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ゴイサギ(五位鷺)の幼鳥
2018/11/30(Fri)
   きょうは、曇り時々晴れました(3.6~8.7℃/北風)。/
   川の対岸に、ゴイサギ(サギ科)の幼鳥がいました。所謂ホシゴイ(星五位)で、その名の通り、暗灰の体に淡褐の斑が、薄暮の流星の様に見えました。ユーラシア~アフリカ、南北アメリカ等に広く分布し、日本では本州以南の河川、湖沼、湿原、海岸等に周年生息し(留鳥)、夏には北海道に飛来(夏鳥)します。全長58-65cm、翼開長105-112cmで、上面は青みがかった暗灰色で、下面は白い羽毛で被われます。虹彩は赤く、眼先は青みがかった灰色の皮膚が露出。嘴は黒く、後肢は黄色。幼鳥は上面が褐色の羽毛で被われ、黄褐色の斑点が入り、下面は汚白色。虹彩は黄色がかったオレンジで、眼先は黄緑色の皮膚が露出。完全な成鳥羽となるには足かけ3年を要します。繁殖期には後頭に白い羽毛が3本伸長(冠羽)し、後肢の色彩が赤みを帯びます。単独か小群を形成して生活し、夜行性で、日中は主に樹上に集団で休みます。魚類、両生類、昆虫、クモ、甲殻類等をを捕食します。4-8月の繁殖期には集団繁殖地(コロニー)を形成。青葉山では、広瀬川沿いで見られますが、近年は河川管理工事等で繁殖地が撤去され減少しています・・・
ホシゴイ 見上げれば錦
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ヤマカシュウ(山何首烏)の果実と種子
2018/11/29(Thu)
    きょうは、大体晴れました(4.8~11.2℃/北風)。
   道沿いのヤマカシュウ(ユリ科)に、実が生っていました。今年も又豊作なのか、灌木に絡まる蔓に黒実をたわわに付けていましたが、早くも萎れかかった実を一つ口に含むと、淡い甘さが広がりました。種を出すと、何とも実にそぐわない、真赤な珠が光っていました。本州~九州の山地の林縁等に生育する落葉蔓性木本です。茎には真直ぐで細い刺が多く、葉柄の翼状部から続く稜があり、枝は良く分枝します。葉は互生し卵形で先は鋭く尖り基部は心形で5脈が目立ち、葉柄は長さ7-20㎜で托葉の変化した巻き髭があります。5-6月、葉腋から長柄のある散形花序を出して緑色の花を付けます。雌雄異株で、雄花、雌花共に花被片はやや反り返り平開し、花冠は長さ約5㎜で花被片は6個。10月頃、球形の漿果を黒熟します。名は、山に生える何首烏(カシュウ=ツルドクダミ、或いはカシュウイモの葉に似る為)の意。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
ヤマカシュウの実 やまかしゅうの種
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シロザケ(白鮭)
2018/11/28(Wed)
  きょうは、晴れ後曇りました(8.3~18.2℃/北風)。
  青葉山の縁を流れる広瀬川に、シロザケ(サケ科)がいました。大震災から7年目、昨年は少し回復していた遡上ですが、何故か今年は又さっぱり見られなくなって、彼方にぽつり此方にぽつりと言う状態。それでも伴侶を求めて泳ぎ回る様は、とても健気でした。日本の鮭の殆どがシロザケで、本州北部の河川上流で冬季に孵化し、5-6cm位になるまでそこで過ごし、成長して春になると一斉に海に出て行きます。オホーツク海~北太平洋、ベーリング海を行ったり来たりしながら3-6年間過ごし、その後の秋口になると一斉に故郷の川に戻って来ます。産卵期の成魚全長は平均70-80㎝、大きい個体では1mを超える事もあり、上流に辿り着くと、3000-3500個の卵を産んだ後数日で絶命します。その卵の中で、成長して無事に戻って来られるのは2-3匹だと言われます。青葉山周辺の広瀬川では、普通は10-12月に数多く見られます・・・
シロサケ コナラの林
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チゴユリ(稚児百合)の果実
2018/11/27(Tue)
  きょうは、良く晴れました(4.7~18.3℃/南東風)。
  森の道端に、チゴユリ(イヌサフラン科)の実が生っていました。紅い落葉を辿っていると、黒光りする玉が点々とあり、一つとって含むと、もう苦味は消えていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、クリル等の落葉樹林の林床に生育する、高さ15-30㎝の多年草です。3-5㎝の葉は無毛で7枚程あり、茎は細く、殆ど枝分かれしません。4-5月に、茎先に白い小花を主に1個咲かせ、後に黒い液果を付けます。種子繁殖の他、地上茎基部に生ずる地下茎により栄養繁殖(無性繁殖)して大群落を作ります。青葉山では、林床各所に大群落を作っています・・・
