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センブリ(千振)の花
2015/09/30(Wed)
  きょうは、大体晴れました(13.8~22.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00西北西風)。  
  道端に、センブリ(リンドウ科)が咲いていました。と言っても、今年は花付きが悪く、一株に数花とか、一輪だけのものもあって寂しいのですが、紫のストライプも清しい花々は、散り蒔かれた星屑の様に輝いていました。北海道~九州の日当たりの良い山野の草地に生育する、高さ5‐30cmの二年草です。日本固有種。茎は四角く、根元から数本に別れ、1-3cm程の細長い線形の葉が対生します。発芽した芽はそのまま越冬し、翌年9-11月頃に多数の花を咲かせます。2-3cmの花は5深裂し、裂片は白く縦に紫色の筋が入ります。健胃等の薬草(生薬名「当薬」)として有名です。名は、「千回振出してもまだ苦い」の意。青葉山では、乾いた斜面や尾根等に見られます・・・
センブリ 青い空と海
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ウド(独活)の果実と花
2015/09/29(Tue)
   きょうはほぼ晴れて、風の強い一日でしたした(16.4~22.5℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00西北西風)。
   道沿いのウド(ウコギ科)に、実が生っていました。良く見ると、黒々とした粒々の間に緑や薄紅の実も、線香花火の様な花も残っていました。朝鮮、中国等東アジアに広く分布し、日本では全国の山野に生育する、高さ約2-3mの多年草です。全体に毛が多く、葉は互生して長柄があり、2回羽状複葉で小葉は5-7枚付きます。8-9月、茎上部や葉腋から淡緑色の小花を集めた総状花序を伸ばします。秋に、中に3-5個の胡麻状の種子を持つ、径3mm程の黒い液果を熟します。香りが強く山菜として好まれ、若葉、蕾、芽、茎が食用とされます。青葉山では、崩壊地等に普通に見られます・・・
ウド カツラ
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オトコエシ(男郎花)
2015/09/29(Tue)
  きょうは、大体晴れました(13.9~25.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西風)。
   林縁の草原に、オトコエシ(オミナエシ科)が咲いていました。小さな一株だけでしたが、純白の星花達が、秋の涼風を誘っていました。北海道~九州の、山地~低地の日当たりの良い草地等に生育する、高さ60-100㎝の多年草です。葉は対生し、普通は羽状に裂け(裂片は長楕円形)、毛が多く鋸歯があります。単葉の場合は、卵~卵状長楕円形になります。茎の上部で分枝し、8-10月に枝先に散房状花序を作り、径約4㎜の白花を多数付けます。花冠は5裂し、雄蘂4個、花柱1個。果実は長さ約3㎜の痩果で、翼があります。名は、オミナエシ(女郎花)と比べて毛が多く、丈夫そうに見えるからとか、花を白米(男飯/オトコメシ)に見立て訛った等の説があります。青葉山では、林縁や草原等に普通に見られます・・・
オトコエシ 上る光

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シオン(紫苑)
2015/09/27(Sun)
    きょうは、曇り後晴れました(17.0~25.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北西風)。
    草原に、シオン(キク科)が咲いていました。背の高い、生気に溢れた花々が、薄紫の原を成していました。中国北東部、朝鮮、モンゴル、シベリア等に分布し、日本では九州山間部に少数自生し、観賞用としては広く栽培されている草丈180cm程の多年草です。葉は大型皮針形で柄がなく互生し、大きな鋸歯があり、根生葉は長さ30㎝程になります。全草には粗毛があってざらつきます。 夏〜秋に茎先に散房状花茎を形成し、頂に淡紫色の径2‐3㎝程の頭状花を多数咲かせます。名は花色からの漢名「紫苑」をそのまま音読みしたもの。青葉山周辺では、嘗て植栽されたものが追廻等に多数見られます…
シオン 薔薇色の斜光
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テンニンソウ(天人草)
2015/09/26(Sat)
  きょうは、雨後曇りました(15.9~20.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北北西風)。
  沢端に、テンニンソウ(シソ科)が咲いていました。今年は何故か始めから、みすぼらしい姿の花が多いのですが、それでも金の房が何本も立ち上がり、谷風に揺れる様は、舞い踊る天女達を思わせました。北海道~九州の、山地の林内、林縁の日陰地に群生する高さ約1m多年草又は半低木です。茎は四角形で直立し、葉は柄があり、長楕円~広披針形で長さ10-25cmで鋸歯がありほぼ無毛。9-10月、茎頂に花序を作り、淡黄色の唇形花を密に付けます。毛に見えるのは蕊で、下から上へと開花して行きます。青葉山では、沢沿い等少し湿った所に多く見られます・・・
