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クサギ(臭木)の花
2018/07/31(Tue)
   きょうは、晴れて暑くなりました(25.2~313℃/南東風)。
   道沿いのクサギ(クマツヅラ科)に、花が咲いていました。暑い中でも、爽やかな白花が微風に揺れ、近寄れば、百合の様な芳香が漂っていました。北海道~沖縄の他、朝鮮、中国等の山野に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。葉は対生し、長さ8-20cmの三角状心~広卵形で、先は尖り、基部は心~円形で、薄く柔らかく柔毛を密生します。8月頃、枝先の葉腋から長柄のある集散花序を出して、雄蘂、雌蕊が花弁中心から突き出す白花を咲かせます。秋に紺色の液果を熟し、赤い萼も開いて残ります。崩壊地等に最初に侵入する先駆植物の典型。青葉山では、藪地等に普通に見られます・・・
クサキ゛ 落日後
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チョウトンボ(蝶蜻蛉)
2018/07/30(Mon)
  きょうは晴れ後曇って、一時小雨も降りました(24.7~30.7℃/南東風)
  池の傍の草原に、チョウトンボ(トンボ科ハネビロトンボ亜科)がいました。黒雲母の様な輝きを見せながら、正に蝶の如く舞っていました。朝鮮、中国等に分布し、日本では本州~九州~の、主に低山地~平地の水生植物の多い、植生豊かな池沼等等に生息する、体長31-42mm、腹長20-25mm程の蜻蛉です。成虫は5-9月に出現し、翅は青紫色で付根から先端部にかけて黒く、強い金属光沢を持ち、前翅は細長く、後翅は幅広く、腹部は細くて短く、和名の通り、蝶の様にひらひらと飛ぶのが特徴です。都市近郊の開発等により、近年各地で減少しています。青葉山では、池沼等で見られます…
チョウトンボ. 雨空だけど
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ヒシ(菱)の花
2018/07/29(Sun)
   きょうは雨後曇って、晴間や俄雨が繰り返されました(24.4~29.5℃/南東風)。
  池に、ヒシ(ミソハギ科ヒシ属)の花が咲いていました。小さいけれど、絹和紙を思わせる純白の輝きが、ぽつりぽつりと池面に漂っていました。北海道〜九州の湖沼や河川、水路の澱み等に生育する一年草・浮葉植物です。中〜富栄養水域に生育し、茎は盛んに分枝して伸長し、水面に浮葉をロゼット状に展開します。葉身は卵状菱形又は円みのある三角形で長さ2〜5cm、幅2〜8cmで鋸歯があリ、葉柄中央部は膨れて浮嚢となります。7〜9月、各ロゼットに1日に1〜2個の花が咲かせ、花弁は白く4枚、直径1〜1.5cm。雄蕊4、雌蕊1。果実は4個の萼片の中の2つが発達して刺になります。全幅3〜5cm、中央の子房突起が突出します。青葉山では、溜池等に見られます…
ヒシ 青空も見えました
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アオカナブン(青金蚊)
2018/07/28(Sat)
  きょうは、雨が降ったり止んだりでした(21.1~27.1℃/東風)。
   樹液の出る小楢の木に、アオカナブン(コガネムシ科) がいました。銅色のカナブン達に混じって、一際輝く翠玉の光沢は、子供の頃のドキドキを想起させます。北海道〜九州の山地の林内に生息する、体長22-27mmのハナムグリ亜科カナブンの仲間です。成虫は7-8月に出現し、全身に青緑色の光沢をもち、カナブンよりやや細長い体型をしています。山地の樹液に集まりますが、近年は数が減っています。幼虫は、朽木等の腐植物を食べて育ちます。名の由来は、青く金属光沢があり、蚊と同じ位沢山いて、ブンブンと五月蝿いから、等と言われています。青葉山では、樹液の木等で比較的普通に見られます…
アオカナブン 煙い坂
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クルマユリ(車百合)
2018/07/27(Fri)
   きょうは晴れ時々曇りました(20.4~28.4℃/南東風)。 
