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セマダラコガネ(背斑黄金・金亀子)
2019/07/31(Wed)
  きょうも晴れて、フェーン現象により異常に暑くなりました(25.6〜36.1℃/西北西風)。
  道端の草の葉に、セマダラコガネ(コガネムシ科スジコガネ亜科)がいました。小さくて極普通の、子供にも人気のない黄金ですが、良く見れば、背斑が絣や常盤染にも見えて、素敵でした。北海道〜沖縄の山地〜平地の広葉樹林等(時に公園や校庭等の都市部にも)に生息する、体長8-13.5mmの小さな黄金虫です。日本固有種ですが、近年北米等に移入し、芝生などを食害する農業害虫とされます。成虫は6-8月に出現し、名の通り、背面には薄茶色と黒色の斑模様がありますが、体色には変異があり、全身が黒色のものもあります。櫛の付いた触角は比較的大きめで、左右に広げていることが多い様です。広葉樹や、様々なな植物の葉を採食。青葉山では、林縁の葉上等に見られます…
セマダラコガネ ヤブカンゾウの原
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シシウド(猪独活)
2019/07/30(Tue)
  きょうも晴れて、とても暑くなりました(25.8〜33.5℃/南東風)。
  道沿いのシシウド(セリ科)に、花が咲いていました。知らぬ間に、真白く大きな花束が無数に現れて、何処からか婚礼マーチでも聞こえてきそうでした。本州~九州の他、中国等の山地の日当たりの良い草地等に生育する高さ1-2mの大形の多年草です。葉も大きくて互生し、2-3回3出羽状複葉で、裏面の脈上に毛があり、小葉は長楕円形で先は尖り細かい鋸歯があります。葉柄基部は鞘状に膨らみます。8-10月に、径50cm程の複散形花序を作り、白い小花を開きます。青葉山では車道の法面等の草地で見られます・・・
シシウド 暑かった日の晩に
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ツエタケ(杖茸)
2019/07/29(Mon)
 きょうも晴れて、とても暑くなりました(25.1~34.4.℃/西北西風)。
 道沿いに、ツエタケ(キシメジ科ツエタケ属)が生えていました。地面に刺さる様に立つ端正な姿は、正に杖を思わせました。夏~秋、全国の各種林内の地上、時に腐木上に時単生~散生する小型〜中型菌です。傘淡褐~茶褐色で径4~10cm。饅頭形から平開し、表面はほぼ平滑、又はやや皺状となり粘性を持ちます。襞は白く、直生~上生し疎。柄:は中空で長さ7~20cmと細長く、下方やや太く、地中に根状に深く伸びます。 表面は、上部が白くやや粉状で下部は傘と同色の繊維状条線に覆われます。 可食。別名イッポンササゴ。青葉山では、林下に比較的普通に見られます…
ツエタケ 森から垣間見る夕陽
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ナミアゲハ(並揚羽/アゲハ、アゲハチョウ)
2019/07/28(Sun)
   きょうは晴れて、とても暑くなりました(24.1~34.0℃/西風)。
   道端に、ナミアゲハ(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)がいました。ひらひらと飛んで来て、鬼百合の葉に止まり、美しい黒白の幾何学模様を開閉していました。朝鮮、中国等に分布し、日本では北海道〜沖縄の山地〜平地や、都会周辺にも生息する、前翅長35-60mmのアゲハチョウ科の代表種です。成虫は、3-11月に出現し、春に発生する個体(春型)は夏の個体(夏型)よりも小さい。翅は黒地に黄白色の斑紋や線が多数入り、後翅には水色や橙色の斑があり、尾状突起内側には橙色の円形斑があります。様々な花の蜜を吸い、水溜や湿地、海岸に飛来して吸水します。幼虫の食草は、ミカン、カラタチ、サンショウ等のミカン科植物。冬は蛹で越冬します。青葉山では、成・幼虫共に山椒の木等に見られます・・・
アゲハ 中ノ瀬橋から
