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カワゲラ(川螻蛄・襀翅)
2018/05/31(Thu)
 きょうは、大体曇りました(16.5~22.0℃/南風)。
 川沿いの道に、カワゲラ(カワゲラ科)がいました。漆黒の体に、鼈甲色のマントがとても粋でした。北海道~九州の山地~平地の渓流沿い等に生息する、体長 ♂20-25㎜㎜♀25-28㎜のカワゲラの代表種です。成虫は5-8月に出現し、頭部・胸部は黒く翅は褐色、脚は体節は黒く脛節から先は黄褐色で、渓流近くの外灯にも良く飛来します。 幼虫は 流水中の石下等に棲み、水生昆虫の幼虫等を食べます。不完全変態。別名はカミムラカワゲラ。ウエノカワゲラと酷似し、外見で見分けるのはほぼ不可能(交尾器等で判別)。青葉山では、川沿い等で普通に見られます…
カワゲラ 夕暮れの町
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キンラン(金蘭)
2018/05/30(Wed)
   きょうは、大体曇って一時晴れ間もあり、夜は小雨が降りました(18.9~24.2℃/南南東風)。
     キンラン(ラン科)が咲いていました。毎年気を揉みなが見守るのですが、今年も、手の入れられた嘗ての自生地は回復せず、その代わり、藪に護られた長年の生育地等では、黄金の鈴が、コロコロと輝いていました。良く見ると、ノミゾウムシの仲間がくっ付いていました。本州以南の他、朝鮮、中国等の、山地や丘陵の林下に生育する多年草です。葉は狭楕円形状で長さ10cよm前後、縦方向に皺が多く、柄は無く茎を抱き、7-8枚が互生します。5-6月に高さ30-70cmの花茎の先に径1cm程の鮮黄色の花を総状付けます。花は全開せず、半開きのままで、花弁は5枚で3裂し、唇弁には赤褐色の隆起があります。開発や野生蘭ブームに係わる乱堀等に因って激減(当種は、菌根性樹木・菌根菌と三者共生系を構築しないと生育できず、当種のみを移植しても、必ず枯死)。環境庁レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)(宮城県版では絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN))に指定されています。青葉山でも、開発、盗掘、松枯病対策、"藪"刈り等により激減しています・・・
キンラン 樅の森
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ミヤマヨメナ(深山嫁菜)とヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)
2018/05/29(Tue)
  きょうは、晴れ時々曇りました(16.1~26.1℃/南東風)。
  道沿いに床しく佇むミヤマヨメナ(キク科)に、うる目紋のヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科) がいました。雌雄の違いは分かりませんでしたが、あっちにもこっちにも、何頭もの小蝶が、吸蜜したりじゃれたりしていました。本州~九州の山地の木陰等に生育する、高さ15-55cmの多年草。葉は互生し、卵~倒卵形で両面に毛があり、大きな鋸歯。根生葉は花期にも残り、翼のある長柄があり、上部では次第に無柄となる。5‐6月、枝先に青紫~白色の舌状花からなる頭花を1個ずつ咲かせる。県内では分布が限定され、レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。姫裏波蛇目は、北海道~九州の、草原や明るい林内等に生息。成虫は前翅長18-24mmで、後翅の裏面には蛇目紋が左右各5つずつ付く。4-9月に出現し(1-2回発生)様々な花蜜を吸う。幼虫の食草は、チジミザサ、ススキ等のイネ科植物各種で、幼虫のまま越冬・・・
ミヤマヨメナとヒメウラナミジャノメ 台原方面を望む
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アオオサムシ(青筬虫)
2018/05/28(Mon)
  きょうは、曇り時々晴れました(15.9~22.66℃/南東風)。
  山道に、アオオサムシ(オサムシ科)がいました。道を横切っていましたが、こちらに気付くと頭だけ落葉に隠して、
