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キツネ(狐) の足跡
2015/01/31(Sat)
  今朝までに雪が25cm以上積り、日中は曇って、夜は又雪がぱらつきました(-0.4~7.2℃//0.15μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北北西風)。
  森の外れの空地に、キツネ(イヌ科)の足跡がありました。深い雪面に直線を引く様に、点線が何処までも続いていました。ユーラシア~北米に分布し、日本でも殆どの地域に生息しますが、四国では稀です。頭胴長52-76cm、尾長26-42cm、体重4-7Kg。体色は赤みがかった黄色で、腹、頬、尾の先は白く、尾は長くふさふさとしています。主にノネズミ類、ノウサギ、鳥類を捕食し、果実類も食べます。青葉山では、巣穴、足跡、糞等が見られる他、各所で目撃されています・・・
キツネの足跡 追廻の雪原
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イカルチドリ(桑鳲千鳥)
2015/01/30(Fri)
  きょうは午前中から雪が降り出して、晩までに10数㎝積りました(-0.9~0.8℃//0.15μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北北西風)。
  河原に、イカルチドリ(チドリ科)がいました。雪が降頻る中、雌雄と見られる2羽が、行ったり来たりしながら、縺れ合っていました。夏に中国北部、ウスリー、朝鮮等で繁殖し、冬には中国南部~東南アジア等で越冬し、日本では本州~九州で繁殖・越冬する留鳥又は漂鳥です。河原や砂礫地が発達した河川、湖沼周辺等に生息し、水辺を徘徊しながら獲物を探し、昆虫類、節足動物、ミミズ等を捕食します。3-7月に一夫一妻で営巣。地上礫地に窪みを作り、植物の破片を敷いて巣にし、雌雄で抱卵、抱雛します。コチドリと良く似ていますが、大きくて、黒い部分は少し淡くて、胸の帯は細く、頭頂部の白い帯がはっきり表れません。青葉山周辺では、広瀬川で一年中見られますが、近年の河川管理工事で減少しています・・・
イカルチドリ 三居沢登口から
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ニワウルシ(庭漆)
2015/01/29(Thu)
  きょうは、曇り時々晴れました(-3.4~5.8℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
  川沿いに、ニワウルシ(ニガキ科)の幼木がありました。白いハートの葉痕達が、ぽかんと空を見上げていました。中国原産の高さ25m、径1m程になる落葉高木で、日本には明治時代初期に渡来し、全国の河原等に野生化しています。幹は灰色で滑か、皺状の皮目があり、大木では不規則に縦の割目ができます。葉は互生し、奇数羽状複葉で長さ40-100㎝、6-16対の小葉があります。雌雄別株。6月頃、枝先に長さ10-20㎝の円錐花序を数個出して、緑白色の小花を多数咲かせます。果実は翼果で2-5個の分果に分かれます。冬芽は長さ3-6㎜の扁平な半球形で、2-3個の紫褐~赤褐色で無毛の芽鱗に包まれ、葉痕は心形で大きく、やや隆起します。名は、葉がウルシに似るが、かぶれるないので庭に植栽されるの意。別名はシンジュ。青葉山周辺では、広瀬川沿いに見られます…
ニワウルシ 金山から
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バッケ(蕗の薹)
2015/01/28(Wed)
  きょうは晴れたり曇ったりで、時々雪が舞いました(-2.0~4.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
   崖下に、早くもバッケ(仙台他東北でフキノトウの事)が顔を出していました。大小色々ありましたが、大きいものは今にも綻ぶばかりで、近寄れば、青甘唐辛子の群でした。サハリン~九州の他、朝鮮、中国にも分布し、日本では全国の山野に生育するフキ(キク科)の、雌雄異株の花の蕾で、早春、葉の出るより先に花茎が伸び出し、雌花は受粉後花茎を伸ばし、綿毛を付けた種子を飛ばします。開花時の草丈は5-10cmで、結実時は80cm程になります。名は、アイヌ語のパッカイ(子を負う様な姿)に由来するとされます。青葉山では、道端や沢沿い等に普通に見られます・・・
バッケ 崖
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アセビ(馬酔木)
2015/01/27(Tue)