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フタツメカワゲラ(二目襀翅))
2019/07/27(Sat)
  今日は一日晴れて、とても暑くなりました(24.9~31.9℃/南東風)。
  道沿いの葉の上に、フタツメカワゲラ(カワゲラ科カワゲラ亜科)属の一種と思われる襀翅がいました。気持ち良さそうに日向ぼっこしていましたが、近付くと、思わず素早く飛び去って、又別の葉上に止まりました。全国の山地の渓流付近に生息する、全長10mm程のカワゲラです。成虫は4-8月に出現し、体色は淡黄褐色で、複眼の間に黒紋があるのが特徴です。不完全変態。灯火にも良く飛来良くし、幼虫は、渓流の石の下に棲み、水生昆虫の幼虫等を食べます。名は、二つ目が二つ目ある様に見える事に由来・・・
フタツメカワゲラ 青空と縞雲


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ニッケイタケ(肉桂茸)
2019/07/26(Fri)
   きょうは、晴れて暑くなりました(23.4~30.9℃/南南東風)。
   道端に、ニッケイタケ(サルノコシカケ科オツネンタケ属)が生えていました。気付かずに過ぎるところでしたが、落葉と違えた重なる傘には、天鵞絨の輝きがありました。世界に広く分布し、日本では夏〜秋、山地の林内、林縁の裸地、崖地等の地上に発生する、小型の白色腐朽菌です。 傘は直径1~4㎝、厚さ1.5~3㎜の円形、中央は臍状に窪み、縁部は屡々深い切れ込みを持ち、比較的薄い。表面は黄褐〜黒褐色で、繊維状で絹糸状光沢を持ち、一般に環紋は明瞭。 孔口は淡褐色から褐色で、やや小型。柄は中心生の円柱形で硬い、表面は褐〜暗褐色で、ややビロード状になります。不食。青葉山では道端等に普通に見られます…
ニッケイタケ 賢渕付近から
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ヤマユリ(山百合)
2019/07/25(Thu)
  きょうは、ほぼ晴れて、蒸し暑くなりました(23.2~29.1℃/南東風)。
  道沿いに、ヤマユリ(ユリ科)が咲いていました。中々開かなかったものが一気に咲き出して、今ではそこら中に大花が揺れて、むんむんとした強烈な香り充満していました。日本固有種で、本州の東北~近畿の山地の林縁や草地に生育する、草丈1-1.5mの多年草です。茎は地下の鱗茎から出て、長さ10-15cmの披針形で短柄のある葉を付けます。7-8月、茎先に20㎝近い大きな花を1-10個程咲かせます。花は茎に対して横向きに開き、花被片は白く中央に黄色い筋が入り、赤褐色の斑点が多数あり、強い芳香があります。発芽から開花までには少なくとも5年以上かかり、又株が古い程多くの花を付けます。青葉山では林内外に見られます・・・
lヤマユリ 日没後
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オカモノアラガイ(陸物洗貝)
2019/07/24(Wed)
     きょうは、晴れて暑くなり、晩方には雨が降りました(21.0~28.5℃/南南東風)。
    道沿いの草叢に、オカモノアラガイ(オカモノアラガイ科)がいました。久し振りの暑気と夕立の気配に誘われてか、気が付けば、宝貝にも見える珠が、あちこちでキラキラしていました。北海道〜関東の山野の水辺付近にのみ生息する、殻高22-25㎜の陸生巻貝です。 蝸牛の仲間で、成虫は4-11月に出現し、主に朽木、落葉等の腐植物や虫の死骸等を餌にしている掃除屋で、 幼虫は陸生ホタル類の餌ともなっています。名は、水生巻貝のモノアラガイ(モノアラガイ科/水生・苔食で「水槽等を綺麗にする貝」)と貝殻の形状が似ている事に由来しますが、分類の異なる全くの別種です。尚、この仲間の貝殻は全て実巻きです。 青葉山では、草叢等に普通に見られます…
オカモノアラガイ 崖の山百合
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キミズゴケノハナ(黄水苔花)
2019/07/23(Tue)
