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アメンボ(水黽、水馬、飴坊)
2023/08/31(Thu)
  きょうも、晴れて暑くなりました(26.4~34.4℃/南南東風)。 
  池の水面に、アメンボ(アメンボ科)が沢山いました。オオアメンボやヒメアメンボもいましたが、一番多いのがこの、ナミアメンボとも言われる当種。餌が多いのか、涼みたいのか、池畔寄りの木陰に大勢集まって、波紋を作りながらスイスイ滑り回っていました。北海道~沖縄の山野の、流れが無いか緩やかな池沼、田圃、河川等の水面に生息する、15mm前後のアメンボで、カメムシの仲間です。3-11月に出現し、水面に浮かびながら、落下した小昆虫等を捕らえて体液を吸います。脚の先端は水を弾き、素早く移動する事ができて、長距離を飛んで移動もします。名は、飴の様な甘い匂いがある事に由来。青葉山では、各水面に極普通に見られます・・・
アメンボ 仲の瀬から
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アオゲラ(緑啄木鳥)♀の首振り
2023/08/30(Wed)
   きょうも、大体晴れました(25.9~33.3℃/南東風)。
   赤松の枯木に、アオゲラ(キツツキ科)がいました。赤帽なしの雌で、ケッケッと鳴いていましたが、何かが近くに飛んでくると、急に頭を右に左に降り出して、どんどん上に登って行きます。木葉で良く見えませんでしたが、もう一羽もアオゲラ♂なのでしょうか? こんな時季に求愛かどうかは分かりませんが、とても楽しそうに踊っていました。日本固有の留鳥で、3亜種が本州~屋久島に分布しますが、亜種アオゲラは本州の亜高山帯~低山の森に生息する、全長30cm程の大型の啄木鳥です。背は灰緑~緑褐色で、頬と後頭部に入る赤色が特徴で、雄は頭頂~後頭部、雌は後頭部のみが赤くなります。繁殖期は5-7月で、巣は木の幹に穴を掘り、一夫一妻の雌雄で抱卵、育雛します。昆虫類に食害され始めた木々を助け森を蘇らせる為、森の医者とも呼ばれます。青葉山には数多く生息し、日々森林生態系保護の為にも活躍してくれています・・・
アオゲラ♀の首振り 展望所から
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ノブキ(野蕗)
2023/08/29(Tue)
  きょうも、晴れて暑い一日でした(26.2~32.9℃/南南東風)。
  道端のノブキ(キク科ノブキ属)に、花が咲いていました。微風の抜ける、暑さも漸く収まった暗い林床に、詰草を思わせる花房が、キラキラと星形の小華を煌かせていました。北海道~四国の山地の木陰や谷間等に生育する、高さ50-80㎝の多年草です。葉には長い葉柄があり、葉身は三角状腎形で裏面には白い綿毛が密生します。フキの葉にやや似ていますが、葉先がやや尖り葉柄に狭い翼があるので見分けられます。8-10月、花茎の先に円錐花序を生じ、頭花の周りに雌花、中心部に両性花があり、両性花は結実しません。雌花の花冠は長さ1.5㎜、広鐘形で4-5裂し、退化した葯があります。両性花の花冠は白く筒状で長さ2㎜、5裂して裂片は長さ1㎜。痩果は長さ6-7㎜、棍棒状で、先端付近には柄のある腺体が多くあり、他物に粘り着き散布されます。青葉山では、道沿いの所々に見られます…
ノブキ 落日光
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ホソミオツネントンボ(細身越年蜻蛉)
2023/08/28(Mon)
 きょうは、晴れて猛暑になり、今夏の最高気温になりました(25.9~36.8℃/西風)。
 沢沿いの道に、ホソミオツネントンボ(アオイトトンボ科)がいました。青変しない未熟な?♀と思われましたが、猛暑の下、森底の暗がりをふわふわと漂い、良さそうな場所を見つけると、静かに止まって揺れていました。朝鮮、中国等に分布し、日本では北海道中部~九州の低山地の水草の多い池等で見られる、体長35-42mmの細身のイトトンボです。成虫は3-12月に出現し、普通は成熟すると♂♀共に青変しますが、夏まで褐色のままの♀や、生涯褐色のままの♀もいます。名は、細身のオツネントンボ(殆どの蜻蛉が幼虫または卵で越冬するのに対し、成虫で越冬=越年(エツネン)する事に由来)の意。暖地性で、東北では産地が限られる希少種ですが、青葉山では、オツネントンボと共に比較的普通に見られます…
ホソミオツネントンボ 猛暑の崖山
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コシアキトンボ(腰空蜻蛉)
2023/08/27(Sun)
   きょうは、曇り時々晴れました(25.7~32.3℃0/南東風)。
   池に、コシアキトンボ(トンボ科)がいました。何匹も飛んでいて、気が付けば雌が、水面に何度も尾を打ち付けて、池畔で産卵していましたが、直ぐ近くの雄は、その様子を眺める様に、木の枝に静かに止まっていました。北海道〜九州の丘陵~平地の林縁の湖沼や緩やかな流れの澱みに生息する、体長40-49mmのトンボです。成虫は5-9月に出現し、溜池等の水面近くを活発に飛び回り、複数個体で縄張り争いもします。雄は全身が黒く、腹部の白い部分が目立ちます。白い部分に黄色味があるのが雌又は若い個体です。青葉山では、周辺池沼等に普通に見られます・・・
コシアキトンボ 秋の空?