チゴユリの実 紅葉谷
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ヤマモミジ(山紅葉) の紅葉
2018/11/26(Mon)
    きょうは、良く晴れました(7.6~15.9℃/北風)。
   道沿いのヤマモミジ(カエデ科)が、紅葉していました。と言っても、今年は色付きが余り良くなくて、何故か未だ青々とした木々も多いのですが、それでも陽を浴びて燦々と燃え盛る様は、えも言われぬものでした。東北~島根(主に日本海側)の他、北海道、四国、九州の一部、朝鮮等の山地に生育する、高さ5-10mの落葉高木です。長さ6-10㎝の葉は対生し、基部は心形で7-9裂し、裂片は卵状楕円~狭卵形で不揃いの重鋸歯又は切れ込みがあり、先端は鋭く尖ります。4-5月、新枝の先に濃紅色の小花が散房花序を成して垂れます。長さ約2㎝の翼果ほぼ水平に開きます。青葉山では、道沿いにも普通に見られます・・・
ヤマモミジ やまもみじ
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タラヨウ(多羅葉)の果実
2018/11/25(Sun)
   きょうは、大体晴れました(3.0~13.1℃/南西風)。  
  森の外れのタラヨウ(モチノキ科モチノキ属 )の木に、実が生っていました。昔植えられたものなのでしょうが、真赤な実が密にたわわに生って、それは見事でした。静岡県以西〜九州の山地の常緑樹林内に生育するとされる、高さ10-20mの常緑高木です。雌雄異株。樹皮は滑らかな灰黒色で、葉は互生し、葉身は長さ10-17cm、幅4-7cmの楕円形-で、先は短く尖り、基部は円~鈍形で鋭鋸歯があります。表面は濃緑色で光沢があり、裏面は黄緑色で無毛。5-6月、前年枝の葉腋の短枝に黄緑色の小花を多数付けます。花弁と萼片は4。雄花には雄蕊4と退化雌蕊、雌花には半球形の雌蕊と退化雄蕊4。約球形で、11月に径8mmの核果を赤熟します。葉を傷付けると黒変するのが特徴で、「葉書の木」等と呼ばれます。青葉山周辺では、大学構内やお寺、追廻等で見られます…
タラヨウ 紅葉光
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ツルウメモドキ(蔓梅擬)
2018/11/24(Sat)
 きょうは、曇り後晴れました(2.3~10.6℃/北西風)。
  川岸の木に絡まるツルウメモドキ(ニシキギ科)に、実が生っていました。未だ弾けてはいませんでしたが、却って美味しそうで、赤い葉柄や蔓、黄葉も奇麗だなと思っていたら、同じ木に絡まる木通でした。朝鮮、中国、クリル等に分布し、日本では北海道~九州の山地~低地の林内等に生育する、雌雄異株の落葉性の蔓性木本です。葉は長さ3.5-0cmで、先は尖ります。5-6月、葉腋に 淡緑色で1-3個の雌花、1-7個の雄花を付けます。秋に、径7-8mmの黄色い球形の果実を生し、熟すと3つに裂けて、朱赤色の仮種皮に包まれた種子が現れます。青葉山では、藪地等の木々の到る所に絡まっています・・・
ツルウメモドキ 追廻付近から
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オニノゲシ(鬼野芥子)
2018/11/23(Fri)
   きょうは、曇り後晴れて、山沿いでは初雪が降りました(2.4~8.0℃/西北西風)。
  川岸に、オニノゲシ(キク科)が咲いていました。寒々とした道端に、蜜柑色の花々が、みんな肩を窄めている様でした。世界に広く分布し、日本では全国の草地や道端に生育する、茎高50-100cmの越年草(1-2年草)です。茎は中空で、葉は羽状に裂けるものと裂けないものがあり、濃緑色で光沢があり、大小多数の鋸歯を持ち、鋸歯先は棘となります。根生葉は長楕円形で羽状に裂けます。上方の葉は無柄で、基部左右は半円形の裂片となり、先は丸くなります。春~晩秋、茎先に黄色の花を咲かせます。頭状花序は舌状花のみからなり、舌片の先は5裂。痩果は長さ2.5mmで扁平で縦脈があり、白い冠毛はが多数あります。青葉山では、車道沿い等に良く見られます・・・
オニノゲシ 晩秋の淵
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イボタノキ(水蝋樹・疣取木)の果実
2018/11/22(Thu)
  きょうは、一日曇りました(6.3~12.2℃/北西風)。