  きょうは、雨が降ったり止んだりでした(20.2~22.3℃/南東風)。 
道端の苔上に、キミズゴケノハナ(ヌメリガサ科アカヤマタケ属)が生えていました。ミズゴケニハナにも似ていますが、名の通り黄色っぽくて、大地に打ち込まれた黄金の釘にも見えました。主に夏、全国の山野のミズゴケ等の蘚類上に発生する、傘径0.5~2.3㎝の小型菌です。傘は低い饅頭形で、中央は屡々やや凹み、黄~橙黄色で微細鱗片が全面に付き、黒味を帯びません。柄は長さ3~11.5㎝、幅1.5~3㎜で、黄~橙色。襞は疎、アーチ状に垂生し、淡黄色。ザラツキキヤマタケの品種と分類されています。食毒不明。良く似たミズゴケニハナは普通、鮮赤~朱赤色です・・・
キミズゴケノハナ 水墨世界
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カナブン(金蚊)
2019/07/22(Mon)
   きょうは、曇り霧雨になりました(18.9~21.8℃/南南東風)。 
   樹液の木に、カナブン(コガネムシ科)がいました。幹周り中に、蝶の他、アオカナブンやクロカンブンもいましたが、何より多かったのはこの赤銅色の”アカカナブン”でした。本州~九州の他、朝鮮、中国等の、山地〜低地の雑木林内や周辺に広く生息する体長22-30㎜の黄金虫の仲間です。 成虫は6-8月に出現し、やや緑がかった銅色で、四角い頭部を持ち、緑〜銅色と個体による色彩変化があります。日中活発に活動し、コナラ、クヌギ、シラカシ、ヤナギ等広葉樹の樹液を餌にし、前翅を開かず後翅だけで飛ぶのも特徴で、林周辺を飛び回り、灯火にもやって来ます。成虫は一夏の一ヶ月程しか活動しません。幼虫は広葉樹の腐植物を食べ、枯木や倒木、林床の小枝や落葉の堆積物の中等で育ちます。青葉山では、樹液の木で普通に見られます・・・
樹液の木 木間から見えたt枯松
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ヤブカンゾウ(薮萓草)
2019/07/21(Sun)
  きょうは、曇り時々小雨や霧雨が降りました(19.8~21.2℃/南東風)。
  土手に、ヤブカンゾウ(ワスレグサ科)が咲いていました。雨の下、真紅の花が雫を纏って、磯に戯る蟹か蝦の様に見えました。有史以前渡来の中国原産とも言われ、日本では北海道~九州の日当たりの良い草地等に生育する、草丈50-100cmの多年草です。葉は根生し、長さ40-60cm幅3㎝前後の広線形。3倍体の為結実せず、根が紡錘状に膨らみ匍匐茎を出して増えます。茎上部で分枝し、7-8月、茎頂に橙赤色の花を数個付けます。花は径8-10㎝で、花筒は長さ約2㎝。花披片は6個ですが雄蘂と雌蘂の一部又は全部が花弁化して八重咲きになります。青葉山では、土手等に普通に見られます・・・
ヤブカンゾウ 鏡池
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シロオオハラタケ(白大原茸)
2019/07/20(Sat)
  きょうは、曇り後雨になりました(20.8~26.9℃/南東風)。
  道沿いに、シロオオハラタケ(ハラタケ科)が生えていました。若くて、傘は開いたばかり、襞も朱鷺色、瑞々しくて貴公子の様な雰囲気でした。欧州や北米に広く分布し、日本では夏~秋、全国の林内の草地や牧草地、畑地、芝生等の地上に発生します。傘の径は8-20cmで、表面は平滑で白~淡黄色、触ると黄変します。傘の縁には良く鍔の破片が付着します。襞は極めて密で隔生し、初めは白く、次第に灰紫~黒褐色に変わります。柄はほぼ白く、根元はやや太く、中空。上部に白く膜質の鍔があります。若いうちは食。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
シロオオハラタケ 暗い道
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ムラサキナギナタタケ(紫薙刀茸)
2019/07/19(Fri)
   きょうは、曇り後晴れて、蒸し暑くなりました(21.0~29.1℃/北東風)