テンニンソウ 沢の石
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クロシタアオイラガ(黒下青毒棘蛾/黒下青刺蛾)の幼虫
2015/09/25(Fri)
    きょうは、雲lり後雨になりました(16.9~19.3[℃//0.17μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、東南東風)。
    落枝に、クロシタアオイラガ(イラガ科)の幼虫がいました。とても美しくて、つい近寄りたくなりますがおっと危ない!、うっとりと眺めておくだけにしました。中国、朝鮮、シベリア等に分布し、日本では全国の山野に生息する開張23-30㎜のイラガの仲間です。成虫は5-6月、8-9月の年2回発生し、前翅は淡緑色で基部と外縁に茶褐色の模様があります。幼虫の食草はクリ、クヌギ、ウメ、サクラ、ケヤキ、カキ、ニセアカシア等で、老熟幼虫は体長18㎜程で体色は緑、頭と腹は淡緑、赤く太い背線は両側を鮮緑〜青に縁取られます。肉角は黄色。体表に毒棘のある円錐状突起が多数あり、触れると激痛を齎します。他イラガ類との違いは、幼虫は模様が違いますが、成虫の同定は難しい様です・・・
クロシタアオイラガ 赤い政宗
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ハナビラニカワタケ(花弁膠茸)の幼菌
2015/09/24(Thu)
  きょうは、雲lり時々晴れました(16.8~22.3℃//0.17μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、東南東風)。
  小楢の木に、ハナビラニカワタケ(シロキクラゲ科)が付いていました。始めは何かの繭かと思いましたが、近寄って触ると、弾力があって美味しそうで、漸くそれと分かりました。何だか、包帯グルグルの木乃伊にも見えて、これがヒラヒラの花弁状になるのかと不思議に思いました。世界的に広く分布し、日本では全国のナラ、カシ、ヤナギ等の広葉樹又は針葉樹の幹や枝、枯枝に活着し、樹皮を破って花弁状に成長します。名の通り、膠の様に軟質で、形は皺の寄った花弁状で、球形の塊になり、色はくすんだ淡褐~赤褐色で、乾くと著しく収縮し、堅い黒褐色となります。無味無臭で、一度乾燥させたものを水に戻して、酢物、スープ、吸物等に利用します。青葉山では、小楢等に普通に見られます・・・
ハナビラニカワタケ 桂が少し
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チヂミザサ(縮笹)
2015/09/23(Wed)
   きょうは、大体晴れました(15.4~25.9℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sⅴ/h屋内21:00、南東風)。
   道端のチヂミザサ(イネ科)に、花が咲いていました。木漏れ陽を浴びて、花序や芒が金や銀に輝いて見えました。ユーラシアの温帯~熱帯に広く分布し、日本では全国の森林内や林縁に生育する、高さ30cm程の一年草です。根は茎節毎に出て、茎を地面に固定し、茎は枝分かれしながら地表を這い、多数の葉を付けます。葉は長さ3-7cmの卵状楕円形で、先端へ向かってやや細まり、先は尖り、基部は葉鞘となって茎を抱きます。秋、茎の一部が立ち上がり、その先に花穂を作り、疎に短枝を出して、夫々の枝に少数ずつの小穂を付けます。小穂からは3本の粘つく長毛が生え、開花時は雌蕊の柱頭の羽毛状の毛や紫色の葯が目立ちます。果実が熟すと、小穂の基部で外れ易くなり、その毛で他物に張り付きます。花軸や葉に毛が多いものをケチヂミザサと呼ぶ場合もありますが、この二つを変種レベルでさえ分けないともされます。青葉山では、林内外に普通に見られます・・・
チヂミザサ 青葉山に落ちた夕日
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ツノアオカメムシ(角青亀虫)
2015/09/22(Tue)
    きょうは、大体晴れました(15.1~26.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
   道端の砂利の上に、ツノアオカメムシ(カメムシ科)がいました。日向ぼっこでもしているのか、気持ち良さそうに、エメラルドの甲を輝かせていました。北海道〜九州の山地の樹上等に生息する、体長17-24㎜の緑色金属光沢をした美しい山地生のカメムシです。成虫は7-9月に出現し、 体表は密に点刻され、その点刻部が緑色なので、ざらついた様に見えます。前胸背側角は幅広で前方に向かって突出しています。ミズナラ、ケヤキ、カエデ類、ミズキ、ハルニレ、シラカバ等の汁を吸い、夜間は灯火にも飛来します・・・
ツノアオカメムシ ゆうやけ
後になって気付きましたが、この日で、「きょうの青葉山」を始めて丸10年(≪青葉山の緑を守る会≫の活動に参加して21年余)になりました。今後とも、青葉山の自然の素晴らしさや問題点等を日々発信して行きますので、皆さん宜しくお願い致します!
