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コバネカミキリ(小翅髪切)
2022/07/31(Sun)
 きょうは晴れて、異常に暑くなりました(23.6~36.5℃/西北西風)。
 朽ちた倒木に、コバネカミキリ(カミキリムシ科ノコギリカミキリ亜科コバネカミキリ属)がいました。黒っぽい♀でしたが、こちらに気付くと素早くヒイロタケの傘に潜り込み、つんつるてんの上着とお尻を見せて、おしょしそうにしていました。北海道〜九州の山地〜平地に生息する、体長12~30㎜のカミキリムシの仲間です。成虫は5~9月に出現し、名の通り上翅が短く(♂がより短)、前胸背の側縁に1対の棘があり、♂は後縁以外は褐色で触角・脚は暗赤褐色、♀は全体に黒褐色。夜行性で、夕方近くになると♂が活発に飛び回り、♀は材上を歩き回り、日中でも薄暗い場所に居て、夜間灯火にも飛来します。幼虫は各種広葉樹の枯木を食べて育ちます。青葉山での生息状況は不明ですが、個体数は少ない様です…
コバネカミキリ あづい
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ミンミンゼミ(みんみん蝉)
2022/07/30(Sat)
   きょうは、大体晴れました(24.0~30.0℃/南東風)。
   ブナの木に、ミンミンゼミ(セミ科)がいました。五月蠅い位にミーンミンミンと鳴いていましたが、この声を聞くとやはりいつも、本物の夏が来たと感じます。北海道南部~九州の他、朝鮮、中国等の、山地~平地の広葉樹林を中心に生息し、アブラゼミ等と比べて暑さに弱く、北東日本では平地でも普通に見られますが、南西日本ではやや標高が高い山地に生息しています。成虫は7-9月上旬頃に発生し、体長33-36mmで、黒地に緑、白、水色の斑紋があります。他種に比べて体が卵形に近いのも特徴です。サクラ、ケヤキ等の木を好み、良く止まります。青葉山では、夏を通して普通に見られます・・・
ミンミンゼミ 岩壁の川
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ホソツクシタケ(細土筆茸)
2022/07/29(Fri)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした(23.1~29.2℃/南東風)。
道端に落ちていたホオノキの実から、ホソツクシタケ(クロサイワイタケ科)が生えていました。黒い遺物から蒼白い炎が揺らめき立つ様で、美しく、妖しい気持ちになりました。夏~秋に、前年落下し落葉に埋まったホオノキの果実上に発生する、超小~小型のきのこです。子実体は細い槍状・針状で波打ち、径 3-5 mm、高さ 3-8 cm.になり普通枝分かれしません。幼時は先端は尖ってやや赤みを帯び、無性世代を形成してほぼ全体が分生子に覆われて灰色粉状ですが、後子嚢殻が形成される頃には全体が黒褐色で、表面には子嚢殻により疣状となりす。食不適。似た仲間には、同属でブナの殻斗に発生するブナノホソツクシタケや、フウの実に発生するもの等があります。青葉山では、比較的普通に見られます・・・
ホソツクシタケ 光る川

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オオウバユリ(大姥百合)の花
2022/07/28(Thu)
   きょうは、晴れたり曇ったりでした(24.1~31.0℃/南東風)。
  池畔に、オオウバユリ(ユリ科)が咲いていました。喇叭を四方に向けて多数林立していましたが、近寄れば紫斑の目立つものも多くて、一寸更紗木蓮を連想させました。北海道~本州中部以北の山地に生育する、高さ1.5~2mの多年草です。 関東以西に分布するウバユリより草丈が高く、花数が多く、寒地を適地として発達しています。葉は茎中部に集まって付き、心円形で先が尖り、長柄があります。7月下旬~8月に、花茎の先に多数の緑白色の花を10~20個横向きに咲かせ、 花被片は6個。 朔果は長さ約5cmの卵円形で直立します。青葉山では、湿った林下等に普通に見られます…
オオウバユリ 刈られてしまったヤブカンゾウ原
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ヤマトウバナ(山塔花)
