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ショウジョウバカマ(猩猩袴)咲き出す
2015/03/31(Tue)
  きょうは、晴れ時々曇りました(7.1~16.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
  道端で、ショウジョウバカマ(シュロソウ科)が咲き初めていました。良く見れば、落葉の穴を突き抜けて、春の篝火を高く掲げようとしていました。北海道~九州の高山~低地の、やや湿った樹陰等に生育する多年草です。葉は滑らかな広線形で、根本から多数出てロゼット状に広がり、冬期も枯れず、葉先には時に無性芽を作ります。3-4月、数個の鱗片葉を付けた高さ10-30cmの花茎を立ち上げ、頂端に3-10花からなる総状花序を付けます。花被片は濃紫~淡紅色の倒披針形で6個程あり、花後も緑色になって残ります。雄蕊6。蒴果が熟す頃には、花茎は50-60cmにもなります。青葉山では、あちこちの林床に大~小群落を作っています・・・
ショウジョウバカマ 春霞
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ミズバショウ(水芭蕉)咲き出す
2015/03/30(Mon)
  きょうは、晴れ時々曇りました(8.1~18.9℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
  森の湿地に、ミズバショウ(サトイモ科)が咲いていました。小さな一輪のみでしたが、荒野に、清白の少童が佇んでいる様でした(それにしても、今春はどの花も開花が早いです)。北海道~本州の他、ロシア東部の湿地や池沼畔等に生育する多年草です。春~初夏、発芽直後の葉間中央から仏炎苞と呼ばれる白い苞を開きます。これは花ではなく、葉の変形したもので、その中央に、小花が多数集まった円柱状花序を作ります。葉は花後に出て、根出状に立ち上がり、長さ80cm、幅30cm程になります。受粉後、花序は大きく成長して緑色肉質の果穂になります。青葉山では3月末~4月末、数ヵ所の湿地で小群落が見られます・・・
ミズバショウ 梅と鶏滝
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イワウチワ(岩団扇)
2015/03/29(Sun)
  きょうは、晴れ時々曇りました(6.5~19.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
  イワウチワ(イワウメ科)が、咲いていました。もうそろそろ咲いているだろうとは思いましたが、あっちもこっちも、予想以上に数多く花開いて、薄紅のフリルを春風に震わせていました。本州中国以北の山地の落葉樹林内や林縁、岩場等に生育する、草丈10cm程の耐寒性常緑多年草です。円い根生葉は長柄を持ち、3-4月に咲く淡桃色の花は、一花茎に一花を下~横向きに開きます。主に深山に生える希少種で、県レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。青葉山では、幸い普通に見られていましたが、崩落や宅地・遊歩道造成、枯松処理作業、盗掘等もあって、大分減って来ています・・・
イワウチワ 二人の春
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ネコノメソウ(猫の目草)
2015/03/29(Sun)
  きょうは、良く晴れて暖かくなりました(4.9~19.2℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東南東西風)。
  湿地の際に、ネコノメソウ(ユキノシタ科)が咲き初めていました。黄金の髪飾りを付けた妖精達が、暖かな陽射しを浴びて、一斉に背伸びしていました。北海道~九州の他、朝鮮、クリル等に分布し、山地の渓流沿い等の湿った所に生育する、高さ5-22cmの多年草です。匍匐枝が地上を這い、葉は対生し卵円~広卵形で長さ5-20mm、幅5-18mmで3-8対の鈍鋸歯があります。花期は4-5月で、苞は茎葉と同形で黄緑色を帯び、花茎の先に淡黄色で径約2mmの小花を10数個集めます。萼片は4個で直立し、淡黄緑~淡黄色の長円形。雄蕊4。蒴果は深く二つに裂けます。青葉山では、沢沿い等に普通に見られます・・・
ネコノメソウ あったかい風
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ツノハシバミ(角榛)の雌花
2015/03/27(Fri)