  道沿いのイボタノキ(モクセイ科)に、実が生っていました。錦の森に、紫がかった黒実が、残る緑葉に囲まれて、鈍光を放っていました。北海道~九州の他、朝鮮半島等の、山野の谷沿い等に生育する、樹高1.5-2mの落葉低木です。枝は灰白色で新枝には細毛があり、葉は対生して、2-5cmの楕円形で、両面共光沢が無く、裏面の中脈は有毛です。初夏に、ギンモクセイに似た芳香ある白い筒状花を、総状に咲かせます。晩秋に、径6-7mmの楕円形の紫黒色の核果を熟します。青葉山では、沢沿い等に見られます・・・
イボタノキ 見上げれば錦
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メグスリノキ(目薬木)
2018/11/21(Wed)
  きょうは、晴れ後曇って、一時小雨が降りました後(2.5~14.6℃/北西風)。
  道沿いのメグスリノキ(ムクロジ科)が、紅葉していました。多くの見頃は過ぎているのですが、蔭地の小木の何本かは、未だ見事な茜色に染まっていました。山形・宮城以南~大分・熊本の山地に生育する、高さ10-25mの落葉高木です。日本固有種。雌雄異株で、長さ5-13cm程の葉は対生し、3出複葉で、楕円形の小葉には細かい鋸歯があります。表面はほぼ無毛で、裏面は脈上を中心に毛が多く、葉柄、若枝にも毛が密生します。5-6月頃、黄緑色の5裂した花弁の花を付け、秋には翼果を結実します。近年、様々な薬効があるとして乱伐が絶えず激減、県レッドリストでも準絶滅危惧(NT)に指定されています。青葉山では幸い、普通に数多く見られていましたが・・・
メグスリノキ 分岐から
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モミジバフウ(紅葉楓)の紅葉と果実
2018/11/20(Tue)
 きょうは、晴れ後曇りました(4.6~11.9℃/北風)。
  森の外れのモミジバフウ(マンサク科)が、紅葉していました。道に落ちる大きな紅葉葉に気付き見上げると、青空に鮮やかな葉が舞い、イガイガの実が揺れていました。北米中南部~中米原産で、日本には大正時代に渡来した、高さ20m程の落葉高木です。樹皮は淡紅褐色で浅く縦に裂けます。枝にコルク質の稜(翼)ができるのが特徴です。葉は長枝に互生、短枝に束生し、葉身は5-7裂し、各列片には細鋸歯があります。4月頃に、雌雄同株で、雄花と雌花の頭状花序を別々に付け、秋に果が沢山集まった集合果となり、穴から翼の付いた種子をばらまきます。青葉山では、大学周辺や追廻等の所々に植えられています・・・
モミジバフウ 西の森
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ヤマツツジ(山躑躅)の不時開花
2018/11/19(Mon)
  きょうは、曇り時々晴れて、一時小雨が降りました(6.2-13.4℃/北東風)。
  杉林の道沿いに、ヤマツツジ(ツツジ科)が咲いていました。最近まで暖かな陽気が続いた名残か、晩秋の暗い森に、赤紫の花々が鮮やか過ぎました。暖かい日々が続いた事等が原因の「不時現象(気象用語で、平年の起日と著しくかけ離れた時期に起きる生物現象)」で、現象の違いにより不時開花(狂い咲き).、不時発現等と言いますが、最近では毎秋の様に出現する様になりました。山躑躅は、北海道南部~九州の低山の林縁等に生育する樹高1-4mの半落葉低木。葉は互生し、枝先に輪生。5-6月、枝先に朱色で径4㎝程の花を咲かせ、朔果は卵形で長さ約1㎝。青葉山では、ツツジ類中最も普通に見られ、不時開花も良く観られます・・・  
不時開花 晩秋の道
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コハウチワカエデ(小羽団扇楓)
2018/11/18(Sun)
  きょうは曇って、夜に雨が降りました(4.2~13.8℃/北風)。
  道端で、コハウチワカエデ(ムクロジ科)が紅葉していました。暖かな陽射しを一杯に浴びて、森中を赤黄金に輝かせていました。北海道~九州の、暖温帯上部~冷温帯山地に生育する樹高10-15mの落葉小高木です。日本固有種。雌雄同株。樹皮は暗灰色。葉は対生し、葉身は長さ5-8㎝、幅5-9㎝で表面は濃緑色、裏面は緑色。縁は単鋸歯で9-11裂し、先は鋭頭。葉柄は長さ3-7cm。若葉には両面に毛が多く、成葉では裏面や葉柄に毛が残ります。5-6月、一つの花序に雄花と両性花が混生する、淡黄色の小花を複散房花序に10-15個付けます。果実は翼果でほぼ水平に開きます。青葉山では、カエデ類で最も普通に見られます・・・
コハウチワカエデ 樅林の楓.
