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オクウスギタンポポ(奥薄黄蒲公英)
2018/03/31(Sat)
  きょうは、大体晴れました(1.5~13.4℃/南東風)。
  土手に、オクウスギタンポポ(キク科)が咲き始めていました。彼方にぽつり、此方にぽつりと、奥床しい白菊の様なお顔が、甘草の草間から覗いていました。東北の南部(主に宮城、福島に局在)の草原、林縁、路傍等に生育する、草丈15-50cmの多年草です。長さ20-30㎝の葉は倒披針~披針形で、羽状に深裂するか歯牙があります。4-5月、茎先に径4㎝程の頭花を一つ付けます。頭花は舌状花の集まりで、外側は淡黄白色、中心部は淡黄色で、総苞片は反り返らず、卵~広卵形の外片は先が良く赤味を帯びます。5倍体で、単為生殖を行います。青葉山では、林縁や草原の所々に散生又は群生しています・・・
オクウスギタンポポ 梅と青空
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ツクシ(土筆)
2018/03/30(Fri)
  きょうは、大体晴れました(6.1~13.9℃/北西風)。
   川岸の土手に、ツクシが生えていました。無数に顔を出していて、あっち向いたりこっち向いたり、楽しそうにお喋りしている様でした。ツクシは早春に芽を出すスギナ(トクサ科)の胞子茎です。茎は柔らかな円柱状の袴(退化した葉)が節毎に付き、緑色の胞子を散らした後直に枯れてしまいます。その後、脇から緑で細かく枝分かれしたスギナ(栄養茎)が芽を出します。スギナは北半球に広く分布し、日本では全国の山野、湿地にも生育する、夏緑性の多年生シダ植物です。草丈は10-25㎝になり、浅く地下茎を伸ばして良く繁茂します。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・
ツクシ 柳にほぼ満月
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シロバナカタクリ(白花片栗)
2018/03/29(Thu)
    きょうは、晴れ後曇りました(9.0~21.3℃/西風)。
   道端に、シロバナカタクリ(ユリ科)が咲いていました。普通の紫のカタクリ(ユリ科)の中に一輪だけ、清々しく凛とした花が、閑に佇んでいました。カタクリの白花品種で、花弁の他、雄蕊の葯も白っぽく、葉の模様も白く、数万本に1本しか出現しないと言われます。普通は、2枚葉に紫色の模様がありますが、その模様がないものが白花を咲かせるともされます。普通種と同様、北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン等の落葉広葉樹の林床に生育する多年草で、草丈10-25㎝。3月末~4月初め、長さ4-5㎝の花を、下向きに咲かせた後、あっという間に消えてしまいます。青葉山では毎年、大群落の中に数輪ずつ見られますが、開発や森林管理、盗掘の他、枯松伐採時の林床破壊等で、白花も更に減少している様です・・・
白いかたくり セリバオウレン乱咲
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オクノカンスゲ (奥の寒菅)
2018/03/28(Wed)
  きょうは、大体晴れました(7.6~21.1℃/南東風)。
  沢沿いに、オクノカンスゲ(カヤツリグサ科)が咲いていました。林立する、絵筆の様な花穂が解けて、金糸がキラキラと震えていました。北海道~九州の、主として冷温帯の山地の林内に生育する、高さ15-40㎝の常緑多年草です。地下に匍匐枝を伸ばして群生します。葉は幅広い長線形で叢生し、葉の断面がM字になるのが特徴です。4-6月、桿を伸ばして花を咲かせ、棍棒状の頂小穂の雄花穂と側小穂の雌花穂を付けます。カンスゲ等の良く似たスゲの仲間とは、葉の断面がM字型になり、群生し、匍匐枝がある事等が識別点です。青葉山では、林内や道端に普通に見られます・・・
オクノカンスゲ ヤマネコヤナギと雪山
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ベニチャワンタケモドキ(紅茶碗茸擬)
