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ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
2017/02/28(Tue)
  きょうは、大体晴れました(.-2.5~6.2℃/南東風)。
  車道端に、ヒメオドリコソウ(シソ科)が咲いていました。外来種ではありますが、知らぬ間にあちこちに、暖かそうな濃紫の外套から、薄紅のめんこい顔を覗かせて、早春の光を浴びていました。明治時代中期に渡来し、主に本州の路傍等に普通に生育する、草丈10-25cm程の越年草です。茎には短毛があり、根元で枝分かれし、葉は対生し、短い葉柄を持ち、葉身は卵円形で鈍鋸歯があります。葉脈は網目状で窪み、全体に皺がある様に見えます。2-5月、明赤紫色の唇形花を、上部葉脇から外側に向かって咲かせます。青葉山では、車道沿い等に普通に見られます・・・
ヒメオドリコソウ 面白山方面
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ケヤマハンノキ(毛山榛の木)の雌花
2017/02/27(Mon)
   きょうは、大体晴れました(0.3〜6.8℃/北風)。
   道沿いのケヤマハンノキ(カバノキ科)に、雄花が無数に下がっていました。伸び切った穂が風に揺れて、良く見るとその上に小さな雌花が、陽光を浴びて赤々と煌いていました。日本各地の他、東シベリア~極東の丘陵・山地帯に広く分布する、樹高15-20mの落葉高木です。雌雄同株又は異花。樹皮は黒褐色を帯び、大小の皮目があります。長さ8-15㎝の葉は互生し、表は濃緑、裏は帯白緑で、毛が全面にあります。3-4月、枝先に長さ7-9㎝の雄花序を2-4個垂れ下げ、その基部近くに赤く小さな雌花序を3-5個付けます。長楕円形で狭い翼がある果実は堅果です。青葉山では、崩壊地、尾根等に普通に見られます・・・
ケヤマハンノキ 雪山間近
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モズ(百舌/鵙)の雌
2017/02/26(Sun)
   きょうは、晴れ時々曇りました(1.2~10.6℃/北北西風)。
  森の外れの公園に、モズ(モズ科) がいました。正面から見ると、栗坊主みたいに愛らしい雌でしたが、雀の群れを見ると豹変、弾丸の様に突っ込んで行きました。中国東部、朝鮮、ウスリー、サハリン等で繁殖し、冬には中国南部等で越冬します。日本では全国各地に周年生息しますが(留鳥)、北海道では冬に大部分は本州以南に移動し、山岳高地の者も里や南部に移ります。全長19-20㎝。眼上部の眉斑があり、尾羽、翼は黒褐色で、喉、頬、雨覆、次列風切、三列風切の外縁は淡褐色。雄は頭頂~後頸と体側面がオレンジ色で、体上面は青灰色、下面は淡褐色。初列風切羽基部に白斑が入ります。過眼線は黒。雌は全体に淡褐色。大型昆虫や蛙に蜥蜴、小鳥や鼠まで捕食。青葉山周辺では、一年中普通に見られます・・・
モズ 展望所から海を見る
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ハナビラニカワタケ(花弁膠茸)
2017/02/25(Sat)
  きょうは晴れ時々曇って、時折小雪や風花が舞いました(0.0~7.9℃/北風)。
   枯木に、ハナビラニカワタケ(シロキクラゲ科)がありました。美しく小さな塊でしたが、何か所にも付いていて見事でしたので、線量は気になりましたが一片けだけ採って、久々に味見しました。世界的に広く分布し、日本では全国のナラ、カシ、ヤナギ等の広葉樹又は針葉樹の幹や枝、枯枝に活着し、樹皮を破って花弁状に成長します。名の通り、膠の様に軟質で、形は皺の寄った花弁状で、球形の塊になり、色はくすんだ淡褐~赤褐色で、乾くと著しく収縮し、堅い黒褐色となります。無味無臭で、一度乾燥させたものを水に戻して、酢物、スープ、吸物等に利用します。青葉山では、小楢等に普通に見られます・・・
ハナビラニカワタケ 風花飛ぶ夕暮れ
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ハイタカ(鷂)
2017/02/24(Fri)
  きょうは晴れ時々曇って、風の強い一日でした(1.5~9.5℃/西北西風)。
