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チゴユリ(稚児百合)
2022/04/30(Sat)
 きょうは、大体晴れました(2.8~16.4℃/南南東風)。
 道沿いで、チゴユリ(イヌサフラン科)が咲き出していました。あっちこっちに一群れ二群れ…、きょうはみんな、空を舞う天女に見えました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、クリル等の落葉樹林の林床に生育する、高さ15-30cmの多年草です。3-5cmの葉は無毛で7枚程あり、茎は細く、殆ど枝分かれしません。4-5月に、茎先に白い小花を主に1個咲かせ、後に黒い液果を付けます。種子繁殖の他、地上茎基部に生ずる地下茎により栄養繁殖(無性繁殖)して大群落を作ります。名は、花が稚児の様に小さく可愛らしいからとか、花が沢山並んでいる姿を 稚児行列に見立てたから、等と言われます。青葉山では、林床各所に大群落を作っています・・・
チゴユリ 船形を望む
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カジカガエル(河鹿蛙)
2022/04/29(Fri)
  きょうは、曇り後冷たい雨になりました(0.5~13.7℃/北北東風)。
  沢に、カジカガエル(アオガエル科)がいました。早くもコロコロロ…の声が聞えてきましたので沢に下りると、結構あちこちにいる様で、中には浅瀬に平たくなって、鰐か何か爬虫類っぽく見える者も居りました。本州~九州の山地の渓流、湖やその周辺の森等に生息する、体長3.5-4.4cm(♂)、4.9-6.9mc(♀)の蛙です。日本固有種。体は扁平で岩の隙間等に隠れるのに適し、体色は灰褐色で、不規則な斑紋があり、岩上等では保護色になります。指趾の先端には吸盤が発達します。動物食で昆虫、蜘蛛等を食べ、幼生は藻類を食べます。雄は水辺の石等に縄張りを作り、フィフィフィフィフィーと繁殖音を上げます。青葉山では、広瀬川や各沢等で見られます・・・
カジカガエル 峡谷の春
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ユウシュンラン(祐舜蘭)
2022/04/28(Thu)
   きょうは、晴れ時々曇りました(7.6~19.8℃/北北西風)。
   林床に、ユウシュンラン(ラン科)が、咲いていました。猪の掘起し等によって又一段と少なくなった当種ですが、出逢う度に麗しく、きょうは二株寄り添う様に、もぞこくて可憐な姿を魅せていました。北海道~九州の山地の林内に生育する、高さ10-15㎝の多年草です。葉は鞘状に退化していますが、小葉を付ける場合もあり、花柄基部に苞葉が1-2個あります。5-6月、茎頂の花序に長さ1㎝程の白花を2-3個付けます。花は半開し、唇弁基部は筒状で短い距となり、先は3裂します。開発や乱掘等で激減し、分布は非連続的で全国的にも稀で、国や県のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定される希少種ですが、青葉山では幸い極普通に見られていました。しかし、数年前から突然「藪刈り」と称する灌木伐採が行われ、森で一番の大群生地も壊滅してしまいました。ランの仲間は真菌と共生して栄養を吸収していますが、当種は光合成を殆ど行えない事からその依存度が高く、生息地周辺の僅かな変化でも消滅します・・・
ユウシュンラン 八木山方面の新緑
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トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)
2022/04/27(Wed)
  きょうは、曇り後晴れました(10.8~21.8℃/西北西風)。
  山際に、トウゴクミツバツツジ"(ツツジ科)が咲いていました。萌える緑を背に、燃える赤紫が良く映えて、何故な胸がドキドキしました。宮城~三重の主に太平洋側の山地に生育する高さ2-3mの落葉低木です。葉は枝先に3輪生し、葉身は広菱形で先は尖ります。若葉には、葉柄と葉の裏面に軟毛が密生し、後も裏面の葉脈と葉柄に毛が残ります。4-5月、葉に先立って紅紫色の花を咲かせ、稀に白花もあります。雌蕊の花柱下部に毛が生えるのが特徴。青葉山では、”自然林”に何の必要もない"藪刈り"の対象にされましたが、レッドリスト記載のの希少種です・・・
トウゴクミツバツツジ 萌える山肌