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ボタンヅル(牡丹蔓)
2023/08/26(Sat)
    きょうも、晴れて暑くなりました(25.8~34.0℃/南東風)。
   道沿いの藪に、ボタンヅル(キンポウゲ科)が咲いていました。いつまでも続く猛暑の下、霜の結晶や夜空の群星の様に輝く銀花は、とても涼しげで、真夏に爽やかな花々が多いのが、何故か不思議な感じでした。本州~九州の他、朝鮮、中国等の日当たりの良い所に生育する、有毒の蔓性多年草です。蔓の長さは2-4m程になり、長い葉柄を持つ葉は1回3出複葉で対生し、小葉は長さ3-6cmの卵形で縁は鋸歯状になります。8-9月、茎先や葉腋から3出集散状の花序を出して、径1.5-2cmの白い花を多数咲かせます。痩果は長さ約4mmの卵形で、開出毛があり、その先に1-1.2㎝程の羽毛状花柱が残ります。青葉山では、林縁や草原等に普通に見られます・・・
ボタンヅル 夕暮れ
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ナミアゲハ(並揚羽/アゲハ、アゲハチョウ)
2023/08/25(Fri)
   きょうも晴れて、暑くなりました(25.9~33.9℃/南南東風)。
   林縁の道沿いに、ナミアゲハ(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)がいました。はらはらと飛んで来て、木の枝先に止まりましたが、飛び方が変なので良く見ると後翅の片方が無くて、健気な美しさが増している様でした。朝鮮、中国等に分布し、日本では北海道〜沖縄の山地〜平地や、都会周辺にも生息する、前翅長35-60mmのアゲハチョウ科の代表種です。成虫は、3-11月に出現し、春に発生する個体(春型)は夏の個体(夏型)よりも小さい。翅は黒地に黄白色の斑紋や線が多数入り、後翅には水色や橙色の斑があり、尾状突起内側には橙色の円形斑があります。様々な花の蜜を吸い、水溜や湿地、海岸に飛来して吸水します。幼虫の食草は、ミカン、カラタチ、サンショウ等のミカン科植物。冬は蛹で越冬します。青葉山では、成・幼虫共に山椒の木等に見られます・・・
キアゲハ 真直ぐ道
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カノツメソウ(鹿爪草)
2023/08/24(Thu)
  きょうは、晴れてとても暑くなりました(26.0~34.2℃/放射能汚染水放出開始の最悪日/南東風)。
   道沿いに、カノツメソウ(セリ科)が咲いていました。日暮れても30℃を超える酷暑の森蔭に、霞草にも似た白銀の小花が、とても涼しげに煌いていました。北海道~九州の、山地の林内に生育する、高さ0.5-1mの多年草です。日本固有種。茎は細く直立し、上部で疎らに分枝します。 葉は互生し、根出葉や下部の葉は2回3出複葉で、株の葉は3出葉です。小葉は長楕円形で質は薄く、上部に鋸歯があり先は尖ります。8-10月、茎頂に複散花序を付け、白く小さな不同5弁花を多数咲かせます。果実は分果の卵状楕円形です。名は、根の形が鹿の爪に似ている事に由来します。青葉山では、真夏の暗い林下に普通に見られます・・・
カノツメソウ 半月
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オオチャバネセセリ(大茶羽挵)
2023/08/23(Wed)
  きょうも、晴れて暑くなりました(22.6~33.6℃/南風)。
  道沿いに、オオチャバネセセリ(セセリチョウ科)がいました。汗が噴き出るギラギラの陽射しの下、元気に飛び回る小さな妖精の、螺鈿の透かしが、ちょっびりだけ涼しげでした。東アジア(ロシア沿海地方、朝鮮、中国等)に分布し、日本では基亜種が、北海道~九州の、高山~丘陵に生息する、前翅長16-21mm のセセリチョウです。成虫は6-10月に出現し、林の周辺や草地で見られ、羽音を立てて素早く飛び、花で良く吸蜜します。全体に茶色く、イチモンジセセリに似ますが、後翅の白紋が一直線でなくてジグザグしているのが特徴です。幼虫は、タケ科植物やススキ等を食草とし、幼虫のまま越冬します。嘗ては都市近郊にも多い普通種でしたが、減少傾向にあります・・・
オオチャバネセセリ すすき
