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チャノキ(茶木) の花
2016/11/30(Wed)
    きょうは、大体曇りでした(2.5~8.6℃/北風)。
    林縁の車道沿いに、チャノキ(ツバキ科)が咲き残っていました。未だ残る紅葉を背に、白い花が一層純白に見えました。原産は中国南部、日本へは805年、最澄が種子を持ち帰り比叡山に植えたのが最初とも言われ、その後全国で栽培され野生化もしています。高さ2m程の常緑低木。樹皮は灰白色の平滑で、葉は互生し、革質で表面は光沢があり、葉身は長さ4-10㎝の楕円形で、先端は鋭く、基部は楔形で、波状の細鋸歯があります。10-11月、枝先の葉腋に径2-3㎝の白花を下向きに咲かせ、花弁は5-7個。ほぼ円形で先が凹み、雄蕊は長さ8-13㎜で多数あり、基部で僅かに合着、雌蕊1、花柱は上部で3裂。果実は蒴果で、径1.5-2㎝の扁球形で、浅い溝が3個あり、熟すと3裂します。種子は長さ1.5㎝程のほぼ球形で、片側は平たく、各室に夫々1-2個入ります。 青葉山では、車道沿いや民家跡等に見られます・・・
チャノキ 垣間見える街
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キンクロハジロ(金黒羽白)
2016/11/29(Tue)
   きょうは、曇り時々晴れて雪が降ったり止んだりでした(3.0~8.3℃/西北西風)。
  川に、キンクロハジロ(カモ科)がいました。ぷかぷか浮かんで、寝ているかと思いましたが、雄の金色の目がきらりと光りました。水辺にも冬鳥がほぼ揃って、愈々冬の到来ですね。ユーラシア大陸の中緯度に広く分布・繁殖し、南西ヨーロッパ~アジア中南部で越冬する全長40-47㎝、翼開張67-73㎝の潜水性の鴨です。日本では全国の河川、湖沼、湾等に冬鳥として訪れ、大群を作ります。繁殖期の雄は後頭の羽毛が伸長し(冠羽)、頭~胸~体上面が黒く、非繁殖期の雄(エクリプス)や雌は全身が黒褐~暗褐色。嘴は幅広く灰青色で、先は黒くその周囲は白。後肢は暗青灰色。潜水して貝類、甲殻類、水生昆虫や水草等を食べます。青葉山周辺では、毎冬普通に見られます・・・
キンクロハジロ 黄色い沢
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シロダモ(白梻)の赤い葉
2016/11/28(Mon)
   きょうは、曇り後晴れました(7.3~10.6℃/西北゜西風)。
  道沿いのシロダモ(クスノキ科)の葉が、赤くなっていました。と言っても、常緑樹ですから所謂「紅葉」ではなく、伐られた根株から萌え出た新葉が、その存在を誇示するかの様に、自らを茜色に染めているのでした。新葉が何故赤くなるのかは、「アントシアニンが葉緑体を保護する役割を果たしている」ともされますが、科学的には未だ立証されていません。本州の秋田、宮城~南西諸島の他、朝鮮、中国等の山地~低地の森林内に生育する、樹高10-15mの常緑中高木です。雌雄異株。幹は直立し、樹皮は紫褐~暗褐色で、若枝には黄褐色の絹毛があります。葉は互生し柄があり、長さ8-18cmの葉身は長楕円状披針形で、先端は尖り、3行脈が目立ち、裏面は灰白色です。秋、葉腋に散形花序を作り、黄褐色の小花を多数付け、翌年秋に長さ12-15mmの果実を赤熟します。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
シロダモの新葉 茜雲



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オオスズメバチ(大雀蜂)
2016/11/27(Sun)
   きょうは、一日曇りました(6.8~10.8℃/北北西風)。
