fc2ブログ
>
トサカゴケ(鶏冠苔)
2021/01/31(Sun)
  きょうは、朝までに雪が数㎝積り、日中は晴れました(-2.7~3.8℃/西風)。
  道沿いの倒枯木に、トサカゴケ(ウロコゴケ科トサカゴケ属)と思われる苔が生えていました。一面に網目状に張り付いていて、白雪に緑模様がとても映えていました。北海道~九州の落葉樹林内の朽木上等に生育し、茎は這い、長さ1~2㎝。仮根は腹葉の基部から出て、葉は重なり、広く開出し、多形、茎の基部のものは方形で、切頭で2歯が有り、上部のものは舌形で歯はありません。腹葉は離在、幅は茎とほぼ同じ、2/3まで2裂し、裂片は披針形。雌雄同株。雌花は茎に頂生し、苞葉は葉に似て大きく。腹苞葉も大きく1/2まで2裂します。花被は三角柱状。雄花は雌花直下にあり、苞葉は3-4対。ヒメトサカゴケがに良く似ますが。こちらは葉縁に無性芽を多数付けます。青葉山では、倒木等に良く見られます・・・
トサカゴケ 薄暮雪
スポンサーサイト



この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
メジロ(目白)
2021/01/30(Sat)
  きょうは、朝までに雪が数㎝積り、後曇り時々晴れて雪が間断なく舞い、一時又うっすら積もりました(-2.3~1.9℃/北西風)。
  道沿いで、メジロ(メジロ科)に会いました。近くにいたので、目白色ならぬ鶯色の鮮やかな羽も、名通りの白縁のパッチリ眼も、案外鋭い嘴も….しっかり見る事ができました。東~東南アジアに広く分布し、日本では北海道中部以南の山地~低地に、留鳥(又は漂鳥)として生息します。全長約12㎝、翼開長約18㎝。雌雄同色。上面はオリーブがかった緑色で、翼と尾はやや暗色。下面は白く、喉はや下尾筒は黄色く、脇は褐色味を帯びます。目の周りの白い輪が特徴で、名の由来にもなっています。雑食ですが、花蜜や果汁を好み、夫婦愛が強く、留鳥では一年中番いでいる者も多いのですが、冬にはカラ類と混群を作ったりもします。青葉山では、一年中普通に観察できます・・・
メジロ 雪のお城山
柔らかく
この記事のURL | 野鳥 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ヒドリガモ (緋鳥鴨)♂
2021/01/29(Fri)
   きょうは、朝まで湿雪が降り続いてうっすら積もり、日中は晴れたり曇ったりで時々吹雪になり、夜にまたうっすら積もりました。(-0.5~4.1℃/西北西風)。
   川に、ヒドリガモ (カモ科)の雄がいました。普通下流の方に多いのですが、最近は山沿いの淵等にもちらほら見られ、黄冠付きの緋色頭を潜らせて(♂)、水草等を食べていました。ユーラシアの寒帯域やアイスランドで繁殖し、ヨーロッパ、アフリカ北部、インド北部、中国南部、朝鮮等に渡り越冬し、日本では全国の湖沼、河川、河口、海岸等に渡来します。体長は49cm程で、雄成鳥は額~頭頂がクリーム色で、顔~頸が茶褐色、胸は薄茶色、体上面は灰色で黒い細斑が密にあり、下尾筒は黒。雌は全体に褐色です。雌雄共嘴は青灰色で、先が黒く、体の下面は白。水面に浮かぶ植物性の葉や根茎、種子等を採食し、岸に上がって陸上の植物も食べます。 雄はピュー、ピューと甲高い声で、雌はガァー、ガァーと鳴きます。青葉山周辺では、広瀬川等で時折見かけます・・・
ヒドリガモ 藪から見る夜景
この記事のURL | 野鳥 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
アカマツ(赤松)の冬芽
2021/01/28(Thu)
  きょうは、晴れ後曇って、晩方から雪が降り出しました(0.4~3.4℃/北風)。
  道沿いのアカマツ(マツ科)に、冬芽がありました。暖かそうな赤い毛槍状で、妖怪の槍毛長の趣もありました。本州~九州・屋久島の他(北海道にも植林)、朝鮮、中国東北地方等の、山野の乾燥した尾根~湿地にまで生育する、高さ25m、直径1.2m程の常緑高木です。樹皮は赤褐色で新枝は黄褐色。葉は2葉性で、長さ7-12㎝、横断面は半円形で幅0.7-1.2㎜。雌雄同株。典型的な先駆植物であり、多いのは温暖地ですが、クロマツに比して寒地にも分布し、クロマツが主に海岸部に生育するのに対して、アカマツは内陸部で多く見られます(只、松島の松の大部分はアカマツ)。4-5月に、新条下部に多数の淡黄色の雄花を、続いて上部に2-3個の紫色の雌花を付けます。球果は長さ4-5㎝の卵形。冬芽はヤニに包まれ、鱗片は赤褐色。青葉山では、尾根筋等に広く見られますが、松枯病で減少し、その対策工事に因り、周辺林床が広く破壊されています・・・