   道沿いに、クルマユリ(ユリ科)が咲いていました。嬉しいことに、、案外あっちにもこっちにも、心を燃やす小さな焔が、赤々と道々を照らしていました。北海道~近畿以北と四国の他、中国、朝鮮、サハリン等の主に高山~亜高山の草原等に生育する、高さ30-80cmの多年草です。葉が茎の中央部で6-15枚輪生するのが特徴で、その上部にも3-4枚疎生します。7-8月、茎先に朱色で濃紅色の斑点がある、径5-6cmの花を2-3輪下向きに咲かせます。高山植物ともされますが、青葉山にも数多く自生。しかし、各工事や管理、林床破壊、盗掘等に因り、近年急激に減少しています・・・
クルマユリ 爽やかな森の夏
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アブラゼミ(油蝉)とハシボソガラス(嘴細烏)
2018/07/27(Fri)
   きょうは、晴れ時々曇りました(22.8~29.1℃/南東風)。
  あちこちで色んな蝉が鳴いていましたが、中でも一番熱く、声が大きいのはアブラゼミ(セミ科)でした。その中の一を何気なく覗いていると、あっと吃驚,黒い影(ハシボソガラス)が横切ると、ジージー叫びジタバタする蝉を何処かに攫って行ってしまいました。北海道~九州と朝鮮~中国北部の山地~平地に広く分布し、街中にも多く生息する体長56-60mmの蝉。頭部は胸部より幅が狭く、体は黒褐-紺色で、前胸の背中には大きな褐色の斑が2つ並ぶ。翅は前後共不透明褐色。成虫は7-9月上旬に発生し、サクラ、ナシ、リンゴ等バラ科樹木に多く、成・幼虫共にこれらの木に口吻を差しこんで樹液を吸う。 幼虫は6年間地中に暮らし、7年目に羽化し、成虫の寿命は約2週。青葉山では、林内外に数多く見られる。・ハシボソガラス(カラス科)はユーラシア大陸に広く分布し、日本では北海道~九州の、低山~平地の河原や農耕地等に生息する留鳥。全長は50cm程で、雌雄同色の光沢ある黒い羽を持つ。雑食性で、果実、種子、昆虫等を食。草原性で主に人里周辺に生息していたが、ハシブトガラスの増加に伴い個体数を漸減している。青葉山周辺では、胡桃割の「自動車利用行動」が頻繁に見られ、「仙台の進化したカラス」として世界的に有です・・・
アブラゼミ ハシボソガラスとアブラゼミ 入日の輝き
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ハナビラニカワタケ(花弁膠茸)
2018/07/25(Wed)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした(23.7~30.2℃/南東風)。
  倒木に、ハナビラニカワタケ(シロキクラゲ科)が生えていました。流石、冬場等に見かける乾いたものとは大違いで、瑞々しくて、きょうは海のメカブの様にも見えました。世界的に広く分布し、日本では全国のナラ、カシ、ヤナギ等の広葉樹又は針葉樹の幹や枝、枯枝に活着し、樹皮を破って花弁状に成長します。名の通り、膠の様に軟質で、形は皺の寄った花弁状で、球形の塊になり、色はくすんだ淡褐~赤褐色で、乾くと著しく収縮し、堅い黒褐色となります。無味無臭で、一度乾燥させたものを水に戻して、酢物、スープ、吸物等に利用します。青葉山では、小楢等に普通に見られます・・・
ハナビラニカワタケ 谷底
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ヘクソカズラ(屁糞蔓 / 屁臭蔓)
2018/07/24(Tue)
  きょうは、曇り時々晴れました(21.7~26.4℃/南東風)。 
   道端のヘクソカズラ(アカネ科))に、花が咲いていました。幸いきょうも涼しかった所為か、近寄っても「灸」の熱さはなく、却って氷菓子の涼を感じました。日本の他、東アジアに広く分布する蔓性多年草です。蔓は下部では太く木質化し、葉は対生し、長さ4-10cmの楕円~細長卵形で先は尖り全縁。葉柄基部には左右の托葉が合着した三角形の鱗片があります。7-9月頃、葉腋から短い集散花序を出し、花冠は長さ約1cmの釣鐘状で、筒部が白く中央が紅紫色の小花を多数咲かせます。果実は核果、萼に包まれた径5mm程の球形で、光沢のある黄褐色に熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ヘクソカズラ 草藪から
