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マドガ(窓蛾)
2017/07/31(Mon)
  きょうは晴れて暑くなり、一時雨が降りました(22.9~29.4℃/南風)。
  道端のウツギに、マドガ(マドガ科)がいました。蛾の一般的範疇には入りそうもない、小さくも華麗な姿で何時も魅了されてしまいますが、中々写真には撮れませんね。北海道~九州の山野に生息する、開張14-17㎜の小型の蛾です。雌は雄よりやや大きく、雄の触角は片櫛状、雌は繊毛状。雄の腹端は細く伸び、雌の腹端は鈍く丸い。翅の地は光沢ある黒褐色か銅光沢の暗紫褐色。前翅の中央と後翅の基半付近に「窓」由来の半透明白色斑があり、その周囲に小黄色班を散らす。頭部には黄褐色の鱗粉が多く、胸背部にも同色の鱗粉による3縦線、腹部背面には細く白線が2本あります。昼間に活動し、活発に飛び回って、色々な花で吸蜜したり吸水します。食草はボタンヅル。卵は食草の葉裏に1粒ずつ産下。幼虫で越冬と推定。青葉山では、日中に花等で普通に見られます…
マドガ 入道雲
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コミスジ(小三條)
2017/07/30(Sun)
   きょうは、朝は雨でしたが後曇って、一時晴間も出ました(22.0~27,3℃/東北東風)
   薊の草原に、コミスジ(タテハチョウ科)がいました。翅を閉じたり開いたりしていましたが、何故か今日はじっと閉じたまま、綺麗な翅裏模様を見せてくれました。シベリア~中央アジア~インドシナ等広くアジアに広く分布し、日本では北海道~屋久島・種子島の、山地~低地の森林周辺に多く、郊外の住宅地にも生息します。開長45-55mmで、前翅は黒褐色地に白帯が1本、後翅には2本斜めに走り、全体として3本の筋があるのが特徴で、名の由来でもあります。この帯模様の他にも、前翅の外側に横長の白斑が並びます。翅裏も同じ模様ですが、地色は明るい茶色です。成虫は4-11月に現れ、その間1-4回発生します。樹液には余り来ずに、花蜜や水を吸いに集まります。幼虫はクズ、ハギ、フジ等のマメ科植物を食草として、3齢幼虫で越冬し、翌春は餌を採らずそのまま蛹になります。青葉山では、林縁部等で極普通に見られます・・・
コミスジ 澱から.
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ミヤマカワトンボ(深山川蜻蛉)
2017/07/29(Sat)
  きょうは、雨が降ったり止んだりでした(21.8~23.7℃)。  
  川に、ミヤマカワトンボ(カワトンボ科)がいました。翅が濃く、腹部が青緑に光る雄でしたが、優々と美しく、あちらにひらりこちらにひらりと飛んでいました。北海道~九州の、主に山地~低山地の渓流に生息する、腹長49~64mmのカワトンボです。日本特産種。カワトンボの仲間では最大で、成虫は5-9月に出現し、金緑色の胴体に赤褐色の翅を持ち、翅に濃褐色の帯模様があります。雄では翅が全体的に暗く、雌は各翅に白い縁紋があります(雄にはない)。渓流沿いをヒラヒラと飛び、他の小昆虫を食べます。青葉山では、沢や渓流の他、広瀬川でも普通に見られます・・・
ミヤマカワトンボ 大橋越の青葉山
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ヒメヤブラン(姫藪蘭)の花
2017/07/28(Fri)
   きょうは晴れ後曇って、後雨が降りました(21.9~27.9℃/南東風)。
   道端で、ヒメヤブラン(ナギイカダ科)が咲いていました。草に塗れ、雨にそぼ濡れて、ひっそりと佇んでいました。北海道~沖縄の他、東~東南アジアの、日当たりの良い林下や草地に生育する多年草です。葉は線形で長さ10-20cm、幅2-3mm。7-9月、葉より短い高さ10~15cmの花茎の先に、淡紫色の径1cm程の小花を疎に咲かせます。花は上向きで、花被片6個は楕円形で平らに開きます。果実は種子が露出し、径4-5mmで、紫黒色に熟します。種子の他、根の様に伸びる走出枝でも繁殖します。青葉山では、乾いた道沿いや草地等に見られます・・・
ヒメヤブラン 牛越から
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ゴボウゾウムシ(牛蒡象虫)