アカマツの新芽 北斜面
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ウメ(梅)
2021/01/27(Wed)
   きょうは、朝まで雨で、日中は曇り後晴れました(5.0~8.7℃/北北西風)。
   森の外れで、ウメ(バラ科)が咲いていました。寒いと言っても、この数日急に暖かくなった所為か、既に何輪も、紅い梅が春香を放っていました(仙台での平年開花は2/27)。中国原産で、古い時代に渡来したと言われる(日本にも自生していたとの説も)、樹高5-10mの落葉高木です。卵形の葉は互生して先が尖り、周囲が鋸歯状。2-4月、葉に先立ち1-3㎝程の花を咲かせます。花弁は5枚で、色は白~薄紅~赤。果実は2-3㎝の核果で、6月頃に黄色く熟します。青葉山周辺では、各所に植栽されています・・・
紅梅. 夕焼け
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
クワコ(桑蚕・桑子)の繭
2021/01/26(Tue)
   きょうは、晴れ後曇りました(-0.1~8.5℃/北西風)。
  道沿いのヤマグワに、クワコ(カイコガ科)の繭が付いていました。未だ枯葉に囲まれていましたが、風に揺れる度、絹毛の珠が霜柱の様に煌きました。北海道~九州の他、中国、朝鮮等の山野に生息する、開張♂約33㎜、♀約44㎜の蛾です。成虫は6-9月に出現し、茶色く、ブ~ンと蜂の様な羽音を立てて良く飛びます。成虫時に餌は摂らず、アゲハの幼虫に似た目玉模様がある幼虫はクワ、ヤマグワの葉を食べます。 クワゴとも呼ばれ、中国で飼育改良されたカイコの野生種とされます。カイコの「家蚕」に対して、ヤママユ、ウスタビガ等と共に「野蚕」と呼ばれます。青葉山では、ヤマグワの木に普通に見られます・・・
クワコの繭 峠の藪から
この記事のURL | 昆虫 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
オオイタドリ(大虎杖、大痛取)の果実
2021/01/25(Mon)
  きょうは、良く晴れて暖かくなりました(-0.6~12.9℃/北風)。
  道沿いのオオイタドリ(タデ科)に、果実が残っていました。見事な程の房になっていて、西日を浴びて、より朱く染まっていました。良く似たイタドリより北方系種で、北海道~本州中部の山野に生育する、高さ1-3m(大きいものでは4-5m)の多年草です。葉は長~広卵形で、長さ15-30㎝、幅10-25㎝で、基部は心形で先が尖り、裏面は粉白色を帯びます。葉の両面の脈状に短毛があります。7-9月、茎先や葉腋から立ち上がる花序に、白い小花を多数密に付けます。雌雄異株で、雌花は下向きに穂状に垂れ、雄花は上向きに立ちます。秋に熟す痩果は、種子に3枚の翼があり、風によって散布されます。根が網目状に張って土砂を押えるので、崖崩れ防止等に役立ちます。名は、イタドリより大型である事に由来します。青葉山では、崩壊地や河原の土手等に普通に見られます・・・
オオイタドリの果実 夕陽
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
カシラダカ(頭高)
2021/01/24(Sun)
  きょうは、一日曇りました(1.7~4.9℃/西北西風)。
  森の道端に、カシラダカ(ホオジロ科)がいました。10羽程の群れが採食していましたが、知らずに近寄ると、周囲の木々に飛び上がり、きょろきょろした後何処かに飛んで行きました。ユーラシア大陸北部とアリューシャンで繁殖し、冬は中国東部や中央アジアで越冬します。日本では冬鳥として、九州以北の山地~平地の明るい林や林縁、草地等に渡来します。体長15cm程で、雌雄共後頭部に冠羽があるのが特徴です。雄の夏羽は、頭部が黒く目の上~後頭部に白い側頭線があり、体の下面は白く、上面は茶色で黒い縦斑があります。雄の冬羽と雌は、頭部と体の上面が淡褐色になりますが、雄の耳羽周辺は黒褐色。地鳴きはチッと、か細く鳴きます。青葉山では、秋~早春に群れで生活し、草原等で良く見かけます・・・
カシラダカ 斑雪残る藪-命の営みが見えました
この記事のURL | 野鳥 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
アオサギ(蒼鷺、青鷺)
2021/01/23(Sat)
  きょうは、大体曇りました(0.2~6.0℃/北北西風)。