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ベニイグチ (紅猪口)
2015/09/21(Mon)
   きょうは良く晴れました(15.6~25.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南風)。
  林床の朽木の根元に、ベニイグチ(イグチ科)が生えていました。斜めになって、成熟し過ぎているのか、妖しくも見える真赤な体の周りには、蚊や蝿等の小虫達が群がっていました。夏~秋、全国のアカマツ・コナラ林、シイ・カシ林等の地上に発生します。傘は5-10㎝で、半球形~平たい饅頭形に開きます。表面は平滑で、湿時多少粘性があり、赤紫~帯褐赤色。柄は6-13㎝で、下部は膨らみ表面は傘と同色で、網目模様があり細点に覆われます。肉は淡黄色、傷ついても変色しないか、微かに青変します。管孔は檸檬色で柄に直生からやや上生します。食べている方もいますが食毒不明で、中毒例もある様ですから要注意です。青葉山では、落葉樹林下に比較的普通に見られます・・・
ベニイグチ 朱い雲
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ツタ(蔦)
2015/09/20(Sun)
   きょうは、曇り後晴れました(17.6~21.7℃)。
   橋に絡むツタ(ブドウ科)に実が生り、紅葉もし始めていました。川岸からでないと中々気付きませんが、濃赤紫に染まる葉と青白い実が、秋の訪れを感じさせてくれました。北海道~沖縄の山野や都市部にも生育する蔓性の落葉性木本です。葉は落葉性で、掌状に浅く裂けるか、完全に分かれて複葉になります。葉身は長さ幅共5-15㎝の広卵形で、上部は3裂し、裂片の先は鋭く尖り、縁には先が芒になる疎な鋸歯があり、基部は深いハート形。葉柄は長さ約15㎝。6-7月、短枝から長さ3-6㎝の集散花序を出し、黄緑色の小花を多数付けます。花は径2-3㎜で花弁5雄蕊5。。10月に紫黒色で5-7㎜の休憩液果を熟します。青葉山では、各所に見られます・・・
ツタ 八木山と青葉山
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キクイモ(菊芋)
2015/09/19(Sat)
   きょうは、曇り後晴れました(18.6~27.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
   草原に、キクイモ(キク科)が咲いていました。こんな所にあった記憶はありませんが、薄に交じって鮮黄の菊花が、結構数多く群れていました。北米原産で、南米、欧州、アジア、オセアニアに移入分布する、草丈1.5-3mの多年草です。日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝来し、後に野生化しました。茎葉共に粗毛が生えざらつき、下部の葉は対生し上部の葉は互生します。葉柄には翼があり、葉身は長卵形で先が尖り、3本の葉脈が目立ち、疎に鋸歯があります。9-10月、茎上部が分枝し、径6-8cmの数個の黄色頭花を付けます。舌状花は長さ3-5cmの淡黄色で、中央部の筒状花は黄褐色。果実は長さ5-6mmで、上部に毛が生えています。青葉山では、川沿い等のあちこちに群生しています・・・
キクイモ 入日後の輝き

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました!