  小楢の木の根元に、オオスズメバチ(スズメバチ科)がいました。11月も末と言うのに、何匹も右往左往していて、奥の暗がりが巣穴の様でした。以前にも刺されて大変な目に会っていますので、即刻退散しました。北海道~九州の山野の土中の他、樹洞、人家の壁や軒下等に巣を作る日本最大の蜂で、体長は女王蜂が40-45㎜, 働き蜂が40-65㎜, 雄蜂が35-40㎜で、頭が橙、胸が黒、腹部は橙と黒の縞模様です。成虫は4-10月に出現し、樹液に良く集まります。幼虫に与える餌は、夏には大型甲虫、大型イモムシ等ですが、これらが減少し、大量の雄蜂と新女王蜂を養育しなければならない秋には攻撃性が非常に高まります。又、日本の蜂の中で最も強力な毒を持ち、毒針による攻撃の他、大顎で攻撃対象の皮膚を大きく抉るので大怪我をも伴います。その上、毒液中には警報フェロモンが含まれ、巣の危機を仲間に伝える役割をするので、襲われた者は多くの個体に襲撃される事にもなり、死に至る事もあります。青葉山では、樹液に群がる姿等が普通に見られます・・・
オオススメバチと巣穴 色とりどりの崖
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ヤマカシュウ(山何首烏)の果実
2016/11/26(Sat)
    きょうは、大体曇りでした(1.1~10.0℃/南風)。
   道沿いのhttp://aobaten.blog109.fc2.com/blog-entry-3273.html(ユリ科)に、実が生っていました。黒い実が早くも皺々になって干葡萄状でしたので、一つ齧ると、やはり苦甘でした。本州~九州の山地の林縁等に生育する落葉蔓性木本です。茎には真直ぐで細い刺が多く、葉柄の翼状部から続く稜があり、枝は良く分枝します。葉は互生し卵形で先は鋭く尖り基部は心形で5脈が目立ち、葉柄は長さ7-20㎜で托葉の変化した巻き髭があります。5-6月、葉腋から長柄のある散形花序を出して緑色の花を付けます。雌雄異株で、雄花、雌花共に花被片はやや反り返り平開し、花冠は長さ約5㎜で花被片は6個。10月頃、球形の漿果を黒熟します。名は、山に生える何首烏(カシュウ=ツルドクダミ、或いはカシュウイモの葉に似る為)の意。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
ヤマカシュウ 広瀬滝遠望
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ドウダンツツジ(燈台躑躅、灯台躑躅、満天星躑躅)の紅葉
2016/11/25(Fri)
  きょうは晴れ後曇って、一時霙や雪が落ちました(-1.6~7.7℃/北西風)。
  森の外れのドウダンツツジ(ツツジ科)が、紅葉していました。植えられたものですが、真赤に染まった木々があちこちで、焚火の様に燃えていました。本州(関東以西)~九州の岩山等に生育する、3m程の落葉低木です。葉は、菱形に近く、長さは2-5cm程。4-5月頃、5mm程の白い釣鐘状の花からなる散形花序を付けます。10-11月頃、真赤に紅葉します。名は、枝が分枝する形が「結び燈台」の脚に似ている事に由来、等の説があります。青葉山周辺では、植栽されたものが各所に見られます・・・
ドウダンツツジ 寒い日
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イソシギ(磯鷸)
2016/11/24(Thu)
   きょうは晴れたり曇ったりで、朝には雪が降りました(0.0~4.2℃/北風)。
   川に、イソシギ (シギ科)がいました。石の上で寒風に吹かれて、新種エリマキイソシギとでも言いたい様な姿でした。夏にユーラシア温~亜寒帯域で繁殖し、冬はアフリカ、オーストラリア、ユーラシア南部等へ南下越冬します。日本では中部~九州に周年生息し(留鳥)、中部以北では夏鳥として南下越冬。全長20cm、翼長29cm、翼開張38-41cm。上面は灰褐色で下面は白く、胸部側面の羽角に白い部分が切れ込みます。眼上部にある眉斑は白く、嘴基部~眼~後頭部に暗色の過眼線が入り、風切羽上面には白い斑紋が入ります(翼帯)。主に河川や湖沼の周辺に生息し、渡りの際は小群を形成。食性は動物食で、主に昆虫を捕食し、甲殻類、軟体動物も食べます。青葉山周辺では、広瀬川沿いで見られます・・・
イソシギ 名残の紅葉
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カラハナソウ(唐花草)の果実
2016/11/23(Wed)
   きょうは曇り時々晴れて、晩方には雪がちらつきました(2.8~8.2℃/北風)。  