   道端の苔上に、ムラサキナギナタタケ(シロソウメンタケ科又はホウキタケ科)が生えていました。浅紫の箒状の束が立ち上がり、緑海に漂う海藻か異界植物を思わせました。北半球に広く分布し、日本では夏~秋に、全国の松林等針葉樹林の地上に束生又は群生する、 長さは2~12cm、太さ0.2~0.5cmのソウメンタケの仲間です。形状は細長く、切口の断面は円~楕円形で、表面は淡紫~灰色がかった紫褐色です。表面の質感は滑らかで縦に浅い溝が入ります。内部は空洞で壊れやすく脆いのも特徴です。食用。青葉山では、展望台等に見られます…
ムラサキナギナタタケ 夕焼こ焼け
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ヒダリマキマイマイ(左巻蝸牛)
2019/07/18(Thu)
   きょうは、曇り後雨が降りました(19.1~23.4℃/南東風)。
   道端の叢に、ヒダリマキマイマイ(オナジマイマイ科)がいました。梅雨に相応しく、重そうに葉を揺らして、只管這い上ろうとしていました。本州の東北~中部と周辺島嶼の山野に生育する、カタツムリの一種です。成貝は殻高33mm・殻径50mm程のやや高い円錐形の黄褐~褐色で、名前通りに左巻きなのが特徴です。軟体の背面は黒や黄褐色の斑点が点在します。半樹上性で湿った場所を好み、森林や草原など比較的幅広い環境に生息します。枯葉やキノコ、藻類等を食べますが、成体はあまり分っていません。雌雄同体で、主に7-9月、交尾で他個体と精莢を交換した後に産卵します。普通1回30-40個程で、30-40日で孵化しますが、秋に産卵された卵はそのまま越冬し翌春に孵化します。青葉山では、林内に普通に見られます・・・
ヒダリマキマイマイ 三の丸
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ミドリカミキリ(緑髪切)
2019/07/17(Wed)
 きょうは、曇り時々晴れました(19.3~25.6℃/南東風)。
 道沿いのノリウツギに、ミドリカミキリ(カミキリムシ科) がいました。花に飽いたのか、翠玉を思わせる美身を佇ませ、葉上で只管じっとしていました。朝鮮、中国、サハリン、クリル等にも分布し、日本では北海道~九州の山地〜平地に生息する、体長15-21mmの中型のカミキリムシです。成虫は5-8月に出現し上翅は緑〜青緑の金属光沢を持ち、細長く脚が長く、特に後脚か非常に長く、腿節が翅端を超える程です。胸部側面には突起を持ち。赤みを帯びた個体もいます。雑木林や林道の開けた場所等で、ノリウツギ、クリ、ミズキ、コゴメウツギ、ガマズミ、ウツギ、セリ科の花等に飛来する他、クリ、コナラ、ミズナラ、クヌギ等の伐採木にも集まります・・・
ミドリカミキリ 海に沈む雲海

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
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『杜の都 青葉山は今! 展示会』無事閉幕
2019/07/16(Tue)
  『杜の都 青葉山は今! 展示会」が、無事閉幕しました! 梅雨時で雨がちの日も多く、全体に来場者は少なめでしたが、それでも一週間で延べ2,000名程の方にいらして頂き、様々な励ましやご批判も頂き、「ぜひ活動に参加したい!」「観察会に行きたい」「会員になりたい」等の声も数多くありました。搬入や搬出作業、日々の当番等には、延べ40名の会員他が参加し、来場者の応対にも当たりました。会場で配布した青葉山地図は瞬くうちに無くなり、とても好評でした(現在、「青葉山自然観察ガイドブック」をDVD(希少種たちの叫び)とこの地図を付けて、金港堂、みやぎNPOブラザ、ジュンク堂仙台駅前店で発売中!(1000円))。
 会期を通して、仙台市民の宝、青葉山の自然の素晴らしさ、豊かさ、貴重さと開発による危うさと保護の大切さ、私達の活動の意味も多くの方々に知ってもらう機会となりました。会場を貸して頂いた東北電力グリーンプラザの皆さん、お手伝い頂いた方々、そして会場にお越し頂いた皆さん、本当にありがとうございました!!!
