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アキアカネ(秋茜)
2022/09/30(Fri)
  きょうは、良く晴れました(16.1~26.5℃/南東風)    
  池の周りに、蜻蛉が一杯飛んでいました。中でも真赤なアキアカネ(トンボ科)があちこちに止まって、とても愛らしく目立っていました。北海道~九州の山野に生息する、体長33-46㎜のトンボです。成虫は6-12月に出現し、成熟しても頭部や胸部は余り赤くならず、胸部の側面に明瞭な黒条を持つのが特徴です。丘陵地~平地の池、水田、溝川等に広く発生し、6月頃に羽化しますが、夏季は高山に登って避暑し、秋が近付くと里に降りて来ます。赤とんぼの代表種で、狭義にはこの種だけを赤とんぼと呼ぶ事もあります。近年は全国的に減少していますが、青葉山では、秋には何処でも普通に見られます・・・
アキアカネ 帯雲
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ベニイタドリ(紅虎杖)の果実
2022/09/29(Thu)
 きょうは、大体晴れました(15.3~27.7℃/南南東風)。
 道沿いのベニイタドリ(タデ科ソバカズラ属)が、実に成っていました。未だ盛りのイタドリの白花に混じって、鶏頭の様な紅果がとても鮮やかでした。北海道〜九州の、高・亜高山〜低山の砂礫地や崩壊地等に生育する草丈30-150cmの多年草です。雌雄異株。イタドリの品種とされ、花や実の赤いものを指します。根茎を横に長く伸ばし、新苗を出し、茎は太く中空で、葉は長さ5-15cm、幅5-9cmの広卵形で先尖頭、基部は切形。托葉鞘は膜質。7-9月には赤みある花を咲かせ、花被は5-6裂し、長さ約6mm。雄花には雄蕊8、雌蕊は極小。雌花は花柱3個、雄蕊は極小。花後、雌花の花被片3は赤いまま翼状に張り出して痩果を包み、痩果は光沢ある黒褐色で3稜形。花や果実の赤さは、変化が多く、白花のイタドリとは連続的とされます。別名のメイゲツソウ(名月草)は、月見の頃に花を付ける事に由来。青葉山では、崩壊地等の所々に観られます…
ベニイタドリ 射光

 

 
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ゴマナ(胡麻菜)
2022/09/28(Wed)
  きょうは、曇り時々晴れました(18.0~24.9℃/北風)。
  池の端に、ゴマナ(キク科)が咲いていました。岸に沿って棚雲の様に群れていましたが、近寄れば白い頭花は小さくて、繊細、可憐な趣でした。北海道~九州とサハリンの山地の日当たりの良い草原等に生育する、高さ1-1.5m程の多年草です。根茎は太く横に這い、茎、葉共に細毛がありざらつきます。葉は互生し短柄があり、長楕円~皮針状線形で、両端が尖り、洋紙質で粗い鋸歯があります。9-10月、茎先に大きな散房状の花序を作り、径約15㎜の小さな頭花を多数付けます。舌状花は雌性、白色で多数、筒状花は両性、黄色で、共に冠毛があります。総苞は長さ3-3.5㎜で多毛。痩果は長楕円形で、白色の冠毛が付きます。青葉山では、草原等に普通に見られます・・・
ゴマナ 漣
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オオチャバネセセリ(大茶羽挵)
2022/09/27(Tue)
   きょうは、大体曇って、一時雨が降りました(17.9~23.6℃/南南東風)。
   道沿いに、オオチャバネセセリ(セセリチョウ科)がいました。動きのない静寂の森、何処からか閃光の様に来て、葉上に止まると、雨粒がぶるっと光りました。東アジア(ロシア沿海地方、朝鮮、中国等)に分布し、日本では基亜種が、北海道~九州の、高山~丘陵に生息する、前翅長16-21mm のセセリチョウです。成虫は6-10月に出現し、林の周辺や草地で見られ、羽音を立てて素早く飛び、花で良く吸蜜します。全体に茶色く、イチモンジセセリに似ますが、後翅の白紋が一直線でなくてジグザグしているのが特徴です。幼虫は、タケ科植物やススキ等を食草とし、幼虫のまま越冬します。嘗ては都市近郊にも多い普通種でしたが、減少傾向にあります・・・
オオチャバネセセリ 広瀬滝
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キクイモ(菊芋)
2022/09/26(Mon)
   きょうは、晴れ時々曇りました(17.6~26.0℃/南東風)。
