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ムラサキシキブ(紫式部)の花
2018/06/30(Sat)
  きょうは、曇り後晴れて、暑くなりました(21.8~31.5℃/北風)。
  道沿いのムラサキシキブ(クマツヅラ科)に、花が咲いていました。緑の海に漂う下がり花の様に、濃桃色の群れ花が、暑い日差しに揺れていました。北海道~沖縄の他、朝鮮等の低山の森林に生育する高さ3m程の落葉低木です。小枝はやや水平に伸び、葉はを対生し、長さ-13cmの長楕円形、鋭尖頭で細鋸歯があります。6-7月頃、葉腋から対になって散房花序を作り、淡紫色の小花を咲かせます。秋に、紫色で経3mmの丸い果実を熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ムラサキシキブ 川床の道
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クマノミズキ(熊野水木)の花
2018/06/29(Fri)
  きょうは、良く晴れてとても暑くなりました(20.9~32.2℃/北北西風)。
  道沿いのクマノミズキ(ミズキ科)に、花が咲いていました。一月前には、ミズキの白花が目立っていましたが、今はあちこち、少しクリームがかった花群れが青空に映えて、近寄れば、香に惹かれた小虫達がぶんぶん集まっていました。本州~九州の他。朝鮮、中国、ヒマラヤ等の山地の谷沿い等に生育する、樹高8-12mの落葉高木です。葉は卵~楕円形で、先は長い鋭尖頭で基部は楔形で全縁。葉身は長さ6-16cm、幅3-7cmで、裏面はやや粉白色で、長さ1-3cmの葉柄があって対生します。6-7月、新枝の先に多数の白色4弁花から成る径8-14cmの散房花序を付けます。10月頃、径5mm程の球形で紫黒色の核果を熟します。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・
クマノミズキ 青空と
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ネムノキ(合歓木)
2018/06/28(Thu)
   きょうは、曇り時々雨が降りました(22.7~28.1℃/北風)。
   河岸に、ネムノキ(ネムノキ科)が咲いていました。桃花色の花々が、川下から流れ来る霧に浮かび、正に桃源境の風情でした。西~東アジアに広く分布し、日本では東北~沖縄の山野に生育する、高さ6-10mの落葉高木です。荒地に最初に侵入するパイオニア的樹木で、河原等にも良く生えています。葉は2回偶数羽状複葉。7-8月に、頭状花序を作り、淡紅色の雄蕊が長い美しい花を咲かせます。秋には、細長く扁平な長さ10-15㎝の豆果を下げ、樹上に遅くまで残ります。青葉山では、河原や林縁、裸地等の所々に見られます・・・
ネムノキ 川霧
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キハギ(木萩)
2018/06/27(Wed)
    きょうは、曇り時々雨が降りました(20.1~28.9℃/南8.9南西風)。
   道沿いで、早くもキハギ(マメ科)が咲き出していました。古代紫の浴衣の君が、奥床しくひっそりと佇んでいました。本州~九州の山野の日当りの良い所に生育する、高さ1-3mの落葉低木です。枝に微毛が密生し、葉は3出複葉で互生し、小葉は長卵形又は長楕円形。表面は無毛で裏面に毛があって先は尖ります。7-9月、葉腋から総状花序を出し、1㎝程の蝶形花が下から咲き上がります。花は黄白色で旗弁の中央と翼弁が紫紅色を帯びます。青葉山では、この時季真先に咲き始める萩で、川沿い等に多く見られます・・・
キハギ 墨流しの空
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オオイタドリ(大虎杖、大痛取)の花
2018/06/26(Tue)
  きょうは、曇り時々晴れました(17.9~25.3℃/南東風)。
  川沿いのオオイタドリ(タデ科)に、花が咲いていました。雄株の雄花でしたが、きょうは白い花より茎の赤さが目に染みる様でした。北海道~本州中部の山野に生育する高さ1-3mの多年草です。良く似たイタドリより北方系種で日本海側要素も強い様です。葉は長~広卵形で、長さ15-30㎝、幅10-25㎝で、基部は心形で先が尖り、裏面は粉白色を帯びます。葉の両面の脈状に短毛があります。8-9月に、茎先や葉腋から立ち上がる花序に、白い小花を多数密に付けます。雌雄異株で、雌花は下向きに穂状に垂れ、雄花は上向きに立ちます。青葉山では、崩壊地や河原の土手等に普通に見られます・・・