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ニワトコ(接骨木、庭常) の花
2022/04/26(Tue)
    きょうは、曇り後雨が降り出しました(14.0~21.0℃/南東風)。
    疎水のニワトコ(スイカズラ科)に、花が咲いていました。奔流に呼応する様に、泡立つ花房がリズミカルに揺れていました。北海道~九州の他、朝鮮等の山野に生育する、高さ3-6mの落葉低木です。若枝は淡緑~淡褐色で、古枝は灰褐色の樹皮が縦に裂け、コルク質が発達します。葉は奇数羽状複葉で対生し、小葉は2-3対あります。4-5月、葉と同時に、本年枝の先の円錐花序に淡黄白色の小花を多数付けます。花冠は5裂して反り返り、雄蕊5、雌蕊1。果実は卵球形の液果で、夏~秋に赤く熟します。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
ニワトコ 向かいの山の桜と新緑
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ハウチワカエデ(羽団扇楓)の花
2022/04/25(Mon)
   きょうも、大体晴れました(10.6~25.4℃/南南東風)。
  道沿いのハウチワカエデ(ムクロジ科)に、花が咲いていました。美しい、赤い簪の様な垂花が、夕陽を浴びて、火粉の様に熾っていました。北海道、本州と四国等の他、一部朝鮮の山地に生育する高さ10m程の落葉高木です。樹皮は灰青色で滑らかで小枝は赤紫色。葉は対生して径7-12cmと大きく、掌状に浅く9-11裂し、基部は心形で重鋸歯があります。葉柄は有毛で短く、長さが葉身の1/2以下なのも特徴です。4-5月、本年枝の先に赤紫色の散房花序を出し、雄花と両性花が混生して10-15個垂れ下がって咲きます。果実の羽の角度は約60度で、小枝の皮は、粘着性を持ちます。冬芽は長さ4‐6㎜、紫紅~赤褐色で、頂芽は普通できず、仮頂芽が2個。葉痕は菱形、3~5角形で上部が膜質で上縁に白い長毛があいります。維管束痕は3。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ハウチワカエデ ハウチワカエデの新緑
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ウスノキ(臼の木)の若葉
2022/04/24(Sun)
   きょうは、大体晴れました(7.6~18.0℃/南東風)。
   道端のウスノキ(広義/ツツジ科)が、紅葉していました。と言っても芽吹いたばかりの若葉なのですが、赤紫に美しく染まって、萌黄とのコントラストを成していました。北海道〜四国・九州の北部山地の林縁や日当たりの良い岩地等に生育する、高さ1m程の落葉性低木です。枝は良く分枝し、葉は単葉で互生し、長さ3‐7㎝の卵状楕円~卵状長楕円形。4-5月、枝先に緑白色に淡紅色の筋の入った花を1-2個付けます。鐘形の花冠は、先が5裂し反り返ります。夏〜秋に、液果が赤熟します。狭義には、葉身の長さが2cm程と小さく、本州の太平洋側と四国に分布するカクミノスノキ(コウスノキ)とする見方が強いのですが、葉の大きなものも多く、今は広義ウスノキとして案内しています。青葉山では、尾根沿い等に見られます・・・
ウスノキ若葉 広瀬滝と新緑

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ベニシジミ(紅小灰蝶)とエゾタンポポ(蝦夷蒲公英)
2022/04/23(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇りました(19.0~20.9℃/東南東風)。
  林縁の草原に、ベニシジミ(シジミチョウ科)がいました。咲き群れるエゾタンポポ(キク科)で吸蜜していて、良く見れば雌雄が、黄金の舞台で舞い踊っている様でした。北海道~九州に生息する、前翅長13-19mm程の蝶。春型の表面は紅色で、黒い斑点や縁取りがあり、後翅の表の縁にも紅色の帯模様がある。成虫は年3-5回発生し、特に4-6月に多く見られる。夏型は黒褐色部分が太く、黒い斑点も大粒になり、秋には春夏両方の型が見られる。幼虫の食草はスイバ、ギシギシ等のタデ科植物で、幼虫のまま越冬。蝦夷蒲公英は、北海道、東北の山地~低地の林縁や草地等に自生、茎高20-30cmの多年草。3-5月、茎頂に黄色い舌状化を多数集めた、径4㎝程の頭花を付ける。青葉山では、林内に見られるタンポポの殆どは当種です・・・