   山裾に、キクイモ(キク科)が咲いていました。季節外れの向日葵を思わせる花が、崖崩れの盛土を支える様に、健気に群れていました。北米原産で、南米、欧州、アジア、オセアニアに移入分布する、草丈1.5-3mの多年草です。日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝来し、後に野生化しました。茎葉共に粗毛が生えざらつき、下部の葉は対生し上部の葉は互生します。葉柄には翼があり、葉身は長卵形で先が尖り、3本の葉脈が目立ち、疎に鋸歯があります。9-10月、茎上部が分枝し、径6-8cmの数個の黄色頭花を付けます。舌状花は長さ3-5cmの淡黄色で、中央部の筒状花は黄褐色。果実は長さ5-6mmで、上部に毛が生えています。塊茎は食用。青葉山では、川沿い等のあちこちに群生しています・・・
キクイモ 城址の空
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イソシギ(磯鷸)
2022/09/25(Sun)
 きょうは、晴れ時々曇りました(15.3~26.6℃/南西風)。
 川の堰に、イソシギ(シギ科)がいました。鶺鴒や鷺等色々いましたが、当種が一番ちょろちょろ忙しなく、簾に沿って採食していました。夏にユーラシア温~亜寒帯域で繁殖し、冬はアフリカ、オーストラリア、ユーラシア南部等へ南下越冬します。日本では中部~九州に周年生息し(留鳥)、中部以北では夏鳥として南下越冬。全長20cm、翼長29cm、翼開張38-41cm。上面は灰褐色で下面は白く、胸部側面の羽角に白い部分が切れ込みます。眼上部にある眉斑は白く、嘴基部~眼~後頭部に暗色の過眼線が入り、風切羽上面には白い斑紋が入ります(翼帯)。主に河川や湖沼の周辺に生息し、渡りの際は小群を形成。食性は動物食で、主に昆虫を捕食し、甲殻類、軟体動物も食べます。青葉山周辺では、広瀬川沿いで見られます・・・
イソシギ 秋の空
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ツクシハギ(筑紫萩・土筆萩)
2022/09/24(Sat)
   きょうは、霧雨後曇りました(20.6~25.0℃/南風)。
   道沿いに、ツクシハギ(マメ科)が咲いていました。風情ある蝶花の群れがしな垂れて、初秋の涼風に揺れていました。日本固有種で、本州~九州の日当たりの良い山野に生える、樹高1-2mの落葉広葉低木です。葉は3出複葉で互生し、長さ2-5㎝の楕円~卵状楕円形で、全縁で先は鈍頭~僅かに凹みます。表面は無毛で裏面に微細な毛があります。7-9月、葉よりやや長い総状花序を出し、長さ約1㎝の淡白赤~赤紫~濃紫色の蝶形花を疎らに咲かせます。青葉山に最も多く見られる萩で、別名は「仙台山萩」。古来より名高い「宮城野の萩」は当種だとも言われています・・・
ツクシハギ 雨後青筋空
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ナツハゼ(夏櫨)の果実
2022/09/23(Fri)
  きょうは、雨が降ったり止んだりでした(18.2~23.3℃/北西風)。
  道沿いのナツハゼ(ツツジ科)に、実が生っていました。既に黒く熟して甘そうになっているものも多いのですが、未だ赤くて濡れ光っている実の方が、何故か美味しそうに見えました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山地の日当りの良い場所に生育する、樹高1-3mの落葉低木です。樹皮は灰褐色で縦に裂け、薄片となって落ちます。葉は単葉で互生し、長さ4-10㎝の葉身は広卵~卵状長楕円形で、両面の葉脈に荒毛が多く、触るとざらつくのが特徴です。5-6月、枝先に総状花序を出し、下向きに多数の花を付けます。花は紅色を帯びた緑白色で、花冠は釣鐘型で長さ4-5mm。秋に、4-6mmの球形の液果を黒熟します。青葉山では、尾根筋等に普通に見られます・・・  
ナツハゼの実 霧立つ山
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サルナシ(猿梨)の果実
2022/09/22(Thu)
  きょうは、晴れ後曇りました(12.7~20.8℃/北西風)。
