕊5。蒴果は細い筒状で、種子は楕円形で長さ1mm程。主に日本海側の多雪地帯に多い種ですが、青葉山でも谷合い等に普通に見られます・・・
タニウツギ 曇天
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ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
2014/05/21(Wed)
  きょうは、曇り後雨でした(13.0~15.0℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北東風)。
   道端に、ムラサキサギゴケ(ゴマノハグサ科)が咲いていました。北海道南部~九州の他、中国等の畔道等の、少し湿った日当たりの良い場所に生育する多年草です。高さ5-10cmで、根本から匍匐する茎(匐枝)を出し、節から根を出して増殖します。春~夏に紅紫色の花を付け(稀に白)、下唇中央の膨らんだ部分には黄褐色の斑点があり、内側に毛があります。雌蕊の先(柱頭)は2裂し、何かが触れると閉じるという特徴があります。果実は約4mmの球形の蒴果。青葉山では、道端等で普通に見られます・・・
ムラサキサギゴケ 雨と霧
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オドリコソウ(踊子草)
2014/05/20(Tue)
  きょうは、一日曇りました(11.6~23.4℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東南東風)。
  道端に、オドリコソウ(シソ科)が咲いていました。薄暗い森の中に、ぼんやりと白い、大きな塊を作っていましたが、近付けば、浴衣地を思わせる和風な花達が佇んでいました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山野の森の木陰等に群生する、高さ30-50cm程の多年草です。葉は対生し、卵状3角~広卵形で上部の葉は卵形で先が尖り、粗い鋸歯があり、基部は浅心形で葉柄があります。4-6月、茎上部葉腋に、白や淡紅紫色、時に淡黄色の唇形花を数個輪生状に数段付けます。青葉山では、明るい林内等の所々で見られます・・・
オドリコソウ 夕暮れ
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キビタキ(黄鶲)
2014/05/19(Mon)
  きょうは、大体晴れました(10.4~20.9℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南南東風)。
  キビタキ(ヒタキ科)が、鳴いていました。連休頃には、今年は少なめかと心配していましたが、今や明るい森のあちこちから美しい囀りが響き、時折、目も覚める鮮黄の姿を、見せてくれます。日本全国の他、サハリン、中国の一部で繁殖し、冬は東南アジアで越冬します。昆虫類、節足動物等を捕食し、時に空中捕食や地上採食もします。ピッコロロ、ピッコロロ、オーシツクツク等と美声で囀ります。全長13-14cmで、雄は頭~背が黒く、喉は鮮橙黄色で眉斑や腹、腰も黄色く、翼に白斑があります。雌は上面は褐色で、腹は褐色がかった白。又、雄の幼鳥も雌と良く似た褐色。青葉山には4月下旬~5月上旬に渡来し、数多くが営巣・繁殖します・・・
キビタキ 澱橋から見る青葉山

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シャク(杓)
2014/05/18(Sun)
  きょうは、大体晴れました(10.3~21.1℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、西北西風)。
  林縁のシャク(セリ科)に、花が咲いていました。真白く清楚な小花が、初夏の日差しを避ける様に、藪蔭にひっそり佇んでいました。。北海道~九州の他、ユーラシア中北部の山地~低地の、やや湿り気のある場所に生育する多年草です。高さは1m程で、葉は2回3出羽状複葉で、小葉は細かく裂けます。4-6月に、茎先に複散形花序を出し、小さな白花を咲かせます。花弁は5個で、外側の2個が大きくなります。青葉山では、山際の湿性地や土手等に普通に見られます・・・
シャク 国見の向うの船形山

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました!