2018/03/27(Tue)
  きょうは、大体晴れました(6.8~17.7℃/南西風)。
   林床に、ベニチャワンタケモドキ(ベニチャワンタケ科) がありました。遠目にも、大きく鮮やか過ぎる姿で、真赤な口をかのあんぐり開けている様でした。温帯~亜熱帯に広く分布し、日本では主に秋~初冬、全国林内の朽木上等に発生する、径1-7cm、深さ5-10mm程の子嚢菌です。子実体は皿~盃状で、内側は鮮紅~深紅色で、多少の皺や凸凹があり、胞子はここで形成されます。 ベニチャワンタケと違って、外側に毛は殆ど無いのが特徴です。柄は僅か~5-10mm程と変異に富みます。不食。青葉山では、林内朽木上等に見られます・・・
ベニチャワンタケモド 三居沢の梅
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シュンラン(春蘭)咲き出す
2018/03/26(Mon)
    きょうは良く晴れて、フェーン現象で気温が上がりました(5.6~22.2℃/西北西風)。
   道端で、シュンラン(ラン科)が咲き出していました。金緑の頭飾りに赤い頬、暖かな光を一杯浴びて、報春の郎女が輝いていました。北海道~屋久島の、主に明るい落葉樹の林床に生育する、草丈10-25cまmの常緑の多年草です。長さ20-35㎝で細鋸歯があってざらつく線形の葉を根元から叢生させ、その間から数個の膜質の鞘状鱗片に包まれる太い肉質の花茎を出します。3-4月、茎先に30-35mmの花を1個(稀に2個)付け、萼片3と側花弁2は緑~黄緑色を帯び、唇弁は大きく、白くて濃紅紫色の斑があります。6-7月に紡錘形の果実が結実します。開発や乱堀、生育環境の悪化等から各地で激減しています。青葉山では普通に見られますが、盗掘等により減少しつつあります・・・
シュンラン セリバオウレン
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シメ(鴲・蝋嘴)
2018/03/25(Sun)
   きょうは、大体晴れました(3.8~16.2℃/北西風)。
   河原の木に、シメ(アトリ科)がいました。折角の暖かさなのに、しかめっ面して、そのまま何処かに飛んで行きました。ユーラシア中部に広く分布し、日本では北海道で繁殖する他、本州以南に冬鳥としてやって来ます。体は全体に濃淡ある褐~灰色で、目先と嘴の基部、喉は黒く、風切は青い光沢のある黒で、内弁基部に白斑があります。嘴は淡灰褐~鉛色で、冬には肌色になります。雌は全体に淡色。キチッ等と鋭い声で鳴き、飛びながら、キィーとも言います。青葉山では、冬に川沿いや林内外で普通に見られます・・・
シメ 樅杉山
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キブシ(木五倍子)
2018/03/24(Sat)
    きょうは、大体晴れました(1.5~13.4℃/南風)。
   山のあちこちで、キブシ(キブシ科)が咲いていました。奥床しい淡黄の蕾が綻び、無数の穂が風に揺れて、ちりちりと鈴音でも聞えて来そうでした。北海道~九州の山地の林縁や谷沿いの斜面等に生育する、高さ3-4mの落葉低木です。葉は互生し、卵~卵状楕円形で基部は円く、先は長い鋭尖頭。3-5月、前年枝の葉腋から淡黄色の穂状花序を下垂させ、未だ花の少ない時季に良く目立ちます。雌雄異株で、雄花は雄蘂8、雌花は子房が大きく雄蘂が退化し、他に両性花もあります。主として雄花は長く黄橙色に、雌花は短く黄緑色に見えます。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
キブシ マンサクの山
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キクザキイチゲ(菊咲一華)
2018/03/23(Fri)
   きょうは、晴れたり曇ったりでした(4.0~12.2℃/.西北西風)。
   沢沿いで、キクザキイチゲ(キンポウゲ科)が咲き出していました。知らぬ間に、純白や紺碧の花々が綻んで、次々に顔を擡げていました。北海道~近畿の山地~低地の、明るい林内等に生育する、高さ10-30㎝の多年草です。葉は2回3出複葉で、深裂しているのが特徴です。3-5月、茎先に白~紫色の花を一輪付け、多数の雌蕊が中心部に球状に集合し、その周囲を多数の雄蕊が取り巻きます。花弁の様に見えるのは萼片で、8-13個あります。青葉山では、広瀬川や各沢沿い等の所々に、大小の群落を成しています・・・