  道沿いの木に絡まるサルナシ(マタタビ科)に、実が生っていました。何故誰も採らないのか? 食べ頃の大粒が、重そうに無数に下がっていましたので、幾つか捥いで口に含むと、彌猴桃にも勝る美味しさに、つい顔が綻びました。日本全国の他、朝鮮、中国等の山野に生育する蔓性落葉樹です。他の木等に絡み付いて攀じ登り、茎の径15cm、長さ20m以上になります。葉は互生し、葉柄は長く赤くて目立ち、葉身は広楕円形で棘状の鋸歯があります。雌雄異株で、雌花、雄花、両性花があり、5-7月に白い5弁花を付け、雄花と両性花は、葉腋から集散花序を出し、雌花は単花で咲きます。果実は、2-2.5cmで淡緑黄色に熟して美味。中国原産のキウイは、本種の近似種シナサルナシの改良種。主としてニホンザルやツキノワグマ、テン等の哺乳類が好んで摂食し、種子散布に役立っています。青葉山では、林縁等のあちこちに見られます・・・
サルナシ コスモス
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ツキヨタケ(月夜茸)
2022/09/21(Wed)
  きょうは、曇り後晴れました(14.7~20.9℃/北風)。
  楢の切株に、ツキヨタケ(キシメジ科ツキヨタケ属)が生えていました。数株でしたが立派なもので、剥茸の様な傘も平茸の様な襞も、とても美しく美味しそうでしたが、根元を見れば黒い染みが外に浮き出ていて、ぞくっとしました。極東ロシアや中国東北部等に分布し、日本では晩夏〜秋、主にブナ(時にイタヤカエデ、トチノキ、ミズメ、アカシデ、イヌシデ、コナラ、ミズナラ等)の枯木に群生する傘径10~25cmの大型有毒菌で、国内で最も中毒例が多いキノコです。 傘は半円〜腎臓型で厚さ1~2cm,太さ1~3cmの短茎を付けます。初め橙黄~黄褐色,後に傘表面は紫褐~暗紫色になり,襞は白くなります。肉は厚く白,無味無臭,襞は発光性があり、幅広く、茎に下垂します。柄の肉には黒紫色の染みがあります、誤食すると嘔吐と下痢で腰も立たなくなり、重篤な場合は痙攣・脱水・等を来たし、少数の死亡例もあります。青葉山では、近年、コナラ等に良く発生するようになりました・・・
ツキヨタケ 澄み渡る空
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ヒガンバナ(彼岸花)
2022/09/20(Tue)
  きょうは、朝から台風が通過し、雨風がありました(18.3~26.8℃/北西風)   
  車道沿いに、ヒガンバナ(ヒガンバナ科)が咲いていました。雨の中でもじりじりと、篝火の様な奢侈花が、轟々赤々と燃えていました。北海道~沖縄の、田畑周辺や堤防、墓地、道端等に生育する多年生の球根性植物です。日本には稲作伝来時に中国から伝来した帰化植物と考えられています。晩夏~初秋、枝葉も節もない高さ30-50cmの花茎を立て、その先に赤く稀に白い散形花序を一つ形成し、包が破れると5-7個程の花を放射状に付けます。花弁は長さ40mm、幅約5mmと細長く、大きく反り返ります。花後、晩秋に長さ30-50cmの線形の細葉をロゼット状に出します。全草にアルカロイドを多く含み有毒ですが、嘗ては長時間水に曝して「救飢植物」ともなりました。青葉山では、田畑周辺等に見られます・・・
ヒガンバナ ヤブラン
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ホツツジ(穂躑躅)
2022/09/19(Mon)
  きょうは、曇り時々晴れて、一時雨が降りました(24.1~29.1℃/南南東風)。
  道沿いのホツツジ(ツツジ科)に、花が咲いていました。と言っても、見事な群落の殆どは終わりかけていて、数木のみ、紅花米の付く御幣束の様な花穂が、仄かな光を浴びていました。北海道南部~九州の山地の岩場等日当たりの良い所に生育する高さ1-2mの落葉低木です。日本特産種。葉は、長さ5cm程の楕円形で、枝に互生し先は尖ります。枝は、赤く細くて角ばります。7-9月、枝先に円錐状に花序を出し、やや赤みを帯びた白い花を咲かせます。花弁は3-4枚反り返って丸まり、雌蕊が長く真直ぐに伸びるのが特徴です。蒴果は3㎜程の扁球形で、熟すと3裂します。自然破壊等により各地で減少していますが、青葉山では、乾いた尾根や斜面等で見られ、大群落もあります・・・
ホツツジ 落日後の牛越橋から
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ミゾゴイ(溝五位)
2022/09/18(Sun)
