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ツグミ(鶫)
2017/11/30(Thu)
   きょうは、晴れたり曇ったりでした(3.4~8.9℃/北風)。
   林縁の柿の木に、ツグミ(ツグミ科)がいました。数羽が美味しそうに実を食べていましたが、こちらに気付くとケッと鳴いて近くの木に止まり、赤いままの口をパクパクしていました。北東アジアに広く分布し、東シベリア~カムチャッカで繁殖、日本には秋~春に渡来して越冬します。体長約20㎝。体の上部が灰~茶色で、眼上と腹部が白く、胸を張り背筋を伸ばす姿勢でいるのが特徴です。雑食で、主に土中のミミズや虫を食べ、様々な果実等も好みます。青葉山では冬期、草原や林縁等に普通に見られます・・・
ツグミ 雪の船形遠望
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レンガタケ(煉瓦茸)
2017/11/29(Wed)
  きょうは、晴れ時々曇りました(4.4~15.6℃/西風)。
  枯れたアカマツに、レンガタケ (サルノコシカケ科又はタコウキン科マツノネクチタケ属)が生えていました。大分淋しくなってきた森に、遠目にも大きなべろや栗万にも見える傘が重なり合って、とても鮮やかでした。夏~秋、全国のモミ類、マツ類等、針葉樹の枯木や生木上に発生する、傘径2-6㎝の木材白色腐朽菌です。傘表面は、初め白~黄白色で後に茶褐色、赤褐色後紫黒色に変色し、不鮮明な環紋があります。縁は類白~クリーム色。襞面は管孔状。名は、色や固さに由来。青葉山では、樅林等に普通に見られます・・・
レンガタケ 駐車場から
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サンカクヅル(三角蔓)の紅葉
2017/11/28(Tue)
  きょうは、晴れ時々曇りました(0.6~11.9℃/北北西風)。
 道端のサンカクヅル(ブドウ科)が、紅葉していました。藪に絡まる小蔓でしたが、味わい深い緋色の葉が、心標の様に震えていました。北海道(渡島)~沖縄の他、朝鮮、中国等の山地~丘陵の林縁に生育する落葉蔓性木本です。雌雄異株。巻髭で他の木に絡み付き、葉は互生します。長さ4‐9cm、幅3‐8cmの葉身は三角又は卵状三角形で質は薄く、縁には低い牙歯状の鋸歯があります。5‐6月、葉と対生して長さ4‐9cmの円錐花序を出し、淡黄色の小花を多数付けます。10-11月に計約7㎝の液化を黒熟します。青葉山では、林縁等に近縁のヤマブドウやエビヅルと共に見られます・・・
サンカクヅル 残る紅葉.
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オニイタヤ(鬼板屋)の落葉
2017/11/27(Mon)
  きょうは、晴れ時々曇りました(3.1~8.9℃/北北西風)。
  道端に、オニイタヤ(ムクロジ科)の葉が落ちていました。黄や緑、茶の葉が取り取りに、広い広い絨毯を作って、道も土手も覆い尽くしていました。北海道南部~九州の斜面下部や沢筋等に生育する、高さ20m程の落葉高木です。葉は対生し、長さ10-25cm程で掌状に5-7裂します。基本種のイタヤカエデも変異幅の広い種で区別し難いものもありますが、オニイタヤは葉の表面には毛がなく、葉裏全体に特有の細毛が密生します。4-5月、葉の展開と同時に花を開き、樹木全体が黄色くなります。青葉山では、沢や川沿い等に見られます・・・
オニイタヤ 山から見た月
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アキアカネ(秋茜)
2017/11/26(Sun)
    きょうは、大体晴れました(1.4~15.3℃/西南西風)    
   林縁のモミジイチコ(バラ科)に、アキアカネ(トンボ科)が止まっていました。寒さの所為かじっとしていましたが、茎の赤に溶け込んで、秋の保護色になっていました。北海道~九州の山野に生息する、体長33-46㎜のトンボです。成虫は6-12月に出現し、成熟しても頭部や胸部は余り赤くならず、胸部の側面に明瞭な黒条を持つのが特徴です。丘陵地~平地の池、水田、溝川等に広く発生し、6月頃に羽化しますが、夏季は高山に登って避暑し、秋が近付くと里に降りて来ます。赤とんぼの代表種で、狭義にはこの種だけを赤とんぼと呼ぶ事もあります。青葉山では、秋には何処でも普通に見られます・・・