  道端のカラハナソウ(クワ科)に、実が付いていました。掴もうとすると掌中でパラパラになり、顔を寄せると、爽やかな香りが広がりました。北海道~中部以北の他、中国北部等の亜高山~低山の林縁等に生育する、雌雄異株の蔓性多年草です。葉は3裂又は楕円形ですが、花の咲く茎では楕円形になります。8-9月、雄株では蔓先に疎らな雄花穂を円錐状に垂れ下げ、雌株では花柄の先端に雌花序を1-数個付けます。果穂は、松毬に似た2-3cmの卵円形の痩果で果皮に包まれ、短柄を持って垂れ下がります。西アジア原産のホップ(セイヨウカラハナソウ)の日本産野生種で、日本初のビールは当種で作られました。青葉山では、林縁や藪地等に普通に見られます・・・
カラハナソウ 雪が舞ってきた
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ツグミ(鶫)
2016/11/22(Tue)
   きょうは、晴れ時々曇りました(9.1~19.2℃/北西風)。
   川沿いに、ツグミ(ツグミ科)がいました。あちこちでケッケッと言っていて、早沢山いる様でしたが、近くのシロヤナギに飛び移って、久し振りに眼の合った姿は、息を呑む程の精悍さでした。北東アジアに広く分布し、東シベリア~カムチャッカで繁殖、日本には秋~春に渡来して越冬します。体長約20cm。体の上部が灰~茶色で、眼上と腹部が白く、胸を張り背筋を伸ばす姿勢でいるのが特徴です。雑食で、主に土中のミミズや虫を食べ、様々な果実等も好みます。青葉山では冬期、草原や林縁等に普通に見られます・・・
ツグミ 青葉山と二重橋
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カケス(橿鳥、懸巣、鵥)とシラカシ(白樫)
2016/11/21(Mon)
  きょうは、大隊晴れました(6.5〜13.1℃/北風)。
  シラカシ(ブナ科コナラ属)に、カケス(カラス科)がいました。5-6羽で何時までもジャージャー言っているので何かと思えば、ドングリをツンツン突いては銜え、残りをぼたぼた落としていました。アフリカ北部やユーラシア中部~南部に分布し、日本では本州~九州の山地~平地の林内に生息する全長33cm程の留鳥又は漂鳥です。成鳥は額~頭頂が白黒の斑模様で、喉と腹は白、目の周囲や尾羽は黒、後頭部、背、胸は葡萄褐色で、羽の基部は黒、白、青が段だら模様が一際奇麗です。主に団栗等の木の実を好みますが、雑食。物真似が上手で、他の鳥や犬・猫の声等も真似ます。青葉山では、繁殖記録もありますが、主に秋~春に見られ、晩秋には団栗を運んでは、木の根元や隙間に隠す光景が観察されます。シラカシは福島・新潟~九州の山地に生育する高さ20m、直径80㎝程になる常緑高木です。樹皮は灰黒色で縦に並ぶ皮目がありざらつきます。枝は暗緑~黒紫色で葉は互生し、葉身は長さ7-14㎝、幅2.5-4㎝の狭長楕円形。先端は鋭く尖り、基部は楔形、2/3以上に浅くてやや鋭い鋸歯が疎にあります。表面は光沢があり、裏面は灰緑色。雌雄同株。5月頃新枝の下部や前年の葉腋から出る短枝から雄花序を垂下げ、雌花序は新枝上部の葉腋に直立し、雌花を3-4個付けます。果実は長さ1.5-1.8㎝の卵形堅果。青葉山では人家周辺等の所々に見られます… 
シラカシとカケス 崖の紅葉
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ノスリ(鵟)
2016/11/20(Sun)
   きょうは、良く晴れました(6.5~15.0℃/北東風)。
   森の上を、ノスリ(タカ科)が飛んでいました。青空高く、悠々と飛んでいましたが、何処からか急追して来たハシブトガラスに襲われて、紅葉山の向こうに消えました。中央・南シベリア、モンゴル、中国等に広く生息し、夏は亜寒~温帯域で繁殖、冬は熱~温帯で越冬します。日本では亜種ノスリが、北海道~本州中部以北、四国の山地の森林に生息・繁殖しています(留鳥)。その他南西諸島を除く全国に冬鳥として飛来します。全長50–60cm、翼開長100–140cm、体重500–1300g。雄より雌が大きく、背面は褐色、腹面は淡褐色で、喉が黒い。虹彩は褐色。森林と隣接する草原や農耕地を狩場にし、野鼠を良く食べますが、他に土竜等小型哺乳類、鳥類、蛇、蛙、昆虫等も捕食します。青葉山では、鳶以外では最も普通に見られる猛禽です・・・