  河原に、ハイタカ(タカ科ハイタカ属)がいました。初めオオタカかと思いましたが、飛び立つととても小さく、同時に飛び立った雉鳩と同じ位で、疾風の様に消えてしまいました。ユーラシアの温~亜寒帯に広く分布し、 日本では、本州中部以北の亜高山~低地の森林等で繁殖(留鳥)、一部は冬に暖地に移動します。全長は♂32cm、♀39cm程で、雄は背が灰色で、腹には栗褐色の横縞があり、雌は背が灰褐色で、腹面の横縞が細かいです。オオタカに良く似ますが小さく(鳩大)、より小さいツミより眉斑が目立ちます。鳥類や昆虫類等を空中又は地上で捕食します。嘗てはオオタカと共に鷹狩に利用されました。名は、「疾き鷹」から転じたとされ、ハシタカとも呼ばれます。全国的に減少していて、国のレッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定。青葉山では、一年中林内に見られ、繁殖もしていて、キィキィキィと鳴く声も聞かれます…
ハイタカ 崖のある街
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モクズガニ(藻屑蟹)
2017/02/23(Thu)
  きょうは、曇り後小雨になりました(1.5~9.5℃/西北西風)。
  沢に、モクズガニ(イワガニ科)がいました。何故か鋏の無い雄でしたが、正面から見ると、ピーズの縁取りの有る装甲車の様でした。北海道~沖縄の他、サハリン、ロシア沿海地方、朝鮮東岸、台湾等の、川、河口、海岸等に生息する、甲幅7-8cm、体180g程の蟹(甲殻類)です。鋏に柔らかい毛が密生するのが大きな特徴で、体は全体に濃い緑がかった褐色。食性はカワニナ等の貝類、ミミズ、小魚、水生昆虫、両生類等を捕食する他、石等に付着する藻類を鋏で削り取って食べます。成体は、秋に産卵の為に海に下り、半年後に又川を遡ります。青葉山では、沢筋の深み等に潜み、秋の増水時等には、広瀬川の崖下に多数へばり付く姿が見られます・・・
モクズガニ 春雨?
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オオバン(大鷭)
2017/02/22(Wed)
  きょうは、晴れ後曇りました(-2.6~6.7℃/南南東風)。
  川岸近くに、オオバン(クイナ科)がいました。特徴的に首振り乍ら、凛々しい黒い衣装を光らせていました。夏にヨーロッパ、シベリア、朝鮮等で繁殖し、冬に東南アジアやアラビア半島、サハラ砂漠等で越冬します。 日本では夏に北海道(夏鳥)、本州、九州で繁殖し、冬には本州以南で越冬します(冬鳥又は留鳥)。全長32-39cm、翼開張70-80cm。雌雄同色で、体の殆どが黒く、嘴~額が白く、虹彩は赤や赤褐色。足は暗緑色で長く、鰭があります。次列風切先端は白。淡水域の葦や蒲が生育する湿地等の広い水辺に生息し、潜って水草の葉・茎・種子を食べ、水生昆虫、貝、甲殻類も採餌します。青葉山周辺では、広瀬川の所々で見られます・・・
オオバン 霜柱
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ネズミモチ(鼠黐)の果実
2017/02/21(Tue)
   きょうは、久し振りに一日中雪が降ったり止んだりで、一時数㎝積もりました(‐1.0~3.7℃/北西風)。
  道沿いのネズミモチ(モクセイ科)に、実が生っていました。雪に塗れた、割火薬にも見える青黒い実を口にすると、如何にも薬効のありそうな味がしました。本州(関東以西とされる)~沖縄等の山地~低地の明るい場所に生育する、高さ約3-5mの常緑低木です。良く横枝を出して、塊状の樹形になり、茎は灰褐色で表面に多数の粒状皮目が出るのが特徴です。長さ4-8cmの葉は対生し、楕円~広卵状楕円形で厚く、表面には艶があります。6-7月、枝先に長さ5-12cmの円錐形花序を出し、径5-6mmの多数の白花を付けます。花冠は筒状漏斗形で、先は4裂し反り、雄蕊と花柱が突き出ます。果実は長さ8-10mmの棒状に近い楕円形で、初め緑で後に粉を吹いて黒く熟します。青葉山周辺では、植栽木の他、鳥による播種と思われる小木があちこちに見られます・・・
ネズミモチ 一日雪降り
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オモト(万年青)の果実