アキアカネ 隅櫓と紅葉
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ムキタケ(剥茸)
2017/11/25(Sat)
  きょうは曇り後晴れて、朝は雪や霙、雨が降りました(2.7~6.2℃/北風)。
  小楢の枯木に、ムキタケ(キシメジ科)が生えていました。最近とても目立つ"楢枯れ"の木で、ぽつぽつではありますが結構あちこちに出ていて、自然の営みの妙を感じました。北半球の温帯以北に広く分布し、日本では秋に、川沿いや沢地等、湿気の多い森の種々の広葉樹の倒木、切株、枯枝等に多数重なり合って群生します。傘は径5-15cmで、ほぼ半円~腎臓形で全体が水っぽく、表面は汚黄~汚褐色で時に緑色がかる事もあり、全面に細毛が密生します。湿時僅かに粘性があり、表皮下にゼラチン層があるので表皮は剥ぎ易く、名の由来にもなっています。黄白色の襞は密で、垂生状。茎は太く短くて、傘の片側に付きます。青葉山では、沢沿い等で普通に見られます・・・
ムキタケ チドリノキと化石滝
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不時開花のヤマツツジ(山躑躅)
2017/11/24(Fri)
 きょうは、雪や雨の後、晴れました(2.6-7.1℃/北北西風)。
 山のあちこちで、ヤマツツジ(ツツジ科)が咲いていました。大分寒くはなりましたが、やはり暖かい日が続いた事もあるのか、裸木も目立つ晩秋の森に、鮮やかな紅紫や朱が異彩を放っていました。暖かい日々が続いた事等が原因の「不時現象(気象用語で、平年の起日と著しくかけ離れた時期に起きる生物現象)」で、現象の違いにより不時開花(狂い咲き).、不時発現等と言いますが、最近では毎秋の様に出現する様になりました。山躑躅)は、北海道南部~九州の低山の林縁等に生育する樹高1-4mの半落葉低木。葉は互生し、枝先に輪生。5-6月、枝先に朱色で径4㎝程の花を咲かせ、朔果は卵形で長さ約1㎝。青葉山では、ツツジ類中最も普通に見られます・・・  
不時開花のヤマツツジ 晩方.
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シナヒラタハナバエ(支那扁花蝿)とノコンギク(野紺菊) 
2017/11/23(Thu)
   きょうは曇って、晩方には晴れました(4.4~12.0℃/北北西風)。
  草原に咲き残るノコンギク(キク科)に、シナヒラタハナバエ(シナヒラタヤドリバエ/ヤドリバエ科)がいました。とは言っても、初め花虻かと思いましたら花蝿で、蠅もこんなに奇麗で愛らしいのかと、感心しました。全国の山野に生息する体長10㎜程のハナバエ仲間です。成虫は5-10月頃出現し、腹部に大きな黄斑があり、後半黒色部は♂では消滅する事があります。花上や葉上に多く見られ、翅脈に特徴tがあります。幼虫は、スコットカメムシ等カメムシ類に寄生します。野紺菊は、本州~九州の山野の草地や林縁、路傍等の明るい場所に広く生育する高さ50-100cmの多年草。根出葉は柄があって卵状長楕円形、茎葉は柄がなくて卵状楕円~卵形で三行脈と粗い浅鋸歯があり、両面共に短毛が生える。8-11月、茎先に散房状花序を作り、径2.5cm程の頭花を咲かせる。舌状花は細長くて白~薄紫、管状花は黄色。青葉山では、山野に最も普通に見られる野菊です・・・
シナヒラタハナバエ 城址の雲
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コハウチワカエデ(小羽団扇楓)の紅葉
2017/11/22(Wed)
  きょうは曇って、夜に雨が降りました(-0.5~11.1℃/南南西風)。