2017/07/27(Thu)
 きょうは、晴れたり曇ったりでした(19.1~27.5℃)。
 草原のナンブアザミに、ゴボウゾウムシ(ゾウムシ科)がいました。近寄ると、黒地に点刻が美しく、南部鉄器の様にも見えました。全国の山地~低地のアザミ類の葉上等に見られる、体長(口吻共)10㎜程のゾウムシです。オオゴボウゾウムシ等に似ていますが、卵形で小さく、口吻も細く、前背板の点刻は粗大ではありません。成虫はノアザミの葉を食べ、雌は細長い口吻で蕾の基部を穿孔し、そこに産卵します。幼虫は、その頭花の内部を食べて育ちます。青葉山では、アザミ類の葉上等に普通に見られます…
ゴボウゾウムシ 鬼の爪かけ岩
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アオダイショウ(青大将)
2017/07/26(Wed)
  きょうは、大体晴れました(21.2~29.4℃/南東風)。
  道端に、アオダイショウ(ナミヘビ科)がいました。所謂緑系淡色個体で、眼が合って暫しじっとしていましたが、するすると草叢に消えて行きました。北海道~九州の低山~平地の森、草原、水辺や人家周辺等に生息する、全長110-200cmの日本産では最大の蛇です。体色は褐色を帯びたオリーブ色で、その名の通り全体に青味があります。幼蛇は灰~クリーム色の地に横班が並び、ニホンマムシに似ています。ネズミ類等小哺乳類、小鳥やその卵等を食べます。無毒で性質は穏やか。青葉山では、草地、林縁、川沿い等で見られます・・・
アオダイショウ 光る森.
 
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オニユリ(鬼百合)とコガネグモ(黄金蜘蛛)
2017/07/25(Tue)
  きょうは、雨が降ったり止んだりでした(22.5~27.0℃/南南東風)。
  草原に、オニユリ(ユリ科)が咲いていました。一枚撮ろうかと、雨に濡れた真赤な花を下から覗くと、大きなコガネグモ(コガネグモ科)が縋っていました。オニユリは中国、朝鮮等に分布し、日本では北海道~九州の山野に自生、古代に鱗茎を食用にする為に渡来したとの説も。草丈は1-2m程で、葉は互生し、茎には暗紫色の斑点。7-8月に、茎先に橙赤色で10-12cmの花を4-20個、横~下向きに付け、反り返る花被片には濃褐色の斑点がある。殆どが3倍体で結実しないが、葉の付根に黒紫色の珠芽を作る。コガネグモは、本州~沖縄の山野に生息する、体長♀20-25㎜、♂5-6㎜の大きなクモ。6-9月に出現し、腹部に黄色と黒の太い縞模様があり、黒色部には、小さな青斑を持つ。林周辺や草原等に、X字形の白い隠れ帯をつけた円網を張り、その中央部に脚を2本ずつ揃えて止まり、獲物を待つ。青葉山では、両社とも普通に見られます…
オニユリとこがねぐも 山百合
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クルマユリ(車百合)
2017/07/24(Mon)
   きょうは、雨後曇りました(21.9~24.2℃/北風)。 
   林床に、クルマユリ(ユリ科)が咲いていました。雨の落ちる暗い森、あちらに一つこちらに二つと、真紅の百合が燃えていました。北海道~近畿以北と四国の他、中国、朝鮮、サハリン等の主に高山~亜高山の草原等に生育する、高さ30-80cmの多年草です。葉が茎の中央部で6-15枚輪生するのが特徴で、その上部にも3-4枚疎生します。7-8月、茎先に朱色で濃紅色の斑点がある、径5-6cmの花を2-3輪下向きに咲かせます。高山植物ともされますが、青葉山にも自生。しかし、各工事や管理、林床破壊、盗掘等に因り、近年急激に減少しています・・・
クルマユリ 裏の山
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コクワガタ(小鍬形)
2017/07/23(Sun)
  きょうは、曇り時々雨が降りました(23.2~27.5℃/南風)。