 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、仙台市市民活動サポートセンター等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
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ヒガンバナ(彼岸花)
2015/09/18(Fri)
    きょうは、雨後曇って、夜は又雨になりました(14.9~22.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sv/h屋内21:00、北風)   
   林縁に、ヒガンバナ(ヒガンバナ科)が咲いていました。彼岸を間近に、真紅の花々が焔立ち、暗い森に浮き立っていました。北海道~沖縄の、田畑周辺や堤防、墓地、道端等に生育する多年生の球根性植物です。日本には稲作伝来時に中国から伝来した帰化植物と考えられています。晩夏~初秋、枝葉も節もない高さ30-50cmの花茎を立て、その先に赤く稀に白い散形花序を一つ形成し、包が破れると5-7個程の花を放射状に付けます。花弁は長さ40mm、幅約5mmと細長く、大きく反り返ります。花後、晩秋に長さ30-50cmの線形の細葉をロゼット状に出します。全草にアルカロイドを多く含み有毒ですが、嘗ては長時間水に曝して「救飢植物」ともなりました。青葉山では、田畑周辺等に見られます・・・
ヒガンバナ 葛の藪々
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ニオイコベニタケ(臭小紅茸)
2015/09/17(Thu)
   きょうは、曇り後雨になりました(16.8~22.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)。
   道端に、ニオイコベニタケ(ベニタケ科)が生えていました。苔の中から顔を出す姿が、あんまり可愛くて、躊躇はしましたが、一つ採って鼻に近付けると、微かに予想通りの匂いがしました。 7-10月、日本全国のマツ科、ブナ科の林地に発生する傘径2-5㎝の、小型のベニタケの仲間です。傘表面には艶はなく粉状で、薔薇紅色~濃桃色で、時に濃淡の斑になります。襞は始め白く、成熟時にはクリーム色。柄の表面は傘とほぼ同色。変色性はありません。食毒不明。カブトムシに似た独特な匂いがあるのが特徴です。青葉山では、各所に普通に見られます…
ニオイコベニタケ けものみち
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コクワガタ(小鍬形)
2015/09/16(Wed)
  きょうは、曇り後晴れました(17.0~23.2℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
 道沿いの小楢に、コクワガタ(クワガタムシ科)がいました。長雨で中々啜れなかった樹液を愛おしむ様に、又何頭も寄り合っていました。東アジアに広く分布し、日本では北海道~九州等の、主に低山帯の雑木林に生息する体長♂17 - 54.4㎜、♀21.5 - 33㎜の小-中型のクワガタムシです。成虫は5-9月に出現し、クヌギやコナラ、ミズナラ、ヤナギ、オニグルミ等の樹液に昼夜集まり、朽木中に潜み、灯火にも集ります。卵~成虫の期間は約2年で、幼虫は各種広葉樹の朽木で見られます。スジクワガタ等に似ていますが、大顎前方に内歯を一つだけ持つのが相違点で、内歯が全て消失した小型個体もあって、且ては「ヒメクワガタ」として別種と考えられていました。青葉山では、長い期間に最も普通に見られるクワガタです・・・
コクワガタ 白天狗の道
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ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)
2015/09/15(Tue)
   きょうは、晴れ時々曇りました(15.2~24.4℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、東南東風)。