  道沿いで、コハウチワカエデ(ムクロジ科)が紅葉していました。他の場所では大分枯葉や裸木も目立ってきましたが、ここの群落は緑~黄~朱~深紅~と、まだまだ美景が他占めそうです。北海道~九州の、暖温帯上部~冷温帯山地に生育する樹高10-15mの落葉小高木です。日本固有種。雌雄同株。樹皮は暗灰色。葉は対生し、葉身は長さ5-8㎝、幅5-9㎝で表面は濃緑色、裏面は緑色。縁は単鋸歯で9-11裂し、先は鋭頭。葉柄は長さ3-7cm。若葉には両面に毛が多く、成葉では裏面や葉柄に毛が残ります。5-6月、一つの花序に雄花と両性花が混生する、淡黄色の小花を複散房花序に10-15個付けます。果実は翼果でほぼ水平に開きます。青葉山では、カエデ類で最も普通に見られます・・・
コハウチワカエデ 樅林辺り
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ツルリンドウ(蔓竜胆)の果実
2017/11/21(Tue)
    きょうは、晴れたり曇ったりでした(1.7~6.4℃/西北西風)。
    道端に、ツルリンドウ(リンドウ科)の実が生っていました。遠目にもはっとする濃紅の珠が、近寄れば更に艶々と、紅玉の様に揺れていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン、クリル等の亜高山~山地の林内や草原等に生育する、蔓性多年草です。蔓は地面を這ったり草木に絡んで長さ40-80mになります。葉は対生し、卵状三角~広披針形で顕著な3脈が目立ち短い柄があります。8-10月、葉腋に淡紫色の鐘状の5裂した花を付け、裂片は三角形で、裂片間には小副裂片があります。後に、楕円状球形で紅紫色の液果が花弁の先に実ります。青葉山では林内に普通に見られます・・・
ツルリンドウ チドリノキと化石滝
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ノハラアザミ(野原薊)とナミハナアブ(並花虻)
2017/11/20(Mon)
  きょうは晴れたり曇ったりで、朝は氷点下になり、初氷を観測しました(-0.1~5.6℃/西北西風)。
  林縁の草原に、ノハラアザミ(キク科)が咲き残っていました。紅葉にも花の紫が映えていましたが、寒い中、様々な虫達がじっと止まっていて、中には元気のいいナミハナアブ(ハナアブ科)もいました。中部以北の本州の山地の草原や林縁に生育する高さ0.6-1mの多年草。茎葉は上部程小さく、基部では茎を抱く。葉は羽状に中裂し、縁に刺。8-10月頃に、茎上部で枝分かれして上向きに花を付ける。総苞にクモ毛があり粘らず、反り返らない規則正しい短い総苞片が目立つ。根生葉が花期にも残るのも特徴。青葉山では草原等に普通に見られる。並花虻は、北海道~南西諸島の山野に生息する体長 14-16㎜のハナアブ科の代表種。成虫は3-11月i出現し、腹部に赤黄色の縞模様があり、胸部は褐色。様々な花に集まり、花蜜や花粉を食し、幼虫は水生で腐食物を食べる。 近似種にシマハナアブがいるが、本種は一回り大きく、腹部の模様はやや暗くぼけ気味。 別名ハナアブ・・・
ノハラアザミとナミハナアブ 雪のスキー場
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ヤマドリ(山鳥)
2017/11/19(Sun)
 きょうは曇り時々晴れて、一時雪が降りました。初雪でした(1.1~6.9℃)。
 何時もの道沿いで、ヤマドリ(キジ科)に逢いました。「火の鳥」にも見える雄で、藪中でグルグル言いなが何かを食べていましたが、こちらに気付くと親しげに近寄って来て、暫し心を通わせました。日本固有種で、本州~九州に分布し、本亜種ヤマドリの他、コシジロヤマドリ、シコクヤマドリ、アカヤマドリ、ウスアカヤマドリの5亜種があります。本亜種ヤマドリは、全長雄125cm、雌55cmで、雄は全身が赤褐色で尾は1m程にもなり、灰白色で黒と赤褐色の横帯があり、眼の周囲は赤い皮膚が裸出します。雌は赤味は薄く、尾は短。食性は植物食傾向の強い雑食。一夫多妻とされてきましたが、最近一夫一妻であることが判明。鳴くのは稀ですが、雄は翼を打ち鳴らして(幌打ち)求愛します。青葉山では、谷筋等の藪地で一年中普通に見られ、母衣打ちの音も良く聞かれます・・・
ヤマドリ 三居沢源流の池
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アブラツツジ(油躑躅)の紅葉