  小楢の木に、コクワガタ(クワガタムシ科)がいました。樹液も出ていなさそうな幹に、「小」とは思えぬ立派な風貌で、風に吹かれていました。東アジアに広く分布し、日本では北海道~九州等の、主に低山帯の雑木林に生息する体長♂17 - 54.4㎜、♀21.5 - 33㎜の小-中型のクワガタムシです。成虫は5-9月に出現し、クヌギやコナラ、ミズナラ、ヤナギ、オニグルミ等の樹液に昼夜集まり、朽木中に潜み、灯火にも集ります。卵~成虫の期間は約2年で、幼虫は各種広葉樹の朽木で見られます。スジクワガタ等に似ていますが、大顎前方に内歯を一つだけ持つのが相違点で、内歯が全て消失した小型個体もあって、且ては「ヒメクワガタ」として別種と考えられていました。青葉山では、長い期間に最も普通に見られるクワガタです・・・
何故か生えてしまった紫陽花が、沢に零れる様に倒れていました・・・
コクワガタ♂. 何故か沢に零れる紫陽花
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フクロウ(梟)の幼鳥
2017/07/22(Sat)
  きょうは、曇り時々晴れました(24.2~31.3℃/南風)。
  道沿いに、フクロウ(フクロウ科)の子供がいました。巣立ったばかりの雛らしく、暫くとことこ歩いていましたが、親鳥も居るのでしょう、こちらに気付くとぱたぱたふわふわと、高い木の上に飛び去りました。主に九州以北の山地~平地の、欝蒼と茂った混交林に生息し、亜種がユーラシア大陸中北部にも広く分布します。留鳥で、全長45-60㎝、体重は1kgを超えます。夜行性で、暗所での視力が抜群な上に、羽毛が柔らかく羽音がしない等の特徴を持ち、鼠・鳥の他、蛇、蝙蝠等を捕食します。乱開発等で全国的に激減し、宮城県レッドリストにも記載。青葉山では幸い周年生息し、「ゴロスケホッホー」の声が普通に聞かれ、ペリット(吐物)も良く見られ、大木の樹洞の他、鷹や烏の古巣も利用しながら繁殖していて、生態系食物連鎖の頂点に立つ、この森の守護神となっています・・・
フクロウ幼鳥 向うの森並
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コガネタケ(黄金茸)
2017/07/21(Fri)
   きょうは、大体晴れました(22.8~31.8℃/南南東風)。
  道端に、コガネタケ(カブラマツタケ科コガネタケ属)が生えていました。名の通り、黄金色のキノコが、ぽつんと二つ並んでいました。北半球に広く分布し、日本では夏~秋、全国の山野の林地、草地、路傍等の地上に発生する腐生菌です。全体は黄金~黄土色の粉に覆われ、傘は直径5-18㎝程で、粉の下の表皮は粉色より淡色。傘は半球型~平開しますが、中心部は丸みは残したままです。襞は上生又は離生し、密、幼菌時は淡黄色、成長するにつれ黄土色になります。束は傘と同様に黄金色の粉に覆われ、上部に鍔が残り、鍔色は黄白~黄褐色になります。肉は白又は薄黄土色で、特有の汗臭い様な匂いがします。粉を落とせば食用となりますが、胃腸系の中毒を起こす場合があるとの事。別名キナコタケ他。青葉山では、崖地等に群生、散生、リスが粉塗れで食べているのも見かけました…
コガネタケ_あづい
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クワカミキリ(桑髪切)
2017/07/20(Thu)
  きょうは、晴れ時々曇りました(22.0~29.3℃/南東風)。
  桜の木に、ミヤマカミキリ(カミキリムシ科)がいました。久し振りに見て、昔を思い出して捕まえようとすると、思いの外素早くて、あっと言う間に飛び去りました。本州~九州の、山地~低地の森林等に生息する、体長32-45㎜の大型のカミキリムシで、全身に灰黄褐色のビロウド状の微毛が生え、上翅基部には黒い顆粒があるのが特徴です。成虫は、5-8月に出現し、クワ、イチジク、ビワ、ケヤキ、ブナ等の若枝を食べ(害虫ともされ)、灯火にも良く飛来します。幼虫は各種広葉樹を木の中から食べて育ちます。青葉山では、街灯下等に見られます…
  尾根道の道標で、カジカガエルが休んでいました…
クワカミキ 道標のカジカガエル
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ヤマユリ(山百合)
2017/07/19(Wed)
  きょうは、晴れ時々曇って、涼しい一日でした(20.3~26.9℃/南東風)。