オオイタドリ 青葉山波
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ミヤマタムラソウ(深山田村草) )とトラマルハナバチ(虎丸花蜂)
2018/06/25(Mon)
  きょうは、晴れ時々曇りました(20.6~29.3℃/北西風)。
   道端に、ミヤマタムラソウ(シソ科)が咲いていました。霜の様な花々に、様々な虫が集まっていましたが、まるふかのトラマルハナバチ(ミツバチ科)が飛んで来ると、ゆらり又ゆらりと、花茎を大きく揺らせていました。本州の中部以北の主に深山に生育する、高さ25-50㎝の多年草。全体に軟毛が目立ち、葉は3出葉又は1-2回羽状複葉で、裂片はやや丸みを帯びる。6-8月、茎先に長さ1㎝程で薄紫の唇形花を穂状に付け、2本の雄蕊が長く突き出るのが特徴。青葉山では極々普通に見られますが、各地で減少しつつあり、山形、秋田、岩手、福島ではレッドリストに記載。トラマルハナバチは本州~九州の山野に生息する体長12-20㎜の全身鮮栗色の丸花蜂。成虫は4-10月に出現し、花蜜,花粉を食べる。 体中に長毛が密生しているので花粉が付き易く、花々の生殖を助ける重要な役割を果たしています・・・
ミヤマタムラソウとトラマルハナハチ 光る緑
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ウメモドキ(梅擬)
2018/06/24(Sun)
    きょうは、晴れました(17.4~28.7℃/南南東風)。
    道沿いのウメモドキ(モチノキ科)に、花が咲いていました。早くも、足元には歯車にも見える花弁が落ちていましたが、気付いて見上げると、紅梅にも見えなくもない花が、赤い蕾と共に広がっていました。本州~九州の山地の主に湿り気のある場所に生育する高さ1-2m程の落葉低木です。雌雄異株。長さ2-7cmの葉には毛が多く、縁に小さく尖った鋸歯があります。6-7月、雄株では葉腋に雄花を多数、雌株では雌花を2-4個付けます。雄花は花弁4-6枚で、雄蘂が4-5本、雌花は花弁4-6枚、退化した雄蘂4-5本で、雌蘂が目立ちます。果実は9月頃から赤く熟し、落葉後の冬季も枝に残って目立ちます。青葉山では、湿性地周辺等に普通に見られます・・・
ウメモドキ 茜の雲
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シジュウカラ(四十雀)の巣立ち雛
2018/06/23(Sat)
   きょうは、晴れ後曇りました(16.2~27.4℃/南東風)。
    シジュウカラ(シジュウカラ科)の巣立ち雛がいました。何処からともなくシーシー言う声がしたかと思うと、次から次からシーシーシーシー、めんこいぽしゃ毛を立てながら、枝から枝に飛び移って行きました。ユーラシア大陸に広く分布し、日本では全国の山地~平地の森や、樹木のある市街地にも生息・繁殖する留鳥です。全長15cm 程。食性は昆虫やクモ等の主として動物食ですが、植物の種子や果実、花蜜、時に花弁も食べます。冬は他のカラ類と混群を作り、他のカラ類と比べて、樹林内の下層や地表等でも採食します。青葉山では、極普通に見られます・・・
巣立ち雛 ママコナの道
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バイカツツジ(梅花躑躅)
2018/06/22(Fri)
   きょうは、良く晴れました(17.6~.28.7℃/西風)。
    道沿いに、バイカツツジ(ツツジ科)が咲いていました。梅雨時っぽく下向きに付いていて、屈んで覗くと、蝋を引いたような花が、雀斑を誇示する様でした。北海道南部~九州の山地の林内に生育する、高さ1-2m程の落葉低木です。枝は良く分岐し、葉は互生して枝先に輪生状に集まります。葉身は楕円~広楕円形で、葉の表面には毛が散生し、裏面は葉脈に沿って腺毛があります。6-7月、新葉の下に2cm程の花を1~数個横向きに咲かせます。冬芽は長楕円形で頂生側芽が多く、芽鱗は艶があり、蒴果は、5㎜程の球形で腺毛があり、熟すと5裂して種子を出します。 青葉山では普通に見られますが、全国的に減少しています・・・
バイカツツジ 青空と雲.