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ツクバネウツギ(衝羽根空木)の紅葉
2018/11/17(Sat)
   きょうは、曇り後晴れました(6.4~15.6℃/西北西風)。
   道沿いのツクバネウツギ(スイカズラ科)が、紅葉していました。と言っても、葉の縁だけが赤くて、中は緑や黄のお洒落な染まり方で、そこに黒漆塗りの様な衝羽根が乗っているのでした。本州~九州の山地〜丘陵の、日当たりの良い林下等に生育する、高さ2m程の落葉低木です。良く分枝して茂り、樹皮は灰褐色。葉は対生し長さ2-6cm、幅1-4cmの卵~楕円状卵形で先は細くなり尖り、基部は広い楔~円形。不規則な鋸歯があり、葉柄は長さ1-3mm。5-6月、新枝の先に白く淡黄色や淡紅/色を帯びる花を普通2個ずつ付けます。雄蕊4、花柱1。萼は基部まで5裂し、萼片は長楕円形で長さ5-12mm。9-11月、長さ8-14mmの線形痩果を熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます…
ツクバネウツギ 光る黄葉
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オオタカ(大鷹、蒼鷹)
2018/11/16(Fri)
  きょうは、大体晴れました(3.7~15.1℃/南東風)。
  空を、オオタカ(タカ科)が飛んでいました。東西線工事に伴い、永年の営巣地が破壊されて以来、稀にしか見かけなくなった当種ですが、青空高く悠々と、懐かしい故郷を愛おしむ様に旋回していました。北海道~九州の他、広く北半球の山地~平地の、森等に生息する全長雌56cm、雄50cmの留鳥です。生態系食物連鎖の頂点に立つ猛禽で、鳥類を主に、ウサギやネズミ等も捕食し、時に獲物を追って市街地にも進出。近年の乱開発等により激減し、環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されています。青葉山では、当地を象徴する猛禽、代表種で、ほぼ毎年繁殖していましたが、、市による繁殖地破壊の他、大学移転等の大開発により激減、未だ復活の気配はなく、地域的絶滅が危惧されています…
オオタカ 経ケ峰の紅葉
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ヤブムラサキ(藪紫)の果実
2018/11/15(Thu)
  きょうは、ほぼ晴れました(6.2~14.3℃/北風)。
  道沿いのヤブムラサキ(クマツヅラ科)に、実が生っていました。果房に斜陽が射し込んで、赤紫の実そのものが、光り輝く様でした。本州~九州の山地の日当たりの良い林内や林縁に生育する、高さ2m程の落葉低木です。全体に毛が多く、葉は対生し、薄い洋紙質で6-12㎝の卵~楕円形で、細かい鋸歯があります。6-8月に、葉腋から出た柄先に集散花序を作り、淡紫色で4-5㎜の小花を多数付けます。10-11月に赤紫で3-4mmの果実を熟します。宮城県が北限で、県レッドリストで要注目種に指定されていますが、青葉山ではムラサキシキブより普通に見られます・・・
ヤブムラサキ 明るい谷
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ヨモギハシロケタマフシ(蓬葉白毛玉伏)
2018/11/14(Wed)
   きょうは、大体晴れました(5.6~15.7℃/北風)。
   道端のヨモギの葉に、ヨモギハシロケタマフシが付いていました。小桃かフェルト玉の様なピンクの毛玉達がめんこくて、枯野にいじらしく戯れていました。日本全国の他、ロシア極東等に分布し、ヨモギシロケフシタマバエ(タマバエ科)によって、オオヨモギ等の葉裏に形成される球~紡錘形の虫嬰です。径6-10㎜、高さ6-12㎜で、1枚の葉に複数形成される事が多く、葉柄や茎にも作られます。表面は淡い黄緑色で、陽光面は薄い紫色をおびる事があり、全体が白い綿毛に覆われます。中央部に紡錘形の幼虫室が1室、橙黄色の幼虫が1匹いて、そこで育ちます。年2-3回、6-9月に成虫が発生すると言われ、虫嬰内の3齢幼虫で越冬する事が多い様です。成虫の寿命は1-2日で、口器は退化していて殆ど何も食べず、雌雄が確実に繁殖出来る様に、羽化時刻が大体決まっているとも言われます。青葉山では、ヨモギの葉に普通に見られます・・・