  道沿いに、ヤマユリ(ユリ科)が咲いていました。行く所のあちこちに、白い大花がゆらゆらと、芳しい香りを放っていました。日本固有種で、本州の東北~近畿の山地の林縁や草地に生育する、草丈1-1.5mの多年草です。茎は地下の鱗茎から出て、長さ10-15cmの披針形で短柄のある葉を付けます。7-8月、茎先に20㎝近い大きな花を1-10個程咲かせます。花は茎に対して横向きに開き、花被片は白く中央に黄色い筋が入り、赤褐色の斑点が多数あり、強い芳香があります。発芽から開花までには少なくとも5年以上かかり、又株が古い程多くの花を付けます。青葉山では林内外に見られます・・・
ヤマユリ 国見見
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チダケサシ(乳茸刺・乳蕈刺)とアカハナカミキリ(赤花髪切)
2017/07/18(Tue)
  きょうは曇り時々雨が降り、涼しい一日でした(20.8~25.9℃/北北東風)。
  小湿地のチダケサシ(ユキノシタ科)に、アカハナカミキリ(カミキリムシ科ハナカミキリ亜科)がいました。ふわふわファーの様な白い花房を、小さく紅い髪切がくるくると、飛んでも戻り飛んでも戻り、花と戯れていました。北海道〜沖縄の山地〜平地の林内等に生息する、体長12-22㎜の小型カミキリムシ。成虫は7-9月に出現し、花、特に白い花に集まり花粉や花蜜を食べる。全身赤茶色で、その胸部・上翅・各脛節以外は黒く、時に胸部が黒化する個体も見られる。幼虫は、マツ、ハンノキ、クヌギ等の枯木や伐採木を食。チダケサシは、本州~九州の山野の湿った草地等に生育する、草丈30-80㎝の多年草。茎や葉柄に長毛があり、葉は2-4回奇数羽状複葉で、小葉は長さ2-4㎝、幅2-3㎝の卵~倒卵形で、葉先は尖らず、縁は重鋸歯。7-8月、円錐花序を出し、白~薄桃色で径4mm程の小花を多数付け、花の側枝は斜上。どちらも花や湿地で普通に見られます…
アカハナカミキリとチダケサシ 薮藪の道
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ヒグラシ(日暮)
2017/07/17(Mon)
   きょうは曇り時々晴れて、後雨が降りました(23.1~32.6℃/北西風)。
  檜林で、ヒグラシ♂(セミ科)が鳴いていました。未だ蝉時雨までには成りませんが、あちこちから寂しげな声が、岩に木に沁みていました。中国等に広く分布し、日本では北海道南部~奄美大島の広葉樹林や杉、桧林に生息する中型の蝉です。成虫は6-9月に出現し、名の通り、日暮れ等にカナカナ・・と鳴きます。体長は雄28-38mm、雌21-25mmで、褐色地に黒色と緑色の斑紋がありますが、体色には変異が多い様です。雄の腹部は雌よりも明らかに太くて長くなります。青葉山では、何処でも普通に見られ、聞かれます・・・
ヒグラシ 檜林
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ハエドクソウ(蠅毒草)
2017/07/16(Sun)
   きょうは、良く晴れて暑くなりました(24.6~31.2℃/南南西風)。
   道端に、ハエドクソウ(ハエドクソウ科)が咲いていました。小さくて、余り見向きもされない花ですが、近寄れば気品高い、蘭そのものの様な清艶さがありました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、東シベリア、ヒマラヤ等の、山地の少し暗い林床に生育する、高さ30-70㎝の多年草です。葉は長さ7-10㎝、幅4-7㎝で質は薄く、荒い鋸歯のある広卵~楕円形。基部は切~心形で、対生します。根は髭状で、茎は直立します。7-8月、枝先に穂状花序を出し、白~淡紅色を帯びる長さ約8mmの唇形花を下から順に咲かせます。果実は蒴果で、萼には3個の刺があります。有毒植物で、名も、別名のハエトリソウも、根の絞り汁から蠅捕り紙を作った事に由来します。世界に一科一属一種のみ。青葉山では、林内に普通に見られます・・・
ハエドクソウ 霧立つ谷
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ヤブカンゾウ(薮萓草)
2017/07/15(Sat)
  きょうは、晴れ後曇りました(23.5~32.7℃/南東風)。
  草原に、ヤブカンゾウ(ワスレグサ科)が咲いていました。鮮やかな朱色の花が、草藪のあちこちで、炎の様に燃えていました。有史以前渡来の中国原産とも言われ、日本では北海道~九州の日当たりの良い草地等に生育する、草丈50-100cmの多年草です。葉は根生し、長さ40-60cm幅3㎝前後の広線形。3倍体の為結実せず、根が紡錘状に膨らみ匍匐茎を出して増えます。茎上部で分枝し、7-8月、茎頂に橙赤色の花を数個付けます。花は径8-10㎝で、花筒は長さ約2㎝。花披片は6個ですが雄蘂と雌蘂の一部又は全部が花弁化して八重咲きになります。青葉山では、土手等に普通に見られます・・・