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ツチアケビ(土通、土木通、土通草)
2019/07/16(Tue)
  きょうは、霧雨や小雨が降ったり止んだりでした(18.7~21.6℃/東北東風)。
  林縁に、ツチアケビ(ラン科)が咲いていました。藪影を覗くとほんの数本ですが、真鋳の燭台の様な不思議な花が、雨に濡れながら炎を点していました。北海道~九州の森林内に生育する、高さ50-100㎝の蘭の仲間です。日本固有種。光合成を行う葉を持たない腐生植物で、ナラタケとラン菌根を形成し、養分の全てをこの共生菌に依存しています。初夏に鱗片葉が殆どない黄色い花茎を伸ばし、四方に複総状花序枝を出して、枝先に黄褐色で3㎝程の花を咲かせます。秋に、長さ10cm程の、楕円形で多肉質の赤い液果を熟します。民間では土通草と呼ばれる強精薬ともされますが、薬用効果は不明の様です。青葉山では、林内の所々に見られます・・・
ツチアケビ 雨霞
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マメコガネ(豆黄金)
2019/07/15(Mon)
 きょうは、曇り時々晴れました(19.5~24,7℃/南西風)。
 藪の葉上に、マメコガネ(コガネムシ科スジコガネ亜科()がいました。害虫として嫌がられますが、美しく何処にでもいて捕り易い、馴染みの黄金虫で、雌雄揃うと一層輝いて見えました。北海道〜九州の、山野の林縁や藪地等に生息する、体長9-13㎜のコガネムシの仲間です。成虫は 5-10月に出現し、胸部が緑で、前翅が茶~緑色、マメ科植物やブドウ類、ヤナギ類、クヌギ等、様々な植物に群れて花や葉を食べます。都市郊外や人家周辺でも普通に見られ、作物等を食い荒らす害虫として嫌われ、アメリカでは、移入以来「ジャパニーズビートル」と呼ばれ恐れられています。幼虫も、他のコガネムシ類同様に地中で植物の根を食べ、成虫同様に害虫として嫌われます。青葉山では、藪等に普通に見られます…
マメコガネ 中ノ瀬橋から
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七月観(視)察会
2019/07/15(Mon)
きょうは、梅雨に相応しい雨降りの観察会になりました(20.0~23.0℃/東風)。
  降り頻る雨の下、参加は流石に少数でしたが、開催中の、「杜の都 青葉山は今!」展示会の紹介や、チラシやコースの説明等があった後早速の出発です。リョウブやオオハンゴンソウ等観ながら進むと、道沿いに無数に紫や白の、蛍袋が咲き群れています。良く見ればホタルブクロとヤマホタルブクロがあり、その違い等確かめつつ、膨らむツノハシバミ、アケボノアセビの曙色の若葉、オチバタケ、ヌメリイグチ、シロハツ等、あちこちに顔を出すきのこ達等観察します。トチノキやウワミズザクラの実、ムラサキシキブ、オオバジャノヒゲ、オカトラノオ、ネズミモチ等の花も雨に濡れ、瑞々しく光っています。藪中のツチアケビ、植栽のアジサイ等観察しつつ緑滴る森に入ると、ハエドクソウがひっそりと佇み、ピンクのママコナが咲き残り、ノリウツギがクリスタルの輝きを放っていました。乾いた砂地にいたアリジゴクや、鮮やか過ぎるネジハナも印象的でした・・・
ホタルブクロ2種を見比べ 大小キノコの道 ベニイグチ ママコナ
 花では他に、キカラスウリ、キツネノボタン、ウマノミツバ、クマノミズキ、ヒメジョオン、ヒヨドリバナ、エゾアジサイ、ハキダメギク、アカメガシワ、アカネ等が見られました。果実では他に、エゴノキ、ヤマグワ、ミヤマガマズミ等が生っていました。キノコでは、苔に点々と生えていたシバフタケ、切株にあったフサヒメホウキタケ、真赤なベニイグチ、ドクベニタケ、ホコリタケ等が見られました。野鳥では、一時遠くからキビタキやオオルリの囀りが聞かれ、他にカワラヒワ、スズメ、ツバメ等が確認されました。動物では、蛙の子供が道に跳ね、昆虫では、雌雄のカノコガ、ガムテープまで使って作った蓑虫等に出会いました。きょうは生憎の雨で、予定したコースも時間も短縮になりましたが、新鮮な発見も多く、前々回の5月に続いて案内役をお願いした叶さんの、写真やクイズ等使ったお話の数々に、楽しく有意義な一時となりました・・・