2022/07/27(Wed)
  きょうは、曇り一時雨が降り、後晴れました(24.3~30.3℃/南東風)。
  沢道沿いに、ヤマトウバナ(シソ科)が咲いていました。朽ちた倒木を背に、奥床しい楚々とした紫蘇花が、涼しげでした。本州(東北南部)~九州の山地の木陰等に生育する、草丈10-30㎝の多年草です。茎は束生しやや斜上します。葉は対生して5-10mmの葉柄があり、葉身は卵~長卵形で長さ2-5㎝。先がやや尖って粗い鋸歯があり、両面に疎に毛があります。6-7月、茎頂の短い花序に白く長さ8-9mmの唇形花を付けます。上唇は浅く2裂し、下唇は3裂します。萼には疎に短毛があります。青葉山では、沢沿い等の林下に見られます。尚、良く似たヒロハヤマトウバナは、花期が少し遅く(7-9月)、大きく(草丈20-60㎝)、葉も広く大きく、萼には短毛の他長い軟毛があります・・・
ヤマトウバナ 色んな雲
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タマゴタケ(卵茸)
2022/07/26(Tue)
   きょうは、晴れ時々曇りました(23.1~30.0℃/南南東風)。
   道端に、タマゴタケ(テングタケ科)が生えていました。大きいのも小さいのも色々ありましたが、どれも端正で真赤な美しい茸で、童話の世界にでも入り込んだ様でした。中国~インドや北米に分布し、日本では夏~秋、各種樹林下に発生する中~大型の菌根菌です。径6-20cmの傘は赤~橙赤色で、縁に条線があります。襞は黄色。高さ10~20㎝の柄は中空で、黄色と橙色の段だら模様で、上部に橙色の鍔、基部に白い壺があります。高級な食菌ですが、他の菌類同様、セシウム等放射性物質を高度に濃縮する特性があり、食用としては控えた方が良さそうです。青葉山では、普通に見られます・・・はれときどきくもり
タマゴタケ 鳳
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ヒタチマイマイ(常陸蝸牛)
2022/07/25(Mon)
  きょうは、晴れたり曇ったりで、一時雨が降りました(23.1~28.3℃/南東風)。 
  道沿いの笹の葉に、ヒタチマイマイ(オナジマイマイ科)がいました。何時も乍ら、象牙地に臙脂の縞模様がとてもお洒落で、海の貝に負けぬ美しさでした。東北~関東北部の山地~低地の林内に生息する、殻径25-30㎜強(最大径32㎜)の中型の蝸牛です。殻は低平で,殻底部では成長線が収束して畝状になり,疎に現れます。殻の地色はクリーム色で、0-4本の色帯が現れ,加えて火焔模様が現れる個体も多い様です。主に山林の樹上で見られ、他種同様主に植物食で、雌雄同体で他個体と精莢を交換した後に産卵します。良く似た亜種のミスジマイマイは 、関東南部~中部東部に分布します・・・
ヒタチマイマイ 山川道
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シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)
2022/07/24(Sun)
  きょうは、晴れ時々曇りました(21.4~29.4℃/南東風)。
  池に、シオカラトンボ(トンボ科)がいました。♂が何匹も勢い良くビュンビュン飛び回っていましたが、枯葦に止まると、爽やかな白藍の背に涼を感じました。北海道~沖縄の他、ロシア、中国、朝鮮等の、山地~平地の湿地や溜池、田圃等に生息する中型のトンボです。名は、雄が塩を吹いた様な体色になる事に因ります。4月中頃から現れて10月頃まで見られ、幼虫(ヤゴ)で越冬し、10齢以上を経て羽化するとも言われています。成虫・幼虫共に肉食です。体色は、稀に雌でも雄と同じ「シオカラ型」になりますが、眼は緑です(雄は青い)。青葉山では、周辺池沼等で、普通に見られます・・・
シオカラトンボ 辛子色の五色沼
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ノギラン(芒蘭)
2022/07/23(Sat)
  きょうは、曇り後雨が降り、後晴れました(22,3~29.6℃/東北東風)。