ヤブカンゾウ 暑い朝
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キカラスウリ(黄烏瓜)の花
2017/07/14(Fri)
  きょうは、晴れ時々曇りで、夜に雨が降りました(24.2~31.7℃)。
  河原のキカラスウリ(ウリ科)に、花が咲いていました。雄株の雄花でしたが、精細な切紙細工の様な白花が、川風に吹かれて震えていました。北海道(奥尻島)〜九州の山野の林縁や藪等に普通に生育する、雌雄異株の蔓性多年草です。葉の表面にはやや短毛があり、濃緑色で光沢があります。花期は7-9月頃で、萼花冠の裂片の先が広がり先端が長い糸状になる花(雌花は1個、雄花は穂状に数個)を夕方~朝に開花します。果実は長さ約10㎝で、名の通り黄色く、良く似たカラスウリ(赤い/宮城県南が北限で県レッドリストに記載)と異なります。種子は柿の種に似ています(カラスウリはカマキリの頭に)。根は、生薬の栝楼根(カロコン)として、解熱、止渇、消腫等に使われ、その澱粉は天花粉になります。青葉山では、藪地等に普通に見られます・・
キカラスウリ 日没間近
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ヒメコウゾ(姫楮)の果実
2017/07/13(Thu)
  きょうは雨後曇って、後晴れました(23.2~29.7℃/南風)。
  道端7のヒメコウゾ(クワ科)に、実が生っていました。紅く瑞々しい、クリスタルの輝きがありましたが、口にすると、甘く美味しいのに毛が纏わり、やはりジャムかジュースの方が合っている様でした。本州~九州の他、朝鮮、中国中南部の低山地の林縁等に生育する、樹高2-5m程の落葉低木です。雌雄同株。長さ5-15㎝の葉は歪んだ卵~広卵形で、時に2-5片に深裂し、基部は左右不同の浅い心形で、先は尾状に尖ります。表裏や葉柄に軟毛があります。5-6月に、新枝の下部葉腋に径1cm程の球状の雄花序、上部葉腋に球状で径4mm程の雌花序を付けます。7-8月、径1.5cm程の球状集合果を赤熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ヒメコウゾ 日没の西山
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ニイニイゼミ(にいにい蝉)
2017/07/12(Wed)
   きょうは曇lり時々晴れて、暑くなりました、(25.2~33.0℃/西北西風)。
   檜の小木に、ニイニイゼミ(セミ科)がいました。蝉時雨の主は?と探していると、ハッと目を見張る、何時もより青っぽく粋な、小さな蝉が鳴いていました。朝鮮、中国等に分布し、日本では北海道~沖縄の低山地~平地の明るい林内に生息する、体長20-24mm、翅端までは32-40mmのセミです。成虫は6-8月に出現し、体は小さく横幅があり、前翅は褐色の斑模様、後翅は黒地に透明の縁取りが特徴です。複眼と前翅の間には平たい耳状突起があります。成虫は桜類に良く集まり、保護色なので低い枝にも良く止まります。雄は翅を半開きにして「チー…、ジー…」と繰り返し鳴きます。交尾後に雌は枯木に産卵し、その年の秋に孵化します。抜殻は全身に泥を被り、木の幹や根元等の低い場所に多い見られます。青葉山では、極普通に見られます・・・
ニイニイゼミ 夕焼けに青鷺
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マダラアシナガバエ(斑足長蝿)
2017/07/11(Tue)
   きょうも、晴れて暑くなりました(22.5~30.3℃/南南東風)。
   道沿いに、マダラアシナガバエ(アシナガバエ科)がいました。何時もの様に、葉っぱの上をちょこちょこと、体を金緑に、美しく輝かせていました。北海道~九州の山地~低地の森林内や林縁の下草上等に生息する、体長5.5-6.5㎜の小さなハエです。成虫は5-9月に出現し、体は金緑色で、脚が長く、翅に黒褐色の斑紋があり、中央付近には白紋もあります。肉食で小型昆虫を捕食します。 名は、翅の斑と長い脚に由来します。別名はマダラホソアシナガバエ。体勢的にはシギアブ等に近いと言われ、良く似たアシナガキンバエは、体が一回り小さくて翅には模様がありません。青葉山では、植物上を忙しなく歩き回る姿が良く見られます・・・