2017/11/18(Sat)
  きょうは、曇り時々晴れました(5.2~13.4℃/北北西風)。
  道沿いのアブラツツジ(ツツジ科)が、紅葉していました。頭上に燃える楓にばかり目を奪われ勝ちですが、足元に染まる深紅の擬猩々木には、暫し唸るばかりでした。本州中部以北の山地に生育する、樹高3m程の落葉低木です。葉は枝先に輪生状に付き、葉身は楕円~倒卵形で基部は楔形、先は鈍頭で細鋸歯があります。裏面は名の通り、滑らかで油を塗った様に見えます。5-6月、枝先に総状の花序を出し、5mm程の白花を5-13個下垂させます。花冠は球壺状で、先は5裂。秋に、球形で3mm程の朔果を付けます。冬芽は赤味を帯び、卵~長卵形で先端が尖ります。若枝は赤褐色で短毛があり、葉痕から下に低い稜があります。宮城県が太平洋側北限である上、生育地が極限されていて、県のレッドリストで要注目種に指定されています・・・
アブラツツジ紅葉 終わりの一燃
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ナツハゼ(夏櫨)の果実
2017/11/17(Fri)
  きょうは、大体晴れました(3.7~10.4℃/南風)。
  道沿いのナツハゼ(ツツジ科)に、実が生っていました。他は早くも殆ど無くなっているのに、何故かこの木はたわわ過ぎる程に生っていて、一つ口に含むと、甘酸っぱい味が広がりました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山地の日当りの良い場所に生育する、樹高1-3mの落葉低木です。樹皮は灰褐色で縦に裂け、薄片となって落ちます。葉は単葉で互生し、長さ4-10㎝の葉身は広卵~卵状長楕円形で、両面の葉脈に荒毛が多く、触るとざらつくのが特徴です。5-6月、枝先に総状花序を出し、下向きに多数の花を付けます。花は紅色を帯びた緑白色で、花冠は釣鐘型で長さ4-5mm。秋に、4-6mmの球形の液果を黒熟します。青葉山では、尾根筋等に普通に見られます・・・  
ナツハゼ イロハモミジ
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ビンズイ(便追・木鷚)
2017/11/16(Thu)
 きょうは、晴れ時々曇りました(4.8~10.7℃/北西風)。。
 道端に、ビンズイ(セキレイ科)がいました。2羽が何かを食べていた様で、近付くとヅィーッと鳴いて近くの木に飛び上がり、警戒するようにツィーツリリと言いながら、キョロキョロと周囲を見回していました。西シベリア~ロシア極東、モンゴル、中国東北部、サハリン、クリル、朝鮮とヒマラヤ付近で繁殖し、インド~東南アジア等の暖地て越冬します。日本では、漂鳥又は夏鳥として四国以北の山地や東北北部~北海道の平地で繁殖し、冬は暖地に移動します。青葉山には、主として10月中旬頃にアカマツ林等に数多く渡来し、小群を作って越冬します(繁殖の可能性も有)。高原・山地~平地の林で、昆虫類やクモ類、冬には草木の種子も採食します。雌雄同色でタヒバリに似ていますが、眼の後ろに白斑と黒班が有るのが特徴の一つです・・・
ビンズイ 隅櫓の屋根
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キッコウハグマ(亀甲白熊)
2017/11/15(Wed)
   きょうは、晴れ後曇りました(8.1~14.7℃/南東風)。
   道端に、キッコウハグマ (キク科)が咲いていました。森の中では殆ど散っていますが、林縁のこの辺りでは未だ、4輪も5輪も付いためんこい花径が、あっちこっちに立っていました。北海道~九州の他、朝鮮南部等の、山地~丘陵の林内の木陰に生育する、高さ10-30cmの多年草です。5角形の葉は茎の下部に輪状に5‐11個集まって付き、長い葉柄を持ちます。地下の茎は四方に細長く這い、輪状の葉や花茎を支えています。9-10月、茎頂に3つの小花から成る、径1-1.5cmの白い頭花を10個程付けます。青葉山では、やや乾いた林内や路傍に普通に見られます・・・
キッコウハグマ 森の入口
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クチベニタケ(口紅茸)