本州の中部、関東以北の、山地~平地の雑木林やその周辺の地表等に生息するく、体調25-32㎜程の全国的に最も普通のオサムシです。成虫は4-10月に出現し、体色は黒く、緑~赤銅の金属光沢があり、前翅の筋と点刻がはっきりしているのが特徴です。日中は倒木や落葉の下、土中等に身を潜め、夜になると地上を歩き回り、ミミズや様々な幼虫、ダンゴムシ、小動物の死骸等を食べます。 後翅は退化していて飛ぶ事は殆どなく、成虫のまま日陰で湿った崖や朽木中で越冬します。 当地でも、一番良く見られるオサムシです・・・
アオオサムシ 巻雲
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ツマジロカメムシ(褄白亀虫)
2018/05/27(Sun)
    きょうは、晴れたり曇ったりでした(13.5~22.2℃/南東風)。
   草原のオオイタドリに、ツマジロカメムシ(カメムシ科)と思われる亀虫がいました。黒光りの背に、白い半月斑と褄白が粋でしたが、横手から覗くと、真赤な腹にどっきりしました。 本州~九州の山地~平地、都市近郊の雑木林にも普通に生息する、体長9-10mmのカメムシです。成虫は4-10月に出現し、暗紫色で光沢があり、背中の真中の白斑と、腹部の両縁の点線が目立ちます。名は、小楯板先端が白い事に由来。食草は、コナラ、ミズナラ、クヌギ、ノリウツギ、キイチゴ、フジ、イタドリ、桑、柿、隠元、大豆等。青葉山でも、普通に見られます・・・
ツマジロカメムシ 広瀬
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オオキツネタケ(大狐茸)
2018/05/26(Sat)
  きょうは、大体晴れました(14.7~22.8℃/南東風)
 林床に、 オオキツネタケ(キシメジ科キツネタケ属)が生えていました。 狐と言うより小狸の様な茸が、木漏れ日を浴びて、ぽつんと佇んでいました。夏~秋に、主にブナ科広葉樹やマツ科針葉樹林内の地上に発生する、傘径3-6cm、高さ8-11cmの小~中型菌です。傘は初め饅頭形~平開し、赤褐~黄褐色で、表面には細かいささくれがあります。襞は帯紫淡紅色で、柄に直生~やや垂生し粗。 柄は傘とほぼ同色で繊維状の模様があり、根元は紫褐色の菌糸で覆われます。可食。 アンモニア菌の一つで、動物の放尿跡等に発生します・・・
オオキツネタケ 一角
 
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ヤマウルシ(山漆)の花
2018/05/25(Fri)
  きょうは、大体晴れました(13.0~30.7℃/西南西風)
  道沿いのヤマウルシ(ウルシ科)に、花が咲いていました。遠くからでもキラキラと、近寄ると益々、眩しい火花がパチパチ弾けていました。北海道~九州の他、中国、朝鮮、クリル等の山地に生育する高さ3-8m、径5㎝程の落葉小高木です。雌雄異株。樹皮は灰白色、褐色の縦筋があり、円~長楕円形の皮目があります。葉は長さ20-40㎝の奇数羽状複葉で互生し、小葉は4-8対で長さ4-15㎝、幅3-6㎝の卵〜楕円形で、先は急に尖ります。成木の葉は全縁又は1-2個の歯牙があり、幼木では鋸歯が多。5-6月、黄緑色の小花を円錐状に多数付けます。秋、粗毛が密に生える径5-6㎜の扁球形黄褐色の核果を熟し、外果皮が剥がれると、縦筋のある白い蝋質の中果皮が露出します。青葉山では、極普通に見られます…
やまうるし 暑いっ
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キビタキ(黄鶲)
2018/05/24(Thu)
   きょうは、大体晴れました(15.9~25.5℃/北風)。
   森のあちこちで、キビタキ(ヒタキ科)が鳴いていました。市有林内だけでも、数十番は営巣中かと思われる囀りが、森の道行く先々に響き渡り、振り向けば、鮮やかな黄色い影が瞬きました。日本全国の他、サハリン、中国の一部で繁殖し、冬は東南アジアで越冬します。昆虫類、節足動物等を捕食し、時に空中捕食や地上採食もします。ピッコロロ、ピッコロロ、オーシツクツク等と美声で囀ります。全長13-14cmで、雄は頭~背が黒く、喉は鮮橙黄色で眉斑や腹、腰も黄色く、翼に白斑があります。雌は上面は褐色で、腹は褐色がかった白。又、雄の幼鳥も雌と良く似た褐色。青葉山には4月下旬~5月上旬に渡来し、数多くが営巣・繁殖します・・・