  きょうは良く晴れて、暖かくなりました(2.1~18.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  道沿いのツノハシバミ(カバノキ科)に、雌花が咲いていました。無数の雄花が暖かな春風に揺れていましたが、近寄れば思った通り、削花の様な真紅の雌花が瞬いていました。北海道~九州の他朝鮮等の山地に生育する、高さ4-5m、径15cm程の落葉低木です。樹皮は灰褐色で滑らかで皮目が目立ち、若枝は灰緑色。葉は互生し、欠刻のある細かい重鋸歯があり、葉柄は0.5-1cm、葉身は卵~倒卵型で長さ5-11cm、基部は円形で先端は尖ります。3-4月、葉が出る前に花を付け、雄花は尾状花序を下垂し、雌花は枝先に数個の花が頭状に集め、鱗片の間から出る赤い柱頭が目立ちます。果実は9-10月に熟し、刺毛を密生し嘴状に長く伸びた特徴ある形になります。青葉山では、歩道沿いや林縁部等で普通に見られます・・・
ツノハシバミ雌花(左)と雄花 斜陽
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カタクリ(片栗)の花
2015/03/26(Thu)
   きょうは、大体晴れました(1.5~12.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
   森の道端に、カタクリ(ユリ科)が咲き出していました。そろそろとは思っていましたが、何時もの、日の当たる小道沿いに5輪6輪と、紅紫の花を開かせていました。その嬉しさの半面、今年も盗掘の穴が多く見られ、腹立たしいばかりでした。一体誰が何の為に、毎年同じ様に掘り返し、しかも埋め戻しもせずに放って置くのか?! 必ず罰が当たる事でしょう! 北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン等の落葉広葉樹の林床に群生する、草丈10-25㎝の多年草です。3月末~4月初め、長さ4-5㎝で薄紫~桃色の花を、下向きに咲かせた後、あっと言う間に消えてしまいます。青葉山では到る所に見られ、大群生地もあちこちにありますが、開発や必要の無い"公園管理"、盗掘の他、枯松伐採時の林床破壊等で大分減少して来ています・・・
カタクリ 黄金の空
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トサミズキ(土佐水木)
2015/03/25(Wed)
   きょうは晴れ時々曇って風が強く、時折雪が飛びました(2.5~9.3℃//0.16Sv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
   森の外れの庭先の、トサミズキ(マンサク科)に花が咲いていました。勿論名の通り 高知が原産の植栽木ですが、青空に檸檬色の花が映えて、小豆色の葯を垣間見せながら、仄かな香りを漂わせていました。高知の蛇紋岩地帯や石灰岩地等の痩山に生育し、各地に良く植栽される樹高1-4m程の落葉低木です。葉は互生し、葉身は左右不同の卵円〜倒卵円形で波状鋸歯があり、表裏に毛があります。:3-4月、薄黄の穂状花序を7-8個垂下し、葯は紅茶色。9月頃朔果を生し、黒い種子を出します。名は、 葉がミズキの葉に似る事に由来。青葉山周辺には、大学構内等に植栽されています…
トサミズキ 梅満開
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ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
2015/03/24(Tue)
   今朝も雪が少し積っていましたが、日中は晴れ時々曇って時折雪が舞いました(0.2~7.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  川沿いの道端に、ヒメオドリコソウ(シソ科)が咲いていました。薄紅の花と濃紫の葉が、無数に立ち上がって、春の息吹が噎せ返る様でした。明治時代中期の帰化植物で、主に本州の路傍等に普通に生育する、草丈10-25cm程の越年草です。茎には短毛があり、根元で枝分かれし、葉は対生し、短い葉柄を持ち、葉身は卵円形で鈍鋸歯があります。葉脈は網目状で窪み、全体に皺がある様に見えます。2-5月、明赤紫色の唇形花を、上部葉脇から外側に向かって咲かせます。青葉山では、車道沿い等に普通に見られます・・・
ヒメオドリコソウ 融けたり又白くなったり
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ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)