ヨモギの虫こぶ 赤く輝く森
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ノイバラ(野茨)の果実
2018/11/13(Tue)
   きょうは、大体晴れました(7.6~16.1℃/北北西風)。
   川沿いのノイバラ(バラ科)に、実が生っていました。藪に埋もれる小さな果房でしたが、カリーナにも似た赤い星が、夕陽を浴びて輝いていました。北海道西南部~九州の他、朝鮮、中国等の草原、林縁、河原、道端等に生育する、高さ2m程になる蔓性落葉低木です。葉は奇数羽状複葉で、長さ10cm程で楕円形、細鋸歯があり、表面に艶がない小葉は7-9枚。5-6月、枝先に白~淡紅色の花を散房状に付けます。花は径2cm程の白く丸い花弁5からなり、雄蕊は黄色で、香りがあります。秋に果実が赤熟します。青葉山では、藪地等に普通に見られます ・・・
ノイバラ 紅葉谷
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ツタウルシ(蔦漆)
2018/11/12(Mon)
  きょうは曇って、一時小雨が降りました(8.7~16.7℃/北北西風)。
  道沿いの杭に絡まるツタウルシ(ウルシ科)が、紅葉していました。無粋な人工物を隠したいのか、深く紅く鮮やかに染め上げて、粋な道標に変じていました。北海道~九州の他、中国、サハリン、クリル等の、山地に生育する落葉性の蔓植物です。気根を出して他の樹木等を攀じ登り、大きくなると、枝を水平に張り出します。葉は3出複葉で互生し、小葉は長さ10cm程の卵~楕円形で全縁。先は短く尖り、基部は楔形で裏面の脈の基部に褐色毛があります。若木の葉には粗い鋸歯があります。雌雄異株。5-6月、葉腋に円錐花序を出し、花弁5萼片5の黄緑色の花を開きます。核果は扁球形で縦に筋があります。青葉山では、普通に見られます・・・
ツタウルシ 錦絵
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十一月観(視)察会
2018/11/11(Sun)
  きょうは、初めは雲があったものの直ぐに晴れ上がり、青空の下、紅葉も見頃の素晴らしい観(視)察会になりました(9.0~18.0℃/西北西風)。近況報告の他、新聞掲載の、青葉山の素晴らしさと危機、自然保護を訴える記事の紹介等あった後、早速の出発です。穏やかな陽気の所為か、赤とんぼも数多く飛び、ランタナやメド―セージ等の咲く蝶庭にはキタキチョウが舞い、小さな花虻達も飛び交い、ツクシハギやミヤギノハギも未だ咲いていました。トチノキは殆ど落葉しているものの、ケヤキやアカシデ、オオモミジ、ドウダンツツジ等の黄・紅葉、カリン、マユミ、イイギリ等の実、ノコンギク、アキノノゲシ、アキノキリンソウ等の花々を見ながら森に入ると、思わぬ場所にムラサキシメジやクリタケが美味しそうに生えていました。ミカドフキバッタが、あちこちの葉や枯木上にじっとしているのも印象的でした。森は、ハウチワカエデやコハウチワカエデ等が赤々と葉を染め、タカノツメの黄葉も黄金色に、コシアブラは白々と、足元にはウリハダカエデ(幼木)の赤い絨毯が広がっています。他にもカマツカ、ミヤマガマズミ、ニシキギ、サンカクヅル、ツリバナ、アオハダ、マンサク、ブナ等の葉が、緑~黄〜赤〜茶〜白と色とりどりに染まっていました。木の実では、ヤブムラサキ、ウメモドキ、ツクバネ、シラキ、ツルリンドウ等が目立ち、紅葉では他に、クロモジやエンコウカエデ等の黄、コミネカエデ、ツタウルシ、ヤマウルシ等の赤、イヌブナ等の黄褐も良く目立ちました。そして、2年前の「藪狩り」で群落が消失していたメグスリノキは、今秋は株立ちや幼木等が幾分回復し、胸に染入る紅葉を見せていました。
黄葉に花に虫に、見るもの一杯! ムラサキシメジ 紅い森を行く ミカドフキバッタ