 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、仙台市市民活動サポートセンター等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
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アマツバメ(雨燕)
2014/05/17(Sat)
 きょうは、晴れ後曇りました(12.1~18.4℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、西北西風)。
  アマツバメ(アマツバメ科)が、飛んでいました。数十羽の群れが、空高く低く、離れたり近付いたり、目にも留まらぬ速さで自由自在に、ジュリリジュリリと鳴きながら気持ち好さそうに、いつまでもいつまでも飛び続けていました。ユーラシア大陸等に広く分布し、夏に中国、日本、ロシア、ヒマラヤ等で繁殖し、冬は東南アジアやオセアニアで越冬します。日本には夏に北海道〜九州に繁殖の為飛来し(夏鳥)、高山帯や海岸の断崖等に生息し、渡りの際には平地や市街地で見られることもあります。全長19-20cm、翼開張43cm。尾羽はV字状で、全身は黒や黒褐色の羽毛で覆われ、下面に白い横縞が入り、喉と腰は白い羽毛で覆われます。子育て以外の生活はほぼ空中で過ごし、採餌(昆虫類)も、水飲みも、水浴びも、羽繕いも、交尾も、更に睡眠も空中ですると言われます。 又、飛行速度は170km/hに達し、鳥類中でも最速ともされます。青葉山では、春・秋等に良く見られます…
アマツバメ 天使の階段
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オオルリ(大瑠璃)
2014/05/16(Fri)
   きょうは、大体晴れました(13.4~21.9℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、西北西風)。
  川岸のハリエンジュに、オオルリ(ヒタキ科)がいました。近くの川遊びの喧噪にも負けず、何処までも透る美しい声で、ヒーリーリーリーと鳴いていました。日本の他、中国東北部、ウスリー、朝鮮等で繁殖し、インドシナ、スマトラ、ジャワ、フィリピン等で越冬します。日本には夏鳥として春に渡来し、北海道~九州の山地~亜高山帯の、渓流沿いの良く茂った森林等で繁殖、渡りの時期には、市街地の公園等でも観察されます。翼開長16-16.5cm。雄は頭~上面、尾が瑠璃色で、それ以外は白。雌は頭~尾の背面が茶褐色で、喉と腹は白。雄は、ピリーリー、ポィヒーリー、ピールリ、ピールリ、ジィ、ジィと鳴き、雌も巣に外敵が近付いた時等に囀ります。定点から飛び立って昆虫類を空中捕食します。繁殖は年1回、5-8月に一夫一妻で行い、渓流近くの落葉広葉樹林内の岩や土の崖地に営巣します。青葉山では、川や沢、崖沿いで普通に出会えます・・・
オオルリ 三居沢展望台を下から
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アオスジアオリンガ(青筋青鱗蛾)
2014/05/15(Thu)
   きょうは曇って、夜は雨になりました(14.9~20.6℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m//0.11μSⅴ/h屋内21:00、北北東風)。
   道端の木の葉に、アオスジアオリンガ(コブガ科) と思われる蛾がいました。黄緑の毛並は、きっと保護色なのでしょうが、正に新緑の季節に相応しい、とても美しい色遣いでした。ユーラシア大陸に広く分布し、日本では北海道~九州の林内等に生息する、開張34-40㎜のリンガの一種です。成虫は5-8月に出現し、前翅は淡緑色で、春型と夏型があり、春型の♂は白い横線は太く、横線に沿って赤色条がある個体もいます。後翅の色は雌雄により異なり、♂では黄、♀では白。幼虫はブナ科(ブナ、ミズナラ等)、カバノキ科(シラカンバ等)の葉を食べます。 別名は、ヤマトスジアオリンガ。 青葉山では、林内の他、電灯に良くやって来ます・・・
アオスジアオリンガ 天守台を見上げる
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マイヅルソウ(舞鶴草)
2014/05/14(Wed)