アシナガキンバエ 森のオブジェ
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ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)
2017/07/10(Mon)
  きょうも、晴れて暑くなりました(22.8~30.9℃/南南東風)。
  沢に、ルリシジミ(シジミチョウ科)がいました。何頭もがキラキラと、瑠璃色の瞬きを見せながら飛び交っていましたが、砂地に降りると、美味しそうに給水していました。ユーラシアと北アフリカに分布し、日本では北海道~沖縄の山地~低地の明るい草地等に生息。前翅長12-19mmで、雄の翅の表面は名の通りの瑠璃色、雌は外縁部が黒褐色、裏面は白地に黒い斑点がある。年3-4回、3-11月に現れ、成虫は地面で吸水したり、花で吸蜜する事が多い。幼虫はマメ科、バラ科、タデ科、ミカン科等の、主に花や蕾、実を食べ、蛹で越冬。 似ているヤマトシジミやツバメシジミと比べるとかなり大きく目立ちます。青葉山では、林縁の草地等で普通に見られます・・・
ルリシジミ 森も暑い・・・
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七月観(視)察会
2017/07/09(Sun)
  きょうは、良く晴れて暑い観察会になりました(22.2~33.0℃/南東風)。
  近況報告や、コースの説明等があった後早速の出発です。直に、チラシでも紹介の、池に飛ぶ瑠璃色のオオルリボシヤンマや真赤なショウジョウトンボに出会って感嘆し、バタフライガーデンでは、イチモンジチョウやメスグロヒョウモンの♂、キタキチチョウ等を観察、ホタルブクロの鮮紫色にも感銘しました。森の入口では、ヒミズの死体や、シデムシ、キマワリ、ハサミムシ他にも出会い、森に入ると、ニイニイゼミ等の蝉時雨、ホトトギスやウグイスの鳴声の下、気温は疾うに30℃を超えていましたが、5℃は違うかと思う程の涼しさで、バイカツツジやオカトラノオ、ミヤマタムラソウ、ムラサキシキブ、ミツバツチグリ、ハエドクソウ、キツネノボタン、ギンリョウソウ等が咲き群れ、コウスノキ、ニガイチゴ、モミジイチゴ、ヤマグワ、ナツハゼ、ウワミズザクラ等の実が目立ち、イチヤクソウやウメガサソウも実になっていました。ヤマカガシの子供や飛び出したヤマアカガエルにもびっくりしましたね。食菌は少ないものの、ヒメカバイロタケ、ホコリタケ、カワリハツ、粘菌の仲間等のきのこ類も多く見られました。
猩々蜻蛉♂. 蛍袋 森は涼し 日笠の下の梅花躑躅
 花では他にエゾアジサイ、チダケサシ、ヒメキンミズヒキ、ウマノミツバ、オオバジャノヒゲ、ヒメジョオン、ヒヨドリバナ、ドクダミ、オニタビラコ、マムシグサ等が見られ、今にも咲きそうなヤマユリやクルマユリ、オニノヤガラにも出会いました。果実では他にヒメコウゾ、ツリバナ、ヤマザクラ、ツクバネ、エゴノキ等が生っていました。キノコではヒトクチタケ、エセオリミキ、フサヒメホウキタケ等が見られました。野鳥では、キビタキの囀りがあちこちで聞かれ、他にアオゲラ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、トビ、イワツバメ、スズメ等が確認されました。動物では、テンの糞やリスの食痕、カモシカ、ツキノワグマの痕跡があちこちで見られました。昆虫では、花に群れる花虻や花蜂(トラマルハナバチ等)、クマバチ、シオヤアブ、セアカツノカメムシ、カマドウマ、様々な毛虫、芋虫等にも出会いました。きょうは、暑い中なので、ゆっくりめの観察となりましたが、今回も様々な新鮮な出会いがありましたね・・・
 尚、会後は宮教大で「総会」があり、会の方針等が話し合われ、取り決められました。今後どんな会になろうとも、青葉山の自然を守り、次世代に引き継ぐ意思に変わりはがあってはなりません・・・
ヤマカガシの子ども 鬼の矢柄はまだこんな 暑かったけど楽しい!. 銀竜草
 来月(8/13)は会としてはお休みですが、私的には歩く予定です。調査・確認が主となりますが、蝉時雨の下、様々な出会いがあることでしょう・・・?