 花では他に、イヌタデ、ヘクソカズラ、ダキバヒメアザミ、ナンブアザミ、ヒヨドリバナ等が咲き残り、枯れかかりのリンドウ、外来種のセイヨウタンポポ、アメリカセンダングサ、オオハンゴンソウ、ハキダメギク、セイタカアワダチソウ、園芸種のアベリア、ブッドレア等も見られ、紅葉ではオトコヨウゾメ、ミヤマタムラソウ、バイカツツジ等、果実ではカエデ類の翼果、ツルアリドオシ、ヤブコウジ、ミヤマガマズミ、コウスノキ、イボタノキ、トチノキ、ホオノキ、チゴユリ、オオバジノャノヒゲ、ノダケ、柿等が見られました。野鳥では、混群を作るシジュウカラ、ヤマガラ、エナガ等、赤松でキョッキョっと鳴いていたアオゲラ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、スズメ、ガビチョウ等を確認できました。動物では、キツネやテンの糞、ニホンリスやノネズミの食痕、カモシカの角擦り痕と食痕等、昆虫では、等に出会いました。虫では、落葉にいたカレハヒメマルハキバガ、イカリモンガ、ジョロウグモの雌雄等。キノコでは、倒木に出ていたニガクリタケ、流れかかったナラタケモドキ、ウチワタケ、スギエダタケ等の他、帰り道には見事なオオイチョウタケが群れていました。きょうは「紅葉狩り」を主に、深まる秋の山を「五感」で味わえた一時ではなかったでしょうか?
 尚、一旦解散後は、所謂「せせらぎ広場」の、終了した崩壊崖地修復工事を視察。ほぼ以前説明を受けた通りの、非常にしっかりとした出来上がりとはなってはいましたが、当地は元々、希少動・植物が多数生育・生息する極めて貴重な区域でした。歩道の改修から始まった、ほんの小さな崖崩れが、修復工事をする度に崩壊を繰り返し、多くの希少植物群落が消滅してしまいました。今後は、様子を観つつ歩道も回復させるとの事ではありますが、これ以上の崩壊も工事も無く、嘗ての生態系が少しでも復活する事を願うばかりです・・・
紅葉のアーチをくぐって ナンブアザミ 最後は良く晴れました オオモミジ
   来月(12/9)は、ふかふかの落葉を踏み分けながら、冬芽や常緑樹、様々な落葉、動物達の痕跡、混群を作る野鳥達、冬越しをする昆虫達等を観察しましょう。また素敵な出会いがあるといいですね・・・ 
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オオモミジ(大紅葉)の紅葉
2018/11/10(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇りました(12.4~18.3℃/北西風)。
  道沿いで、オオモミジ(ムクロジ科)が紅葉していました。目に染みる、鮮やかな深紅の枝葉が、周囲を赤々と照らしていました。北海道中部以南~九州の他、朝鮮等の、山地の森の谷間等に生育する高さ10-13mの落葉小高木で、本州では主に太平洋側に分布します。樹皮は灰褐色。葉は6-12cmで7-9に裂け、4-5月に赤紫色の花を付け、翼果はほぼ水平に開きます。イロハカエデの変種とされ、ヤマモミジとも似ていますが、両種とは、葉が大きく縁が細かい単鋸歯なので区別できます。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
オオモミジ 色とりどりの夕暮れ
明日(11/11)は、観(視)察会↓。紅葉を愛でつつ、所々に残る野菊や木の実、キノコを観察したり、野鳥達の声にも耳を傾けましょう・・・
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アカシデ(赤四手、赤垂)の紅葉
2018/11/09(Fri)
   きょうは、雨が降ったり止んだりでした(9.5~15.0℃/西北西風)。
   道沿いのアカシデ(カバノキ科)が、紅葉していました。曇天下でもしっとりと、赤や茜、黄金に染まって、鮮やかさを一層増している様でした。北海道南部~九州の他、朝鮮等の山地~低地に生育する高さ15m程の落葉高木です。長さ3-7cmの葉は、先端が尾状に垂れ下がります。花は雌雄同株異花で、4-5月頃、若葉が生えると同時に咲き、雌花序には柄があり、枝先の芽から出て垂れ下がります。雄花序には柄がなく、4-5cmの穂を長く垂れ下げます。秋に翼果を稔らせ、種子(果苞基部に堅果1)は風で散布されます。青葉山では、林内に普通に見られます・・・