キクザキイチゲ 流れる雲
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トウホクサンショウウオ(東北山椒魚)
2018/03/22(Thu)
  きょうは、雨後曇りました(2.4~8.1℃/北北西風)。
   森の小湿地に、トウホクサンショウウオ(サンショウウオ科)がいました。雄と思われる成体で、雌を探しているのか、水溜りの縁をゆっくり歩いていました。日本固有種で、名の通り、主に東北地方の高山~山麓の細流周辺の森に生息します。成体は体長9-14cm。3-5月に、湧水がある水溜りや、山間の沢の澱み等に産卵します。一対の長い嚢は、透明で縦・横条の皺があり、中に20-100個の卵が入ります。受精卵は、3週間程で泳ぎ出し、プランクトンや水生昆虫を食べながら、普通は年内に変態して陸に上がり、その後は周りの林内に棲み、4-5年かかって成体になります。青葉山では、どの沢や湧水池でも見られますが、開発等で減少していて、県レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています・・・
トウホクサンショウウオ 雨の山
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ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)
2018/03/21(Wed)
  きょうは、曇り後雨や霙、雪となって、一時うっすら積もりました(0.4~4.4℃/北風)。
  林縁のミヤマウグイスカグラ(スイカズラ科)が、咲き始めていました。牡丹色の花が二輪だけ、冷たい霙に打たれながら綻んでいました。本州~九州の、主に日本海側の山野に生育する高さ2mの落葉低木です。葉は長さ5㎝程の楕円形で対生し、若枝や花柄・果実等、全体に毛と腺毛が多く生えます。4-5月に、やや曲った漏斗状で先が5裂する淡紅色花を咲かせ、秋に、グミに似た液果を赤熟します。青葉山では、林内外に普通に見られます・・・
ミヤマウグイスカグラ 霙雪
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ヒメカンスゲ(姫寒菅)
2018/03/20(Tue)
    きょうは、大体晴れました(2.0~9.6℃/北風)。
    道端に、ヒメカンスゲ(カヤツリグサ科)が咲いていました。何故か未だ少ない様にも感じますが、今年も黄金の刷毛を掲げて、魔法の粉を振り撒こうとしていました。北海道~九州や朝鮮南部の山間部に生育する、花茎の高さ10-40cmの常緑多年草です。葉は堅くて細長く、艶があって縁がざらつき、苞の鞘が赤く、株の基部に棕櫚毛や紫褐色の鞘が目立つのが特徴です。3-4月、他のスゲ類に先駆けて咲き出し、茎先に房状の雄花、その基部に糸状の雌花を付けます。青葉山では、乾いた斜面等に普通に見られ、取り分け花の少ない早春には目立ちます・・・
ヒメカンスゲ 流星
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ツノハシバミ(角榛)の雌花
2018/03/19(Mon)
  きょうは、大体晴れました(6.0~15.7℃/5.7西北西風)。
  道沿いのツノハシバミ(カバノキ科)に、雌花が咲き始めていました。組紐の様な雄花の先に、お彼岸に相応しく、削花を思わせる真赤な花が綻んでいました。北海道~九州の他朝鮮等の山地に生育する、高さ4-5m、径15cm程の落葉低木です。樹皮は灰褐色で滑らかで皮目が目立ち、若枝は灰緑色。葉は互生し、欠刻のある細かい重鋸歯があり、葉柄は0.5-1cm、葉身は卵~倒卵型で長さ5-11cm、基部は円形で先端は尖ります。3-4月、葉が出る前に花を付け、雄花は尾状花序を下垂し、雌花は枝先に数個の花が頭状に集め、鱗片の間から出る赤い柱頭が目立ちます。果実は9-10月に熟し、刺毛を密生し嘴状に長く伸びた特徴ある形になります。青葉山では、歩道沿いや林縁部等で普通に見られます・・・