    きょうは、大体曇りました(4.2~11.8℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、西北西風)。
    林縁に、アセビ(ツツジ科)が咲いていました。未だ数房でしたが、赤い蕾が純白の鈴房を、大木の樹幹全体を覆っていました。本州(宮城以南)~九州の山地に生育する、樹高1.5-4m程の常緑低木です。葉は艶のある楕円形で、枝先に束生します。早春、枝先に白い壺状花を多数付けた複総状の花序を垂らし、秋に扁球形の果を上向きに付けます。青葉山では、林縁等に見られ、県のレッドリストでは要注目種に指定されています・・・
アセビ 金の瀬
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ホシハジロ(星羽白)
2015/01/26(Mon)
   きょうは曇って、時折霧雨が降りました(4.1~5.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10Sv/h屋内21:00、北北西風)。
   広瀬川に、ホシハジロ(カモ科)がいました。二羽が交互に潜っては、仲良く魚を捕っていました。ヨーロッパ~シベリア中央で繁殖し、冬はアフリカ北部~インド~中国東部等で越冬し、日本では冬に各地に飛来し(冬鳥)、北海道では少数が繁殖する潜水性のカモです。全長42-49㎝、翼長♂20.7-22.4㎝、♀20.1-21.2㎝で、頭頂が盛り上がり三角形に見えるのも特徴です。嘴は黒く、青灰色の帯模様が入ります。♂の虹彩は赤く、繁殖期のオスは頭~頸が赤褐色で、胸や上尾筒、下尾筒は黒く、側面は灰色で、黒く細かい縞模様があります。♀の虹彩は褐色で、頭~胸も褐色。湖沼、河川、河口、内湾等に生息し、種子、葉、芽、地下茎、魚類、両生類、昆虫、甲殻類、軟体動物、環形動物等を食べます。青葉山周辺では、冬に広瀬川等で見られます・・・
ホシハジロ 片平から見る青葉山
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ハナビラニカワタケ(花弁膠茸)
2015/01/25(Sun)
 きょうは雲lり時々晴れて、一時雪が降りました(0.6~7.0℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北北西風)。
   四手の木に、ハナビラニカワタケ(シロキクラゲ科)が付いていました。一分黒っぽく萎れていましたが、美味しそうな琥珀色で、原発事故が怨めしいばかりでした。世界的に広く分布し、日本では全国のナラ、カシ、ヤナギ等の広葉樹又は針葉樹の幹や枝、枯枝に活着し、樹皮を破って花弁状に成長します。名の通り、膠の様に軟質で、形は皺の寄った花弁状で、球形の塊になり、色はくすんだ淡褐~赤褐色で、乾くと著しく収縮し、堅い黒褐色となります。無味無臭で、一度乾燥させたものを水に戻して、酢物、スープ、吸物等に利用します。青葉山では、小楢等に普通に見られます・・・
ハナビラニカワタケ 飛行機雲
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クマノミズキ(熊野水木)の冬芽
2015/01/24(Sat)
   きょうは、大体晴れました(0.1~6.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
   道沿いに、クマノミズキ(ミズキ科)がありました。黒い槍先の真紅の枝が、真っ青な空を突き上げていました。本州~九州の他。朝鮮、中国、ヒマラヤ等の山地の谷沿い等に生育する、樹高8-12mの落葉高木です。葉は卵~楕円形で、先は長い鋭尖頭で基部は楔形で全縁。葉身は長さ6-16cm、幅3-7cmで、裏面はやや粉白色で、長さ1-3cmの葉柄があって対生します。6-7月、新枝の先に多数の白色4弁花から成る径8-14cmの散房花序を付けます。10月頃、径5mm程の球形で紫黒色の核果を熟します。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・
クマノミズキの芽 日没
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キセキレイ(黄鶺鴒)
2015/01/23(Fri)
  きょうは曇り時々晴れて、時折雪が舞いました(1.8~8.3℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