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キマワリ(木回り)
2018/07/23(Mon)
 きょうは、晴れ後曇って、午後はとても涼しくなりました(22.0~30.4℃/南東風)。
 樹液の木を観ていると、上からキマワリ(ゴミムシダマシ科)が下りてきました。カメラを向けるとパタッと止まって、暫しキョロキョロしてから、又くるくる木回りしていました。北海道〜九州の山地〜低地の林内の樹木の幹や倒木上、枯木等に生息する、体長16-20mmのゴミムシダマシの仲間です。成虫は5-10月に出現し、体はコガネムシ類よりやや細長く、脚特に後脚は長く、全体が黒く艶があり、上翅には筋があります。人手が余り加わらない広葉樹林やその周囲にいて、特に枯木や朽木で多く見られ、朽木やキノコ等を食べながら生活しています。名の通り、木の幹の周りを早足でくるくると歩き回ります。幼虫も朽木中に棲み、固い皮膚に覆われた、ミルワーム状の特徴ある姿をしています。青葉山でも極普通に見られます・・・
キマワリ 山百合
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オオウバユリ(大姥百合)
2018/07/22(Sun)
  きょうは、晴れて初の猛暑日となり、7月として史上最高気温を記録しました(25.6~36.7℃/西北西風3)。
  林縁のオオウバユリ(ユリ科)に、花が咲いていました。四方にサイレンを張り出して、異常過ぎる猛暑への警報を鳴らしている様でした。北海道~本州中部以北の山地に生育する、高さ1.5~2mの多年草です。 関東以西に分布するウバユリより草丈が高く、花数が多く、寒地を適地として発達しています。葉は茎中部に集まって付き、心円形で先が尖り、長柄があります。7月下旬~8月に、花茎の先に多数の緑白色の花を10~20個横向きに咲かせ、 花被片は6個。 朔果は長さ約5cmの卵円形で直立します。青葉山では、湿った林下等に普通に見られます…
オオウバユリ 牛越の夕焼け
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ヒグラシ(日暮)
2018/07/21(Sat)
   きょうは晴れ時々曇って、とても暑くなりました(24.0~34.1℃/東南東風)。
  森の入口で、ヒグラシ♂(セミ科)が鳴いていました。異常な暑さが続いていますが、それでも尚、陽が傾くとカナカナと、淋しい声が涼を呼びます。中国等に広く分布し、日本では北海道南部~奄美大島の広葉樹林や杉、桧林に生息する中型の蝉です。成虫は6-9月に出現し、名の通り、日暮れ等にカナカナ・・と鳴きます。体長は雄28-38mm、雌21-25mmで、褐色地に黒色と緑色の斑紋がありますが、体色には変異が多い様です。雄の腹部は雌よりも明らかに太くて長くなります。青葉山では、何処でも普通に見られ、聞かれます・・・
ヒグラシ 森の狭間から
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スジクワガタ(筋鍬形) ♂
2018/07/20(Fri)
  きょうも晴れて、暑くなりました(23.7~31.5℃/南東風)。
  樹液の木に、スジクワガタ(クワガタムシ科)がいました。金蚊や木吸虫等色々いましたが、小さいながら流石鍬形、威風堂々としていました。朝鮮、中国等に分布し、日本では北海道〜九州の山地〜平地の様々な林内に生息する体長♂18-30mm、♀14-20mmの小型のクワガタムシです。成虫は5-9月に出現し、名の通り、小型の雄と雌の上翅には明瞭な縦筋がありますが、大型の雄にはありません。又、大型雄は、大顎の中央部より前方に内歯を幾つか持つのも特徴です(コクワガタは一つ)。雑木林の樹液に集まりますが、地上や側溝等でも見つかり、灯火にもやって来ます。幼虫はクヌギ、コナラ等の朽木中で育ちます。成虫で越冬。青葉山では、樹液の木等に普通に見られます…
スジクワガタ雄 樅の木陰
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ニセアシベニイグチ(偽足紅猪口)
2018/07/19(Thu)
  きょうは、曇り後晴れて、暑くなりました(24.3~30.9℃/南東風)。