ツノハシバミ 化石滝

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、仙台市市民活動サポートセンター等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
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カタクリ(片栗)咲き出す
2018/03/18(Sun)
    きょうは、曇り時々晴れました(-1.2~11.1℃/南東風)。
   森の入口で、カタクリ(ユリ科)が咲き出していました。何時の間にか何輪も、篝火の様な花が燃え立っていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン等の落葉広葉樹の林床に群生する、草丈10-25㎝の多年草です。3月末~4月初め、長さ4-5㎝で薄紫~桃色の花を、下向きに咲かせた後、あっと言う間に消えてしまいます。青葉山では到る所に見られ、大群生地もあちこちにありますが、開発や森林管理、盗掘の他、枯松伐採時の林床破壊等で大分減少しています・・・
カタクリ ふながた
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ケヤマハンノキ(毛山榛の木)の花
2018/03/17(Sat)
   きょうは、大体晴れました(0.4〜7.8℃/北西風)。
   道沿いのケヤマハンノキ(カバノキ科)に、雄花が下がっていました。長ーい穂が風にゆらゆら揺れて、その上はめんこい雌花が、赤々と煌いていました。日本各地の他、東シベリア~極東の丘陵・山地帯に広く分布する、樹高15-20mの落葉高木です。雌雄同株又は異花。樹皮は黒褐色を帯び、大小の皮目があります。長さ8-15㎝の葉は互生し、表は濃緑、裏は帯白緑で、毛が全面にあります。3-4月、枝先に長さ7-9㎝の雄花序を2-4個垂れ下げ、その基部近くに赤く小さな雌花序を3-5個付けます。長楕円形で狭い翼がある果実は堅果です。青葉山では、崩壊地、尾根等に普通に見られます・・・
ケヤマハンノキ 林の落日.
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フクジュソウ(福寿草)
2018/03/16(Fri)
   きょうは、晴れたり曇ったりで、梅の開花宣言がありました(2.2~17.4℃/北北西風)。
  川沿いに、フクジュソウ(キンポウゲ科)が咲いていました。あちこちに早くも数十輪、お目出度い金杯の様に、艶々と輝いていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国北部、東シベリア、ウスリー等の山野に生育する、草丈10-25㎝程の多年草です。茎は直立して枝分かれし、根茎は短く髭根が多数生え、茎の根元では大形鱗片状の鞘となり、上部では長柄の3-4回羽状複葉を互生し、小裂片は広卵形、深裂片は線状披針形。3-5月、新葉の伸びない中に茎先に径3-4cmの鮮黄色花を咲かせます。花弁は20-30枚で萼片より長く、雄蕊、雌蕊多数。花は日を受けて開き、夕刻には蕾みます。有毒植物。全国的に開発等で激減し、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。青葉山では、川沿いや民家周辺等に見られます・・・
フクジュソウ 疎水のウメ.
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ルリタテハ(瑠璃立羽)
2018/03/15(Thu)
  きょうは、晴れて異常にi暖かくなり、昨日の3月高温記録を更新しました(6.8~19.4℃/西南西風)。
  沢辺に、ルリタテハ(タテハチョウ科)がいました。足元から黒い影が飛び去りましたが、直ぐに戻って来て石に止まると、美しい瑠璃の帯を瞬かせていました。北海道南部~南西諸島の他、ロシア沿海地方~インドの、山地~平地の森林と周辺部に生息する、前翅長25-45mmの蝶です。成虫は暖地では年に2-3回、寒冷地では1回(8-9月)発生し、樹液や腐ったもの等に集まります。濃い黒褐色の翅の表面に、名の通りの鮮やかな水色の帯模様が入るのが特徴で、前翅の先には白斑が付きます。裏面は灰褐色で細かい模様があり、樹皮や落葉に似ています。幼虫の食草は、サルトリイバラ、ホトトギス類、ユリ類等で、成虫で越冬し、早春に逸早く飛び始めます。青葉山では、早春等に普通に見られます・・・