   川に、キセキレイ(セキレイ科)がいました。岸辺で、一羽が静かに餌を探していましたが、もう一羽が飛んで来ると、雌雄らしく、お互いに縺れ合いながら、何時までもチチンチチンと鳴き合っていました。広くユーラシア~アフリカに分布し、日本では九州以北の高山~平地の、主に綺麗な渓流や沢、川等の水辺に生息する、体長 約20cmの留鳥又は漂鳥です。繁殖期は4-8月で、雄は美しく囀り、一夫一妻で子育てをします。冬は単独で過し、市街地の水辺でも観察されます。食性は動物食で、昆虫類、クモ類等を食べます。青葉山では、留鳥(又は漂鳥)で一年中出会えますが、減少しつつあります・・・
キセキレイ 大橋の袂から
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ウスタビガ(薄足袋蛾・薄手火蛾)の繭
2015/01/22(Thu)
  きょうは、曇り時々霧雨でした(0.7~4.1℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北西風)。
  木の枝に、ウスタビガ(ヤママユガ科)の繭が下がっていました。褐色の森に緑一点、鮮やかな翠玉が眼に染みました。朝鮮、シベリア東部等に分布し、日本では北海道~九州の山野に生息する、開張90-110mmの大型の蛾です。成虫は10-11月頃に出現し、翅に一つずつ目玉状の半透明斑紋があるのが特徴です。雄の体色は暗褐~黄褐色で、雌は黄色、卵で越冬し、4月頃に孵化して成長し、6月頃に繭を作って蛹化します。幼虫の食草は、コナラ、ケヤキ、サクラ類、カエデ類他。繭は薄黄緑色の下が膨らんだ逆三角形状で、自らの糸で作った柄を繭の上部に繋いでぶら下がります。青葉山では、繭や成虫、幼虫も極普通に見られていましたが、近年激減しています・・・
ウスタビガの繭 亀岡八幡
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ネコヤナギ(猫柳)
2015/01/21(Wed)
  きょうは、晴れ時々曇りました(-2.4~4.5℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南西風)。
  川岸のネコヤナギ(ヤナギ科)に、花芽がありました。固い銀色の絹毛は、猫と言うより鼠の様で、きょうは、鼠柳と呼びたくなりました。北海道~九州の山間渓流や中流域の急流沿い等に生育する、高さ3m程の落葉低木です。葉は細い楕円形で艶はありません。雌雄異株。ヤナギ類で最も早く、早春の葉が出る前に銀白色の毛が目立つ花穂を付けます。雄花は長さ3-6cm、葯は初め紅色で花粉が出た後は黒くなります。雌花は2.5-4.5cmで、果穂は花後長く伸びて10cm程になり、初夏、綿毛に包まれた種子を飛ばします。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・
ネコヤナギ 簾氷
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ヒイラギナンテン(柊南天)
2015/01/20(Tue)
   きょうは大体晴れて、時折強風と共に風花が飛びました(-1.2~3.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  森の外れに、ヒイラギナンテン(メギ科)が咲いていました。周囲の薄墨の景色に、零れ落ちそうな黄色の花が、鮮やかに光彩を放っていました。中国南部~ヒマラヤ原産で樹高2-3mの常緑低木で、日本には古い時代に中国から導入され、庭や公園等に良く栽培され、乾燥に強い事から緑地帯等の緑化樹としても利用されています。葉は奇数羽状複葉で互生し、硬い小葉は、名の通りヒイラギの葉に似て鋸葉は刺になります。春先に総状花序に黄花を付け、秋に液果を青熟します。花弁に見えるのは顎片(大小9)、中心に筒状に集まっているのが花弁(内外に6)で、雄蘂6。青葉山では、周辺植栽木からの野鳥による播種行動が見られ、温暖化もあって年々林内に生育地を広げていて、問題視されています・・・
ヒイラギナンテン 寒河原
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シメ(鴲・蝋嘴)
2015/01/19(Mon)
   きょうは曇り時々晴れて、時折風花が舞いました(-1.7~7.7℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、西北西風)。
   川沿いの木々に、シメ(アトリ科)がいました。夫々の高木に1-2羽ずつ止まっていて、時々キチッ等と言いながら会話していました。ユーラシア中部に広く分布し、日本では北海道で繁殖する他、本州以南に冬鳥としてやって来ます。体は全体に濃淡ある褐~灰色で、目先と嘴の基部、喉は黒く、風切は青い光沢のある黒で、内弁基部に白斑があります。嘴は淡灰褐~鉛色で、冬には肌色になります。雌は全体に淡色。キチッ等と鋭い声で鳴き、飛びながら、キィーとも言います。名は、鳴声の「シー」と、鳥の意の接尾語「メ」が由来とされます。別名は蝋嘴鳥。青葉山では、冬に川沿いや林内外で普通に見られます・・・