きびたき 藪の真ん中
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マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
2018/05/23(Wed)
  きょうは一日曇って、晩方から雨になりました(19.5~28.6℃/南南西風)。
  道端に、マルバダケブキ(キク科)が咲いていました。林縁から暗い森へと、まるで道標の様に、金色の燈明が続いていました。本州、四国の他東アジアの亜高山~山地のやや湿った林縁、林内等に生育する、高さ40-120cmの多年草です。根出葉は長い葉柄があり、葉身は径30-40cmの腎円形で、縁は鋸歯状になります。茎に付く葉の葉柄の基部は広く膨れて茎を抱きます。5-8月、茎の部に5-6個の黄色い頭花を散房状に付けます。青葉山では、あちこちに群生が見られます・・・
マルバダケブキ 広瀬滝
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ヤマボウシ(山法師、山帽子)
2018/05/22(Tue)
  きょうは、ほぼ晴れました(12.8~25.75.7℃/南南東風)。
  道沿いのヤマボウシ(ミズキ科)に、花が咲いていました。未だ小さめでしたが、白い花の縁が薄紅に染まって、とってもお洒落に見えました。本州~沖縄の他、朝鮮、中国の、亜高山~山地の谷筋等に生育する、高さ5-10mの落葉亜高木です。幹は灰褐色。長さ4-12㎝の葉は対生し、楕円~卵円形の全縁でやや波打ちます。6-7月、特徴ある白い花を上向きに多数咲かせます。4枚の花弁に見えるのは総苞で、その中心に淡黄色の小花を多数球状に集合させます。花弁4、雄蘂4。9月頃、径1-3㎝の集合果を赤く熟します。青葉山では、谷沿い等に数多く見られます・・・
ヤマボウシ 斜陽の道
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イソシギ(磯鷸)
2018/05/21(Mon)
   きょうは、晴れ時々曇りました(10.9~25.4℃/西風)。
   川岸に、イソシギ(シギ科)がいました。2羽いましたが、付かず離れず、対岸に飛び去っても追い駆けながら、それでも数m空けつつ、食べ物を探していました。夏にユーラシア温~亜寒帯域で繁殖し、冬はアフリカ、オーストラリア、ユーラシア南部等へ南下越冬します。日本では中部~九州に周年生息し(留鳥)、中部以北では夏鳥として南下越冬。全長20cm、翼長29cm、翼開張38-41cm。上面は灰褐色で下面は白く、胸部側面の羽角に白い部分が切れ込みます。眼上部にある眉斑は白く、嘴基部~眼~後頭部に暗色の過眼線が入り、風切羽上面には白い斑紋が入ります(翼帯)。主に河川や湖沼の周辺に生息し、渡りの際は小群を形成。食性は動物食で、主に昆虫を捕食し、甲殻類、軟体動物も食べます。青葉山周辺では、広瀬川沿いで見られます・・・
イソシギ 苔岩
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ヤブデマリ(藪手毬)
2018/05/20(Sun)
   きょうは、良く晴れました(7.6~22.4℃/北北西風)。
   道沿いに、ヤブデマリ(スイカズラ科)が咲いていました。光注ぐ大木の真下から覗くと、蝶を思わせる飾花の白さが際立ちました。本州~九州の他、朝鮮南部、中国、台湾等の、山野の林縁、谷沿い等に生育する、樹高3-4mの落葉小高木です。葉は対生し、10cm程の長楕円形で、葉先は尖り全縁。5-6月、やや黄色を帯びた小さな両性花が集まる花序の周囲に、白く大きな5枚花弁の装飾花が縁取ります。装飾花は無性花で、5枚の中の1枚が極端に小さいのが、ムシカリ等近似種との相違点です。夏に赤い実を付け、秋には黒紫色に熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ヤブデマリ 三の丸
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キショウブ(黄菖蒲)
2018/05/19(Sat)
  きょうは、晴れたり曇ったり小雨が降ったりでした(8.8~17.5℃/北風)。