来月(8/11)は会としてはお休みですが、調査・確認を主に歩く予定です。放射光施設の建設が始まり、生態系の分断も一層進んでいますが、自然環境の小さな変化も見逃さず、観(視)察を続けていきたいものです・・・
叶さんの楽しいお話 蟻地獄 雨中撮影 ネジバナ

杜の都 青葉山は今!」展示会…7/9(火)〜7/15(月-祝) 東北電力グリーンプラザにて開催中! 明日の15日(月・祝)16時!までです。仙台の宝、青葉山の素晴らしい自然、生きもの達がお待ちしています、ぜひ、お立ち寄りください…

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
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ノリウツギ(糊空木)
2019/07/13(Sat)
  きょうは晴れ時々曇って、暑いくらいでした(19.2~27.7℃/南東風)。 
  道沿いのノリウツギ(アジサイ科)に、花が咲いていました。咲き始めた両性花が宝飾の様に光り、近寄れば、仄かな芳香が漂いました。北海道~九州の他、中国、朝鮮、サハリン、クリル等の山地の林縁等に生育する、樹高2-5m程の落葉低木です。葉は、対生し葉柄があり、卵~楕円形で、鋸歯状。7-9月、枝先に白く小さな両性花を円錐状に多数付け、その間に花弁4枚の装飾花が混ざります。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ノリウツギ 暑いくらいの晴れ間
 明日、7/14(日)は観(視)察会。花が少なめの時季ですが、ホタルブクロやヤマホタルブクロ、オカトラノオ、ムラサキシキブ、リョウブ、バイカツツジ、クマノミズキ、ギンリョウソウ等が咲き、ホトトギス、キビタキ、オオルリ、ウグイスも良く鳴いています。池や花、樹液の木には虫達が集まり、ニガイチゴやコウスノキ等の実が生り、キノコも色々出ていますよ・・・

杜の都 青葉山は今!」展示会…7/9(火)〜7/15(月-祝) 東北電力グリーンプラザにて開催中! 15日(月・祝)までです。仙台の宝、青葉山の素晴らしい自然、生きもの達がお待ちしています、ぜひ、お立ち寄りください…

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
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ドウガネブイブイ(銅金蚊蚊)
2019/07/12(Fri)
 きょうは、雨後曇りました((17.6~21.0℃/南風)。
 笹の葉に、ドウガネブイブイ(コガネムシ科)がいました。雨に濡れて、体中に宝石を乗せながらじっとしていましたが、間もなく真夏になれば、あちこちでブイブイ言いながら飛び回ります。北海道~九州の他、朝鮮、中国東北部等の、山地〜平地の広葉樹林等に生息する、体長17-25㎜程の草食昆虫です。成虫は6-8月に出現し、体色は全身暗銅色で、鞘翅には長毛が生えます。市街地近くの灯火にも良く集まります。成虫は広葉樹の葉を食べ、葡萄や梅の葉を食害する虫としても知られています。幼虫も、地中で植物の根を食べます。名は、銅金(=銅)色で、羽音がブイブイ(=ブンブン/関西方言とも)言う事に因ります青葉山では、夏に川沿い等で良く見られます・・・
ドウガネブイブイ カワウのいる川
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バイカツツジ(梅花躑躅)
2019/07/11(Thu)
   きょうは、曇り時々晴れました(16.0~.21.6℃/東南東風)。
    道沿いに、バイカツツジ(ツツジ科)が咲いていました。普通に歩いていては全く気付かない、葉隠れの下向きの花は、屈んで覗くと、紅い雀斑がはにかむ様でした。北海道南部~九州の山地の林内に生育する、高さ1-2m程の落葉低木です。枝は良く分岐し、葉は互生して枝先に輪生状に集まります。葉身は楕円~広楕円形で、葉の表面には毛が散生し、裏面は葉脈に沿って腺毛があります。6-7月、新葉の下に2cm程の花を1~数個横向きに咲かせます。冬芽は長楕円形で頂生側芽が多く、芽鱗は艶があり、蒴果は、5㎜程の球形で腺毛があり、熟すと5裂して種子を出します。 青葉山では普通に見られますが、全国的に減少しています・・・
バイカツツジ 死と再生