  道沿いに、ノギラン(キンウカ科)が咲いていました。風が来て、冬貂の尾の様に揺れていましたが、近寄れば、陽を浴びた花穂が物怪の金棒にも見えて来ました。北海道~九州の、山地の日の当たる湿地周辺や道端等のやや湿った所に生育する、草丈20-50㎝の多年草です。葉は全て根生葉で、ロゼット葉を形成し、倒披針形で長さ8-20㎝。6-8月、ロゼットの中心から花茎を出して穂状花序を作り、黄緑色の小花を多数付けます。花は径は約15mmで、赤みを帯びる事もあります。名は、花弁の先や蕊が突き出た様子を禾(稲や麦の果実の先の長い剛毛状突起)に譬え、ラン科植物に似た草の意。別名は、キツネノオの。青葉山では道端や湿地周辺等に見られます・・・
ノギラン 雨後晴れて日没
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ヌスビトハギ(盗人萩)
2022/07/22(Fri)
  きょうは、一日中雨が降りました(17.2~20.8℃/北北西風)。
  道沿いに、ヌスビトハギ(マメ科ヌスビトハギ属)が咲いていました。薄紅のめんこい連花が雨に濡れて、一寸淋しい、祭りの後の軒花(馬簾)に見えました。北海道~沖縄の他、朝鮮、中国等の林縁や路傍、草地等に生育する、草丈0.50-1m程の多年草です。3出複葉は互生し、卵形で先は尖り縁は全縁、頂小葉は側小葉より大きく、葉裏は淡緑色で、網状脈が目立ちます。7-9月、長さ3-4mm程の淡紅色の小花を細長い総状花序に付けます。果実(節果)の表面には鉤状の毛が密生して、衣服等にくっ付きます。青葉山では路傍等に見られますが、良く似たヤブハギ(茎は下方葉が密集し、葉柄が長く葉裏が白っぽく、花期が少し遅い)の方が多く見られます・・・
ヌスビトハギ 煙霧
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チチタケ(乳茸)
2022/07/20(Wed)
  きょうは、曇り後晴れました(22.3~30.3℃/北西風)。
  道沿いの林下に、チチタケ(ベニタケ科)が生えていました。小さいのから大きいの、開ききったものまで色々ありましたが、中位で背が高く色濃いのが、如何にも茸っぽくて、触れてもないのに乳まで垂らしていて、素敵でした。夏~秋に~全国のブナ科林に発生、時に群生する、傘径5-12cmのベニタケの仲間です。傘は茶~赤茶色苦い。襞は密で白襞いが、古いものはやや黄ばむ。名の通り、傷を付けると多量の乳液が出て褐色に変化します。肉はやや茶色い白でやや渋みがあります。無臭。 薫りが強く美味しい出汁が取れるので、うどんや蕎麦のつけ汁に利用されます。乳液は、ゴムノキ等が生成する天然ポリイソプレンの低分子を主成分としており、ゴムの分子構造研究の格好の材料ともなり、ゴム手袋等による皮膚アレルギーを回避するための新素材作成の研究が進んでいる様です・・・
チチタケ 晴れた
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ゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切)
2022/07/19(Tue)
  きょうは、曇り後雨が降りました(23.4~27.7℃/東北東風)。
  川岸のオオイタドリに、ゴマダラカミキリ(カミキリムシ科)がいました。雨の止み間に一寸休んでいた様で、今問題になっている外来種ツヤハダゴマダラカミキリ(前胸背に白紋がない)か?!と近寄れば、あっと言う間に飛んで行ってしまいました。北海道~九州の山野に生息する、体長25-35mmのカミキリムシです。成虫は6-8月に発生し、青みがかった黒地に白斑模様を持ち、名もこれに由来します。触角は体長の1.5倍程で、各節の根元に青白い毛があり、黒と青の縞模様に見えます。昼夜の区別なく活動し、食樹(幼虫・成虫共にヤナギ、クリ、クワ、ミカン類、イチジク、プラタナス等の生木)の葉や若枝の樹皮を齧って食べます。青葉山では普通に見られ、夜は灯火にも飛来します・・・
ゴマダラカミキリ 霧立つ川
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ヤマユリ(山百合)の花
2022/07/18(Mon)
  きょうは、晴れ後曇りました(21.2~30.9℃/南南東風)。