2017/02/20(Mon)
   きょうは、曇り後小雨が降りました(-0.8~6.8℃/西北西風)。
  道端のオモト(スズラン科)に、実が生っていました。もう大分食べられていましたが、それでも赤く大きい実が、艶々と光っていました。日本の関東~沖縄の他、中国等の暖かい山地に生育する、とされる高さ40㎝ 程の常緑多年草です。革質で分厚く幅広い長楕円形の葉が根元から生え、夏頃、葉の間から花茎を伸ばし淡い黄緑の小花を円筒状に密生させます。秋頃に艶のある赤い液果を熟します。種子は白い乳歯状。有毒植物。観賞用として古くから栽培される古典園芸植物で、現在も尚様々な品種が作出されています。赤い実は野鳥に好まれ、糞の形で広く山野に散布される事から、温暖化現象もあって自生地が年々北上しています。青葉山でも、少しずつ増えている様です・・・
オモト 柔らかな氷
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チドリノキ(千鳥之木)の芽と葉
2017/02/19(Sun)
   きょうは、今朝雪がうっすらあり、日中は晴れて風強く、時折雪が飛びました(-1.0~5.0℃/北西風)。
    道沿いのチドリノキ(ムクロジ科)に、未だ葉が付いていました。近寄って芽を見ると、海老茶色の筍の様で、愛らしく膨らんでいました。本州(岩手以南)~九州の沢筋等の湿り気の多い場所に生育する、雌雄異株の樹高8-15mの落葉小高木です。葉はカエデ属の特徴の対生で、葉身は卵状長楕円形で多数の側脈があり、サワシバとよく似ています。4-5月、枝先に淡緑色で花弁5、萼片5の花序を付け、雄花序は10cm程に長く垂れ下がって、雄蕊は8本あります。雌花は雌蕊1本の短い花序を出します。果実は翼果で、長さ2.5-3cmの分果が長く垂れ下がります。青葉山では、沢の周辺等にやや普通に見られます・・・
チドリノキ スキー場が見える
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カシラダカ(頭高)
2017/02/18(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇りました(-0.3~6.2℃/西北西風)。
  道端に、カシラダカ(ホオジロ科)がいました。何気なく歩いて行くと、草叢で草の実等食べていたらしく、数羽がパタパタと飛び上がり、近くの梢でこちらの様子を覗っていました。ユーラシア大陸北部とアリューシャンで繁殖し、冬は中国東部や中央アジアで越冬します。日本では冬鳥として、九州以北の山地~平地の明るい林や林縁、草地等に渡来します。体長15cm程で、雌雄共後頭部に冠羽があるのが特徴です。雄の夏羽は、頭部が黒く目の上~後頭部に白い側頭線があり、体の下面は白く、上面は茶色で黒い縦斑があります。雄の冬羽と雌は、頭部と体の上面が淡褐色になりますが、雄の耳羽周辺は黒褐色。地鳴きはチッと、か細く鳴きます。青葉山では、秋~早春に群れで生活し、草原等で良く見かけます・・・
カシラダカ♂ 丘の向うの空
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フクジュソウ(福寿草)
2017/02/17(Fri)
   きょうは晴れ後曇って、異常に暖かくなりました(2.8~17.2/西北西風)。
  川沿いの崖に、フクジュソウ(キンポウゲ科)が咲いていました。数輪だけでしたが、皆目出度い、金杯の様に輝いていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国北部、東シベリア、ウスリー等の山野に生育する、草丈10-25㎝程の多年草です。茎は直立して枝分かれし、根茎は短く髭根が多数生え、茎の根元では大形鱗片状の鞘となり、上部では長柄の3-4回羽状複葉を互生し、小裂片は広卵形、深裂片は線状披針形。3-5月、新葉の伸びない中に茎先に径3-4cmの鮮黄色花を咲かせます。花弁は20-30枚で萼片より長く、雄蕊、雌蕊多数。花は日を受けて開き、夕刻には蕾みます。有毒植物。全国的に開発等で激減し、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。青葉山では、川沿いや民家周辺等に見られます・・・
フクジュソウ 早、雪解け?