ノスリ ノスリの飛ぶ森
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ガマズミ(鎌酸実) の果実
2016/11/20(Sun)
   きょうは、雨が降ったり止んだりでした(15.4~26.3℃/南東風)。
   道沿いのガマズミ(スイカズラ科)に、実が生っていました。真赤な数珠玉が濡れ光って、誰かに食べられるのを、心待ちにしている様でした。北海道~九州の、山地~丘陵の明るい林や草原に生育する、高さ2-3mの落葉性低木です。葉は10cm程の広卵~円形で対生し、低鋸歯があり、先は鈍頭か鋭尖頭、基部は広い楔形か多少心形になります。枝葉全体に毛があるのが特徴です。5-6月、白い小花からなる花序を作ります。秋に3-5mm程の果実を赤熟し、食用になります。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
ガマズミ 櫓脇
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ムキタケ(剥茸)
2016/11/18(Fri)
  きょうは良く晴れて、朝は氷が張りました(2.5~12.8℃/西風)。
  沢の倒木に、ムキタケ(キシメジ科)がで生えていました。線量は心配でしたが、如何しても忘れられず、舞い戻って幾つか持ち帰り、久し振りに深く味わいつつ食べました。北半球の温帯以北に広く分布し、日本では秋に、川沿いや沢地等、湿気の多い森の種々の広葉樹の倒木、切株、枯枝等に多数重なり合って群生します。傘は径5-15cmで、ほぼ半円~腎臓形で全体が水っぽく、表面は汚黄~汚褐色で時に緑色がかる事もあり、全面に細毛が密生します。湿時僅かに粘性があり、表皮下にゼラチン層があるので表皮は剥ぎ易く、名の由来にもなっています。黄白色の襞は密で、垂生状。茎は太く短くて、傘の片側に付きます。青葉山では、沢沿い等で普通に見られます・・・
ムキタケ 明るい森
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イボタノキ(水蝋樹・疣取木)の果実
2016/11/17(Thu)
  きょうは、一日曇りました(4.8~11.0℃/西風)。
  道沿いのイボタノキ(モクセイ科)に、実が生っていました。紅葉の森に、僅かに紫がかった黒い実が、未だ緑の葉に囲まれて、却って目立っていました。北海道~九州の他、朝鮮半島等の、山野の谷沿い等に生育する、樹高1.5-2mの落葉低木です。枝は灰白色で新枝には細毛があり、葉は対生して、2-5cmの楕円形で、両面共光沢が無く、裏面の中脈は有毛です。初夏に、ギンモクセイに似た芳香ある白い筒状花を、総状に咲かせます。晩秋に、径6-7mmの楕円形の紫黒色の核果を熟します。青葉山では、沢沿い等に見られます・・・
イボタノキ 錦秋
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オオモミジ(大紅葉)の紅葉
2016/11/16(Wed)
  きょうは、晴れ時々曇りました(5.0~12.5℃/西風)。
  道沿いで、オオモミジ(ムクロジ科)が紅葉していました。周りの木々と比べても、一際鮮やかな赤い葉が、か弱い陽射しに映えていました。輝いていました。北海道中部以南~九州の他、朝鮮等の、山地の森の谷間等に生育する高さ10-13mの落葉小高木で、本州では主に太平洋側に分布します。樹皮は灰褐色。葉は6-12cmで7-9に裂け、4-5月に赤紫色の花を付け、翼果はほぼ水平に開きます。イロハカエデの変種とされ、ヤマモミジとも似ていますが、両種とは、葉が大きく縁が細かい単鋸歯なので区別できます。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
オオモミジ 北面の秋
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オオイタドリ(大虎杖、大痛取)の紅葉
2016/11/15(Tue)
  きょうは、曇り時々晴れました(10.1~21.2℃/北風)。