  道沿いに、ヤマユリ(ユリ科)が咲いていました。艶やか風姿と噎せ返る香に嘆息…と言っても、ここは3年前までは数十輪群れ咲く群生地でしたが、"藪刈り"と百合根盗掘?後消えてしまい、昨年は少し復活したものの、今年は40株以上確認し期待していたところ、数日前に、大きく膨らんだ花芽と共にほぼ全て切り取られてしまった後に残った一株でした。家に飾るのか、誰かに配るのか、何故かは分かりませんが、ここは「特別保全区域」に指定されている市民の森、自然にとっても市民に対しても大罪でしょう。こんなことは、もう二度としないでほしいものです。日本固有種で、本州の東北~近畿の山地の林縁や草地に生育する、草丈1-1.5mの多年草です。茎は地下の鱗茎から出て、長さ10-15cmの披針形で短柄のある葉を付けます。7-8月、茎先に20㎝近い大きな花を1-10個程咲かせます。花は茎に対して横向きに開き、花被片は白く中央に黄色い筋が入り、赤褐色の斑点が多数あり、強い芳香があります。発芽から開花までには少なくとも5年以上かかり、又株が古い程多くの花を付けます。青葉山では林内外に見られますが、盗掘等で激減しています・・・
ヤマユリ 経ヶ峰
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山上河鹿
2022/07/17(Sun)
  きょうは曇り時々晴れて、晩方には雷雨になりました(21.1~27.3℃/南東風)。
   山の上に、カジカガエル(アオガエル科)がいました。清流の象徴的存在なので、「普段は樹上や崖等で生活している」とは言っても、何時も何故こんな所に?と思うのですが、水辺から遥か遠い、大木の苔生す幹にひっそり佇む姿には、とても驚かされます。本州~九州の山地の渓流、湖やその周辺の森等に生息する、体長3.5-4.4cm(♂)、4.9-6.9mc(♀)の蛙です。日本固有種。体は扁平で岩の隙間等に隠れるのに適し、体色は灰褐色で、不規則な斑紋があり、岩上等では保護色になります。指趾の先端には吸盤が発達します。動物食で昆虫、蜘蛛等を食べ、幼生は藻類を食べます。雄は水辺の石等に縄張りを作り、フィフィフィフィフィーと繁殖音を上げます。青葉山では、広瀬川や各沢等で見られます・・・
カジカガエル 驟雨
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キキョウ(桔梗)
2022/07/16(Sat)
  きょうは、大雨の後曇りました(20.2~24.5℃/北北東風)。
  林縁に、キキョウ(キキョウ科)が咲いていました。もしかすると、自生ではないのかもしれませんが、雨空を吹き飛ばす様な清しい紅桔梗の花が、案外あちこちに群れ開いていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、ウスリー等の、山野の日当たりの良い場所に生育する、高さ40-100cm程多年生草本です。黄白色の根は太く、葉は互生で長卵形で鋸歯があり、下面はやや白みがかります。袋状の蕾が緑から徐々に青紫に変わり裂けて6-9月に星型の花を咲かせます。雌雄同花ですが雄性先熟で、雄花期、雌花期があります。花冠は広鐘形で5裂、径4-5cm、雄蕊・雌蕊・花弁は各5本。開発等の環境悪化や盗掘等により激減し、環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)、宮城県版では絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)に指定されています・・・
キキョウ 奥入瀬ではありません、道です
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ニホンヤモリ(日本家守・守宮)
2022/07/15(Fri)
 きょうは、曇り後雨になりました(19.9~24.0℃/南東風)。