   森の石の上に、ウラギンシジミ(シジミチョウ科)がいました。雌でしたが、やはり豪雨の所為なのか、よれよれの体で、翅裏の銀粉も落ちかけ、微動するのがやっとの様でした。ヒマラヤ〜中国等に分布し、日本では本州〜沖縄の山麓や盆地、郊外住宅地等の林縁や草原等に生息する、前翅長19-27㎜の典型的暖地性のシジミチョウです。成虫は、3-4月、6-10月に2-3回発生し、花・樹液・腐果・水溜り等に集まります。名の通り、翅裏が銀白色に輝き、雄の翅表は茶色地に朱色の紋、雌では朱色部分が白または淡水色。翅先が尖っているのも特徴で、飛ぶと、翅裏の白色がチラチラと良く目立ちます。幼虫の食草はマメ科のクズ、フジ等で、花や蕾を食べます。成虫で越冬。青葉山では普通に見られ、温暖化による北上と増加傾向がありますが、宮城県のレッドリストで要注目種に指定されています・・・
ウラギンシジミ 木漏光
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キバナアキギリ(黄花秋桐)
2015/09/15(Tue)
  きょうは、曇り時々晴れました(16.4~24.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)。
  森の道沿いに、キバナアキギリ(シソ科)が咲いていました。足の踏み場もない程でしたが、良く見れば長雨疲れか、皆俯いて、目を真赤にしていました。本州~九州の山地の木陰等にに生育する、高さ20-40㎝程の多年草です。茎は四角で、葉は対生し長柄があり、三角状矛型で長さ5-10㎝、幅4-7㎝。8-10月、茎先に黄色い唇形花を穂状に付け、花冠は長さ2.5-3.5㎝で上唇は立ち上がり、下唇は3裂して前に突出ます。雄蕊4中2は退化し、花柱は長く突出します。萼は上下に2裂し、下裂片には浅い切れ込みがあり開出毛があります。青葉山では、明るい林内に普通に見られます・・・
キバナアキギリ 薄原

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九月観(視)察会
2015/09/13(Sun)
  きょうは曇り時々雨が降り、観(視)察会でも少しぱらつきました(18.0~24.0℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00/北西風)。待合せ所のバス停で、豪雨被害等の報告の後出発です。栃の実や蝶庭の虫達、ツクシハギやミヤギノハギヤ、ヒメジソやゲンノショウコ等の花々を見ながら森に向かうと、道々モリノカレバタケやモエギタケ、ニオイコベニタケ、見事な群落を作るキホウキタケ、カワラタケ、何故か無数に出現のタケリタケ、白、黄、赤のイボカサタケトリオ等が続きます。林内には、大きなシロテングタケやミドリニガイグチ等ニガイグチの仲間が目立ちます。道端にはモミジタケ、クサウラベニタケ、コテングタケモドキ、コタマゴテングタケや、スギヒラタケ、ヒメカバイロタケやシシタケ(モドキ)等の群落も見事でした。木の実ではアオハダやミヤマガマズミ、オトコヨウゾメ、ウメモドキが真赤に実り、クリの実が沢山零れ、ツクバネ、シラキ、ツリバナ、ツルリンドウ等が目立ち、花ではヤマジノホトトギスが艶やかな色気を放っていました。鑑定会では、ウラベニホテイシメジ、ベニウスタケ、ヒナアンズタケ、ウスフジフウセンタケ、ムラサキシメジモドキ、キチチタケ、チチタケ、ドクベニタケ、チシオハツ、フサヒメホウキタケ、ヤマイグチ、シロオニタケ、ナラタケモドキ、ヌメリコウジタケ、ホコリタケ、オシロイシメジ、シロヒメカヤタケ、シロハツ、ササタケ、ダイダイイグチ、エゴノキタケ、ケロウジ、タマゴタケ、アカヌマベニタケ、オオホウライタケ、シロオオハラタケ、フクロツチガキ、オオゴムタケ、シロソウメンタケ等が見られました…
カマキリ タケリタケ シロイボカサタケ 早色付いている木々も
  花では他に、ケチヂミザサ、シシウド、ガンクビソウ、オヤリハグマ、オクモミジハグマ、ヤマノイモ、アキノキリンソウ、ツユクサ、シラヤマギク、シロヨメナ、ヤブハギ、キンミズヒキ、センボンヤリ、コバギボウシ、ヤブラン、カノツメソウ、ヒメジョオン、ヒヨドリバナ、ミズヒキ、ヤブガラシ、イノコヅチ、ヒナタイノコヅチ、ノコンギク、ナガバノコウヤボウキ、ナンブアザミ、ダギバヒメアザミ、オオハンゴンウ、キバナアキギリ等が咲き、果実では他に、サンショウ、マイヅルソウ、チゴユリ、ナツハゼ等が目立ちました。動物では、足元から飛び跳ねるアカガエルの仲間達、昆虫では、花に群れるヒョウモンチョウやセセリチョウの仲間、キタキチョウ、無数のコアオハナムグリ、カマキリ、未だ良く鳴いていたエゾゼミ等、野鳥ではメジロ、シジュウカラ、コゲラ、キジバト、ヒヨドリ、ハシブトガラス等が確認できました。蒸し暑さは残るものの、紅葉し始めた木々も見られました。尚、帰り際に大量のキノコ等を担いでいる方に出会い、下見で見ていたサクラシメジ群等が無かった理由が解りましたが、放射能一杯の可能性あるものを!如何するのかな?と、国や東電への怒りを含めて、とても心配になりました。会の後は10人程で、大学の当会事務・会議室にて当面の諸問題を話し合い、今後の予定を打ち合わせました。森の管理に関しても、「自然保護のための毅然とした対応を!」との意見が強くありました・・・
