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エゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
2016/06/30(Thu)
   きょうは、雨が降ったり止んだりでした(19.6~21.3℃/東南東風)。
   沢沿いに、エゾアジサイ(ユキノシタ科)が咲いていました。雨に濡れながらも、目にも眩い天色の花が、胸深くに染み入る様でした。北海道~九州に分布し、主に日本海側の深山の沢沿い等、やや湿った場所に生育する、高さ1-2mの落葉低木です。葉は、先の尖った楕円形で、粗い鋸歯があり対生し、葉柄は長さ2-5㎝、葉身は長さ10-20㎝。6-8月、青~青淡色の小さな両性花の周りに花弁4枚の装飾花を付けます。青葉山では、川や沢沿い等に見られます・・・
エゾアジサイ 雨紫陽花
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クモキリソウ(雲切草)
2016/06/29(Wed)
   きょうは、大体晴れました(16.8~26.3℃/南東風)。
    森の藪影に、クモキリソウ(ラン科)が咲いていました。薄暗くなった林床に木漏陽が射して、消えた希少蘭にも増す輝きを放っていました。北海道~九州の他、朝鮮、クリル等の、山地の薄暗く少し湿った広葉樹林内に生育する、花茎10-20cmの多年草です。長さ5-12㎝で広卵形の葉が根元から2枚出て、縁が細かく波打ち、葉脈の網目がはっきりしないのが特徴です。6-7月に、長さ5cm程の花序に5-15個の淡緑色の花を穂状に付け、萼片、側花弁共に8mm程の細い管状で、幅広い唇弁は反り返ります。全国的に減少していますが、青葉山では、林下に比較的普通に見られます・・・
クモキリソウ 夏の森
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ギシギシ(羊蹄)とナナホシテントウ(七星天道、七星瓢虫)
2016/06/28(Tue)
    きょうは、雨時々曇りました(18;0~20.6℃/東南東風)。  
   道端のギシギシ(タデ科)に花が咲いていました。緑地に縁や柄が赤らんでいましたが、それを更に引き立てる様に、朱いナナホシテントウ(テントウムシ科)がくるくる這っていました。北海道~沖縄の道端等に生育する高さ60-100㎝の多年草。葉は下部に群がり長柄があり、長楕円形で鈍頭、基部は心形〜楔形、6-8月、円錐花序を作って小花を多数付け、内花被片は心円形で縁に細かい歯牙があり、外花被片は小さく、果実にそって開出。果実は3稜形。ナナホシテントウは、北海道〜沖縄の山野に生息し、体長5-8.6㎜。成虫は3-11月に出現し、黄赤地に七つの黒紋を持ち、 草原や畑等で良く見られ、肉食性で成虫・幼虫共に植物に付くアブラムシを捕食。成虫で越冬。青葉山でも、草原等で極普通に見られます・・・
ナナホシテントウとギシギシ 崖のある町
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オオチャバネセセリ(大茶羽挵)とイタドリ(虎杖、痛取)の花
2016/06/27(Mon)
   きょうは、晴れ時々曇りました(15.2~26.5℃/南風)。  
    川沿いに、イタドリ(タデ科)の花が咲いていました。樹氷の様な白い花穂には、オオチャバネセセリ(セセリチョウ科)が止まっていて、蜜を吸いながら翅を開いたり閉じたりしていました。イタドリは、北海道西部以南の日本全国の他、朝鮮、中国等の、荒地等日当たりの良い場所に生育する雌雄異株、高さ0.5-1.5mの多年草。根茎を長く伸ばし、葉は互生し、長さ6-15㎝の卵~広卵形で先は尖る。7-10月、葉脇から枝を出し、その先に白や淡緑、時に赤みを帯びた小花を穂にして咲かせます。花被は白~紅色で5裂し、外花被3は大きく背面に稜がある。蝶は、北海道~九州の、高山~丘陵に生息する、前翅長16-21mm のセセリチョウ。成虫は6-10月に出現し、林の周辺や草地で見られ、羽音を立てて素早く飛び、花で良く吸蜜します。全体に茶色く、イチモンジセセリに似ますが、後翅の白紋が一直線でなくてジグザグしているのが特徴。幼虫は、タケ科植物やススキ等を食草とし、幼虫のまま越冬。嘗ては都市近郊にも多い普通種でしたが、減少傾向にあります・・・
オチャバネセセリとイタドリの花 広瀬川と青葉山