ベニシジミとエゾタンポポ 山桜の山
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カスミザクラ(霞桜)
2022/04/22(Fri)
きょうは、曇り後晴れました(13.2~23.3℃/西北西風)。
  道沿いに、カスミザクラ(バラ科)が咲いていました。柿茶の若葉を付けた味わい深い花々が、萌え出した山肌を、しっとりと彩っていました。北海道、本州、四国、九州(対馬)の他、朝鮮、中国等の山地に生育する、高さ15-20m程の落葉高木です 樹皮は暗褐色で、横に長い皮目があります。互生する葉は倒卵状楕円形で、先端は尾状に鋭く尖り、鋭い不整鋸歯があります。表面は緑色で殆ど無毛、裏面は淡緑色で葉脈上に少し毛があり、葉柄や花柄も有毛です。4-5月に白みの強い花を咲かせ、6-7月に果実を紫黒色に熟します。青葉山では最も普通に見られ、ヤマザクラと似ていますが、花期が遅く、葉柄や花柄に毛があるので、別名ケヤマザクラとも言われます・・・
カスミザクラ 柳や桜や楢や

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、そ、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、金港堂本店宮城NPOプラザ(榴ヶ岡)等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
  環境ブログランキング ブログ王 
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コブシ(辛夷/拳)の花
2022/04/21(Thu)
  きょうは、晴れ後曇りました(7.3~20.5℃/南南東風)。
  道沿いで、コブシ(モクレン科)の花が咲いていました。桜花を背に、柏餅を思わせる無垢の花弁が、しっとりと開いていました。北海道~九州等の山野に生育する、高さ8-20m、径60cmになる落葉高木です。早春、他の木々に先駆けて、展葉前の枝先に芳香ある白花を咲かせます。花弁は6枚で、基部は紅色を帯び、萼片3は小さく外側に軟毛を密生させます。花下に、葉が1枚付くのが特徴です。果実は7-10cmの集合果で、熟すと心皮が裂開し、中から鮮紅色の種子が出てきます。青葉山では、谷沿いの斜面等に多く見られます・・・
コブシ こぶし
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マキノスミレ(牧野菫)
2022/04/20(Wed)
   きょうは、大体晴れました(3.9~13.9℃/南南東風)。
  道沿いに、マキノスミレ(スミレ科)が咲いていました。乾いた斜面に、小さいけれど薔薇色の、艶やかな佇まいが光っていました。本州(青森~近畿)の、山林内の日当たりの良い場所に生育する、高さ5-8cmの無茎性の多年草です。葉は濃緑色光沢があり、細長い長披針形で波状の荒い鋸歯があります。葉柄はほぼ垂直に地面から立ち上がり、葉裏の紫が鮮明ですが、後に淡緑色になります。基部は心形。3-5月、淡紅紫~濃紅紫色の花を付け、花弁は長さ0.8-1.2cm。側弁は無毛で唇弁には紫の筋が入ります。距は細長く花と同色。青葉山では、乾いた道沿い等に普通に見られます・・・
マキノスミレ 青葉山と広瀬川
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ウスベニニリンソウ(薄紅二輪草)
2022/04/19(Tue)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした(10.6~16.6℃/西北西風)。
  谷間に、ニリンソウ(キンポウゲ科)が咲いていました。純白の花々が沢辺を埋めていましたが、中に花弁(萼)を赤く染めた一群れがあって、薄紅二輪草(基本種の一品種)と分かりました。外側だけでなく内側の頬も赤らめて、愛しさが益々募りました。二輪草は、北海道~九州の他、朝鮮、中国北部、サハリン、ウスリー等の、主に湿潤な山麓の林縁や林下等に生育する、草丈15-25cmの多年草です。柄はなく深く裂けた3枚の根生葉が茎に輪生し、3-6月に、茎葉の間から普通2本の長柄を出し、先に白い萼片を持つ花を付けます。根茎で増えるので、良く群落を作ります。名は、一本の茎から主に二輪ずつ花が咲く事に由来します。青葉山では、林下の湿性地や沢沿い等で見られます・・・
ウスベニニリンソウ 芽吹き.