ルリタテハ 光る潺
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オカモトトゲエダシャク(岡本棘枝尺)
2018/03/14(Wed)
  きょうは晴れて、異常に暖かくなりました(.5.7~19.7℃/西風)。
  アオキの葉に、オカモトトゲエダシャク(シャククガ科エダシャク亜科)がいました。魔訶不思議な姿で、初めはトリバガの仲間かと思いましたが、上からは人の様に、前からは鷲や兎の様にも見えて、ふさふさの毛が暖かそうでした。シベリア南東部などに分布し、日本では北海道~九州の山地~低地の林内外に生息する、開張36-45mmのシャクガの仲間です。成虫は早春の3-4月に出現し、茶褐色地に白帯があり、翅を折り畳む様にして静止し(早春の強風に打ち勝つ為と言われる)、止まっていると人型の様にも見えます。早春に出現するスプリングエフェメラルの一つで、灯火にも良くやって来ます。幼虫は、クルミ、ニレ、ツバキ、リョウブ等の葉を食べます。クワトゲエダシャクに似ていますが、本種は中横線(黒線)の外側に広い白帯が出るのが特徴です・・・
オカモトトゲエダシャク 送電線の入日
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ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
2018/03/13(Tue)
  きょうは、大体晴れました(.-0.3~13.6℃/南東風)。
  車道脇の土手に、ヒメオドリコソウ(シソ科)が咲いていました。外来種ではありますが、何時の間にかあちこちに、蒲葡の衣裳を着た貴婦人が、薄葡萄の顔を覗かせていました。明治時代中期に渡来し、主に本州の路傍等に普通に生育する、草丈10-25cm程の越年草です。茎には短毛があり、根元で枝分かれし、葉は対生し、短い葉柄を持ち、葉身は卵円形で鈍鋸歯があります。葉脈は網目状で窪み、全体に皺がある様に見えます。2-5月、明赤紫色の唇形花を、上部葉脇から外側に向かって咲かせます。青葉山では、車道沿い等に普通に見られます・・・
ヒメオドリコソウ コハコベの原
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アカゲラ(赤啄木鳥)
2018/03/12(Mon)
   きょうは、大体晴れ大体ました(2.2~9.0℃/北西風)。
   道沿いの木に、アカゲラ(キツツキ科)がいました。頭の赤い雄で、幹をくるくる回りながらコンコン突いていましたが、見ていると、何か判らない虫を取り出して食べていました。ユーラシア中北部、サハリン、日本等の平地~山地の落葉広葉樹林等比較的明るい森を好み、昆虫の他、果実、種子等を食べて暮しています。全長(翼開長)23cm。雄の顎線や頭は黒く、後頭や下腹、下尾筒は赤。喉や胸、腹は白く、翼先に白斑が多数あり、肩羽は白く、逆八の字に見えます。雌は後頭も黒。キュッ、キュッとかケレケレケレと飛びながら鳴きます。5-7月頃に、一夫一妻で子育てをします。青葉山では、赤松林等を中心に普通に見られます・・・
アカゲラ 太平洋と被災海岸を望む
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三月観(視)察会
2018/03/11(Sun)