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ノビル(野蒜)の花と珠芽
2016/06/26(Sun)
  きょうは、曇り時々晴れましたした(13.6~23.8℃/北風)。
  道端のノビル(ネギ科)に、花が咲いていました。 ちょっとサフランを思わせる、清しい小花があちこちに散らばり、近寄れば、爽やかな香もしていました。東アジアに広く分布し、日本では北海道~沖縄の日当たりの良い山野の草地にに生育する、高さ50-80cmの多年草です。地下に球根を持ち、地上に線形で20-30cmの葉をを数本出します。葉の表面は白い粉を噴きます。5-6月、60cm程で円柱形のの花茎の先に白~薄紫の花を密集させます。花は、長さ数mmの楕円形の花弁6枚からなります。花から種子が出来るものは極稀で、代わりに花序の開花前後に珠芽を着生し、散布されます。地下の鱗茎は葱に似た香りと辛味があり、食用になります。青葉山では、路傍や土手等に見られます・・・
ノビルの花と珠芽 晴間が少し
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ニホンリス(日本栗鼠)
2016/06/25(Sat)
  きょうは雨後曇って、夜に又雨が降りました(19.9~26.1℃/西南西風)。
  道端で、ニホンリス(リス科)に出会いました。2頭が、木の幹を上に下にと駆け回り、仲良く?じゃれ合っていました。本州~九州の亜高山~平地の森に生息する日本固有種で、体長16-22㎝、尾長13-17㎝。腹面や尾先端は白く、夏は背面が赤褐色で、冬は耳介先端の体毛が伸長し背面が灰褐色になります。10ha程の行動圏を持ち、堅果や種子、キノコ、果実や昆虫類、鳥の卵等も採食します。食物を枝の間や地中に埋めて貯蔵し、樹上に木の枝や樹皮等を組み合わせた球形の巣を作ります。青葉山では、食糧や巣のある赤松や杉・檜、鬼胡桃の木立等で良く観察されます・・・
ニホンリス おほはしから
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モノサシトンボ(物差蜻蛉)
2016/06/24(Fri)
  きょうは曇り時々晴れて、晩方から雨が降りました((17.4~22.4℃/南東風)。 
  池畔に、モノサシトンボ(モノサシトンボ科)がいました。 黒地に水色ストライプの雄でしたが、草から草へと漂って優雅にワルツでも踊っている様でした。北海道~九州の、山地~平地の挺水植物が繁茂し落葉の堆積した池沼周辺の林地等に生息し、岸近くに木立等のある薄暗い環境を好む、腹長31-39mmの大型のイトトンボです。 成虫は5-9月に出現し、細身で黒く、腹部の各節の基部に等間隔に白い紋があり、これが目盛りに見える事が、名の由来になりました。雄は淡青緑色で、雌は黄色っぽく見えます。水辺そのものよりも、池周辺の樹林内や草叢で良く見られ、食性は肉食性で、小型の昆虫類等を補食します。 青葉山では、池沼周辺の林内等で普通に見られます・・・
モノサシトンボ 雨の坂道
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オオムラサキツユクサ(大紫露草)
2016/06/23(Thu)
  きょうは、一日雨が降りました(17.1~18.4℃/北風)。 
  林縁の道端に、オオムラサキツユクサ(ツユクサ科)が咲いていました。こんな山中に、自然を攪乱すれば瞬く間にこうなるのかと愕然としつつ、雨に濡れる艶やかな風情にも驚かされました。北米東部原産で、日本には明治期に帰化して、全国の道端、空地、林縁等日当たりの良い場所に生育する、高さ5-35㎝の1年草です。葉は長さ13-37㎝、幅0.4-2.5㎝で全縁、基部は鞘状、苞は葉状で毛があります。6-9月に青~紫〜薔薇色、稀に白い花を付け、花弁3は長さ0.8-2㎝、広卵形で雄蕊6、萼片3は長さ7-16㎜で毛に覆われます。 似たムラサキツユクサは15-115㎝と大きく、萼片が無毛又は先端に毛束があります・・・
おおむらさきつゆくさ 雨の坂道
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ツマキシロナミシャク(本州以南亜種)
2016/06/22(Wed)
   きょうは晴れ後曇って、晩方から雨になりました(18.3~23.1℃/南東風)。