真剣な眼差し 何という種類! お疲れ様でした! ヤマジノホトトギス
  来月(10/11(日))も、キノコ中心の観察・鑑定会を予定しています。又、楽しい出会いがあると良いですね・・・
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アオハダ(青膚、青肌)の果実
2015/09/12(Sat)
  きょうは、久し振りに良く晴れました(16.5~26.7℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00/南南東風)。
  道沿いのアオハダ(モチノキ科)の木に、実が生っていました。一昨日の豪雨で垂れ下がったのか、目の前に現れた赤い実の枝が、愛しい陽光に輝いていました。濃色のものを齧ると甘くて、熊も好きな訳と思いました。北海道~九州の、山地の主に明るい落葉広葉樹林中に生育する、高さ10‐15m程の落葉高木です。雌雄異株。幹は灰白色で樹皮の外皮が薄く、内皮が緑色で容易に判別できるのが名の由来。5-6月に緑白色の花を咲かせ(花弁4、雄蕊4)、9-11月に径7mm程の赤い果実を付けます。若枝は無毛で長枝、短枝があり、長枝では葉は互生し、短枝では数枚が輪生状に付きます。青葉山では、林内で普通に見られます・・・
アオハダ 日射しの何と眩しいことか
  明日(9/13)は、定例の観(視)察会↓です。キノコが中心の観察・鑑定会になりますが、短いコースで野菊や薊、萩等の花々や果実、昆虫、野鳥に動物等自然全般の観察もしましょう! 又いろんな出会いがあるといいですね・・・
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ヤブサメ(藪雨/藪鮫)
2015/09/11(Fri)
   記録的な豪雨となり、仙台だけでも一時41万人に避難勧告が出て、あちこちに傷跡を残しましたが(被災された皆さん、心よりお見舞い申し上げます)、午後には久し振りに晴間も出て、少し安堵しました(18.8~25.3℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sⅴ/h屋内21:00北北西風)。
   森の入口に、ヤブサメ(ヒタキ科ウグイス亜科)がいました。藪の中を、チャッチャッチャッ・・・と、鶯よりずっと高い声で鳴きながら動き回り、嵐の後の点検と腹ごしらえに忙しそうでした。夏はロシア東部、中国北東部、朝鮮等で繁殖し、冬は東南アジアで越冬し、日本には春~秋に渡来し(夏鳥)、屋久島以北の山地の下生えの多い湿った林で繁殖する、体長10.5㎝程のウグイスの仲間です。体は茶褐色で下面は淡く、頭部は暗褐色で、眉斑は白くて明瞭、過眼線は黒く、尾羽が短いのが特徴です。森や藪等に生息し、鳴声は高く、「シシシ・・・」と虫の様な声で終わりにつれ強く囀り 、地鳴きは「チャッ、チャッ」と鳴きます。動物食で、昆虫類、節足動物等を食べます。木の根元等に落葉等を組み合わせたお椀状の巣を作ります。青葉山では、夏にシシシ・・・と言う声があちこちから聞こえます・・・
ヤブサメ 牛越橋付近 ここを登ろうとしましたが(三十人町)
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ヌメリイグチ(滑り猪口)
2015/09/10(Thu)
   きょうは、一日雨が降り続きました(21.6~23.1℃//0.17μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sⅴ/h屋内21:00東北東風)。
   道端に、ヌメリイグチ(イグチ科)が生えていました。夜来の氷雨の所為もあって、益々滑って、美味しそうに見えました。夏~秋、全国の山地~低地の松林や広葉樹の交る松林に発生する、傘径4-11cmの菌根菌です。褐色の表面は名の通り粘性があり、鍔を持つ柄は淡黄色で、表面に黄~褐色の細粒点があります。管孔は檸檬~黄褐色になります。カワムケ、マンジュアタケ等の別名を持ち、昔から広く食用にされていますが、傘表皮に毒成分を持つとも言われ、管孔部分は消化が悪い為、其々を取り除いて調理するのが無難の様です。又、他の菌類同様、放射性物質を高度に濃縮する特性があり、原発事故が全く収拾できていない現在、当地周辺のものは、残念ながら食用としては控えるべきでしょう。青葉山では、赤松林等に多く見られます・・・
ヌメリイグチ 降り続く雨