2015/03/23(Mon)
  きょうは曇って、午後には一時吹雪き、うっすら積もりました(0.7~8.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  森の外れで、ミヤマウグイスカグラ(スイカズラ科)が咲き初めていました。小さいけれど牡丹色の、麗しい花々が雪を被り、寒の戻りに震えている様でした。本州~九州の、主に日本海側の山野に生育する高さ2mの落葉低木です。葉は長さ5㎝程の楕円形で対生し、若枝や花柄・果実等、全体に毛と腺毛が多く生えます。4-5月に、やや曲った漏斗状で先が5裂する淡紅色花を咲かせ、秋に、グミに似た液果を赤熟します。青葉山では、林内外に普通に見られます・・・
ミヤマウグイスカグラ 春の雪
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キクザキイチゲ(菊咲一華)咲き出す
2015/03/22(Sun)
   きょうは、晴れ時々曇りました(3.8~14/./0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
   沢沿いに、キクザキイチゲ(キンポウゲ科)が咲き出していました。知らぬ間に、純白のものや紅の差したもの、青いもの等、清しい花々が次々に顔を擡げていました。北海道~近畿の山地~低地の、明るい林内等に生育する、高さ10-30cmの多年草です。葉は2回3出複葉で、深裂しているのが特徴です。3-5月、茎先に白~紫色の花を一輪付け、多数の雌蕊が中心部に球状に集合し、その周囲を多数の雄蕊が取り巻きます。花弁の様に見えるのは萼片で、8-13個あります。青葉山では、広瀬川や各沢沿い等の所々に、大小の群落を形成しています・・・
キクザキイチゲ 化石滝
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ツクシ(土筆)
2015/03/21(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇りました(1.9~12.9℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
  追廻の原に、ツクシが生えていました。原の一角を無数の土筆坊が埋め尽くし、春の野に遊ぶ童の笑声が聞える様でした。ツクシは早春に芽を出すスギナ(トクサ科)の胞子茎です。茎は柔らかな円柱状の袴(退化した葉)が節毎に付き、緑色の胞子を散らした後直に枯れてしまいます。その後、脇から緑で細かく枝分かれしたスギナ(栄養茎)が芽を出します。スギナは北半球に広く分布し、日本では全国の山野、湿地にも生育する、夏緑性の多年生シダ植物です。草丈は10-25㎝になり、浅く地下茎を伸ばして良く繁茂します。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・
ツクシ 巻雲
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キブシ(木五倍子)
2015/03/20(Fri)
   きょうは、晴れ時々曇りました(5.7~12.5℃//0.16Sv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)。
  キブシ(キブシ科)が、あちこちで咲き出していました。迫る宵闇の中、金糸雀色の灯を、しみじみと点していました。北海道~九州の山地の林縁や谷沿いの斜面等に生育する、高さ3-4mの落葉低木です。葉は互生し、卵~卵状楕円形で基部は円く、先は長い鋭尖頭。3-5月、前年枝の葉腋から淡黄色の穂状花序を下垂させ、未だ花の少ない時季に良く目立ちます。雌雄異株で、雄花は雄蘂8、雌花は子房が大きく雄蘂が退化し、他に両性花もあります。主として雄花は長く黄橙色に、雌花は短く黄緑色に見えます。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
キブシ 賢渕の上から
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カタクリ(片栗)の花芽
2015/03/19(Thu)
   きょうは雨が降り、日没前に晴れました(6.4~11.2℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北風)。