   道沿いの蔦葉に、ツマキシロナミシャク(シャクガ科)がいました。始めトラガか他のシャクガかと思い近寄ると、白虎の様な精悍な容姿でした。中国、朝鮮等に分布し、日本では本州〜九州の山地〜低地に生息する開張30~40㎜のナミシャクの仲間です。成虫は6-8月に出現し、 白黒の斑紋と黄色い縁取りが美しく、様々な花で吸蜜します。幼虫の食草はサルナシ(マタタビ科)。 北海道産は基亜種とされ本亜種よりも小型で黒い斑紋が本亜種程発達しません。 近似種とは斑紋の形状や後縁の黄色い縁取りで区別できますが、特に良く似たヒョウモンエダシャクは、幼虫期にアセビを食べて毒素(アセボトキシン)を取り込む為鳥等に食べられず、当種も捕食され難いと言われます。青葉山では、沿道等で普通に見られます・・・
ツマキシロナミシャク 松渕付近
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コヒルガオ(小昼顔)
2016/06/21(Tue)
  きょうは、曇り時々晴れました(18.6~26.2℃/南東風)。
  道端に、コヒルガオ(ヒルガオ科)が咲いていました。有触れた花なのに、近寄れば、触れるのも憚れる様な美しさでした。本州~九州の他、東南アジアの路傍や草地等に生育する蔓性多年草です。葉は3-7cmの三角状鉾形で、側裂片が良く発達して普通耳形に2裂するのが特徴です。良く似たヒルガオには翼がなく、葉の基部は分かれません。6-8月、淡紅~白色の径3-4cmの花を付け、昼間に開花します。基部に1-2cmの苞が2枚あり、花柄の断面は四角形で、稜に縮れた翼(襞)があるのも特徴です。細く長い地下茎を伸ばして増殖します。青葉山では、車道沿い等に普通に見られます・・・
コヒルガオ 残光
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マタタビ(木天蓼)
2016/06/20(Mon)
  きょうは雨後曇って、後晴れました(18.8~25.1℃/南南東風)。
  山裾の、マタタビ(マタタビ科)の葉が白化していました。白い葉が藪を覆い、甘い香りに誘われる様に近寄ると、これも真白い花が無数に下がっていました。北海道~九州の他、クリル、サハリン、朝鮮、中国等の、山地に生育する雌雄雑居性の落葉蔓植物です。葉は互生し葉柄があり、楕円形で細鋸歯を持ちます。6-7月、径2cm程の白花を下向きに咲かせ、雄株には雄蕊だけの雄花を、両性株には雄蕊と雌蕊を持つ両性花を付けます。花弁のない雌蕊のみの雌花を付ける雌株もあります。花を付ける蔓の先端部の葉は、花期に白化し、送粉昆虫を誘引する印となると考えられています。青葉山では普通に見られ、梅雨時には白葉が目立ちます・・・
マタタビ 命の道
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カジカガエル(河鹿蛙)
2016/06/19(Sun)
  きょうは、大体曇りました(19.1~23.3℃/南東風)。
  沢に、カジカガエル(アオガエル科)がいました。コロコロコロ…と鳴く美声に誘われて、そろりそろりと近付くと、ありゃこんにちは、石の下にめんこい顔が覗いていました。本州~九州の山地の渓流、湖やその周辺の森等に生息する、体長3.5-4.4cm(♂)、4.9-6.9mc(♀)の蛙です。日本固有種。体は扁平で岩の隙間等に隠れるのに適し、体色は灰褐色で、不規則な斑紋があり、岩上等では保護色になります。指趾の先端には吸盤が発達します。動物食で昆虫、蜘蛛等を食べ、幼生は藻類を食べます。雄は水辺の石等に縄張りを作り、フィフィフィフィフィーと繁殖音を上げます。青葉山では、広瀬川や各沢等で見られます・・・
やあ、こんちわ! 泉と観音
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ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)
2016/06/18(Sat)
   きょうは良く晴れて暑くなり、今年初の真夏日になりました(17.5~30.1℃/東南東風)  
   道沿いに、ウラギンシジミ(シジミチョウ科)がいました。翅の表裏を、黒白点滅する様に飛び回り、草に止まるとゆっくりと、真赤な斑を曝していました。ヒマラヤ〜中国等に分布し、日本では本州〜沖縄の山麓や盆地、郊外住宅地等の林縁や草原等に生息する、前翅長19-27㎜の典型的暖地性のシジミチョウです。成虫は、3-4月、6-10月に2-3回発生し、花・樹液・腐果・水溜り等に集まります。名の通り、翅裏が銀白色に輝き、雄の翅表は茶色地に朱色の紋、雌では朱色部分が白または淡水色。翅先が尖っているのも特徴です。幼虫の食草はマメ科のクズ、フジ等で、花や蕾を食べます。成虫で越冬。青葉山では普通に見られ、温暖化による北上と増加傾向がありますが、宮城県のレッドリストで要注目種に指定されています・・・