  川沿いの枯木に、アオサギ(サギ科)がいました。木々の間から覗けましたが、夕暮れ時にひっそりと、ここで一夜を明かすのかな?と思いました。アフリカ~ユーラシアに広く分布し、日本では夏鳥又は留鳥の、国内最大の鷺です。体長約90cm、翼開長約1.8m、体重約2kg。上面は青みがかった灰色の羽毛で被われ、淡灰色の2は黒く、雨覆は灰色です。頭部は白い羽毛で覆われ、眼上部~後頭には黒い眉斑があり、そのまま後ろに黒い冠羽が伸びます。虹彩は黄色。池川等の水辺で、魚、蛙、昆虫、甲殻類等を捕食し、稀に小鳥や鼠等も捕えます。繁殖期にはコロニーを作りますが、一番いのみで営巣する事もあります。青葉山周辺では、年中見られる留鳥です・・・
アオサギ 川岸の斑雪
この記事のURL | 野鳥 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ベニマシコ(紅猿子)
2021/01/22(Fri)
  きょうは、曇り時々晴れて、とても暖かくなりました(0.5~11.5℃/西北西風)。 
  林縁の道沿いに、ベニマシコ(アトリ科)がいました。紅を差した雄でしたが、イノコヅチに止まって、夢中で草の実を食べていました。シベリア南部、中国東北等に分布し、日本では下北半島以北で繁殖し、冬は全国の落葉樹林のやや水辺の芦原等で過します。全長約15cmで翼長6-7cm、体重14-16g。嘴は短く尾は長く、翼に2本の白帯があり、雄は胸と腹が紅く喉は銀色で、雌は胸と腹が黄褐色。雌雄共夏羽は濃く、冬羽は薄くなります。雑食性で、昆虫、果実、種子、木芽等を採食します。青葉山周辺では、秋~春に普通に見られます・・・
ベニマシコ. 笹薮を覆う雪
この記事のURL | 野鳥 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ヤマドリ(山鳥)の足跡
2021/01/21(Thu)
  きょうは、良く晴れて、暖かくなりました(-2.5~9.0℃/南西風)。
  道沿いの雪上に、ヤマドリ(キジ科)の足跡がありました。雌と雄となのか?、同じ所をくるくる回って、じゃれ合っている様にも見えました。日本固有種で、本州~九州に分布し、本亜種ヤマドリの他、コシジロヤマドリ、シコクヤマドリ、アカヤマドリ、ウスアカヤマドリの5亜種があります。本亜種ヤマドリは、全長雄125cm、雌55cmで、雄は全身が赤褐色で尾は1m程にもなり、灰白色で黒と赤褐色の横帯があり、眼の周囲は赤い皮膚が裸出します。雌は赤味は薄く、尾は短。食性は植物食傾向の強い雑食。一夫多妻とされてきましたが、最近一夫一妻であることが判明。鳴くのは稀ですが、雄は翼を打ち鳴らして(幌打ち)求愛します。青葉山では、谷筋等の藪地で一年中普通に見られ、母衣打ちの音も良く聞かれます・・・
ヤマドリの足跡 船形山

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、そ、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、金港堂本店、宮城NPOプラザ(榴ヶ岡)等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
  環境ブログランキング ブログ王 
 
この記事のURL | 野鳥 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ソシンロウバイ(素心蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅)
2021/01/20(Wed)
   きょうは、晴れ時々曇って、時折風花が舞いました(-3.9~3.2℃/西風)
    川の袂のソシンロウバイ(ロウバイ科)が、咲き出していました。寒い日が続いていましたから、未だかなとも思いましたが、覗いてみるとちらほらと、ほんのり芳香を漂わせて、名通りの蝋細工の様な黄花を開いていました。中国原産で日本には江戸期に渡来した高さ2-4mの落葉低木です。幹は、地際から分枝して株状になります。葉は対生し、長楕円〜卵状長楕形、鋭尖頭で、基部は楔形、縁は全縁。早春、葉の出る前の枝に芳香ある黄色い花を多数付けます。花後、花托が大きくなって長卵形の偽果となり、短毛を密生し、熟すと上向きになって、中に黒い種子が5-20個入ります。種子は有毒。 栽培品種は幾つかありますが、花全体が黄色いものがこのソシンロウバイ、花の中心部が暗紫色のものがロウバイ。青葉山周辺では、公園や庭先、民家跡等に植栽されています・・・
ソシンロウバイ 不動滝.