アカシデ 斑な紅葉
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クリタケ(栗茸)
2018/11/08(Thu)
   きょうは、一日曇りました(11.5~17.1℃/北北西風)。
  道沿いの切株に、クリタケ(モエギタケ科)が生えていました。栗色の、美味しそうな栗饅頭が固まって、押し競饅頭している様でした。北半球温帯以北に広く分布し、日本では秋~晩秋、全国の山林の主に広葉樹(稀に針葉樹)の切株や倒木等に発生する木材腐朽菌です。径3-8㎝の傘は茶褐~レンガ色で、襞は黄白色後紫褐色に変化します。別名はヤマドリモタシ等。優秀な食菌ですが、猛毒のニガクリタケに似ている上に、近年有毒成分が見つかり、セシウム等も良く吸収しますから、十分な注意が必要です。青葉山では、晩秋に普通に見られます・・・
クリタケ 黄の中の赤
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コミネカエデ(小峰楓)
2018/11/07(Wed)
   きょうは、晴れ後曇りました(10.2~17.7℃/北北西風)。
   道沿いで、コミネカエデ(カエデ科)が紅葉していました。大木が伐られて以来小木ばかりなのですが、それでも火の鳥を思わせる真紅の葉群が、あちこちで焔の様に燃えていました。本州~九州の夏緑広葉樹林に生育する、高さ6-10m程の落葉小高木です。日本固有種。雌雄異株又は同株で、樹皮は灰褐色で滑らかで縦縞の模様があります。長さ4-9cmの葉は対生し、掌状で上部の3裂片が特に大きく、先が長く伸びて尾状に尖り、縁は荒い重鋸歯。5-6月、枝先に花序を付け、20-30個の黄緑の花を咲かせます。果実は翼果で、分果の長さは1.5-2㎝で、翼は鈍角~ほぼ水平に開きます。主に奥山や高山に見られる楓ですが、青葉山でも見られます・・・
コミネカエデ 深まる秋
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タカノツメ.(鷹ノ爪)の白葉
2018/11/06(Tue)
  きょうは、曇り後雨が降りました(11.0~15.3℃/西北西風)。
  森のあちこちで、タカノツメ(ウコギ科)が黄葉、白葉していました。日の良く当たる所等では、黄金色に色付くのですが、森の中では白々と色が抜けて、もの淋し気に佇んでいました。北海道~九州の山地~丘陵の林内に生育する、雌雄異株で樹高5-10mの落葉高木です。樹皮は灰褐色。葉は3枚の小葉からなる3出複葉で、長枝に互生し、枝の先端又は短枝に束生又は集中します。5月頃、短枝の先に総状花序を出し、淡緑色の小花を付けます。秋に黄葉し、液果は黒紫色に熟します。青葉山では、林内や林縁に数多く見られます・・・
タカノツメの白葉 色とりどりの林床
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コガモ(小鴨)
2018/11/05(Mon)
   きょうは、雨後曇って、後晴れました(12.5~16.8℃/北北西風)。
   川に、コガモ(カモ科)がいました。知らぬ間に、既に大勢いましたが、皆川岸近くで食べ物を探して、嘴を水に付けながら、目はしっかりこっちを見ていました。北半球に広く分布し、日本には、ほぼ冬鳥として全国の河川、池沼に飛来する、体長34-38cm、翼開長58-64cmの小型のカモです。雄の頭は茶色く目の周り~後ろが青緑色。嘴と脚は黒く体は灰色で、側面中央付近に白い水平な線があります。雌は全体に褐色で、黒褐色の斑があります。嘴と脚は黒く、雄はピリツピリッやピッ ピッ、雌はグェックェッ等と鳴きます。越冬中は群れで生活し、水面から届く範囲の藻や水草等を採食します。青葉山周辺では、広瀬川や各池沼等で普通に見られ、秋に一番早くやって来て、春も遅めに旅立ちます・・・
コガモ♂ 経が峰の紅
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オトコヨウゾメ(男用染)の果実
2018/11/04(Sun)