ウラギンシジミ 沢は涼しい
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ゲンジボタル(源氏蛍)
2016/06/17(Fri)
  きょうは、雨後晴れました(18.2~26.7℃/南東風)。
  川沿いに、ゲンジボタル(ホタル科)がいました。幻想的な光が、暗闇に一つ又一つと浮び上がり、スーッと消えては又光り、鬼火の様に漂っていました。本州~九州と周囲の島々の、水が綺麗な川に生息します。発光して他個体と交信し、雌雄が出会った後雌は川岸の苔の中に産卵、孵化した幼虫は直に水に入り、流れの緩い清流でカワニナを捕食しながら成長します。その後川岸の土に潜り込み、周囲の泥を固めて繭を作り蛹になります。成虫期間は2-3週間程で、水分は補給しますが、活動や産卵は幼虫時に摂った栄養分のみで行います。近年は、水質汚染や護岸工事等に因り、生息域が各地で狭まり、県レッドリストにも記載されています。青葉山では、ヘイケボタルと共に各所の沢筋等で見られ、時折大発生もしていますが、部分的に他地域産種の人為的放流も行われ、生態系の撹乱が危惧されています・・・
ゲンジボタル 雨上がりの空
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キリンソウ(麒麟草・黄輪草)
2016/06/16(Thu)
  きょうは、曇り時々雨が降りました(17.2~21.1℃/東南東風)。
   草原に、キリンソウ(ベンケイソウ科)が咲いていました。知らぬ間に株も群落も大分広がって、梅雨空に黄金の山が煌いていました。北海道~九州の山地か海岸近くの岩上等に生育する、高さ5-30cmの多年草です。太い根茎から肉質で円柱形の茎を数本叢生し、基部はやや斜上し時に分枝。葉は互生し(時に対生)、倒卵~倒卵状長楕円形。基部1/3程は楔形となって鋸歯はなく、葉の2/3には鈍鋸歯があり、先は鈍頭~やや円頭。5-8月、茎先に平らな集散花序を出し、黄花を多数咲かせます。花序には葉状の苞があり、花弁は長さ6mm程の披針形で先は鋭く尖ります。雄蕊10。果実は長さ5-6mmの袋果で、5個斜上に開出。青葉山では、尾根道等に見られます・・・
キリンソウ 梅雨の山
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ハンミョウ(班猫)の交尾
2016/06/15(Wed)
  きょうは、曇り時々霧雨が降りました(16.6~20.0℃/南南東風)。
  沢沿いに、ハンミョウ(ハンミョウ科)がいました。何も考えずに歩いていましたら、眼前に美しい宝虫が現れて、良く見れば交尾中で、雄が白い大顎で雌の肩をしっかり銜えていました。本州~九州の山地~低地の林縁や渓流沿い等に生息する体長20mm程の甲虫です。成虫は4-9月に出現し、頭は金緑色、前胸は金赤色で、前後が金緑色に光り、上翅は黒紫色で赤銅色の横帯と白色の横紋があります。鋭い大顎で蝿等の虫を捕食し、交尾の際も雄は雌の首を大顎で掴みます。幼虫は地面に縦穴を掘って隠れ、平たく大きな頭で穴を塞ぎ、通りかかる他の虫を穴に引き込んで食べます。青葉山では、沢沿いの砂地等で見られます・・・
ハンミョウの交尾 梅雨の野山
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ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)
2016/06/14(Tue)
    きょうは曇り時々雨が降りました(16.9~20.6℃/西風)。
    藪陰に、ミヤマナルコユリ(ナギイカダ科)が咲いていました。つい見過してしまいそうですが、屈んで覗くと、パイプ雲丹の風鈴にも似た白花が並んで、今にもカラカラと鳴り出しそうでした。北海道~九州の他朝鮮半島等の、山野の林内に生育する高さ30-60㎝の多年草です。ナルコユリやアマドコロに似ていますが、茎には稜があり、全体にはジグザクに縒れて見えます。5-6月に咲く花も、ナルコユリやアマドコロが茎に沿って整列するのに対し、葉に沿って左右に分れて付きます。葉の裏面は粉白色を帯びます。筒状花の花被片の先は、緑色を帯びて浅く6裂して少しだけ開きます。名は、花が並んで垂れる様子を、田圃の鳥除けの鳴子に譬えたもの。青葉山では、各林床に普通に見られます・・・