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
イヌブナ(犬椈、犬山毛欅、犬橅)の葉
2021/01/19(Tue)
  きょうは、朝までに雪が数cm積り、後晴れましたが、時折強い風雪となりました(-2.4~2.7℃/北西風)。
  道沿いのイヌブナ(ブナ科)に、未だ葉が付いていました。白い雪を被って、茶色かった葉が、赤味を増した様に見えました。冬も葉が残るのは、所謂「枯凋性」と言われるもので、その目的は、1..冬の寒さから冬芽を守る。2..動物に冬芽を食べられない様にする。3,冬に保持して春に落葉させると葉の分解効率が高まり、栄養や塩分吸収に有利に作用する。等と言われていますが、良くは分りません。本州岩手以南~九州熊本以北の山地に生育する、高さ25m程になる落葉高木です。日本海側に少なく太平洋側に多く、主にブナより低山に分布します。樹皮は暗灰褐色で、疣状の皮目が多く、葉は互生し、卵状楕円~長楕円形で、質はやや薄く、裏面には白く長い絹毛があり、波状鋸歯があります。側脈は10-14対でブナ(7~11対)より多。雌雄同株。4-5月に、雄花は新枝の下部に頭状花序を垂れ下げ、雌花は新枝の上部に付きのす。 堅果は3陵ある円錐形で、1つの実に2個ずつ付きます。青葉山では、ブナやミズナラ、モミ等と共に極相林を形成しています・・・
イヌブナ 藪氷
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ツルデンダ(蔓連朶)
2021/01/18(Mon)
  きょうは、晴れ後曇って、晩方から雪がちらつきました(-2.9~4.3℃/南西風)。
  道沿いの岩に、ツルデンダ(ウラボシ科)が生えていました。岩間に下がる小さく端正な姿は、深山幽谷を思わせましたが、葉先を見ると、子株と繋がっていて、不思議な感じでした。中国、朝鮮、ロシア東部に分布し、日本では北海道〜九州の山地の林内の石灰岩や結晶片岩地のやや湿った岩上や斜面にに生育する常緑羊歯植物です。根茎は小さく短く、直立するか斜めに伸び、葉を束状に付け、鱗片があります。鱗片は披針形で先端は尾状に伸び、次第に幅が狭まり、茶色で縁にはやや疎に長毛があります。葉柄は長さ1-10cmで、葉身は単羽状複葉で長さ12-20cm、幅2-3.5cm、先端は長く伸びて無性芽を生じます。羽片は普通20-35対程あり、卵状楕円形で先端は鈍く尖り、基部は前側は切り落とされた形、後ろ側はくさび形で短い柄があり、紙質、縁には浅い鋸歯があります。胞子嚢群は葉の縁寄りの位置に一列に並んで生じ、包膜は円形で膜質で、長く残ります。名は、葉先が伸びて多少蔓に見える事に因り、デンダはシダ類の古名。青葉山では、岩崖等に普通に見られます…
ツルデンダ. 日没
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ベニシダ(紅羊歯)
2021/01/17(Sun)
  きょうは、曇り時々晴れました(-1.2~4.1℃/西北西風)。
  道端に、ベニシダ(オシダ科オシダ属)が生えていました。雪の為か、艶やかな葉を裏返して、赤いソーラスを見せつけていました。東アジア南部に広く分布し、日本では本州(岩手・山形以南)~九州の山地の林下や草原等に生育する、常緑羊歯植物です。長さ30-90㎝の葉は、斜上するやや太い根茎から束生し、卵形の葉身は2回羽状に分裂し、革質で表面に艶があります。名の通り、若葉は赤紫がかり、円腎形の包膜(胞子嚢群を覆う膜)も紅くなります。葉軸には細い黒色の鱗片が密生します。似ているトウゴクシダは、葉がベニシダより深く切れ込み、大形で艶も少ない様です。青葉山では、路傍等に見られます…
ベニシダ 藪の雪
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ヒカゲノカズラ (日影の蔓、日陰の蔓)
2021/01/16(Sat)
  きょうは、晴れたり曇ったりで時折小雨がぱらつき、気温が上がりました(1.4~9.0℃/西北西風)。
  林縁の道端に、ヒカゲノカズラ(ヒカゲノカズラ科)が生えていました。緑のモールの様な茎が長く這っていましたが、立ち上がると、糸杉の様な風情でした。北半球に広く分布し、日本では北海道~九州の、高山~山地の日当たりの良い裸地等に生育する蔓性の羊歯植物です。茎が地上を這い、所々から根や立ち上がる茎を出して広がり、群落を作ります。立ち上がった茎は枝分かれして、線形で先が糸状の葉を密に付け、初夏に胞子嚢を形成します。青葉山では裸地等で見られますが、そう多くはありません・・・
ヒカゲノカズラ 大手門
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