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リュウキンカ(立金花)
2022/04/18(Mon)
  きょうは、晴れ後曇りました(5.0~17.7℃/南南東風)。
  沢沿いで、リュウキンカ(キンポウゲ科)が咲いていました。遠くからも良く目立つ黄金の花が、あっちにぽつりこっちにぽつりと、金塊の様な花群れを作っていました。本州~九州の他、中国、朝鮮、シベリア等北半球全域の、亜高山~低山の水辺や湿地に生育する、草丈20-50㎝の多年草です。葉は艶がある腎円形で縁に細かい円鋸歯があります。4-5月、茎先に径2-4㎝程の濃黄色の花を付けます。花に見えるものは萼で、花弁はありません。青葉山では湿地や沢沿いの所々に見られ、近似種のエンコウソウも生育していましたが、諸工事による生育地破壊等もあって、このところ確認できていません・・・
リュウキンカ 花と青葉山.
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オニイタヤ(鬼板屋)の花
2022/04/17(Sun)
  きょうは、良く晴れました(1.9~15.5℃/南東風)。
  道沿いで、オニイタヤ(ムクロジ科)の花が咲いていました。大きな木で、樹冠一杯に黄金の花を無数に付けて、雲一つ無い青空にきらきら映えていました。北海道南部~九州の斜面下部や沢筋等に生育する、高さ20m程の落葉高木です。葉は対生し、長さ10-25cm程で掌状に5-7裂します。基本種のイタヤカエデも変異幅の広い種で区別し難いものもありますが、オニイタヤは葉の表面には毛がなく、葉裏全体に特有の細毛が密生します。4-5月、葉の展開と同時に花を開き、樹木全体が黄色くなります。青葉山では、沢や川沿い等に見られます・・・
オニイタヤの花 二の丸の桜
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イカリモンガ(碇紋蛾)とチョウジザクラ(丁字桜)
2022/04/16(Sat)
    きょうは、雨後曇り、後晴れました(5.2~12.9℃/北風)。  
    道沿いのチョウジザクラ(丁字桜)に、イカリモンガ(イカリモンガ科)が止まっていました。少し地味には見えますが、正にめんこい蝶の趣で、夢中に花蜜を吸っていました。北海道~九州の山地~平地の森林内に生息する開張35㎜程の蛾。成虫は3-7月に出現、茶色でやや角張った形の翅を持ち、前翅には朱色の紋がある。昼間活動し、翅を畳んで止まり、花蜜を吸い、触角も細く、と「蝶」の仲間の特徴をしっかり備えているが、当種が何故蝶ではないのかは不明。年二回発生し、夏に羽化したものは、落葉や朽木の中で越冬。食草はイノデ類(シダ)。青葉山では夏以降に発生し、成虫はそのまま落葉下や朽木中で越冬、春に再び活動し始める。チョウジザクラ(バラ科)は本州の岩手~広島(主に太平洋側)と熊本の山地に生育する7ⅿ程の落葉小高木。葉は長い楕円形で、先は尾状に長く尖り、一面に毛が生える。3月下旬~4月下旬に、萼筒が長い白~薄紅色の2cm程の花弁を、5枚一重で咲かせる。青葉山では、林内外に普通に見られます・・・
イカリモンガ カタクリ
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ワサビ(山葵)
2022/04/15(Fri)
 きょうは、一日雨が降ったり止んだりでした(5.9~9.4℃/西北西風)。
 道沿いの小湿地に、ワサビ(山葵)が咲いていました。小さな群落でしたが、純白の花が雨に濡れて美味しそうにも見えましたので、葉っぱの端を一欠貰って味見しましたが、爽やかな香りとぴりっと瑞々しい刺激でした。北海道~九州の他、サハリン等の山地渓谷の清流や林下、林縁等の湿った場所に生育する多年草です。円い根性葉は6-12cmで、長い柄があります。3-5月、高さ20-40cmの花茎を立て、頂に白色4弁花を付けます。独特の強い刺激のある香味を持ち、広く栽培もされています。青葉山では、沢沿い等の所々に見られますが、盗掘等で年々減少しています・・・