ミヤマナルコユリ 滝
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ヤエムグラ(八重葎)
2016/06/13(Mon)
  きょうは久し振りに雨が降り、梅雨入りだとか(16.4~27.3℃/南東風)。
  車道に沿って、ヤエムグラ(アカネ科ヤエムグラ属)が生えていました。白い小花も有りましたが、多くは達磨状の果実で、雨粒に包まれて、硝子細工の様に光っていました。日本全国の人里近くの藪や荒地に普通に生育する1~越年草です。茎には4稜があり、稜上には下向きの刺が並び、長さ60-90㎝になります。葉は6-8個が輪生している様に見え(葉は2個で他は托葉の変化したもの)、長さ1-3㎝、幅1.5-4㎜の広線〜狭倒披針形で、先端は刺状に尖って、縁と裏面の主脈に逆向きの刺があります。5-6月、茎先や葉腋に花序を出し、黄緑色の小花を付けます。花冠は4裂、雄蕊4。果実は2分果から成り、径2㎜程。表面には鉤状毛があって、衣服等に付きます。 青葉山では、車道沿い等に普通に見られます・・・
ヤエムグラの果実 車道から
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六月観(視)察会
2016/06/12(Sun)
 きょうは良く晴れて、暑い位の観(視)察会(18.8-25.0℃/東南風)になりました。近況、青葉山市有林の管理方法に関するの質問状提出と、"藪刈り"による希少種絶滅等の現状報告の後に早速の出発です。クスノキ、スイカズラ、ネズミモチ、ウメガサソウ等観察しつつ森に入ると、日向と違って森はひんやりとして、心地良い風も抜けて行きます。木陰をヒカゲチョウやクロアゲハ、ダイミョウセセリ等が飛んで行き、エサキモンキツノカメムシが木漏れ日にハートを輝かせ、蟻達があちこちに光の川を作っています。何処からもキビタキの囀りが爽やかに響き、藪からはウグイスやヤブサメの声が盛んに聞こえましたし、ホトトギスやアオゲラも間近で鳴いてくれました。沢の水溜りには、トウホクサンショウウオの幼生が大分大きくなっていて、小さな脚もしっかり出ていました。花では可憐なコナスビ、爽やかに群れるミヤマタムラソウ、終わりかけるも雪鈴を下げ地面にも散らすエゴノキや純白のネジキの花にも心が洗われました。モミジイチゴやヤマグワの実も、少しだけ、美味しく味わいましたね・・・
金銀花 ウメガサソウ ここには何が エゴノキ
 花では他に、ニガナ、ハナニガナ、ミツバツチグリ、ヤブムラサキ、ケキツネノボタン、ドクダミ、シラキ、イボタノキ、バイカツツジ、ナツハゼ、マムシグサ、ヒメジョオン、ツクバネ、ウメモドキ、コマツナギ、オカトラノオ、シロツメクサ、ムラサキツユクサ、ギンリョウソウ、ヤマボウシ、サルナシ、オニタビラコ、ヤマムグラ、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)等が咲いていました。果実では他に、ミヤマウグイスカグラ、ヘビイチゴ、ツノハシバミ、ツリバナ、ウスノキ等が見られ、マタタビの白い葉も目立っていました。キノコでは、マツオウジがあちこちに見られ、ヒトクチタケ、フサヒメホウキタケやサルノコシカケの仲間も多く見られました。鳥では他にシジュウカラが良く囀り、ヒヨドリ、スズメ、イワツバメ、ハクセキレイ等も確認しました。昆虫では、コジャノメ、クロヒカゲ、ハナバチ、ハナアブ、スズメバチの仲間、様々な虫瘤も見られ、動物ではニホンカナヘビに出逢った他、ツキノワグマ、テン、カモシカ等多くの痕跡を確認しました。
 しかし、毎年この時季必ず観察できていたヒトツボクロ(絶滅危惧Ⅱ類(VU)は、"藪刈り"により、葉さえ見当たらず、゜カザグルマ((絶滅危惧Ⅱ類(VU))の道沿いの群生地4ケ所は、"藪刈り"(と必要のない新道開設)により、その痕跡さえ確認できませんでした。キンラン(絶滅危惧Ⅱ類(VU)) やクリンソウ(絶滅危惧Ⅱ類(VU))、コケイランの群落さえ消えていました。来期以降の行末は解りませんが(同じ管理法を続ける限り)再生不可能、絶滅は必至!)、管理者には、「取り返しの付かない事をした」のだとの、少なくもその「認識」を持って貰いたいものです。
 無残に踏み荒らされた"自生地"を通り、如何し様もない落胆と怒りに苦しめられはしましたが、煌く森に溢れる歓声・・・皆さんも、山の大自然と子供達の純真な心に癒された一時でもあったのではないでしょうか・・・?!