  川岸に、キショウブ(アヤメ科)が咲いていました。帰化植物ではありますが、鮮黄の花が各所にすっかり馴染んでしまって、とても複雑な気持になりました。ヨーロッパ、北アフリカ~西アジア、シベリア等が原産の多年草で、明治時代に渡来し、今では日本全国の水辺や湿地等に野生化しています。花茎の高さは50-100cmで、葉は幅が2-3cmで中脈が目立つ剣形です。5-6月に、外花被片が大きく広卵形で先が下に垂れ、内花被片が小さく直立した、特徴ある黄色花を咲かせます。外花被中央に茶色っぽい模様があるのも特徴です。観賞用のハナショウブ類には黄色系の花が無いので、その貴重さから良く栽培され、自然湖沼や河川等へ拡散増殖し、「要注意外来生物」として大問題ともなっています。青葉山では、道路脇の湿性地等の所々で見られ、大手門脇の池には大群落があります・・・
キショウブ キショウブの長沼
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オオハナウド(大花独活)
2018/05/18(Fri)
    きょうは、朝は雷雨で、一日中小雨や霧雨が降ったり止んだりでした(11.8~17.8℃/南東7風)。
    道沿いに、オオハナウド(セリ科ハナウド属)が咲いていました。薄暗い森に白々と、道行灯の様に路傍を照らしていました。路傍北海道~近畿所々で見られます…の、高山~山地の湿った場所等に生育する茎高1.5-2mの多年草で、時に大群落となります。茎は太く中空で、節に密毛を出し、直立して上部は分枝します。根出葉や茎下方の葉は長柄を持ち、3出葉で5小葉を出し、小葉には鋭い裂片や鋸歯があ持ちり、葉は稀に羽状にな稀ります。5-9月、茎頂に大型の複散形花序を付け付けます。花は白い5弁花で、花序の中央部と周辺部の花弁の形は異なり、周辺部の外側の1花弁が大きく、2深裂し、左右相称花となります。果実は倒卵形。別名は、ウラゲハナウド。青葉山では、林下の所々で見られます・・・
オオハナウド 大橋から
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ハリエンジュ(針槐)
2018/05/17(Thu)
   きょうは、雨後曇って、晩方には晴れました(16.9~27.5℃/北風)。
    川岸に、ハリエンジュ(マメ科ハリエンジュ属/別名ニセアカシアで一般に「アカシア」と呼ばれる)が咲いていました。帰化植物ではありますが、白藤の様な純白の花房が無数に下がり、馥郁とした甘い香りが漂っていました。北米原産で、日本には明治期に移入された樹高20-25mの落葉高木です。小葉は楕円形で3-9対。初夏、芳香ある白い蝶形花の、総状花序を下垂します。花後、4-5個の豆を包む5cm程の鞘を下げます。花蜜が豊富である事から蜜源植物として利用される他、街路樹等としてや治山・砂防目的で植栽されて来ました。青葉山周辺では、車道沿いや川沿い等の所々に見られます・・・
ハリエンジュ 雨上がりの夕暮れ
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タニウツギ(谷空木)
2018/05/16(Wed)
   きょうは、晴れて暑くなりました(15.6~28.5℃/南東風)。
    川沿いに、タニウツギ(スイカズラ科)が咲いていました。爽やかな新緑の海に、一際目立つ桃色の帯は、対岸からでも良く目立ち、私の様に惹き付けられた、蝶や花蜂、花虻達も無数に集まっていました。北海道~本州の他、朝鮮、中国等の山地の谷沿い等に生育する、高さ2-5mの落葉低木です。葉は対生し、卵形で先が鋭く尖り、表面に白毛が密生します。5-6月、枝先や葉腋に散房花序を付け、淡紅色の花を多数咲かせます。花冠は漏斗状で、先は放射相称に5裂し、雄蕊5。蒴果は細い筒状で、種子は楕円形で長さ1mm程。主に日本海側の多雪地帯に多い種ですが、青葉山でも谷合い等に普通に見られます・・・
タニウツギ 藤の崖
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セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)
2018/05/15(Tue)
   きょうは、良く晴れました(11,6~24.2℃/南南東風)。