  川沿いのオオイタドリ(タデ科)が、紅葉していました。土手に沿って何処までも、良い塩梅に染まった大葉が、微風ゆらゆらと波打っていました。北海道~本州中部の山野に生育する高さ1-3mの多年草です。良く似たイタドリより北方系種で日本海側要素も強い様です。葉は長~広卵形で、長さ15-30㎝、幅10-25㎝で、基部は心形で先が尖り、裏面は粉白色を帯びます。葉の両面の脈状に短毛があります。8-9月に、茎先や葉腋から立ち上がる花序に、白い小花を多数密に付けます。雌雄異株で、雌花は下向きに穂状に垂れ、雄花は上向きに立ちます。青葉山では、崩壊地や河原の土手等に普通に見られます・・・
オオイタドリ 一瞬の晴間
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ユキムシ(雪虫)
2016/11/15(Tue)
   きょうは、一日曇りました(7.9~15.6℃/北北西風)。
   森のあちこちで、雪虫が飛んでいました。正に綿雪の様にふわふわと飛んでいて、つい追い掛けて、そっと葉に降ろすと、又直ぐに飛び去りました。アブラムシ類の、特にワタアブラ亜科の仲間を総称して「ワタムシ(綿虫)」と言い、腹部から白腺物質が多数分泌されると、体中が白綿で包まれた様になります。秋の寄主植物を離れて冬の寄主へ移住する際に飛翔するので、良く目立ちます。北海道~本州、時に四国の高山の他、シベリア等に分布します。トドノネオオワタムシ(トドマツ→ヤチダモ)等が代表的な存在ですが、国内では殆どアブラムシ類の分類研究が進んでおらず、同定は難しいと言われます。少なくも、トドマツもヤチダモもない青葉山周辺の雪虫達は、上記種ではありません・・・
雪虫 静かな秋
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十一月観(視)察会
2016/11/13(Sun)
  きょうは、抜ける様な青空の下ポカポカで、紅葉も見頃の素晴らしい観(視)察会になりました(4.8~18.8℃/南風)。近況報告等の後、早速の出発です。ケヤキやアカシデの黄・紅葉、見事なイイギの実、ミヤギノハギやセンボンヤリ、アキノキリンソウ、オヤマボクチ等の花々を見ながら森に入ると、少し日陰の林下は未だ緑だったり、薄かったりでしたが、葉は黄〜赤〜茶〜白と色とりどりに染まっています。中でも真赤に燃えるハウチワカエデやコハウチワカエデ、ウリハダカエデ、カマツカ、シラキ、ニシキギ等が美しく目立っていました。木の実では、リョウブ、ネジキ、ヤブムラサキや、ウメモドキ、ツクバネ、タチシオデ等が目立ち、紅葉では、タカノツメやクロモジ等の黄、コシアブラの白、メグスリノキ、コミネカエデ、オオモミジ、ヤマモミジ、ヤマウルシ、ツタウルシ等の赤、ブナ、イヌブナ等の黄褐も良く目立ちました。花では林内にひっそりと咲くシロヨメナや、配布資料で紹介のキッコウハグマも咲き残っていました…
紅葉の道 ミカドフキバッタ 小さな掌にかがやく リンドウ
 花では他に、キチジョウソウ、イヌタデ、外来種のセイヨウタンポポ、ムラサキツメクサ、アメリカセンダングサ、園芸種のアベリア、メドーセイジ等が見られ、紅葉ではオトコヨウゾメ、ツリバナ、ミヤマタムラソウ、バイカツツジ、エンコウカエデ、コナラ等、果実では、ヤブコウジ、ミヤマガマズミ、コウスノキ、トチノキ、アカシデ、チゴユリ、コバギボウシ、オオバジノャノヒゲ、シシウド、クルマユリ、ヤマユリ、オオウバユリ、ノダケ等が見られました。野鳥では、混群を作るシジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、コゲラ達、青空を飛ぶトビやタカの仲間(私は未確認)、カケス、カルガモ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、スズメ等を確認できました。動物では、テンの糞、生々しいニホンリスの食痕、カモシカのや角擦り痕、ツキノワグマの爪跡等、昆虫では、あちこちに飛んでいたキタキチョウ、そこここで跳ねていたミカドフキバッタ、働く蟻達にオオスズメバチ、ユキムシやフユシャクが舞い、様々なクモの卵嚢等に出会いました。キノコでは、松露(日本のトリュフ!)やムラサキシメジも確認。所謂「紅葉狩り」だったとは言え、きょうは深まる秋の森を「五感」で楽しんだ一時ではなかったでしょうか?