2017/11/14(Tue)
  きょうは、曇り時々小雨が降りました(7.8~15.4℃/北西風)。
  道端に、クチベニタケ(クチベニタケ科)が生えていました。下を向いて歩いていると、一口饅頭の様なものが落ちていました。良く見れば、赤い唇のお顔やおっぱいにも見えてきて、暫しなごみました。夏~秋、全国の広葉樹林内の草地に接する所や崖等、露出した地面に群生する、高さ2~3㎝の担子菌類腹菌目のキノコです。日本特産種。頭部は飴色、直径 1㎝程の球~亜球形で、下部には数本の根状部分があります。頭部の頂はやや突出して星形に裂けて小孔を生じ、その縁が朱色を帯びます。胞子は子実体内部に生じ、熟後頂部小孔から排出されます。 名は、小孔が赤い唇を想起させる事に由来します。青葉山では、崖面等で見られます…
クチベニタケ 淡紅葉
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メグスリノキ(目薬木)
2017/11/13(Mon)
  きょうは、大体晴れました(3.5~14.1℃/西北西風)。
  道沿いのメグスリノキ(ムクロジ科)が、紅葉していました。昨日の会でも愛でましたが、「藪刈り」後の回復が漸く見られ、幼・小木の紅葉が散見されましたが、やはり伐り残された中・高木のその見事さには、胸が詰まる思いでした。山形・宮城以南~大分・熊本の山地に生育する、高さ10-25mの落葉高木です。日本固有種。雌雄異株で、長さ5-13cm程の葉は対生し、3出複葉で、楕円形の小葉には細かい鋸歯があります。表面はほぼ無毛で、裏面は脈上を中心に毛が多く、葉柄、若枝にも毛が密生します。5-6月頃、黄緑色の5裂した花弁の花を付け、秋には翼果を結実します。近年、様々な薬効があるとして乱伐が絶えず激減、県レッドリストでも準絶滅危惧(NT)に指定されています。青葉山では幸い、普通に数多く見られていましたが・・・
メグスリノキ 燃え上がる木(コハウチワカエデ).
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十一月観(視)察会
2017/11/12(Sun)
  きょうは青空の下、紅葉もほぼ見頃の素晴らしい観(視)察会になりました(7.0~13.3℃/西北西風)。高圧線下(東北電力)や歩道周辺支障木(仙台市)の各伐採計画等報告の後、早速の出発です。降り注ぐ秋の陽に、蝶庭にはウラナミシジミ(旧レッドリト準絶滅危惧NT)等の蝶や花虻が止まったり飛んだり、叢にはミカドフキバッタも跳ねていました。トチノキは殆ど落葉しているものの、ケヤキやアカシデ、オオモミジ、ドウダンツツジ等の黄・紅葉、クサギやマユミ、カリン、イイギリ等の実、カンツバキやヘクソカズラ、オニノゲシ、アキノキリンソウ等の花々を見ながら森に入ると、ハウチワカエデやコハウチワカエデ等がそこここに、赤くキラキラと輝いています。タカノツメの黄葉も黄金色に光り、足元にはウリハダカエデ(幼木)の朱色の絨毯が広がります。他にもカマツカ、ミヤマガマズミ、ニシキギ、コシアブラ、コナラ、ブナ等の葉が、緑~黄〜赤〜茶〜白と色とりどりに染まっていました。木の実では、ヤブムラサキやムラサキシキブ、ウメモドキ、ツクバネ、シラキ、ツルリンドウ等が目立ち、紅葉では他に、クロモジやハリギリの黄、コミネカエデ、ヤマモミジ、ツタウルシ等の赤、イヌブナ等の黄褐も良く目立ちました。そして、昨秋は、「藪狩り」により群落が消失した所為で、殆ど見られなかったメグスリノキですが、今秋は株立ちや幼木を含めて、ほんの少し回復の兆しが見られ(胸に染入る)紅葉でした!)、又セイタカアワダチソウ等の超外来種も、丹念な抜去作業の甲斐もあってか殆ど見られず、ホッとしました。今後もこの一帯の「遷移」を確認しつつ、もうこれ以上の自然破壊が無いよう努めたいものです・・・
ウラナミシジミ ミカドフキバッタ 瓜肌楓の道 輝く笑顔