  コナラの林床に、ニセアシベニイグチ(イグチ科)が生えていました。上からはどら焼きの様でしたが、屈んで見れば、黄~赤の諧調も麗しい、大小茸が佇んでいました。夏~秋に、全国の森のブナ科の樹下に発生する中~大型菌です。傘は赤褐~黄褐色、暗褐色等変異に富み、菅孔は黄色。柄の上部は黄色で、下方に向かって帯赤色になります。どの部位も、傷付くと青変して、チ-ズの様な匂いがします。以前は、イグチ類のキノコには毒キノコは無いと言われていましたが、現在では、ドクヤマドリ等と共に当種や近縁のアシベニイグチ(柄に網目模様があり、肉は苦い)等が有毒とされています。只、図鑑等では「毒」「食」共に記載されいて紛らわしいのですが、試食は避けた方が良さそうです・・・
ニセアシベニイグチ 薄煙る街
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ヒメヤブラン(姫藪蘭〉
2018/07/18(Wed)
   きょうは、晴れてとても暑くなりました(23.9~33.1℃/南南東風)。
   道端で、ヒメヤブラン(ナギイカダ科)が咲いていました。小さいながら、藪陰に群れて佇む青水晶に、思わず胸キュンでした。北海道~沖縄の他、東~東南アジアの、日当たりの良い林下や草地に生育する多年草です。葉は線形で長さ10-20cm、幅2-3mm。7-9月、葉より短い高さ10~15cmの花茎の先に、淡紫色の径1cm程の小花を疎に咲かせます。花は上向きで、花被片6個は楕円形で平らに開きます。果実は種子が露出し、径4-5mmで、紫黒色に熟します。種子の他、根の様に伸びる走出枝でも繁殖します。青葉山では、乾いた道沿いや草地等に見られます・・・
ヒメヤブラン 檜林下
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オオチャバネセセリ(大茶羽挵)
2018/07/17(Tue)
   きょうは、曇り後晴れて、暑くなりました(23.4~31.9℃/南東風)。
   薊の葉上に、オオチャバネセセリ(セセリチョウ科)がいました。暑い日差しを浴びながら、斑点の透かしが、ちょっびり涼しげでした。東アジア(ロシア沿海地方、朝鮮、中国等)に分布し、日本では基亜種が、北海道~九州の、高山~丘陵に生息する、前翅長16-21mm のセセリチョウです。成虫は6-10月に出現し、林の周辺や草地で見られ、羽音を立てて素早く飛び、花で良く吸蜜します。全体に茶色く、イチモンジセセリに似ますが、後翅の白紋が一直線でなくてジグザグしているのが特徴です。幼虫は、タケ科植物やススキ等を食草とし、幼虫のまま越冬します。嘗ては都市近郊にも多い普通種でしたが、減少傾向にあります・・・
オオチャバネセセリ 吹き上がる風
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シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)♂
2018/07/16(Mon)
  きょうは、曇り時々晴れて、一時雨が降りましたし(24.3~28.8℃/南東風)。
  池に、シオカラトンボ(トンボ科)がいました。白藍の雄でしたが、ゆっくり低空飛行していましたが、葦の葉に止まると、少しずつ向きを変えながらきょろきょろしていました。北海道~沖縄の他、ロシア、中国、朝鮮等の、山地~平地の湿地や溜池、田圃等に生息する中型のトンボです。名は、雄が塩を吹いた様な体色になる事に因ります。4月中頃から現れて10月頃まで見られ、幼虫(ヤゴ)で越冬し、10齢以上を経て羽化するとも言われています。成虫・幼虫共に肉食です。体色は、稀に雌でも雄と同じ「シオカラ型」になりますが、眼は緑です(雄は青い)。青葉山では、周辺池沼等で、普通に見られます・・・
シオカラトンボ 河原から見た青葉山
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カラスビシャク(烏柄杓)
2018/07/15(Sun)
  きょうは、曇り後晴れました(22.4~28.1℃/南東風)。