  道端で、カタクリ(ユリ科)の蕾が膨らんでいました。何時の間にか無数に顔を出した葉の中の、二枚葉の間に、幾つか小さな花芽が頭を擡げ、間もない歓喜の時を焦がれている様でした。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン等の落葉広葉樹の林床に群生する、草丈10-25㎝の多年草です。九州、四国では稀で、近年は全国各地で激減しています。3月末~4月初め、長さ4-5㎝で薄紫~桃色の花を、下向きに咲かせた後、あっと言う間に消えてしまいます。青葉山では幸い、到る所に大群落が見られますが、開発や盗掘等で減少しています・・・
カタクリの花芽 日没前の西空
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ケヤマハンノキ(毛山榛の木)の花
2015/03/18(Wed)
   きょうは、晴れ後曇りました(7.3〜17.1℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00東南東西風)。
   道沿いのケヤマハンノキ(カバノキ科)に、花が咲いていました。長い雄花が春風にゆらゆら揺れて、気付くとその直上に、真紅の雌花がめんこく瞬いていました。日本各地の他、東シベリア~極東の丘陵・山地帯に広く分布する、樹高15-20mの落葉高木です。雌雄同株又は異花。樹皮は黒褐色を帯び、大小の皮目があります。長さ8-15㎝の葉は互生し、表は濃緑、裏は帯白緑で、毛が全面にあります。3-4月、枝先に長さ7-9㎝の雄花序を2-4個垂れ下げ、その基部近くに赤く小さな雌花序を3-5個付けます。長楕円形で狭い翼がある果実は堅果です。青葉山では、崩壊地、尾根等に普通に見られます・・・
ケヤマハンノキ 馬上政宗
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ウメ(梅)
2015/03/17(Tue)
 きょうは、晴れ時々曇りました(5.3~15.7℃/0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南南東風)。
   疎水沿いの、ウメ(バラ科)が咲いていました。きょう、仙台での梅開花が宣言されたとの事で、寄ってみると案の定、ちらほらと綻び、馥郁と春の香を漂わせていました。中国原産で、古い時代に渡来したと言われる(日本にも原生していたとの説も)、樹高5-10mの落葉高木です。卵形の葉は互生して先が尖り、周囲が鋸歯状。2-4月、葉に先立ち1-3㎝程の花を咲かせます。花弁は5枚で、色は白~薄紅~赤。果実は2-3㎝の核果で、6月頃に黄色く熟します。青葉山周辺では、各所に植栽されています・・・
ウメ 暖かそうな沼
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ハヤブサ(隼)
2015/03/16(Mon)
 きょうは、晴れ時々曇りました(2.4~13.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
  青葉城址に、ハヤブサ(ハヤブサ科)がいました。遠来の多くの客人が見守る眼前を、悠然と飛び過ぎ、又直脇の枯木に止まると、後ろに白い糞を飛ばし、ギッとこちらを睨むと、又飛んで行きました。世界中に広く分布し、日本では北海道~九州の断崖等で局地的に営巣・繁殖します。飛翔速度は時に300kmに達するとも言われ、主に鳥類を狩り、上空から滑空して獲物を脚で蹴落し、即死か失神したものを空中で捕えます。夫婦愛が強く、連合いが死なない限り、繁殖を繰り返すとも言われます。近年は都市部に進出する例も聞かれますが、環境庁レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。青葉山では、2003年から竜ノ口や経ヶ峰で毎年営巣・繁殖していて、東西線工事等で駆逐されたオオタカに替わって、一年中普通に見られます・・・
ハヤブサ 船形連峰
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コハコベ(小繁縷)
2015/03/15(Sun)
   きょうは、大体晴れました(-0.7~10.2℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南東風)。
  田圃の畔に、コハコベ(ナデシコ科)が咲いていました。遠目には、生した苔にしか見えませんでしたが、近寄れば、若葉の間に星屑の海でした。日本全国の山野の道端や畑地等に生育する、高さ10-20cmの一年草又は越年草です。葉は1cm程で、茎は普通紫色を帯び、下側に毛が列をなして生えます。秋に芽生え、早春から白い小花を開き、9月頃まで花が見られます。5枚の花弁は萼片と同長で、深く2裂するので10枚に見えます。花柱は3本で雄蕊は3-5本あります(ハコベは8-10本)。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