 森の外れの建物の軒下に、ニホンヤモリ(ヤモリ科ヤモリ属)がいました。この辺りでは初めて見ましたので、吃驚していると、案外素早く木箱の下に入り込み、覗き込むと、恨めしそうに睨まれました。中国東部、朝鮮等に分布し、日本では秋田以南の本州〜九州の山地〜低地の主に民家やその周辺に生息する、体長10-14㎝のトカゲの仲間です。体色は灰〜褐色で、不鮮明な暗色斑紋が入り、環境に応じて全体の濃淡を変化させる事ができます。全身が細鱗に覆われ、背面は大きめの鱗が散在。尾は基部に2-4対の大型疣状鱗があり、自切と再生を行う事ができます。体が扁平なので、狭い場所にも潜り込め、指毎に1対の趾下薄板が発達し、垂直な壁面等にも張りついて活動できます。動物食で、昆虫やクモ等の陸生節足動物を食べ、夜行性で、昼間は閉所で休みます。5~9月に1-3回に分けて粘着質に覆われた卵を2個ずつ壁面等に産み付け、1か月半~2か月程で孵化。冬は、壁の隙間や縁下等で冬眠。名は、人家内外の害虫を捕食する事から家を守るとされた事に由来します。青葉山周辺では、民家や空家等の建物内に生息すると思われます…
ヤモリ 雲湧谷
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ヒメヤブラン(姫藪蘭〉
2022/07/14(Thu)
   きょうは、昨日からの大雨は上がりましたが、一日曇りました(19.9~24.0℃/南東風)。
   林縁に、ヒメヤブラン(ナギイカダ科)が咲いていました。叢に見え隠れする様に、薄桃色の小花が、案外あちこちに数多く群れていました。北海道~沖縄の他、東~東南アジアの、日当たりの良い林下や草地に生育する多年草です。葉は線形で長さ10-20cm、幅2-3mm。7-9月、葉より短い高さ10~15cmの花茎の先に、淡紫色の径1cm程の小花を疎に咲かせます。花は上向きで、花被片6個は楕円形で平らに開きます。果実は種子が露出し、径4-5mmで、紫黒色に熟します。種子の他、根の様に伸びる走出枝でも繁殖します。青葉山では、乾いた道沿いや草地等に見られます・・・
ヒメヤブラン 大雨上がり
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ヒルガオ(昼顔)
2022/07/13(Wed)
   きょうは、一日中強い雨が降りました(21.1~22.7℃/東北東風)。
   道沿いに、ヒルガオ(ヒルガオ科)が咲いていました。雨にもめげず、愛くるしいピンクの傘を水玉柄にして、荒天を楽しんでいる様に見えました。中国、朝鮮等に分布し、日本では北海道~九州の山野の、日当たりの良い草原や路傍等に生育する、蔓性多年草です。地中に白い地下茎を伸ばして増殖。葉は互生し、長さ5〜10cmの矛〜矢尻形で、基部は斜め後方に張り出すが裂けません。6〜8月、葉腋から長い花柄を出し、淡紅色の花を1つ付けます。花冠は径約5cmの漏斗形、萼は卵形の大きな苞に包まれ、花柄に翼はありません。普通結実しません。似たコヒルガオは、葉は三角状矛形で、基部の側片の先が2裂し、花柄の上部に翼があります。名は、「昼の顔」の意で、昼間も咲き続けている事に由来します・・・
ヒルガオ 驟雨
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アカシジミ(赤小灰蝶)
2022/07/12(Tue)
  きょうは、曇り後雨が降ったり止んだりでした(22.2~25.5℃/南東風)。
 夕暮れの森に、アカシジミ(シジミチョウ科)が飛んでいました。薄暗がりに紅く小さな火玉でも点滅している様でしたが、草葉に止まると、落ち着いた柿茶模様が素敵でした。朝鮮、中国東北、ロシア極東等に分布し、日本では北海道〜九州の山地〜低地の広葉樹林内に生息するシジミチョウの仲間です。成虫は5-7月に出現し、前翅長16-22mm、翅は雌雄共に橙色で、翅裏には白帯で縁取られた黄褐色の帯が縦に入ります。後翅肛角にある1対の尾状突起は黒く、先端は白。日中は不活発で、夕刻になると活発に活動。幼虫の食樹は、コナラ、ミズナラ、クヌギ、カシワ、アカガシ、アラカシ等で、新芽を好んで食し、成虫もその周辺で生活し、クリの花等で吸蜜。卵で越冬。青葉山では、飛ぶ姿がよくにたウラナミアンシジミと共に普通に見られます…
アカシジミ 若い林
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ヤマホタルブクロ(山蛍袋)
2022/07/11(Mon)
  きょうは、曇り後晴れました(19.4~25.0℃/南東風)。