  車道の脇に、セリバヒエンソウ(キンポウゲ科ヒエンソウ属)が咲き群れていました。初めて見る帰化植物でしたが、すっかり周囲に溶け込んでいて、不思議な感じでした。中国原産で、明治時代に観賞用に渡来したとされる外来種で、関東を中心に河川敷や草原、路傍等の明るい場所に野生化している、草丈20-40㎝になる1年草です。茎葉は2-3回3出複葉で、羽状で小葉には多くの切れ込みが入ります。 春~初夏に、花径2cm程の青紫色の花を葉腋から円錐状に出る花穂にやや疎らに付けます。花被片は細長く5枚で、花の後方に向けて筒状の距が伸びているのが特徴です。距には蜜が溜り、下側の1対(退化雄蕊)は菫色 で、長い爪を持つ広卵形の舷部があり、蜜標として機能します。果実はスターフルーツの様な形様です。禅僧に強い毒性があります。 名は、葉がセリに似ていて、花を「飛翔するツバメ」に見立てたものです・・・
セリバヒエンソウ 少し夕焼け
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ササバギンラン(笹葉銀蘭) )
2018/05/15(Tue)
  きょうは、曇り後晴れました(13.2~22.6℃/北風)。
   ササバギンラン(ラン科)が咲いていました。藪陰にひっそりと、又神々しく、清々しき銀花が佇んでいました。北海道~九州の他、朝鮮・中国(東北)、サハリン、クリル等の山野の林内に生育する、高さ20-50㎝の多年草です。葉は6-8枚が互生し長さ10-15㎝となります。5-6月に、茎先の穂状花序に白い花を数個付けます。ギンランに似ていますが大きくて、普通茎上部の苞葉(殆ど葉と同じ形)が、花序より高く(長く)突き出していて、葉の裏面や縁、茎の稜上に毛があるのが特徴です。嘗てはキンラン等と共に最も身近な存在の蘭でしたが、開発や乱掘等により激減し、県のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています・・・
ササバギンラン まち
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五月観(視)察会
2018/05/14(Mon)
  きょうは、定例観(視)察会(14.8~18.7℃/南南東風)。一時小雨がぱらついたものの、ほぼ曇りの穏やかな会となりました。トチノキやフジ、ムラサキケマン、カキドオシ、オドリコソウ等観察しながら森に入ると、滴る新緑の何処からともなく、恐らく、フジやミズキ等の花が混じり合ったえもいわれぬ香りが漂います。ハウチワカエデは赤花を翼果に変え、コハウチワは未だ黄花を垂らし、ヤブデマリやホオノキ、サワフタギ、ケカマツカ、ミズキ等の白い花が目立ちます。希少種のアブラツツジやサラサドウダン、黄型や薄紅型のツクバネウツギ、トリガタハンショウヅルが愛らしい姿を見せ、道行く所、遥か遠来のキビタキやセンダイムシクイが盛んに囀っています。水溜りには、トウホクサンショウウオの卵や幼生の他、今日の配布資料で取り上げたツチガエル(準絶滅危惧)がしっかり姿を見せてくれて、皆で歓声を上げました。今年は季節の移ろいが殊に早く、ヤマツツジは大分萎れていましたが、道端には仙台の代表花ヒメシャガ(準絶滅危惧)が何時になく数多く咲き群れ、ルリソウ(絶滅危惧Ⅱ類)も林床を瑠璃や桃に染めていました。蘭では、ササバギンラン(絶滅危惧Ⅱ類)やギンラン(絶滅危惧Ⅱ類)には出会えましたが、キンラン(絶滅危惧Ⅰ類)を含めて藪刈り前の自生地での確認はできず、毎年あれだけ見られたユウシュンラン(絶滅危惧Ⅱ類)も、今年は一株、一輪も確認できず、とても不安になりました・・・
ミツバツチグリ ミズキ ツチガエル 花の森で
 花では他に、マイヅルソウの大群落の他、ギンリョウソウ、タニウツギ、ウメガサソウ、キランソウ、ツクバキンモンソウ、ツリバナ、ニシキギ、イカリソウ、ニガイチゴ、シュンラン、ヤマグワ、ウスノキ、ミツバウツギ、マルバアオダモ、ヒメコウゾ、ツボスミレ、エゾタンポポ、セイヨウタンポポ、ミツバツチグリ、アオキ、シナノタイゲキ、ナツトウダイ、クヌギ、サルトリイバラ、タチシオデ、ジシバリ、オニタビラコ、マムシグサ、ハルジオン、オトコヨウゾメ、スズメノヤリ、クサノオウ、クリンソウ、キュウリグサ、スイバ、カリン等が見られました。