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ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)
2018/06/21(Thu)
  きょうは、曇り後晴れました(17.5~26.6℃/南東風)。
  道端に、ルリシジミ(シジミチョウ科)がいました。木漏れ陽の揺らめく、スポットからスポットへ、パチパチと瞬きしながら、瑠璃色の天使が飛び回っていました。ユーラシアと北アフリカに分布し、日本では北海道~沖縄の山地~低地の明るい草地等に生息。前翅長12-19mmで、雄の翅の表面は名の通りの瑠璃色、雌は外縁部が黒褐色、裏面は白地に黒い斑点がある。年3-4回、3-11月に現れ、成虫は地面で吸水したり、花で吸蜜する事が多い。幼虫はマメ科、バラ科、タデ科、ミカン科等の、主に花や蕾、実を食べ、蛹で越冬。 似ているヤマトシジミやツバメシジミと比べるとかなり大きく目立ちます。青葉山では、林縁の草地等で普通に見られます・・・
ルリシジミ 尾根に続く道
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カルガモ(軽鴨)の親子
2018/06/20(Wed)
 きょうは雨が降り、晩方には止みました(17.9~19.5℃/南南東風)  
 川岸に、カルガモ(カモ科)の親子がいました。雨の止み間に、ほっとしたかの様に、9羽!の雛が丸く塊り、母親が!寄り添い、周りに睨みを利かせていました。アジア東部~東南部に広く分布し、日本では本州以南の山地~平野の水辺に広く生息する留鳥で、北海道では夏鳥です。体長60cm程。全身茶褐色で、顔は白っぽく2本の黒線があり、翼鏡は青く光沢があります。嘴は黒くて先が黄色く、脚は燈黄色です。雑食性ですが、草、種子等が主食です。青葉山周辺では、川沿いや池沼等で一年中最も普通に見られるカモです・・・
カルガモの親子 もやもやのもみりん
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イワガラミ(岩絡)
2018/06/20(Wed)
  きょうは、曇り時々晴れて、一時霧雨が降りました(18.0~24.8℃/南東風)。
  イワガラミ(ユキノシタ科)の花が、咲いていました。道沿いの花に気付いて高台に上ると、斜面や崖を真白く染めて、思わず至る所に咲き群れていました。本州~九州の他朝鮮等の、夏緑広葉樹林の樹幹や岩等に這い登って生育する、木本性落葉蔓植物です。茎は気根を多数出して樹木等に付着します。長さ5-12cmの葉は対生し、葉柄は長く(葉身とほぼ同長)、縁には荒い鋸歯があり、表裏の主脈腋等には毛があり、裏面が緑白色なのが特徴です。5-7月、枝先に多くの小さい両性花と、1枚の白い萼の装飾花からなる散房状集散花序を形成します。芽は短く芽鱗は2-3対あって、葉痕は三角~倒松形。青葉山では、あちこちに普通に見られます・・・
イワガラミ 城山
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コムクドリ(小椋鳥)
2018/06/18(Mon)
   きょうは、曇り後晴れました(15.7~23.1℃/南南東風)。
   山の入口の桜の木に、コムクドリ♀(ムクドリ科)がいました。数羽がキュルキュル言いながら、黒い実を食べていましたが、此方が近寄ると、離れたサワラの木等に移って、益々ギュルギュル鳴いていました。フィリピン、ボルネオ北部等で越冬し、日本(北海道、本州北部)やクリル、サハリン南部に夏鳥として渡来し、山地~平地の明るく開けた林等に生息・繁殖します。体長19cm程。雄は頭~喉が淡黄白色で、頬~耳羽後方に茶色い斑が目立ち、背中、肩羽、翼は黒く、体の下部はややくすんだ淡黄白色。雌は、頭~胸が灰褐色で、雌雄共に嘴と脚は黒。雑食性で、樹上で昆虫類やクモを捕食したり、木実を採食します。樹洞の他、屋根の隙間、石垣等に営巣します。青葉山では、春~秋に川沿い等で普通に見られます・・・
コムクドリ 森に入る日差し
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ヒメカバイロタケ(姫樺色茸)