 しかしこんな好日に、どうしても悲しく辛かったのは、昨秋までは皆で大いに感動しながら愛でることのできた、メグスリノキの群落が「藪狩り」ですっかり消えはて(コミネカエデ等も!)、沿道沿いに残っていたのは1-2本のみで、広々とした道の脇には、ヤマウルシの赤ばかりが延々と続き、未だ嘗て決して見ることのなかったセイタカアワダチソウヤアレチヌスビトハギ、ベニバナボロギク等の超外来種が入り込んでいたことでした。これらは今後、見つけ次第抜き去る作業を続けざるを得ないのでしょうが、それにしても、もうこれ以上の貴重極まりない青葉山の「自然林」破壊を止めて欲しい!!!と心から思いました・・・
トリュフです!. 対岸 紅葉に高揚しました♬. メグスリノキ
 来月(12/13)は、ふかふかの落葉を踏み分けながら、冬芽や常緑樹、様々な落葉、動物達の痕跡、混群を作る野鳥達、冬越しをする昆虫達等を観察しましょう。また素敵な出会いがあるといいですね・・・ 
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オヤマボクチ(雄山火口)
2016/11/12(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇りました(6,2~17.1℃/北西風)。
  林縁に、オヤマホボクチ(キク科)が咲き残っていました。大きな花が横を向いていたので、そっと触れてみると、瞬く間に雄蕊から白粉(花粉)が噴出しました。北海道西南部~岐阜と、四国の一部や中国大陸中南部にやや飛石的に分布し、山地の明るい草地や林縁等に生育する、高さ1‐1.5mの多年草です。根生葉は大形、卵形で長さ30㎝になり、裏面に白色の綿毛が密生します。茎葉は互生し、上に行く程小さくなります。9-10月頃、茎上部が分枝し、その先に大きな頭状花を下向きに付けます。総苞片は堅く尖り、外苞片は反り返ります。青葉山では、明るい草地や林内・外で普通に見られます・・・
オヤマボクチ ここまで下りてきた紅葉
  明日(11/13)は、観(視)察会↓。盛りの紅葉を愛でつつ、所々に残る野菊や木の実を観察したり、野鳥達の声にも耳を傾けましょう・・・
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メグスリノキ(目薬木)の紅葉
2016/11/11(Fri)
  きょうは、一日氷雨が降ったり止んだりでした(3.0~7.9℃/西北西風)。
  道沿いのメグスリノキが、紅葉していました。と言っても、先の「藪狩り」で貴重極まりない群落が伐採され、今秋は如何かと不安でしたが、僅かに沿道に残された一本が、限りなく美しい、真赤な眼差しで佇んでいました。山形・宮城以南~大分・熊本の山地に生育する、高さ10-25mの落葉高木です。日本固有種。雌雄異株で、長さ5-13cm程の葉は対生し、3出複葉で、楕円形の小葉には細かい鋸歯があります。表面はほぼ無毛で、裏面は脈上を中心に毛が多く、葉柄、若枝にも毛が密生します。5-6月頃、黄緑色の5裂した花弁の花を付け、秋には翼果を結実します。近年、様々な薬効があるとして乱伐が絶えず激減、県レッドリストでも準絶滅危惧(NT)に指定されています。青葉山では幸い、普通に数多く見られましたが・・・
めぐすりのき 雨の山.
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コミネカエデ(小峰楓)
2016/11/10(Thu)
   きょうは、晴れ後曇りました(3.8~9.0℃/西北西風)。
   山の林床で、コミネカエデ(カエデ科)が紅葉していました。と言っても、歩道沿いにあった多くの小木は、先の「藪刈」で伐られてしまいました!が、それでもこの貴重な木々の、眩し過ぎる赤が、そこここで美を放っていました。本州~九州の夏緑広葉樹林に生育する、高さ6-10m程の落葉小高木です。日本固有種。雌雄異株又は同株で、樹皮は灰褐色で滑らかで縦縞の模様があります。長さ4-9cmの葉は対生し、掌状で上部の3裂片が特に大きく、先が長く伸びて尾状に尖り、縁は荒い重鋸歯。5-6月、枝先に花序を付け、20-30個の黄緑の花を咲かせます。果実は翼果で、分果の長さは1.5-2㎝で、翼は鈍角~ほぼ水平に開きます。主に奥山や高山に見られる楓ですが、青葉山でも見られます・・・
コミネカエデ 森の道から
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ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の果実
2016/11/09(Wed)
   きょうは、晴れたり曇ったりで時折氷雨が降り、一時雪になりました(3.9~10.8℃/西北西風)。