シメ 凍った川面

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ヤツデ(八手)の果実
2015/01/18(Sun)
   きょうは、昨夜の雪が数㎝積もっていましたが、日中は晴れて時折風花が舞いました(-3.4~4.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  林縁のヤツデ(ウコギ科)に、実が生っていました。未熟の、青いものや赤っぽいものが雪を被って、えそべか粔籹の様に美味しそうでした。本州(東北南部)~沖縄の主に太平洋側海岸近くの森周辺や林内に生育する、高さ2-4mの常緑低木です。枝分かれは少なく、葉は互生して茎先に集中し、葉身は掌状円形で7-9裂し、15-45cmの葉柄を持ちます。裂片には鋸歯があり、鋭尖頭で質厚く光沢があります。10-11月、茎頂に花序を出し、球形の散形花序を円錐状に多数付けます。花には、雄性期と雌性期があり、初めは花弁と雄蘂がありますが、それが落ちると、柱頭が伸びて雌性期になります。翌年の4-5月に、球形の果実を黒く熟します。青葉山では、年々林内外に増加していて(カモシカによる食痕も多い)、これは野鳥による播種や温暖化等の影響と思われます・・・
ヤツデ 雪の土手
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オオダイサギ(大大鷺)
2015/01/17(Sat)
    きょうは晴れ後曇って、晩方から雪になりました(-2.2~7.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
   池に、ダイサギ(サギ科)がいました。流れのある凍っていない部分で、時々食べ物を探しながら美しく佇んでいましたが、上半分の脚が白っぽい、オオダイサギでした。広義のダイサギは、世界の熱~温帯に広く分布し、温帯のものは冬に暖地へ移動します。日本では、亜種オオダイサギ(又はダイサギ/中国東北~ロシア極東で繁殖し冬に渡来)が冬鳥として、亜種チュウダイサギは夏鳥として見られます。両亜種共河川、湖沼等で、魚、両生類、昆虫等を捕食します。体長90cm程で、雌雄同色。全体が白く、脚や首、嘴が長く、夏羽では嘴は黒く、胸や背中に長い飾り羽が現れ、眼先が緑がかる婚姻色が現れる事もあります。冬羽では飾り羽がなく、嘴が黄色くなります。青葉山では、亜種オオダイサギは秋~春に普通に見られます・・・
オオダイサギ 暮雪
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フジ(藤)の瘤病
2015/01/16(Fri)
   きょうは、晴れ後曇りました(2.1~7.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北風)。
   崖から下がるフジ(マメ科)に、瘤がありました。緑に苔生した立派な瘤で、翠玉の渕に映えていました。瘤病は、癌腫病とも言い、樹木の枝や幹に、豆粒~バレーボール大程の様々な瘤を作り、表面はざらつき、褐〜暗褐色。数が多くなると生育が悪くなり、時に枯れる事もあります。多くは細菌感染が原因ですが(松瘤病は糸状菌(カビ)である錆病菌に因る)、伝播経路は不明で、患部裏面の担子胞子が飛散して若芽に侵入し、菌糸の状態で越冬。翌年、展葉と同時に発病すると考えられています。病原菌が組織内に侵入すると、植物ホルモンであるインドール酢酸(オーキシン)を生成し、その所為で患部が肥大するとも言われます・・・
フジのコブ病 穏やかな賢渕
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キンクロハジロ(金黒羽白)
2015/01/15(Thu)
  きょうは、曇り後雨になりました(1.5~6.2℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
  川に、キンクロハジロ(カモ科)がいました。何時もなら忙しなく水に潜って、魚を捕っているのですが、きょうは雌雄仲良く並んで、水面にゆらゆら浮かんでいました。ユーラシア大陸の中緯度に広く分布・繁殖し、南西ヨーロッパ~アジア中南部で越冬する全長40-47㎝、翼開張67-73㎝の潜水性の鴨です。日本では全国の河川、湖沼、湾等に冬鳥として訪れ、大群を作ります。繁殖期の雄は後頭の羽毛が伸長し(冠羽)、頭~胸~体上面が黒く、非繁殖期の雄(エクリプス)や雌は全身が黒褐~暗褐色。嘴は幅広く灰青色で、先は黒くその周囲は白。後肢は暗青灰色。潜水して貝類、甲殻類、水生昆虫や水草等を食べます。青葉山周辺では、毎冬普通に見られます・・・