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タンザワサカネラン(丹沢逆根蘭)
2017/07/08(Sat)
   きょうは良く晴れて、とても暑くなりました(21.3~32.4℃/南南東風)。
  林床にタンザワサカネラン(ラン科)が、今年もしっかり咲いていました。地味で不思議な形の蘭ですが、光が注ぐと飴色に輝いて、神々しささえ感じます。2007年に丹沢で発見され、2008年に新種として正式に認められた、草丈3-10㎝程の多年草で、現在確実に生育が確認されているのは、青葉山を含めて全国(=世界に)3ヶ所のみの超希少種です。環境省レッドリストで:絶滅危惧IB類(EN)。草姿全体が白~肉色で、最大の特徴は開花しないままに結実する事とされていますが、当地での調査では、僅かに開花する事が確認されました。当林では、大震災の年に発見されて以来毎年確認され、その自然の豊かさ、貴重さを示す、象徴的な種ともなっています・・・
たんざわさかねらん. モミ
☆明日、7/9(日)は観(視)察会。花が少なめの時季ですが、オカトラノオ、ホタルブクロ、バイカツツジ、ムラサキシキブ、ミヤマタムラソウ等が咲き、オオルリ、キビタキ、ウグイス、ホトトギスiにサンコウチョウも鳴いています。池や花、樹液の木には虫達が集まり、ニガイチゴやコウスノキ等の実が生り、キノコも色々出ています・・・
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ススホコリ(煤埃)
2017/07/07(Fri)
きょうは、晴れて暑くなりました(20.4~30.6℃/南風)。
赤松の切株に、ススホコリ(モジホコリ科)と思われる粘菌が付いていました。鮮やか過ぎる黄色い物体が、枝や網、波になったり、離れたり固まったりしながら、実際、蠢いている様に見えました。この状態、成長した変形体が移動しながら、子実体を作っている最中なのでした。世界に広く分布し、日本では晩春~秋、特に夏、腐木上等に発生する変形菌です。子実体は着合子嚢体型又は屈曲子嚢体の累積した型で 黄色く、時に白っぽかったり黄褐色で、高さ約3㎝、長さ約10㎝、時には遥かに大きくなります。擬細毛体は黄色く、細毛体の石灰節は、紡錘形で小さく白色。胞子には細かい疣があり、径7-9μ。青葉山では、切株等に普通に見られます…
ススホコリ 差し込む光
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カナブン(金蚊)
2017/07/06(Thu)
   きょうは、大体晴れました(19.6~29.2℃/南風)。 
   樹液の木に、カナブン(コガネムシ科)がいました。他にアオカナブンスジクワガタ等もいましたが、何と言ってもカナブンは、幹をぐるっと囲んで、美味しそうに汁を啜っていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の、山地〜低地の雑木林内や周辺に広く生息する体長22-30㎜の黄金虫の仲間です。 成虫は6-8月に出現し、やや緑がかった銅色で、四角い頭部を持ち、緑〜銅色と個体による色彩変化があります。日中活発に活動し、コナラ、クヌギ、シラカシ、ヤナギ等広葉樹の樹液を餌にし、前翅を開かず後翅だけで飛ぶのも特徴で、林周辺を飛び回り、灯火にもやって来ます。成虫は一夏の一ヶ月程しか活動しません。幼虫は広葉樹の腐植物を食べ、枯木や倒木、林床の小枝や落葉の堆積物の中等で育ちます。青葉山では、樹液の木で普通に見られます・・・
カナブン(+スジクワガタ 岩か木か
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ホトトギス(杜鵑)
2017/07/05(Wed)
   きょうは、雨後曇って、晩方から晴れました(20.4~28.3℃/北風)。