カワラヒワ(河原鶸)
2021/01/15(Fri)
  きょうは、大体晴れました(-1.4~5.6℃/北風)。
  車道沿いのヒマラヤスギに、カワラヒワ(アトリ科)がいました。10羽程の群れでしたが、枝先に止まって、コロコロコロコロ言い乍ら、暫し楽しそうにお喋りしていました。カムチャツカ~中国南部に分布し、日本ではほぼ全国の低山~低地のモリヤ市街地の候長15cm、翼開長24cm程の留鳥ですが、北部のものは冬季に暖地へ移動し、大群も観察されます。桃色の太い嘴と、黄褐色の体に翼の黄斑(初列風切と次列風切)が特徴です。雌は全体に淡色。地鳴きは、キリリ、コロロ等と聞え、囀りはチョンチョン、ジューイ等と聞えます。主に植物食で、様々な種子を採食します。青葉山では、一年中普通に見られます・・・
カワラヒワ 五色小沼
この記事のURL | 野鳥 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ツクバネ(衝羽根)の果実
2021/01/14(Thu)
   きょうは、曇り後晴れました(3.2~6.9℃/南南西風)。
   道端のツクバネ(ビャクダン科)に、実が生っていました。鳥に食べられたり落ちたりして、大分少なくなっているのですが、此処の木はまだまだ数多く、雪を背に羽根をちらつかせていました。本州~九州北部の、山地の樹林下に生育する雌雄異株で高さ1-2mの落葉低木です。半寄生植物で、根は主に杉や檜、樅等の針葉樹に寄生して養分を摂取する他、自身も光合成して養分を作ります。葉は長さ3-10cmの卵~長卵形で、先は長く尖ります。5~6月に淡緑色の小花を咲かせ、雄花は径4mm程で散房状に付き、花弁はなく、萼片と雄蕊は4個。雌花は枝先に1個のみ付き、子房先端に細長い葉状の苞が4個あります。果実は長さ7-10mmの卵円形で、その先端には花後に大きくなった苞が残ります。青葉山では、檜林下等各所に自生しています・・・
ツクバネ 斜面の浪雪
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
マヒワ(真鶸)
2021/01/13(Wed)
   きょうは、晴れ時々曇って、気温が上がりました(-2.0~7.0℃/西北西風)。
   杉の木に、マヒワ(アトリ科)がいました。20羽程の群れで、良く見ると杉の球果を突いている様で、時折雄花から花粉の煙が立ってドキッとしましたが、一斉に飛び立って旋回しながら何処かに消えました。ユーラシア大陸の亜寒帯(ヨーロッパ北部やアルプス、中国北東部やウスリー)に広く分布・繁殖し、冬はアフリカ大陸北部やヨーロッパ、中国東部、朝鮮等で越冬します。日本では数多くが越冬のため飛来し、低山~低地の針葉樹林、林縁等で過ごします。全長(翼開長)は12.5cm。雄の顔と雨覆の一部、下脇腹が黄色く、風切や尾羽は黒く、羽縁は黄白色で頭は黒く嘴は桃色。雌は雄より淡色で、脇腹には黒色の縦斑があります。尾羽と翼は黒く、羽縁は黄色。繁殖期以外は群れで生活し、ハンノキ、アカマツ、モミ、スギ等木本の果実を好み、芽等も採餌します。青葉山では、冬に杉林等で良く見られます・・・
マヒワ 雪の谷

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、そ、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、金港堂本店、宮城NPOプラザ(榴ヶ岡)等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
  環境ブログランキング ブログ王 
 
この記事のURL | 野鳥 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
オオウバユリ(大姥百合) の果実
2021/01/12(Tue)
  きょうは、昼過ぎまで雪が降り続いて10cm以上積り、後曇って時折湿り雪が舞いました(-2.9~1.0℃/北北西風)。
  沢端に、オオウバユリ(ユリ科)が生えていました。何本も立っていましたが、夫々の実に砂糖の様な雪を乗せて、大好きだったささら飴を思い出しました。北海道~本州中部以北の山地に生育する、高さ1.5~2mの多年草です。 関東以西に分布するウバユリより草丈が高く、花数が多く、寒地を適地として発達しています。葉は茎中部に集まって付き、心円形で先が尖り、長柄があります。7月下旬~8月に、花茎の先に多数の緑白色の花を10~20個横向きに咲かせ、 花被片は6個。 朔果は長さ約5cmの卵円形で直立します。青葉山では、湿った林下等に普通に見られます…
オオウバユリ 降り始めの朝
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ヤママユ(山繭)の繭