   きょうは大体曇って気温が上り、史上最速の真夏日となりました(14.3~30.6℃//0.17μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m//0.11μSⅴ/h屋内21:00、北西風)。
  沢の近くで、マイヅルソウ(ナギイカダ科)が咲いていました。藪に沿って敷き詰められた、緑のハートに浮き上る、白い花房が広がっていました。ユーラシア北東部と北米北西部に分布し、日本では北海道~九州の亜高山帯~山地帯上部の林床に生育する、高さ10-20cm程の多年草です。落葉層の発達した環境で、根茎を横に伸ばして良く繁殖します。細長い心形の葉を二枚広げ、5-6月、その間から疎な白い小六弁花を総状花序に付けます。花被片4枚、雄蘂4と、子房2室。秋には球形で赤い液果を付けます。図鑑等では高山植物にされる事もありますが、青葉山でもあちこちに群落を作っています・・・
マイズルソウ 初夏の露頭
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イヌザクラ(犬桜)
2014/05/13(Tue)
   きょうは、曇り後晴れました(14.2~25.3℃//0.19μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m//0.11μSⅴ/h屋内21:00、西北西風)。
   林縁のイヌザクラ(バラ科)に、花が咲いていました。遠目にはアオダモの様ですが、近寄ればウワミズザクラそっくりで、少し小さな白花が、無数に風に揺れていました。本州~九州の山地~低地の落葉樹林に生育する、高さ10-15mの落葉高木です。桜類特有の横長の皮目がありますが、樹皮は白っぽくて小枝も灰白色でやや光沢があり、葉は互生します。4-5月に、前年枝から5-10㎝の総状花序を出し、径5-7mmの白花が多数咲かせます。6月頃、黄赤色から紫黒色の果実を熟します。ウワミズザクラとは、花数が少なく、花序の下に葉が付かない等が相違点です。青葉山では、所々に高木が見られます・・・
イヌザクラ 川岸の月
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スズメノエンドウ(雀野豌豆)
2014/05/12(Mon)
 きょうは、晴れ後曇りました(1O.2~21.7℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSⅴ/h屋内21:00、南東風)。
 草原の道端に、スズメノエンドウ(マメ科)が咲いていました。細やかな草間に、ひっそりと、小さく涼しげな花を散らせていました。本州~九州の草原や田畑、空地等に生育する草丈20cm程の越年草です。葉は6-7対の小葉からなる羽状複葉で、先端は髭になり分岐し、小葉の先は平切状で、葉脈の先端が刺状に突出します。小葉は狭卵形で長さ1-1.7cm、幅1-1.7cm。葉柄基部に切込みのある小托葉があります。4-6月、葉腋から伸びた柄先に普通4個の白紫色で長さ3-4mmの花を付けます。豆果は下向きで、長さ6-10mmの楕円形で短毛があり、普通2個の種子があります。名は、カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)より小さい事に由来。青葉山では、車道沿い等に見られます・・・
スズメノエンドウ 谷間の風
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五月観(視)察会
2014/05/11(Sun)
  きょうの定例観(視)察会は、(今年も国際ハーフマラソン開催の為)交通規制が早くから行われ、9:30からの開始となりました(8.7~21.5℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSⅴ/h屋内21:00、東北東風)。五月晴れの空の下、予想に反し、きょうも大勢の参加者が集まりました。雪が残る彼方の山を眺めつつ、ニシキギやカキドオシ、キランソウ、キュウリクサ等見ながら森に入ると、金色に輝くコナラの無数の雄花が、私達を迎えてくれます。明るい森には、この山の代表花でもある、麗しのヒメシャガが、一斉に咲き出していました。貴重極まりないユウシュンランやアブラツツジを観察していると、頭上から大きく美しいキビタキの囀りが!黄色い姿も見られましたね。清水の湧き出る道端には、アマガエルが跳ね、沢からはタゴガエルの声が響きます。気が付けば、不思議なほど数多くのアズマネザサに花が咲き、そして、今が盛りと咲き乱れるルリソウには、皆暫しの感動を味わいました。何処も、新緑を赤いヤマツツジが彩り、何も無い様にも見える山道にも、屈み込めば、赤紫や薄紫、白等のイカリソウや白いチゴユリの花が、何処までも続いていました。