ワサビ コナラ
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ハヤブサ(隼)
2022/04/14(Thu)
  きょうは、雨が降ったり止んだりでした(5,9~11.5℃/東北東風)。
  崖の木に、ハヤブサ(ハヤブサ科)が止まっていました。近くではそろそろ営巣が始まっている様でしたが、良く見ると、何かを脚で押付けている様で、暫くすると、鋭い嘴で肉を千切っては食べ、羽を毟っては散らばしていました。世界中に広く分布し、日本では北海道~九州の断崖等で局地的に営巣・繁殖します。飛翔速度は時に300kmに達するとも言われ、主に鳥類を狩り、上空から滑空して獲物を脚で蹴落し、即死か失神したものを空中で捕えます。夫婦愛が強く、連合いが死なない限り、繁殖を繰り返すとも言われます。近年は都市部に進出する例も聞かれますが、環境庁レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。青葉山では、2003年から竜ノ口や経ヶ峰で毎年営巣・繁殖していて、以前の住民チョウゲンボウやヤマセミ、東西線工事(と開通)等によって駆逐されたオオタカに替わって、一年中普通に見られます・・・
ハヤブサ 西公園から青葉山
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エドヒガン (江戸彼岸)
2022/04/13(Wed)
  きょうは、晴れ時々曇りました(12.6.4~.25.0℃/南南東風)。
  道沿いのエドヒガン(バラ科)が、咲き始めていました。今年の桜は、里も山も一時に咲き群れていますが、紅枝垂の基本種のこの桜も、一気に開花して、殊更に艶やかな花を一斉に満ち開いていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の人里近くの山野に生育する、高さ15-25m程の落葉高木です。葉は長楕円~狭倒卵形で、葉柄には毛が目立ち、蜜腺は葉柄の上部か葉の最下部に一対あります。3月下旬~4月中旬、薄紅~白の花を咲かせます。萼筒の下半分が丸く膨らみ、上部が括れて細くなる壷形で、花柄や葉柄等に斜毛が多いのが特徴です。各地に植栽され、三春の滝桜、盛岡の石割桜等も当種です。青葉山では、藪や斜面等に見られます・・・
エドヒガン エドヒガン咲き出す
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ヒナスミレ(雛菫)
2022/04/12(Tue)
  きょうは、大体晴れました(11.7~24,5℃/南風)。
  道沿いに、ヒナスミレ(スミレ科)が咲いていました。暑い位の春の陽を浴びて、名の通りの小さく可憐な花が、お顔を薄紅色に染めていました。北海道南西部~九州中部の、主に太平洋側の山地~低地のやや湿った林内に生育する、高さ3-8cmの多年草です。低山を代表する無茎性のスミレで、葉は三角状卵形で先がやや尖ります。鋸歯は波状で、基部は深い心形。4-5月、地面から伸びる花柄に、直径1.5-2㎝の淡赤紫色の花を咲かせます。距は長さ6-7mmで幅が広く、花弁の内側に白毛が生えます。青葉山では、渓流沿いや山裾の林下等で見られます・・・
ヒナスミレ 芽出し
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シロバナフデリンドウ(白花筆竜胆)
2022/04/11(Mon)
  きょうも晴れて、気温が上がりました(11.0~24.7℃/南南東風)。