コハコベ 北関から見た青葉山
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フクジュソウ(福寿草)
2015/03/14(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇りでした(0.6~8.7//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北西風)。
  川沿いに、フクジュソウ(キンポウゲ科)が咲いていました。金色に輝く花々が、何気なく、さも蒲公英でもあるかの様に花開いていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国北部、東シベリア、ウスリー等の山野に生育する、草丈10-25㎝程の多年草です。茎は直立して枝分かれし、根茎は短く髭根が多数生え、茎の根元では大形鱗片状の鞘となり、上部では長柄の3-4回羽状複葉を互生し、小裂片は広卵形、深裂片は線状披針形。3-5月、新葉の伸びない中に茎先に径3-4cmの鮮黄色花を咲かせます。花弁は20-30枚で萼片より長く、雄蕊、雌蕊多数。花は日を受けて開き、夕刻には蕾みます。有毒植物。全国的に開発等で激減し、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。青葉山では、民家周辺等に見られます・・・
フクジュソウ 日射しを追って
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ヤマネコヤナギ(山猫柳)の花芽
2015/03/13(Fri)
  今朝もうっすら積り、日中は曇って、雪や霙、雨が降りました(0.2~6.1℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、西風)。
  ヤマネコヤナギ(ヤナギ科)の花芽が、膨らんでいました。曇り空にも、花穂の絹毛がきらきら輝いて、復活の時を待ち侘びている様でした。北海道西南部~本州(近畿以北)、四国の、山地の日当たりの良い所に生育する高さ5-15mの落葉高木です。樹皮は暗灰色で、古くなると縦に不規則に割目が入ります。葉は互生し革質で、楕円~長楕円形で、縁は全縁か微凸鋸歯があり波状。表面は深緑色で無毛、葉脈が凹み、やや光沢があり、裏面は粉白色で縮毛が密生します。雌雄異株。4-5月、展葉より先に尾状花序を出し、楕円形の雄花序の葯は黄色く、ネコヤナギに似ています。青葉山では、崩壊地等に真先に進出する開拓植物でもあります・・・
ヤマネコヤナギ 青白い滝
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トウホクサンショウウオ(東北山椒魚)の卵嚢
2015/03/12(Thu)
 今朝は又数㎝雪が積もり、午前中は断続的に湿り雪が降り、午後は晴れ後又雪が降りました(0.1~6.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西風)。
  森の泉に、トウホクサンショウウオ(サンショウウオ科)の卵嚢がありました。あちこちの落枝や木根にくっ付いて、ゆらゆらと、妖しげに揺れていました。日本固有種で、名の通り、主に東北地方の高山~山麓の細流周辺の森に生息します。成体は体長9-14cm。3-5月に、湧水がある水溜りや、山間の沢の澱み等に産卵します。一対の長い嚢は、透明で縦・横条の皺があり、中に20-100個の卵が入ります。受精卵は、3週間程で泳ぎ出し、プランクトンや水生昆虫を食べながら、普通は年内に変態して陸に上がり、その後は周りの林内に棲み、4-5年かかって成体になります。青葉山では、どの沢や湧水池でも見られますが、開発等で減少していて、県レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています・・・
トウホクサンショウウオの卵嚢 牛越橋付近から
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リョウメンシダ (両面羊歯)
2015/03/11(Wed)