野鳥では、藪で盛んに鳴くウグイス、沢で高らかに囀るオオルリの他、ホトトギス、アオゲラ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、カワラヒワ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ツバメ、イワツバメ、トビ等が見られましたが、誰よりも大声で鳴く外来種ガビチョウには気が滅入りました。動物では、ヤマアカガエルやカモシカ痕跡、テンの糞等。昆虫では、コミスジやキタキチョウ、シャクガの仲間等が飛んでいました。キノコでは、見事なヒラタケの群生、センボンクヌギタケ、マツオウジ、粘菌の仲間等が見られました。きょうは、爽やかな新緑の森で、数多くの花や生き物達に出会い、喜びの一時となりましたが、様々に、心配の種も増えました。できる限り一木一草、注意深く観続けて行きたいものです…
ヒラタケ ルリソウ 新緑の森で ヒメシャガ
 来月は、エゴノキの花の香漂う森の中、キビタキ、ホトトギス等の声を聞きながら、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)等の花々、モミジイチゴ、ヤマグワ等の果実を楽しみます。又、必ずや素敵な出会いがあることでしょう・・・ 
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マイヅルソウ(舞鶴草)
2018/05/12(Sat)
   きょうは、大体曇りました(16.1~23.9℃/東南東風)。
  道端に、マイヅルソウ(ナギイカダ科)が咲いていました。林床を埋め尽くす様に、無数の鶴達が舞っていました。ユーラシア北東部と北米北西部に分布し、日本では北海道~九州の亜高山帯~山地帯上部の林床に生育する、高さ10-20cm程の多年草です。落葉層の発達した環境で、根茎を横に伸ばして良く繁殖します。細長い心形の葉を二枚広げ、5-6月、その間から疎な白い小六弁花を総状花序に付けます。花被片4枚、雄蘂4と、子房2室。秋には球形で赤い液果を付けます。図鑑等では高山植物にされる事もありますが、青葉山にも大群落があちこちに見られます・・・
マイヅルソウ 車道から
 明日は観(視)察会↓。 新緑の森に山躑躅、藤、稚児百合、碇草、更紗満天星、瑠璃草、今年は一段と早い姫射干等を愛でながら、黄鶲、大瑠璃等夏鳥の囀りを楽しみましょう・・・
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ミズキ(水木)の花
2018/05/11(Fri)
  きょうは、良く晴れました(5.6~24.3℃/西北西風)。
   道沿いで、ミズキ(ミズキ科)が咲いていました。何処からでも白い花波が目立ちますが、近寄ると小花の星形が美しく、香りもとも爽やかでした。北海道~九州の他、朝鮮、中国~ヒマラヤ等の、渓谷周辺等水分条件の良い所に生育する、樹高10-15mの落葉高木です。枝を扇状に四方に広げるのが特徴で、若枝は紫紅色で、葉は広卵~楕円形の全縁で先は尖り、互生して長さ2-5cmの葉柄があります。5-6月、新枝の先に多数の白色4弁の小花を散房花序に付けます。果実(核果)は球形で紫黒色。鱗芽は長さ7-10㎜の長卵~楕円形、芽鱗は5-8個で、濃紅紫色、光沢があり表面は無毛で縁に毛。葉痕は半円形又はV字で維管束痕は3個。青葉山では、斜面等に普通に見られます・・・
ミズキ 青葉山~蔵王
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サラサドウダン(更紗灯台・更紗満天星)
2018/05/10(Thu)
   きょうは曇り後雨になり、午後には上がって、晴間も出ました(8.0~14.2℃/西北西風)。
   道沿いのサラサドウダン(ツツジ科)に、花が咲いていました。白地に赤い縞々の花がとても愛らしく、ベルハーモニーみたいに、今にもチリチリ鳴り出しそうでした。北海道南部~近畿、四国の主に深山に生育する高さ2-5mの落葉小高木です。若枝は無毛。葉は倒卵形で、長さ2-5cm、幅1-2cmで、長さ3-10mmの葉柄があり、枝先に集まり互生します。葉の表面には短毛が散生し、裏面の側脈基部には褐色の縮毛が密生し、先端が長毛状になる微小鋸歯があります。5-6月、枝先に長さ2-3cmの総状花序を付け、萼が鐘形で深く5裂する10個程の花が、1-2cmの花柄の先端に下垂します。果実は蒴果で上向きに付きます。青葉山では、尾根道等に見られます・・・
サラサドウダン 森の小道