2021/01/11(Mon)
  きょうは、晴れ時々曇りました(-4.3~4.3℃/北西風)。
  木の枝に、ヤママユ(ヤママユガ科)の繭がありました。昨日の観(視)察会でも見られましたが、最近とても少なくなって、温かそうな絹毛の黄緑の玉が、とても愛おしくなりました。北海道~九州の森に生息し、成虫は開張115-150mmで、8-9月に出現します。4枚の翅には、それぞれ1つずつの目玉紋と、黒白2色の筋があります。幼虫はブナ科のコナラ、クリ、クヌギ等の葉を食べて育ちます。日本の代表的な野蚕で、天蚕とも言われ、この繭から採取される天蚕糸は「繊維のダイヤモンド」とも言われています。青葉山では、繭も成虫も比較的普通に見られます・・・
ヤママユの繭_薄暮
この記事のURL | 昆虫 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
一月観(視)察会
2021/01/10(Sun)
  きょうは、新年初の観(視)察会。久し振りに寒くて雪のある、穏やかで清々しい「初歩き」になりました(-6.3~2.2℃/北風.)。大学構内では、サザンカとツバキの違い、クスノキとタブノキ等比べたりしつつ森に向かいます。森の入口のイイギリは未だ赤い実を無数に垂らし、ヒヨドリ等が採食していました。アオハダの短枝には、最近さっぱり見なくなったモズの早贄(ミカドフキバッタ)があって、興味深く観察しました。森は森閑と雪に覆われ、雪面には無数に、動物や野鳥達の足跡が付いていて、取分け、中々見かけなくなったノウサギのものがそこら中にあって、とても感動! 嬉しくなりました。他にリスのものも多く、それを追って、捕食者のテンやキツネ等のものも沢山みられて、興奮しました。中でも、雪面の無数の足跡の中に真赤な血が散乱し、毛や羽等の残骸は見られなかったものの、ここで生々しい惨劇があった事は明白で、どきどきしました。キャンパスとの境の森で赤いジョウビタキ♂が現れたり、エナガやシジュウカラ、ヤマガラ等の混群が賑やかに通り過ぎたり、フユシャクが雪面をひらひらと舞ったりしたのにも心躍りました。チリイソウロウグモ等クモ類の不思議な卵嚢や、ウスタビガ、ヤママユ、クワコ等の美しい蛾の繭、美味しそうなミヤマガマズミやヤブムラサキ等の果実、配布チラシで取り上げたトウゲシバの胞子群や̥無性芽、カモシカ食痕(アオキ)、テンの糞やクマの爪痕等を観たり、コウヤクタケや膏薬病の白や黄、黒等の模様にも惹き付けけられました。そして一番吃驚したのは、散在するリスの巣材があって、その先を見上げると、細裂きされた木の内皮に塗れた、見事な巣を発見したことでした。風の所為なのか、何者かに襲われたのか、何か自然界のドラマを見る様でした・・・
モズの早贄 そこら中にあったノウサギの足跡 ヤブコウジ. トウゲシバ
 花では、黄色い花弁を覗かせているマンサク、僅かに咲き残るアベリア、サザンカ等の他、シュンランの花芽が膨らみ、ツノハシバミやアサダ等カバノキ科の雄花が伸びていました。果実では他にツクバネ、ヤブコウジ、イヌツゲ、オトコヨウゾメ、リョウブ、ネジキ、イボタノキ、オオウラジロノキ等が目立っていました。キノコでは、何箇所かにウチワタケやカワラタケ、ヒトクチタケ等が生えていました。シダ類では、シシガシラ、リョウメンシダ等が見られました。動物達の痕跡では、イタチ、カモシカ、タヌキ、ノネコ他の足跡、カモシカの角擦り痕、イノシシの生活痕も見られました。野鳥では他に、出発時に上空を飛んだというオオタカ、ツグミ類シロハラ等や、キジ、セキレイ類等の足跡、カケスが鳴き、メジロ、カワラヒワ、ハクセキレイ、スズメ、トビやカラス類等が見られました。解散後は、管理センターにて暖まりながら、細やかな(コロナ禍の進む中、飲食なし、少人数、短時間の)新年会を行い、夫々の抱負や青葉山への思い等を述べ合い、その後静かに散開しました。(尚、散会後、今月末にも開始したいと言う、沿道沿いの危険枯木処理について、緑地協会からの説明があり、希少植物保護等の為、当会による点検調査の後、後日現地立ち合いの上、作業を進める事となりました)
 きょうは、晴れたり曇ったり雪が舞ったりの空の下、雪の中を漫ろ歩き、とても心洗われる初歩きではありましたが、やはり、松枯れや楢枯れとその対策の問題、放射光施設等周囲で進む工事や生態系分断の深刻さを再認識したりもしました。青葉山の自然にとっては益々厳しい状況が続きますが、新しい年が、ここに暮らす全ての生物達にとって、少しでも素晴らしい年になって欲しいものです・・・
シュンランの花芽 ニホンリスの巣 初歩きの笑顔 テンの足跡
  来月の2/14は、会としてはお休みですが、記録を主として歩く予定です…