   今朝は雪が数㎝積り、晴れ後曇って、晩方には又雪になりました(-1.3~5.7℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  道端に、リョウメンシダ (オシダ科)が生えていました。久々の雪を被って、瑞々しくも、葉の表か裏か判らなくなっていましたが、やはり表でした。北海道~九州の山地~丘陵地の、谷沿い等の水分の多い所に生育する、高さ60-150㎝の常緑性羊歯植物です。葉は黄緑~明緑色で、3回羽状複葉です。最も下部の羽片は下向きに付きます。葉柄下部には褐~黄褐色の鱗片が密生します。当種の生える所は杉が良く育つ事から、スギ植林地指標植物になっていて、根茎に残る古い葉柄を数えると、樹の年輪の様に、植林された時期が推察できます。胞子による有性生殖の他、根茎に無性芽を付け、無性生殖も行います。青葉山では、杉林床等に普通に見られます・・・
   きょうで、大震災から4年。関連死にも加えられず、苦悩の中に亡くなっていった無数の人々、復興とは無縁に今も深まるばかりの闇の中、もがき苦しみ続ける無数の命・・・被災による死者達の安寧と、逆境に埋もれる者達の一日でも早い蘇生を、心より祈り、願うばかりです…
リョウメンシダ 泉ヶ岳を望む
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モズ(百舌/鵙)
2015/03/10(Tue)
  きょうは、雨が上がって晴れた後、午後は強風と共に雪が飛んで、うっすら積もりました(-0.5~8.9℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  追廻に、モズ(モズ科) の雄がいました。雪混じりの暴風の中、頭の逆毛を立てながら遠くを見つめ、この原の行末を案じているかの様でした。中国東部、朝鮮、ウスリー、サハリン等で繁殖し、冬には中国南部等で越冬します。日本では全国各地に周年生息しますが(留鳥)、北海道では冬に大部分は本州以南に移動し、山岳高地の者も里や南部に移ります。全長19-20㎝。眼上部の眉斑があり、尾羽、翼は黒褐色で、喉、頬、雨覆、次列風切、三列風切の外縁は淡褐色。雄は頭頂~後頸と体側面がオレンジ色で、体上面は青灰色、下面は淡褐色。初列風切羽基部に白斑が入ります。過眼線は黒。雌は全体に淡褐色。大型昆虫や蛙に蜥蜴、小鳥や鼠まで捕食。青葉山周辺では、一年中普通に見られます・・・
モズ♂ 宵の雪
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オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
2015/03/09(Mon)
  きょうは、一日霧雨が降りました(6.1~8.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東北東風)。
  草原に、オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)が咲いていました。雨の中で、円らな瞳を閉じてはいましたが、スカイブルーの花弁に雨滴が付いて、きらきら瞬く様でした。ヨーロッパ原産の帰化植物で、全国の路傍等日当たりの良い場所に生育する、草丈10-20cmの越年草です。茎は良く分枝し、地面を這うように広がります。葉は対生し、1-2cmの卵円形で粗い鋸歯があります。2-5月、葉腋から花柄を出し、コバルト色で径8-10mmの花を咲かせます。左右対称の花弁は4裂して基部で合着し、1日で落ちてしまいます。雄蘂は2本。蒴果は、2つの玉を付けた形で多毛。青葉山周辺では、道端等に普通に見られます・・・
オオイヌノフグリ 柳の滴
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三月観(視)察会
2015/03/08(Sun)
  きょうは、雨予報もありましたが何とか持って、曇天下の穏やかな観察会になりました(3.6~9.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。植栽のサザンカやオオイヌノフグリ、ミチタネツケバナ等見ながら森に向かうと、山の端は赤らみ、マンサクがあちこちで金の霞となっていました。ケヤマハンノキの雄花やツチグリ、マイマイガノ卵嚢群、ヒメヤブランやサルトリイバラ、オオバジャノヒゲやジャノヒゲの実、アオスゲやヒカゲスゲ等スゲ類、シュンランやコブシの花芽、バッケ等観察しつつ森に入ります。森は森閑として、真冬と一見何も変わっていないかの様ですが、歩を進め、足元を良く良く見れば、星屑の様なセリバオウレンが一輪、又一輪と煌き、カタクリの萌黄の若葉があちこちに顔を出しています。ああっ春だな、との思いが溢れました。途中では、崩壊斜面の修復工事についての報告をし、皆さんに動植物救済活動への更なるご協力をお願いしました…
濃黄のマンサク ツチグリ 名残のアルプス こんな所にも!