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ツリガネニンジン(釣鐘人参)
2023/08/22(Tue)
   きょうは、大体晴れました(26.1~33.2℃/南東風)。  
   道端に、ツリガネニンジン(キキョウ科)が咲いていました。嘗てない暑さが続いていますが、薄紫の小鐘が風に震えると涼し気で、既に初秋の風情でした。北海道~九州の他、サハリン、クリル等の、山地の草原、林縁や池・川の堤等に生育する茎高0.4-1mの多年草です。茎は殆ど分枝せず、切ると乳液が出ます。根生葉は丸く長柄がありますが、その後の茎葉は長さ4-8㎝の卵状楕円形で鋸歯があり、楕円形で葉柄が殆ど無い、3‐4枚の輪生葉となります。8‐10月、茎頂に円錐形の花序を出し、1~数個の花が輪生してやや下向きに付きます。鐘形の花冠は淡紫~白く、長さ1.5-2㎝、で 先は5裂してやや広がり、花柱は花冠よりやや突き出し、先が浅く3裂します。萼裂片は線形で長さ3-5㎜、縁に1-4個の小鋸歯があります。青葉山では、 明るい草地等に見られます…
ツリガネニンジン 牛越から
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カワラナデシコ(河原撫子)
2023/08/21(Mon)
 きょうは、晴れ時々曇りました(26.1~33.6℃/南南東風)。
 道端に、カワラナデシコ(ナデシコ科)が咲いていました。最近又見かけなくなっていましたが、乾いた路傍に幾株か、正に撫子色の可憐な花が健気に佇んでいました。本州~九州の他、沖縄の久米・渡名喜島や朝鮮、中国等の、日当たりの良い草原や河原等に生育する、高さ30-50cmの多年草です。茎は根から叢生して、節が膨らみます。長さ4-7cmの葉は対生し、線~線状披針形で先は鋭く尖り、基部は茎を抱き込みます。6-9月、茎先に径4-5cmで淡紅色、時に白色や淡紅~白混色の花を付けます。萼片は3-4cmで、苞は3-4対あり、花弁は5枚で、先が糸状に細裂します。雄蕊は10本、雌蕊は花柱2本あります。秋の七草の一つで、古典園芸植物の一でもあり、万葉の頃より多くの歌に詠まれて来ました。名は、河原に生える「撫し子(愛おしい子の様な花)」の意。全国的に減少していて、岩手等各地のレッドリストに記載されていますが、青葉山では明るい草原や路傍等の所々で見られます・・・
カワラナデシコ 赤く重い空
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コカマキリ(小蟷螂)の子供
2023/08/20(Sun)
  きょうは、大体晴れました(25.9~34.6℃/南南東風)。
  道沿いの薊に、コカマキリ(カマキリ科)がいました。翅が小さくて5齢位の幼虫と思われましたが、こんな目立つ所で逆さになって、黄緑の目でじっと見られてしまいました。本州~九州の他台湾等の山野の林縁の草叢、草原、都市部等に広く生息する体長♂36-55mm、♀46-63mmの小型のカマキリです。成虫は8-11月に出現し、地表を歩き回って、様々な昆虫等を捕食します。体色は褐色や薄い紫褐色ですが、稀に緑色や赤褐色のものがいます。前胸腹板には黒色帯があり、前脚の基節と腿節内側にはそれぞれに黒い模様があります。 敵に出会うと、死んだふりをする事があります。青葉山では、草地等に普通に見られます・・・
コカマキリの子供 三日月二つ
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アカソ(赤麻)
2023/08/19(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇って、晩方に雨が降りました(26.1~33.8℃/西南西風)。
  道沿いに、アカソ(イラクサ科ヤブマオ属)の花が咲いていました。紅い小道に毬々の小花が連なって、小雨に濡れて、磯巾着の様にも見えました。北海道~九州の他中国に分布し、山野の林縁や谷筋等のやや湿った場所に生育する、高さ50-80cmの多年草です。名の通り、茎と葉柄は赤くなります。葉は対生で粗い鋸歯があり、明瞭な脈が3本あって、葉先が深く切れ込んで3裂し、中央裂片が尾状に尖るのが特徴です。8-9月に、茎先に雌雄同株の尾状花序を形成し、淡黄白色の雄花序を下方の葉腋に、赤みを帯びた雌花序を上方の葉腋に咲かせます。名は、茎等が赤味を帯びる麻(ソ)に似た草の意。青葉山では、湿り気のある道端等に普通に見られます・・・