2018/06/17(Sun)
   きょうは、曇り時々晴れました(13.2~18.0℃/南南東風)。
   古い倒木に、ヒメカバイロタケ(クヌギタケ科)が生えていました。岩としか思えぬ死の壁から、瑞々しい赤子達が生まれ出で、何か生命のドラマを見るようでした。北半球の暖帯以北に広く分布し、日本ではほぼ一年中(特に夏~秋)、北海道~沖縄の山野の朽ちかけた針葉樹の切株や倒木、立枯れ木等に群生します。傘は径0.8-2㎝程の釣鐘又は半球形から開いて少し平らになり、良く中央部が臍状に窪み、暗橙褐~橙黄色で周辺部は淡色、湿時には周縁に条線を生じますが、乾くと消えます。傘肉は極薄い紙質で、乾いても吸湿すれば復元します。柄は中空で、長さ0.5-1㎝、径1-1.5㎜程の強靭な軟骨質で、上部は暗赤褐色、下方に向かって黒褐色となり、基部には時に橙褐色の毛が散在します。無毒とされますが食用には向きません。青葉山では、朽木等に普通に見られます・・・
ヒメカバイロタケ_三居沢展望台から
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ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)
2018/06/16(Sat)
    きょうは、大体曇りました(11.5~15.1℃/北風)。
    藪陰に、ミヤマナルコユリ(ナギイカダ科)が咲いていました。余程下から覗かないと、気付くのも大変ですが、屈んで葉を起すと、名通りの鳴子にも似た白花が、あっちこっちに並んでいました。北海道~九州の他朝鮮半島等の、山野の林内に生育する高さ30-60㎝の多年草です。ナルコユリやアマドコロに似ていますが、茎には稜があり、全体にはジグザクに縒れて見えます。5-6月に咲く花も、ナルコユリやアマドコロが茎に沿って整列するのに対し、葉に沿って左右に分れて付きます。葉の裏面は粉白色を帯びます。筒状花の花被片の先は、緑色を帯びて浅く6裂して少しだけ開きます。名は、花が並んで垂れる様子を、田圃の鳥除けの鳴子に譬えたもの。青葉山では、各林床に普通に見られます・・・
ミヤマナルコユリ 樅木残った
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ニワトコ(接骨木、庭常) の果実
2018/06/15(Fri)
    きょうは、曇り後雨になりました(12.2~16.1℃/東北東風)。
   道端のニワトコ(スイカズラ科)に、実が生っていました。遠くからも良く目立つ、街場の南天より派手で毒々しささえある、真赤な塊が踊っていました。北海道~九州の他、朝鮮等の山野に生育する、高さ3-6mの落葉低木です。若枝は淡緑~淡褐色で、古枝は灰褐色の樹皮が縦に裂け、コルク質が発達します。葉は奇数羽状複葉で対生し、小葉は2-3対あります。4-5月、葉と同時に、本年枝の先の円錐花序に淡黄白色の小花を多数付けます。花冠は5裂して反り返り、雄蕊5、雌蕊1、果実は卵球形の液果で、夏~秋に赤く熟します。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
ニワトコ 雨雲
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ママコナ(飯子菜)
2018/06/14(Thu)
  きょうも、良く晴れました(12.4~23.0℃/北北東風)。
  道沿いに、ママコナ(ゴマノハグサ科)が咲いていました。何時の間にか薄暗くなった森の道に、梅雨時には珍しい薄紅の花々が、木洩れ日に瞬く様に煌いていました。北海道~九州の他、朝鮮等の、山地の乾いた林下に生育する、高さ30-50cmの一年草です。長卵形の葉を対生し、6-8月、枝先に花穂を出し、毛状の鋸歯のある包葉の腋に、赤紫色の花を開きます。花は片側だけに付き、長い筒があり、花弁の喉の部分に米粒を二つ並べた様な盛り上がりがあります。半寄生植物で、光合成は行いますが、イネ科やカヤツリグサ科植物の根に寄生もします。蟻が好む脂肪体付きの種子は巣に運ばれますが、種は捨てられ広く分散されます。青葉山では、乾いた尾根道や斜面に見られます・・・