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オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
2017/02/16(Thu)
  きょうは晴れ時々曇って、とても暖かくなりました(-0.1~12.7℃/南風)。
  雪がすっかり消えた土手に、オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)が咲いていました。暖かさに誘われたのか、知らぬ間にあちこちに、無数の青瞳が瞬いていました。ヨーロッパ原産の帰化植物で、全国の路傍等日当たりの良い場所に生育する、草丈10-20cmの越年草です。茎は良く分枝し、地面を這うように広がります。葉は対生し、1-2cmの卵円形で粗い鋸歯があります。2-5月、葉腋から花柄を出し、コバルト色で径8-10mmの花を咲かせます。左右対称の花弁は4裂して基部で合着し、1日で落ちてしまいます。雄蘂は2本。蒴果は、2つの玉を付けた形で多毛。青葉山周辺では、道端等に普通に見られます・・・
オオイヌノフグリ 入方
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カラス(烏)の大群
2017/02/15(Wed)
   きょうは、晴れたり曇ったりで、時折雪や霙が降りました(-0.2~8.1℃/西北西風)。
   青葉城址の周辺に、烏の大群がありました。次から次からビル群を越えて飛んで来ては木々に止まり、暫くすると、数百数千の群れを波の様に、又蚊柱の様にうねらせて、八木山等の塒に消えて行きました。多くがハシボソガラス(カラス科)でしたが(詳細は分からず)、これ程の超大群が形成されたは今冬が初めての事で、私達が以前から警告の通り、大規模開発とそれに伴うオオタカ追放作戦、営巣地破壊がこれに大きく影響している事は明白です。その証に、以前は竜ノ口や植物園内に累々とあったカラスの死体(オオタカ食痕)が、今は全く見られなくなり…大変な事態になりました。ハシボソガラスはユーラシア大陸に広く分布し、日本では北海道~九州の、低山~平地の河原や農耕地等に生息する留鳥です。全長は50cm程で、雌雄同色の光沢ある黒い羽を持っています。ハシブトガラスに似ていますが、嘴が細くて額が出ていないのが特徴で、名の由来でもあります。雑食性で、果実、種子、昆虫等を食べ、比較的植物質を好む傾向があります。非繁殖期は集団で行動し、ハシブトガラスと混じる事もあります。草原性で主に人里周辺に生息していましたが、森林性のハシブトガラスが都市部に進出・増加している事もあり、個体数を漸減しているとも言われます。青葉山周辺では、「自動車利用行動」が頻繁に見られ、世界的に有名になりました・・・
烏の帰巣 大手門付近のハシボソ群
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マンサク(万作・満作・金縷梅)
2017/02/14(Tue)
  きょうは、晴れ時々曇りました(-1.4~8.2℃/北西風)。
  道端のマンサク(マンサク科)に、花が咲いていました。未だ僅か数輪でしたが、金のリボンを四方に伸ばして、早春の笑みを零していました。本州(太平洋側)~九州の山林に生育する高さ3-5mの落葉小高木です。葉は互生し、楕円形で波状の鋸歯があります。2-3月、他に先駆けて花を咲かせ、花は萼、花弁、雄蕊4、仮雄蕊4、雌蕊(花柱)2からなります。萼は赤褐~緑色で円く、黄色い花弁は長さ1.5cm程の細長い紐状です。蒴果には、黒い種子が2個あります。青葉山では何処でも普通に見られ、山中に自生する草木中で最も早く咲き始めます・・・
マンサク 坂の途中から
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ケヤマハンノキ(毛山榛の木)の雄花
2017/02/13(Mon)
   きょうは、晴れ時々曇りました(1.8.〜8.2℃/西北風)。