キンクロハジロ 文化財指定の石積護岸と青葉山
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ヤブコウジ(藪柑子)
2015/01/14(Wed)
   きょうは、晴れ時々曇りました(2.2~8.7℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、西北西風)。
   道端のヤブコウジ(ヤブコウジ科)に、実が生っていました。今冬はどの草木の実も無くなりが早いのですが、この群落は赤い実が一杯で、御目出度い気分になりました。東アジアに広く分布し、日本では北海道~九州の常緑広・針葉樹林域の森に生育する、樹高10-20cm程の常緑小低木です。土中に地下茎を発達させ、所々から地上茎を立ち上がらせて、葉を輪生状に付けます。葉は両面無毛で両面とも光沢があり、小鋸歯があります。6月末~7月、径7㎜程の白、時に淡紅色の花を下向きに付けます。冬に液果を赤熟させます。地下茎で増えて行くので大群落を形成し、野鳥等の厳冬期の貴重な食料にも成っています。青葉山では、杉・檜林下等に大群落を作っています・・・
ヤブコウジ 亀岡から見る三十人町付近
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ミヤマガマズミ(深山莢蒾/深山鎌酸実)の冬芽
2015/01/13(Tue)
   きょうは、大体晴れました(1.8~7.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
  道沿いに、ミヤマガマズミ(スイカズラ科)が生えていました。真赤だった実は殆ど無くなり、残ったものも干葡萄の様に萎びたり種だけになっていましたが、赤紫に染まった芽が、花にも実にも負けぬ美しさでした。北海道~九州の他、中国、朝鮮、サハリン南部等の山地の林内や林縁に生育する、樹高2-4mの落葉低木です。枝は黒紫色を帯び、葉は対生し、長さ4-9㎝の倒卵形で先が尖り、表面は無毛で光沢があります。縁は粗く鋭い鋸歯。5-6月、葉が一対付く枝先に散形花序を作り、白い筒状小花を多数付けます。9-10月、径8㎜程の核果を、赤く熟します。冬芽は紅紫色を帯び、頂芽は基部に頂生側芽が付き、外側芽鱗は無毛で内側芽鱗は白い軟毛が生えます。青葉山では、明るい林縁や林内に普通に見られます・・・
ミヤマガマズミ 穏やかな入日
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コスギゴケ(小杉苔)
2015/01/12(Mon)
 きょうは、朝にうっすら雪が積もっていましたが、日中はほぼ晴れて、時折風花が舞いました(-1.2~5.8℃//0.18μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、西北西風)。
道端に、コスギゴケ(スギゴケ科)が生えていました。くすんだ土面に、こんもりした鮮緑の小山が眩しく、白い胞子体が、野に遊ぶ羊の群れにも見えました。朝鮮、中国、ロシア等に分布し、日本では全国の、山道の切通し法面等のやや乾いて日当たりも少し良い所に生育する、茎高1-5㎝程の蘚類です。枝分かれはなく下方に仮根を多数付けます。葉は細く、長さ5-8㎜程で、乾くと縮れて様々に曲がります。秋〜冬に、雌株からは長さ1-3㎝の柄を持つ胞子体が形成されます。群落は、長く存続することは少なく、新鮮な土壌上に生育する事を好みます。青葉山では、道端等に普通に見られます…
コスギゴケ きりりとした朝
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一月観(視)察会
2015/01/11(Sun)
  きょうは今年初の観(視)察会。雪は殆どなく、時折風が吹き抜けるも陽射しは暖かく、とても穏やかな初歩きになりました(0.4~6.1℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、西北西風)。集合場所のバス停で、新年の挨拶等交わした後、早速の出発です。トチノキの光る冬芽やサザンカ、ツノハシバミ、イヌガンソク、オヤマボクチ等観察しながら森に入ろうとすると、カナヘビが木の枝に刺してあって子供達も大騒ぎ・・・モズの速贄でした。じっくり見た後歩を進めると、シュンランやイチヤクソウの果実が、花の面影を留めつつ立枯れています。道は所々に昨夜の雪がうっすら見えますが、今年も落葉が深い晩秋の趣でした。ネジキやリョウブ、アオハダ、バイカツツジ、ツリバナ、カエデ類等の冬芽を比べ、ツクバネ、ミヤマガマズミ、オトコヨウゾメ、イヌツゲ、ヤブコウジ、サルトリイバラ、オオバジャノヒゲ、ジャノヒゲ等草木の実やイヌツゲ、ヤブムラサキ、モミジイチゴ等の虫瘤、ヒサカキの幼木、クロモジやミヤマウグイスカグラの花芽、膏薬病の黒斑の目立つアオハダ、エナガが集まる松瘤も観察しました・・・