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
トウゲシバ (峠芝・峠柴)
2021/01/09(Sat)
  きょう、朝は久し振りにとても寒くなり、日中は晴れました(-7.6~1.0℃/北風)。
  檜の林床に、トウゲシバ (ヒカゲノカズラ科) が生えていました。雪の中に青々と、近寄れば針葉樹の幼木か、大きくなり過ぎた杉苔にも、葉腋のソーラスが南の島の椰子の木をも思わせました。東~東南アジア等に広く分布し、日本では北海道~沖縄の、森林内のやや湿った日陰に生育する常緑性の多年草、シダ植物です。高さ10~20cm 。葉は細い線形で、縁に細かい鋸歯があります。胞子嚢群は、他の羊歯類と異なり、茎上部の葉腋に付きます。 他に、茎の先端付近の葉が厚くなり、ここに無性芽を生じる事でも増殖します。トウゲシバの仲間は変異が多く、日本では現在、ホソバトウゲシバ( 葉が細く長さ15mm、幅は2mm以下、葉柄はない。冷温帯性)、ヒロハトウゲシバ(葉は広く長さ20mm、幅3mm程、葉柄は不明瞭。暖帯性) 、オニトウゲシバ(葉はやや楕円形で長さは30mmまで、幅5mmまで、葉柄は明瞭。本州南部以南に自生)の三変種が認められていますが、中間的なものも多く、判別は難しい様です。青葉山では、檜や杉の林下等に数多く群生しています・・・
トウゲシバ. 寒い日
  明日(1/10 (日))は、今年初の定例観(視)察会↓。雪がありますから、何と言っても、動物の足跡を辿ったり、痕跡を観察しましょう! その他、混群を作る野鳥達、冬越しする昆虫達、あちこちに残る果実や冬芽、虫瘤、繭等を観ながら、初歩きしましょう!
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
トリガタハンショウヅル(鳥形半鐘蔓)の果実
2021/01/08(Fri)
   きょうは、朝までに又5cm程雪が積もり、日中は晴れたり曇ったりで、時折雪が降りました(-4.0~-0.7℃/北風)。
   道沿いの藪に絡まるトリガタハンショウヅル(キンポウゲ科)に、果実が付いていました。ケサランパサランの様な綿毛(羽毛状花柱)が、雪と光に煌めいていました。本州~四国の、山地の林縁に生育する木本性の蔓植物です。葉は1回三出複葉、小葉は狭卵形で鋸歯があります。5-6月、葉柄の先に3㎝程の鐘形の主に黄白色の花を下向きに開きます。果実は狭卵形の痩果で、花後に伸びた花柱が羽毛状になって付きます。青葉山では、林縁等で普通に見られます・・・
トリガタハンショウヅルの果実 粉砂糖の森
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
モズ(百舌/鵙) の早贄
2021/01/07(Thu)
  きょうは、晴れて気温が上がり、晩方からは雪が降り出しました(-1,7~8.5℃/西風)。
  道沿いの木の枝に、ミカドフキバッタがありました。奇麗に串刺しになってはいましたが、大分茶色くなっていて、お腹も空っぽに見えました。これは所謂、モズ早贄(ハヤニエ)で、春~秋、特に秋の食物が豊富な時、木の棘や枝先等に獲物を突刺す行為を言います。しかし、この習性は大きな謎とされ、何の為に行われるかは、未だ良く分かっていません。冬の食料確保と言うのが主要な説でしたが、そのまま放置する事も多く(後で食べられる事は余りない)、小さいので一度獲物を固定した上で引き千切って食べるのですが、妨害等にあって放置してしまう為とも言われますが、飼われているモズも早贄の習性を持ち、本能に基いた行動である事は確かな様です。青葉山では例年冬になると、バッタ等の昆虫や蛙、蜥蜴の他、魚、野鼠、小鳥等の早贄も見られますが、何故か最近は中々見かけません・・・
モズの早贄 斜点光
この記事のURL | 野鳥 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
テン(貂)の足跡
2021/01/06(Wed)
    きょうは、雪が朝までに10㎝程積り、後晴れて大分融けました(-3.0~2.4℃/北風)。
   尾根沿いに、テン(イタチ科)の足跡がありました。歩幅もあって、深い雪を蹴る様に、躍動感一杯、雪煙上げながら走り回る姿が見える様でした。北海道~九州と朝鮮南部の主に奥山に生息し、小動物、昆虫、甲殻類の他、ノウサギ・キジ・ヤマドリ等も襲い、果実類も好みます。体長44-55㎝、尾長17-23㎝、体重0.9-1.5kg。広い行動圏を持ち、岩の隙間や樹洞を巣にします。東北等の主に寒冷地では、夏季は赤褐~暗褐色ですが、冬毛は黄~黄褐色で頭部が白くなります。青葉山では全域で、糞や足跡等の痕跡が普通に見られ、良く目撃もされ、この山の豊かさの指標にもなっています・・・
テンの足跡 往来の多い道.