  沢に、ミゾゴイ(サギ科ミゾゴイ属)がいました。何か採餌していた様ですが、こちらに気付くとバサバサッと飛び上がり、近くの木に止まると、体を斜めにすっと伸ばして、暫し木の枝の振り?をしていました。東南アジア、中国南東部、朝鮮、ロシア東部等に分布し、日本では、本州〜九州に夏鳥として飛来・繁殖(日本のみ)、一部が九州、南西諸島で越冬する鷺の仲間です。成鳥は全長49cm(翼長25-29㎝、翼開張80-90㎝)で、体色は濃茶褐〜赤褐色、上嘴は黒、下嘴は黄、後肢は黒緑色で、全て雌雄同色。低山地〜平地の沢沿いの薄暗い森で、番か単独で暮らし、日中は茂み等で休んでいる事が多く、夕方になると餌場に向い、昆虫、サワガニ等の甲殻類、陸棲の貝類、ミミズ、蛙、魚等を採食します。危険を感じると体を伸ばして外敵に向かって下面を向け、木の枝に擬態します。5〜7月の繁殖期、雄は「ボーボー」と太い声でゆっくりと繰り返し鳴いて雌を誘います。沢に突き出した枝等に小枝を重ねて皿形の巣を作り1回に4~5個を産卵。別名は、ウシドリ、ウメキドリ、ヤマイボ等。繁殖地、越冬地共に生息地破壊により激減し、環境省レッドリストで絶滅危惧II類 (VU)に指定。日本での生息数は1,000羽程との報告もあります。青葉山では稀に目撃されたり、自動カメラに撮影、夜に声が聞かれる他、弱った個体が保護されて放鳥された事もあり、当林の「宝」となっています…
ミゾゴイ ブナの道
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サクラタデ(桜蓼)
2022/09/17(Sat)
 きょうは、晴れ時々曇りました(19.6~27.0℃/南東風)。
 林縁の草原に、サクラタデ(タデ科イヌタデ属)が咲いていました。イヌタデ等他の蓼に混じって一際華やかに、正に桜の様な花を薄紅色に染めていました。本州〜沖縄の水辺や湿性地に生育する、高さ0.5〜1mの多年草です。地下茎を伸ばして増え、葉は互生し、長さ7〜13cmの披針形で、乾くと赤褐色になります。托葉鞘は長さ約1.5cmの筒形で、縁に長毛があります。8〜10月、細長い花序に、淡紅色の花をやや密に付けます。雌雄異株。長さ約5mmの花被は5深裂し、雌花では雌蕊が雄蕊より長く、雄花の雌蕊は雄蕊より短く、結実しません。痩花は黒く、長さ約3.5mmの3稜形。 青葉山では、湿った草原等で見られます…
サクラタデ 未だ入道雲?
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カシワバハグマ(柏葉白熊)の花
2022/09/16(Fri)
  きょうは、晴れ時々曇りました(20.3.0~26.6℃/南西風)。
  林床に、カシワバハグマ(キク科)が咲いていました。ここに歩道ができる前は、そこら中極普通に見られましたが、今や僅かにぽつぽつと、削り花の様な花がとても寂しそうでした。本州~九州の主に太平洋側の、山地の樹陰等に生育する高さ30-70㎝の多年草です。葉は長い卵形で、縁には粗い歯牙があります。青葉山では10月頃、コナラやミズナラの林床に穂状白花を咲かせます。痩果は長さ約1㎝で、褐色の冠毛があります。宮城県が北限の上に自生地も限定されていて、県のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU) に指定されています・・・
カシワバハグマ 簾越し
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キバナアキギリ(黄花秋桐)
2022/09/15(Thu)
  きょうは、晴れ後曇りました(19.2~25.2℃/南南東風)。
  道沿いに、キバナアキギリ(シソ科)が咲いていました。足の踏場もない程に咲き群れて、乳黄色の花々が、薄暗い林床をぱやぱやと明らめていました。本州~九州の山地の木陰等にに生育する、高さ20-40㎝程の多年草です。茎は四角で、葉は対生し長柄があり、三角状矛型で長さ5-10㎝、幅4-7㎝。8-10月、茎先に黄色い唇形花を穂状に付け、花冠は長さ2.5-3.5㎝で上唇は立ち上がり、下唇は3裂して前に突出ます。雄蕊4中2は退化し、花柱は長く突出します。萼は上下に2裂し、下裂片には浅い切れ込みがあり開出毛があります。青葉山では、明るい林内に普通に見られます・・・
キバナアキギリ 黒い鳥と海
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ミヤマママコナ(深山飯子菜)
2022/09/14(Wed)
  きょうは、晴れ後曇りました(21.0~29.7℃/南東風)。