アカソ この木
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マイコアカネ(舞妓茜)♀♂
2023/08/18(Fri)
 きょうは、晴れ時々曇り時って、一時雨が降りました(26.9〜33.1℃/南東風)。
 林縁の道沿い、マイコアカネ(トンボ科)がいました。初め、赤い雄に目が行きましたが、実にゆっくり動いていて、良く見ると♀と共に交歓中で、猛暑の中益々暑くなりました。朝鮮、中国、ロシア等に分布し、日本では北海道~九州の丘陵~平地の、挺水植物の繁茂する池沼・湿地に生息する、体長32-38㎜の小型の赤トンボです。成虫は7-11月に出現しますが、アキアカネやノシメトンボよりやや遅れる傾向があり、生殖期は9-10月に活発化します。名は、雄の成熟個体の顔が(青)白くなり、これを舞妓さんの白い顔に見立てました。全国的に池沼、湿地が減少すると共に、当種も減少しています。青葉山では、池沼周辺に普通に見られます・・・
マイコアカネ♀♂ 光射す樹
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キツネノカミソリ(狐の剃刀)
2023/08/17(Thu)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした(25.3~33.3℃/南東風)。
  道端に、キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)が咲いていました。暗い森に木洩れ陽が一筋射して、丹色の花が、狐火の様に灯っていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の、明るい林床や林縁等に自生する多年草です。早春の他草のない頃に、狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせ、周囲に草が生い茂る夏に一旦葉を落します。盆前後に30-50cm程の花茎を伸ばし、枝分れした先に雌雄同花の、橙色で花弁6枚の花を3-5個咲かせます。花被片は長さ5-8㎝、雄蕊は6本。結実するものと、しないもの(三倍体、2n=32)があります。ヒガンバナと同様に、有毒植物です。青葉山では、 林内の一部や草原等に見られます・・・
キツネノカミソリ 青い空、暑い日々
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ヤブデマリ(藪手毬)の果実
2023/08/16(Wed)
  きょうは、曇って一時雨が降りました(26.7~31.4℃/南東風)。
  林縁ヤブデマリ(スイカズラ科)に、実が生っていました。何時になく猛暑のお盆、道に沿って点々と、まるで送り火かの様に、赤々と燃えていました。本州~九州の他、朝鮮南部、中国、台湾等の、山野の林縁、谷沿い等に生育する、樹高3-4mの落葉小高木です。葉は対生し、10cm程の長楕円形で、葉先は尖り全縁。5-6月、やや黄色を帯びた小さな両性花が集まる花序の周囲に、白く大きな5枚花弁の装飾花が縁取ります。装飾花は無性花で、5枚の中の1枚が極端に小さいのが、ムシカリ等近似種との相違点です。夏に赤い実を付け、秋には黒紫色に熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ヤブデマリの実 檜谷
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ナツズイセン(夏水仙)
2023/08/15(Tue)
   きょうは、晴れたり曇ったりで、一時雨が降りました(26.2~31.6℃/南東風)。
   車道沿いに、ナツズイセン(ヒガンバナ科)が咲いていました。勿論植えられたものですが、森中に忽然と、華やかな桃花達が、今夏も周囲に異彩を放っていました。中国に広く分布し、日本では本州~沖縄の主として人家近くの里山周辺に生育する、古く中国からの帰化植物と考えられている多年草です。地下に鱗茎を持ち、秋から翌年の春にかけて水仙に似た葉を出し、真夏に鱗茎一つに対して一本、60cm程の花茎を伸ばし、8月中~下旬にピンク色の花を咲かせます。花茎が伸びる頃には葉は残っておらず、花茎と花だけの姿となります。有毒植物。青葉山では、藪地等の所々に見られます・・・
ナツズイセン 突然の雨