   車道脇の叢に、カラスビシャク(サトイモ科ハンゲ属)が咲いていました。始めは、緑に緑で全く気付きませんでしたが、それと分かると、ウラシマソウにも似た付属体が特徴的で、その鋭利さが妙味でした。中国、朝鮮等に分布し、日本では中国からの史前帰化植物とされ、北海道~九州の山地~平地の道端や畑地に生育する多年草です。葉は1-2個根生し、3小葉からなり、小葉は長さ5-11cmの楕円〜長楕円形で先は尖ります。葉柄の途中や小葉基部に珠芽を付付けけます。5-8月に高さ20-40cm-の花茎を立て、緑又は緑又は帯紫色の仏炎苞に包まれた肉穂花序を付けます。仏炎苞は長さ5-6cmで、舷部内側には短毛が密生します。花序の付属体は長く糸状に延び、仏炎苞の外に出て直立します。緑色の液果を熟します。青葉山では、車道沿い等に見られます…
カラスビシャク 野原
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リョウブ(令法)
2018/07/14(Sat)
   きょうは、晴れ時々曇って、とても暑くなりました(23.7~32.5℃/南東風)。
   道沿いのリョウブ(リョウブ科)に、花が咲いていました。猛暑の中にも、風に靡く花穂が涼しげで、名も"涼分"かと思えました。北海道南部~九州の他、朝鮮南部等の、明るい尾根や谷筋等に生育する、高さ3-7mの落葉小高木です。樹皮は縦長に薄く剥がれ、内皮は滑らかな薄茶褐色です。葉は長さ10cm、幅3cm程の倒卵形に近い楕円形で、細鋸歯があり、表面には艶が無く、枝先に螺旋状に纏まって付きます。7-9月、枝先の長い総状花序に多数の花を付け、花弁は白く5裂します。果実は蒴果で3つに割れます。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
リョウブ 林床も十分暑い
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ホオジロ(頬白)囀る
2018/07/13(Fri)
   きょうは、雨後晴れて、暑くなりました(22.4~31.5℃/北西風)。
  森の入口で、ホオジロ(ホオジロ科)♂が鳴いていました。近くで未だ営巣中なのか?ヒマラヤ杉の天辺で、この暑いのに熱く激しく、青空に向けていつまでも囀り続けていました。中国、シベリア南部、ウスリー、朝鮮等の東アジアに広く分布し、日本では北海道~屋久・種子島の低山~低地の、藪のある森周辺、草原、河原等に生息する全長17cm程のほぼ留鳥です。雄は上面が茶褐色で過眼線が黒く、雌は褐色。主に藪地周辺の地上や低い樹上に単独又は数羽の小群でいて、繁殖期には昆虫類、秋から冬には植物の種子を採食します。囀りの"聞きなし"は、「一筆啓上仕候」「源平躑躅白躑躅」等。青葉山では、河原や草原、林縁等で周年普通に見られます・・・
ホオジロ 雨後暑くなりました
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オニノヤガラ(鬼の矢柄)
2018/07/12(Thu)
    きょうは曇って、夜にi雨になりました(22.0~27.87.8℃/南南東風)。
   森蔭に、オニノヤガラ(ラン科)が咲いていました。先日の観(視)察会でも見られましたが、又違う場所にひっそりと、趣ある白緑の花を一杯付けながら、益々伸び上がろうとしていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、ロシア東部等の山地の樹林下や湿性地等に生育する、高さ50-100cm程の多年草です。腐生植物で、木材腐朽菌であるナラタケと共生し、光合成を行わず、葉緑素を持ちません。地下の塊茎は長さ10cm程の楕円形で、表面には多くの節があります。帯黄褐色の茎は直立し、膜質の鱗片葉が疎に付きます。6-7月、黄褐色の花を茎先に20-50個総状に付け、下方から開花して行きます。花は3萼片(外花被片)が合着して壷状になり、中に2個の側花弁と細かく裂けた唇弁があります。青葉山では、小楢林床等の所々に見られます・・・
オニノヤガラ 夜景
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クロアゲハ(黒揚羽)
2018/07/11(Wed)
  きょうは、晴れ後曇って一時雨が降り、後上がりました(22.9~31.4℃/西風)。