 その他、花では、ツノハシバミ、ヒイラギナンテン等が見られ、様々な草木が花芽を大きく膨らませていました。フユノハナワラビも見られました。果実では、ヘクソカズラ、イヌツゲ、ヤブコウジ、オケラ、ナガバノコウヤボウキ、ホオノキ、ネナシカズラ、ヤマノイモ、チゴユリ等、虫瘤ではイヌツゲメタマフシ、エゴノネコアシフシ、ツツジミマルフシ等観察しました。キノコでは、ヒトクチタケ、ウチワタケ等、昆虫ではフユシャクがひらひらと飛び、イラガの繭、ミノムシ、地蜘蛛等の巣他、野鳥では、アカゲラやコゲラ、シジュウカラやヤマガラ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ダイサギ、トビ他、動物では、テンの糞、土竜塚、カモシカの食痕等が見られました・・・
  セリバオウレン カタクリの葉 春の息吹を感じましたね! お土産が一杯!
  間もなく大震災から4年、様々な想いが甦りますが、きょうは思わずの穏やかな一時に、早春の息吹を十分感ずる事ができたのではないでしょうか・・・
  さて、来月(4/12)は、カタクリ、ショウジョウバカマ、シュンランにイワウチワと、早春の花々が一斉に咲き乱れている事でしょう? お楽しみに・・・
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カモシカ(氈鹿、羚羊)
2015/03/07(Sat)
    きょうは、曇り時々晴れました(1.8~8.2℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
   遊歩道沿いに、カモシカ(ウシ科)がいました。雌雄と思われる二頭でしたが、お邪魔した様で、こちらとばったり会うなり、知らぬ間でもなかろうに、お互いにカーッ、カーッと鳴いて少し離れ、直に「なーんだ」と言った感じで見合った後、消えて行きました。本州~九州のみに分布する日本固有種で、国指定特別天然記念物。亜高山~低山の森に生息し、木の葉、草、笹等を選択的に採食します。体長105-112㎝、肩高68-75㎝、体重30-45kg。全身の毛衣は白や灰色、灰褐色ですが、個体変異や地域変異が大きく、角は8-15㎝の円錐形でやや後方に湾曲し、基部に節があります。青葉山では、近年数多く定着し、毎年繁殖もしていましたが、大規模工事に因り生活圏が急激に狭められています・・・
カモシカ 木々の間から見える八幡
 明日(3/8(日))は、定例の観(視)察会の日です↓。満開のマンサクやカバノキ科の木々の花、咲き始めたセリバオウレン、顔を出し始めたカタクリの葉等々を愛でながら、野鳥達が囀る森を散策しましょう・・・
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マンサク(万作・満作・金縷梅)満開!
2015/03/06(Fri)
  きょうは、晴れ時々曇りました(0.7~9.1℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10Sv/h屋内21:00、南東風)。
   山のあちこちで、マンサク(マンサク科)が満開になっていました。気が付けば、何時の間にかそこいら中が、目に胸に染みる、金糸の花の海になっていました。本州(太平洋側)~九州の山林に生育する高さ3-5mの落葉小高木です。葉は互生し、楕円形で波状の鋸歯があります。2-3月、他に先駆けて花を咲かせ、花は萼、花弁、雄蕊4、仮雄蕊4、雌蕊(花柱)2からなります。萼は赤褐~緑色で円く、黄色い花弁は長さ1.5cm程の細長い紐状です。蒴果には、黒い種子が2個あります。青葉山では何処でも普通に見られ、山中に自生する草木中で最も早く咲き始めます・・・
マンサク満開! マンサクと広瀬川
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カタクリ(片栗)の若葉
2015/03/05(Thu)
   きょうは、晴れ時々曇りました(4.2~10.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西風)。
   道端に、カタクリ(ユリ科)の葉が出ていました。今春もそろそろ出ている頃、と思い探してみると、道の脇にちらりほらりと、目を惹く緑青色の若葉が顔を出していました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン等の落葉広葉樹の林床に群生する、草丈10-25㎝の多年草です。3月末~4月初め、長さ4-5㎝で薄紫~桃色の花を、下向きに咲かせた後、あっと言う間に消えてしまう、早春植物の代表です。発芽1年目は細い糸状の葉を、2年目からは卵状楕円形の一枚の葉のみで過ごし、7-8年後、二枚目の葉が出てから、やっと花を付ける様になります。青葉山では到る所に見られ、大群生地もあちこちにありますが、開発や盗掘・管理等で大分減少して来ています・・・
カタクリの葉 青空が眩しい
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セリバオウレン(芹葉黄蓮/連)咲き出す!