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トゲツヤヘラクチイシアブ(棘艶箆口石虻)
2023/08/14(Mon)
 きょうは、曇り時々雨が降りました(26.4〜33.1℃/南風)
 道端の木の葉上に、虻が止まっていました。良く見れば、漆黒の甲冑を身に固めた様なトゲツヤヘラクチイシアブ(ムシヒキアブ科)が、ギラギラとした眼差しで、キバラヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)と思われる?亀虫を捕え、黙々と食べているのでした。本州〜九州に生息する体長13~20㎜の真黒なムシヒキアブ。 成虫は7~9月に出現し、他の昆虫を捕食。 複眼間が大きく陥没し、胸部は無毛で黒く艶があり、2対の不明瞭な白条状凹みがある。 頭部、胸部縁には白や金色の長毛が密生、腹部には白線がある。脚にも毛が密生、腿節が大きく膨らみ脛節に刺状の黒毛が生える。名は、口吻が長三角形で箆に見える事に由来。黄腹縁亀虫は、本州~九州に生息する体長14-17㎜のカメムシ。成虫は4-11月に出現し、名の通り腹部は黄色く、上面は黒く地味ですが、腹部周辺の縁部分が黄と黒の縞模様。幼虫は前翅が短いので、黄色い腹部が剥き出しになり目立つ。成・幼虫共に、マユミ、コマユミ、ニシキギ、ツルウメモドキ等の(特に実の)汁を吸う。青葉山では、ニシキギ等の葉や実の上に見られます・・・
トゲツヤヘラクチイシアブとキバラヘリカメムシ 一本道
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八月観(視)察会
2023/08/13(Sun)
  きょうは第2日曜の観(視)察会の日(24.2〜32.1℃/南東風)。と言っても8月は「会」としてはお休みで、いつもは記録を主として有志と共に歩いたり、動植物調査会をしているのですが、今回は急な事情により開始が大分遅れ、連絡もできなかった事により、定時組と別班に分かれての実施となりました(ご迷惑をかけてしまった皆さん、本当にご免なさい<(_ _)>)。
 昨晩から雨が結構降った事から、森はしっとりと、又その分蒸し暑さも増して、一時秋の虫の声が勝ったかと思われた野山は、煩い位の蝉時雨(ミンミンゼミ、アブラゼミ、エゾゼミ、ツクツクボウシ他)で、大学構内にはノウゼンカズラ、サルスベリ等々、池には水蓮が咲き、ショウジョウトンボやシオカラトンボ(♀♂交歓中)、コシアキトンボにオオルリボシヤンマも飛び交っています。車道沿いにはオオハンゴンソウやクサギ、森には、コバギボウシやダキバヒメアザミ、キンミズヒキやヒメキンミズヒキ等の他は、花はとても少なめでしたが、あちこちの樹液の木には、大物は観られなかったものの、スジクワガタやコクワガタ、クロカミキリ、多くのカナブン(アオカナブンやクロカナブンも)、サトキマダラヒカゲやクロヒカゲ等の蛇目蝶の仲間、チャイロスズメバチ等の蜂、ウシアブ等の虻や蠅に、艶々のオオゴキブリ♀、ヤマナメクジ等が見られました。少ないながら花々では、オナガアゲハやクロアゲハ、カラスアゲハ等が吸蜜していましたし、道々シマヘビやニホンカナヘビが通り過ぎたり、何故か?大きな笹上で寝ている?タゴガエルもいました。あちこちにベニウスタケ等杏茸の仲間が良く目立ち、沢沿いの藪をチャッチャと言いながら潜り行くミソサザイも印象的でした。きょう目当てとしたかった蘭類には行き着けませんでしたが、その代わり、別班では貴重な冬虫夏草のハチタケを見つけたり、イトヒキミジンアリタケやガヤドリナガミツブタケも見られました。ヤマボウシの実を食べるアオオサムシや、スズメバチ!を食べるシオヤアブを観られた方もいました。汗をかきかき歩いても、森の風は涼しく、水辺での一時も、心癒されるものでした。
ノウゼンカズラ シオカラトンボ♂♀ ヒルガオ 森の食堂