  道端に、クロアゲハ(アゲハチョウ科)がいました。笹薮下の葉や土に美味しいものでもあるのか、時折白帯を見せながら、盛んに吸水していました。中国~ヒマラヤ等に広く分布し、日本では本州~沖縄の山地~都市近郊に生息する、前翅長45-70mmのアゲハチョウの仲間です。成虫は4-8月に年2-4回発生し、翅の表裏共黒く、前翅は黒~灰色の模様があり、裏面には後翅外縁に赤斑が並びます。雄には後翅前縁に白い帯が見られ、次第に黄味を帯びます。暗い樹林内も、良く飛びます。幼虫はナミアゲハと似ていますが、やや茶色味が強く、食草はサンショウ、カラスザンショウ、ミヤマシキミ、カラタチ、ユズ、ミカン等。蛹で越冬します。青葉山では、吸蜜・吸水する姿が普通に見られます・・・
クロアゲハ 日没の三色
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クモキリソウ(雲切草)
2018/07/10(Tue)
   きょうは、曇り後晴れました(22.6~.30.6℃/南南東風)。
    道沿いの藪影に、クモキリソウ(ラン科)が咲いていました。一つかと思い近寄ると、その奥に幾つもの花茎が立ち、麗しい蘭の園を成していました。北海道~九州の他、朝鮮、クリル等の、山地の薄暗く少し湿った広葉樹林内に生育する、花茎10-20cmの多年草です。長さ5-12㎝で広卵形の葉が根元から2枚出て、縁が細かく波打ち、葉脈の網目がはっきりしないのが特徴です。6-7月に、長さ5cm程の花序に5-15個の淡緑色の花を穂状に付け、萼片、側花弁共に8mm程の細い管状で、幅広い唇弁は反り返ります。全国的に減少していますが、青葉山では、林下に比較的普通に見られます・・・
クモキリソウ 晴れました
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クリ(栗)の花
2018/07/09(Mon)
  きょうは、晴れて又暑くなりました(20.8~29.4℃/東南東風)。
  道沿いのクリ(ブナ科)に、未だ花が咲いていました。昨日の会でも良く香っていましたが、芳香に誘われて見上げると、青空に、蒸栗色の尾花が零れ落ちそうでした。 栗花落(ついり・つゆり/栗の花が落ちる頃から梅雨入りの事)とは名ばかりか、同期の花々が殆ど落ちた今季も、何故かこの木は頑張っている様でした。冷温帯下部~暖温帯に広く分布し、日本では北海道~九州の山地~低地に生育する、高さ15-20m、直径1mになる落葉高木です。葉は互生し、長さ7-14cmで、0.5-1.5cmの葉柄があ16-23対の側脈があり、その先は鋸歯に達して芒状となります。雌雄同株。6-7月に花を咲かせ、新枝の葉腋から長さ10-15cmの尾状花序を垂れ下げ、基部に雌花が付き、やがて総苞片が発達した棘が毬となり、堅果の内部は食べられます。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
クリ 涼しい木陰
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七月観(視)察会
2018/07/08(Sun)
 きょうは生憎朝から雨でしたが、開始頃には小止みになって、とても穏やかな観(視)察会になりました(19.4~23.2℃/東風)。
  近況報告や、コースの説明等があった後早速の出発です。杉の頂でホオジロが囀り、カワラヒワの群れが騒がしく、空をツバメが飛び交っています。植栽のノウゼンカズラや池のスイレンを眺め、ヒメコウゾの実の甘味を確認、ネムノキの花の作りや、蝶庭のカナヘビや幼虫等を観察しながら森に向かいます。紙垂や楓の下にはギンリョウソウが貌を出し、道を行けばハエドクソウが可憐な花を魅せ、あちこちにバイカツツジが咲いたり花を落としたりしています。山はこんな白花が目立ち、オカトラノオ、リョウブ、ノリウツギ、オオバジャノヒゲ等が数多く咲いていました。森の中は、ニイニイゼミ等の蝉時雨に、キビタキの囀り、頭上ではホトトギスが高らかに鳴いています。例年より殆どの花期が早く、百合の女王ヤマユリが大花を揺らし、クルマユリも、今にも綻びそうになっていました。ブナは無数に実を生して、中身も充実していて、今季の豊作=熊の安寧を期待させました。ウマノミツバとミツバ、キツネノボタンとケキツネノボタン等、ムカデとヤスデ、オバボタルと他の蛍を比較したり、ニガイチゴやコウスノキの味見をしたりもしました。暗い森に燦然と立ち尽くすオニノヤガラにも出会い、皆で歓声を上げました・・・
ヤマユリ 蝶庭にいたカナゲッチョ ほら、あそこに! ブナの実が一杯!