  車道沿いに、ヤマホタルブクロ(キキョウ科)が咲いていました。先日の草刈りで殆どが消えてしまいましたが、知らなかった反対側の草叢に残っていて、情緒溢れる紅紫の鐘花が、案外に多くてホッとしました。東北南部~近畿東部の山地の林縁等に生育する、草丈20-80㎝の多年草で、ホタルブクロの日本固有の変種です。茎には粗毛が生え、根生葉は基部が円~心形で花期には枯れて無くなり、茎葉は互生し、葉身は長さ5-8㎝の三角に近い卵形。長い葉柄に翼があります。6-7月、花茎頂に濃赤紫~白色の花を数個下げます。 花冠は長さ4-5㎝の鐘形で、先が浅く5裂し、内面に斑点、長毛があります。萼筒の先は5裂し、波打ち、湾入部分が膨らみます。 基本種のホタルブクロでは、萼片間に葉状の付属体があり、後方に強く反り返ります。 果実は蒴果で、種子に狭い翼があります。青葉山では、林縁等の所々に見られます・・・
ホタルブクロ 鷹飛ぶ空
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七月観(視)察会
2022/07/10(Sun)
  きょうは雨の予報もありましたが、晴れて真夏の観察会になりました(20.4~31,2℃/南東風)。先月の会で視察した歩道再開の為の板柵工事予定、最近問題となっているツヤハダゴマダラカミキリ食害の青葉山での状況を報告、チラシやコース紹介等があった後、早速出発です。先ずはあちこちに咲き群れるネムノキを上から(下から)観察。実を大きくしているトチノキやそこで群れ鳴くニイニイゼミ、池を飛び交うショウジョウトンボやオオルリボシヤンマを遠目に観ながら進むと、蝶庭にはエノキやタブノキの葉が虫食いだらけなのですが、所業の主は見つかりません。花芽を膨らませていたヤマユリ等は草刈りで消えていましたが、一株残ったツチアケビは、豪華な花束を作っていました。同じく菌従属栄養植物のギンリョウソウもあちこちに顔を出し、花を終えたイチヤクソウやウメガサソウ、ホクリクムヨウランも見られました。樹液の木には、何故かチラシで紹介のミヤマクワガタ等目立ったものは見られませんでしたが(東屋に見事な頭部が落ちていました)、カナブン、ヨツボシケシキスイ等キスイムシの仲間、キマワリ、コシロコブゾウムシ?等が見られました。森は、キビタキやウグイス、ホトトギスの囀りが響き、花は少ないものの、オカトラノオやバイカツツジ、オオバジャノヒゲ等があちこちに咲き、白い花が目立っていました。ヒメコウゾ、ヤマグワ、コウスノキ、ニガイチゴ、ミヤマウグイスカグラ等美味しそうな果実も少しだけ試食しました。山は緑に溢れ、様々な昆虫が飛び交い、全てが活き活きと生命に満ちていました…
ネムノキ つちあけび カメムシタケ ニホンカナヘビ
 花では他に、ホタルブクロ、キツネノボタン、ミヤタムラソウ、クモキリソウ、クリ、オオハンゴンソウ、オニタビラコ、ウマノミツバ、ヒメジョオン、シロツメクサ、ムラサキツメクサ、ドクダミ、ネズミモチ、ハエドクソウ、ブタナ、オニドコロ、ヤブカンゾウ、コマツナギ、アカメガシワ、ヒメヤブラン、エゾアジサイ、ノウゼンカズラ、(ボタンクサギ)、(マツバボタン)等が見られましたが、期待していたオニノヤガラは見られず、クルマユリも花芽の無い葉ばかりでした。果実では他に、サルトリイバラ、ツクバネ、ヒトツボクロ、ツリバナ、サルナシ、ネジキ、ツルアリドオシ、ブナ、シラキ、キブシ、ナツハゼ、等が生っていました。キノコでは、早くも群れるスギヒラタケ、冬虫夏草のカメムシタケ、カワリハツ、ドクベニタケ、ヒロヒダタケ、ヒイロタケ、ヒトクチタケ、シロホウライタケ、マツオウジ、ヒメカバイロタケ、ニガイグチの仲間、カワラタケの仲間、粘菌の仲間等が見られました。野鳥では、他にアオゲラ、カワラヒワ、メジロ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ガビチョウ(イカルの声真似している)等が確認され、動物では、倒木上にじっとしていたニホンカナヘビ、道に跳びはねるアカガエルの仲間、種だらけのテンの糞、カモシカの食痕や角擦り、昆虫では、葉上のヨツスジハナカミキリ、ヒメスジコガネ、オバボタル、オオオバボタル、クロマドボタル、ミカドフキバッタ幼虫、アオクチブトカメムシ幼虫、アカタデムシ、ヨシカレハ幼虫、エゴツルクビオトシブミ♀、クビボソジョウカイ、カラスアゲハの仲間他に出会いました。きょうは、雨続き(実質の梅雨)の中の晴間に、暑くて花も少ないながらそれなりに、様々な出会いや新鮮な驚きがあり、忙中有閑、心癒される一時となったのではないでしょうか・・・?