 花では他に、シロヨメナやノコンギク、イヌタデ、ナンブアザミ等が咲き残り、枯れかかりのリンドウやセンダイトウヒレン、外来種のセイヨウタンポポ、ムラサキツメクサ、コバノセンダングサ、オオハンゴンソウ、ハキダメギク、園芸種のアベリア、メドーセイジ、ブッドレア等も見られ、紅葉ではオトコヨウゾメ、ミヤマタムラソウ、バイカツツジ、エンコウカエデ等、果実ではシュンラン、ヤブコウジ、ツルアリドウシ、ミヤマガマズミ、コウスノキ、イボタノキ、トチノキ、ホオノキ、アカシデ、チゴユリ、コバギボウシ、オオバジノャノヒゲ、ノダケ等が見られました。野鳥では、混群を作るシジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ達、ヒッヒっと鳴いていたルリビタキ、キョッキョっと言っていたアオゲラに、ヒヨドリ、カワラヒワ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、スズメ、ガビチョウ等を確認できました。動物では、テンの糞、沢山あったノネズミの食痕(オニグルミ)、ニホンリスの食痕、カモシカの角擦り痕と食痕、ツキノワグマの爪跡等、昆虫では、坂の途中に沢山飛んでいたマイコアカネ等の赤蜻蛉、メグスリノキにいたナミテントウ等に出会いました。キノコでは、何かの切株等に出ていた見事なナラタケ、マツカサキノコモドキ等を確認。きょうは「紅葉狩り」を主に、深まる秋の山を「五感」で味わえた一時ではなかったでしょうか?
 楢茸 赤中の並天道 目薬の道. 素晴らしい秋のひ
 来月(12/10)は、ふかふかの落葉を踏み分けながら、冬芽や常緑樹、様々な落葉、動物達の痕跡、混群を作る野鳥達、冬越しをする昆虫達等を観察しましょう。また素敵な出会いがあるといいですね・・・ 
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アカシデ(赤四手、赤垂)の黄・紅葉
2017/11/11(Sat)
   きょうは、晴れ時々曇って一時雨が降り、風も吹きました(9.5~15.0℃/西北西風)。
   道沿いのアカシデ(カバノキ科)が、黄・紅葉していました。と言っても、一昨日、今日の強風で散ってしまったものも多いのですが、茜や黄金、鮮やかに赤く染まったものもあって、陽光にきらきらと輝いていました。北海道南部~九州の他、朝鮮等の山地~低地に生育する高さ15m程の落葉高木です。長さ3-7cmの葉は、先端が尾状に垂れ下がります。花は雌雄同株異花で、4-5月頃、若葉が生えると同時に咲き、雌花序には柄があり、枝先の芽から出て垂れ下がります。雄花序には柄がなく、4-5cmの穂を長く垂れ下げます。秋に翼果を稔らせ、種子(果苞基部に堅果1)は風で散布されます。青葉山では、林内に普通に見られます・・・
アカシデ 昼下がり
  明日(11/12)は、観(視)察会↓。紅葉を愛でつつ、所々に残る野菊や木の実を観察したり、野鳥達の声にも耳を傾けましょう・・・
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ヤブムラサキ(藪紫)
2017/11/10(Fri)
  きょうは、晴れ時々曇りました(8.6~15.0℃/南南東風)。
  道沿いのヤブムラサキ(クマツヅラ科)に、実が生っていました。山の至る所に、葡萄九重にも似た赤紫の実が、美味しそうに光っていました。本州~九州の山地の日当たりの良い林内や林縁に生育する、高さ2m程の落葉低木です。全体に毛が多く、葉は対生し、薄い洋紙質で6-12㎝の卵~楕円形で、細かい鋸歯があります。6-8月に、葉腋から出た柄先に集散花序を作り、淡紫色で4-5㎜の小花を多数付けます。10-11月に赤紫で3-4mmの果実を熟します。宮城県が北限で、県レッドリストで要注目種に指定されていますが、青葉山ではムラサキシキブより普通に見られます・・・
ヤブムラサキ 帰り道
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タカノツメ.(鷹ノ爪)の黄葉
2017/11/09(Thu)
  きょうは、晴れて風の強い一日でした(11.0~15.3℃/西北西風)。
  森のあちこちで、タカノツメ(ウコギ科)が黄葉していました。きらきらと陽を浴びながら、吹き抜ける強風にはたはたと、映画のあの場面の様にはためいていました。北海道~九州の山地~丘陵の林内に生育する、雌雄異株で樹高5-10mの落葉高木です。樹皮は灰褐色。葉は3枚の小葉からなる3出複葉で、長枝に互生し、枝の先端又は短枝に束生又は集中します。5月頃、短枝の先に総状花序を出し、淡緑色の小花を付けます。秋に黄葉し、液果は黒紫色に熟します。青葉山では、林内や林縁に数多く見られます・・・