 他に花では、ホツツジ、ナガバノコウヤボウキ、オニドコロ、ミゾソバ、ツルリンドウ、ノギラン、アオヤギソウ、ヒルガオ、ハエドクソウ、シラヤマギク、ヒヨドリバナ、オトギリソウ、カノツメソウ、ツクシハギ、ミヤギノハギ、ボタンクサギ、アベリア等が咲いていました。果実では、トチバニンジン、コウスノキ、ウワミズザクラ、シラキ、トチノキ、クリ、ツチアケビ、ヒトツボクロ等が見られました。昆虫では、ゴマダラカミキリ、ミルンヤンマ、アカサシガメ、コミスジ、ルリシジミ、スジグロシロチョウ、ヒグラシ、ベッコウハゴロモ(成虫と幼虫)、ムクゲコノハ、ホシスズシロエダシャク、マユタテアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボ、リスアカネ他。クモではオナガグモ等、キノコでは、ヒメカバイロタケ、シロホウライタケ、フクロツルタケ、シロオニタケ、ヒナアンズタケ、アンズタケモドキ等、動物では、あちこちにいたヤマアカガエル、イノシシ痕跡、テンの糞、カモシカやクマ他の痕跡等に出会いました。野鳥では、ウグイス、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、トビ等を確認しました。
 きょうは、緊急事態と連絡不行き届きの所為で、十分な会とはなりませんでしたが、夫々、日頃見る事の無い種と出逢えたり、倒木等含めて、中々歩かない猛暑中の真夏の森の様子も観察・視察し、今後の対応の検討もしました。暑いと言っても森は、水辺は勿論、街に比すれば数段も涼しく(自然の冷気!)、人々の癒しの場としても、益々貴重な場となって行くものと思いしました・・・
ダキバヒメアザミの道 カナヘビの子供 ガヤドリナガミノツブタケ コバギボウシの道
 次回9/10(日)は、キノコ中心の観察会を予定していますが、萩類。キク科の花々等動植物の通常の観察もします。又、素晴らしい出会いを期待しましょう・・・
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アケボノシュスラン(曙繻子蘭)
2023/08/12(Sat)
きょうは、雨後曇って、晩方に又雨になりました(23,8~28.4℃/南風)。
  森の谷間に、アケボノシュスラン(ラン科シュスラン属)が咲いていました。叢に紛れる様にひっそりと、曙色に染まった花弁が雨に濡れて、暗い森影が匂い立つ様でした。本州~九州の、山地の林内に生育する高さ5-10cmの多年草です。茎の基部は長く地面を這い、各節が粗い髭根を出し、上部は斜めに立ち上がります。2-4㎝の葉は、下部に4-5枚互生して付き、縁は波打ちます。8-9月に、茎先に1cm程の淡紅紫色の花を、3-7個固まって付けます。名は、花の色を朝の空に譬え、光沢ある葉の質感を繻子(サテン)に見立てました。青葉山では、沢沿いの一部に見られます・・・
アケボノシュスラン 坂道
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サトキマダラヒカゲ(里黄斑日陰蝶)
2023/08/11(Fri)
   きょうは、晴れたり曇ったりで、一時雨が降りました(24.7~32.1℃/南南東風)。
   小楢の木に、サトキマダラヒカゲ(タテハチョウ科)がいました。樹液の木を取り囲む様に、他の日陰蝶と共に大勢いて、木の葉の様に散らばったり、一斉に集まったりを繰り返していました。北海道~九州の、山地~低地の森林周辺に生息する、前翅長26-39mmの蝶です。日本固有種。成虫は5-8月に出現し、樹木周辺を活発に飛び回り、樹液に良く集まります。地色は黄褐色で、表面は褐色味が強く、裏面は黄色っぽく、両面に斑紋が入ります。ヤマキマダラヒカゲと酷似していますが、前翅表面黄斑に入る黒点の数や後翅基部寄りに入る紋様の差異等で判別します。幼虫の食草は、ササ、タケ類で、蛹で越冬します。青葉山では、林内に普通に見られます・・・
サトキマダラヒカゲ 対岸から青葉山
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イタチナミハタケ(鼬波稜茸)
2023/08/10(Thu)
  きょうは、晴れ時々曇りました(25.2~32.1℃/南東風)
  道端の倒木に、イタチナミハタケ(マツカサタケ科ミミナミハタケ属)が生えていました。味噌パンか何かの様な、如何にも美味しそうな茸ですが、試しに齧ると苦みや辛みもあって、毒は無いのに惜しいなと思いましました。夏~秋に主に広葉樹の枯木や倒木に重なり合って群生する、傘径2〜3cmの小~中型菌です。傘は半円~扇形で柄は無く、表面は基部から中央にかけて軟毛を密生してビロード状になり、色は初め淡褐~淡黄褐色で後に褐色。襞は淡褐~灰褐色で密~やや疎で、襞縁は鋸歯状です。肉は薄いが強靱で、辛味があり、乾くと硬くなります。食不適。名は、傘の色合いと襞の様相に因ると思われます・・・
イタチナミハタケ 道