森の入口で モズの速贄 穏やかな光り ジャノヒゲ
 当てにしていた動物痕跡は、雪がない所為もあり少なかったものの、カモシカの食痕や角擦り痕、テンやイタチの糞、ツキノワグマの爪痕や熊棚痕、ニホンリスの食痕等が見られました。他に花では、ツノハシバミ、ケヤマハンノキ等の雄花が下がり、果実では、ヤブムラサキやヤマユリ、リョウブ、イボタノキ、ヘクソカズラ、ナガバノコウヤボウキ、コバギボウシ、オヤリハグマ、アキノキリンソウ、ハウチワカエデ、ヤマジノホトトギス、オモト等が見られました。シダでは、ホソバトウゲシバやフユノハナワラビ、シシガシラ等が見られました。苔では、胞子体が沢山付いたコスギゴケが目立ちました。昆虫では、イラガやヤママユの繭、マイマイガの卵嚢等。野鳥は他に、シジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、トビ、カワアイサ、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ等が見られました。解散後は、新年会があり、子供達を含めて夫々が新春の抱負を語り、ゲームをしたり籤引きをして、楽しい一時を過ごしました。今年こそ、参加者は勿論、逆境にある青葉山の全ての生き物達にとって、反撃・復活・新生の素晴らしい年になって欲しいと心より願いました・・・
森から垣間見えた泉ヶ岳 初歩き、如何でしたか? 新年会 オモトの実
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アキノキリンソウ(秋の麒麟草)の果実
2015/01/10(Sat)
  きょうは晴れたり曇ったりで、一時暴風が吹き荒れ、雪も飛びました(-0.5~5.1℃//0.18μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.11μSv/h屋内21:00、西北西風)。
   道端のアキノキリンソウ(キク科)に、果実が付いていました。綿毛の付いた痩果の集も楽しげでしたが、飛び去った後の萼も、風車の様で綺麗でした。北海道~九州の他朝鮮等の、山地や丘陵の草原や明るい森に生育する、高さ80cm程の多年草です。葉は互生し、茎の下部の葉は先端が尖る楕円形で、上部では被針状になります。8-11月、茎先に散房状又は総状に径約1.3cmの黄色花を多数付けます。舌状花と筒状花があり、内側の筒状花が結実します。痩果は円柱形で、冠毛は長さ約3.5㎜。青葉山では普通に見られ、晩秋には花が良く目立ちます・・・
アキノキリンソウの果実 春の様な陽射しと暴風
  明日(1/12)は、定例の観(視)察会(と新年会)があります↓。動物達の痕跡、冬越しする昆虫達、まだ残っている果実や冬芽、虫瘤等を観察しながら、初歩きしましょう!お気軽にご参加ください。
①「一月観(視)察会」 1月10日(日) 10:30~12:30頃 宮教大正門バス待合室集合
  (内容)動物の痕跡、生物達の冬越しの様子等を訪ね、冬芽や虫瘤等を観察します。
②「新年会」 同日12:30頃~14:30頃 (場所)青葉の森管理センター
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モズ(百舌/鵙) の早贄
2015/01/09(Fri)
  きょうは曇り時々晴れて、小雪がちらつきました(-0.7~5.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  道端の木の枝に、ニホンカナヘビ(カナヘビ科)が刺してありました。陽を浴びて美しくも見えましたが、これは所謂、モズの早贄(ハヤニエ)で、春~秋、特に秋の食物が豊富な中に木の棘や枝先等に獲物を突刺す行為の事を言います。只、この習性は未解明で、冬の食料確保と言うのが定説でしたが、そのまま放置する事も多く、本能的に獲物を捕獲し取敢えず突き刺しただけ、習性として獲物を固定して引き千切って食べようとしていたものが妨害に会い放置された、等諸説あります。また、その位置が低ければその冬は積雪量が少ない、等とも言われています。青葉山では例年冬になると、バッタ等の昆虫や蛙、蜥蜴の他、魚、野鼠、小鳥等の早贄も見られますが、最近は何が原因か?少なくなっています・・・
モズの早贄 防潮堤建設で益々少なくなった松林を望む

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました!