  道沿いに、ミヤマママコナ(ゴマノハグサ科)が咲いていました。林内には、赤みの強いもの薄いもの、黄味の強いもの等様々な変異がありますが、ここのは紅白はっきりした典型的なもので、山萩の風情でした。北海道西南部~本州の、深山の林縁や草地、亜高山帯に生育する、高さ20-50㎝の一年草・半寄生植物です。長卵形て゜葉柄のある葉は洋紙質で対生し、乾燥すると黒褐色に変色します。8-9月に、紅紫色の花を咲かせ、花喉両側には黄色み帯びた斑紋が2個あります。苞葉は葉状で、縁にはママコナの様な鋸歯がありません。名は、主に深山に咲くママコナの意。青葉山では、6-7月に咲くママコナとほぼ同所等、少し乾いた林縁等で見られます・・・
ミヤマママコナ 電波塔
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シャクジョウソウ(錫杖草)
2022/09/13(Tue)
  きょうは、晴れ時々曇りました(20.7~29.1℃/南東風)。
   道沿いの木陰に、シャクジョウソウ(ツツジ科) がありました。下向きに咲いていた花は何時の間にか終わっていて、全てが上向きに、成りかけた果実達が木漏陽の先をじっと見上げていました。北半球の温・亜寒帯に広く分布し、日本では全国の亜高山~山地の、やや暗く湿気のある林床に生育する、高さ10-20cmの多年草です。腐生植物(菌根植物)で、全体が淡黄褐色を帯び、葉緑素はありません。茎には軟毛があり、広披針形の鱗片葉を互生します。7-8月、茎上部に鐘形の花を総状に下向きに開き、萼片、花弁共に5枚で内面に毛があります。果は球形で直立します。全国的に減少し、岩手、秋田等26都府県のレッドリストに記載。青葉山では幸い、林下の所々に見られます・・・
シャクジョウソウ 真夏の様な森
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ガヤドリナガミノツブタケ(蛾寄生長実粒茸)  
2022/09/12(Mon)
 きょうは、大体晴れました(20.5~27.6℃/南東風)。
 昨日の観察会でも出会いましたが、道沿いの木の枝に、白い菌に覆われた蛾が付いていました。調べると、翅柄から見てノコメセダカヨトウと思われ、生きたまま菌に侵されたかと思うと悲しいばかりでしたが、虫眼鏡で覗くと表面がキラキラしていて、まるで花が咲いたかの様な美しさも感じました。蛾の成虫を宿主とする気生型の冬虫夏草の代表種です。様々な環境の木々の幹や枝に掴まったままの蛾に、前年冬に感染して越冬すると言う生態を持ち、発生環境の特定が殆どできないと言われます。宿主は、ノコメセダカヨトウ等のヨトウガの仲間で、蛾の表面から角状で長さ3~7mmの小茸が群生し、その上部の淡黄色の粒々は子嚢殻と呼ばれ、中の子嚢細胞で胞子が作られます。越冬する性質から、大半は降雪や降雨で翌春には翅が落ちてしまう事も多い様です。似たものにアメイロスズメガタケ(子嚢殻が褐色)やガヤドリキイロツブタケ(子嚢殻先端が丸い)がありますが、両種は個体差等に由るもので同種とする説もあります。どれも、薬効等は認められていない様です。青葉山では、道沿い等で案外良く見られます…
ガヤドリナガミノツブタケ 仲瀬から見た青葉山
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九月観(視)察会
2022/09/11(Sun)
 きょうは、長らく続いていた雨もなく、日差したっぷりの、気持ち良い観(視)察会となりました(19.8~27.6℃/南東風)。9,10月はきのこ中心の観察・鑑定会で、今回は昨年に引き続き、仙台きのこ同好会のS先生に案内をお願いしていましたので、紹介やご挨拶があり、コースや「危険木」伐採予定の報告、「青葉山シンポジウム」「きのこ展」の告知等あった後、早速の出発です。大学構内には栃の実が大量に落ち、池には水蓮が咲き、オオルリボシヤンマやショウジョウトンボ、シオカラトンボ等が飛び交っています。車道沿いの草叢には案外、小さな茸、ズキンタケ、シロソウメンタケ、スジチャダイゴケ等が色々見られ、又苔の生える法面には、ベニナギナタタケや、サヤナギナタタケ、シロヒメホウキタケ、サクラタケ、ミズゴケノハナ、オニイグチモドキ、コナカブリテングタケ等沢山出ていてとても不思議な感じでした。菌に100%依存のツチアケビの真赤な実、木に登るカジカガエル、ニュースでも話題の猛毒カエンタケや"殺しの天使"ドクツルタケ、咲き群れるミヤギノハギに群れるキタキチョウ、あのポルチーニの日本版の立派なヤマドリタケモドキにも吃驚しました。森の入口にはツクシハギやヒメジソが咲き群れ、森の中はしっとりはしているものの、大きな茸は余り見られず、その代わりやはり小さな、チシオタケやベニウスタケ、アカ・シロ・キの3イボカサタケ、ベニヒガサ、ハナホウキタケ、アカヤマタケ等美しい茸が目立ちました。森では未だ、ミンミンゼミやツクツクホウシ、エゾゼミも鳴いていましたが、耳を澄ませばチッチゼミや、蟋蟀等秋の虫の声も聞こえ、道沿いにはヤマジノホトトギス、キバナアキギリ、ダキバヒメアザミ、シラヤマギク等が咲き群れ、ナツハゼやミヤマガマズミ、ツクバネ等の実も良く生っていました。観察後のきのこ鑑定会では、少なめとは言え、知らない茸も多く、夫々の解説や裏話等、日頃中々訊けないお話に、楽しい一時となりました・・・