   尾根道で、ホトトギス(カッコウ目・カッコウ科)が鳴いていました。聞き慣れた「キョッキョッキョキョキョキョ」の鋭い声がどんどん近付いて来て、真上の枯松に止まると一声鳴いて、後は暫く、周りを見ながら静かにしていました。アフリカ東部、マダガスカル、インド~中国南部に分布し(越冬)、アジアの個体群は初夏に中国北部、朝鮮等に渡来。日本には、九州~北海道南部の山地の林に夏鳥として飛来する、全長28cm程のカッコウの仲間です。腹の縞模様はカッコウより太く、少ないのが特徴です。肉食性で、特に毛虫を好んで捕食し、自分では子育てをせず、ウグイス等に托卵する習性があります。飛びながら良く鳴き、夜にも鳴きます。名は、鳴声が「ホトホト」と聞こえる事から、「ス」は小鳥の類を表す接尾語と考えられています。古来から親しまれ、漢字表記は、時鳥、杜鵑、杜宇、蜀魂、不如帰、時鳥、子規、田鵑等数多く、別名は「卯月鳥」「早苗鳥」「魂迎鳥」「死出田長」等。聞きなしは、「テッペンカケタカ」「本尊掛けたか」「包丁欠けた」「特許許可局」等。青葉山では、ウグイスの生息の多さもあって、晩春~盛夏に何処でも声が聞かれます…
ホトトギス 雨上がりの山
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エゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
2017/07/04(Tue)
   きょうは、雨が降ったり止んだりでした(21.3~25.1℃/南南東風)。
    道沿いに、エゾアジサイ(ユキノシタ科)が咲いていました。この梅雨時に、眩いばかりの青い花は、眼にも胸にも染み入る様でした。北海道~九州に分布し、主に日本海側の深山の沢沿い等、やや湿った場所に生育する、高さ1-2mの落葉低木です。葉は、先の尖った楕円形で、粗い鋸歯があり対生し、葉柄は長さ2-5㎝、葉身は長さ10-20㎝。6-8月、青~青淡色の小さな両性花の周りに花弁4枚の装飾花を付けます。青葉山では、川や沢沿い等に見られます・・・
エソアジサイ 愛子方面を望む
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ホタルブクロ(蛍袋)
2017/07/03(Mon)
   きょうは、一日雨が降ったり止んだりでした(22.6~28.6℃/南西風)。
   道端に、ホタルブクロ(キキョウ科)が咲いていました。雨に打たれてぽんぽんと、神風船の様に弾んでいました。北海道南部~九州の他、朝鮮、中国等の山野に生育する、茎高40-80㎝の多年草です。全体に毛が生え、匍匐枝を横に出して増殖します。根出葉は卵状心形で長柄があり、茎葉は互生し、長卵形で先は尖ります。6-7月、淡紅紫色又は白色の花を下向きに開きます。花冠は鐘形で先は5裂し、萼片の間に反曲する付属片があります。青葉山では、林縁等に見られます・・・
ホタルブクロ. 一時豪雨
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エナガ(柄長)の子供たち
2017/07/02(Sun)
   きょうは、晴れたり曇ったりで蒸し暑く、初の真夏日になりました(21.4~31.9℃/西北西風)。
   道沿いに、エナガ(エナガ科)がいました。4-5羽の群れが、くっついたり離れたり、プルプル、ピーピーとても騒がしく戯れていましたが、良く見れば色柄もぽやぽやと、巣立ったばりの子供達でした。ヨーロッパ~中央アジア~日本に広く分布し、主に明るい森に生息する留鳥又は漂鳥です。体長は14cm程ですが、名の通り、尾の長さが体の半分以上もあります。雌雄同色で、成鳥の頭や頬~胸等は白く、肩羽や腹、下尾筒は淡い葡萄色で、眉斑~肩、雨覆等が黒く彩られます。主に小昆虫、クモ、油虫等を捕食しますが、草木の種子、果実、樹液、菌類等も食べます。青葉山では、一年中極普通に見られます・・・
エナガの子供たち 滝は涼しい!.
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ゆきかえる