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オオクチブトカメムシ(大口太亀虫)
2015/09/09(Wed)
   きょうも、雨が降ったり止んだりでした(17.3~23.0℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sⅴ/h屋内21:00北東風)。
   ミズヒキ(タデ科)に、オオクチブトカメムシ(カメムシ科)がいました。 雨に濡れて、花も自分もキラキラと、 宝石の様に輝いていました。北海道〜九州の山地の草叢等に生息する、体長16-17㎜程のカメムシです。不完全変態。冬の厳しい地方では卵で越冬。食性は肉食で、他の生物から体液を吸汁して生活していますが、個体数は多くなく、詳しい生態は良く分かっていいません。クチブトカメムシと似ていますが、やや幅広で大きいく、腹部下側の黒紋の有無で識別できます。名は、目の間の部分が前に太く突出していることに由来します…
オオクチブトカメムシとミズヒキ 大橋から
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チシオタケ(血潮茸)
2015/09/08(Tue)
  きょうは、雨が降ったり止んだりでした(10.7~20.8℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sⅴ/h屋内20:00南西風)。。
   道沿いの倒木に、チシオタケ(キシメジ科)が生えていました。赤みを帯びたランプシェードが、ほんのり光を放っていましたが、触れると、名通りの血潮が零れました。夏〜秋に全国の山野の広葉樹の朽木上に群生する。傘径2-3㎝程の小型菌です。傘色は淡赤紫色~淡赤褐色で中心部分は色が濃く、湿時は表面に滑りが見られ、幼時は卵形で、成長するとやや開き、釣鐘型又は円錐形となります。傘には放射状の条線があり、縁には鋸歯状飾り(フリンジ)が見られます。襞はf直生し白く、成長すると黄を帯びる事もあります。柄は長さ4-12㎝で中空。柄の色は傘より色が濃く、細かい綿毛状繊維が見られます。基部は白い菌糸に包まれています。名は、名は、傷を付けると暗赤色の血液の様な液が出る事に由来。青葉山では、広葉樹枯木に普通に見られます…
チシオタケ 雨の日々続く
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ナンブアザミ(南部薊)
2015/09/07(Mon)
  きょうは、一日曇りました(10.7~20.8℃//0.16μSⅴ/h八幡1屋外高さ1m・0.10Sⅴ/h屋内20:00南西風)。
  林縁に、ナンブアザミ(キク科)が咲いていました。霧雨に濡れ、花先にキラキラ滴が光って、千輪菊の様でした。本州中部以北の山地の林縁や草原等に生育する、高さ1-2mの多年草です。葉は互生し、基部は茎を抱かず、縁は浅い鋸歯から深く切れ込むものまで異変が多く、花期に根生葉は残りません。8-10月頃、頭状花序が筒状花のみで構成される紫色の花を、やや上~やや下向きに付けます。総苞片が粘りが無く反り返るのも特徴です。名は、南部地方に多く自生するアザミ(棘が多のに「あさむ=驚くの古語」が転訛した等諸説あり)の意。青葉山では、最も普通に見られる薊です・・・
ナンブアザミ 時雨の森
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コンイロイッポンシメジ(紺色一本湿地)
2015/09/06(Sun)
  きょうは、雨時々曇りでした(19.0~24.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  道端に、コンイロイッポンシメジ(イッポンシメジ科)が生えていました。傘に紺碧の水を貯めて、深山の神々しい湖の様でした。夏~秋、コナラやアカマツ混成林等の林内地上に群生又は単生する、傘径5-7㎝の中型のキノコです。傘は円錐〜中高扁平に開き、青黒色。表面は平滑で粘性なく、しばしば放射状の浅い皺あり、襞は上生、湾生、殆ど離生でやや疎。襞の色は白く後肉色になります。柄は上下同径で中実。長さ4-10㎝で径4-12㎜。傘と同色で表面に繊維状縦線あるのが特徴です。食毒不明ですが、食用とされることも。良く似たナスコンイッポンシメジは、傘表面が微細鱗片に密に覆われ暗紫色で、柄は下方が太まり傘と同様鱗片に覆われ根元は白色菌糸に包まれます。青葉山では、今頃所々に見られます・・・
コンイロイッポンシメジ 霧の青葉山
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カワアイサ(川秋沙)来仙!