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コクワガタ(小鍬形)
2023/08/09(Wed)
  きょうは、曇り時々雨が降り、一時晴間もありました(25.7~32.0℃/南南東風)。
  樹液の出ている小楢の木に、コクワガタ(クワガタムシ科)がいました。カナブンに混じって、案外に何頭もいて、中には、「小」とは思えぬ立派な者が、一人夕風に吹かれていました。東アジアに広く分布し、日本では北海道~九州等の、主に低山帯の雑木林に生息する体長♂17 - 54.4㎜、♀21.5 - 33㎜の小-中型のクワガタムシです。成虫は5-9月に出現し、クヌギやコナラ、ミズナラ、ヤナギ、オニグルミ等の樹液に昼夜集まり、朽木中に潜み、灯火にも集ります。卵~成虫の期間は約2年で、幼虫は各種広葉樹の朽木で見られます。スジクワガタ等に似ていますが、大顎前方に内歯を一つだけ持つのが相違点で、内歯が全て消失した小型個体もあって、且ては「ヒメクワガタ」として別種と考えられていました。青葉山では、長い期間に最も普通に見られるクワガタです・・・
コクワガタ 回光返照
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ユウガギク(柚香菊)
2023/08/08(Tue)
   きょうは、雨後晴れたり曇ったりでした(24.1~31.2℃/南東風)。
  道端に、ユウガギク(キク科)が咲いていました。藪の暗がりに白々と、楚々とした白菊が、正に優雅に戦いでいました。東北~近畿の山地~平地の草原や田畑、池沼周辺、道端等に普通に生育する、草丈50-150cmの多年草です。長い地下茎があり、葉は薄く長さ7-8㎝幅3-4㎝の披針~卵状長楕円形で互生し、3-4対に切れ込んで、短毛がありざらつきます。葉の基部は楔形で葉柄はありません。7-10月、茎頂に径約2.5㎝で白~薄青紫のの頭花を付けます。舌状花は14-16枚で、中央に黄色い筒状花が集合して半球状になります。痩果は長さ2-3㎜の倒卵形で、稜に剛毛、面にも腺毛があります。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
ユウガギク 青葉城の七夕
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クズ(葛)の花
2023/08/07(Mon)
   きょうは、晴れ後曇りました(22.1~29.0℃/南南東風)。
   道沿いに、クズ(マメ科)の花が咲いていました。緑の葉に覆われながら、七夕の、薬玉の様な濃赤紫の花々が、強い芳香を放っていました。北海道~九州の他、中国~東南アジアに広く分布する蔓性の多年草です。葉は3出複葉で、小葉は草質で幅広く大きく、地面を這う蔓は、節から根を出して根付きます。根は非常に深く、長芋状になります。8-9月、穂状花序が立ち上がり、赤紫の豆花を咲かせます。果実は枝豆に似て、やや小型。根から取れる澱粉(葛粉)は葛根湯になり、茎の繊維からは葛布も作られます。青葉山では、藪地等に普通に見られます・・・
クズ 割と涼しい
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コアシナガバチ(小脚長蜂)とヤブカラシ(薮枯)
2023/08/06(Sun)
  きょうも、晴れてとても暑くなりました(25.4~34.6℃/南風)。
  車道沿いのヤブガラシ(ブドウ科)に、コアシナガバチ(スズメバチ科)がいました。いつも巣作りや芋虫狩りの様子を見ますが、きょうは案外数多く、あちこちで様々な花蜜を啜っていました。全国の山地〜平地に生息するアシナガバチの仲間。成虫は4-11月に出現し、体長11-17㎜程で、全体が黒く赤褐色と黄色の斑紋がある。小型だが、攻撃性はやや強く、人家の軒下等に営巣し、巣が柄から一方向に伸長し、上向きに反るのも特徴。幼虫の餌は主に鱗翅類の幼虫で、捕えた場所で肉団子を作って巣に持ち帰る。薮枯は、北海道西南部〜沖縄の藪等に生育する蔓性多年草。茎に稜角があり、托葉は卵状三角形で、膜質。葉は互生し、鳥足状の5小葉からなる。6〜8月、扁平な集散花序を作り、花は径5mm、花弁4、卵状三角形、淡緑色で平開。雄蕊4、葯は長楕円形。花盤は平らに広がり、初め紅色、後に橙色に変わる。子房1、花柱1。液果はほぼ球形で黒熟。種子は広卵形で長さ4mm。関東以西の2倍体のものは良く結実するが、東日本に多い3倍体のものは結実しない。名は、薮を覆って木を枯らしてしまう程の旺盛さがある事に由来。 別名はビンボウカズラ他。どちらも明るい藪等で普通に見られます…