  森の道端に、フデリンドウ(リンドウ科リンドウ属)が咲いていました。と言っても昨日の観(視)察会でも観られた、その白化品種のシロバナフデリンドウ(リンドウ科)で、小さくて、白く清しい佇まいは、とても可憐でした。只、最近は様々な白化品種を見かけることが多くなっていて、放射能等の人為的影響でない事を願いたいものです。北海道~九州の山野の、日当たりが良くやや乾いた疎林内や草原に生育する越年草(二年草)です。高さは5-10cmで、小さな葉が密に対生します。4-5月に、茎先に真白い花を数個纏まって咲かせます。筒状花冠の先は5裂し、基本種は副裂片の先が裂ける傾向がありますが、当品種は裂けない事も多い様です。名は、白い筆状の竜胆の意。青葉山では、明るい林内等に、フデリンドウに混じって見られる様です・・・
シロバナフデリンドウ 山桜も咲き始めた
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四月観(視)察会
2022/04/10(Sun)
  きょうは、良く晴れて暑い位の陽気の下、春爛漫の観(視)察会になりました(9.7~23.9℃/南東風)。近況報告やきょうのコースの説明等の後、早速出発です。車道沿いのヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、ミチタネツケバナ、無数に群れる土筆等眺めながら森に進みます。万作は少し色褪せていましたが、多くの木々の芽が綻び、ウワミズザクラは黄金の葉や花芽を伸ばし、ハウチワカエデは濃紅の花が頭を出しています。瑞々しい白花と黄緑葉の山葵が群れ、足元には、ナガハシスミレやタチツボスミレ等の菫、アズマスゲ、ヒカゲスゲ等の菅、未だ無数に咲くセリバオウレン、そしてあちこちに可憐な春蘭が顔を見せていました。清水湧く泉には東北山椒魚の卵嚢が息衝き、目覚めたばかりの様々な蝶や花蜂、花虻が飛び交い、シジュウカラやヤマガラ、ウグイス等が良く囀っていました。森の中はどこも、片栗が赤い絨毯を作り、斜面にはショウジョウバカマやイワウチワが群れ咲いていました。奥床しいキブシや、最も早咲きの桜・チョウジザクラも一斉に花開いていました。きょうの配布チラシで紹介のヒメフタバランや、これまで確認できていなかったシロバナフデリンドウやシロバナセンボンヤリも、その小さく可憐な姿を魅せてくれました・・・・
チョウジザクラの道 シュンラン トウホクサンショウウオの卵嚢. カタクリの道
 他に花では、コブシ、ミヤマウグイスカグラ、エゾタンポポ、セイヨウタンポポ、コハコベ、バッケ(フキノトウ)、サクラタチツボスミレ、アオイスミレ、エドヒガン、センボンヤリ、ツノハシバミ、アオキ、スズメノヤリ、ヒメカンスゲ、ユキヤナギ(植栽)等。動物では、カモシカやイノシシ、リス、テン等の痕跡があちこちに見られました。昆虫では、キタキチョウ、イカリモンガ、ルリシジミ?、ルリタテハ、ビロードツリアブ等の蝶や花虻、花蜂、クスサンやタケカレハ、ヤママユ等の繭、野鳥では他にアオゲラ、コゲラ、メジロ、カワラヒワ、トビ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ガビチョウ、セグロセキレイ、キジバト等の他、高木の枝に下がるメジロの巣、東屋に落ちていたエナガの巣等を確認しました。きょうは、道行く所の伐採(危険木や枯松等処理後の)状況に心を痛めながらも、草木が一斉に芽吹き、花々が咲き綻び、春の、命の息吹を体一杯に感じられた一時となったのではないでしょうか…?
ショウジョウバカマの道 ヒメフタバラン 汗をかく程でしたね^^; 三峰山遠望
 来月は新緑の森の中、ルリソウ、ヒメシャガ、ヤマツツジ等の花々や、渡来したばかりの夏鳥達の囀りが見所・聞き所となる事でしょう? では又、5/8(日)にお会いしましょう!