  道沿いの草叢に、ヒヨドリジョウゴ(ナス科)の実が生っていました。宝玉の様な真赤な実が濡れ光って、薄暗い森の道を照らしていました。東~東南アジアの他、日本全国の山野に生育する多年生蔓植物です。茎葉には軟毛が密生し、葉は長さ5-10㎝で互生し、全縁(上部)から3-5裂する葉まで様々です。8-9月、葉に対生した花序に白い小花を集散状に多数付けます。花は長さ約1㎝の筒状花で先が5深裂し、裂片は反り返り、赤褐色の雄蕊は雌蕊の回りを筒状に取り囲む様に並んでいます。晩秋、8㎜程の球形の果実を赤熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ヒヨドリジョウゴ 錦の山
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コナラ(小楢)の紅葉
2016/11/08(Tue)
   きょうは、晴れ後曇りました(3.4~13.5℃/南南西風)。
   道沿いのコナラ(ブナ科)が、紅葉していました。日向の、未だ小さい木なので、普通はは黄土~褐色に変わるものが、こんなに真赤に燃え上がっていました。北海道~九州の他朝鮮、中国等の冷温帯下部~暖温帯の山地に生育する、高さ20-25mの落葉高木です。樹皮は灰色で、縦に裂目ができ、葉は長楕円型で縁に尖った部分があります。5月頃、新葉の展開と共に花を咲かせ、長さ6-9cmで黄褐色の雄花序は長く垂れ下がり、1花に4-8本の葯を持ちます。当年枝の葉腋に出る雌花序は短く、秋に、雌花が結実して団栗を作ります。伐られても切株からひこばえを出す萌芽再生能力が高いので、薪炭林の主要樹種となり、シイタケのほだ木等ともなって、所謂二次林の主役になっています。青葉山では、最も多い樹種です・・・
コナラ 寒いね
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シラキ(白木)の紅葉
2016/11/07(Mon)
  きょうは、良く晴れました(3.0~11.3℃//0.15μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m・0.10μSv/h屋内21:00、南南東風)。
  道沿いのシラキ(トウダイグサ科)が、紅葉していました。暗がりでも赤々と、周囲を明るく照らす様に、得も言われぬ彩りを見せていました。本州~沖縄の他、朝鮮、中国等の谷筋等に生育する、高さ5-10mの落葉小高木です。樹皮は滑らかな灰白色で材も白く、樹皮や葉を傷付けると白い液が出ます。葉は互生で長さ7-15cmの広楕円~菱形の両面無毛で、裏面は緑白色で縁が不規則にうねり、先は尾状に尖ります。5-7月、枝先に総状花序を出し、下部に1-2、3個の雌花、上部に多数の雄花を咲かせます。10-11月、径2㎝程で3裂する三角扁球形の朔果を黒褐色に熟します。青葉山では、林内や林縁に普通に見られます・・・
赤い白木 赤らむ空
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モズ(百舌/鵙)の高鳴き
2016/11/06(Sun)
  きょうは、大体晴れました(8.1~17.1℃/北西風)。
  木の梢で、モズモズ科) が鳴いていました。雄が高らかに、キィーッキチキチキチ・・・と高鳴いては、尾を回したり周りをきょろきょろたりしていました。中国東部、朝鮮、ウスリー、サハリン等で繁殖し、冬には中国南部等で越冬します。日本では全国各地に周年生息しますが(留鳥)、北海道では冬に大部分は本州以南に移動し、山岳高地の者も里や南部に移ります。全長19-20㎝。眼上部の眉斑があり、尾羽、翼は黒褐色で、喉、頬、雨覆、次列風切、三列風切の外縁は淡褐色。雄は頭頂~後頸と体側面がオレンジ色で、体上面は青灰色、下面は淡褐色。初列風切羽基部に白斑が入ります。過眼線は黒。雌は全体に淡褐色。大型昆虫や蛙に蜥蜴、小鳥や鼠まで捕食。青葉山周辺では、一年中普通に見られます・・・
モズ 川内の秋
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シロダモ(白梻)の花
2016/11/05(Sat)
   きょうは、良く晴れました(8.7~20.7℃/南風)。
  道沿いのシロダモ(クスノキ科)に、花が咲いていました。雄株の雄花でしたが、木一杯に花玉を付けて、陽を浴びると、黄金の巨樹の様に輝いていました。本州の秋田、宮城~南西諸島の他、朝鮮、中国等の山地~低地の森林内に生育する、樹高10-15mの常緑中高木です。雌雄異株。幹は直立し、樹皮は紫褐~暗褐色で、若枝には黄褐色の絹毛があります。葉は互生し柄があり、長さ8-18cmの葉身は長楕円状披針形で、先端は尖り、3行脈が目立ち、裏面は灰白色です。秋、葉腋に散形花序を作り、黄褐色の小花を多数付け、翌年秋に長さ12-15mmの果実を赤熟します。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