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ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)♀夏型
2019/07/10(Wed)
  きょうは、曇り後晴れました(16.8~22.1℃/南東風)。
  沢に、ルリシジミ(シジミチョウ科)がいました。と言っても、少し地味な夏型の雌で、灰地に白斑がとても粋な風情でした。ユーラシアと北アフリカに分布し、日本では北海道~沖縄の山地~低地の明るい草地等に生息。前翅長12-19mmで、雄の翅の表面は名の通りの瑠璃色、雌は外縁部が黒褐色、裏面は白地に黒い斑点がある。年3-4回、3-11月に現れ、成虫は地面で吸水したり、花で吸蜜する事が多い。幼虫はマメ科、バラ科、タデ科、ミカン科等の、主に花や蕾、実を食べ、蛹で越冬。 似ているヤマトシジミやツバメシジミと比べるとかなり大きく目立ちます。青葉山では、林縁の草地等で普通に見られます・・・
ルリシジミ 沢
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『杜の都 青葉山は今! 展示会』開幕!
2019/07/09(Tue)
『杜の都 青葉山は今! 展示会」がきょう、開幕しました! 写真が主ですが、絵画や書(和歌)等もあります。仙台の宝、青葉山の素晴らしい自然、奇跡の生きもの達がお待ちしています、ぜひ、お立ち寄りください…
杜の都 青葉山は今!」展示会…7/9(火)〜7/15(月-祝) 東北電力グリーンプラザにて開催!
展示会
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イヌゴマ(犬胡麻)
2019/07/09(Tue)
  きょうも、一日曇りでした(17.0~19.0℃/南東風)。
  道端に、イヌゴマ(シソ科)が咲いていました。こんな所に何故と思いつつ、紫蘇と言うより蘭を思わせる大きな花に、うっとりしました。北海道〜九州の山野の湿性地に生育する、高さ40~70㎝の多年草です。白く細長い地下茎を持ち、茎は方形で逆向きの刺があり、葉は対生し短柄で、長さ4~8㎝、幅1~2㎝。夏、茎先に花穂を作り、淡紅紫色で唇形の花を咲かせます。下唇は3裂し紅色斑があります。分果がゴマに似ますが、役に立たないのが名の由来です。別名はチョロギダマシ。変種のケナシイヌゴマは毛や刺がなく、中国〜九州に分布し、エゾイヌゴマは開出毛が多く、サハリン〜本州中部に分布します・・・
イヌゴマ 沼
杜の都 青葉山は今!」展示会…7/9(火)〜7/15(月-祝) 東北電力グリーンプラザにて開催! きょう、開幕しました! 仙台の宝、青葉山の素晴らしい自然、生きもの達がお待ちしています、ぜひ、お立ち寄りください…

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

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希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
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ウツボグサ(靫草) 
2019/07/08(Mon)
  きょうは、一日曇りました(16.3~19.4℃/北北東風)。
  道沿いの叢に、ウツボグサ(シソ科)が咲いていました。他の草々に埋もれていましたが、掻き分ければ点々と、紫水晶を思わせる煌きがありました。朝鮮、中国等東アジアに広く分布し、日本では全国の日当たりの良い山際の草地等に生育する茎丈10-30cmの多年草です。茎は四角く、葉は対生し、長さ2-5㎝の長楕円状披針形で、少数の低鋸歯があります。6-8月、茎先に長さ3-8cmの花穂を作り、長さ1.5-2cmの紫色の唇形花を密に付けます。下唇は3裂し、中央裂片には歯牙があり、苞は扁心形で縁に毛があります。萼は長さ7-10mmで、上唇は先が切形で低い3歯があり、下唇は2裂します。果実は4分果で、長さ約1.6mm。花後は走出枝を出して増殖します。青葉山では、明るい道端や草原に見られます・・・
ウツボグサ 帰り道はこわかった