コナラ 研究に余念なし ヒメシャガ 心地良い新緑の道
 花では他に、マイヅルソウ、トリガタハンショウヅル、ニガイチゴ、ヤマグワ、ナガハシスミレ、タチツボスミレ、ツボスミレ、エゾタンポポ、ミツバツチグリ、アオキ、シナノタイゲキ、ナツトウダイ、サルトリイバラ、タチシオデ、オオバクロモジ、ミヤマウグイスカグラ、マムシグサ、ミヤマガマズミ、オトコヨウゾメ、ムラサキケマン、ハルジオン、ツクバネウツギ、マルバアオダモ、ミツバアケビ、セイヨウタンポポ、トウゴクサイシン、クリンソウ、シラネアオイ、ウワミズザクラ、ナツグミ、セイヨウアブラナ、クヌギ、ヒメコウゾ、シュンラン、ツクバキンモンソウ、ツリバナ、うりはだかえで等が見られました。野鳥では、ヤブサメ、オオルリ、ウグイス、アオゲラ、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ、カワラヒワ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、トビ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ガビチョウ等の声や姿を確認しました。動物では、あちこちにテンの糞が見られた他、ニホンカナヘビやヤマアカガエルも見られました。昆虫では、オオミズアオや、クロアゲハ、ウスバシロチョウ、クサギカメムシの他、子供たちがキリギリスやバッタ、様々なガやチョウの幼虫を捕まえて見せてくれました(同定は後日)。今回は、時間を早めたにも拘らず、テレビ取材等に気を取られ、遅れて来られた方への配慮が足りず、大変申し訳ありませんでした。新緑の森に免じ?お許しください。それにしても、快晴の空の下、森のの息吹が身体全体で感じられた一時でしたね・・・
掌中に緑の宝物が! 雨蛙 爽やかな皐月の会でした 瑠璃草
 来月は、エゴノキの花の香漂う森の中、キビタキ、ホトトギス等の声を聞きながら、ニッコウキスゲ、ギンリョウソウ等の花々、モミジイチゴ、ヤマグワ等の果実を楽しみます。又素敵な出会いがあることでしょう・・・ 
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ルリソウ(瑠璃草)
2014/05/10(Sat)
  きょうは、大体晴れました(9.3~19.8℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSⅴ/h屋内21:00、北北東風)。
  沢に沿って、ルリソウ(ムラサキ科)が咲いていました。名の通りの瑠璃色の他、薄紅や紫と、それが微妙に混ざった花々が、煌めく川面の様に瞬いていました。北海道~本州中部の落葉樹林内に生育する高さ20-40㎝の多年草です。葉は長楕円形で、下部のものは根出葉より大きくなります。4-5月、5裂した鮮碧色の小花を総状に開き、蕾時は紅色を帯びますが、次第に名の通りの瑠璃色に変わります。欧州原産の忘れな草の近似種。開発や盗掘等で激減し、県レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。青葉山では、林内何ヶ所かに局所的に見られます・・・
ルリソウ 森の奥まで注ぐ光
*明日5/11(日)の観察会は、ハーフマラソン開催の交通規制の為、集合時間を一時間早め、9:30~になりました。遅れていらっしゃる方、いつも通り10:30に集合の方のためには、バス待合所に貼紙をし、きょうのコースや現在予定地、連絡先の携帯番号を記しますので、お許しください。新緑眩い青葉山は、ヤマツツジ、マイヅルソウ、イカリソウ、ルリソウ、ヒメシャガ等を愛でながら、夏鳥達の囀りを楽しみましょう・・・
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ユウシュンラン(祐舜蘭)
2014/05/09(Fri)
   きょうは、晴れ後曇りました(11.9~21.5℃//0.15μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSⅴ/h屋内21:00、東風)。