コアシナガバチ 樅の多い山
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シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)♂
2023/08/05(Sat)
  きょうも、晴れてとても暑くなりました(26.2~35.7℃/南東風)。
  池に、シオカラトンボ(トンボ科)がいました。猛暑の下、元気に飛び回っていましたが、良く見れば水辺にじっと止まったままの者もいて、流石に暑気疲れかと思いました。北海道~沖縄の他、ロシア、中国、朝鮮等の、山地~平地の湿地や溜池、田圃等に生息する中型のトンボです。名は、雄が塩を吹いた様な体色になる事に因ります。4月中頃から現れて10月頃まで見られ、幼虫(ヤゴ)で越冬し、10齢以上を経て羽化するとも言われています。成虫・幼虫共に肉食です。体色は、稀に雌でも雄と同じ「シオカラ型」になりますが、眼は緑です(雄は青い)。青葉山では、周辺池沼等で、普通に見られます・・・
シオカラトンボ 青葉山から花火
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シロテングタケ(白天狗茸)
2023/08/04(Fri)
   きょうは、晴れてとても暑くなりました(25.7~35.1℃/南東風)。
  道沿いに、シロテングタケ(テングタケ科/テングタケ属)が生えていました。暑~い陽射しが、涼しい筈の森底まで届いて、折角の真白い肌も、日焼けをし過ぎた様に見えました。夏~秋、全国の山地~平地のアカマツ、コナラ林、シイ、カシ林内等の地上等に散生~群生する、傘径6~10cmの大型菌てす。傘は釣鐘~平開し、後中央がやや窪み、表面は白く、粉状物質に覆われ、湿時にはやや粘性があり、淡黄土色の大きな膜状破片(幼菌時の外皮膜)を付着します。襞は離生襞し密で、白~淡クリーム色。柄は、長さ10~13cmで白く、表面は粉状で鍔は傘縁から垂れ下がるか、消失しやすく、普通柄には残らず、基部にはやや不明瞭な壺があ壺ります。毒成分を持つとされる。試食などしてはならない。有毒ですが、一部地域によって食されることもある様です。 青葉山では、特に夏に良く見られます…
シロテングタケ 暑いけど涼しい森
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シシウド(猪独活)の花
2023/08/03(Thu)
  きょうは、晴れて暑くなりました(25.7〜33.6℃/南東風)
  道沿いのシシウド(セリ科)に、花が咲いていました。真白い花玉が四方に広がって、猛暑の下でも、天空の銀河の様な爽やかさでした。本州~九州の他、中国等の山地の日当たりの良い草地等に生育する高さ1-2mの大形の多年草です。葉も大きくて互生し、2-3回3出羽状複葉で、裏面の脈上に毛があり、小葉は長楕円形で先は尖り細かい鋸歯があります。葉柄基部は鞘状に膨らみます。8-10月に、径50cm程の複散形花序を作り、白い小花を開きます。青葉山では車道の法面等の草地で見られます・・・
シシウド 夕焼入道雲
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オオハンゴンソウ(大反魂草)
2023/08/02(Wed)
  きょうは、晴れて暑くなりました(24,8~34.9℃/南南東風)。
  車道沿いに、オオハンゴンソウ(キク科)が咲いていました。鮮黄の花々が熱風に揺れ、この猛暑の下でも、向日葵の様に耀いていました。明治期に北米から渡来した帰化植物で、全国の道端、荒地、畑地、河川敷、湿原等様々な環境に生育する、高さ50-300cmの多年草です。根株から茎を叢生し上部で分岐し、下部の葉は長柄があり5‐7深裂し、裂片には粗い鋭鋸歯があります。上部の葉は短~無柄で互生。7‐9月に、茎先に細長い花弁10-14枚程の黄色い花を、やや垂れ下げて咲かせます。痩果は長さ5mm程で、冠毛は突起状。青葉山では、車道沿い等で普通に見られます・・・
オオハンゴンソウ 涼しい森
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ゆきかえる