シロダモ 樅林辺り
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ウラジロノキ(裏白の木)の黄葉
2016/11/04(Fri)
   きょうは、晴れ時々曇りました(6.5~13.3℃/西風)。
   道沿いのウラジロノキ(バラ科アズキナシ属)が、黄葉していました。夕陽を浴びて、ミズナラヤマンサクにも似た葉が、重なる大判小判の様に輝いていました。本州~九州の高山~低山地に生育する、高さ10-15mの落葉高木です。若木は紫褐色で、成木は灰黒褐色、老木になると鱗片状に剥がれます。若枝は赤褐~褐~紫褐色で、古枝は紫黒色。始め白い綿毛が密生し、後にほぼ無毛になり、皮目が点在します。葉は互生し葉身は長さ6-13㎝、幅4-9㎝の卵円形又は広倒卵形で、欠刻状の鋸歯があり、8-11対の側脈が目立ちます。葉や葉柄には白い綿毛が密生し白い軟毛がありますが、後に無毛。葉柄は長さ1-2cm。5-6月、短枝先や葉脇から複散房花序を出し、径1-1.5㎝の白花を多数付けます。10-11月に、長さ1㎝程の楕円形の梨状果を赤熟します。青葉山では、林内に比較的普通に見られます…
ウラジロノキ 夕陽の森

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました!
 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、仙台市市民活動サポートセンター等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
  環境ブログランキング ブログ王 
 


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キッコウハグマ(亀甲白熊)
2016/11/03(Thu)
   きょうは、晴れ時々曇りました(7.7~16.8℃/西風)。
   道端に、キッコウハグマ (キク科)が咲いていました。気付かずに通り過ぎる所でしたが、紙風車か白木花の様な小花が、あちこちに散らばっていました。北海道~九州の他、朝鮮南部等の、山地~丘陵の林内の木陰に生育する、高さ10-30cmの多年草です。5角形の葉は茎の下部に輪状に5‐11個集まって付き、長い葉柄を持ちます。地下の茎は四方に細長く這い、輪状の葉や花茎を支えています。9-10月、茎頂に3つの小花から成る、径1-1.5cmの白い頭花を10個程付けます。青葉山では、やや乾いた林内や路傍に普通に見られます・・・
キッコウハグマ タカノツメ
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キチジョウソウ(吉祥草)
2016/11/02(Wed)
   きょうは、大体晴れました(4.2~11.7℃、南東風)。
   道端で、キチジョウソウ(スズラン科)が咲いていました。この所、悪い事が続いている青葉山ですが、何とか今秋も、艶やかな濃紫と薄紅の花々が、静かに佇んでいました。東北南部~九州の他、中国等の山地~平地の林内に生育する常緑の多年草です。長さ10-30cmの葉は広線形で根生し、地下茎が長く伸びて広がります。10-11月、高さ8-12cmの花茎を葉間から出し、径1cm程の淡紅紫色の花を穂状に密に付けます。液果は冬に赤く熟します。当地付近が北限自生地となっていて、県レッドリストで要注目種に指定されています。青葉山では、何ヶ所かに群生地があり、毎年花が見られます・・・
キチジョウソウ 抜ける空と海
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これがコゲラ(小啄木鳥)?
2016/11/01(Tue)
   きょうは、曇り後小雨が降りました(6.2~12.8℃/北風)。
   森の外れのシャリンバイに、コゲラ(キツツキ科)が止まっていました。と言っても、こちらを向いて静かにしているので、初めは何者か判らずドキドキしましたが、何の事はない、横を向いて動き出せば、めいこい啄木鳥でした。ロシア南東部、サハリン、朝鮮北部、中国東北部等に分布し、日本では全国の山地~平地の各種林地の他、木々のある都市公園等にも生息します。ほぼ留鳥ですが、寒地のものは冬に暖地へ移動する事もあります。灰褐色と白の斑模様の羽色で、雄は後頭部に赤い小斑があります。全長15cm程の日本最小の啄木鳥で、昆虫の他、木の実も食べ花蜜も吸います。青葉山では、何所でも普通に見られます・・・
コゲラ タクシーの通る道
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ゆきかえる