タカノツメ 青葉山から蕃山を望む
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マイコアカネ(舞妓茜)
2017/11/08(Wed)
 きょうは、曇り後晴れて、夜には雨が降りました(9.7-19.3℃)。
 森の草原に、赤蜻蛉がまだ沢山止まっていました。良く見ると、マイコアカネ(トンボ科)が多くて、美しい真赤なおべべの舞妓さんでした。朝鮮、中国、ロシア等に分布し、日本では北海道~九州の丘陵~平地の、挺水植物の繁茂する池沼・湿地に生息する、体長32-38㎜の小型の赤トンボです。成虫は7-11月に出現しますが、アキアカネやノシメトンボよりやや遅れる傾向があり、生殖期は9-10月に活発化します。名は、雄の成熟個体の顔が(青)白くなり、これを舞妓さんの白い顔に見立てました。全国的に池沼、湿地が減少すると共に、当種も減少しています。青葉山では、池沼周辺に普通に見られます・・・
マイコアカネ 晴れ間の紅葉
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コハウチワカエデ(小羽団扇楓)の紅葉
2017/11/07(Tue)
  きょうは、良く晴れました(7,3~20.2℃//0.12μSv/h八幡1屋外土面上高さ1m/21:00、南東風)。
  道沿いで、コハウチワカエデ(ムクロジ科)が紅葉していました。暖かな秋の陽射しを浴びて、赤く赤く輝いていました。北海道~九州の、暖温帯上部~冷温帯山地に生育する樹高10-15mの落葉小高木です。日本固有種。雌雄同株。樹皮は暗灰色。葉は対生し、葉身は長さ5-8㎝、幅5-9㎝で表面は濃緑色、裏面は緑色。縁は単鋸歯で9-11裂し、先は鋭頭。葉柄は長さ3-7cm。若葉には両面に毛が多く、成葉では裏面や葉柄に毛が残ります。5-6月、一つの花序に雄花と両性花が混生する、淡黄色の小花を複散房花序に10-15個付けます。果実は翼果でほぼ水平に開きます。青葉山では、カエデ類で最も普通に見られます・・・
赤い葉 赤い空
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シロザケ(白鮭)
2017/11/06(Mon)
  きょうは、良く晴れました(5.8~19.2℃/南風)。
  川に、シロザケ(サケ科)がいました。今年は大震災から6年目、牛越橋付近では、一昨年・昨年(4-5年目)ととても淋しい遡上でしたが、今年は少し回復して、あちこちで命のドラマが繰り広げられていました。日本の鮭の殆どがシロザケで、本州北部の河川上流で冬季に孵化し、5-6cm位になるまでそこで過ごし、成長して春になると一斉に海に出て行きます。オホーツク海~北太平洋、ベーリング海を行ったり来たりしながら3-6年間過ごし、その後の秋口になると一斉に故郷の川に戻って来ます。産卵期の成魚全長は平均70-80㎝、大きい個体では1mを超える事もあり、上流に辿り着くと、3000-3500個の卵を産んだ後数日で絶命します。その卵の中で、成長して無事に戻って来られるのは2-3匹だと言われます。青葉山周辺の広瀬川では、10-12月に数多く見られます・・・
シロザケ 明るい秋
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ヘビイチゴ(蛇苺)の果実
2017/11/05(Sun)
  きょうは、曇り時々晴れました(7.1~14.4℃/西北西風)。
  道端の叢に、ヘビイチゴ(バラ科)の実が生っていました。特に夏の間に良く見られますが、枯草も増え始めた今頃の苺は、はっとする様な赤さでした。東アジアに広く分布し、日本では全国の山野の草原や路傍等に生育する多年草です。葉は三出複葉で、良く匍匐茎を出し地面を這って伸びます。4‐6月に、葉の脇から花茎を出し、先に径1.5cm程の5弁花を付けます。赤くて丸い果実(偽果)は、表面に種子(正式には痩果)が沢山付きます。青葉山では、明るい草原等の何処でも良く見られます・・・
ヘビイチゴ 賢淵辺り.