スジチャダイゴケ カジカガエル ヤマドリタケモドキ 何か白いものが…
  きのこでは他に、ヒメカバイロタケ、キチチタケ、フサヒメホウキタケ、ドクベニタケ、ウスヒラタケ、マツオウジ、カワラタケ、ヒトクチタケ、ホコリタケ、キツネハツ、ツエタケの仲間、カワムラフウセンタケ、ナヨタケの仲間、ニセクロハツの仲間、クサウラベニタケ、シロテングタケ、ミネシメジ、オオワライタケ、オオゴムタケ、ニガクリタケ、ホコリタケ、ロクショウグサレキン、コキイロウラベニタケの仲間、ニセキンカクアカビョウタケ、モミジタケ、マメホコリ等粘菌の仲間、冬虫夏草のカメムシタケ、ガヤドリナガミノツブタケ等が見られました。花では他に、ツリフネソウ、ネナシカズラ、コヒルガオ、クズ、ダイコンソウ、ヤブツルアズキ、ミズヒキ、コバギボウシ、オオハンゴンソウ、ヤブラン、ケチヂミザサ、ガンクビソウ、ツルリンドウ、オクモミジハグマ、キンミズヒキ、ヒメキンミズヒキ、ヒヨドリバナ、カノツメソウ、ツユクサ、ゲンノショウコ、ヤブガラシ、ヘクソカズラ、コセンダングサ、アレチヌスビトハギ、ナンブアザミ、ユウガギク、ミズヒキ、ノササゲ、ミソソバ、(ボタンクサギ、メドーセージ、ランタナ、サルスベリ)等が見られました。果実では他に、クリ、コナラ、チゴユリ、アオハダ、ツリバナ、シラキ、ウワミズザクラ、オオバジャノヒゲ、ツルアリドオシ、イヌツゲ、サルトリイバラ、トチバニンジン、サルナシ、(カリン)等が見られました。動物では、道から飛び出たヤマアカガエル、大きなヤマナメクジ、イノシシの生活痕、テンの糞、リスの食痕、等、昆虫やクモでは、樹液のチャイロスズメバチやヨツボシオオキスイ、キマワリ、萩にいたルリシジミ?やセセリチョウの仲間、飛んでいたカラスアゲハ、巣網のジョロウグモ、等。野鳥ではアオゲラと思われる声、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カワラヒワ、メジロ、キジバト、ハシブトガラス等の他、外来のガビチョウが良く鳴いていました。きょうは茸観察には最適の天候となり、S先生の的確な解説のお蔭もあり、数多くの驚きや喜びがあり、又夫々に新しい出会い、発見があったのではないでしょうか?
ヤマジノホトトギスの小径 鑑定会 お疲れ様でした ツリフネソウ
  来月(10/9(日))も、キノコ中心の観察・鑑定会を予定しています。又、素晴らしい出会いを期待しましょう・・・
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ボーベリア菌に覆われたミンミンゼミ
2022/09/10(Sat)
 きょうは、良く晴れました(20.3-29.6℃/南東風)。
 道沿いの草叢に、白い綿の様なもので覆われた蝉がありました。調べると、蝉はミンミンゼミ(セミ科)で、白い綿状のものは、カビの一種・昆虫病原糸状菌の仲間、ボーベリア菌(白僵(きょう)病菌=セミカビ)と判りましたが、何年も地中に居て、やっと成虫になった途端に、こんな姿にされてしまうなんて、何か不条理を感じました。糸状菌の仲間で、寄生すると体から水分を奪って硬直させ、昆虫は黴状の菌糸で覆われると、乾燥してミイラ状になります。菌糸の色によって白僵病、黄僵病、緑僵病、カビ病等と呼ばれます。過去には養蚕業等で被害を受けましたが、近年では生物農薬としての研究が進められている様です。青葉山では、比較的普通に見られます…
ボーベリア菌 十五夜
 明日(9/11)は、定例の観(視)察会↓。例年通りのキノコが中心の観察会となります。専門家のお話を聞きながら、自然全般の観察もしましょう! 又色んな出会いがあるといいですね・・・
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ジムグリ (地潜)
2022/09/09(Fri)
 きょうは、曇り時々晴れて、一時雨が降りました(19.2-28.4℃/南風)。