  きょうは良く晴れて、とても穏やかな会になりました(-1.5~8.0℃/南南東風)。近況報告、高圧線下の樹木剪定状況、宮教大(環境教育実践研究センター棟)改修工事による当会事務室の一時閉室(4月~約1年)について、写真展告知等のお話の後、早速出発です。外にはマンサクが黄金の霞を作り、ヤマネコヤナギやコブシ、トチノキ、キリ等の芽が膨らみ、道端にはバッケが顔を出しています。植栽のヒイラギナンテンやアケボノアセビに、道端のコハコベの星花やツノハシバミの雄花等を観察、他にもオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ミチタネツケバナ等見ながら森に向かうと、ケヤマハンノキが長い雄花を垂らし、赤い雌花も顔を見せていました。木々の間には、遥か泉ヶ岳や大東岳が白く光り、楓や水木等の樹冠が赤く霞んでいます。道々にはカモシカの食痕(アオキ)や角擦り痕、長らく失せていたノウサギの糞も数多く見られ、少し安堵しました。檜林下には、星屑の様なセリバオウレンが早くも数多く煌き、カタクリの若葉もあちこちに顔を出していました。又、シュンランやショウジョウバカマの花芽が大きく膨らみ、シジュウカラやヤマガラ、ヒガラの囀りも聞こえて、早春の息吹がひしひしと感じられました。
コハコベ オオイヌノフグリ 泉ヶ岳遠望 展望台で
 花ではその他、ウダイカンバ、植栽のサザンカ等、トウゲシバに沢山付いた沢山付いた胞子嚢も観察しました。果実では、路傍に落ちていたシロダモの実、リョウブ、ヤブコウジ、ノリウツギ、ヤマノイモ、ヤブラン、ツクバネ、ツルウメモドキ等、虫瘤ではウダイカンバムレトサカフシ、イヌシデ メフクレフシ、エゴノネコアシ等が見られました。キノコでは、エゴノキタケやカワラタケ、サルノコシカケの仲間等、野鳥では他に、ツグミ、カワラヒワ、メジロ、アカゲラ、コゲラ、エナガ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、トビ、スズメ、ガビチョウ他、動物では、テンの糞、土竜塚、ニホンリスの食痕(ヒメグルミ、オニグルミ、アカマツ等)、ヤマアカガエルの卵等が見られました。
 高圧線下の状況視察も行いましたが、新しい"展望台"ができたり、花を咲かせるマンサクが大分減った等の問題点は有るものの、基本は希少種保護に配慮した剪定法だったのではと感じました。又、多様な植生に富んだ中間層(低木層)のある檜林と、藪刈りされて何も無くなった林内を比較したりもしました。きょうは、大震災から7年目の日とあって、亡き父母兄弟、友人、今尚苦しむ被災者達に思いを寄せ、諸々の事情による自然破壊の状況を視察・検証しつつも、春到来の喜びを感じるひと時となったのではないでしょうか?
ケヤマハンノキ 蕚が目立つマンサク 森を行く セリバオウレン
  さて、来月(4/8)は、カタクリ、ショウジョウバカマ、シュンランにイワウチワと、早春の花々が一斉に咲き乱れている事でしょう? お楽しみに・・・
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ヤマネコヤナギ(山猫柳)の花芽
2018/03/10(Sat)
  きょうは、良く晴れました(3.3~7.9℃/北風)。
  道沿いのヤマネコヤナギ(ヤナギ科)の、花芽が膨らんでいました。青空を背に、赤い芽鱗を脱ぎ捨て、絹毛を慎ましく煌かせていました。北海道西南部~本州(近畿以北)、四国の、山地の日当たりの良い所に生育する高さ5-15mの落葉高木です。樹皮は暗灰色で、古くなると縦に不規則に割目が入ります。葉は互生し革質で、楕円~長楕円形で、縁は全縁か微凸鋸歯があり波状。表面は深緑色で無毛、葉脈が凹み、やや光沢があり、裏面は粉白色で縮毛が密生します。雌雄異株。4-5月、展葉より先に尾状花序を出し、楕円形の雄花序の葯は黄色く、ネコヤナギに似ています。青葉山では、崩壊地等に真先に進出する開拓植物でもあります・・・
ヤマネコヤナギ 泉~後白髭
 明日(3/11(日))は、定例の観(視)察会の日です↓。花咲くマンサクやカバノキ科の木々の花、ヤマネコヤナギ、咲き始めたセリバオウレン、顔を出しているカタクリの葉等々を愛でながら、野鳥達が囀り出しそうな森を、縦横に散策しましょう・・・
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トウゲシバ (峠芝・峠柴)
2018/03/09(Fri)
  きょうは、雨後曇りました(4.8~14.0℃/南南東風)。