ヨツスジハナカミキリ おつかれさん アオクチブトカメムシ幼虫 ヤブカンゾウの道
  来月(8/7)は会としてはお休みですが、主に調査・確認(水生生物を主に)をする予定です・・・

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ツチアケビ(土通、土木通、土通草)
2022/07/09(Sat)
  きょうは、曇り時々雨が降りました(20.3~26.7℃/北風)。
  道沿いに、ツチアケビ(ラン科)が咲いていました。一株だけでしたが大きなもので、真鋳の燭台の様な花房が、上から見ると、豪華な花束を作っていました。北海道~九州の森林内に生育する、高さ50-100㎝の蘭の仲間です。日本固有種。光合成を行う葉を持たない腐生植物で、ナラタケとラン菌根を形成し、養分の全てをこの共生菌に依存しています。初夏に鱗片葉が殆どない黄色い花茎を伸ばし、四方に複総状花序枝を出して、枝先に黄褐色で3㎝程の花を咲かせます。秋に、長さ10cm程の、楕円形で多肉質の赤い液果を熟します。民間では土通草と呼ばれる強精薬ともされますが、薬用効果は不明の様です。青葉山では、林内の所々に見られます・・・
ツチアケビ 樹間から西山
 明日、7/10(日)は定例観(視)察会。花が少なめの時季ですが、バイカツツジ、オカトラノオ、ギンリョウソウ、アカメガシワ、ツチアケビ等が咲き、ホトトギス、キビタキ、オオルリ、ウグイスも良く鳴いています。池や花、樹液の木には虫達が集まり、ニガイチゴやヒメコウゾ、コウスノキ等の実が生り、キノコもそれなりに出ています・・・
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ネムノキ(合歓木)
2022/07/08(Fri)
    きょうは、曇り後晴れて又曇りました(21.0~26.1℃/南東風)。
    車道沿いに、ネムノキ(ネムノキ科)の花が咲いていました。局所的ではありますが、山裾が桃花色に霞み、近寄れば桃香が漂い、正に桃源境を思わせる趣でした。西~東アジアに広く分布し、日本では東北~沖縄の山野に生育する、高さ6-10mの落葉高木です。荒地に最初に侵入するパイオニア的樹木で、河原等にも良く生えています。葉は2回偶数羽状複葉。7-8月に、頭状花序を作り、淡紅色の雄蕊が長い美しい花を咲かせます。秋には、細長く扁平な長さ10-15㎝の豆果を下げ、樹上に遅くまで残ります。名は、夜になると葉が閉じる事(就眠運動)に由来、仙台ではネムタギ、ネプタギ等とも呼ばれます。青葉山では、河原や林縁、裸地等の所々に見られます・・・
ネムノキ ネムノキの街
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アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏)の花
2022/07/07(Thu)
  きょうは、雨後曇って、晴間もありました(21.9~25.7℃/北北東風)。
  道沿いのアカメガシワ(トウダイグサ科)に、花が咲いていました。雄株の雄花でしたが、未だ赤い枝葉の上にパチパチと、夜空に輝く千輪華火の様でした。本州~沖縄の他、朝鮮、中国等の山野の河原や伐採跡地等の、日当たりの良い所に生育する5-10m程の落葉高木で、典型的な開拓植物です。雌雄異株で、6-7月に、雄花は多数の雄蕊が伸びて球状に開き、雌花は柱頭が3つに分かれる雌蕊だけから成り、余り目立ちません。名は、新葉には赤い鱗片が多数あって、特に新芽が赤く、葉が柏の様に大きくなる事に由来します。赤い鱗片は葉の生長と共に脱落し、次第に緑色に変わります。青葉山では、林縁部や崩壊地等に見られます・・・
アカメガシワ 雫
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クリ(栗)の花
2022/07/06(Wed)
   きょうは、雨が降ったり止んだりでした(22.0~24.5℃/北風)。
  道沿いのクリ(ブナ科)に、花が咲き残っていました。雨に打たれ、多くが地面に散らばっていましたが、中には水滴を塗して、銀モールの様に煌くものもありました。冷温帯下部~暖温帯に広く分布し、日本では北海道~九州の山地~低地に生育する、高さ15-20m、直径1mになる落葉高木です。葉は互生し、長さ7-14cmで、0.5-1.5cmの葉柄があ16-23対の側脈があり、その先は鋸歯に達して芒状となります。雌雄同株。6-7月に花を咲かせ、新枝の葉腋から長さ10-15cmの尾状花序を垂れ下げ、基部に雌花が付き、やがて総苞片が発達した棘が毬となり、堅果の内部は食べられます。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
クリ 光る葉っぱ
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エゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
2022/07/05(Tue)
   きょうは、晴れ後曇りました(22.7~30.3℃/南東風)。
    川岸に、エゾアジサイ(ユキノシタ科)が咲いていました。梅雨はとっくに開けていますが、青空を映した様な天色の花は、曇天を吹き飛ばす様な眩さでした。北海道~九州に分布し、主に日本海側の深山の沢沿い等、やや湿った場所に生育する、高さ1-2mの落葉低木です。葉は、先の尖った楕円形で、粗い鋸歯があり対生し、葉柄は長さ2-5㎝、葉身は長さ10-20㎝。6-8月、青~青淡色の小さな両性花の周りに花弁4枚の装飾花を付けます。青葉山では、川や沢沿い等に見られます・・・
エゾアジサイ 広瀬川.