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ヒメシャガ(姫射干、姫著莪)
2018/05/09(Wed)
    きょうは、雨が降り、晩方に上がりました(8.3~10.9℃/北北東風)。
   山のあちこちに、ヒメシャガ(アヤメ科)が咲いていました。今年は4月末から咲き始めていましたが、道行く先々、雨にしっとり濡れながら、奥床しい若紫の花々が咲き群れていました。北海道南西部~九州北部のやや乾燥した林内等に生育する、高さ15-30cmの多年草です。日本固有種。淡緑色の葉は長さ20-40cm、幅5-15cmで細く薄い剣形。5-6月に、花茎の先に径4cm程の淡紫色の花を2-3個ずつ咲かせます。外花披片の中央には白地に濃紫の脈と黄色い鶏冠状突起があります。果実は径8mmの球状で、先端から3裂します。最近全く聞かれなくなった「仙台市の鳥」カッコウの鳴く頃に咲くのでカッコバナとも呼ばれていますが、この花も仙台を代表する花です。全国的に激減し、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定。青葉山では幸い、明るい林床等の何処でも普通に見られます・・・
ヒメシャガ るりそう
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ツチガエル(土蛙) 
2018/05/08(Tue)
  きょうは、一日曇りました(9.5~12.6℃/北北西風)。
  沢に、ツチガエル(アカガエル科)がいました。石上にいた様でしたが、近寄るとぽちゃんと言って、山椒魚の卵のある水溜りの隅で、背中のお洒落な疣を見せながら、此方を睨んでいました。北海道西部~九州の、河川や湿地等の周辺に生息する、体長37-53mmの蛙です。体色は暗灰~灰褐色で、背に疣状隆条突起を持ち、特異な臭いを放ちます。名は土色の、又は土のような蛙の意で、別名はイボガエル。昔は普通に見られましたが、今では県レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています。芭蕉の「古池やかわず飛び込む水の音」の蛙は、このツチガエルと言われています。青葉山では、各沢等で見られます・・・
ツチガエル 樅の森
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ギンラン(銀蘭)
2018/05/07(Mon)
   きょうは、曇り後雨になりました(9.7~18.9℃/北風)。
   雨の中、ギンラン(ラン科)が咲いていました。今年は早くも、幸い藪に囲まれたあちこちで、清々しい白銀の輝きを放っていました。中国、朝鮮等に分布し、日本では本州~九州の山地の、主に落葉樹の林床に生育する高さ10-30㎝の多年草です。葉は3-6個が互生し、長さ3-8㎝の狭長楕円形で、葉先は鋭く尖り、基部は茎を抱きます。5-6月。茎先に数個の白花を付けます。嘗ては雑木林の何処にでも見られた花でしたが、開発や乱堀等で激減し、県レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。ラン科植物は菌根菌と共生する特殊な生育形態を持ちますが、ギンランやキンラン等は特に菌への依存度が強い上に、特殊な土壌を要求し、環境の変化にも極めて敏感です。種そのものと共に、生育地をしっかり護らなければなりません・・・
ギンラン 雨の牛越
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ルリソウ(瑠璃草)
2018/05/06(Sun)
   きょうは、晴れ後曇りました(11.7~26.0℃/南風)。
   林床に、ルリソウ(ムラサキ科)が咲いていました。今年はとても早く咲き始め、既に散り出しているのも多いのですが、名通りの瑠璃色や、華やかな桃色等の花々が、宝玉の様に輝いていました。又、紅いものも傷口は青いことも知りました。北海道~本州中部の落葉樹林内に生育する高さ20-40㎝の多年草です。葉は長楕円形で、下部のものは根出葉より大きくなります。4-5月、5裂した鮮碧色の小花を総状に開き、蕾時は紅色を帯びますが、次第に名の通りの瑠璃色に変わります。開発や盗掘等で激減し、県レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。青葉山では、林内何ヶ所かに見られます・・・