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シラキ(白木)の紅葉
2017/11/04(Sat)
  きょうは、曇り後晴れました(11.3~15.9℃/北北西風)。
  道沿いのシラキ(トウダイグサ科)が、紅葉していました。天井を覆う赤や橙、黄、緑の彩りが、薄暗がりの道を照らしていました。本州~沖縄の他、朝鮮、中国等の谷筋等に生育する、高さ5-10mの落葉小高木です。樹皮は滑らかな灰白色で材も白く、樹皮や葉を傷付けると白い液が出ます。葉は互生で長さ7-15cmの広楕円~菱形の両面無毛で、裏面は緑白色で縁が不規則にうねり、先は尾状に尖ります。5-7月、枝先に総状花序を出し、下部に1-2、3個の雌花、上部に多数の雄花を咲かせます。10-11月、径2㎝程で3裂する三角扁球形の朔果を黒褐色に熟します。青葉山では、林内や林縁に普通に見られます・・・
シラキ 釜淵滝.
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ヤマモミジ(山紅葉) の紅葉
2017/11/03(Fri)
    きょうは、良く晴れました(12.4~20.2℃/北西風)。
   道沿いのヤマモミジ(カエデ科)が、紅葉していました。青空を背に、赤々と燃え上がる様に、美しく染まっていました。東北~島根(主に日本海側)の他、北海道、四国、九州の一部、朝鮮等の山地に生育する、高さ5-10mの落葉高木です。長さ6-10㎝の葉は対生し、基部は心形で7-9裂し、裂片は卵状楕円~狭卵形で不揃いの重鋸歯又は切れ込みがあり、先端は鋭く尖ります。4-5月、新枝の先に濃紅色の小花が散房花序を成して垂れます。長さ約2㎝の翼果ほぼ水平に開きます。青葉山では、道沿いにも普通に見られます・・・
ヤマモミジ 崖
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ウグイス(鶯、鴬)
2017/11/02(Thu)
  きょうは晴れ時々曇りました(10.6~19.3℃/南風)。
   藪の鶯神楽に、ウグイス(ウグイス科)がいました。ジャッッの声に目を凝らすと、葉陰に愛らしい姿が見えました。この花や実の頃には、目白を良く見るのですが、鶯はもっと保護色となって、潜まっていました。中国東北、ウスリー、サハリン、クリル、朝鮮、フィリピン等に分布。日本では全国の山地〜平地の林内や周辺の藪で繁殖し、ほぼ留鳥ですが、秋冬には寒地の個体は暖地へ、山地のものは平地に下りて、藪で暮らします。全長♂16㎝、♀14㎝で雄雌同色で、背中はオリーブ褐色で、腹は白。雑食で、夏場は主に小型昆虫、幼虫、クモ類等を捕食し、冬場は植物の種子や木の実等も食べます。繁殖期には、雄は縄張りを作り「ホーホケキョ・・・」と良く囀り、地鳴きは「ジャッジャッ」。青葉山では、藪のある所なら何処でも一年中出会えます。人には嫌がられる藪の大切さを、身を以って教えてくれる鳴鳥です・・・
ウグイス 坂から月と
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ヤマカシュウ(山何首烏)の果実
2017/11/01(Wed)
    きょうは、大体晴れました(6.2~16.7℃/南風)。
   道沿いのヤマカシュウ(ユリ科)に、実が生っていました。今年は豊作なのか、あちこちに絡まる蔓に、黒く甘い実をたわわに生していました。本州~九州の山地の林縁等に生育する落葉蔓性木本です。茎には真直ぐで細い刺が多く、葉柄の翼状部から続く稜があり、枝は良く分枝します。葉は互生し卵形で先は鋭く尖り基部は心形で5脈が目立ち、葉柄は長さ7-20㎜で托葉の変化した巻き髭があります。5-6月、葉腋から長柄のある散形花序を出して緑色の花を付けます。雌雄異株で、雄花、雌花共に花被片はやや反り返り平開し、花冠は長さ約5㎜で花被片は6個。10月頃、球形の漿果を黒熟します。名は、山に生える何首烏(カシュウ=ツルドクダミ、或いはカシュウイモの葉に似る為)の意。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
やまかしゅう. 西の山
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