 森の入口の民家の縁側に、ジムグリ (ナミヘビ科)がいました。30cm程の子蛇で、津軽塗の様な赤みや鮮斑は薄まっていましたが、漆塗りを思わせる艶と美しさは健在で、日向ぼっこしながら微睡んでいました。北海道~九州・大隅諸島の平地~低山地の森、草原、水辺等に住む日本固有種です。成体の全長は70-100cm、体色は赤みがかった茶褐色で、黒斑が入り、斑点は成長に伴い消失します。腹面の鱗(腹板)には黒斑が入り、市松模様(元禄模様)状になる為、別名元禄蛇とも呼ばれます。幼蛇は体色が赤褐色で、黒斑や横縞が入ります。主に鼠等の小型哺乳類を食べ、特に鼠の赤子を好みます。鼠が子を産む春と秋に捕食が活発になり、冬眠する冬は勿論、夏にも絶食する様です。名は、良く地中に潜る事に因ります・・・
ジムグリ 西北の森
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ヒメカバイロタケ(姫樺色茸)
2022/09/08(Thu)
   きょうは、一日雨が降ったり止んだりでした(19.0~21.4℃/北風)。
   道沿い赤松に、ヒメカバイロタケ(クヌギタケ科)が生えていました。あちこちの切株や倒木にあって、上から見ると皆美味しそうな滑子状でしたが、立枯れに生えた群れを下から覗くと、襞が血管の様に見えて、どきどきしました。北半球の暖帯以北に広く分布し、日本ではほぼ一年中(特に夏~秋)、北海道~沖縄の山野の朽ちかけた針葉樹の切株や倒木、立枯れ木等に群生します。傘は径0.8-2㎝程の釣鐘又は半球形から開いて少し平らになり、良く中央部が臍状に窪み、暗橙褐~橙黄色で周辺部は淡色、湿時には周縁に条線を生じますが、乾くと消えます。傘肉は極薄い紙質で、乾いても吸湿すれば復元します。柄は中空で、長さ0.5-1㎝、径1-1.5㎜程の強靭な軟骨質で、上部は暗赤褐色、下方に向かって黒褐色となり、基部には時に橙褐色の毛が散在します。無毒とされますが食用には向きません。青葉山では、朽木等に普通に見られます・・・
ヒメカバイロタケ ひめかばいろたけ
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カラハナソウ(唐花草)の雌花
2022/09/07(Wed)
   きょうは、曇り後雨になりました(21.4~28.2℃/北北西風)。  
  道沿いのカラハナソウ(クワ科)に、雌花が咲いていました。雨に濡れ、多くの花柱に雫を付けて、硝子細工の様に煌いていました。北海道~中部以北の他、中国北部等の亜高山~低山の林縁等に生育する、雌雄異株の蔓性多年草です。葉は3裂又は楕円形ですが、花の咲く茎では楕円形になります。8-9月、雄株では蔓先に疎らな雄花穂を円錐状に垂れ下げ、雌株では花柄の先端に雌花序を1-数個付けます。果穂は、松毬に似た2-3cmの卵円形の痩果で果皮に包まれ、短柄を持って垂れ下がります。西アジア原産のホップ(セイヨウカラハナソウ)の日本産野生種で、日本初のビールは当種で作られました。青葉山では、林縁や藪地等に普通に見られます・・・
カラハナソウ雄花 霧の街
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ツリフネソウ(釣船草・吊舟草)
2022/09/06(Tue)
  きょうは、曇り時々雨が降り、午後は風が強くなりました(17.3~22.5℃/北風)。
  沢沿いに、ツリフネソウ(ツリフネソウ科)が咲いていました。沢山群れていましたが、雨に濡れ、風に揺れ、名の通り、荒海を行く小舟の様に見えました。朝鮮、中国、ロシア東南部等に分布し、日本では北海道~九州の山地~低山の水辺等のやや湿った薄暗い場所に生育する、草丈50-80cm程の一年草です。葉は楕円~広披針形で、鋸歯があります。9-10月、茎先から細長い花序が伸び、そこに赤紫色で3-4cm程の横長の花を釣り下げる様に多数咲かせます。花弁状の萼と唇形の花弁を持ち、距が長く筒状になり、くるりと巻いているのが特徴です。種子が熟すと、弾けて飛び散るように拡がります。青葉山では、沢沿い等に見られます・・・
ツリフネソウ 風吹き出す
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ヌルデ(白膠木)の花
2022/09/05(Mon)
   きょうは、雨後曇りました(20.9~23.6℃/南東風)。
  道沿いのヌルデ(ウルシ科)の木に、花が咲いていました。一瞬タラノキかと思いましたが、近寄れば、赤い五倍子も、雨に濡れた5弁花も美しく、白金の様な輝きがありました。日本の他、東~東南アジア各地の山野に生育する、3-6mの雌雄異株の落葉樹です。葉は9-13枚の小葉からなる奇数羽状複葉で、葉軸に翼があるのが特徴です。小葉は5-12cmの長楕円形で、鋸歯があり、裏面全体に毛が密生し、表の主葉脈上にも毛があります。7−8月、円錐花序を作り、数mm程の5弁花を咲かせます。秋に、径5-8mm程の扁平な球果(塩麩子)を付け、表面に白い粉を吹きます。青葉山では、道沿い等に普通に見られます・・・