瑠璃草・桃草 紅白
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ズミ(酢実)の花
2018/05/05(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇りました(8.8~20.7℃/西南西風)。
  川岸に、ズミ(バラ科)が咲いていました。湿地では良く見ますが、こんな崖下にも、名残の山桜とも見紛う白や薄紅の花々が、甘い香を漂わせていました。北海道~九州の他、朝鮮等の山野の、日当りの良い湿性地等に生育する高さ10m程になる落葉小高木です。小枝は暗紫色でしばしば刺に変わり、若枝には毛があります。4-6月頃、短い新枝の先に散形の、白色又は淡紅色の5 弁の花を付けます(蕾は皆赤っぽい)。9-10月に赤~橙黄色の丸い梨果を熟します。 青葉山では、湿性地周辺等で見られます・・・
ズミ 河原
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キジ(雉子、雉)
2018/05/04(Fri)
  きょうは、晴れ後曇って、又晴れました(10.3~17.2℃/西風)。
  河原に、キジ(キジ科)の雄がいました。遠くに人も散歩する、何処までも見渡せる広河原の石上で、鳴くでもなく飛ぶでもなく、時折きょろきょろしながら、暫し佇んでいました。本州~九州の、山地~平地の明るい林や河原、藪地等に生息する全長80cm程の(雌は約60cm)留鳥です。日本の国鳥ですが狩猟鳥でもあり(国鳥が狩猟対象なのは日本のみ)、毎年大量に放鳥され、嘗ての固有亜種は雑種化しています。主に地上で採食していますが、夜は樹上や藪の中で塒を取ります。青葉山では、広瀬川沿いや林縁、藪地等で普通に見られていましたが、河川管理等の諸工事で減少しています・・・
キジ 晴れ間
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竜の口崩壊、
2018/05/03(Thu)
 久し振りに竜ノ口に入ると、入口から間もなく、突然、眼前に土石と鉄筋、金網の壁が現れました。重なる岩や網を攀じ登ると、上流には広大な水面が広がっています。そうです、ここは今春の大雨で大崩壊した、岩崖下に出来た堰止湖なのです。3/4に初確認したのですが、恐らく3/1の大雨で崩壊したものと思われました。余りに衝撃的で腹立たしくて、報告できないでいましたが、これは元々、2010年に「落石防止」名目で(一塊の落石も未確認のまま)、絶景を破壊して鉄筋を打ち込み鉄網を架けた崖で、大震災で半壊した後、今やこんな惨状となりました。私にはこれは、全く必要のなかった先の工事が基因だと思えてなりません。大震災時(2011/04/12のブログにも記載)の様に、少しずつ水は引いて行くかと行くも思いますが、二次災害や、希少な生き物たちの行末が本当に気にかかります。今、仙台が誇る竜ノ口峡谷は、長年のオオタカ営巣地だった東西線八木山鉄橋直下を始め、工事による人為的崩壊が顕著で、私達が提出した「質問状」(2008)「意見書」(2011)等で指摘した通りの危険な状況が続いています。実に嘆かわしい限りですが、今後ともしっかり見守り続けたいものです。
崩壊した崖 堰止湖

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フジ(藤)
2018/05/03(Thu)
   きょうは、曇り後小雨が降りました(11.4~22.4℃/北西風)。
   道沿いに、フジ(マメ科)が咲いていました。何処からともなく爽やかな芳香がして、見上げるとるとそこここに、正に藤色の花房が無数に下がっていました。本州~九州の山野に広く生育する蔓性の落葉木本です。茎は初め草質で後木質化し、大木では幹径が数十㎝にも及びます。葉は奇数羽状複葉で長さ4-10㎝の小葉を9-19枚付けます。4-5月頃、20-80cmの総状花序を下垂し、淡紫色や白色の蝶形花を多数付けます。果実は長さ20-30㎝程と細長く、扁平で皮表面に腺毛が密生し木質で堅く、下垂します。青葉山では数多く見られ、藪の植生の主役ともなり、当地が「自然林」である証となっています・・・
フジ 藤山
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