 花では他にクモキリソウ、スイカズラ、ネズミモチ、ツルアリドオシ、ミヤマタムラソウ、ヤマノイモ、オニドコロ、イタドリ、ノギラン、コマツナギ、クリ、クマノミズキ、エゾアジサイ、チダケサシ、ヒメジョオン、ヒヨドリバナ、ドクダミ、シロツメクサ、ムラサキツメクサ、オオハンゴンソウ等が見られました。果実では他にツリバナ、ツクバネ、エゴノキ、キブシ、サルトリイバラ、ナツハゼ、マイヅルソウ、マムシグサ、ミヤマガマズミ、ヤマグワ、ネジキ、サワフタギ、トチノキ等が生っていました。キノコではチシオハツ、ドクベニタケ、ニガクリタケ、ヒトクチタケ、ヒメカバイロタケ、フサヒメホウキタケに、流れかかったウスヒラタケ等が見られました。野鳥では、他にアオゲラ?、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、トビ、イワツバメ、スズメ、ガビチョウに、解散後に出現のサンコウチョウ、メジロと思われる卵等が確認されました。動物では、?跳び出すヤマアカガエル等の他、テンやキツネ?の糞やリスの食痕、カモシカ、ツキノワグマの痕跡があちこちで見られました。昆虫では、道を横切るマガタマハンミョウ、ヨツスジハナカミキリ、ゴミムシの仲間、ヒメコウゾの実にいたヤマトシリアゲ、葉上にいたミカドフキバッタやツユムシの幼虫、スイカズラにいたオビガの赤毛虫、ナンテンにいたアシグロツユムシ幼虫、ツルリンドウにいたタケカレハ幼虫等、様々な毛虫、芋虫、クモではイシサワオニグモにも出会いました。きょうは霧雨もありましたが、少し長めの観察となり、夫々に様々な出会いがありましたね・・・
  尚、今日も道々に目立った、松枯対策後に積み上げられた丸太の処理について、自然保護と景観確保を第一として、幾つかの解決案を市に近々提出することになりました。大規模開発が進む中でも、木目細かな自然保護施策が必要な時と感じます…
オバボタル 霧に煙る街 緑の森の下で オニノヤガラ 
  来月(8/12)は会としてはお休みですが、私的には調査・確認を主に歩く予定です・・・
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ツルアリドオシ(蔓蟻通し)の花
2018/07/07(Sat)
   きょうは曇って、時々霧雨が降りました(16.7~20.5℃/北西風)。
  林床に、ツルアリドオシ(アカネ科)咲き始めていました。地面にへばりつく様に、純白の小花が二つずつ、雨に濡れて光っていました。北海道~九州の他、朝鮮南部等の山地のやや湿気のある林緑等に生育する蔓性常緑多年草です。茎は長く地を這って分枝し、節から根を下します。葉は対生し、卵形で波状の鋸歯があります。6-7月、枝先に長さ5mm程の花柄を出し白花を2個付けます。秋に生る赤い果実は、2輪の花の子房が合着したもの。本州以南では、亜高山~山地の林内に生え、高山植物ともされますが、青葉山では林下の所々に見られます・・・
蔓蟻通し 霧湧く山
  明日、7/8.(日)は観(視)察会。花が少なめの時季ですが、オカトラノオ、ヤマユリ、リョウブ、バイカツツジ、ノリウツギ、クマノミズキ、ギンリョウソウ等が咲き、ホトトギス、キビタキ、ウグイスも良く鳴いています。池や花、樹液の木には虫達が集まり、ニガイチゴやコウスノキ等の実が生り、キノコも色々出ていますよ・・・

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、仙台市市民活動サポートセンター等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
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ヤマユリ(山百合)
2018/07/06(Fri)
  きょうは曇って、時々小雨、霧雨が降りました(20.3~26.9℃/南東風)。
  道沿いに、ヤマユリ(ユリ科)が咲き始めていました。森の道行く所、真白く大きな花が、霧に濡れながら芳香を放っていました。日本固有種で、本州の東北~近畿の山地の林縁や草地に生育する、草丈1-1.5mの多年草です。茎は地下の鱗茎から出て、長さ10-15cmの披針形で短柄のある葉を付けます。7-8月、茎先に20㎝近い大きな花を1-10個程咲かせます。花は茎に対して横向きに開き、花被片は白く中央に黄色い筋が入り、赤褐色の斑点が多数あり、強い芳香があります。発芽から開花までには少なくとも5年以上かかり、又株が古い程多くの花を付けます。青葉山では林内外に見られます・・・
ヤマユリ 流れ寄る式部