   道沿いのケヤマハンノキ(カバノキ科)に、花が咲いていました。青空を背に、長く伸びた赤い雄花が、風にゆらゆら揺れていました。雌花は未だ見えませんが、昨年の球果が黒いアクセントを付けていました。日本各地の他、東シベリア~極東の丘陵・山地帯に広く分布する、樹高15-20mの落葉高木です。雌雄同株又は異花。樹皮は黒褐色を帯び、大小の皮目があります。長さ8-15㎝の葉は互生し、表は濃緑、裏は帯白緑で、毛が全面にあります。3-4月、枝先に長さ7-9㎝の雄花序を2-4個垂れ下げ、その基部近くに赤く小さな雌花序を3-5個付けます。長楕円形で狭い翼がある果実は堅果です。青葉山では、崩壊地、尾根等に普通に見られます・・・
ケヤマハンノキの雄花 高圧線のある尾根
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二月観(視)察会
2017/02/12(Sun)
 きょうは第二日曜、観察(視察)会の日。とは言っても二・八月は(公式には)お休みなので、記録(調査)を主にして歩きました(0.6~6.9℃/北西風)。昨晩の雪がうっすら残り、晴れながらも時折吹雪ともなる風の強い中を進みます。それでも咲き始めているミチタネツケバナやノボロキク、植栽のヒイラギナンテンやサザンカに、冬越しをするテントウムシ、カメムシ等を確認しつつ、森に入ります。雪の残る林床には、ノウサギやキツネ、テン、カモシカ等の足跡が続き、この森の豊かさを改めて実感できましたし、上空には今回も、オオタカが低空飛翔してくれました!! 真新しくほやほやの、ノウサギ、カモシカ、タヌキ等の糞も見られました。あれだけあった実は一気に少なくなって、ヘクソカズラやシロダモ、ヤブムラサキ、ミヤマガマズミ等が散見される位でしたが、道端のジャノヒゲには青々とした実が未だ沢山残り、何故かその上にテンの糞も乗っていました。ウダイカンバやケヤマハンノキ、ツノハシバミ等の雄花が寒風に震えていたのも印象的でした。
ノウサギの足跡 シメ ジャノヒゲとテンの糞 吹雪
 野鳥では、草原にカワラヒワやカシラダカ、アトリの群れ、シメ、ホオジロ、ムクドリ、ツグミ、ハクセキレイ、スズメ達が見られ、林内にはシジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、エナガ等の混群に、コゲラ、アカゲラ、シロハラ、トラツグミ、カケス、ウグイス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ガビチョウ等が見られ、遠くに見える川には、カワアイサ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、マガモ、カワウ等を確認できました。動物では、タヌキの足跡、溜糞、リスやノネズミの食痕、ツキノワグマの爪痕や熊棚、カモシカの角擦り痕、糞、食痕等、花では他に、植栽のウメ、ソシンロウバイ等が咲き、果実ではオケラ、ツクバネ、ヤプコウジ、ヘクソカズラ、リョウブ、ヤブラン、アズキナシ等が残っていました。昆虫では他に、あちこちで越冬するヤニサシガメ、クサギカメムシ、ひらひら飛ぶフユシャク達や各種の繭や卵等が見られました。最後に、先月歩いた東北大側を視察しましたが、松の黒赤等観察した、多くの小木や藪がすっかり刈られてしまっていて、唖然としました。大学はここを、ゴルフ場の姿を保つ為の芝生管理地にしたい様ですが、富良野の様な、ある程度自然に戻す場所にはできないものかと思いました。市有林管理の在り方と共に、又一つ今後の課題となりました。それにしても、この「芝地」の先には学部移転の工事現場が広がり、そんな中でも懸命に生きる生物達の姿があちこちに見られ、胸に焼き付きました・・・
カワラヒワ キツネの足跡 オケラ あの松の小木達も伐採されていた
 来月(3/12(日))は、マンサクやセリバオウレンの花、囀る小鳥達、サンショウウオの卵等に出会える?早春の観(視)察になります・・・
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ウメ(梅)
2017/02/11(Sat)
  きょうは晴れ時々曇って、時折風花が舞いました(-2.1~6.7℃/西風)。