2015/03/04(Wed)
  きょうは、大体晴れました(1.0~13.6℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、西風)。
  森の道端で、セリバオウレン(キンポウゲ科)が咲き初めていました。このところの暖かさもあり、数輪のみでしたが、星屑の様な白い小花が、草叢にキラリと耀いていました。本州~四国の、やや暗い林床に群生する常緑多年草です。葉は2回3出複葉で、小葉はやや厚質で光沢があり、名の通り、芹葉状にに深裂します(2-3裂し、鋭頭、欠刻状鋸歯)。早春、根茎から高さ7-12cm程の花茎を伸ばし、茎先に2-3個の互生の白花を付けます。花には雄花と両性花(稀に雌花)があり、花弁の様に見えるものは萼です。開花と共に新葉を展開し、古葉は枯れます。青葉山では、樅林や杉、檜林下等に普通に見られ、林内地上花では最も早く咲き出します・・・
セリバオウレン 月昇る
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コガモ(小鴨)雄
2015/03/03(Tue)
  きょうは、晴れ後曇りました(-0.2~6.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)。
  川に、コガモ(カモ科)がいました。橋から見下ろす岸辺に、数羽ポツリポツリと佇んでいましたが、皆手持無沙汰の様子で、まだ先の北帰行を想っているかの様でした。北半球に広く分布し、日本には、ほぼ冬鳥として全国の河川、池沼に飛来する、体長34-38cm、翼開長58-64cmの小型のカモです。雄の頭は茶色く目の周り~後ろが青緑色。嘴と脚は黒く体は灰色で、側面中央付近に白い水平な線ります。雌は全体に褐色で、黒褐色の斑があります。嘴と脚は黒く、雄はピリツピリッやピッ ピッ、雌はグェックェッ等と鳴きます。越冬中は群れで生活し、水面から届く範囲の藻や水草等を採食します。青葉山周辺では、広瀬川等で普通に見られ、初冬に一番早くやって来て、春も遅めに旅立ちます・・・
コガモ雄 坂道から
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コウヤノマンネングサ(高野之万年草)
2015/03/02(Mon)
   きょうは曇後晴れて、午前中は雪が降りました(3.4~6.9℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  沢沿いに、コウヤノマンネングサ(コウヤノマンネングサ科)が生えていました。諸々の災厄から、何とか生き残った林床の雪も消え、きょうは、南の島の椰子の浜辺の様でした。東アジアに広く分布し、日本では全国の山野の、半日蔭の腐食土上に群生する雌雄異株の苔植物です。地中に長く地下茎が這い、その先から5‐6㎝の直立茎が立ちあがります。茎には鱗状卵形の葉を持ち、上部は枝分れして幅広い披針形の葉が付きます。胞子体は茎の枝分れする部分から延び、4-5㎝の枝先に円筒形の蒴を付けます。青葉山でも、樅や杉林等の林床に群生が見られます・・・
コウヤノマンネングサ 穏やかな日差し
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ゆきかえる