 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、仙台市市民活動サポートセンター等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!!   
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バイカツツジ(梅花躑躅)の芽と蒴果
2015/01/08(Thu)
  きょうは曇り時々晴れて、時折雪が舞いました(0.6~5.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外高さ1m//0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  道沿いのバイカツツジ(ツツジ科)に、冬芽が沢山出ていました。何時もはそれ程気にも留めていませんでしたが、良く見れば、艶やかな曙色で美しく、秋の紅葉を思い出させてくれました。丸い蒴果も趣がありました。北海道南部~九州の山地の林内に生育する、高さ1-2m程の落葉低木です。枝は良く分岐し、葉は互生して枝先に輪生状に集まります。葉身は楕円~広楕円形で、葉の表面には毛が散生し、裏面は葉脈に沿って腺毛があります。6-7月、新葉の下に2cm程の花を1~数個横向きに咲かせます。冬芽は長楕円形で頂生側芽が多く、芽鱗は艶があり、蒴果は、5㎜程の球形で腺毛があり、熟すと5裂して種子を出します。 青葉山では普通に見られますが、全国的に減少しています・・・
バイカツツジの芽と蒴果 泉ヶ岳
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アナグマ(穴熊)の足跡
2015/01/07(Wed)
  きょうは、朝に雪がうっすら積もり、日中は晴れましたが風が強く、時折雪が飛びました(-0.7~3.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  道端に、アナグマ(イタチ科)の足跡がありました。少し雪が被っていましたが、大きさや歩き方、所々で爪痕がはっきり残っていて、藪から這い出て、又藪へと消えていました。ユーラシア北部に広く分布し、日本では本州~九州の山地の森林に生息します。体長40-80㎝、尾長10-20㎝、体重10-15kg。夜行性で、昼間は巣穴で休み、小動物や土壌動物の他、果実やキノコ等も採食します。足跡は長い爪が鋭く、直にそれと判ります。寒冷地のものは冬籠りしますが、僅かな刺激でも起き上がります。アナグマ属は世界にアナグマ一種とされて来ましたが、近年はニホンアナグマ、ユーラシアアナグマ、アジアアナグマの三亜種に分類する見方もあります。青葉山では、巣穴が数か所確認され、度々目撃もされています。当種も一次捕食者として、この山の豊かさを示していますが、開発等により個体群維持が危惧されています・・・
アナグマの足跡 藪の道から
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ミヤコザサ(都笹)
2015/01/06(Tue)
   きょうは、大体曇りました(1.6~10.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
   道端に、ミヤコザサ(タケ科)が生えていました。ここは小さな群落でしたが、縁取りある、風情たっぷりの大きな葉が、存在感を示していました。北海道~本州(主に太平洋側)、四国、九州の山地の林縁、林床 に生育する、稈長50-80㎝のササ類です。稈鞘は離脱せず、稈は径2-4㎜で直立し、普通は分岐しません。稈鞘、葉鞘、節は無毛で、節上が球状に膨れますす。稈鞘の長さは節間の1/2以下。葉は長さ15-23㎝、幅約2-5㎝の薄い紙質で柔らかく、先が徐々に細くなります。葉の表面は無毛で、裏面は軟毛が密生。冬に、熊笹同様に葉縁が白く隈取られます。青葉山では、所々に大小の群落が見られます・・・
ミヤコザサ 枯野の緑(笹薮)
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マンサク(万作・満作・金縷梅)
2015/01/06(Tue)
  きょうは、晴れ時々曇りました(0.8~9.5℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10Sv/h屋内21:00、西北西風)。