ママコナ 木の間から見える街
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ウツギ(空木)とコマルハナバチ(小丸花蜂)
2018/06/13(Wed)
  きょうは、晴れ時々曇りました(14.2~24.4℃/西風)。
  草原のウツギ(ウツギ科)に、コマルハナバチ(ミツバチ科マルハナバチ亜科)がいました。檸檬色の毛玉状の蜂が何匹も、花粉を飛ばし散らし乍ら、花から花へ飛び回っていました。北海道〜九州の山野に生息する多毛で丸こい花蜂。成虫は3-8月に出現し、体長は働き蜂が10-14㎜、雄16mm程、雌16-21㎜で、雄は淡黄褐色の毛で覆われ、腹端にオレンジ色の毛があり、雌は黒く腹端がオレンジ色。雌は春から活動し、巣は梅雨前に解散。雄は、梅雨頃に見られます。各種の花蜜を吸い、幼虫は親から与えられた花粉団子を食べて成長。青葉山でも普通に見られる。ウツギは、北海道~九州の林縁、崖等の少し湿った場所に生育する樹高2-4mの落葉低木。良く分枝し、樹皮は灰褐色で、新枝は赤褐色を帯び、星状毛が生える。葉は卵~楕円~卵状被針形と変化が多く、葉柄があり対生。5-7月、枝先に円錐花序を付け、多くの白い花を咲かせる。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・
コマルハナバチとウツギ 青空広がる
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マタタビ(木天蓼)
2018/06/12(Tue)
  きょうは、大体曇りました(14.4~19.0℃/南南東風)。
  道沿いのマタタビ(マタタビ科)に、花が咲いていました。遠くからも目立つ、白葉に惹かれて近寄ると、これも真白い花々が、音符の様に弾んでいました。北海道~九州の他、クリル、サハリン、朝鮮、中国等の、山地に生育する雌雄雑居性の落葉蔓植物です。葉は互生し葉柄があり、楕円形で細鋸歯を持ちます。6-7月、径2cm程の白花を下向きに咲かせ、雄株には雄蕊だけの雄花を、両性株には雄蕊と雌蕊を持つ両性花を付けます。花弁のない雌蕊のみの雌花を付ける雌株もあります。花を付ける蔓の先端部の葉は、花期に白化し、送粉昆虫を誘引する印となると考えられています。青葉山では普通に見られ、梅雨時には白葉が目立ちます・・・
マタタビ 藪坂から
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ヘラクヌギカメムシ((箆橡亀虫)
2018/06/11(Mon)
  きょうも、一日中雨が降りました(19.8~28.6℃/北風)。
  昨日の観察会でも見られましたが、林縁の草上に、ヘラクヌギカメムシ((箆橡亀虫)と思われる亀虫がいました。雨に濡れながら、頭や肩の黄緑の輝きを増していました。中国北部、朝鮮、サハリン、クリル等に分布し、日本では北海道~九州の山地~低地の林内に生息するクヌギカメムシ科の仲間です。成虫は6-11月に出現し、体長11-13㎜㎜で、緑色で長い触角を持ち、晩秋になると赤変する個体も見られます。♂の生殖節中央突起は、名の通りの箆状を呈します。幼虫の食樹はクヌギ,コナラ,カシワ等。別名ニセクヌギカメムシ。クヌギカメムシと似ていますが、こちらの気門は黒。サジクヌギカメムシは特にクヌギに集まり個体数も少なく、♂の生殖器の形等で識別しますが、両者共形態、生態共に酷似していて、体表面からのみの識別は難しいようですね・・・
ヘラクヌギカメムシ 雨の檜林
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六月観(視)察会
2018/06/10(Sun)