杜の都 青葉山は今!」展示会…7/9(火)〜7/15(月-祝) 東北電力グリーンプラザにて開催! 明日開催です! ぜひ、ご覧ください…

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クマノミズキ(熊野水木)
2019/07/07(Sun)
  きょうは、一日曇りでした(17.0~20.7.℃/北東風)。
  道沿いのクマノミズキ(ミズキ科)に、花が咲いていました。梅雨時に相応しい、象牙色の花群れが、花蜂達を呼び寄せながら、遠目からも匂い立つ様でした。本州~九州の他。朝鮮、中国、ヒマラヤ等の山地の谷沿い等に生育する、樹高8-12mの落葉高木です。葉は卵~楕円形で、先は長い鋭尖頭で基部は楔形で全縁。葉身は長さ6-16cm、幅3-7cmで、裏面はやや粉白色で、長さ1-3cmの葉柄があって対生します。6-7月、新枝の先に多数の白色4弁花から成る径8-14cmの散房花序を付けます。10月頃、径5mm程の球形で紫黒色の核果を熟します。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・
クマノミズキ 空飛ぶ者たち
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ハエドクソウ(蠅毒草)
2019/07/06(Sat)
  きょうは、雨後曇りました(18.4~22.2℃/東北東風)。
   道端に、ハエドクソウ(ハエドクソウ科)が咲き始めていました。一見地味だけど、この花に出会うと何かドキドキして、写真もろくに撮れないけれど、小さな艶花にときめきます。北海道~九州の他、朝鮮、中国、東シベリア、ヒマラヤ等の、山地の少し暗い林床に生育する、高さ30-70㎝の多年草です。葉は長さ7-10㎝、幅4-7㎝で質は薄く、荒い鋸歯のある広卵~楕円形。基部は切~心形で、対生します。根は髭状で、茎は直立します。7-8月、枝先に穂状花序を出し、白~淡紅色を帯びる長さ約8mmの唇形花を下から順に咲かせます。果実は蒴果で、萼には3個の刺があります。有毒植物で、名も、別名のハエトリソウも、根の絞り汁から蠅捕り紙を作った事に由来します。世界に一科一属一種のみ。青葉山では、林内に普通に見られます・・・
ハエドクソウ 展望台
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クモキリソウ(雲切草)
2019/07/05(Fri)
   きょうは、曇り時々晴れました(18.5~.23.7℃/南風)。
    道沿いに、クモキリソウ(ラン科)が咲いていました。倒木の陰からも頭の見える、麒麟の様な背高の花で、近寄ると、その周りに幾つもの花茎が立っていました。北海道~九州の他、朝鮮、クリル等の、山地の薄暗く少し湿った広葉樹林内に生育する、花茎10-20cmの多年草です。長さ5-12㎝で広卵形の葉が根元から2枚出て、縁が細かく波打ち、葉脈の網目がはっきりしないのが特徴です。6-7月に、長さ5cm程の花序に5-15個の淡緑色の花を穂状に付け、萼片、側花弁共に8mm程の細い管状で、幅広い唇弁は反り返ります。全国的に減少していますが、青葉山では、林下に比較的普通に見られます・・・
クモキリソウ 晩方の薄日
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オカトラノオ(丘虎の尾)
2019/07/04(Thu)
  きょうは、雨後上がって、晴間も出ました(18.5~23.6℃/北北西風)。
  森の草原に、オカトラノオ(サクラソウ科)が咲いていました。雨上がり、白い花穂が波の様に揺れて、爽やかな風が山際に渡って行きました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山野の日当たりの良い草原等に生育する、高さ50-100cmの多年草です。茎は立ち上がり、地下茎を伸ばして群生します。長楕円形で全縁の葉は茎に互生し、葉柄があります。6-7月に、茎先に白い小花を総状に付け、下方から開花して行きます。花冠は径1㎝程で、深く5裂します。青葉山では、林縁等のあちこちに普通に見られます・・・
オカトラノオ 三線雲
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