2015/09/05(Sat)
   きょうは、曇り時々晴れました(18.3~26.9℃//0.16μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南南等風)。
   広瀬川に、早くもカワアイサ(カモ科)がいました。何故か、7羽中殆どが雌(雄1)でしたが、朱い足を見せながら石上で、長旅の疲れを休めていました。ユーラシアや北米に広く分布し、日本では全国に冬鳥として渡来する、全長58-72cm、翼開長86-102cmの潜水性のカモです。主に河川・湖沼等の淡水域に棲み、水中で魚を捕食します。雄の頭は緑黒色で、胸や腹等は白く、背中は黒。嘴は長く、濃赤色で先端が鉤状に曲がり、虹彩は黒褐色。雌の頭部は茶色で、体の下面は灰色。青葉山周辺では、秋~春に数多く普通に見られます・・・
   三居沢のトチノキが、紅葉し始めていました・・・
カワアイサ 栃葉が色付いていた
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ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
2015/09/05(Sat)
   きょうは、晴れたり曇ったりでした(20.4~28.3℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、北西風)。
   道沿いに、ヤマジノホトトギス(ユリ科)が咲いていました。右にも左にも、女王冠の様な華麗な花が、立ち並んでいました。北海道南西部~九州のに山地の林内や林縁等に生育する、茎丈30-60cmの多年草です。日本固有種。全体に毛が多く、葉は互生し、卵状長楕円~狭長楕円形で先端は鋭く尖り、基部は茎を抱きます。8-10月、茎先と葉腋から花柄を出し、白く紫色の斑のある花を1-3個開きます。花被片は6個で平開しますが、反り返らず、6本の花糸は花の中心で花柱と密着し、上方に伸び、放射状に広がります。花柱は3裂し更に先で2裂し、柱頭部に斑点があります。青葉山では、林下等に普通に見られます・・・
ヤマジノホトトギス 心地良い青空
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ヤブツルアズキ(藪蔓小豆) 
2015/09/03(Thu)
   きょうは、晴れ後曇りりでした(20.2~26.6℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南東風)。
   草原に、ヤブツルアズキ(マメ科)が咲いていました。黄色い面顔があっち向いたりこっち向いたり、背伸びする様に覗いていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の、山野の草地に生育する蔓性の多年草です。葉は3出複葉で、小葉は先端が尖る狭卵~卵形で、浅く3裂するものもあります。8‐10月頃に、黄色い蝶形花を咲かせます。豆果は長さ4-9cmの線形で、毛がなく、当種を改良したものが「アズキ」だと言われています。青葉山では、道端の藪等に良く絡まっています・・・
ヤブツルアズキ 東北方面
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タマゴタケ(卵茸)
2015/09/02(Wed)
   きょうは久し振りに良く晴れて、暑くなりました(21.5~32.3℃//0.17μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南西風)。
   森のあちこちに、タマゴタケ(テングタケ科)が生えていました。「雨後の〜」ではありませんが、様々なキノコが一斉に現れていて、中でもこの真赤な大玉小玉が列を成して、その存在を見せ付けていました。中国~インドや北米に分布し、日本では夏~秋、各種樹林下に発生する中~大型の菌根菌です。径6-20cmの傘は赤~橙赤色で、縁に条線があります。襞は黄色。高さ10~20㎝の柄は中空で、黄色と橙色の段だら模様で、上部に橙色の鍔、基部に白い壺があります。高級な食菌ですが、他の菌類同様、セシウム等放射性物質を高度に濃縮する特性があり、食用としては控えた方が良さそうです。青葉山では、普通に見られます・・・
タマゴタケ 良く晴れました
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ホツツジ(穂躑躅)の花
2015/09/01(Tue)
  きょうは、雨が降ったり止んだりでした(19.0~24.4℃//0.16μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、西北西風)。
  道沿いのホツツジ(ツツジ科)に、花が咲いていました。雨降りの薄暗い森に、白い花穂がぽつぽつと浮かんで、何者かの葬列でも見る様でした。北海道南部~九州の山地の岩場等日当たりの良い所に生育する高さ1-2mの落葉低木です。日本特産種。葉は、長さ5cm程の楕円形で、枝に互生し先は尖ります。枝は、赤く細くて角ばります。7-9月、枝先に円錐状に花序を出し、やや赤みを帯びた白い花を咲かせます。花弁は3-4枚反り返って丸まり、雌蕊が長く真直ぐに伸びるのが特徴です。蒴果は3㎜程の扁球形で、熟すと3裂します。青葉山では、乾いた尾根や斜面等で見られます・・・
ホツツジ 雨霧
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