ネジキの花 大分大きくなりましたね キビタキ みんなでパッチリ
  さて、来月(7/10)は、ヤマユリ、クルマユリ、ムラサキシキブ、ノギラン等の花々、樹液や花に集まる昆虫達等を観察できればと思います。夏鳥とその巣立ち雛、希少動植物等々、思わぬ出会いがあるかも知れませんね・・・・
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ウメガサソウ(梅笠草)の花
2016/06/11(Sat)
   きょうは、良く晴れました(16.4~27.3℃/南東風)。
   道沿いに、ウメガサソウ(ツツジ科イチヤクソウ属))が咲いていました。白玉の蕾が割れて、白磁の梅鉢から、おすばでが今にも零れ落ちそうでした。北海道~九州の他、朝鮮、中国、クリル、サハリン等の、山地や海岸のやや乾いた林下に生育する、高さ5-15㎝の常緑多年草、又は草本状半低木です。葉は常緑で長さ2-3.5㎝、長楕円形で艶があり輪生状に付き、葉先は尖り鋭鋸歯があります。6-7月、茎先に径1㎝程の白花を1輪(稀に2輪)下向きに付け、中心部は淡紅色に染まります。雄蕊10、雌蕊1で、花冠は5裂します。晩夏に円盤形の蒴果を付け、翌年まで残ります。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
ウメガサソウ 緑のステンド
  明日(6/12)は観(視)察会↓。この時季毎年見られた希少植物達が、1月の"藪刈り"でその存在さえ確認できず、域内絶滅の可能性が危惧されています。現場を確認しながらも、ミヤマタムラソウ、バイカツツジ、ウメガサソウ、ネジキ、ゼンテイカ等の花々を愛でつつ、花等に集まる昆虫達、キビタキ、オオルリ、ホトトギス等夏鳥の囀りも楽しみましょう。・・・
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ヤマムグラ(山葎)
2016/06/10(Fri)
   きょうは晴れて、とても暑くなりました(17.1~29.8℃/北風)。
   道沿いの草叢に、ヤマムグラ(アカネ科ヤエムグラ属)が咲いていました。木々が伐られ林床が草原となった一面に、無数の小花が何かを囁き合う様に群れていました。本州~九州のやや乾いた山地の林内に生育する多年草です。茎は叢生し細く平滑で基部で多く分枝し、斜上して長さ15-30㎝になります。葉は4枚輪生し長さ1.5‐2.5㎝、幅2-3㎜、縁や下面肋上に上向きの短毛があります。5-7月、柄先に白〜淡緑色の小花を2-3個付けます。花柄は細長く、花冠の外面に毛があります。分果は曲がった円錐状の小突起を密生します。花冠に毛の無いものはケナシヤマムグラとして区別されます・・・
ヤマムグラ 鳥の眼
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アワブキ(泡吹)の花
2016/06/09(Thu)
   きょうは、曇り後雨が降りました((18.2~23.1℃/南東風)。
   道沿いのアワブキ(アワブキ科)に、花が咲いていました。大きな木一杯に真白い塔を立て、咲き始めなのに早くも道に散らしていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の山地の谷筋等に生育する、樹高10m程の落葉中高木です。樹皮は灰褐色で、若枝には褐色の伏毛があります。葉は互生して枝先に集まり、長さ8-25cmと大きく、20-27対の葉脈(側脈)が平行に出るのが特徴です。6-7月、枝先の円錐花序に黄緑色の花を多数咲かせます。花径は約3㎜で、花弁は5個。秋に径4-5mmの赤い果実を付けます。青葉山では、沢沿い等に普通に見られ、スミナガシやアオバセセリ等の食草にもなっています・・・ 
アワブキ もうすぐ雨
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サイハイラン(采配蘭)
2016/06/08(Wed)
  きょうは、曇り時々晴れました(17.4~24.0℃/南南東風)。