  きょうは、晴れました(7.0~19.4℃/南西風)。
   道沿いのオトコヨウゾメ(スイカズラ科)に、実が生っていました。ロゼ色に染まりつつある葉と共に、この種にしては数多くたわわに、重そうで美味しそうにも見えました。本州(宮城県以南)~九州の山地~丘陵のやや日当りの良い林縁部等に生育する、樹高1-3mの落葉低木です。日本特産種。樹皮は灰褐色で、良く分枝。葉は単葉で対生し、広卵~長楕円形で長さ3-8㎝、幅2-4㎝。表面は濃緑色で裏面は帯白緑色。粗い鋸歯があり、葉先は急鋭尖頭。4=5月枝先に散房花序を出し、白又は微かに紅色を帯びる小花を付けます。秋に、長さ3-8㎜の楕円形の核果を赤熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られ"藪刈り"の対象にもされますが、仙台付近が北限で、県レッドリストで要注目種に指定されています・・・
オトコヨウゾメ 秋山
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ユキムシ(雪虫)
2018/11/03(Sat)
   きょうは、大体晴れました(6.7~18.7℃/北風)。
  あちこちに、雪虫が飛んでいました。きょうは沢山見かけましたが、止まったところを撮ろうとすると、あっという間にふわふわと、風花の様に飛んで行きました。アブラムシ類の、特にワタアブラ亜科の仲間を総称して「ワタムシ(綿虫)」と言い、腹部から白腺物質が多数分泌されると、体中が白綿で包まれた様になります。秋の寄主植物を離れて冬の寄主へ移住する際に飛翔するので、良く目立ちます。北海道~本州、時に四国の高山の他、シベリア等に分布します。トドノネオオワタムシ(トドマツ→ヤチダモ)等が代表的な存在ですが、国内では殆どアブラムシ類の分類研究が進んでおらず、同定は難しいと言われます。少なくも、トドマツもヤチダモもない青葉山周辺の雪虫達は、上記種ではありません・・・
ユキムシ 賢淵の釣り遊び
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オクモミジハグマ(奥紅葉白熊)
2018/11/02(Fri)
  きょうは、晴れ時々曇りました(6.7~17.6℃/北風)。
  道端に、オクモミジハグマ(キク科)が咲いていました。白い風車の様な花穂に近寄ると、三つの小花がくっ付いているのが良く分かりました。本州~九州の、山地の木陰に生育する、高さ30-80cm多年草で、西日本に生育するモミジハグマの変種と言われます。葉は、薄くて両面に毛があり、腎心~円心形で掌状に浅裂し、縁に鋸歯があり互生しますが、茎の中程では輪生状に付きます。8-10月に、穂状白花を付け、直径2cm程の頭花は3つの小花からなり、花冠は5裂し、裂片は捩れます。それぞれの小花に雌蕊1個と雄蘂3個があり、雄蕊は花外に飛び出します。青葉山では、オヤリハグマと共に普通に見られるハグマです・・・
オクモミジハグマ 崖の紅葉
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キチジョウソウ(吉祥草)
2018/11/01(Thu)
   きょうは、曇り後晴れました(7.2~17.0℃、北西風)。
   道沿いに、キチジョウソウ(スズラン科)が咲いていました。薄暗い森に光が射し込んで、鮮やかな赤紫の花々が、一層きらきらと輝いていました。東北南部~九州の他、中国等の山地~平地の林内に生育する常緑の多年草です。長さ10-30cmの葉は広線形で根生し、地下茎が長く伸びて広がります。10-11月、高さ8-12cmの花茎を葉間から出し、径1cm程の淡紅紫色の花を穂状に密に付けます。液果は冬に赤く熟します。当地付近が北限自生地となっていて、県レッドリストで要注目種に指定されています。青葉山では、何ヶ所かに群生地があり、毎年花が見られます・・・
   蔵王は一昨日から雪でしたが、今日やっと初冠雪が観測されました…
キチジョウソウ 青葉山から見た雪の蔵王
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ゆきかえる