 きょうは雨降りの、穏やかな観(視)察会(14.5-17.4℃/南東風)になりました。朝から続く雨で誰もいないかと思いましたが、10名程(解散後3名合流)が参加!、近況等の報告の後、早速の出発です。道に落ちていたメジロと思われる巣を観たり、フランスギクやオオハンゴンソウ、ユキノシタ、スイカズラ、コマツナギ等観察しつつ森に入ると、森は、雨と緑に滴って、例年なら見られる筈のエゴノキ、ハクウンボク等はすっかり散っていましたが、ヤマボウシの白花が至る所で煙っています。道行く所、ヤマグワやモミジイチゴの実が、美味しそうにたわわに生っています。ナツグミやミヤマウグイスカグラも美しく赤い実を下げていました。この天気にも関わらず、森のあちこちからキビタキの涼やかな囀りが聞こえています。水溜りには、トウホクサンショウウオの幼生が、小さな四脚をしっかり出していました。目当てのサイハイランは少し色褪せ、ゼンテイカやカザグルマも花を散らせていましたが、アワブキやネズミモチ、ミヤマタムラソウ、イボタノキ、ミヤマナルコユリ、ウツギ、オカトラノオ、ヤマムグラ、ネジキ、ウメガサソウ、ドクダミ等の真白い花々が、とても目立っていました。
エダナナフシの子供 雨の森 白く煙る花々を愛でる ヤマボウシの壁
 花では、コナスビ、 コゴメウツギ、コウゾリナ、ハナニガナ、ミツバツチグリ、ヤブムラサキ、ケキツネノボタン、シラキ、ナツハゼ、マムシグサ、ヒメジョオン、ハルジオン、ツクバネ、シロツメクサ、ムラサキツメクサ、マルバダケブキ、ヒメコウゾ、ヤグルマソウ等が咲いていました。果実では他に、マルバアオダモ、ヘビイチゴ、サルナシ、ツリバナ、ヒメシャガ等が見られ、マタタビの白い葉も見られました。キノコでは、あちこちの赤松切株にマツオウジが見られ、大きなサマツモドキ、ヒトクチタケやサルノコシカケの仲間も見られました。鳥では他にシジュウカラ、カワラヒワ、コゲラ、ヒヨドリ、ツバメ、ハクセキレイ、トビ、ハシボソガラス、ガビチョウ等を確認できました。昆虫では、エダナナフシやヤブキリの幼虫、ヘラクヌギカメムシ、ヒシバッタ、エゴツルクビオトシブミの揺籃、ひらひら飛ぶキアシドクガ等、動物では、足元から跳ねるアカガエルの仲間の他、テンの糞等の痕跡多数を確認しました。一昨年に藪刈り"された道筋に、今年僅かに復活した希少蘭が、何故か花咲く前に摘み取られている現場も確認しました。"藪刈り"を免れた区域では今年も、藪影に多くの希少蘭等のレッドリスト記載植物を確認できたことを報告させて頂きます…・・・
ヤブムラサキ 雨の中、お疲れでした^^ バイカツツジ ニビャンニクの原
  さて、来月(7/8)は、ヤマユリ、クルマユリ、ムラサキシキブ、ノギラン等の花々、樹液や花に集まる昆虫達等を観察できればと思います。夏鳥とその巣立ち雛、希少動植物等々、思わぬ出会いがあるかも知れませんね・・・・
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サイハイラン(采配蘭)
2018/06/09(Sat)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした(18.3~27.6℃/南東風)。
  道沿いに、サイハイラン(ラン科)が咲いていました。上から見ると地味で、つい通り過ぎてしまいそうですが、下から覗くと、少し過ぎてはいましたがそれでも、紅紫色の側裂片や黄色の葯がとても艶やかでした。日本全土の他、ヒマラヤ、中国、朝鮮、サハリン等の、山地の湿潤な林床等に生育する多年草です。偽球茎は卵形。越冬性の葉は普通1枚で、狭長楕円形で革質、長さ15-35cm、幅3-5cmで先端は尖り、基部は鞘状に茎を抱きます。5-6月、直立する高さ30-50cmの茎先に総状花序を付け、主に淡紫褐色の花を10-20個下向きに付けますが、花色は紅紫~黄褐色と変異に富みます。萼片と側花弁は線状披針形で長さ3-3.5cm、幅4-5mm、唇弁は長さ3cmで紅紫色。青葉山では、林床の所々に単生又は小~大群落を作っています・・・
サイハイラン 燃える稜線
 明日(6/10は観(視)察会↓。ヤマボウシ、ネジキ、サイハイラン、ゼンテイカ等の花々を愛でつつ、花等に集まる昆虫達、キビタキ、オオルリ、ホトトギス等夏鳥の囀りも楽しみましょう・・・
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ネジキ(捩木)の花
2018/06/08(Fri)
  きょうは、曇り時々晴れて、一時雨が降りました(19.8~28.6℃/北風)。