   森の外れで、ウメ(バラ科)が咲いていました。仙台(榴ヶ岡)での梅の開花は平年だと2/27ですが、知らぬ間に、艶やかとも言える紅梅が、早や八分咲き程にもなっていました。中国原産で、古い時代に渡来したと言われる(日本にも自生していたとの説も)、樹高5-10mの落葉高木です。卵形の葉は互生して先が尖り、周囲が鋸歯状。2-4月、葉に先立ち1-3㎝程の花を咲かせます。花弁は5枚で、色は白~薄紅~赤。果実は2-3㎝の核果で、6月頃に黄色く熟します。青葉山周辺では、各所に植栽されています・・・
紅梅 夕焼け
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カヤ(榧)
2017/02/10(Fri)
 きょうは、今朝までに雪が1-2㎝積もり、日中は曇り後晴れて風が強い一日でした(0.4~6.0℃/西北西風)。
 道沿いに、カヤ(イチイ科)の木が生えていました。幼木ながら、葉がてかてかと光り、冬枯れの林床を照らしていました。日本の東北南部~九州、四国の他、朝鮮半島等の、主として暖帯林に散生する、樹高約20m、周囲3m程の常緑針葉高木です。雌雄異株。成長は遅く寿命は長く、耐陰性が強く、余り日の当たらない所でも育ちます。枝は対生し、葉は長さ2-3㎝、幅2-3㎜、光沢があり線形、扁平で先は鋭く尖ります。4−5月頃、前年の葉の付根に1㎝程の楕円形の雄花を付け、新枝基部の葉の付根に雌花を二つ付け、内一つが結実します。種子は翌年秋に紫褐色に熟します。青葉山には大木は余りありませんが、温暖化の所為か、幼木、小木は数多く見られます。又、良く似たイヌガヤ(北海道南部~九州に自生)は枝が緑で、葉が柔らかいので触っても痛くありません・・・
カヤ 賢渕から
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オオダイサギ(大大鷺)
2017/02/09(Thu)
    きょうは、一日中雪や霙、雨が降ったり止んだりでした(0.4~2.4℃/北風)。
   川岸に、オオダイサギ(サギ科)がいました。三居沢の出口で、急流に浸かり乍ら遠くを見つめ、密やかに佇んでいました。広義のダイサギは、世界の熱~温帯に広く分布し、温帯のものは冬に暖地へ移動します。日本では、亜種オオダイサギ(又はダイサギ/中国東北~ロシア極東で繁殖し冬に渡来)が冬鳥として、亜種チュウダイサギは夏鳥として見られます。両亜種共河川、湖沼等で、魚、両生類、昆虫等を捕食します。体長90cm程で、雌雄同色。全体が白く、脚や首、嘴が長く、夏羽では嘴は黒く、胸や背中に長い飾り羽が現れ、眼先が緑がかる婚姻色が現れる事もあります。冬羽では飾り羽がなく、嘴が黄色くなります。青葉山では、亜種オオダイサギは秋~春に普通に見られます・・・
オオダイサギ 霙雪
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ミヤマウズラ(深山鶉)の青葉
2017/02/08(Wed)
  きょうは、今朝雪が1-2㎝積もっていましたが間もなく融けて、日中は晴れ時々小雪が舞いました(.-1.8~5.0℃/西北西風)。
  林床の道端に、ミヤマウズラ(ラン科)の青葉がありました。観葉植物にも似た青々とした葉が、道際の踏み付けられそうな所で、雪に紛れながら佇んでいました。北海道~九州の山地のやや湿った林床や林縁に生育する、草丈10-25㎝の常緑多年草です。葉は革質で互生し、暗緑色で表面に白斑があります。葉身は卵形で長さ3-6㎝、幅2-5㎝。8-9月、花茎の先端に、穂状花序を付け、僅かに淡紅色を帯びた花を5-10個咲かせます。花は長さ1㎝程で、毛が密生します。名は、葉の斑紋を、鶉の羽や卵に譬えました。青葉山では林内の所々に見られますが、歩道新設、藪刈等の影響で激変しています・・・
ミヤマウズラ 朝の雪
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カワウ(河鵜、川鵜)
2017/02/07(Tue)
  きょうは、曇り後湿雪が断続的に降りました(.-1.1~3.4℃/北西風)。
  川に、カワウ(ウ科)がいました。雌雄なのか?2羽が、岩の上でじっと風雪に耐えていました。アフリカ、ユーラシア、オーストラリア、北米東部沿岸の一部等広く分布し、日本では本州~九州に繁殖地があり、主に河川部や湖沼等に生息する留鳥又は漂鳥です。全長80-101㎝、翼開長130-160㎝、体重1.81-2.81㎏で、全身が殆ど黒くウミウに似ますが、背や翼には褐色みがあり、嘴の基部の黄色い口角部分には丸みがあります。グルルルル等と営巣地では喉を震わせて良く鳴きますが、それ以外では余り鳴きません。餌は殆ど魚類で、潜水して捕食します。青葉山周辺では、嘗ては殆どいませんでしたが、今は川で普通に見られます・・・