  藪影に、サイハイラン(ラン科)が咲いていました。白や薄紅、薄黄の花々が無数に林立し、中には洋蘭の様に華やかのものもありました。日本全土の他、ヒマラヤ、中国、朝鮮、サハリン等の、山地の湿潤な林床等に生育する多年草です。偽球茎は卵形。越冬性の葉は普通1枚で、狭長楕円形で革質、長さ15-35cm、幅3-5cmで先端は尖り、基部は鞘状に茎を抱きます。5-6月、直立する高さ30-50cmの茎先に総状花序を付け、主に淡紫褐色の花を10-20個下向きに付けますが、花色は紅紫~黄褐色と変異に富みます。萼片と側花弁は線状披針形で長さ3-3.5cm、幅4-5mm、唇弁は長さ3cmで紅紫色。青葉山では、林床の所々に単生又は小~大群落を作っています・・・
サイハイラン 明るい道
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ミヤマヨメナ(深山嫁菜)
2016/06/07(Tue)
  きょうは、晴れ後曇りました(15.1~21.8℃/南東風)。
  道沿いに、ミヤマヨメナ(キク科)が咲いていました。昔は何処でも普通に見られましたが、今では僅かになった薄紫の花が、藪影に床しく佇んでいました。本州~九州の山地の木陰等に生育する、高さ15-55cmの多年草です。葉は互生し、卵~倒卵形で両面に毛が生え、大きな鋸歯があります。根生葉は花期にも残り、翼のある長柄があり、上部では次第に無柄となります。5‐6月、枝先に青紫~白色の舌状花からなる頭花を1個ずつ咲かせます。痩果は無毛で、冠毛はありません。名は深山に生えるヨメナ(野菊)の意。ミヤコワスレは、本種を元に作られた園芸種です。県内では分布が限定され、レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。青葉山では、道端等の所々に見られます・・・
ミヤマヨメナ 青葉橋から
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ゼンテイカ(禅庭花)
2016/06/06(Mon)
   きょうは曇って、一時雨が降りました(19.1~23.0℃//0.17μ㏜/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μ㏜/h屋内21:00、南東風)。
   森に、ゼンテイカ〔ワスレグサ科/別名ニッコウキスゲ(日光黄菅)〕が咲いていました。まるで人目を憚る様に、藪影深くぽつぽつと、檸檬色の小群落が続いていました。北海道~本州中部以北の亜高山~低地の草地、湿原等に生育する多年草です。葉は幅2㎝、長さ50-80cmの細長い線形で、2列に展開します。5月末頃から、高さ60-80cmの花茎の先に橙黄色で喇叭状の花を3-10個付けます。果実は長方形、長さ約3㎝、直径1.4㎝の蒴果で3室に分かれ、熟すと割れて黒い種子が散ります。青葉山では、所々に群落が見られます・・・
ゼンテイカ 見上げても緑
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ヒツジグサ(未草)
2016/06/05(Sun)
   きょうは、晴れ時々曇りました(15.3~26.7℃/南東風)。
   小さな池に、ヒツジグサ(スイレン科)が咲いていました。藪に護られる様に只々ひっそりと、愛らしいばかりの睡蓮が、光輝を放っていました。日本全土の他、ユーラシア~北米の亜高山~低地の、池沼に広く生育する水生多年草です。水底の泥中に太い茎があり、先端から葉が束生します。浮葉と沈水葉を持ち、冬期には浮葉は枯れて沈水葉のみとなります。7-11月、地下茎から茎を伸ばして、水面に葉と花を一つ浮かべます。花は径3-5cmで、萼片が4枚、花弁が10枚程の白花を咲かせ、数日間開閉を繰り返します。未の刻(午後1-3時)に開くと言う事でこの名が付きましたが、実際は朝から夕方まで花を咲かせます。盗掘等で激減し、県のレッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています。青葉山では、池沼に局所的に見られます・・・
ヒツジグサ 晴れ後