  檜の林床に、トウゲシバ (ヒカゲノカズラ科) が生えていました。葉腋にソーラス(胞子嚢)が付いて、まるで、南の島の椰子の木の様でした。東~東南アジア等に広く分布し、日本では北海道~沖縄の、森林内のやや湿った日陰に生育する常緑性の多年草、シダ植物です。高さ10~20cm 。葉は細い線形で、縁に細かい鋸歯があります。胞子嚢群は、他の羊歯類と異なり、茎上部の葉腋に付きます。 他に、茎の先端付近の葉が厚くなり、ここに無性芽を生じる事でも増殖します。トウゲシバの仲間は変異が多く、日本では現在、ホソバトウゲシバ( 葉が細く長さ15mm、幅は2mm以下、葉柄はない。冷温帯性)、ヒロハトウゲシバ(葉は広く長さ20mm、幅3mm程、葉柄は不明瞭。暖帯性) 、オニトウゲシバ(葉はやや楕円形で長さは30mmまで、幅5mmまで、葉柄は明瞭。本州南部以南に自生)の三変種が認められていますが、中間的なものも多く、判別は難しい様です。青葉山では、檜や杉の林下等に数多く群生しています・・・
トウゲシバ 名残の雪
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カタクリ(片栗)の葉
2018/03/08(Thu)
  きょうは、良く晴れました(-2.0~4.9℃/南東風)。
   歩いていると足元に、カタクリ(ユリ科)カタクリ(ユリ科)の葉がありました。何時の間にか、青かったり赤かったりする新葉が、幾つも顔を出していて、期待もしていなかったので感激しました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、サハリン等の落葉広葉樹の林床に群生する、草丈10-25㎝の多年草です。3月末~4月初め、長さ4-5㎝で薄紫~桃色の花を、下向きに咲かせた後、あっと言う間に消えてしまいます。青葉山では到る所に見られ、大群生地もあちこちにありますが、開発や森林管理、盗掘の他、枯松伐採時の林床破壊等で大分減少しています・・・
カタクリの葉 〈展望台〉から
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コハコベ(小繁縷)
2018/03/08(Thu)
    きょうは、曇り後雨が降りました(-1.0~5.8℃/北北西風)。
   道端に、コハコベ (ナデシコ科)が咲いていました。気付かずに通り過ぎそうでしたが、小さな叢に、星屑が控えめに瞬いていました。日本全国の山野の道端や畑地等に生育する、高さ10-20cmの一年草又は越年草です。葉は1cm程で、茎は普通紫色を帯び、下側に毛が列をなして生えます。秋に芽生え、早春から白い小花を開き、9月頃まで花が見られます。5枚の花弁は萼片と同長で、深く2裂するので10枚に見えます。花柱は3本で雄蕊は3-5本あります(ハコベは8-10本)。ハコベと共に「ハコベ」「ハコベラ」と呼ばれ、「春の七草」にされています。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
コハコペ 雨に霞む街
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オオブタクサ(大豚草)の果実
2018/03/06(Tue)
    きょうは、晴れ時々曇って、時折風花が舞いました(0.3~6.8℃/北西風)。
   車道端に、仮面か盾にも見える、不思議な形の物が散らばっていました。良く見れば傍らには、オオブタクサ(キク科ブタクサ属)が立ち枯れしていて、その果実だと判りました。北米原産で、日本では1953年に関東地方で発見され、今や北海道~沖縄の、河川敷、空地等に大きな群落を作る、高さ3m、太さ2-4cmになる1年草です。全体に毛が多く、茎は良く分岐して葉は長柄があ良くり対生し、葉身は長さ20-30cm。葉は掌状に3-7裂し、裂片は細長く尖り、両面共にざらつきます。8-9月、茎頂に長い花穂を出して雄頭花を付け、基部の苞葉内に雌頭花を咲かせます。 偽果は長さ5-10㎜,先は嘴となり嘴、基部に4-8個の刺状の突起-があります。青葉山周辺では、河川敷等に見られます…
オオブタクサの果実 滝ノ上
 
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イヌブナ(犬椈、犬山毛欅、犬橅)の葉と芽
2018/03/05(Mon)
  きょうは、一日氷雨が降りました(3.3~9.9℃/北風)。