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ヒメコウゾ(姫楮)の果実
2022/07/04(Mon)
  きょうは、晴れたり曇ったり雷雨になったり…と思うと虹が出たりの目まぐるしい一日でした(22.2~32.2℃/南東風)。
  道端のヒメコウゾ(クワ科)に、実が生っていました。雨に濡れて、一層紅く瑞々しく美味しそうでしたが、如何せん、折角の妙味なのに、口にすると毛が舌に纏わりました。本州~九州の他、朝鮮、中国中南部の低山地の林縁等に生育する、樹高2-5m程の落葉低木です。雌雄同株。長さ5-15㎝の葉は歪んだ卵~広卵形で、時に2-5片に深裂し、基部は左右不同の浅い心形で、先は尾状に尖ります。表裏や葉柄に軟毛があります。5-6月に、新枝の下部葉腋に径1cm程の球状の雄花序、上部葉腋に球状で径4mm程の雌花序を付けます。7-8月、径1.5cm程の球状集合果を赤熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ヒメコウゾ 雨の間に二重の虹
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ゴイサギ(五位鷺)
2022/07/03(Sun)
  きょうも、晴れて暑くなりました(24.1~33.3℃/南東風)。
   川に、ゴイサギ(サギ科)がいました。浅瀬に跳ねる鮎でも狙っているのか、炎天の下、赤い眼を光らせがら水面を睨んでいました。本州以南の河川、湖沼、湿原、海岸等に周年生息し(留鳥)、夏には北海道に飛来(夏鳥)します。冬に南に移動する個体もあります。全長58-65cm、翼開長105-112cmで、上面は青みがかった暗灰色で、下面は白い羽毛で被われます。虹彩は赤く、眼先は青みがかった灰色の皮膚が露出しています。嘴は黒く、後肢は黄色。幼鳥は上面が褐色の羽毛で被われ、黄褐色の斑点が入り、下面は汚白色。虹彩は黄色がかったオレンジで、眼先は黄緑色の皮膚が露出します。繁殖期には後頭に白い羽毛が3本伸長(冠羽)し、後肢の色彩が赤みを帯びます。単独か小群を形成して生活し、夜行性で、日中は主に樹上に集団で休みます。魚類、両生類、昆虫、クモ、甲殻類等をを捕食します。4-8月の繁殖期には集団繁殖地(コロニー)を形成します。青葉山では、広瀬川沿いで見られますが、近年は河川管理工事等で繁殖地が撤去され減少しています・・・
ゴイサギ 最期の一軒家
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ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)
2022/07/02(Sat)
   きょうも、晴れて暑くなりました(23.8~34.3℃/南南東風)。
  池に、ショウジョウトンボ(トンボ科)がいました。続く猛暑の下、何故か逆立ちして真紅の尾を立てて、火柱の様に燃え立っていました。本州~沖縄の丘陵~平地の挺水植物が繁茂する池沼や湿地、水田等に生息する体長41-53mmの(所謂「赤トンボ」より一回り大きい)トンボです。成虫は5-10月に出現し、雄は、名のショウジョウ(猩猩)から連想できる様に真赤で、翅の付根も赤茶色。雌は茶色で、根元も茶色です。雄は単独で池の縁に強い縄張りを持ち、縄張りに沿って力強く哨戒飛行をします。青葉山では、池沼等で良く見られます・・・
ショウジョウトンボ 飛行機雲と入道雲
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スジクワガタ(筋鍬形)
2022/07/01(Fri)
  きょうは、晴れ時々曇って、暑くなりました(23.7~33.8℃/南東風)。
  小楢の樹液の木に、スジクワガタ(クワガタムシ科)がいました。暑くなって、樹液にはカナブンやヒカゲチョウ、スズメバチ等色々いましたが、少し離れた所に、小さいけれど威風堂々と、風格ある姿がありました。朝鮮、中国等に分布し、日本では北海道〜九州の山地〜平地の様々な林内に生息する体長♂18-30mm、♀14-20mmの小型のクワガタムシです。成虫は5-9月に出現し、名の通り、小型の雄と雌の上翅には明瞭な縦筋がありますが、大型の雄にはありません。又、大型雄は、大顎の中央部より前方に内歯を幾つか持つのも特徴です(コクワガタは一つ)。雑木林の樹液に集まりますが、地上や側溝等でも見つかり、灯火にもやって来ます。幼虫はクヌギ、コナラ等の朽木中で育ちます。成虫で越冬。青葉山では、樹液の木等に普通に見られます…
スジクワガタ 鮎解禁の広瀬川
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ゆきかえる