  道沿いのネジキ(ツツジ科)に、花が咲いていました。捻じれた幹を辿り見上げると、枝一杯の花がの白く煙る様で、近寄れば、鈴蘭を思わせる壺花が可愛く一列に並んでいました。本州~九州の他、中国等の山地~低地に生育する、高さ5-9mの落葉小高木です。樹皮は灰黒褐〜褐色で縦に裂目が入り、薄く剥がれ、名の通り、成木は幹が捩れるのが特徴です。若枝は黄緑色又は赤褐色。葉は互生し葉身は長さ5-10㎝、幅2-6㎝の広卵〜卵状楕円形で先は尖り、基部はやや心形で全縁。5-6月に、前年枝から総状の枝を出し、白い小花を下向きに咲かせ、時に花冠先が淡紅色を帯びるものもあります。花冠は長さ8-10㎜の壷型で、浅く5裂し、外面には細毛が散生し雄蕊10。蒴果は長さ3-4㎜のやや扁平な球形で、5筋があり、上向きに付きます。青葉山では、林縁や赤松林等に普通に見られます・・・
ネジキ 木間の入道雲
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ホトトギス(杜鵑)
2018/06/07(Thu)
   きょうは、曇り後晴れました(18.0~29.1℃/南南東風)。
   尾根道で、ホトトギス(カッコウ目・カッコウ科)が鳴いていました。枯松から枯松へ、「キョッキョッキョキョキョキョ」と盛んに鳴きながら、飛んでは止まり又飛んで、真上に止まると、赤い口を大きく開けて叫んでいました。アフリカ東部、マダガスカル、インド~中国南部に分布し(越冬)、アジアの個体群は初夏に中国北部、朝鮮等に渡来。日本には、九州~北海道南部の山地の林に夏鳥として飛来する、全長28cm程のカッコウの仲間です。腹の縞模様はカッコウより太く、少ないのが特徴です。肉食性で、特に毛虫を好んで捕食し、自分では子育てをせず、ウグイス等に托卵する習性があります。飛びながら良く鳴き、夜にも鳴きます。青葉山では、ウグイスの生息の多さもあって、晩春~盛夏に何処でも声が聞かれます…
ほととぎす 差し込む陽
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マツオウジ(松旺子)
2018/06/06(Wed)
  きょうは、曇り時々晴れました(19.3~24.7℃/南東風)。 
 道沿いのアカマツの切株に、マツオウジ(ヒラタケ科)が生えていました。大小ありましたが、大きいものは20cm近く、小さいものは形も良く、とても美味しそうでした。春~秋に、全国の山野の、針葉樹の切株や倒木、立木に発生する中~大型菌です。表面は白~淡黄色の地に、黄土~褐色の鱗片を持ち、襞は白く縁が鋸歯状になります。肉厚で弾力があるので歯応えもあって、別名ヤマノアワビとも呼ばれる食菌ですが、微量の毒成分や勿論、放射能も含みますし、松脂臭を嫌う人も多く、殆ど採集されません。青葉山では、松枯れ病対策で伐られた赤松の切株等に普通に見られます・・・
マツオウジ エゴの花筏

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、仙台市市民活動サポートセンター等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
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ゼンテイカ(禅庭花)
2018/06/05(Tue)
   きょうは、晴れ後曇りました(16.7~24.5℃/南東風)。
   森の小径に沿って、ゼンテイカ〔ワスレグサ科/別名ニッコウキスゲ(日光黄菅)〕〕が咲いていました。森底にすっくと浮かび立つ様に、檸檬色の仙女達がぽつりぽつりと揺れていました。北海道~本州中部以北の亜高山~低地の草地、湿原等に生育する多年草です。葉は幅2㎝、長さ50-80cmの細長い線形で、2列に展開します。5月末頃から、高さ60-80cmの花茎の先に橙黄色で喇叭状の花を3-10個付けます。果実は長方形、長さ約3㎝、直径1.4㎝の蒴果で3室に分かれ、熟すと割れて黒い種子が散ります。青葉山では、所々に群落が見られます・・・
ゼンテイカ 光の森
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カザグルマ(風車)とミドリトビハムシ(緑跳葉虫・緑跳金花虫)
2018/06/04(Mon)
  きょうも、大体晴れました(18.1~25.3℃/南東風)。