カワウ 大橋から
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巣穴のアカゲラ(赤啄木鳥)
2017/02/06(Mon)
   きょうは晴れ後曇って、後雨が降りました(3.5~11.0℃/西風)。
   山の入口に、アカゲラ(キツツキ科)がいました。小雨がぱらつき日も暮れる頃でしたが、木の幹で何時までもケッケ、ケッケと鳴いていて何だろうか?と思っていましたら、突然姿が見えなくなり、探しましたら、巣穴からめんこい顔が覗いていました。ユーラシア中北部、サハリン、日本等の平地~山地の落葉広葉樹林等比較的明るい森を好み、昆虫の他、果実、種子等を食べて暮しています。全長(翼開長)23cm。雄の顎線や頭は黒く、後頭や下腹、下尾筒は赤。喉や胸、腹は白く、翼先に白斑が多数あり、肩羽は白く、逆八の字に見えます。雌は後頭も黒。キュッ、キュッとかケレケレケレと飛びながら鳴きます。5-7月頃に、一夫一妻で子育てをします。青葉山では、赤松林等を中心に普通に見られます・・・
巣穴のアカゲラ アカゲラ
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ソシンロウバイ(素心蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅)
2017/02/05(Sun)
  きょうは曇って、一時雨が降りました(2.7~7.9℃/南東風)
   森の外れで、ソシンロウハイ(ロウバイ科)が咲いていました。榴ヶ岡等、街中のあちこちで満開の便りも聞かれますが、ここの木は、手の届かない高い所は開いているのですが、下の方は未だ芽玉菜状態で、香りだけが馥郁と漂っていました。中国原産で日本には江戸期に渡来した高さ2-4mの落葉低木です。幹は、地際から分枝して株状になります。葉は対生し、長楕円〜卵状長楕形、鋭尖頭で、基部は楔形、縁は全縁。早春、葉の出る前の枝に芳香ある黄色い花を多数付けます。花後、花托が大きくなって長卵形の偽果となり、短毛を密生し、熟すと上向きになって、中に黒い種子が5-20個入ります。種子は有毒。 栽培品種は幾つかありますが、花全体が黄色いものがこのソシンロウバイ、花の中心部が暗紫色のものがロウバイ。青葉山周辺では、公園や庭先、民家跡等に植栽されています・・・
ソシンロウバイ 雪の残る原
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ジョウビタキ(尉鶲・常鶲)♂
2017/02/04(Sat)
    きょうは、晴れたり曇ったりで暖かくなり、雪も一気に融けました(3.0~9.1℃/北西風)。
   車道沿いに、ジョウビタキ(ヒタキ科)の雄がいました。道端で何かを食べていましたが、こちらに気付くと近くのパイプ柵に止まって、ヒッヒッとお喋りしながら、優しいお顔ででこちらを見ていました。チベット~東シベリア、極東アジア等で繁殖し、非繁殖期は日本の他、中国南部~インドシナ等で越冬します。東北には主に沿海地方やサハリン、クリルから冬鳥として渡来。翼開長は14cm程。雄は顔や上面が黒く、頭は白く、腹が橙色で、次列風切の基部に白斑があります。雌は全体が茶褐色で、下腹と尾が橙色。都会の公園等でも良く見られる身近な冬鳥で、雄も雌も縄張りを作って過します。昆虫やクモの他、冬には木の実や種子も良く食べます。青葉山周辺では、秋~早春に林縁等で普通に見られます・・・
ジョウビタキ 入陽
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アトリ(花鶏)
2017/02/03(Fri)
   今朝は、昨晩からの雪が10㎝近く積っていましたが、日中は晴れ時々曇って風が強く、時折雪が飛びました(-2.3~5.5℃/北西風)。