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キイトトンボ(黄糸蜻蛉)
2018/07/05(Thu)
  きょうは曇り一時晴れて、後雨になりました(21.3~27.9℃/西風)。
  池に、キイトトンボ(イトトンボ科) がいました。緑と黄の叢に、やはり緑と黄の保護色の、美麗蜻蛉が潜んでいました。本州~九州の山地~平地の水草の良く茂った池沼や湿地、湿原に生息する、全長♂31-44mm、♀33-48mmの中型のイトトンボです。成虫は5-10月に出現し、ハエ等の小型昆虫から小型のトンボ(同種を含む)まで捕食します。胸部は未成熟で淡褐色、成熟すると明黄緑色。♂の腹部8-10節の背面は黒。腹部は♂は鮮黄色、♀は個体により緑がかった黄褐色又は緑色。翅は無色透明、複眼は黄緑色で、脚は黄色。名は、黄色いイトトンボの意。青葉山では、散在する知将に見られます…
キイトトンボ♂ 重なる山
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カジカガエル(河鹿蛙)
2018/07/04(Wed)
  きょうは曇って、晩方から雨になりました(22.6~27.0℃/南東風)。
  沢に、カジカガエル(アオガエル科)がいました。静寂の中、徐にコロコロと鳴き出す方を見ると、岩上に座る蛙の眼がきらりと光りました。本州~九州の山地の渓流、湖やその周辺の森等に生息する、体長3.5-4.4cm(♂)、4.9-6.9mc(♀)の蛙です。日本固有種。体は扁平で岩の隙間等に隠れるのに適し、体色は灰褐色で、不規則な斑紋があり、岩上等では保護色になります。指趾の先端には吸盤が発達します。動物食で昆虫、蜘蛛等を食べ、幼生は藻類を食べます。雄は水辺の石等に縄張りを作り、フィフィフィフィフィーと繁殖音を上げます。青葉山では、広瀬川や各沢等で見られます・・・
カジカガエ 対岸から見た青葉山
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ヤブカンゾウ(薮萓草)
2018/07/03(Tue)
  きょうも晴れて、とても暑くなりました(24.6~33.9℃/南東風)。
  林縁の土手に、ヤブカンゾウ(ワスレグサ科)が咲いていました。猛暑の下で、真紅の花が、松明の様に燃え盛っていました。有史以前渡来の中国原産とも言われ、日本では北海道~九州の日当たりの良い草地等に生育する、草丈50-100cmの多年草です。葉は根生し、長さ40-60cm幅3㎝前後の広線形。3倍体の為結実せず、根が紡錘状に膨らみ匍匐茎を出して増えます。茎上部で分枝し、7-8月、茎頂に橙赤色の花を数個付けます。花は径8-10㎝で、花筒は長さ約2㎝。花披片は6個ですが雄蘂と雌蘂の一部又は全部が花弁化して八重咲きになります。青葉山では、土手等に普通に見られます・・・
ヤブカンゾウ 暑い森の外
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放射光施設建設
2018/07/03(Tue)
ついに、放射光施設の青葉山への建設が決定されました。マスコミでは、良いことばかりだと無批判な報道ばかりで、戦前の大本営発表を思わせる程ですが、これは、以前より再三発信してきましたが、青葉山や仙台の自然にとっては百害あって一利もない決定だと思います。この地は元々が自然林、後にゴルフ場となっても大きな生態系の重要な部分として、奥羽山脈~青葉山奥部~市有林へと続く生き物達の往来を促し、保っていました。当会としては、東北大学の青葉山へのキャンパス移転が決定された当初から、「《生態系の道》を確保する様に!」との要望を提出、万助沢~大池~竜の口源流池~市有林に至る緑地の確保を求めていました。東北大学としても、当初の計画では、源流池等はしっかり保全する他、建設予定地はグラウンド等運動場として使用との説明でした。その後源流池に隣接して、全く計画になかった学生寮(800名収容)のビル群を建設、そして今回の放射光施設です。建設予定地は6万6千㎡(東京ドームは4万6千㎡))で、1万2千人の雇用が見込めるという施設、完成後は車両や人々の往来も激しくなり、生態系の《命の道》は大きく分断され、奇跡的に豊かな自然の残る、希少種の宝庫〈市有林〉の自然度劣化も急速に進むことと予想されます。青葉山や仙台の自然環境にとって悲観的な状況が続きますが、私達としては今後、残される筈の細々とした緑道の完全確保や周辺緑地の保護を、大学や市に強く求めて行きたいものです。
東北大学移転計画図
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