 尚きょうは、例会後13時より、宮教大にて当会総会を開催。2021年度の活動報告や決算報告、2022年度の活動予定や予算案、理事改選等が審議され、様々な意見、提案等あった後、承認されました。
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ヒメフタバラン(姫双葉蘭)
2022/04/09(Sat)
   きょうは、良く晴れました(3.3~19.7℃/南東風)。
  道端に、ヒメフタバラン(ラン科)が咲いていました。小さくて見過してしまいそうですが、近寄れば人型の妖精達が、双葉の舞台で跳ね踊っている様でした。本州の宮城・山形~沖縄の山地の林床に生育する、高さ5-20㎝の多年草です。茎下方に葉を2枚対生状に付けます。葉は長さ1-2㎝の三角状卵形で、先が尖ります。3-5月、2-6個の花を疎らに付けます。小さく地味な草なので、気付かれないままに生育地が消滅する等していて、宮城県のレッドリストにも記載されています。青葉山では、"藪刈り"の影響等で減少しています・・・
ヒメフタバラン ウワミズザクラの芽出し
 明日(4/10)は、定例の観(視)察会↓。野鳥達の囀りの下、一斉に咲きそろう早春の花々、カタクリやシュンラン、ショウジョウバカマ、セリバオウレンにキブシ、スミレ達等観察しながら、森を漫ろ歩きましょう・・・
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サクラタチツボスミレ(桜立坪菫)
2022/04/07(Thu)
 きょうは、曇り時々晴れて、夜に雨が降りました(11.4~18.5℃/南風)。
 道端に、サクラタチツボスミレ(スミレ科スミレ属/Viola grypoceras f. rosipetala)が咲いていました。薄紫の花々に混じって案外あちこちに、薄紅色の小さな花が、愛らしく佇んでいました。北海道~沖縄の山野に生育する草丈5~20㎝の多年草です。分類上、タチツボスミレの品種の1つとされ、花が紅紫色になることが特徴で、距は濃紅紫色になります。地上茎があり、根際から生える葉は心形、茎が伸びると葉も茎に付く様になります。開期は3~5月で、花後に蒴果を熟します。品種名の rosipetala は「バラ色の花弁の」の意。青葉山では、タチツボスミレに混じって、比較的普通に見られます・・・
サクラタチツボスミレ_片栗と桜立壺菫 
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ルリタテハ(瑠璃立羽)
2022/04/06(Wed)
  きょうは、曇り後晴れて、とても暖かくなりました(5.5〜20.8℃/西風)。
  道沿いの切株に、ルリタテハ(タテハチョウ科)がいました。近寄ると飛び立ち、くるくる回っては同所に舞い下りて、翅を開閉しながら、美しい海碧の筋を見せていました。北海道南部~南西諸島の他、ロシア沿海地方~インドの、山地~平地の森林と周辺部に生息する、前翅長25-45mmの蝶です。成虫は暖地では年に2-3回、寒冷地では1回(8-9月)発生し、樹液や腐ったもの等に集まります。濃い黒褐色の翅の表面に、名の通りの鮮やかな水色の帯模様が入るのが特徴で、前翅の先には白斑が付きます。裏面は灰褐色で細かい模様があり、樹皮や落葉に似ています。幼虫の食草は、サルトリイバラ、ホトトギス類、ユリ類等で、成虫で越冬し、早春に逸早く飛び始めます。青葉山では、早春等に普通に見られます・・・
ルリタテハ 三峰山
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アオイスミレ(葵菫)
2022/04/05(Tue)
  きょうは、曇り時々晴れました(7.1~14.2℃/南南東風)。
  道端に、アオイスミレ(スミレ科)が咲いていました。山で真先に咲き出す菫で、落葉の間からしっとりと、梅紫の花が幾つも顔を出していました。本州~九州の、丘陵地等の山林内に生育する有茎の菫です。全体に粗い毛があり、地上茎は横に這ぃ、葉は円心形で先が丸く、縁に低い鋸歯があります。3-4月、スミレの中でも最も早く咲き出す種の一つで、花柱の先が鉤型に曲がり、有毛の萼片は丸みを帯び、距は太くてずんぐりしています。初夏~夏、丸い閉鎖花を作り、多くの果実を付けます。名は、葉が葵の葉に似る事に因ります。青葉山では、林床等に比較的普通に見られる菫です・・・
アオイスミレ 萌える川柳
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ショウジョウバカマ(猩猩袴)
2022/04/04(Mon)
  きょうは、雨が降ったり止んだりでした(6.9~11.5℃/北風)。