この記事のURL | 動物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
マンサク(万作・満作・金縷梅)の花芽
2021/01/05(Tue)
  きょうは、朝に雪がうっすら積もり、日中は曇り時々晴れて時折風花が舞い、晩方からは本格的に降り出しました(-2.4~2.5℃/北西風)。
  道沿いのマンサク(マンサク科)の、花芽が膨らんでいました。今冬は、少し昔の様な寒さと雪降りで、まだまだかと思っていましたら、枝にはしっかりと、紫の萼から黄色い花弁が、今にも飛び出しそうに、覗いていました。本州(太平洋側)~九州の山林に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。葉は互生し、楕円形で波状の鋸歯があります。2-3月、他に先駆けて花を咲かせ、花は萼、花弁、雄蕊4、仮雄蕊4、雌蕊(花柱)2からなります。萼は赤褐~緑色で円く、黄色い花弁は長さ1.5cm程の細長い紐状です。果実は果で、中に黒い種子が2個あります。青葉山では何処でも普通に見られ、山中に自生する草木中で最も早く咲き始めます・・・
マンサク 降りだす雪
この記事のURL | 植物 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
チリイソウロウグモ(塵居候蜘蛛)の卵嚢
2021/01/04(Mon)
  きょうは、今朝うっすら雪があり、日中は晴れたり曇ったりで、時々雪が降りました(-3.5〜3.6℃/北西風)
  道沿いの木の枝に、チリイソウロウグモ(ヒメグモ科イソウロウグモ属)のものと思われる卵嚢がありました。実にちゃっこい提灯の様で、夜には明りが点りそうでした。日本の本州〜南西諸島と中国の一部に分布する、体長が♀7~10㎜10㎜、♂5~9㎜の小型のイソウロウグモの一種です。成体は7~9月に出現し、全体的に赤味の強い褐色で白や黒が混ざった複雑な斑模様をしています。名の通り、他のクモ(クサグモ類,スズミグモ類,サラグモ類,ヒメグモ類等)の巣に寄生して、掛かった昆虫を横取りして(巣の主の反対側から食べて)暮らしますが、時には、自分より遥かに大きい宿主を食べてしまうこともある様です…
チリイソウロウグモの卵 橋から

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、そ、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、金港堂本店、宮城NPOプラザ(榴ヶ岡)等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
  環境ブログランキング ブログ王 
 
この記事のURL | クモ | CM(0) | TB(0) | ▲ top
カワガラス(河烏)
2021/01/03(Sun)
   きょうは、晴れ時々曇って、時折風花が舞いました(-4.8~3.0℃、西北西風)。
   沢に、カワガラス(カワガラス科)がいました。どんな水棲昆虫がいるのか、水の流れる岩底を突いては歩き回って、何かを探していました。ヒマラヤ北部~カムチャツカに広く分布し、日本では北海道~九州の主として山間の渓流に棲む留鳥です。全長(翼開長)21-23cm。雌雄同色。全身濃茶色で、目を閉じると白い瞼が目立ちます。短めの尾羽を立てた独特の姿勢を取り、水中に潜ったり、水底を歩いたりして水棲昆虫類や魚類を捕食します。冬は雌雄共に単独で縄張り分散する傾向がありますが、一夫一妻で、秋~初冬には雌雄共に囀って、番形成の求愛行動が良く観察されます。青葉山では、広瀬川沿いで周年見られます・・・
カワカラス 寒い朝
この記事のURL | 野鳥 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
白鳥が翔んで行く
2021/01/02(Sat)
  きょうは、朝までに又雪が数㎝積り、後晴れて時々雪が舞いました(-3.8〜1.9℃/北西風)
  森の上空を白鳥が翔んで行きました。俯きながら歩いていると、遠くからコーッ言う声が聞えてきて、顔を上げてキョロキョロすると、森の窓を大きな、オオハクチョウ(カモ科)と思われる数羽が、悠然と消えて行きました。大陸北部で繁殖し、欧州の一部、中国東部、朝鮮、カスピ海や黒海沿岸で越冬し、日本には冬に、シベリアやオホーツク海沿岸から本州以北に飛来します。 全長140-165㎝、翼開張218-243㎝、体重は10kgを越え、全身の羽衣は白。虹彩は褐色で、嘴は黒く、上嘴基部は黄色で黄色部が鼻孔下部に突出します。幼鳥の羽衣は灰褐色で、嘴基部が淡ピンク色。水中や水面の水草を採餌したり、陸上で落ち穂や青草を食べます。仙台市街地では、宮沢橋付近等各所で越冬していますが、青葉山周辺では、北堰、賢渕付近等で時々観察され、上空を飛ぶ姿は普通に見られます・・・
ハクチョウ 雪の藪

この記事のURL | 野鳥 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン | 次ページ
ゆきかえる