  カザグルマ(キンポウゲ科)が咲いていました。今年は開花が早く、既に大半散ってしまっていますが、残った、菊花や磯巾着にも見える蕊を見ていると、ミドリトビハムシ(ハムシ科ノミハムシ亜科)と思われる金緑の小虫が花に埋もれていました。、主に山地に生息する体長5㎜程の小葉虫。 体色は金緑色で、灯火にも飛来。食樹は柳類。風車は、本州~九州の山地の林縁等に生育する蔓性多年草(又は落葉低木)。茎は木質、葉は羽状複葉で、長さ2-6㎝の小葉は3-5個あり、卵形で先は尖る。6月頃、径7-12㎝の大花を上向きに咲かせる。花弁に見える萼弁は普通8個るだが変異あり、色は白又は淡紫色。中心に雄蕊と雌蕊が固まって付く。全国的に開発や乱堀によって激減し、環境庁レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。青葉山が開発の危機に晒されていた1996年には、「工事中止」の大きな力になってくれました・・・
カザグルマとミドリトビハムシ 森の穴
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ユキノシタ(雪の下)
2018/06/03(Sun)
    きょうも、大体晴れました(15.1~25.5℃/南東風)。
   道沿いの岩壁に、ユキノシタ(ユキノシタ科)が咲いていました。遠目には、御神籤が沢山結ばれている様にも見えましたが、近寄れば華やかに、白袴の巫女さん達が舞っているかの様でした。本州~九州の、山地~低地の湿った半日陰の岩上等に生育する多年草です。葉は円く、裏は赤みを帯び、根本から匍匐枝を出してその先に新株を作り増殖します。6-7月に、高さ20-50cmの花茎に花弁5枚の花(上三枚は小さく濃紅と黄の斑点)を付けます。青葉山では沢等に見られる他、植栽もされています・・・
ユキノシタ 澱から見た山
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ヤグルマソウ(矢車草)
2018/06/02(Sat)
  きょうも、良く晴れました(14.0~23.6℃/南東風)。
   道沿いに、ヤグルマソウ(ユキノシタ科)が咲いていました。大きな葉と共に良く目立つ花ですが、近寄れば、雪の結晶か霧氷の様に、キラキラと輝いていました。北海道南西部~本州の他、朝鮮等の深山の谷沿いの林床等、湿り気のある場所に生育する多年草で、しばしば大群落を作ります。根出葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で、葉柄は50cmになり、小葉は倒卵形で先端が3-5浅裂します。6-7月、高さ80-130㎝の花茎の先に円錐状の花序を付けます。花弁はなく、花弁に見える萼裂片は長さ2-4mmで、通常5-7個あり、緑白色で後に白変します。雄蕊は長さ3-4mmで8-15個、花柱は長さ1.5-2.5mmで2個。花茎には短い葉柄をもった茎葉が数個互生します。夏~秋に狭卵形の蒴果となり、長さ5mm。青葉山では、何ヶ所かで小群落が見られます・・・
ヤグルマソウ トチノキ
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エゴノキ(売子木・斉ご木)
2018/06/01(Fri)
   きょうは、良く晴れました(16.7~23.7℃/北北西風)。
  道沿いのエゴノキ(エゴノキ科)に、花が咲いていました。今年は開花が早く、既に散っているものも多いのですが、白雪を思わせる花や蕾が無数に垂れて、花蜂や花虻が次々に訪れると、あちこちでちりちり、ゆらゆらと揺れていました。北海道~沖縄の、比較的水分の多い山野に生育する、高さ7-15mの落葉小高木です。樹皮は肌理細かく赤褐色。葉は互生して、長さ4.5-8cmの楕円形。先端は鋭く尖り、基部は楔形で、浅い鋸歯があるか全縁。5-6月に、短い側枝の先に白花を1-4個下垂します。花冠は5深裂し雄蘂10。果実は灰白色の卵球形で、熟すと果皮が裂け、褐色で堅い1種子を出します。青葉山では、谷沿い等に見られます・・・
エゴノキ 眩
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