   道沿いに、ユウシュンラン(ラン科)が咲いていました。2㎝もない小さなものや、白化品、既に黄色くなったもの等色々ありましたが、皆、弥勒菩薩の掌の様な、繊細な形姿が素敵でした。北海道~九州の山地の林内に生育する、高さ10-15㎝の多年草です。葉は鞘状に退化していますが、小葉をつける場合もあり、花柄基部に苞葉が1-2個あります。5-6月、茎頂の花序に長さ1㎝程の白花を2-3個付けます。花は半開し、唇弁基部は筒状で短い距となり、先は3裂します。開発や乱掘等で激減し、分布は非連続的で全国的にも稀です。国や県のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されていますが、青葉山では幸い、比較的普通に見られます・・・
ユウシュンラン 青い森
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コナラ(小楢)の花
2014/05/08(Thu)
   きょうは。大体晴れました(9.2~20.9℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)。
  山のあちこちで、コナラ(ブナ科)の花が咲いていました。団栗に成る筈の雌花はまだまだ小さくて目立ちませんが、金の小鎖の様な雄花は、その木は勿論山中を飾って、皆金色の世界を創り出していました。北海道~九州の他朝鮮、中国等の冷温帯下部~暖温帯の山地に生育する、高さ20-25mの落葉高木です。樹皮は灰色で、縦に裂目ができ、葉は長楕円型で縁に尖った部分があります。5月頃、新葉の展開と共に花を咲かせ、長さ6-9cmで黄褐色の雄花序は長く垂れ下がり、1花に4-8本の葯を持ちます。当年枝の葉腋に出る雌花序は短く、秋に、雌花が結実して団栗を作ります。伐られても切株からひこばえを出す萌芽再生能力が高いので、薪炭林の主要樹種となり、シイタケのほだ木等ともなって、所謂二次林の主役になっています。青葉山では、最も多い樹種です・・・
小楢の花 深まる緑
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ヤマツツジ(山躑躅)
2014/05/07(Wed)
  きょうは、良く晴れました(6.7~19.0℃//0.15μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m//0.11μSⅴ/h屋内21:00、北風)。
  尾根道に沿って、ヤマツツジ(ツツジ科)が咲いていました。疎らではありますが、あちらにもこちらにも帯を作って、新緑の森を真紅に彩っていました。北海道南部~九州の、低山の林縁等に生育する、樹高1-4mの半落葉低木です。樹皮は灰黒色で縦に裂け目、枝には褐色の毛があります。卵~楕円形の葉は互生し、枝先に輪生します。葉の裏面は灰緑色で、両面共に毛が多く、葉先は鋭頭。葉には2形態あり、春葉は長さ2-5cm、毛は淡褐色で時に三葉状になり、夏葉(夏~冬)は長さ1-2cmで毛は褐色で、冬芽の周りに輪生。5-6月、枝先に朱色で径4㎝程の花を咲かせます。果実は朔果は卵形で長さ約1㎝。青葉山では、ツツジ類中最も普通に見られます・・・  
ヤマツツジの小路 雪の船形山
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トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)
2014/05/06(Tue)
  きょうは、良く晴れました(11.4~17.5℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南風)。
  山道に沿って、トウゴクミツバツツジ(ツツジ科)が咲いていました。盛りは少し過ぎましたが、麗しい紅紫の花が、新緑の森に映えていました。宮城~三重の、主に太平洋側の山地に生育する、1.5-4mの落葉低木です。葉は枝先に3輪生し、葉身は広菱形で先は尖ります。若葉には、葉柄と葉の裏面に軟毛が密生し、後も裏面の葉脈と葉柄に毛が残ります。代表種のミツバツツジとは違い、雄蕊が10本あり(ミツバツツジは5本)、葉と同時に花を咲かせます。青葉山では普通に見られますが、県レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています・・・
トウゴクミツバツツジ 展望台からの眺め
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オオバタネツケバナ(大葉種漬花)
2014/05/05(Mon)
  きょうは、一日曇りました(13.4~17.9℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