白膠木花 水溜道
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ニラ(韮)
2022/09/04(Sun)
  きょうは、霧雨が降ったり止んだりでした(19.6〜22,9℃/東南東風)。
  道端に、ニラ(ヒガンバナ科)の花が咲いていました。ツルボもミソハギも何もかも消えてしまった追廻の片隅に、申し訳なさそうにひっそりと、真白い星花が煌いていました。アジアに広く分布し、日本では全国に生育する多年草ですが、古代に帰化、元々自生していた等諸説あります。鱗茎は小さく、棕櫚状の毛に包まれ、横に連なります。葉は長さ20-30㎝の線形で、葉身は扁平。8-10月、30-50㎝の花茎を伸ばし、先端の散形花序に白い小花を多数付けます。花被片は長さ5-6㎜の狭長楕円形で先が尖ります。秋に蒴果を生し、1室に1-2個の種子が入り、熟すと3裂し、長さ3.5㎜程の黒い扁平な種子を出します。 青葉山周辺では、民家跡等に見られます・・・
ニラ 薄霧
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ユウガギク(柚香菊)
2022/09/03(Sat)
   きょうは、曇り時々雨が降りました(20.5~24.5℃/東南東風)。
  道端に、ユウガギク(キク科)が咲いていました。疎らな咲き方でしたが、小弾きの様な雫を乗せて、繊細な白菊が一層優美に見えました。東北~近畿の山地~平地の草原や田畑、池沼周辺、道端等に普通に生育する、草丈50-150cmの多年草です。長い地下茎があり、葉は薄く長さ7-8㎝幅3-4㎝の披針~卵状長楕円形で互生し、3-4対に切れ込んで、短毛がありざらつきます。葉の基部は楔形で葉柄はありません。7-10月、茎頂に径約2.5㎝で白~薄青紫のの頭花を付けます。舌状花は14-16枚で、中央に黄色い筒状花が集合して半球状になります。痩果は長さ2-3㎜の倒卵形で、稜に剛毛、面にも腺毛があります。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
ユウガギク おはじき
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ハナイカダ(花筏)の果実
2022/09/02(Fri)
 きょうは、晴れたり曇ったりで、一時小雨が降りました(22.5~28.6℃/北風)。
 道沿いのハナイカダ(ミズキ科)に、実が生っていました。葉の上ちょこんと乗って、如何にも食べてけらい!と言っている様で、一つ口に含むと、未だ甘さより苦みがかっていました。北海道南西部~九州の山地の、湿った陰地等に生育する落葉低木です。雌雄異株の花は淡緑色で、雄花は数個、雌花は1-2個、共に葉の中央に付きます。これは、葉腋から出た花序の軸が葉の主脈と癒合したものと考えられています。名は、葉の中央に付く花や実を、筏に人が乗った姿に見立てたものですが、散った桜の花弁が水に流れる様をも「花筏」と言い、その様をこの花の咲く様に準えたとの説もある様です。青葉山では、沢周辺等に見られます・・・
ハナイカダ 長沼付近
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チュウダイサギ(中大鷺)
2022/09/01(Thu)
  きょうは、曇って時々雨が降りました(22.1~29.6℃/南東風)。 
  川に、ダイサギ(サギ科)がいました。脚全体が黒く、仙台周辺で繁殖し冬はより南方へ渡るものもいる、亜種チュウダイサギ(脚の脛節~跗蹠の一部が黄色いのはオオダイサギ)でしたが、広瀬川の広瀬にぽつんと、長い首を益々長くして、何かを探していました。雌雄同色。成鳥夏羽は嘴が黒く、目先が青く、飾羽がありますが、冬羽では嘴が黄色く、飾羽は殆どありません。アオサギと比べてやや小さく、オオダイサギはやや大きく、両亜種共に、河川、湖沼等で、魚、両生類、蟹、昆虫等を捕食し、繁殖期には、サギ科の仲間同士で寄り集まり、コロニー(鷺山・森)を作る習性があります・・・
チュウダイサギ 広瀬
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ゆきかえる