  道端のマンサク(マンサク科)に、花が咲いていました。結構寒い日が続いたので、余り考えていませんでしたが、もしやと思い目を遣ると、その木はどの蕾も綻びかけていて、体全体で春の到来を待ち侘びている様でした。本州(太平洋側)~九州の山林に生育する高さ3-5mの落葉小高木です。葉は互生し、楕円形で波状の鋸歯があります。2-3月、他に先駆けて花を咲かせ、花は萼、花弁、雄蕊4、仮雄蕊4、雌蕊(花柱)2からなります。萼は赤褐~緑色で円く、黄色い花弁は長さ1.5cm程の細長い紐状です。蒴果には、黒い種子が2個あります。青葉山では何処でも普通に見られ、山中に自生する草木中で最も早く咲き始めます・・・
マンサク 赤い月
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オオバン(大鷭)
2015/01/04(Sun)
  きょうは曇り時々晴れて、午前中は一時雪が、午後は小雨が降りました(-3.9~1.8℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、北北西風)。
  川の渕に、オオバン(クイナ科)がいました。クルルルッ等と鳴きながら漂っていて、きょうは、ルビーの様な赤い眼が印象的でした。夏にヨーロッパ、シベリア、朝鮮等で繁殖し、冬に東南アジアやアラビア半島、サハラ砂漠等で越冬します。 日本では夏に北海道(夏鳥)、本州、九州で繁殖し、冬には本州以南で越冬します(冬鳥又は留鳥)。全長32-39cm、翼開張70-80cm。雌雄同色で、体の殆どが黒く、嘴~額が白く、虹彩は赤や赤褐色。足は暗緑色で長く、鰭があります。次列風切先端は白。淡水域の葦や蒲が生育する湿地等の広い水辺に生息し、潜って水草の葉・茎・種子を食べ、水生昆虫、貝、甲殻類も採餌します。青葉山周辺では、広瀬川の所々で見られます・・・
オオバン 夕暮れの青葉城址
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ネズミモチ(鼠黐)の果実
2015/01/03(Sat)
  きょうは、朝に雪が数㎝積もっていましたが、日中は晴れ時々曇って、一時雪が舞いました(‐2.5~2.5℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  道沿いのネズミモチ(モクセイ科)に、実が生っていました。長目ですがブルーベリーに見えなくもない実を口にすると、美味しくはないけれど、古来「仙薬」と言われ、生薬(女貞子)として利用されて来ただけに、いかにも薬効のありそうな味でした。本州~沖縄等の山地~低地の明るい場所に生育する、高さ約3-5mの常緑低木です。良く横枝を出して、塊状の樹形になり、茎は灰褐色で表面に多数の粒状皮目が出るのが特徴です。長さ4-8cmの葉は対生し、楕円~広卵状楕円形で厚く、表面には艶があります。6-7月、枝先に長さ5-12cmの円錐形花序を出し、径5-6mmの多数の白花を付けます。花冠は筒状漏斗形で、先は4裂し反り、雄蕊と花柱が突き出ます。果実は長さ8-10mmの棒状に近い楕円形で、初め緑で後に粉を吹いて黒く熟します。青葉山周辺では、植栽木の他、鳥による播種と思われるものが所々に見られます・・・
ネズミモチの実 樹氷
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アカネズミ(赤鼠)の足跡
2015/01/02(Fri)
   きょうは、晴れ時々曇りました(‐3.3~3.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西南西風)。  
   林縁の道端に、アカネズミ(ネズミ科)と思われる野鼠の足跡がありました。歩いだばかりらしく、後足を測ると23‐4㎜あり(ヒメネズミは21mm-と言われる)、場所等から見て当種と判断しました。小さな足の間を、愛らしい尻尾の跡が続いていました。北海道〜九州の高山〜平地の森林や田畑、河川敷等に生息する頭胴長80-140㎜、尾長70-130㎜、後足長22-26㎜、体重20-60gの小型のネズミです。日本固有種。背は橙褐色で 腹は白。夜行性で地表中心に単独で行動し、地中に巣穴を掘ります。主に植物の種子や根茎等を食べ、昆虫類も捕食。秋に団栗や胡桃を巣穴や岩陰、地中等に貯食するので、森林更新に大きな役割を果たしています。後足の筋肉が発達し、行動範囲は1日数kmに亘ります。足跡は蹠行性で、青葉山では、ヒメネズミと共に林内外に普通に見られます…
アカネズミの足跡 青葉山から見る七ツ森
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ゆきかえる