  沢沿いに、オオバタネツケバナ(アブラナ科)が咲いていました。あっちにもこっちにも群れ咲いて、清しいお花畑を作っていました。北海道~九州の山地の渓流沿いに生育する、高さ20-40cmの越年草です。下部は這い気味だが、その後花茎が垂直に立ちます。全体に殆ど無毛か茎に非常に疎らな毛がある程度です。タネツケバナに似ますが、頂葉が大きいのが特徴で、茎葉は羽状複生葉で頂小片は大きく、浅い鋸歯、側小片は1-4対の全縁。頂羽片は大きく円~長卵形で、長さ1-4cm、幅7-30mm。4-6月、茎先に花弁の長さ約4mmの白花を付けます。果実は長角果で無毛、長さ1.5~2.5cm、片面に1列ずつ種子が入ります。青葉山では、沢沿い等の湿性地に見られます・・・
オオバタネツケバナ 調査の直中(竜の口)
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ミツバツチグリ(三葉土栗)とビロウドツリアブ(天鵞絨吊虻)
2014/05/04(Sun)
 きょうは、大体晴れました(12.6~21.8℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南風)。
 道端のミツバツチグリ(バラ科)の花に、ビロウドツリアブ(ツリアブ科)がいました。花から花へ素早く飛ぶと、停空飛翔しながら、長い嘴で蜜を吸っていました。ミツバツチグリは、北海道~九州と東アジアの、日当たりの良い丘陵~低地の草原等に生育する高さ15-30cmの多年草。根茎は太く塊状で、葉は3枚の小葉からなり、4-5月に、花茎に径10-15mmの黄色花を10数個咲かせます。痩果は褐色がかった白色。青葉山では、道端等に普通に群落を作ります。ビロウドツリアブは、北海道~九州に分布し、成虫は大きさ8-12mmで3-5月にのみ出現し、日当たりの良い林縁等の他、都市郊外でも普通に見られます。丸みのある体に、細長い黄色毛が多く、尖った長い口吻を持ちます。幼虫は、土中に巣を作るヒメハナバチの仲間の幼虫や蛹に寄生します。青葉山でも、春に普通に見られます・・・
ミツバツチグリとビロードツリアブ 谷間の五月
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ニワトコ(接骨木、庭常) の花
2014/05/03(Sat)
   きょうは、曇り時々晴れました(11.1~22.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  道端のニワトコ(スイカズラ科)に、花が咲いていました。灌木全体に泡の様な白花を咲かせ、近寄ると、まころん味の砂糖菓子に見えました。北海道~九州の他、朝鮮等の山野に生育する、高さ3-6mの落葉低木です。若枝は淡緑~淡褐色で、古枝は灰褐色の樹皮が縦に裂け、コルク質が発達します。葉は奇数羽状複葉で対生し、小葉は2-3対あります。4-5月、葉と同時に、本年枝の先の円錐花序に淡黄白色の小花を多数付けます。花冠は5裂して反り返り、雄蕊5、雌蕊1。果実は卵球形の液果で、夏~秋に赤く熟します。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
ニワトコ 追廻の八重桜
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ミツバアケビ(三葉木通・通草) の花
2014/05/02(Fri)
 きょうは、ほぼ晴れました(11.7~23.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南西風)。
 ミツバアケビ(アケビ科)に、花が咲いていました。紫の瞳に涙を溜めて、春の憂いに耐えているかの様でした。全国の山地~低地の林縁や草原等に生育する、雌雄同株異花の蔓性落葉木本です。アケビに似ていますが、名の通り、葉が3枚で、緑に波形の鋸歯があるのが特徴です。アケビよりやや高地や寒地に多く、北海道にも自生しています。4-5月、黒紫色の花序を作り、基部に三枚の萼片からなる大きな雌花を数個開き、下部に小顎片からなる房状の雄花を多数下げます。秋に果実が口を開け、果肉、果皮共に食用になります。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
ミツバアケビ 笑う山
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