  道沿いのイヌブナ(ブナ科)に、未だ葉が付いていました。枯れていた葉が、雨に濡れて色味を増し、紅葉の頃に戻った様で、硬かった冬芽も、心做しか伸び膨らんでいる様に見えました。本州岩手以南~九州熊本以北の山地に生育する、高さ25m程になる落葉高木です。日本海側に少なく太平洋側に多く、主にブナより低山に分布します。樹皮は暗灰褐色で、疣状の皮目が多く、葉は互生し、卵状楕円~長楕円形で、質はやや薄く、裏面には白く長い絹毛があり、波状鋸歯があります。側脈は10-14対でブナ(7~11対)より多。雌雄同株。4-5月に、雄花は新枝の下部に頭状花序を垂れ下げ、雌花は新枝の上部に付きのす。 堅果は3陵ある円錐形で、1つの実に2個ずつ付きます。青葉山では、ブナやミズナラ、モミ等と共に極相林を形成しています・・・
イヌブナ 雨のマンサク
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オシドリ(鴛鴦)
2018/03/04(Sun)
    きょうは、良く晴れて、異常に温かくなりました(1.5〜19.7度/西風)。
   暖かく氷がすっかり融けた池に、オシドリ(カモ科)がいました。如何にも鴛鴦の番が、岸辺で仲良く休んでいましたが、雄がすっくと立って水に入ると、雌も一緒に泳いで行きました。北海道~沖縄の亜高山~低地に生息・繁殖する留鳥で、ロシア沿海地方、サハリン、中国北部等で繁殖する者は、日本や中国南部で越冬。非繁殖期は群れで生活し、山地の渓流、湖沼等で見られます。雄は三列風切が橙色の銀杏型で帆状に立ち、白い眉斑は大きく、頬~首が橙赤色。嘴は赤く、長い冠羽を持ちます。雌は灰褐色で、胸と脇に白の斑点があります。嘴は灰黒色で基部は白く、目の周りが白く、その後ろに白線が伸びます。水草や植物の種子、穀物等を食べますが、特に団栗を好んで食べるのが特徴です。青葉山では、各池沼、広瀬川周辺等で一年中見られます・・・
オシドリ♂ 谷間の春
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オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)
2018/03/03(Sat)
 きょうは、良く晴れて暖かい一日でした(-1.1~9.8℃/南東風)。
 車道端に、オランダミミナグサ(ナデシコ科)が咲いていました。暖かな陽射しを一杯浴びて、産毛がキラキラ輝く様でした。ヨーロッパ原産で、北アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカに広く分布し、日本では1910年頃に牧野富太郎氏により確認された帰化植物で、本州~沖縄の山地~低地の、路傍、荒地等に生育する1年草(越年草)です。花期は3-5月で、白い小花を付けますが、花が萼とほぼ同長で花柄が短く、殆ど茎に接して咲くのが特徴です(ミミナグサは長い)。又、全体に軟毛や腺毛が多く、葉が赤みを帯びる事でも見分けられます。青葉山では、森周辺の道端等で普通に見られます・・・
オランダミミナグサ 穏やかな街
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セリバオウレン(芹葉黄蓮/連)
2018/03/02(Fri)
  きょうは、朝方は雪が降ってうっすら積もり、後晴れ時々曇って、暴風が吹き荒れました(0.3~5.1℃/西北西風)。
  道端に、セリバオウレン(キンポウゲ科)が咲いていました。今年は少しだけ寒かったので、未だかと思っていましたが、暗い林下に星花が一株、木漏れ日を浴びて瞬いていました(林内には、粗目雪の名残なのか? 無数の氷片も輝いていましたよ)。本州~四国の、やや暗い林床に群生する常緑多年草です。葉は2回3出複葉で、小葉はやや厚質で光沢があり、名の通り、芹葉状にに深裂します(2-3裂し、鋭頭、欠刻状鋸歯)。早春、根茎から高さ7-12cm程の花茎を伸ばし、茎先に2-3個の互生の白花を付けます。花には雄花と両性花(稀に雌花)があり、花弁の様に見えるものは萼です。開花と共に新葉を展開し、古葉は枯れます。青葉山では、樅林や杉、檜林下等に普通に見られ、林内地上花では最も早く咲き出します・・・
セリバオウレン 粗目雪
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ゆきかえる