  道沿いに、ショウジョウバカマ(シュロソウ科)が咲いていました。斜面に沿って群落が広がっていて、雨に濡れながらも、林床に無数の火花を散らしていました。北海道~九州の高山~低地の、やや湿った樹陰等に生育する多年草です。葉は滑らかな広線形で、根本から多数出てロゼット状に広がり、冬期も枯れず、葉先には時に無性芽を作ります。3-4月、数個の鱗片葉を付けた高さ10-30cmの花茎を立ち上げ、頂端に3-10花からなる総状花序を付けます。花被片は濃紫~淡紅色の倒披針形で6個程あり、花後も緑色になって残ります。雄蕊6。蒴果が熟す頃には、花茎は50-60cmにもなります。青葉山では、あちこちの林床に大~小群落を作っています・・・
ショウジョウバカマ いつもの坂から
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チョウジザクラ(丁字桜)咲き出す
2022/04/03(Sun)
  きょうは、大体晴れました(1.4~13.1℃/南東風)。
  道沿いのチョウジザクラ(バラ科)が、咲き出していました。未だ一輪のみで、丁字にも成っていませんでしたが、山で一番早咲の小さな桜が、奥床しく下向きに綻んでいました。本州の岩手~広島(主に太平洋側)と熊本の山地に生育する7ⅿ程の落葉小高木です(日本海側には、当種の変種とされるオクチョウジザクラが分布)。葉は長い楕円形で、先は尾状に長く尖り、一面に毛が生えます。3月下旬~4月下旬に、萼筒が長い白~薄紅色の2cm程の花弁を、5枚一重で咲かせます。青葉山では、林内外に普通に見られます・・・ 
チョウジザクラ 山からの眺め
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エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)
2022/04/02(Sat)
  きょうは、大体晴れました(1.8~9.7℃/南南東風)。  
  森の外れの土手に、エゾタンポポ(キク科)が咲いていました。ぽかぽかの日射しを浴びてあちこちに、未だ丈の無い黄金色の花が、きらきら眩しく輝いていました。主に北海道、東北に分布し、山地~低地の林縁や草地等に自生する、茎高20-30cmの多年草です。3-5月、茎頂に黄色い舌状化を多数集めた、径4㎝程の頭花を付けます。市街地周辺ではセイヨウタンポポばかり目に付きますが、青葉山では、林内に見られるタンポポの殆どは当種です。尚、ニホンタンポポ(在来種)は1種類とする考え方や、2倍体のものを(エゾタンポポは3-5倍体)別種のシナノタンポポとする説もある様です・・・
エゾタンポポ オオイヌノフグリ
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咲き初めのイワウチワ(岩団扇)
2022/04/01(Fri)
  きょうは、晴れたり曇ったりで、時々小雪が舞いました(3.5~10.1℃/北東風)。
  道沿いで、イワウチワ(イワウメ科)が一斉に咲き出していました。今年は案外に遅かったのですが、気が付けばあちこちに、薄紅の花々が綻び、可憐なフリルを寒風に震わせていました。本州中国以北の山地の落葉樹林内や林縁、岩場等に生育する、草丈10cm程の耐寒性常緑多年草です。円い根生葉は長柄を持ち、3-4月に咲く淡桃色のした花は、一花茎に一花を下~横向きに開きます。主に深山に生える希少種で、県レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。青葉山では、幸い普通に見られていましたが、崩落や宅地・遊歩道造成、枯松処理作業、盗掘等もあって、年々減少しています・・・
イワウチワ 山だか雲だか

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★仙台市公園緑地協会による青葉山市有林内の管理作業で、膨大な希少植物の自生群落地が消失する等、取り返しのつかない自然破壊が行われました。当会はその抗議の意志と共に2016年5月27日付けで「質問状」を提出。7/8に届いた「回答書1,2」は納得できるものではなかったため、8/1、より具体的な再質問状を提出。同時に、仙台市建設局公園課に対しても、その見解を求めています。 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました! 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、そ、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、金港堂本店宮城NPOプラザ(榴ヶ岡)等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
  環境ブログランキング ブログ王 
  
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