  道端に、アトリ(アトリ科)がいました。気付かずに歩いていると、一部地面の見える所から、バサバサと10数羽が飛び立ち、暫し近くの灌木に留まっていましたが、直にどこかに消えてしまいました。ユーラシア大陸北部で繁殖し、冬は北アフリカ~中央アジア、中国、朝鮮等に渡って越冬します。日本にはシベリアから秋に冬鳥として渡来し、山野で果実、植物種子、昆虫、節足動物等を食べて暮らします。全長16cm程。体色は黄褐色に黒、白が入り、特に胸部の羽毛は橙褐色で目立ちます。雄の夏羽は頭部が黒く、冬羽の頭部は雌雄共に褐色です。日中は小群を作り、夜は集団で休みます。渡来直後や渡去直前に、数千~数万羽の大群を作る事があります。青葉山では、年によって数は変わりますが、冬に群れが普通に見られます・・・
アトリ 清い道
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「青葉山市有林の管理方法」に関する再質問状の回答
2017/02/02(Thu)
 仙台市公園緑地協会による「青葉山市有林の管理方法」について、昨年二度に亘り質問状を提出しましたが、この度、緑地協会及び市公園課より回答書が届きました。「希少種を刈り払ってしまったことにつきまして配慮が足りなかったことを痛感しております」との、反省の弁ともとれる一文もありましたが、今回も、自然に大きく負荷をかける「作業」も「イベント」もこれまで通り続けるとし、質問中の「アカシカ(赤鹿)」を「ニセアカシア/和名ハリエンジュ(針槐)」として答える等、とても真摯に回答しているとは思えぬ内容でした。内容を精査し、今後の対応を協議、青葉山自然保護の為の最善策を模索して行こうと思います。(回答書はこちら↓)
緑地協会回答1 緑地協会回答2 公園課回答
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オシドリ(鴛鴦)の番
2017/02/02(Thu)
    きょうは、今朝雪が1-2cm積もり、日中も曇り後雪が降ったり止んだりで、晩方からは本格的に降り出して、夜には10㎝近くになりました(-3.7〜2.0度/西北西風)。
   氷が融けた池に、オシドリ(カモ科)がいました。雪の中、如何にも鴛鴦の番が、仲良く羽繕い等していました。北海道~沖縄の亜高山~低地に生息・繁殖する留鳥で、ロシア沿海地方、サハリン、中国北部等で繁殖する者は、日本や中国南部で越冬。非繁殖期は群れで生活し、山地の渓流、湖沼等で見られます。雄は三列風切が橙色の銀杏型で帆状に立ち、白い眉斑は大きく、頬~首が橙赤色。嘴は赤く、長い冠羽を持ちます。雌は灰褐色で、胸と脇に白の斑点があります。嘴は灰黒色で基部は白く、目の周りが白く、その後ろに白線が伸びます。水草や植物の種子、穀物等を食べますが、特に団栗を好んで食べるのが特徴です。青葉山では、各池沼、広瀬川周辺等で一年中見られます・・・
オシドリ 雪降り出す
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赤と黒(星羽白と金黒羽白)
2017/02/01(Wed)
   きょうは、曇り時々晴れて、夜には雪が降りりました(-1.1~9.8℃/北西風)。
   川に、頭の赤い鴨と黒い鴨がいました。ホシハジロ(カモ科)とキンクロハジロ(カモ科)の雄で、顔を背中に埋めながら、水面にぷかぷか揺れていました。ホシハジロは、日本では冬に各地に飛来し、北海道では少数が繁殖する潜水性のカモです。頭頂が盛り上がり三角形に見えるのも特徴。嘴は黒く、青灰色の帯模様が入ります。♂の虹彩は赤く、繁殖期のオスは頭~頸が赤褐色で、胸や上尾筒、下尾筒は黒く、側面は灰色で、黒く細かい縞模様があります。♀の虹彩は褐色で、頭~胸も褐色。種子、葉、芽、地下茎、魚類、両生類、昆虫、甲殻類、軟体動物、環形動物等を食べます。キンクロハジロは、日本全国の河川、湖沼、湾等に冬鳥として訪れ、大群を作る潜水性の鴨です。繁殖期の雄は後頭の羽毛が伸長し、頭~胸~体上面が黒く、非繁殖期の雄や雌は全身が黒褐~暗褐色。嘴は幅広く灰青色で、先は黒くその周囲は白。後肢は暗青灰色。潜水して貝類、甲殻類、水生昆虫や水草等を食べます。両種共、青葉山周辺では、冬に広瀬川等で見られます・・・
赤と黒 対岸から
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ゆきかえる