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キアシドクガ(黄脚毒蛾)
2016/06/04(Sat)
    きょうは、晴れ時々曇りました(10.9~23.0℃/南風)。
    山の斜面に、キアシドクガ(ドクガ科)が沢山飛んでいました。白蝶にも似た薄羽の蛾がひらひらと、無数に幻想的に舞っていました。朝鮮、中国、シベリアに広く分布し、日本では北海道~四国の山野に生息する前翅長25-29㎜のドクガの仲間ですが、毒はありません。成虫は6-7月に出現し、触角は櫛歯状で黒褐色。名の通り前肢は橙黄色で、中後肢は黒。翅は半透明で白く、前翅の前縁部は個体によって黒い。幼虫は体長約4cm、地は黒く黄色斑が並ぶ毛虫で、ミズキ、エゴノキの葉を食べます。卵で越冬。昼間にミズキの回りを飛ぶ事が多く、時に大量発生しミズキを裸木にしてしまう事もあります。 青葉山ではこの時季、ミズキ周辺等で普通に見られます・・・
キアシドクガ 崖藪
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ホオジロ(頬白)
2016/06/03(Fri)
   きょうは、大体晴れました(10.9~23.0℃/南風)。
  尾根道で、ホオジロ(ホオジロ科)♂が鳴いていました。松木の天辺で、青空に向かって何処までも、透き通る囀りを続けていましたが、風が吹くと頭の羽毛が逆立って、"深山"に変身していました。中国、シベリア南部、ウスリー、朝鮮等の東アジアに広く分布し、日本では北海道~屋久・種子島の低山~低地の、藪のある森周辺、草原、河原等に生息する全長17cm程のほぼ留鳥です。雄は上面が茶褐色で過眼線が黒く、雌は褐色。主に藪地周辺の地上や低い樹上に単独又は数羽の小群でいて、繁殖期には昆虫類、秋から冬には植物の種子を採食します。囀りの"聞きなし"は、「一筆啓上仕候」「源平躑躅白躑躅」等。青葉山では、河原や草原、林縁等で周年普通に見られます・・・
ホオジロ 澱から
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キセキレイ(黄鶺鴒)
2016/06/02(Thu)
   きょうは、大体晴れました(13..8~19.7℃/西北西風)。
   川岸に、キセキレイ(セキレイ科)がいました。遠くに居ても、チチンの声と、黄金の体が眩しいばかりでした。広くユーラシア~アフリカに分布し、日本では九州以北の高山~平地の、主に綺麗な渓流や沢、川等の水辺に生息する、体長 約20cmの留鳥又は漂鳥です。繁殖期は4-8月で、雄は美しく囀り、一夫一妻で子育てをします。冬は単独で過し、市街地の水辺でも観察されます。食性は動物食で、昆虫類、クモ類等を食べます。青葉山では、留鳥(又は漂鳥)で一年中出会えますが、減少しつつあります・・・
キセキレイ 夕日
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アキグミ(秋茱萸)の花
2016/06/01(Wed)
   きょうは、晴れ後曇りました(14.2~21.1℃/東南東風)。
   道沿いのアキグミ(グミ科グミ属)に花が咲いていました。この間まで咲いていたナツグミにもにも似た純白の花と、鱗片の煌く葉が、風に清しく震えていました。北海道~九州の山野、川岸、道端等日当たりの良い場所に生育する、高さ2-5mの落葉低木です。本年枝は銀色の鱗状毛が密生して白く、葉は互生し葉身は長さ4-8㎝、幅1-2.5cmの長楕円~披針形の全縁で、先は鈍く、基部は楔形。表面には銀色の鱗状毛があり(後脱落)、裏面は銀色の光沢ある鱗状毛に覆われ、鱗状毛が疎にあります。4-5月、葉腋に1~6個の花を垂下し、始め白く次第に黄味を帯びます。萼筒は長さ5-7㎜で、子房上部で少し括れ、萼片4、長さ約4㎜の三角形で、先は鋭く尖ります。9-11月、径6-8㎜の球~楕円状球形の偽果を赤熟します。青葉山では、川岸等に見られます・・・
アキグミ 牛越から

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